(株)田中製作所 文書番号 QR-011
頁 1/1
表題 工程管理規定 発行日 1999-10-1
改訂副番
改訂日
1.目的
本規定の目的は、工程管理の手順を明らかにすることである。
2.責任
工程管理の責任は常務にある。
3.工程の管理
(1)制作指示
毎朝当日以降の制作分に対する制作指示書は総務課より発行され、工
場長もしくは製造担当者に渡されるれる。工場長、不在の場合は製造
担当者は、各制作部門に制作指示書を手渡す。、追加などによる注文
を受注した場合は、総務課より工場長、もしくは、製造担当者に追加
分の制作指示書が手渡される。
(2)材料の確認
制作担当者は、制作指示書を確認し、材料の有無を確かめる。不足材
料がある場合には、その材料名を口頭で工場長に報告する。工場長の
報告に基づいて、専務もしくは常務は、不足材料の発注を行う。必要
材料が在庫されている場合は、制作にとりかかる。
(3)制作の実施
制作指示書を確認後、制作担当者は段取り替えを行う。段取り替えが
終わり次第制作を開始する。
NC旋盤での制作には、資格認定され担当者がプログラムを呼び出す。
ただし、工具摩耗補正作業については、資格認定者以外でも作業でき
る。ボ-ル盤での制作には、汎用治具、専用治具、規格タップ・ドリ
ルを使用する。ネジ切盤での制作には、規格タップ、専用治具を使用
する。
(4)工程内検査
制作担当者は、制作指示書および図面に記載された形状寸法、公差な
どを「工程内検査規定」に基づいて検査を実施する。検査結果を「工
程内検査表」に記入する。現物見本を用いることもある。
不合格品は、明確な表示を施し、指定の置き場所に分離する。
(5)工程および製品特性の監視・管理
制作工程中および工程内検査中に予期しない品質異常が発生した場合
、制作担当者は「不適合品報告書」を作成し、常務もしくは工場長に
提出する。対策、処置を検討、実施し、その結果を「不適合品報告書
」に記入し、専務に報告し処置を決定する。「不適合品報告書」の審
議・不適合品の再審ならびに是正処置は、別に定める「不適合品管理
規定」により行う。
ただし、通常に行われる段取り替え時に発生したロス(検査対象と
しない不合格品)には、この規定を適応しない。
(6)識別
制作担当者は、顧客コ-ドとコンピュ-タの連番でロット番号をきめる。
一注文書に記載された個数を一ロットとする。
4.設備の管理
制作担当者は、「設備管理規定」に基づき始業前点検を行う。常務は「設備
管理規定」に基づき定期点検を行う。
|目次|