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別払いで特急に乗る

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旅行記をチラッとみていただければ分かるのですが、管理人自身、結構な頻度で18きっぷでの旅行を実行しています。当然行き当たりばったりで出かける訳ではなく、前もって綿密に計画を立てて出発するのですが、普通列車同士の接続というものは決して良いものとはいえない現実があります。普通列車は地元の方の日常利用を前提としたもの。普通列車を利用して長距離移動するという発想自体ある意味異端なので仕方のないことですが、それでもあの電車に乗れたらもっと早く帰れたのに・・・とかいうことも多々あります。で、そんな時どうするか。管理人自身は早起きして早く出発したり、家にたどり着くのが遅くなるのを我慢したりして普通列車・18きっぷにこだわるのですが、もう1つの考え方として、お金を奮発して特急列車に乗るという手法もあります。ここでは、18きっぷ旅行で特急に乗ることについて紹介します。

18きっぷ利用時に別払いで特急列車に乗ることは、「ワープ」「ショートカット」などと呼ばれているようです。なんとなくイメージ湧きますよね。さて、このショートカットの際に忘れてはならないことは、18きっぷでは特急に乗れない・特急券を追加してもダメという18きっぷのルールです。このため、特急に乗るには特急券だけではなく、普通乗車券(普通の切符)も用意しなくてはいけません。実は結構この金額バカにならないんですよ。30〜40kmほどの短い距離でも1000円はしますし、50kmを超えると2000円を軽く超えて18きっぷ1回分の値段すらも凌いでしまいます。管理人は基本的にワープを実行しないというのもこのあたりに理由があります。ただ、どうせ18きっぷで十分元を取っているんだから少しくらい払っても楽したいという考え方もできますし、うまくワープを使えば少ない出費で大幅な時間の短縮になるので、こういうテクニックもあるということは頭に入れておいて損はないと思います。

さて、このワープを効率よくするためのコツのようなものですが、安く上げるためには特急に乗る区間を出来るだけ短くします。まず下の表を見てください。

距離自由席特急料金
50kmまで750円
50km超〜100kmまで1180円

この表は在来線の一般的な区間の特急料金で、場所によってこれより安い区間もあります。これをみれば分かるのですが、50kmを境に特急料金が430円も増えるので、ワープするならできたら50km以内に抑えたいということになります。さらに、これに加えて普通乗車券も必要です。主なところでは20kmで320円、50kmで840円、80kmで1320円とどんどん値段が上がっていきます。普通乗車券の値段は5km〜10km刻みで設定されていますので、できることならショートカットを使う距離はできるだけ短くすることがいいことになります。

さて、ショートカットをどこで使うかですが、これはケースバイケースなのでひとことではいえないのですが、一例として「普通の本数は少ないが特急はたくさん走っている区間」というのがあります。地元の人の利用の少ない地方の県境近辺で、数十km程度の区間の普通列車の本数が異様に少ないことがあります(例えば田沢湖線の雫石〜田沢湖・日豊本線の宇佐〜杵築・佐伯〜延岡など)。こういったところでうまく使える普通列車のないときに、ショートカットを使うと時間の短縮ができることがあります。具体的にどんな場合にショートカットを使えばいいかは、ご自身で時刻表を調べてみてください(あるいは管理人に直接メールなどで相談してください)



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