夜行列車の座席指定券４　〜座席指定券のルール〜

夜行快速列車には座席指定券の事前購入が必要です

夜行快速列車に乗車するには、かならずあらかじめ座席指定券を購入してください。また、人気列車ゆえ座席指定券を購入できないこともあるかと思いますが、このような場合には基本的には乗車を諦めてください。座席指定券を購入せずに乗車することは重大なマナー違反であり、場合によっては途中駅で強制下車などの措置がとられる場合があります。

また、座席指定券が早々に売り切れることも多々ありますので、人気列車に関しては早めの座席指定券の購入をおすすめします。予定がはっきり決まっていないような場合でも、予定が変わったら払い戻すくらいのつもりでとにかく座席を押さえておくくらいのほうがいいのではないかと思います。

あと、時々払い戻しで空席ができることがありますので、時々みどりの窓口に通えば運良く空席が１席２席出ることもあります。ただし必ず出る…というものではありませんのでご注意ください。

一人２席確保はＮＧ

隣に人が来るとうっとうしいとか広々使える…とかいう理由で一人で２席分の座席指定券を購入したい気持ちは分からないではないですが、これは規則により禁止されています。指定席を使いたいという人の機会を奪う行為ですので避けてください。

座席指定券の払い戻し

夜行快速列車の座席指定券の払い戻しは、指定席に記載された乗車駅を発車する時刻までであれば駅のみどりの窓口や精算所、ＪＲの指定券を取り扱っている旅行会社で可能です。払い戻し手数料は３４０円ですので、５３０円の指定席であれば１９０円返ってきます。手数料が結構大きく面倒に感じるかもしれませんが、あなたが払い戻すことで他の誰かが列車に乗れるようになります。使わなくなった座席指定券は払い戻すようにしてください。なお、閑散期の３３０円の座席指定券は払い戻してもお金は返ってきませんが、不要であれば窓口に返すようにしてください。また、下に示す「変更」という手もありますので参考にしてください。

座席指定券の変更

夜行快速列車の座席指定券は、１回に限り無手数料で変更することができます。変更可能先の列車はその時点で発売しているＪＲ列車の指定席で、区間や日付の変更だけではなく、別の夜行快速の座席指定券、さらには全然関係ない特急の指定席特急券（自由席は不可）への変更も可能です。この際、値段の不足がある場合には追加が必要ですし、余りがある場合には返金されます。なお、１度変更をした指定券については再度の変更はできません。さらに変更が必要な場合には一度手数料を払って払い戻したのちに再度買いなおしになります。「変更」のルールを利用すれば、いらなくなった座席指定券を払い戻すときに利用予定の列車に変更をかければ、実質的に無手数料で払い戻すことができることになります。