品質とは従来から得られていた水準、あるいは業界内での競争相手との相対的位置で決まる。また、品質水準は、顧客要求・要望の分析および業務分析の結果から作成された達成目標に基づいて定められるものである。 |
レベル5 | ・ 企業は、製品とサービス面での功績が認められ業界もしくはその他の団体 から表彰を受けている ・ 他社からベンチマークとして情報提供の要請を受けている ・ 改善活動が完全に定着し、その結果は向上傾向を示している ・ 多角的なベンチマーキングを実施すると、多くの分野で世界的に高い水準にある ことが判明している ・ 供給者も表彰を受け、その受賞には企業との関係が役立っている
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レベル4 | ・ 顧客は、原則的に企業の品質保証体制に信頼を置き、十分に満足している ・ 業界を対象にしたベンチマークによって、企業の品質管理・保証体制全般に おいてより優れた実績を示している ・ 企業の全般に亘って絶えず能力が改善されている ・ 製品の内部監査はまれにしか行われていない ・ 品質改善の実施は、製品・サービスのみならず、安全、環境、その他のアウト プットにまで及んでいる ・ プロセス能力インデックス(PCI)はすべての重要製品・サービスのパラメーター に対して2以上となっている
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レベル3 | ・ 顧客は、顧客要求を満たしうるプロセス(製造工程など)に満足している ・ 顧客満足度を測定する手法を採用し、その結果は改善傾向を示している ・ 信頼できるデータに基づく市場占有率は高くなっている ・ 顧客調査によると、企業の達成した実績はよい傾向を示している ・ 「むだ」そのもの、また「むだ」になる得るものが洗い出され、対処することが 企業組織で行われている ・ 製品および顧客に無関係な要求事項(地域社会、政府・公共機関、従業員、 株主、組合)がきちんと見極められている
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レベル2 |
・ 重要な製品に対しては統計的手法を用いて品質管理が行われているが、管理能力 は足らない ・ 主なる達成目標に対して全般的に改善傾向が見られる ・ 改善傾向の悪い達成目標は、洗い出され、分析し、理解されている ・ 業界実績との比較調査は定期的に実施されている ・ 顧客満足を左右する要因は一応洗い出されている
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レベル1 |
・ 重要なパラメーターに対する実績とその傾向を明らかにし、それを是正処置の 優先順位を決定するために用いられている ・ 顧客からの苦情は減少していて、一顧客当たり年間一件以下となっている ・ 問題点は明らかとされ、その対処には再発防止が目的となっている ・ 製品・サービスのアウトプットとしての品質およびその均一性は向上している し、信頼性も高められている ・ 「むだ」と品質の悪さに最も影響する要因は、徐々に取り除かれつつある
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レベル0 | ・ ほとんどの製品は規格に合格している ・ 製品検査によって不適合が摘出されている ・ いろいろな実績は毎年変わらない ・ 製品・サービスは顧客要求からずれていると知ってはいても、価格面を重視し、 購入している ・ 製品品質の相対的地位はついての情報は散発的にしか入手されず、そのほとんど は顧客からのものである ・ 「むだ」が、マネージメント上の問題となるのは、「むだ」が過剰となり目立つ ようになったときだけである ・ 不合格品を低価格で、むりやり販売している
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