◆ エミュレータの紹介にあたって(あるいはお断り) ◆ |
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「本物のPC Engineを所有しているのならば、エミュレータなんて必要ないよ」 PC Engineも、カタチある機械であり、いつの日か壊れて遊べなくなるでしょう。
実際、私は既に二台もDuoを潰してしまいました・・・(T-T) 今は、まだ何とかなるかもしれませんが、5年・10年先ではどうでしょうか?
それは、我々が「PC Engine」で、遊べなくなるだけのことではありません。 エミュレータは、劣化・破壊の心配がありません。 母体となるパソコンは全世界で販売されており、またOSも、 まったく無くなることはあり得ないでしょう。
ここで、「Micro Softが支配力を失ったら?」とか、つっこまないように。 エミュレータは「PC Engine」という「文化」を未来に向けて残し、そして伝えていくことが出来る、 究極かつ理想的な「PC Engine」なのです! Hu-Cardに関しては、著作権法の問題が残っていますが・・・。Ver.1.0では、SYSTEMCARD機能を内蔵予定の為、CD-ROM2は問題なくなる。
私がエミュレータを紹介したのは、こんな意図があったからなのです。
もっとも、各製作者にどんな意図が在って開発したかは不明ですが。 |
◆ Magic Engineとは何か? ◆ | ||||||||||||
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「Magic Engine」は、フランス在住のDavid Michel氏によりプログラムされた、
PC/AT DOS互換パソコン用の、PC Engine(TG-16)エミュレータです。 1999/10/6現在、バージョンは、0.91(DL可能なデモ版は0.90)となっています。 なお、このプログラムはシェアウェア($35または\4500)として公開されています。 | ||||||||||||
◆ どこで入手するのか? ◆ | ||||||||||||
作者のホームページから、デモ版がダウンロードできます。 デモ版(ZIPファイル)には、15分遊べるが、サウンド機能の無いバージョンと、 まったく遊べないが、サウンドがでるバージョンが同封されています。 これがあれば、「Magic Engine」がいかに素晴らしいものか理解できますので、 PC/ATユーザでしたら、試しにダウンロードすることを強くお勧めします。 また、作者に送金することによって、レジスト版(完全版)が入手できます。
注 作者に無断でレジスト版(完全版)がダウンロードできるサイトも
ちらほらと見受けられます。根性のある人は、そちらを探すのも手かもしれません。 | ||||||||||||
◆ 何がエミュレートされるか? ◆ | ||||||||||||
PC Engine Hu-Card及びTG-16 Turbo Chipが映像・音声(ステレオ)ともにほぼ完全に作動します。 しかし、若干のグラフィック関係のバグが残っているようです。 SUPER GRAFX専用ソフトも一応、起動します。(あくまでも起動する「だけ」。スプライト関係がダメダメ)
また、「CD-ROM2」「SUPER CD-ROM2」も動作可能です。 | ||||||||||||
◆ どんなマシンが必要か? ◆ | ||||||||||||
readmeでは、ペンティアム100MHzと、16MのEDO-RAMを搭載したPC/AT互換機推奨。 最低限486CPUと8Mメモリが必要。 と、なっていますが、このスペックでは遅くて使いものになりません。 動作確認した私の環境を以下に記しておきます。(カッコ内はチップ名等)
サウンドエミュレーションを切ると、古いスペックのマシンでもかなり快適に遊べます。 | ||||||||||||
◆ どうやってエミュレータを使うのか? ◆ | ||||||||||||
DOSプロンプト(またはDOS窓)で、「Magic Engine」のディレクトリを指定し PCE rom-image とすれば、起動します。"rom-image"は、実行させたいのPC Engineソフトのファイル名になります。 拡張子は".PCE"。他に".ROM"もありますが、".PCE"に書き換えればよい(はず)。
また、起動オプションとして、「CD-ROM起動」「解像度変更」「パッドON・OFF」等も存在します。 多人数同時プレイ可。(パッドならば、GRAVIS GRiP PAD系のみ?) DOS窓からであれば、IF-SEGA・MS SideWinderでも動作可能(要設定) |
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