クオリティ面では業界のリーダー的地位を確保するために、短期および長期二つの実行計画があること。『クオリティ・プランニング』は全体の事業運営計画に組み入れられている。 |
レベル5 | ・ 長期(10年と5年)計画がある。定期的(1−2年毎)に見直しが なされている ・ 全組織層が統合事業運営計画に貢献している ・ 計画の修正は必要に応じて直ちに実施され、時期がくるまで放置されている ことは決してない ・ 『クオリティ・プランニング』の作成プロセスは絶えまない改善がなされている ・ 全従業員は、事業運営計画を進めて行く強い意志を持ち、将来の企業実績に 対して自身を持っている ・ 目標設定にはベンチマーク手法を採用し、世界の(業界の)リーダーと比較対照 している。しかも、新しいベンチマーク手法についての調査は絶えず行われ ている
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レベル4 | ・ 事業運営計画に採用されている戦略は、データ情報とその分析結果、 ベンチマークとしての競合他社、自社の能力評価、目標に対する達成率を基に 作成されている ・ 内部の達成実績の評価に当たっては結果よりプロセスを重視している しかも、プロセスを改善することが事業運営の本質となっている ・ 顧客および供給者とのパートナーシップは事業羽運営計画の作成に大きく 反映されている ・ 『クオリティ・マネージメント』は事業運営計画のいろいろな面に組み込まれて いる。したがって、『クオリティ・プラン』は別途に作成されているものの、 小さなモノとなっている ・ 人的資源の活用計画は、事業運営計画と密接に連結されている
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レベル3 | ・ 事業運営計画は、『方針展開』(日本の目標管理と似ている)のプロセス を経て作成されている ・ 短期と長期の計画は混成されているが、不自然ではない ・ 日々のマネージメント活動は事業運営計画の内容に関連づけられて行われている ・ 事業運営計画はマネージメントの通常の仕事としている。したがって、計画作成 の最終期限が決められたいやな仕事とはとらえていない ・ 供給者からの要望事項は計画作成時に配慮されている ・ いかなる従業員も事業運営計画の主要部分を容易に知ることができる ・ 現時点での顧客が将来要望している来るであろうと思われる内容、また今は 顧客ではないが、今時点で彼らが望んでいる事項・内容までも計画に組み入れ られている ・ 計画作成面でのプロセスの評価・改善は規則正しく実施されている
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レベル2 | ・ 企業の達成使命は全員に明らかになっている ・ 事業運営計画は、達成目標とともに企業のクオリティ改善と合体されている ・ 優先順位は明確で、人的および資金などの資源配分が適切に配分されている ・ 計画作成プロセスの改善に役立つ手法は全社的にいつも模索されている ・ 現在の顧客が要望していることはマネージメントの理解と同じであり、 事業運営計画にきちんと組み入れられている ・ 外部から入手できる情報に基づくベンチマーク手法を用いて達成目標が設定され ている
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レベル1 | ・ 『クオリティ・プラン』は作成されているが、事業運営計画とはかけ離れた ものとなっている ・ 事業運営計画を参照しながら日常業務は行われているが、優先順位の面で無理が 生じた時に、しばしば解決策を作らずにそのまま放置している ・ 達成目標は現実的に設定されているが、達成手段は必ずしも確立されていない ・ 事業運営計画は部門長と中間管理職だけが見ることが出来るものと制限されて、 しかも用語は全組織を通じてコミュニケーションする際に適切でなく、 理解しにくいものが用いられている
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レベル0 |
・ 事業運営計画は限られた量の顧客情報を用いて、しかもお粗末なプロセスで作成 されている。したがって、顧客が本当に要望していることとはかけ離れている ・ 種々の計画は文書化されているが、本箱かファイルに収納されているのみで、参 照することはほとんどない ・ 改善を進めていく計画案は資本投資を伴うか、追加資源(例、人員増)を必要と するものに限られている ・ 種々の計画案はトップダウン思考である ・ 社員は達成できなかった理由説明に夢中で、実績向上のために没頭していない ・ 各人は一部の計画を実行する意志を持っているが、組織そのものはすべての全て の計画を実行に移すつもりがない ・ 達成目標はいろいろなプロセス・手法でもって作成されているが、情報分析の結 果に基づいて作られていない
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