しのぶの戯れ言

日々の出来事から(1999)

12月1日(Wed): 風邪?

昨日の午後、突然鼻水が止まらなくなってしまいました。家に帰って鼻炎の薬を飲んだので、鼻水は朝には治まっていました。しかし逆に身体がだるく、一日ぼーっとしていました。おそらく薬の影響もあるとは思いますが、最近周りで風邪の症状を訴える人がいたので、とうとう自分もかかってしまったのでしょうか。幸い、熱とか喉の痛みはありません。症状が軽いのか、はたまた引き始めなのかは分かりませんけれど。こんな時は家でジッとするべきなんでしょうけど、運動以外に用事が合ったので、スポーツクラブに行きました。しかし一応着替えてみたものの、どうも動く気がしません。結局そこで会った知り合いとずっと話しをしていただけでした。熱がないのでお風呂にだけは入り、暖かい格好をして帰ってきました。金曜日は実家に行って法事があり、土曜日にはスカッシュの試合があります。それまでには体調を戻しておかないと。風邪は引き始めが肝心と言います。栄養をつけてよく睡眠をとることだとも。ちゃんと実行しようっと。

12月2日(Thu): お引越し

おぜき家のホームページは容量制限なしというAIRnetに置いています。これができるのはAIRnetの母体となっている会社が、RAIDという大容量ハードディスクを作っているメーカーだからです。また掲示板やアクセスカウンタを実現するCGIなどの自作ソフトも自由に使えますし、必要とあらばサーバーにtelnet接続して、直接ファイル操作をすることもできます。これだけ自由にやらせてくれるので、年会費が多少高くても他に乗り換えることができなくなってしまいました。先日、そのホームページを提供しているサーバーを移動してくれという申し出がありました。条件は変わらないのでそれはいいのですが、今でも25Mを超える容量があるので、その環境をそのまま移動するのが大変でした。ホームページに置いてあるファイルは全てパソコンの上にもありますが、細い家庭用の回線では全部転送するのに何時間かかるか分かりません。結局telnetでサーバーに入って、サーバー間でファイル転送をしてなんとか無事に引っ越しが終わりました。

12月3日(Fri): 一周忌

昨年末亡くなった、かみさんの祖母の一周忌でした。お寺で法要をして、その後お墓参りをし、その後家に戻ってお清めをするという段取りです。日野にあるお寺で行われる法要は12時から始まる予定でした。平日なので道路状況が分からないこともあり、余裕を持って相模原の家を10時前に出ました。つつがなく法要が終わって、次は所沢のお墓まで2時間のドライブ。木枯らしが吹く中、お墓参りを済ませ、次はかみさんの実家の田無までこれまた1時間のドライブ。順調に事が進んだので、予定していた時間よりは早く着きましたが、それでもやっぱり移動に疲れました。駅前の居酒屋でみんなでお清めをして、全ての予定が終わりました。その後、田無を後にして僕の実家の清瀬に行きました。どちらの実家にも御無沙汰なので、どうせなら両方に挨拶しておこうという魂胆です。それに明日は昭島でスカッシュの試合があるので、清瀬で一泊して、そこから行くことにつもりでした。それにしても車だとはいえ、一日動き回ってとても疲れました。

12月4日(Sat): 気弱

JR青梅線昭島駅近くにあるスポーツクラブで行われたスカッシュの試合に参加しました。清瀬の実家からは車で1時間程の距離です。去年も来たクラブですが、きれいでとても感じのよいところです。試合の方は、見ていた人からも後から言われたように、腕が縮こまった気弱な小さい動きしかできず、一回戦負けしてしまいました。仕方ないので、その後も試合運営のお手伝いをしながら他の試合を観戦していました。同じラケットスポーツながらスカッシュが他のスポーツと大きく違うととろは、同じ陣地内に相手がいるというところです。つまり相手がショットを打つ時は、自分はその邪魔をしないようにしなくてはなりません。もしボールを打つコースに立っていると、相手にポイントを与えてしまいます。その判断をするのはレフリーなのですが、中には必要以上にアピールをしてポイントを稼ぐ人もいます。それも作戦でしょうが、どうも好きになれません。でも、そのくらいふてぶてしくならないとだめなんですかねえ。

12月5日(Sun): 交通規制

家の周りは住宅街なのですが、表通りの裏道になっていて、かなり交通量があります。トラックなども入ってくるので、付近の住民としてはなんとかならないかと考えるところです。半年程前に近くに新しい広い道が通じたので、通り抜けの車が少なくなることを期待していたのですが、思ったよりは減っていません。逆に新しくできた道の入り口の交差点の見通しが悪く、事故も何件か発生しているとか。そこで、近辺の自治会らしき会で、状況の改善を警察に交渉しているようです。いるようですというのは、ここに越してきてからその会が発行するちらしがポストに入っているので様子は知っているのですが、実際どういう会なのかよく知らないからです。今朝、その会の方が、警察に提案している新しい交通規制に賛成して貰えないかと意見を聞きに見えました。あいにくその時僕はまだ寝ていたのですが、話しを聞いたかみさんによると、どうもその規制は片手落ちに思えたそうです。目的はいいと思いますが、その手段を考えるのは難しいみたいです。

12月6日(Mon): 氷

サウナに長い時間入った後や運動した後は、汗をかいて脱水状態になります。喉が乾いたと思った時はもちろん、そう感じる前から水分を補給することが必要なんだそうです。吸収のいいスポーツドリンクではなく、普通の水で十分です。でも、できることなら冷えた生ビールなんて最高ですけどね。生ビールと言えば、外で飲むビールは市価の2倍近くします。きめの細かい泡が乗ったよーく冷えたジョッキを傾けるのは家庭ではなかなか味わえないですから、それも仕方がないかなと思います。しかし、ソフトドリンクの類いの値段は不当に高くないですか?大き目のグラスに氷をたくさん入れて、ペットボトルに入ったお茶を注ぐ。一見なみなみ注いであっても、実際は大した量ではないはずです。あまりにそれがひどいと思う時、ウーロン茶を氷抜きで下さいと頼むことがあります。同じグラスに氷抜きで入れるとなると、通常の倍以上の量を入れないと格好つきませんからね。ちょっとせこいかも知れませんが、それが小市民の知恵なんです。

12月7日(Tue): 自家発電

スポーツクラブで運動する人の生み出すエネルギーは馬鹿にできないのではないでしょうか。エアロビクススタジオでは50人程の人が体内の脂肪を燃焼し、大量の汗と熱を生み出しています。空調をかけていないとスタジオ内がサウナ状態になってしまう程です。ランニングマシンやエアロバイクを使う人も多いですが、彼等は実際に運動エネルギーを生み出しているのではなく、同じように熱を発散しているだけです。ウェイトリフティングなどで重いものを持ち上げるのは力学で言う仕事をしていることになります。この無駄に捨てているエネルギーを有効利用したら面白いのではないでしょうか。実際、エアロバイクなどで、ペダルを漕いでできた電気を使ってスイッチが入るものもあります。これと同じ要領で、例えばシャワーや温水プールを暖めるのにスタジオの熱を使うとか、筋トレマシンの代わりに巨大発電機を動かして室内の照明をつけるとかね。えっ、そのエネルギーを仕事に当てろって?ごもっとも。

12月8日(Wed): クリスマス準備

クリスマスの季節が近づいてきました。街を歩いていてもクリスマスソングをよく耳にします。毎年新しい曲も作られているのでしょうが、定番と言われるものは毎年流れています。夏の曲を出すより、クリスマスソングのほうが印象深く残るので絶対お得だと思いませんか?クリスマスツリーに仕立てたライトアップもこの時期よく見かけます。電球を木につけてるのは木にはよくないらしいですけどね。家の周りにデコレーションをする人もいますねえ。暗い夜道に突然現れると、綺麗と言う前にびっくりすることもあります。地域によっては家々でそのデコレーションを競っているところもあるそうです。あれって、家の中にいて眩しくないんでしょうか?どちらにせよ、自分の家でそれをやる勇気は出ませんねえ。でも、僕も賑やかなのは嫌いじゃないですから、街が浮ついた雰囲気になるのをそれなりに楽しんでいます。今日も携帯の呼び出し音を季節限定でクリスマスソングに変えてみました。クリスマスが終わるまで一回も鳴らなかったりして。

12月9日(Thu): 居酒屋

最近、会社の帰りに飲んで帰ることは少なくなりました。フレックス勤務で、どちらかというと周りの人より早く出社して早く帰るからかもしれません。でも今日は、久しぶりに同期数人で集まって飲みに行きました。場所は秦野の香味亭。そこの常連となっている奴の発案です。何でも彼の誕生日に行ったらお酒を奢ってくれると言われていたそうで、実際、今日がその日だったので、本当に日本酒を御馳走してくれました。最近の大手居酒屋チェーンは、お手軽な値段でのそこそこのメニューを取り揃えていますよね。下手な定食やよりも充実しているかもしれません。でも手間のかけ方はやっぱり香味亭のような個人経営の店にはかないません。美味しいお酒に美味しいおつまみで、宴の席を飾りました。会社の同期となると話しの主題はやっぱり仕事の話になります。特に年明けに組織改編が控えているので、その話題もかなり出ました。会社では上下の関係がどうしても気になりますが、仲間内だとそういう気苦労もないからいいですね。

12月10日(Fri): 地ビール

地ビールが流行り出してからもう随分と経ちます。今でもあちこちで飲めます。家の近所では町田ビールと称してビアレストランを構えるBULL'Sという店があります。開店して以来なかなか行く機会がなかったのですが、今日初めて町田に買い物に行った帰りに寄ってみました。普通の居酒屋より値段が高いと聞いていましたので、抜かりなく事前にラーメン屋で腹ごしらえをしました。大抵どこの地ビール屋でも、3種類程度のビールを揃えています。ここもその御多分に漏れず、しかもその3種類を少しずつ味わうという味比べセットもメニューにありました。新参者としてはそれを頼まない理由はありません。しかし、3種類もあれば中には好みの味がありそうなものですが、どれも似たり寄ったりでした。僕には、地ビールはいわゆるビールとは違う飲みものとしか思えないのです。それはまだしも、ただひとつ残念だったのは、グラスに注がれた泡が消えるのが早かったこと。ビールはきめの細かい泡があってこそ美味しいのに。

12月11日(Sat): DDR

プレイステーションには、特定のゲーム専用のコントローラが各種あります。標準のコントローラでも遊べますが、専用のを使うとゲームセンターさながらの雰囲気が味わえます。その中のひとつで、ダンスダンスレボリューションという、ダンス系のゲームがあります。音楽に合わせて指定された通りのステップをいかに正確に踏めるかを競うゲームです。このゲームの専用コントローラは大き目のマットになっていて、実際にその上で踊ることができます。今日、そのゲームとマットを持って友達が遊びに来ました。何回かやってみましたけど、初心者にはなかなか難しいですね。みんなで床の上をどたばたやったので、家が揺れていたかもしれません。ところで、そのコントローラを使って他のゲームをすることはできないだろうかと考えました。例えばサッカーゲーム。選手を動かしたりシュートを打つのも足で操作することになります。簡単にはできませんでしたが、手で操作するより実際に動いているような気がして、変にリアリティがありました。

12月12日(Sun): 車検

年明けに5年目の車検が控えています。前回はさほど問題なく安く上がったのですが、今回はさすがに色々手を入れるところがありそうです。まあそれで安全が保証されるなら仕方がないですけれどね。最近、細かいところに不具合が出るようになってきました。今回はルームランプの電球が切れてしまってディーラーに直しに行きました。重大な故障ではないですが、暗闇に電気が付かないのは不便ですからね。幸いディーラーにストックがあり、すぐに電球を交換して貰いました。こういうところはいつも頼もしいです。しかも待っている間、珈琲を出して貰い、はたまた来年のカレンダーをどうぞと手みやげまで頂戴してしまうという待遇のよさ。しかし、肝心の修理代はたったの189円だったのだから、かえって恐縮してしまいます。本来なら担当セールスマンとしては、このタイミングに新車への乗り換えを勧めたいところ。しかし僕らが家を新築したということを知ってますので、それも言い出せないようです。車は10年は乗らないとね。

12月13日(Mon): DVDレンタル

パソコンと車は欠陥商品である。あんなに高価なのに、あれほど壊れるものは他にないという理由だそうです。なるほどと、うなずける場面は多々あります。パソコンは何でもできるというが、どれもこれも中途半端で、専用の機械を使った方がはるかにいいという意見もあります。音楽しかり、ゲームしかり、最近は電子メールもそうかもしれません。ところで、CR-ROMと同じような大きさで映画一本まるまる記録できる、DVD-ROMというメディアが徐々に店に並ぶようになってきました。ビデオテープと違ってデジタル記録だし、ディスクもLDみたいに大きくないし、DVDプレーヤーの値段も下がってきているそうです。パソコンもDVD-ROM対応を売りにするものも出てきました。それなりの性能がないと滑らかに再生することができないからです。でも、パソコンの小さなモニタで、映画を見る人っているんでしょうか?それとも何十万もする大画面のディスプレイを持っているのかなあ。レンタル屋さんにDVDコーナーができているのを見て、ふと思ってしまいました。

12月14日(Tue): 屋台ラーメン

屋台のお店はどうも気になって仕方がありません。相模大野の伊勢丹の前に、夕方から営業している屋台ラーメンがありました。美味しいという噂を聞き付けて、何回か足を運んだことがあります。寒い冬場でも脂が浮いたスープは冷めにくく、最後まで美味しく食べられたラーメンでした。このところ前を通っても姿を見ないので気になっていたのですが、実は近くに店を構えてそちらで営業しているらしいのです。ということで、場所もあやふやなまま行ってみることにしました。場所は駅前の相模大野銀座。人通りの減った夜の商店街を車でそろそろと進むと、ほどなく明るい店構えのラーメン屋「トシちゃんラーメン」の看板が目に入りました。近くに車を止め、カウンターだけの店に入ると、屋台にいたおやじさんが、昔と同じようにテキパキと働いていました。屋台時代にはなかったチャーシューメンは、柔らかいチャーシューが表面を覆いつくすように入っていました。スープの脂は以前より少なめでしたが、美味しくいただきました。

12月15日(Wed): プリンタのインク

年賀状作りを始めています。例によって自宅のMacで作り、プリンタで印刷するつもりです。年末はプリンタメーカーにとって最大のセールスチャンスですから、各メーカーから新製品が発売されます。各社の画質も違いもわずかなものになってきたので、ロール紙が使えるとかスキャナにもなるとか、それ以外の付加価値も色々増えてます。ウチのプリンタは熱転写式なので、最近のインクジェットプリンタように派手な進歩はありません。ですから4年くらい前の製品でもまだまだ現役です。ところで、よく3色のカラーインクが一体になっているタイプの物がありますよね。その中の一つが無くなっただけでも全部交換しなくてはならないから、勿体ないと言われます。しかし各色バラバラなのも面倒なものです。ウチのもそうなのですが、確かに微妙に色によって消費の度合いが違いますから、一つが切れると立て続けに他のも切れます。まとめて複数枚印刷しても、その度にインクを交換しないとなりません。プリンタから離れられなくなるんですよね。

12月16日(Thu): 脱力感

風邪とは違うと思うのですが、身体が疲れやすくて力が入らないことが時々あります。はりきってスポーツクラブに行って、さあと思って気合いを入れても身体が付いて来ないのです。まさに今日がそうでした。普通の生活をしていると、腕を上げて動かすってことあまりないですよね。せいぜい通勤電車のつり革を掴むくらいかな。僕はスカッシュやエアロビクスでよく使っているはずなのに、こんな時はそれさえもきついのです。スカッシュのラケットも重く感じるし、思いきりひっぱたいたつもりでもボールは全然飛ばないし。スポーツクラブは体力維持と気分転換のために行っているのですが、こんな時は余計にストレスが溜ってしまいます。仕方がないので、運動もそこそこに引き上げてお風呂に行きました。広い湯舟にゆっくりつかるとそれはそれは気持ちがよい。普段は慌ただしくシャワーだけで済ませることが多いのですが、こんな日はゆっくり身体を暖めてから家に帰りました。でもどうしてでしょうねえ。風邪とは違うと思うのですが。

12月17日(Fri): 箱根

年末も近づき、身体も芯から冷えるようになったこの週末、箱根の温泉に行きませんかと誘われて断わる理由はありません。どうせならということで、金曜日からお休みを取って行くことになりました。相模原から箱根は渋滞が無ければ車で1時間ちょっと。朝の渋滞が終わった頃に家を出て、それでもお昼には湯本に到着しました。まず寄木細工の体験ができる工房に立ち寄ってから、仙石原に向かいましたた。この季節は紅葉も終わり、観光客も少なくなる時期だそうです。次に立ち寄ったガラスの森ミュージアムもすんなり入れてしまいました。最盛期には駐車場に入るのも大変なんだそうです。一歩中に足を踏み入れると綺麗に整えられた庭が目の前に広がり、ベネチアンガラスを展示した建物やガラスの小物の販売所などがところどころに配置されている素敵な空間でした。カフェではカンツォーネのミニコンサートがあって、クリスマスソングを聞きながら珈琲を戴きました。冬は日が短くあちこち見て回ることはできませんが、今日はなかなか充実していました。

12月18日(Sat): ハイキング

箱根二日目はハイキングです。湖尻に近い宿を出て、芦ノ湖の西側をぐるりと半周しました。登り降りは少ないのですが、それでも3時間程かかりました。この日はあいにくの曇り空。晴れていればもっと景色が楽しめたと思います。関所跡近くで昼食を取り、そこから大涌谷に向かうことになりました。さすがにもう歩くのはカンベンです。バスかそれとも遊覧船か。でも結局、タクシーを利用するのが時間的もお金的もお得でした。大涌谷は硫黄が吹き出す山肌で作るゆで卵が有名です。ひとつ食べれば7年長生きするという謂れを信じ、みんなでパクつきました。でも、友達の祖父はこの卵を食べてから3年で亡くなったそうです。宿はロープウェイの隣の駅、姥子に近く、大涌谷からも30分程で歩いて行くことができます。一日のハイキングの締めとして、みんなでてくてく歩いて帰りました。普段観光地でも車で移動してしまう我々ですが、今日は自分の足の力を再認識しました。

12月19日(Sun): 温泉

箱根で泊まったのは友達の会社の保養所です。社外の人でも社員が同伴すれば利用できるそうです。保養所ですから過度なサービスは期待できませんが、そのかわり値段は安いし静かだし、最高です。もちろんお風呂は温泉で、硫黄の臭いが漂う白濁したお湯でした。これがホントに気持ちがいい。夕食前にひとっ風呂、たんまり食べた後に再び暖まり、そして朝起きてからものんびり湯舟に浸かりました。宿の規模が小さいので、お風呂が混雑しないのもなによりでした。歩き疲れた足もよくほぐれました。最終日は去年も来た風祭のかまぼこ博物館に寄って、かまぼこ作り体験をしました。かまぼこと竹輪のかたち造りをするのですが、これがなかなか難しい。去年もへたくそでしたが、今年も相変わらず進歩は見られませんでした。その後は帰りの渋滞を避けるためにさっさと小田原厚木道路に乗って帰途に着きました。予想通り渋滞もなくあまりにもあっさり帰って来られたので、旅行から帰ってきた気分がしませんでした。箱根は近くていいところです。

12月20日(Mon): 冬の電車

寒さが厳しくなり、朝晩の通勤も辛くなってきました。ホームで電車を待っている時、通過電車の巻き起こす風が一際寒く感じます。しかし、一旦電車に乗ってしまえばこちらのもの。たいてい中はほどよく暖房が効いて、暖かい空間です。窓から差し込む夏場の朝日は暑くて仕方がないですが、冬場のそれは逆にポカポカして気持ちがいい。夏は陽の当たらない方を好んで座りますが、冬は逆になります。それに、冬場の角度の低い朝日を正面から浴びると眩しくてしようがないですからね。でもやはり、冬場は冬場なりの苦労もあります。一つは着膨れラッシュ。7人座りのシートが6人できつくなることもあります。また、あまりに混むと厚着がたたって汗ばんできて、車内がサウナ状態になるのもつらい。それから、席に座ったのはよかったものの、シートの下が異様に暑い時もあります。それは火傷してしまうのではないかと思う程なのですが、それでも座った席を譲るのがくやしくて、降りる駅まで我慢してしまうのが悲しいです。

12月21日(Tue): 面談

ウチの会社は12月が下期の締めにあたります。仕事の半期の終り毎に、その半年の仕事の成果を降り返って上司と個人面談をします。期初に決めた目標に対してどのくらい達成できたか、そして来期はどこに重点を置いて活動するかについて話し合います。そこで成果を点数化したものが個人の実績として登録されることになります。さて、今期はグループとして順調に成果が出たこともあり、個人面談も気楽な話し合いでした。いい正月を迎えられそうだねなんて話しがでて、来期も頑張ってくださいなんて言われたとき、ところでおぜき君は英語の方はできるんだっけと聞かれました。来期はお客さんと話しをすることも増えるだろうし、その相手も日本人だけとは限らない。英語ができないからといって話し合いを引き延ばす訳にもいかないから、そのことも頭に入れておいて下さいということでした。ただでさえ社外の人と話しをするのは緊張するのに、英語で話すなんてそりゃ厳しいです。度胸だけではなんともならないですよねえ。

12月22日(Wed): 伸び悩み

どのスポーツでもそうだと思うのですが、初心者から始まってある程度技術が身に付いた後に、伸び悩みを感じる時期があります。自分の能力の限界かもしれないし、はたまたいつの間にか自己流のくせが付いてそれが上達の邪魔になっているかもしれません。スカッシュに関して、自分では後者だと思っているのですが、まあいずれにせよ、今伸び悩んでいるのです。外部試合も初心者クラスから中級者クラスにステップアップしたのはいいですが、そこで一回戦負けが続いています。普段スポーツクラブで打ち合いをして楽しむのはできるのですが、どうせなら試合に出て勝ち進みたいという気持ちもあります。周りからも色々アドバイスを貰って日々練習しているつもりでも、なかなか思い通りには行きません。今日は久しぶりに長い時間スカッシュをする時間がありました。色んな人と打ち合いをして、勉強になりました。1月からいくつかの試合が予定されています。果たして出て揉まれるべきか、はたまた練習を積んで出直すか。今悩んでいます。

12月23日(Thu): ラグビー

秩父宮ラグビー場へ全国社会人大会の試合を見に行きました。今日は気持ちよく晴れ上がり、席が正面から太陽の光を受ける位置だったのでぽかぽかしていました。この日の試合は予選プールの二試合。リコー対九州電力と東芝府中対ワールドです。最初の試合は開始直後は拮抗していたものの、頑張っていた九電のディフェンスが破られ始め、終わってみればリコーの圧勝でした。個人的には早稲田出身のSH月田君が頑張っていたのがうれしかったです。二試合目は終始フォワードの前への出足がまさったワールドが、東芝のミスにも乗じて戦前の予想をくつがえして勝ってしまいました。東芝も最後に追い上げたので得点差は2点でしたが、それ以上に差はあったように感じました。秩父宮ラグビー場は観客席とグランドが近くて見やすい球技場です。今日もいろんな応援の声が飛び交ってました。「九電がんばれ」「そうだぁ」とか、「遠いところじゃなくて、こっち側でやってくれい」とか。生で見に行くとそういう雰囲気が面白いです。

12月24日(Fri): クリスマス

最近のサンタクロースは、煙突から家に入って子供の枕元にプレゼントを置くだけでなく、日中は街のあちこちに立ってクリスマスケーキを売るようになったようです。会社から帰る道すがら、ケンタッキーフライドチキンなどのファーストフードだけでなく、コンビニエンスストアの店先にも立っていました。あんなに働き詰めじゃぁさぞや忙しいことでしょう。今年はイブが金曜日に当たったので、我が家は何人かの友達と一緒に、家でささやかなクリスマスパーティーを開きました。いまさら夫婦水入らずで乾杯するのも照れくさいですからね。クリスマスキャンドルをテーブルに乗せ、クリスマスソングをバックにワインを飲みながら、ケンタッキーのパティーバレルを食べ、最後にプレゼント交換までしました。いつも遊んでいるメンバー同士ですが、クリスマスという雰囲気で集まると普段と違う面白いひとときを過ごせました。イエス・キリストの生誕という本来の意味とは別に、日本中が盛り上がるこの時期は楽しいです。

12月25日(Sat): 牛骨

家の近所に新しいラーメン屋さんができました。本厚木にも支店がある店で、入ったことはないのですがトンコツならぬ牛骨を使っているラーメン屋らしいです。店に入るとまず食券を買ってくれと促されます。メニューを見ると素ラーメンが300円です。しかし、のりのトッピングが100円なのに、のりラーメンは680円もします。これはどういうことだろう?席に座ると水はセルフサービスでお願いしますと書いてあります。店員が3人もいるし、客も多くないからサービスできそうだけどなあ。さらに食べ終わった器はカウンターの上に乗せてくれと貼り紙があります。まあそれもいやじゃないけど、よくよく注意してみてたら、客が帰った後カウンターの上を拭いていない様子でした。そういやダスターもどこにも置いてなかったしなあ。味の方は特に牛の風味は強くなく、よく言えばあっさり、ハッキリ言えば特徴がありませんでした。店には話題の行列できるの店が新規開店というポスターがありましたが、ホントに行列できるんでしょうか?

12月26日(Sun): 冬の風物詩

冬になると思い出す定番のものがあります。例えばみかん。これはこたつの上に山になって置いてなくてはなりません。そうそう、そのこたつも冬の定番ですね。こたつに首まで入って居眠りするのが気持ちいいんです。ただ、こたつは一旦入ると動くのが億劫になるので、我が家では石油ファンヒーターとホットカーペットを使っています。石焼き芋屋さんも見かけるようになりました。チャルメラのラーメン屋や豆腐屋が少なくなった今、流しで売り歩く商売は焼き芋か竿だけ屋だけでしょう。でも、石焼き芋屋さんって、シーズンオフは何をしているんですかね。石油の配達車もよく見かけます。今年から石油を買うようになったので気になるのですが、配達をしているのは何屋さんでしたっけ。ウチはガソリンスタンドに買いに行きますが、間違ってガソリンを売ってしまったというニュースもシーズンに何度か聞きます。感心しない話しですがこれも風物詩といえるのかな。年末を迎え道路の渋滞も激しくなっています。これもなんとかならないですかねえ。

12月27日(Mon): 仕事納め

職場には年間の出勤日を定めたカレンダーがあって、基本的にはそれに従って勤務をしています。しかし、年末は休みを取って早めに年末休暇に入る人が多い。今年のカレンダーでは28日が最後の稼動日ですが、今日はもうすでに半分以上の人が休みでした。いつもは賑やかな居室もこんな日はしんとしています。そんな中でみんなが気にしているのは、明日は何人来るのだろうかということ。明日も出勤する人は、仲間を見つけては安心していました。こんな感じですから、職場で納会といったものは成立しません。みんなそれぞれ残りの仕事のを片付けながら、ついでに机や実験室の整理をしています。ちょっと寂しいですね。僕自身はこの日が仕事納めだったので、最後に年明けにやらなくてはならないことをメモして帰ってきました。ウチの会社は一月から大幅な組織変更があり、誰しも所属が変わります。来年は忙しくなりそうだと上司からも言われています。それが吉と出るか凶と出るかわかりませんが、今はただ一年の疲れを癒すことに専念します。

12月28日(Tue): 試食

家の片づけをしてから夕方買物に出たら、やたら小腹が空いてしまいました。途中で食料品を買いにジャスコに寄ったので、そこの試食で気を紛らすことにしました。試食のタイミングも難しくて、閉店間際に行ってももうあらかた残っていませんし、早めに行っても人が少ないとどうも手を出すのに勇気がいります。買い物客が増え、次から次へと試食に手を伸ばしている頃がいいです。それから手ぶらで試食をしているのはそこらの子供と一緒ですから、できれば自分は本当に買うかどうか迷っているというポーズを取りたい。そこでかみさんの手伝いをするふりをして買物カゴを奪取し、お目当ての売場へ向かいます。手っ取り早く腹を膨らますのは肉コーナーでしょう。焼肉やハム、ウィンナーの類いがたくさん並んでいます。でも味付けが濃いものが多いので、さっぱりしたものも欲しくなります。刺身もいいですが、今の季節だとみかんですね。あれは惜しげもなく並んでいることが多いです。調子に乗って食べていたら、胃の中がもたれてきてしまいました。

12月29日(Wed): 黄金リレー

最近よく行く新百合が丘のフライツァイトは、駐車場がVIVREやワーナーマイカルと共通です。それぞれの施設を利用すると、合わせて5時間まで無料で使えます。今日は家の整理が一段落着いてから、それを目当てに車で出かけました。まず年末の食料をVIVREで買いました。野菜や水物を買って荷物が重くなっても駐車場まではエレベーターですぐです。荷物を車に置いてからフライツァイトへ。今日は運動は省略して、ただのんびりお風呂に浸かりました。夕食を済ませ、最後はワーナーマイカルへ映画を見に行きました。年末とあってお客さんも多かったですが、その中で僕らはブラットピット主演のファイトクラブを見ました。日本で人気のブラピですが、今回の映画はアメリカでもなかなか苦労しているそうです。実際に見てみて、それも納得かなという感じでした。2時間半ほどの映画ですが、最後はどこにオチが来るんだろうとやきもきしてしまいました。映画が終わって駐車場を出たのが夜の12時。今日の行動はまさに黄金リレーと言えるでしょう。

12月30日(Thu): 年末の風景

1999年もあとわずか。街には2000年まであと何日とさかんに騒ぎ立てる言葉が溢れています。そういえば、新宿の西口に何年も前から2000年までの日数を表示していた看板がありましたが、あれももうひと桁になっているのかなあ。今年は確かに区切りの年なのでしょうが、来年になれば20世紀最後の年といってまた大騒ぎするんでしょうけどね。僕はみんなが忙しくいているこの年末の雰囲気が好きです。街がとっても活気づいているように感じますし、一年を振り返る新聞やテレビの特集も楽しみです。またこの時期はみんなで家の大掃除をし、すっきりした気分で新年を迎えましょうという努力をします。ですから、この時期は床屋さんも混みますよね。今日もいつもは空いている床屋さんに行ったのですが、めずらしく待たされてしまいました。ぽかぽかと陽の当たる椅子に座り、マッサージなんかもされながら散髪をされていて、うとうとと居眠りをしていました。周囲の喧噪をよそに、それはもう気持ちよかったです。

12月31日(Fri): 年越しそば

麺類ではラーメンが好きですが、それと同じくらいそばも好きです。大晦日と言えば年越しそばだろうということで、町田のお気に入りのそば屋「満屋」にかみさんと行きました。さすがに今日はとても混んでいて、いつもより多くいた店員のみなさんもフル稼動していました。かみさんは「つけカレー南蛮そば」。これはカレー味のつけだれにそばを絡めて食べるものですが、なかなか美味しいです。僕は具がたくさん乗った、温かい「満屋そば」を頼みました。そばは冷たい方がいいといいます。それは確かにそう思います。しかし、僕は信頼できる店ならたいてい温かいものを頼みます。だしがよく効いたつゆが楽しみなのと、ちゃんとした麺を出すところなら、温かくても腰がちゃんと残っていますからね。おそば屋さんは、本来は粋なつまみを肴にお酒が飲めるところです。最後にさっぱりしたそばで締めるなんて想像しただけでも楽しそうですよね。いつもはそばだけ食べてさっさと出てしまいますが、いつかはのんびり飲みに行ってみたいです。

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