レベル5 持続可能 |
内外の機会とリスクに関連する顧客のニーズ、法令・規制要求事項、自社の経験および情報は収集され、持続可能性のインプットとして熟考されている。
ミッション、ビジョン、戦略および目標の定期的な見直しは、内外の事業環境の分析と経験を通じて持続可能性に必要な能力があるかを決定するために実行されている
戦略的方向性は、自社に必要な能力と現在保有しているそれとのすべてのギャップをうずめている。そして、組織のギャップをよく理解した上で機会とリスクは明確にされている。
戦略は、持続可能性を目指した組織と結果を経営する主要な手段となっている。
戦略には、組織に卓越した結果をもたらす企業を狙った特定の利害関係者に関連した特定の方針と目標が包含されている。
組織の主たる指標は、競争優位性を維持するために絶えずベンチマーキングされている。
組織は、目標と持続可能性を達成するために必要なる経営資源を計画し、提供している。
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レベル4 革新的 |
組織を改善し、機会とリスクを見極めるために企業環境がモニターされ、分析されている。
内外の環境機会とリスクに関連した顧客のニーズ、法令・規制要求事項、自社の経験および情報は収集され、持続可能性のインプットとして熟考されている。
戦略には、すべての利害関係者を考慮に入れ、組織の有効性と効率を改善するために継続的に見直されている。
ミッション、ビジョン、戦略および目標の定期的な見直しは、改善と改革に必要な能力があるかを決定するために実行されている
ギャップの確認とリスク管理には十分な考慮がなされている。
組織は、目標を達成するために必要なる経営資源を計画し、提供している。
コミュニケーションプロセスは効果的であり、効率的である。また、効果的な学習を容易にするために他の組織との接触を行うことも含まれている。コミュニケーションは、改革のための結びつきとネットワークを構築することを支援している。
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レベル3 適応性あり |
組織は、公式にミッション、ビジョン、戦略および目標を明らかにしている。企業環境、ニーズおよび戦略にしたがって組織の適応性を確認するために定期的な見直しは実行されている。
戦略には、主たる利害関係者に対し十分なる配慮がなされている。
目的は、戦略と提携し展開されている。組織は、継続的改善手法を実施したことがある。
組織を改善し、機会とリスクを見極めるために企業環境がモニターされ、分析されている。
組織は、コミュニケーションと改善のためのインプットとしてフィードバックを得るための機会を確認したことがある。
プロセスと構成は明らかにされシステムとしてみなされている。
組織は、戦略にしたがって、目標を達成するために必要なる経営資源を計画し、提供している。
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レベル2 能動的 |
組織は、ミッション、ビジョン、戦略および目標を明らかにしている。
戦略の意図は、財務的な結果、法令・規制上の要求事項および顧客満足に限定されている。
目標は、組織の戦略と連携している。
経営者は、品質マネジメント・システムに関する方針を組織全体に伝達している。
事業環境についてのモニタリングと分析はある程度行われている。
組織は、顧客、供給者、利害関係者および人々とのコミュニケーションを奨励している。
プロセス、経営資源および構成は明らかにされ、実施され、戦略に従って定期的に見直されている。
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レベル1 初歩的 |
組織の焦点は、経済的な結果、製品の性能にあてられ、ある程度ではあるが法的な要求事項にも焦点を置いている。時々何かが起こった時に行動する以外は、組織の環境には配慮されていない。市場からの情報は体系的に収集されていないし、組織は変化を予測する能力もない。
組織は、正式の戦略を明らかにしたこともなく、業績と経済的な目標を単に掲げているだけである。部門の目標も戦略と連携していない。
コミュニケーションは、財務、法令・規制要求事項にだけ適用している。しかも、必要となった時だけ行うだけである。
プロセス、経営資源および構成は体系的に明らかにされていないし、計画もされていない。業務、責任および承認権限は明確でない。
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