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時刻表の種類

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青春18きっぷで旅をしようと思ったら、ぜひ本屋さんに足を運んで時刻表を購入してください。時刻表は大抵どこの本屋さんでも扱っています。そうすると、大きいのから小さいのまでいろいろな種類のものが置いてあるのが目に付くかと思います。時刻表は大きいものほど情報量が多く、小さいものほど情報が削られていて、値段は大きいものほど高く、小さいものは安い…というのはなんとなく分かると思うのですが、ここでは18きっぷのプランニングにはどれを使えばいいのかを説明します。

300円〜500円程度の小さい時刻表は、長距離のビジネス・観光の旅行に最適化してあります。じゃ18きっぷで長距離を旅する私にうってつけ…なんて思わないでくださいね(笑)。当然ですが世間一般には長距離の移動は特急などの優等列車を利用するもので、こういう小さい時刻表には特急列車を中心に掲載してあります。逆に青春18きっぷで乗れる普通列車は主要駅のみ掲載だったり、掲載される電車が間引かれたり、完全に省略されたり…というふうになるので、青春18きっぷ旅行にはあまり使えません。

一方、大きい時刻表には、大都市の本数の多い区間などの一部を除き、全駅・全列車記載が原則になっています。つまり、特急も普通・快速列車も両方ちゃんと載っています。18きっぷの旅では普通・快速列車しか使えませんから、どうしても大き目の時刻表を使わないといけない、ということになります。

さて、それでは18きっぷでの旅行に使えると思われる時刻表を以下に挙げますので、本屋さんで買うときに参考にしてみてください。(値段は2014年6月現在です)

JR時刻表(交通新聞社)・JTB時刻表(JTB) 1183円

本屋さんで売っている時刻表のうち一番大きいやつで、文字通り大型時刻表とも呼ばれています。ジャ●プやマガ●ンなどの雑誌と同じくらいのサイズ…といえば分かっていただけるかな?大きいだけあって主要駅の着時刻・発着ホームなどの情報量も豊富で、地方の観光地に向かうバス路線、航路などの時刻も大まかながら掲載されています。ただ、でかくて重いので旅行中にもって歩くにはやや不便です。

なお、JR時刻表とJTB時刻表では内容にはあまり差はありません(というか掲載時刻が両者で違うと困ります(苦笑))。両者で一番大きく違うのが路線の掲載順序です。例えばJTB版に慣れている人がJR版を使うと途惑う…などということがあるので、どちらかに慣れている方はあえて乗り換えるメリットは小さいと思います。その他の特徴として、JR時刻表は特急・急行が赤で表示されているので18きっぷで乗れない列車が一目瞭然・JTB版と比べて発着ホーム・入線時刻などのデータが充実しているという点、JTB時刻表はJR以外の交通機関の情報がJR版と比べて充実しているといったところでしょうか?初めて時刻表を購入される方は、どちらか気に入ったほうを買えばいいと思います。

大型の時刻表
大型の時刻表(写真はJR時刻表)

コンパス時刻表(交通新聞社) 679円

こちらは中型とも呼ばれるもので、さっきの大型時刻表と比べてコンパクトサイズで、それでも都市部の一部の路線を除いて全駅・全列車掲載されています。旅行中に持ち歩くにも便利かと思います。

ただ、大型時刻表の半分くらいのサイズに大型時刻表と同程度の情報を”詰め込んでいる”ために、大型時刻表と比べるとやや不親切な掲載方法になっています。また、本文中には基本的に定期列車のみの掲載で、臨時列車が付録のページにまとめて掲載されているため、最適な乗り継ぎを見落としてしまう可能性もはらんでいる、という点には気をつけてください。また、JR以外の交通機関の情報も、飛行機・ハイウェーバス・長距離航路といったほんの一部以外は掲載されていません。

中型の時刻表
中型の時刻表(写真はコンパス時刻表)



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