しのぶの戯れ言

日々の出来事から

1999

10月1日(Fri): 運動用バッグ

出張ではさんざん食べまくりました。夜になるとご飯を食べるか酒を飲むかしかないですからね。その余計に取り過ぎたカロリーを消費するため、今日からトレーニング再開です。丁度今日は午後から新百合が丘で会議の予定があったので、終わった後、近くのスポーツクラブに寄ることにしました。会議が終わり、駅の近くで幾つかの用事を済ませた後、早速入館しました。その時まだ5時半。会社帰りの人もまだ少ない時間帯です。それから精力的にあれこれ休みなしに運動をし、その後合流したかみさんと友達とも一緒にトレーニングを続け、結局退館したのは11時。風呂上がりに長い時間頑張ったご褒美にビールを飲んで、帰途に着きました。このために、今日は午前中からスカッシュのラケットやトレーニングシューズ等、運動用具一式を持って歩いていました。普段は車で行くからあまり気にしないのですが、大きなバッグを背負って電車に乗るのは周囲の迷惑でしょうね。なるべく邪魔にならないように持っていますから、勘弁してね。

10月2日(Sat): 小次郎の気持ち

伊勢原で久しぶりのスカッシュの試合でした。今日の相手は以前、他の大会で当たって負けている人です。ただしそんなに実力の差はないので、今度こそリベンジだと思っていました。ところが、試合会場に行くと、その相手の姿が見えません。さらに、他の試合の進行が早く、予定より少し早めに我々の試合の順番が来てしまいました。本来の予定開始時間を5分過ぎたら自動的に棄権になるという規則があります。仕方がないので、その時間になるまでしばらく待つことになりました。高まっていた気持ちも静まり、もう来ないだろうと思っていたその時、その相手がやって来ました。なんでも小田急線を乗り間違えて、江ノ島に行ってしまったとか。慌てて駅から走ってきたのでしょう。顔には汗がにじんでいます。すぐに着替えて試合となりましたが、こちらは気持ちも体も冷えてしまっています。それが原因だとは言いたくありませんが、念願のリベンジは返り打ちに合ってしまいました。武蔵に負けた小次郎の気持ちが少し分かったような気分です。

10月3日(Sun): 町田の新顔

JR町田駅横に新しくルミネができました。さほど大きな建物ではないので期待はしてないのですが、まあ一度見に行ってみようかということになりました。8階建てのビルで、上の方はレストラン街。その下にはいくつかのテナントが入っています。案の定、店の数も目新しさもあまりないのですが、1階に成城石井が入っているのが注目です。もともと東急ハンズの1階にあったのですが、何故かルミネの1階に移転しました。おそらく家賃が高いとかそういう理由なのでしょう。店に入ってみた感じでは、並んでいる物は同じですが、売り場面積が小さくなったような気がしました。ここはどこでも売っているものの値段は少し高めなのですが、チーズとかパスタとか、時々格安の値段で出ていることがあります。うちでも、缶詰めやオリーブオイルなどが安い時に、時々買いだめすることがあります。買った物を運ぶのに、以前はすぐ隣にある立体駐車場が利用できたので楽だったのですが、今度は少し離れた市営駐車場まで行かねばならないのがちょっと不便かな。

10月4日(Mon): 雑記帳

小田急相模原に雑記帳という名前の馴染みの喫茶店があります。もう5、6年通っているでしょうか。営業時間が遅いので、週末など遊んで来た帰りに寄ることもしばしばでした。そこではただ珈琲を飲むだけではなく、一人で店をやっているマスターやそこに集う常連さん達と色々話しをするのも楽しみでした。気が付くと1時間も2時間も経っていることも珍しくありません。もうここで20年以上も営業しているそうですが、今度マスターの自宅に近い本厚木に新しい店を開くことになりました。雑記帳とはまったく雰囲気の違う店になるらしく、しばらく開店準備で忙しそうでした。そしていよいよ開店を迎えることになり、しばらくその店に注力するために雑記帳を一時閉店することになりました。新しい店は本厚木の駅近くにあるので会社帰りに寄ることはできるのですが、車を長時間止めるのができないので、今までのように通うのは難しそうです。厚木の店が順調に行って、また雑記帳が再開することを熱望します。

10月5日(Tue): レベルアップ

会社で使っているパソコンの中身をレベルアップしました。CPUを高性能の物に替え、それに伴いマザーボードとメモリも新しい物になりました。ついでに大容量のハードディスクも買って貰ったので、外見は同じだけど性能は全然違うパソコンになってしまいます。作業的には、パソコンのケースからマザーボードを引き出し、それに付いている拡張ボードをはずして新しいマザーボードに付け、新しいハードディスクと共に元のケースに納めます。それから各種デバイスドライバーやOSのインストールを行い、その後アプリケーションソフトを入れます。この時期、2000年対策も忘れないようにしないとね。一口にソフトと言っても、会社の業務で使う標準ソフトの他にユーティリティー等のソフトも合わせると、かなりの数になります。順調に行けば一日で終わるかもしれませんが、今日は幾つか引っ掛かったところがあって、途中切りのいいところでやめてしまいました。パソコンは自分の使いやすいようにカスタマイズしてましたが、そこまで戻すのは遠いなあ。

10月6日(Wed): 往生際の悪さ

プロ野球もセパ共優勝が決まり、消化試合をこなすようになりました。でも、優勝が決まった時点でシーズン終了というのはどうでしょう。この時期必死なのは記録がかかっている人達くらい。最近はタイトルがかかっている選手がいると、チームを上げて応援するようになりました。そんな中、自身も20勝がかかった登板をしている巨人の上原投手が、松井選手と本塁打争いをしているペタジーニ選手に対し敬遠せよというサインが出て、悔し涙を流したそうです。それを受けてスポーツニュースでは、大リーグの本塁打争いを引き合いに出し、二人が直接対決となった最終戦で、正々堂々と勝負して来たピッチャーからそれぞれ1本ずつホームランを打ったのにと批判していました。去年も、盗塁王争いの直接対決で、相手が出塁するとキャッチャーがパスボールをしてまで盗塁を阻止してました。また、打率争いのトップを走っている選手は規定打席に達していれば試合を欠場するなんてことは当たり前です。試合を見にきている観客を無視していますよね。

10月7日(Thu): 日本語練習帳

「思う」と「考える」の使い方の違いを説明できますか?どちらでも使えるような場面もある反面、例えば「献立を考える」や「不満に思う」など、一方しか使えないこともあります。一つのイメージを抱いているのが「思う」で、あれこれ比較をするのが「考える」なんだそうです。何となく分かっているんだけど、そのことを明確に意識していない。そこが日本語を分からなくしているところだと、大野晋氏はその著書「日本語練習帳」で言っています。氏によれば、上手な分かりやすい文を書くためには、例えば「ハ」と「ガ」をきちんと使えるようになること、「のである」や、文を繋いで冗長にするだけの「が」を使わないことも大切なのだとか。こういう理屈っぽい話しは本来苦手なのですが、この本はなかなか分かりやすくて為になりました。これで少しは僕の書く文章も読みやすくなるかしら。

10月8日(Fri): プロレス

プロレスは子供の頃から好きで、特にアントニオ猪木が率いる新日本プロレスの試合を見ていました。その当時は女子プロも含めても数える程しか団体がありませんでしたが、今は好きな人でもその数が分からないくらい群雄割拠の状態です。僕は、あくまでもプロレスは体を鍛えた人達が見せるショーだと思っています。台本があるとか八百長だとかということはどうでもいいから、とにかく見ていて楽しめればいいのです。力道山の頃から、プロレスの対決図式は善玉日本人と悪玉外人の戦いでした。反則も辞さないなりふり構わぬ攻撃を仕掛けてくる相手に手こずりながら、我々のヒーローが最後に必殺技で勝つ。最初から勝負を決めにいかないところがプロ根性です。時は変わり、今は日本人同士の抗争が花盛りです。かつての師弟やパートナーが敵味方となって勝ったり負けたりしているのです。ある意味で昔より陰湿な戦いになったとも言えるでしょう。いい加減つまらないなと思うこともあるのですが、気が付くとプロレス雑誌を立ち読みしているんですよねえ。

10月9日(Sat): 手作り餃子

友達が家に来たので、みんなで餃子をたくさん作りました。どうせなら皮から作る本格派を目指したいところです。でも全部を手作りするのは大変なので、半分だけやろうということにしました。餃子専門店で皮を手作りしているのを見ると、小さいめん棒で器用に薄く丸く伸ばしていますよね。あれを一度やってみたいと思っていたのです。家には専用のめん棒はないので、うどん用の長いものを使い、見よう見まねでやってみました。なかなか丸く整えるのは難しいです。手作りの皮は水餃子と春巻きみたいに長細く撒いた棒餃子にしました。餃子をあの独特のひだを付けて包むのも面白いですよね。子供の頃挑戦してみて全然できなかったことを覚えています。今日はその時よりはましに包むことができました。その他に蒸し餃子、焼き餃子も作り、テーブルの上に乗り切らないくらいの餃子ができました。思った以上に美味しかったです。餃子といえば出来合いのを買うか、ラーメン屋で食べるくらいですが、自分達で作るのもいいものです。

10月10日(Sun): 着メロ

着信音を自作メロディにできるタイプの携帯電話を買いました。いわゆる着メロに関する本やホームページがたくさんあり、最新のヒット曲や人とはひと味違う着信音を使えるのがずっとうらやましかったのです。早速、今はまっているトルネコの大冒険というゲームの音楽を入れてみました。なかなかいいできで面白いです。またIDOのサービスのひとつに、着メロ倶楽部という、オリジナルメロディを自分の電話にダウンロードできるものがあります。今回はそのオプションも付けて、そのサービスからも一つメロディを取ってきました。そんなにたくさんメロディを作ってどうするんだと思うかもしれませんが、買った機種は登録している電話番号をグループ分けして、そのグループ毎に着信音を変えることができるのです。ですから複数の着メロを有効に使うことができるというわけです。しかし、会社や電車の中では振動だけにしているので、普段着信音を鳴るようにしている時間は少ないんですよね。自分の電話がどんな音で鳴るのが分からなくなったりして。

10月11日(Mon): カフェ鈴木

馴染みの喫茶店のマスターが本厚木に作った店の開店日でした。7時過ぎに行ってみました。実は、昨日店の前を通った時もまだ内装工事をしていましたから、本当に間に合ったかどうか心配でした。しかし、なんとか予定通りの日に開店にこぎつけたようです。座ってみると思っていたより広い空間で、今まで本厚木にはなかった面白い雰囲気の店に仕上がりました。美味しいエスプレッソを飲める珈琲屋さんとして、知る人ぞ知る存在になるかもしれません。ただ、おださがにあった時よりメニューの値段が上がってしまったのが残念です。まあ今までが安かったとも言えますが、昔からの客としてはちょっと残念です。今日は車で行って、ひやひやしながら路上駐車してしまいましたが、普段なら有料駐車場に入れるでしょう。その分も合わせるとかなり割高になってしまうかもしれません。道具の配置が慣れないせいか、手際よく珈琲を出すにはまだしばらくかかりそうです。しかし、新しいユニフォームに身を包んだマスターはとても嬉しそうでした。

10月12日(Tue): 汗

運動した前後に体重を計ると、少なからず数字が減っていることがあります。ダイエットの効果があったと喜びがちですが、これは汗をかいて水分が減ったからで、また水を飲めば元に戻ってしまいます。逆に、運動をすると体内の温度を下げるために水分がどんどん汗となって出て行きますから、その分補給をしないと脱水状態になってしまうそうです。喉が乾いたと感じる時はすでに遅く、その前からどんどん水を飲むのが良いのだと教えられました。本当にダイエットに効果があるのは体内の脂肪を燃焼させるための有酸素運動で、高すぎない心泊数を保ちながら30分から60分続けることが大事です。でも、長い間運動をすればそのぶん汗をかく量も増えますから、汗をたくさんかくことは間接的にダイエットに効果があるということになりますね。最近、スポーツクラブで積極的に有酸素運動をするようにしています。まるで雑巾が絞れるくらい汗でびしょびしょに吸ったTシャツを着替える時も、運動したという充実感が味わえますよ。

10月13日(Wed): 空き地

秦野駅の会社のバスが発着する場所の隣の30坪程の土地に、なにやら建物を作っています。バスに乗りながら進捗状況を眺めるのが日課です。まずは大掛かりな地鎮祭をしたと思っていたら、その後かなり深く掘り下げ、地下スペースも作っていました。地上部分の工事の様子を見ると、どうやら鉄筋コンクリートのビルを建てているようです。まさかマンションにするんじゃないでしょうが、それにしても立派な建物ができそうです。ところで、バス乗り場を挟んで、その工事現場の反対側にも空き地があって、夏の間は雑草が伸び放題でした。ところが、そこも先日きれいに雑草が刈ってありました。何か作るのかなと思ったのですが、不思議なことに、土地の周りにブロックを積んで塀で囲ってしまったのです。建物工事をするならそんなもの邪魔なはずですから、一体どうするつもりなのでしょう。これらの土地は、僕が秦野に通うようになった頃から空き地でした。このような動きがあるとは、少しは景気が回復したのでしょうか。

10月14日(Thu): 朝会う人

毎朝同じ時間の電車に乗って通勤していると、そのうちいつも見かける人に気が付きます。同じホームで電車を待っている人だったり、すでに電車に乗っていて同じところに座っている人だったり、あるいは途中の駅から乗り込んでくる人だったり。注意していると、それらの人の着ている物や持っている物から色々想像を膨らませることができます。今日は荷物が多いからどこかに出かけるんだろうとか、寒くなったから厚着になったんだなあとか。そんな中で、最近気付いた人に、僕が駅までの道を歩いている時にすれ違う、ジョギングおじさんがいます。僕の歩く通りに横道から入ってきて、大抵同じ場所ですれ違い、その後僕が歩いてきた方向に走り去るのです。年の頃で40から50歳でしょうか。何故かいつも着ているウエアが同じなんですよね。毎日マメに洗濯しているのかな。それにしても、僕は決まった時間の電車に合わせて歩いているからいいとして、そのおじさんは毎日ぴったり同じ時間に走り出しているんでしょうか。それも謎です。

10月15日(Fri): マナー

インターネット世論調査というのを見かけました。テーマは煙草のポイ捨て。現在、喫煙者のマナーは何点くらいかという質問にWebから答えるというものです。それまでの途中経過をみると、圧倒的に不合格という回答が多かったようでした。ポイ捨てに関しては携帯灰皿が100円位で売り出されており、JTもその存在を積極的に宣伝しているそうです。だけどそれが思うように浸透していないのが現状だとか。確かに、僕もそのようなものを目にしたことはあります。屋外で煙草を吸っていた人が、携帯灰皿を出して吸い殻を始末している姿も珍しくはありません。でもそれはまだ少数派なんでしょうね。自分のゴミは自分で始末するという、考えてみれば当たり前のことなのでしょうけど。僕は、それ以外の場面でも喫煙者のマナーはよくなっていると思っています。駅のホームでも灰皿のある場所まで移動して喫煙する人が増えています。後は歩行喫煙がなくなるといいんだけどなあ。後ろを歩く人はけむくてしようがないんですよ。

10月16日(Sat): 横浜美術館

久しぶりに横浜へでかけました。今、横浜美術館でセザンヌ展を開催しています。もちろん、絵画を鑑賞するような高尚な趣味は自分には似合いません。しかし、有名な画家の生涯の作品をその時代背景から見れば、何かしら感じることがあるだろうと思ったのです。ポール・セザンヌは後期印象派に属する画家だそうで、描く絵の構成に気を配った作品が多いそうです。風景画や人物画、静物画といろいろな題材の絵が展示してありましたが、自分は風景画の作品が好みでした。しかし、自分の先入観が行けないのか、画家にしては予想に反してとても真面目な方でした。最期も絵を描いている最中に雨に打たれたのが原因だったそうです。ここの展示場は絵に関する説明書きはほとんど掲示してなく、代わりに説明ラジオを貸し出ししています。決まった場所に言って指示された番号を押すと、その絵に関した説明がイヤホンから流れるという仕組みです。絵の展示もすっきりするし、見学する人も溜らないのでなかなかいいやり方でした。

10月17日(Sun): 筋肉痛?

しばらく前から左腕にしびれがあります。原因はおそらく筋肉トレーニングで、慣れないことをやって変な動かし方をしたからです。どこかの筋でも捻ったのでしょう。この年になると、この類いの怪我の治りが遅くなるみたいですね。2、3日で治るだろうと高を括っていたのですが、いつまでも左手に違和感が残っています。それだから自重すればいいのに、先日懲りずにまた同じトレーニングをやってしまいました。しかもその後左手を酷使するスカッシュもやって。やっている時は感じなかったのですが、しばらくすると、左腕を動かすと痛みが走るようになりました。特に、ひじを伸ばそうとすると痛みがひどく、腕を前に出してもひじが伸びきりません。でも無理に腕を伸ばさなければ痛くないので、普通に日常生活はできるし、特に気にしていませんでした。そして今日、懲りずにまたスカッシュをしてしまいました。変に力が入らなくて、かえっていいかなあと思いながら、小1時間ほどやった後、気が付くと腕を曲げるのも痛くなっていました。やばいかなあ。

10月18日(Mon): 電動ドライバ

日曜大工と言えるような大袈裟なものではなくても、例えば組み立て家具を作るのに面倒なのは木ネジを締めることです。一つや二つのものを作るならそれでも文句言いません。しかし、昨日ホームセンターで、いわゆるカラーボックスの安売りをしていたので一挙に4個も買ってきてしまったのです。ついでに玄関に置くスリッパラックも組み立て式の物を買い、都合5個の家具を組み立てなければならないはめになりました。昨日、それを途中まで組み立てながら、「こんな時に電動ドライバがあると便利なんだよなあ」と前振りをしておいて、今日夕方、かみさんが帰宅する前に、一人でDIYショップに買いに行きました。プロ用からおもちゃみたいのまでずらりと並んでいますが、狙いは家庭用の中の高性能版。非力なものは結局中途半端に感じるようになると言われたからです。念願の電動ドライバを手に入れて、早速残りのカラーボックスを組み立ててみました。いやいや楽ですねえ。やっぱりいい仕事は道具からです。

10月19日(Tue): ワールドカップ

第4回目のラグビーのワールドカップがウェールズで開催されています。すでに予選ラウンドが終わり、決勝リーグへ進むためのプレーオフが行われるところです。日本は過去4回全ての大会に参加していますが、いずれも予選敗退。それどころかその予選でさえも1度しか勝ったことがありませんでした。前回の大会でニュージーランドに145点を奪われるみじめな大敗を喫した後、日本ラグビー協会は体勢を立て直すために代表監督に神戸製鋼の平尾氏を据えました。意識改革からスキルの向上に至るまで長いスパンで計画を立て、そして間違いなく、当時の日本代表より強くなって今回の大会に臨みました。身体能力で劣る日本人が強豪国にどう挑んでいくのか、大会直前に発売されたNumber誌を読んだ僕は、今回はきっと頑張ってくれるだろうと期待一杯で吉報を待っていたのです。しかし結果は敢えなく0勝3敗で予選落ち。これでもまだダメなのです。国内ではラグビーシーズンが本格化するこの時期、応援するのもどこか虚しいです。

10月20日(Wed): 相性

読み物の本を買うにあたって、なるべく分野も作家も片寄らないようにと思って選んでいます。今までは全然興味を示さなかった分野でも、何気なく手にした本がきっかけで面白さを発見するかもしれません。また、名前を聞いたことのある作家ならその著書を少なくとも1冊くらいは読んでみたいと思うからです。先日読んだ日本語や世界史の話しは、そんな中でも自分の中のヒットです。同じように、東野圭吾さんは、エッセイ集をなにげなく手にとったのが面白くて、それがきっかけで彼の専門分野である推理小説もいくつか読むようになりました。そんな感じで読む本の分野が広がって行くのですが、たまには失敗もあります。先日買った本は、話しの題材が料理関係だったので面白そうだと思ったのですが、その文体なのか、話しの組み立てなのか、それがしっくり来なかったのです。内容が悪いのではなく、きっと自分との相性が悪いんでしょう。それなら読むのやめればいいじゃんと思うのですが、最後まで読んでしまう貧乏性が悲しいです。

10月21日(Thu): 屋台

いよいよ寒くなってきました。朝晩は長袖のシャツの上にもう一枚羽織りたくなるような気温です。夜、外食をしようと車で走っていました。当てを持って向かっていたのですが、その途中、普段なかなか営業しているところとタイミングが合わない屋台のラーメン屋さんの灯が、こうこうと照っていました。こりゃ行くしかないだろうということで、方針変更です。その店は北海道ラーメンを出す店で、函館の夜景の写真なんかが飾ってあります。流れている音楽はこてこての演歌。いかにも長距離トラックの運ちゃんが似合いそうな、どことなく懐かしい感じのする店です。ラーメンは醤油、味噌、塩とスープの味がいろいろあって、そのどれもがスッキリして美味しいです。2tトラックを屋台に改造しているのですが、テーブル席も周りに並べ、なかなか規模の大きい店です。もう少し寒くなるとテーブルの下に暖を取るための七輪が置かれるはず。立ち上がる湯気を顔に受けながら食べるラーメンは、お店で食べるのと違う趣があります。屋台は冬が本番です。

10月22日(Fri): 花金

サラリーマンに週休二日が定着してきた時期に、花の金曜日というフレーズが流行りました。今はそんなことを言う人もいなくなりましたが、週末の休みを前にした開放的でくつろいだ気分というのは毎週感じます。僕にとっては、普段通っているスポーツクラブは毎週金曜日が定休日なので、帰宅後は出かけるところも特にありません。ですから毎週、金曜日はどうやって過ごそうか、楽しいながらも悩むことが多いです。今日は、かみさんと待ち合わせておささがの駅で落ち合い、二人で居酒屋に寄りました。酒を飲むなら家で飲んだ方が安上がりなのですが、色んなつまみを食べながらのんびり酒を飲むというのもいいものです。行った居酒屋は一工夫あるつまみが多く、しかも庶民的な値段で良心的なお店です。金曜日は300円つまみデーということで、お勧めの料理が300円になっているということでした。もちろんそれを頼まない理由はありません。安いつまみを肴に、生ビールを美味しくいただきました。これこそ花の金曜日ですね。

10月23日(Sat): Mac新製品

いよいよ先週からMacの新製品、iBookと新型iMacが店頭に並び始めました。しかし台湾の大地震の影響もあり、商品の供給が十分ではなく、予約分をさばき切ることもできない状態だそうです。システムの不具合が報告されていたり、OSのバージョンアップが控えているので、いますぐに買うのは得策ではないように思えるのですが、それでも世間の注目度は高いそうです。僕らもとりあえず実物を見てみようと、町田にあるMac駅という店に行きました。iBookを販売できる店は全国でも数が限られていて、例えば町田だと3つの店しかありません。店に入ると、iBookと新型iMacがずらりと並んでいました。iBookは液晶画面のサイズが小さいのではないかと心配していたのですが、思ったより見やすく、また本体の重さも思ったより軽く感じました。なかなか気に入りました。iMacの方は、本体のスケルトン部分の質感が以前のものよりクリアーになっていて、ちょっと見た目の印象が違って見えました。中身の性能はいいのですけど、僕は前のつや消しの方が好みですね。

10月24日(Sun): マンション

本厚木にマンションを買って引越した友達の家に遊びに行きました。最近の新築のマンションには入ったことなかったので、興味津々で向かいました。入り口がオートロックになっているのはもちろんのこと、宅配便用のポストがあったのは便利そうでした。11階建てのマンションにエレベータは小さいものが1基だけ。朝とか夕方とか混雑することがあるんじゃないのかなあと思うのですが、以外とそういうことはないらしいです。家の中はあちらこちらに収納スペースがあって、使いやすそうでした。そのマンションは本厚木の駅から近いので、徒歩圏内に買い物をする店はたくさんあるし、僕から見れば生活にとても便利そうです。しかし彼等にはもうじき一歳になる女の子がいて、僕らのように自由にふらふらすることができないらしく、便利な街に住んでいるからこそ、育児に対するストレスもあるみたいですね。その赤ちゃんは人見知りもせずとてもかわいい子で、そういう様子を見ていると子供もいいなあと思いますが、苦労はいろいろあるんですね。

10月25日(Mon): メールマガジン

インターネット上で配信されるメールマガジンは、ますますその種類が増えています。毎日特定分野のニュースを載せているページでも、そのダイジェスト版をメールにしているところが増えてきました。トピックスをメールで見て、詳しい内容を知りたいときはホームページにアクセスするという訳です。必要な情報を効率良く集められるので、会社でも業務関連の情報をそこから得ています。一方、自宅でも趣味関連のメールをいくつか取っています。最近知った面白いものは、携帯電話の着メロを配信するメールです。あらかじめフリーのソフトを配布しておいて、それに入力するデータをメールで配っているのです。そのソフトでは自分で曲を作ることもできて、その自作の曲をデータ形式でメールマガジンに投稿することもできます。一方的なメール配信の形式で双方向に情報をやり取りできるとは思いませんでした。個人で地域情報や日記を配っている人もいますが、反応がないとなかなか長続きしないようですからね。

10月26日(Tue): 構造改革

会社の組織を大きく変わるという話しは今年の始めから言われていたのですが、ここにきてようやくその全体像が社員向けにアナウンスされました。既存の事業領域に頼るのではなく、新規事業をいち早く立ち上げて、そこから利益を生み出せるような組織に組み換えるそうです。それだけ聞くと簡単なようですが、そのためにどのように会社の資産を運用し、人を配置していくか、数多くの議論があったということでした。いずれにせよ、その枠組みを受け、我々末端の社員が具体的にどうなるかが決まるまでもうしばらくかかりそうでした。このような話しが経営トップからされる時は、会社を取り巻く環境や現在の経営状況から説明される訳ですが、そこに出てくる言葉がいつもわからなくて苦労します。利益率とか税引き前利益のような日本語ならなんとなく分かるのですが、ROAとか言われてもどこかで聞いたような程度しかわかりません。でも、自分が特に経済の話しは苦手だというよりも、技術系はみんな似たり寄ったりですよね。

10月27日(Wed): ダイヤの乱れ

仕事が長引いて、終バスに乗って帰りました。秦野駅に着くと、小田急線のダイヤが乱れているというはり紙がありました。夕方頃、長後付近で落雷があったそうです。しかし、いつも乗っている上り電車は時間通りにやって来ました。かなり時間も経っているから混乱も回復したんでしょう。順調に本厚木まで来たのですが、その時点で本来先発するはずの電車が、新宿方面からまだ到着していませんでした。結局我々の乗っていた電車がダイヤを変更して先に出ることになりました。とは言っても、我々の電車もそこからおださがに着くまでのろのろ運転になってしまいました。事故のあった信号機はすぐに直らなかったそうです。分刻みで組まれているダイヤが一旦乱れるとその影響は大きいですね。僕は長い時間乗っていなかったのでさほど被害を被りませんでしたが、都内から帰ってくる人、あるいは都内方面に帰る人達は災難でしょう。特に仕事帰りが遅くなった時はなおさらです。最近事故が多い中央線を利用している人はたいへんですね。

10月28日(Thu): 索引

駅で目的駅までの切符を買う時、路線図を見て値段を確認するか、それとも駅名索引を見るか。「超」整理日誌を書いている野口悠紀雄氏は、索引で引けないのは不便だと言います。初めて行く駅の場合、そこがどこにあるのか分からないと路線図を見ても探せないからだそうです。では、索引で探して切符を買ったとして、どうやってどの電車に乗ればいいのか知るんでしょう?僕だったら、路線図を見て、どの電車に乗ってどこで乗り換えるのかも一緒に確認します。観光地のガイドブックに索引がないのもけしからんと氏は言います。曰く、主要都市順に並んでいると小さな街が探しにくい。でも、百科事典風に土地名順に紹介記事が並んでいると、周辺とのつながりが分からないんじゃないですかね。有名な観光名所は、実は今度いく場所の近くにあるんだといった発見は、少なからずあります。本を作る時に索引をつけるのは大変な作業だから、それがあるとその本を作った人の心意気が分かるそうです。確かにそれは賛成ですが、物事は繋がりが大切でしょうに。

10月29日(Fri): 打ち上げ

社外のお客様に向けた我々の技術のデモンストレーションがありました。実際に実物のモデルを見せようとしてずっと頑張ってきましたのが、今日はそのお披露目の日だったのです。検討自体は半年前から始まって、それから色々あってようやく今日一つの形として出来上がったわけです。しかし、実際には幾つもの障害があり、デモが始まる直前まで調整をしていました。幾多の困難を乗り越えて、ようやく思い描いていた形まで漕ぎ着けることができました。おそらく、この苦労は見に来ていただいたお客様にも伝わったことでしょう。我々のグループ全体の力が結実したのだと思います。そのお客様へのデモンストレーションが無事に終わって、グループのみんなで打ち上げに行きました。お疲れ様でしたと乾杯をしたのですが、今日のビールはとりわけ美味しかったです。1次会から飛ばし過ぎたのか、今日は2次会もなくお開きになり、家に帰って来ました。おださがの駅からの道すがら、足下がおぼつかない状態でしたが、それでも満足感で一杯でした。

10月30日(Sat): 女友達

かみさんが以前出向していたときの職場の同僚が2人で遊びに来ました。かみさんはもう本来の事務所に戻っていますし、他の二人も今は別の会社に勤めているそうです。ですから必然的に話しの内容はその職場の話しになりました。かみさんがそこに出向していた時は、小さい事務所から突然大所帯のフロアに入ってその文化や雰囲気の違いに戸惑い、愚痴や苦労もよく聞かされました。今日遊びに来た友達も、数少ない女性仲間として話しもよくしたそうです。かみさんは学生時代から男性社会の中にいることが多く、女の子の同級生とか同僚も少ない方です。ですから、僕もそういう女性同士の職場の会話を聞くのは珍しい。かみさんと一緒に仕事をしていた先輩で、少々虚言癖がある人がいました。かみさんはその人に振り回されてとても苦労していたのですが、その一人はよく事情を知らなかったそうです。彼は結局解雇されたのですが、それもみんなから嫌われていたからやめさせられたのだと思ってたそうです。なかなか実状は伝わらないものなんですね。

10月31日(Sun): 芋煮会

秋の穏やかだったこの日に、相模川で芋煮会をしました。この季節にバーベキューでもなかろうということで、からだの温まる鍋でもみんなをつつくことにしたのです。大きな鍋におでんと味噌味のごった煮を作り、その他に少し焼き物も作りました。昔ながらの形ではないですが、スチールでできた七輪を使い、フルサイズのさんまを塩焼きにしました。僕はハッキリ言えば魚料理を好まないのですが、「さんまを七輪で焼く」この定番のひびきはまさに自己満足の感がありました。バーベキューというと、肉を大量に買ってしまい、最後には胸焼けするまで口に詰め込むということがしばしばです。しかし今日のようなメニューならそういうこともありませんでした。秋の河原では色んな人がいました。釣りをする人、たこを上げる人、ラジコン飛行機を操縦する人、モーター付きのパラグライダーで空中散歩を楽しむ人(!)。しかしそんな中でも周りの迷惑を考えない人がいるものです。ロケット花火をあげる人とか、4WDの車で河原を疾走する人とかね。

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