メガCDの音楽ファイルをパソコンに取り込む2014年07月06日(日)
今回の日記はかなりマニアックな話ですが、役に立つ人がいれば…と思って備忘録として書きます。

先日、ネットを見ていたら、メガCDの中にデータとして入っている音楽データを、Windows用のWaveファイルに変換できるというような話を発見。

そもそもメガCDとは20年以上前にセガから発売されたゲーム機。そもそも当時花形のゲーム機といえば、任天堂のスーパーファミコンであり、その裏でメガドライブというゲーム機がセガから売られていました。そして、メガCDというのはメガドライブにくっつけてCD-ROMのゲームソフトを動かすというさらにマイナーハード。とは言いつつ名作ソフトもいくつか売られていたのですが…。

で、見つけたサイトによると、パソコンでメガCDのソフトを読み込むと中のファイルが読み込むことができ、その中にあるPCMという拡張子のファイルが音楽データだそうな。Windows用のWaveファイルに変換できるソフトなるものが紹介されていたのですが、相当古いプログラムで、最近のWindows 7では残念ながら動かず…。代わりのプログラムを探して実行してみると、何かそれっぽいものにはなったものの、超高速再生になった上にノイズも混ざりまくり…。

その後、Windows用のWaveとは何物なのかを調べてみると、こんなサイトこんなサイトを発見。WaveファイルとはPCM形式のデータにヘッダを付けた形式であること、C言語で書いた簡単なプログラムで編集できることがわかり、後者のサイトに書いてあったプログラムを参考に色々実行してみることに。超高速再生されるのは、使ったソフトで書きこまれるビットレートの情報が現在標準的な48kHzになっていたからで、メガCD標準の8kHzとヘッダに書いてやると速度は正常になりました。

最後、ノイズが混ざる件についてデータを読み込んでみると、マイナスの数値がおかしくなっていることが判明(詳しくはこのあたり参照)。これを補正してやるとようやく懐かしい音楽がスピーカーから聞こえてきました。

今回使ったプログラムのソース(C言語)はこちらで、バイナリファイルはこちら。コマンドプロンプト上で
conv_final.exe [変換したいファイル] [出力ファイル]
とすると、Waveファイルになります。とはいえなぜかWindows Media Playerでは読み込めず、SonyのMP3プレーヤーに付属のxアプリだと読み込むことができました。

はたしてこの文章が役に立つ人がどのくらいいるか分かりませんが(たぶんいない?)、変換すべく数時間格闘した記録を残しておくほうがいいかなと思ってこの文章を残すことにしました。
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