- ファインダー その1
距離計のみ内蔵、ファインダー外付けという変態カメラ Bessa-T。
当方は 28mm/35mm/43mm/50mm/85mm の計5個のファインダーを所有しているが、
その中でも特に趣味的な物が↓コレ。
曇りガラスが素敵な フランス OPL FOCA の FOCANOX 5cm(!)ファインダー
以前、銀座松屋の中古カメラ市で見かけて一目惚れして購入したものである。
詳しいことは解らずに衝動買いしてしまった物だが、本家フランスの FOCAコレクター
サイト
によると、
"FOCANOX" と称されるファインダーの後期モデル(n°2717)であるらしい。
パララックス補正目安付きのアルバダ式で、
曇りガラスによる採光の為か明るく見やすいファインダーである。
ゴーストは ほとんど無いが、恐らくノンコーティングと思われる。
眼鏡をしていても ギリギリフレームが見えるが、裸眼の方が使い勝手はいいだろう。
中古市等でも あまり見かけないが、変態カメラ Bessa-T にはぴったりではないでしょうか。
なお、ファインダー倍率が低い HEXAR-RF でも 50mm を使用する際は装備させている。
この組み合わせも なかなか格好良かったりする。
- ファインダー その2
Bessa-T 購入当時、RF機は所有していなかったので、
外付けファインダーなんて物は当然無かった。
(初RF機がBessa-Tなのもどうかと思うが…)
お金に余裕もなかったので、とりあえず
matsumo氏のサイト
の方法、エピオンRVX のファインダーを使うことに。
ひねくれ者なので、
エピオンRVX
ではなく、
エピオン安全第一ファインダー
としてヨドバシに部品注文。
拡大ファインダー(説明書より)
の名称通り、大きくて実に見やすいファインダーである。
[ □ ]←こんな感じのアルバダ式 フレームを内蔵しており、他の外付けファインダーや、
一眼レフのファンダーと比較してみると、
視野全体で 28mm、
外枠で 35mm、
内枠で 45mm
程度と思われる。
逆光には弱く、光源を入れるとすぐにゴーストが出現してしまうが必要十分だろう。
元々工事用の為か、ハイアイポイント設計になっており、
眼鏡をしていても全く問題ない。
また、接眼部もゴム製で、眼鏡人間にはありがたい。
ちなみに、アクセサリーシューが かなり手前にあり、そのまま使用すると
ボディー後ろに出っ張っる為、
当方所有品は適当に改造を加えてボディー前面にぴったり合うようになっている。
プラむき出しのチープな外観ではあるが、
広く快適な視野が得られる良いファインダーである。
コイツと AVENON WIDE 28mm/F3.5 の組み合わせが貧乏くさくてお気に入りだったりする。
Bessa-T/Bessa-L使いなら持っていて損は無いが、Zeiss Ikon SW等には似合いません、多分。
- トリガーワインダー
Bessa-T 以降の Bessa シリーズはトリガーワインダーが使用できる。
が、巻き上げ機能自体は
正直、普通の親指巻き上げでもいいと思う。
しかし、ホールディングする際に、小指まで引っかかってくれるのが楽チンなので常用している。
フォクトレンダー純正として
BOTTOM GRIP
も存在し、さらにホールディングを高めることが可能であるが、
たかがグリップに \5,000(定価)も出費するのはアホらしいので購入しなかった。
そこで思いついたのが↓コレ。
イタリア manfrotto のゴム雲台
元々は小型カメラ向けの一脚用自由雲台であるが、その大きさがグリップにぴったり。
トリガー巻き上げも、さらなる高速操作が可能になる。
なんといっても値段が純正の半額以下!というのが財布に優しく嬉しい。
ただ、この雲台を付けたままではトリガーの出し入れは出来ないのが少々残念ではある。
MADE IN ITALY の彫り込みが男心をくすぐる素敵な逸品。
こんな物までイタリアで作っていたのではコストもバカにならないだろうと思っていたのだが、
案の定いつのまにかカタログから消えてしまった…。
こんな物もあるんだよ、と言うことで見かけたらぜひ使ってみていただきたい。
本来の使用方法である自由雲台としても使い勝手は悪くないと最後に添えておこう。
- アクセサリーシュー
Bessa-Tでは、軍艦部のアクセサリーシューには外付けファインダーを装備する為、
ストロボが装備できず、結局
こんな感じ
に、するのが簡単ではある。
フォクトレンダー純正として ダブルシューアダプター も存在するが(現在は生産完了)、
これまた
\6,000(定価)
と、なかなかにイイお値段である。
そこでこれも何とかしようと思いついたのが↓コレ。
LPL ツインシューブラケット L2493-1
メーカーの作成意図としては、ビデオカメラでガンマイクとライトを付ける為のモノ…らしい。
しかし、使用目的としては、純正のアダプターとなんら変わることがない。
そしてこれまた値段が
\1,500(定価)
と、とってもリーズナブルなのが魅力である。
まあ、純正と比較すれば、
ボディーをはみ出るくらい、横方向に長い
とか
高さもあって近接時のパララックスが心配
とか
ストッパーがないので前後に抜ける時がある
とか
トリガーワインダーの縦吊り時バランスが悪い
とか
それなりに欠点もあるが、まあ 安いし…
って、
こうして改めて文面にしてみると、なんだかメリットがあんまり無いような気がしてきた。
ま、こんなものもあるよー、ということで。
この項 07/07/17 追記