しのぶの戯れ言

日々の出来事から

1999

7月1日(Thu): たれぱんだ

巷でたれぱんだが流行っているそうです。てれっとしたパンダのキャラクターグッズです。おそらく女子中高生あたりから流行って来たのでしょうが、それが意外に中年のおじさんにもうけているそうです。あの脱力した姿をみるとリラックスできるとか。ほんまかいなと思わないでもないですが、そんな自分もいくつかグッズを持っていたりします。もちろん大袈裟なものではなく、自転車の鍵に付けているキーホルダー程度です。先日、お菓子のおまけにたれぱんだのお手玉が付いているものを見つけました。試しに買ってみたのですが、どうみてもたれぱんだがメインで、お情け程度にラムネ菓子が付いているといった方が正しいです。そんな感じで多種多様なグッズが売っています。さすがにそれを一通り揃えているおじさんがいたら無気味なことになるでしょうね。今日、かみさんが携帯電話のストラップに取り付ける小さなたれぱんだを買ってきました。6個入りで本来はそれを連ねて付けるのが狙いみたいです。早速、1個強奪して自分の携帯電話につけました。

7月2日(Fri): ばたんきゅー

一週間も金曜日になると疲れが溜まってきます。疲れというより寝不足が溜まっていると言った方が正しいかな。今日は床屋に行きたかったのと普段履きの靴が欲しかったので、会社帰りに町田に行きました。普段から特定の床屋はなくて、そのときどきに適当なところに入るのですが、町田の店に行くのは初めてです。どこに床屋があるのかもわからないので、適当に歩いて見つかった店に入りました。決め手はその後行こうと思っていた靴屋に近かったからですが、その割には仕事も丁寧で値段も普通でよかったです。あまり客の来ない店も心配ですが、カットして貰っている後からも客がそこそこ入ってきていました。店を出てから靴屋でいい靴を見つけ、そのあとかみさんと待ち合わせて食事をしました。そこまでとても満足していたからか、軽く飲んだビールが週末の体によく染みました。家に帰ったらほっとして、引き込まれるようにベッドに倒れてしまいました。気が付いたらもう翌朝。ばたんきゅーとかまさにこのことを言うのでしょうね。

7月3日(Sat): スーツケース

久しぶりに海外旅行に行こうと計画しているのですが、そのためのスーツケースを買うことにしました。前回行ったときは借りて行ったのですが、今後も必要になるかもしれないから買おうということになったのです。家が広くなって置くスペースもできましたしね。こんな風に物を買って行くとまた結局部屋が狭くなってしまいそうですけど。町田で昨日目星を付けておいたものを車で買いに出かけました。大きいものですから、それを持って電車に乗るのも大変だと思ったからです。しかし今日の昼過ぎは、梅雨時の雨にしては妙に激しい豪雨が降っていました。駐車場に車を入れて、そこから店に歩くだけでもびしょ濡れです。ビル風みたいなものがあるみたいで、横から雨が吹き付けてくるのです。こりゃ困ったなあと思っていたら、店を出る時にはもう止んでいました。どうもタイミングが悪かったようです。有名なサムソナイトの製品は高かったので、キャスターに工夫があって転がし易い別のメーカーの物を買いました。思ったより安かったです。

7月4日(Sun): 広島焼き

相模大野の駅近くに広島焼きの店があります。前から一度行ってみたいと思っていたのですが、ようやく今日夕食に行ってきました。広島焼きは焼そばが入っているのが特徴です。この店では、中に入れるそばの量は1玉以上なら何玉でも同じ料金という面白いシステムです。基本の具にそばだけを大量に頼めば、安い料金でお腹が一杯になることでしょう。ただし、残した場合は罰ゲームがあると書いてありました。どんな罰ゲームなんでしょう。皿洗いとか店の掃除とかだったら面白いですね。味はたいへん美味しかったです。お好み焼きというとソースの味がきつくてそれでお腹一杯になってしまうこともありますが、そばの焼き具合がなかなかよくて、最後まで美味しくいただけました。ところで、ああいう店では一人一皿ずつ頼むのが普通なんでしょうか。二人で店に来て、それぞれ自分の好きなものを頼んでそれをひたすら食べる人が多いように見えました。同じ味じゃ飽きちゃうし、トッピングを色々変えて食べるのが楽しいと思うのですが、違うのかしら。

7月5日(Mon): ビデオ研究

ビデオに撮られた自分の姿を見るのは実はあまり好きではありません。見なれない不格好な奴がいるなあと思うと、それが自分だからです。自分の声さえもビデオから流れてくると違って聞こえますよね。どうもそれが恥ずかしいような気分になるのです。しかし、それさえ我慢すればイベントをビデオに残すのはとても面白いです。先日のスカッシュの試合もビデオに撮ってもらっていたのですが、今日それを借りて見てみました。例え勝った試合でも自分が思っているよりへたくそで、たくさん欠点が見えてきます。基本がなってないとか、どうして落ち着いてできないんだとか色々反省させられます。そういうイメージを頭に入れて、次の練習の時から気をつけるようにしています。人のふり見て我がふり直せという格言がありますが、このように今なら自分のふりを見て反省できてしまう訳です。ただ一つ難点は、ビデオを見直すのは時間がかかるんですよね。途中早送りすると試合の実感が涌かないし、こればかりはしようがないです。

7月6日(Tue): 新しい靴

先日普段履きの靴を買いました。手ごろな値段でデザインも気に入ったので決めたのですが、表示サイズよりも大きめに作ってあるようで、試し履きしていつもより2サイズ小さいものにしました。靴のサイズは長さで表示されることが多いですが、甲の高さや広さも人によって違いますよね。今回買った靴は甲高の靴だったのです。サイズを小さくして長さは丁度よくなったのですが、紐を締めてもどうも中で足が動いてしまう。最初からブカブカの靴じゃ困りますから、中敷を買ってきて調節することにしました。中敷は大抵靴屋のレジの片隅に置いてあります。消臭や抗菌仕様は当たり前ですが、中にはクッション性を高めるためにウォーターマットを使っているものもあるのには驚きました。さて、買ってきた中敷をセットするとだいぶフィット感がよくなりました。それを履いてここ何日か通勤しているのですが、今度はちょっと靴の軽さが気になっています。もともと軽い靴なのですが、もう少し重い方が疲れないような気がします。難しいものです。

7月7日(Wed): 理系人間

世の中理科系人間と文科系人間とに分類できるそうです。中学まではみな等しくどの教科も勉強しますが、高校になると文系コースや理系コースの選択をさせられる。一度選択してしまうとその後は一方だけ勉強すればよいから、もう後戻りはできなくなるからというのが大きな理由ではないかと。でもそれを言い切ってしまってはよくないんじゃないかな。ところで、僕は理系コースを選んだから理系の人間なんでしょうか。だからといって計算とか科学的な知識に強いわけではありませんし、文学的な小説を読んだり歴史的な出来事を勉強したりするのも嫌いではありません。理系的な話しはムズカシくて気嫌いされる傾向があります。なかなか平易な言葉で優しく説明することは難しいかららしい。何もかも全部を説明するからですよ。例えば人の感動をそれが分からない人に説明するのも同じように難しいじゃないですか。ジグソーパズルの最後のピースがぴったる埋まった時ように、分からないことをちゃんと説明する。それって理系的な考え方ですかねえ?

7月8日(Thu): ボーリング大会

職場のボーリング大会でした。会社が幾らかの補助を出してくれる例年の行事です。何となくこのボーリング大会って続いてますね。参加者もそれなりにいるからでしょうが、幹事にとっては土壇場のキャンセルとか開始時刻に遅れた人の扱いとか、普通の飲み会なんかより数倍気を使うから大変なんですよね。学生の頃は暇があるとよくボーリングに行ってました。マイボール・マイシューズまでは揃えませんでしたが、その当時は最高で200を超えるスコアを出したこともあります。しかし、最近たまにやるとぼろぼろの成績です。それでも100を切ることは記憶の中では無いのですが、今日はそれさえも危ういところでした。ボーリングは好きなのですが、こう毎回成績が悪いと素直に楽しめないのがもどかしいです。僕は人より指が太いのか、ハウスボールだと重いのしか使えないんですよね。たまにしかやらないから握力もすぐになくなるし、そんなんで微妙なコントロールが全然だめなんだよなあなんて言い訳しても、やっぱり悔しいなあ。

7月9日(Fri): ジグソーパズル

パズル物は嫌いじゃないのですが、始めると止まらなくなるのが分かっているからなるべくなら避けて通ります。クロスワードパズルもそうで、今は一冊全部がクロスワードパズルの雑誌がありますが、あんなのを買った日には大変なことになるでしょう。ジグソーパズルも同じで、今までもあまりやったことはないのですが、貰い物のパズルが前から家に置いてありました。封を開けていなかったのですが、先日友達がやるといって開封しました。1000ピースのもので、思ったより大きいものでした。数人で取り掛かってたのにかかわらず、その日だけでは完成せず、やりかけのまま置いてありました。ずーっと気になっていたのですが、いつまでもそのままじゃ片付かないと思って、とうとう本格的に手を付けてしまいました。簡単な絵柄の所は既に終わっていて、残っているのは似たようなピースが並ぶ面倒臭いところです。酒を飲みながら腰をすえてやっていたのですが、なかなか進みません。翌朝起きてからようやく完成させることができました。あーすっきりした。

7月10日(Sat): デジタルかアナログか

旅行を機にカメラを買い替えようかと迷っています。今あるデジタルカメラの機能が一部故障していて、サービスに聞いたところ修理にかなり金額がかかりそうなのです。初期型の製品なので現行の機種と比べると性能的にもかなり見劣りするので、もともと新しくしようと思っていました。ただ金額的に安くない買い物なのと、新製品がどんどん出るのでいまいち踏ん切りが付かないのです。一方銀塩カメラは中学の時に買った一眼レフと、それよりは新しいけどという程度のズームのないコンパクトカメラがあります。今回の旅行は写真を撮るのが目的ではないので、手軽なカメラを持っていきたい。こちらの方もズーム付きの軽い機種に替えたいと思っていました。ですが両方を買うのは贅沢ですので、どちらにしようかと迷っています。値段的には銀塩の方が安いのですが、それを買ってしまうとしばらくデジカメは買えないでしょう。普段はデジカメの方が圧倒的に使うので、どうせならデジカメを買いたいところです。でもそっちの方がもっと高いし、それにどの機種にしようか迷うしなあ。うーん悩みます。

7月11日(Sun): ノート

今回の旅行は8日間の予定です。初めての場所に行くので楽しみです。それを日記に付けるのも楽しみなのですが、問題はそれをどのように付けておくかです。このホームページにも書き込みたいのですが、旅行先からは無理なので帰ってからまとめて更新するつもりです。ただ、このページは一日分400字程度を目安に書いていますので、8日分をまとめて作るのも大変です。できれば旅行中少しずつ打ち込んで行きたいところです。しかし、その為にはいま流行りのパーソナル携帯端末やノートパソコンを持って行かなくてはなりません。そのどちらも持っていないので、新しく買わないとなりません。これはカメラ以上に高い買い物です。まともに文章が作れてそれなりに使えるものはいい値段がします。その後も使えるのはノートパソコンなのですが、これは20万を超える買い物です。さすがに衝動買いもできない値段です。だからと言って旅行の出来事を全て記憶しておくのもできないので、小さいメモ帳を買ってきました。一応ノートはノートです。

7月12日(Mon): レース事故

先週末イギリスでF1が行われました。この時期になると各チームの車も熟成され、チャンピオン争いが熾烈になります。今の所調子がいいのは昨年のチャンピオンであるミカハッキネンと、現役最速ドライバーのマイケルシューマッハです。ドライバーの腕のみならず、マシンの特性とサーキットの相性でレースの行方は変わりますから毎レース目が離せません。ところがこのレースは荒れました。序盤からシューマッハの車がタイヤバリアに突っ込んで右足骨折の重傷を負ったかと思えば、ハッキネンも左後ろのタイヤが脱輪するというトラブルに見舞われリタイヤしてしまいました。さて、このレースを最後に現役引退を表明していたレーサーがいます。デーモンヒルです。元F1チャンピオンの息子ではありますが、下位チームで低迷していた時期もあり、やっとの思いでチャンピオンを取った苦労人です。ここ最近はなかなか上位に食い込めず、その悔しさもあって引退の道を選んだそうです。派手さはないですが、着実な走りをひそかに応援していたのですが、残念です。

7月13日(Tue): 成田空港まで

今日からニューヨーク経由でカナダのトロントに行く6泊8日の旅行です。トロントにいる友人を訪ねるのが目的です。前回使ったパスポートの期限が切れていたくらいの久しぶりの海外旅行です。今日の飛行機は午後6時発のコンチネンタル航空。海外便なので出発2時間前には飛行場に行かなくてはなりませんが、それでも朝早いよりは楽だと思っていました。飛行場までは一緒に行く友人と乗り合わせて車で行きます。車を旅行中預かってもらうサービス業者に預けることができるそうです。荷物もあるしその方が楽だと考えていたのですが、平日の昼間に都内の高速を抜けて成田まで行くのはそう甘くはありませんでした。あいにくの大雨で視界は悪いし、その雨のせいで途中何箇所かで事故渋滞や緊急工事渋滞に遭い、12時に家を出たのに成田に着いたのはぎりぎりの時間でした。今日の出発は第2ターミナルから。出発ターミナルはまだ夏休み前なので人こそ少なかったですが、いつものように旅路を前の緊張した雰囲気がありました。

7月14日(Wed): ニューヨーク

日本とアメリカ東海岸の時差は13時間です。日本の成田空港からニューヨークのニューアーク空港までの飛行時間は約12時間なので、日本を出た時間とほぼ同じ時間に現地に着くことになります。さんざん狭い機内に押し込められて、機内食を食べてはウトウトするという時間が過ぎてまた同じ時間から始まるのですから変な気分です。今まで時差ボケというのを経験したことがないのですが、まるっきり半日時間がずれるのですから、さてどうなるでしょう。ニューヨークには1泊しました。着いた夜と次の日の昼間観光をして夜の便でカナダへと向かいます。ニューヨークの街は平日なのにたくさんの人で賑わっていました。一体あなた達は仕事はないの?と自分のことを棚に上げて思いながら急ぎ足で歩きました。色々話しを聞いたりガイドブックを読んで予備知識は多少ありましたが、やっぱり自分の足で歩くのが一番ですね。たくさんの人種にあふれ、活気のある街だと感じました。またお世辞にも奇麗な街ではなかったです。

7月15日(Thu): カナダの第一印象

トロントへは前日の夜に入りました。そこから友人の家まで公共のバスを使って行ったのですが、なんでもバスは24時間動いているそうです。ただ本数は少ないので家に着いたときは夜12時を回っていました。翌日は朝10時過ぎに起きて遅い朝食を取り、午後からトロント観光に向かいました。ここでも利用するのは公共交通。バスの他に地下鉄と路面電車が町中を縦横無尽に走っていて、とても便利だそうです。この日は一日乗り放題の切符を買って移動しました。ニューヨークの街中と比べるのが違うのかも知れませんが、トロントの街はカナダでも人口の一番多いところだと聞いていたわりには街がゆったりしていてとても奇麗でした。ここもたくさんの人種がいるのですが、どことなくのんびりした雰囲気が感じられ、なかなか住みやすそうな印象を持ちました。トロントは5大湖のひとつであるオンタリオ湖に接していて、湖辺りに横浜の山下公園のような公園があります。その芝生の上に座ったとき、ああいいところだなあと感じました。

7月16日(Fri): ナイアガラ

トロントの近くにナイアガラの滝があります。ご存じのように大自然が作り出す雄大な3つの滝からなる観光名所です。ここまで来たのだから見に行こうとということで、友人の家からの1泊旅行をしました。滝そのものはすごいと感じましたが、実はもっと驚いたのはその周囲の観光地化された街でした。カナダの第一印象が奇麗で落ち着いた街だったのに、ここはそれをまるっきり裏切ってくれました。例えて言えば日本の軽井沢の最盛期をもっとくだらなくしたものでしょうか。何故か街中にお化け屋敷とかびっくりハウスとかがひしめき合っているのです。観光客の数もかなりの物で、昼間から夜まで人通りが絶えません。そんな中、滝の近くで花火大会があるというので、夜になってからそれを見に行きました。しかしなんと花火そのものはほんの5分程度。その規模もひとつひとつも実にプアーなもので、やっぱり日本の花火師は優れていると感じました。滝そのものも夜は色とりどりのスポットライトでライトアップしているのですが、それもなんだかなあという感じです。滝そのものよりもその周りにちょっとがっかりしました。

7月17日(Sat): 自由旅行

トロントからのナイアガラ一日観光ツアーもあるのですが、我々は自分達で自由に動く方を選びました。ただ、その交通手段がちょっと分かりにくかった。トロントとナイアガラを結ぶバスは滝からはちょっと離れたところのバスターミナルに着きます。そこからは別の小さいバスに乗って中心部へ行かなくてはなりません。行きはターミナルで聞いて何とかなったのですが、帰りはどこで切符を買って、どこから乗ればいいのかさえも分かりませんでした。滝周辺には幾つかのバス停があって、他のシャトルバスもよく走っています。別のバスのチケット売り場に行って聞いてみても愛想なく知らんと言われてしまいます。とにかく下車したところで聞いてみろと言われて、そこでバスの運ちゃんに聞いてようやく無事に帰れました。途中、日本人の母親と娘の二人連れを見かけました。母親は全てを娘に頼り切っている様子で、娘はつたない英語でなにやらあちこち聞き回っていました。自由旅行は慣れないと何かと大変なようです。

7月18日(Sun): CART観戦

丁度トロントに滞在していた週末、アメリカのINDY CARTシリーズのトロントGPが行われました。CARTは日本でもF1に次ぐ人気のフォーミュラシリーズです。F1はヨーロッパ中心に動いているのに対し、CARTはアメリカ中心でその近隣の国でレースを行っています。今年は日本の茂木でも行われました。トロントGPは市街地コースですが、日本でいうと幕張メッセのような大きな展示会場周辺を使ってコースを作っていました。こういう場所だと交通の便はいいし、会場やトイレも展示会場のものを使えるので奇麗で観戦しやすいですね。決勝日の自由席券を買って中に入りましたが、それでもなかなか楽しめましたよ。天気がよかったのですっかり日焼けしてしまいました。後で見た新聞によると決勝日は7万5000を超える観衆がいたとか。しかしメインの後のサポートレースも見てから会場を出たので、帰りの電車も楽々座れました。同じような観客数でも日本の鈴鹿ではこうはいかないでしょう。それを考えると観戦券も高価な日本のレースは行きたくなくなります。

7月19日(Mon): 帰国便

さんざん遊んだ旅行も最終日。日本へ帰る日です。行きに来た行程を逆に辿るので、一旦トロントからニューヨークに飛んで、そこから日本行きに乗り継ぎます。トロントからニューヨークまでは時間にして1時間半程度ですが、それも国際便です。ですから出発の2時間前には飛行場に行く必要があるでしょう。ということで、ホテルを月曜日の朝4時にチェックアウトしました。朝4時ですよ。徹夜で出ようかとも思いましたが、カナダの友人と夜中の1時頃別れた後、ちょっとだけ寝ました。飛行場では航空会社のカウンターも入国管理センターもまだ開いていなかったのでいくらか待たされ、ニューヨークでも乗り継ぎで2時間待たされ、さらにそこから13時間40分、狭い機内で揺られて日本に戻ってきました。そこから車で家に戻ってきたのは夕方の6時。時差を差し引いて計算するとほぼ出発から丸一日が経っています。もちろんその時は既に日付けが変わっているのですが、なんだか月曜日がなくなってしまったような不思議な感覚です。

7月20日(Tue): 日本の食べ物

旅行から帰ってきて荷物をほどいてほっとしたのもつかの間、そろそろ夕食の時間ではないかということになりました。朝早い飛行場でサンドイッチを食べてから、一体今日は何食食べたのか分からないのですが、時間に合わせて夕食を採ることにしました。ずっと向こうの食事ばかりだったので、久しぶりに日本のご飯が食べたいねということになりました。向こうでは何を食べてもこってりしていてたっぷりの量の食事とあまーい飲み物ばかりだったのです。そんなのばかりでは、長く住んでいる人は日本食が本当に恋しくなるでしょう。友人にカナダ料理というものは無いのかと尋ねたら、そんなものは無いと言われました。確かにイタリアとかフランスとか中国とかと違ってカナダの有名な食べ物を思い浮かべることができません。久しぶりに食べる日本の食事は結局カレーライスになりました。キノコと納豆をトッピングしたビーフカレーです。カレーそのものは日本の食べ物ではないかもしれませんが、これは立派な日本食でしょう。

7月21日(Wed): メール

久しぶりに出社です。休んでいた間にグループの仕事も進んでいるので、それに追いつくように頭を回転させるのも大切ですが、休み中に届いているメールに目を通す手間も侮れません。一日に少しずつのメールでも、一週間も溜まればかなりの数になります。業務関連の連絡もメールで行われることが増えたので、大切な事柄を見逃さないようにしないとね。仕事のやり方もひと昔前とは大違いになったものです。またそれ以外も物理メールでの回覧もあるので、それらを片付けるだけでも一仕事です。今は家でもインターネットに接続しているので、旅行から帰ってから早速メールのチェックもしました。こちらも予想以上のメールが来ていました。メールは読む人の時間を制約しないから便利ですが、このようにしばらく家をあけることもありますから急ぎの用事の時はちょっと心配ですね。そう言えば書留の不在配達の連絡も来ていました。これはあと一日で送信者に返送されてしまうところでした。今日郵便局に取りに行って事無きを得ました。あぶないあぶない。

7月22日(Thu): 英会話

今回の旅行でも言葉の壁を痛感しました。日本の英語教育は活きた日常会話には役に立たないと言われますが、正にその通りだと思います。自分も中学から人並みに英語の勉強をして、高校、大学の受験もしました。学生時代はアルバイトで中学生に英語を教えていたこともありますし、今でも仕事で技術論文やインターネットのホームページを英語で読む必要もあります。しかし、そういう状態でも生の英語の聞き取りと、自分の言葉で言いたいことを表現することが苦手なのです。振り返ると、今まで英語を話す人とじっくり話しをする機会もありませんでした。今回、訪ねて行った友達があちらで仲良くしている友人と話したのが初めての英会話でした。落ち着いて聞けば内容はそこそこ分かりそうだと思ったのが今回の収穫です。買い物をしようとして店のおばちゃんにまくしたてられるとお手上げでしたけどね。また、その友達の話す英語を聞いていると、何も難しい言い回しを言うことはないんだということも分かりました。あとはやっぱり慣れと度胸ですかね。

7月23日(Fri): 疲れのピーク

火曜日まで休みだった関係で、今週は3日だけの出勤でした。あっという間に一週間も終わってしまいました。そうは言っても旅行から帰ってきてそのまま仕事だったので疲れもそれなりに溜っていたでしょう。それが金曜日の午後になって襲ってきました。いつもは寝不足で眠気をもよおしてもそれはほとんど午前中で、午後になるとそれなりに元気になるのですが、今日は午後になってから眠気が襲ってきました。だんだん体を動かすのも億劫になったので、夕方早々に退社しました。電車に乗って座って本を読んでいたのですが、そこでかなりまぶたが重くなり本を閉じて寝ました。本厚木からは乗り換えて立っていたのですが、それでも眠気は覚めません。扉の脇に寄りかかって眠ってしまいそうでした。駅に着いてぶらぶら歩いて帰り、ご飯を食べたらもうだめ。そのままその場で横になってしまいました。気が付いたら午前2時。シャワーで汗だけ流してベッドに入り、そのままぐっすりです。この夜はたいそう暑かったようですが、そんなもの関係ありませんでした。

7月24日(Sat): 冷房

旅行のお土産を持って、久しぶりに実家に帰りました。両方の実家に顔を出したのはいつ以来のことでしょうか。まあいずれにせよ親不孝であることに間違いありません。ところで、昨日とうとう梅雨が明け、とたんに猛暑がやって来ました。うちの車の冷房の効きは悪くありません。我が家にはまだ冷房設備がないので、暑い家にいるより早々に車に乗って実家へ向かいました。この日はさすがにどちらの実家に行っても当然のようにエアコンが効いていて、部屋の中は快適な温度になっていました。外の日ざしを見ながら今日は暑いねなんて言いながら、実のところ涼しい顔をしていました。夜になって家の方に戻って来て、まだ時間があったのでなじみの喫茶店に行きました。そこでもエアコンが効いています。この日とても暑くなるということなので、短パンにTシャツという姿で過ごしていました。しかしこれだけ冷房の中にいるとお腹も冷えて来ます。最後はお腹をごろごろさせながら家に帰って来ました。冷房に当たり過ぎるのも体に悪いようですよ。

7月25日(Sun): よしず

あまりに暑いので、いよいよエアコンを買おうということになりました。しかし買っても設置して貰うまで涼しくなるものでもありません。また我が家は南側の窓が直射日光に当たるので、それが原因で熱がこもることが分かっています。それをやわらげる為によしずも買おうということにしました。よしずとはすだれをたてにしたようなものを窓の外に立て掛けて置くものです。日よけと風通しに効果があります。大きい商品ですから、品物運搬用の軽トラックを貸してくれるホームセンターに買いに行きました。しかし、最初見に行った店には適当なサイズの物がありませんでした。2店目に言った店にはちょうど良いサイズがあったのですが、あいにく在庫がなくなってしまったとか。丁度今日売り出しの目玉にしておいたら、この暑さのせいもあってあっという間に売れてしまったということでした。考えるのは誰しも同じなんですね。なんとか一つだけ返品扱いで戻ってきたものを買って、明日トラックを借りて運ぶことにしました。

7月26日(Mon): 公庫融資実行

色々手続きに手間取ってしまいましたが、本日ようやく住宅金融公庫の融資金が振り込まれ、そこから工務店に工事代金の残金を払い込みました。これで晴れて我が家が名実共に自分達の物になったのです。振り返ると、家を建てることの苦労を色々経験して来ました。知らない単語のオンパレードで、次は一体何をすればいいのか、手探りの日々が続きました。一番気楽だったのは実際に家の工事をしている時だったように思います。もう引越してから3ヶ月が経ちました。季節は春から夏に変わり、エアコンが来るまで暑さを耐える毎日です。同じ暑さでも、コンクリートのマンションと木造の住宅とでは少し違うことを知りました。コンクリートは昼間のうちにたっぷり熱気を溜めている為に、夜になっても部屋が暑いのですが、木造の建物では風さえ通せばかなり涼しくなります。ただその分冷房効率も悪いらしいですけどね。外構や庭の整備など、やりたいことはたくさんあります。最初に立てた資金計画を見直して、次の計画を立てるとしますか。

7月27日(Tue): 夏休み

昨日と今日は事業所全体の夏休みです。旅行の疲れを取るのにいいかなと考えていましたが、こう梅雨明けから猛暑の日々が続いては、冷房の効いた職場がうらやましく思います。朝起きてから家中の窓を明けて風通しを良くし、なんとか暑さを和らげようと努力しました。南側は昨日立てたよしずのお陰で直射日光を避けられるので、だいぶましになりました。しかし陽が動いて家の西側から日光が当たるようになるとお手上げです。それまでは我慢して家で旅行の写真の整理をしていたのですが、とうとう耐えられなくなってスポーツクラブへ出かけてしまいました。移動中の車は冷房が効くので快適です。ただし冷房をかけると極端に燃費が悪くなります。みるみるうちに少なくなる燃料を気にしながらスポーツクラブに到着しました。夕方というのはどのスポーツクラブも空いています。広々としたマットでストレッチしたり、誰もいないスカッシュコートで練習したり、効率的に運動ができます。早めに上がれるので食事の時間も遅くならないし、実に健康的です。

7月28日(Wed): フレックス休日

今週の後半3日は標準フレックス休日です。僕は今年は旅行の為にこの休日を前にずらしたので、やむなく出社しました。この3日間は社バスの本数も半分になるし、食堂のメニューも少なくなるし、社内メールも運行しないので不便なことこの上ありません。しかし、逆に言えば居室も静かで集中して仕事ができます。朝、いつものバスが間引かれるので、一本前のバスに乗って出社しました。朝早くだと空調がついてないかもしれないと心配していましたが、建物の中はちゃんと冷えていました。そうしたらもうこっちのもの。僕の周りには16人の机がありますが、今日出社したのはその内4人。一日中静かで涼しくて快適でした。帰りのバスも半分しかありません。のんびりしているとどんどん帰る時間が遅くなります。だらだらしていないで早々に退社しました。会社はこのように人が少ないですが、行き帰りの電車はまだ人が多いようです。高校生や大学生はもう夏休みですが、社会人の休みはまだまだお盆近くに集中しているみたいですね。

7月29日(Thu): 高校野球地区予選

甲子園を目指す高校球児達が連日熱戦を繰り広げています。続々地区代表校が決まっていますが、今日の東東京大会の決勝戦で、都立城東高校がみごと甲子園出場を決めました。都立高校出身の身としては、陰ながら応援していました。都立離れの風潮とか学区域制度の問題とかがあり、都立高校は有力選手を集めるのが難しい。1980年に、西東京代表として都立国立高校が甲子園出場を果たしました。地区でも屈指の進学校として知られた高校が地区予選を勝ち上がったので、当時大きな話題になりました。その数年後に僕らが高校に入学した時、新入生を前に各部の紹介をする場で、野球部の主将が「この前はクニコウが行きましたから、今度は僕達が」と熱く語っていたのを覚えています。しかしそう簡単に事が運ぶはずも無く、我が母校のみならず、東東京を含めても都立高校の甲子園出場はそれ以来ありません。ところで今年の母校の成績はと思って見てみたら、4回戦で都立立川高校に負けていました。いつもその辺りまでは行くんですけど、そこからが難しい。

7月30日(Fri): 一年前は

かみさんと待ち合わせて近くのとんかつ屋さんで食事をしました。その店はよく行く喫茶店のお客さんがよく行く店で、小さいけど常連客がたくさんいる店です。ビールを頼むとおかみさんが最初の一杯お酌をしてくれました。僕とかみさんのコップにビールを注ぐと、お疲れ様ですと言って瓶を置きます。そのときビールのラベルがきちんとこちらに向くように気を配っているんですね。小さいことだけど感心しました。揚げ物をつまみに飲みながら、そういや一年前の今頃、土地を買う手続きが終わったんだよねえという話しをしていました。その時、その土地購入の仲介をしてくれた不動産屋の社長夫妻が店に入って来ました。偶然ですねえ、もうそんなになりましたかなどと色々話しをしながら楽しい時を過ごさせて貰いました。店を出た後はいつもの喫茶店へ。その社長夫妻も喫茶店の常連なので、またまた御一緒させていただきました。マスターや他のお客さんを交えてまたまたしばらく話しをして、いい気分で帰って来ました。

7月31日(Sat): ドイト

先週買ったよしずの具合が良いので、あと二つ追加注文していました。今日入荷したという連絡が入り、早速買いに行きました。注文したのは古淵のドイトです。値段はともかく、DIY用品の品揃えではこの辺りでは随一でしょう。僕らも自分の家を持つようになってから、幾度となく行っています。買ったよしずは高さ10尺のもの。もちろん軽トラックを借りて運ぶことになります。ドイトには2台の車が用意してあって、1時間までなら無料で貸してくれます。荷物を止めるロープも貸してくれるので、荷台に括り付けて家まで往復しました。エアコンなんて付いてないので窓を全開にして走ったのですが、それでも暑かった。でも普段と違う視点の車を運転するのは面白いですね。軽トラを借りる人は結構多いようで、鍵を返した後も何人か順番待ちをしている様子でした。それでも2台用意しているのだからここは親切な方ですよね。でも今日、人を待たせるのはなっとらんと横柄な態度で店員に怒っているおっちゃんがいました。全く自分勝手だなあ。

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