しのぶの戯れ言

日々の出来事から

1998

10月1日(Thu):

このページの更新は毎日やっていますが、デザイン自体はほとんど変えていません。骨組みだけ利用して中身を書き加えているだけです。最初にこんなイメージでと思って作ってものをずっと利用して来てしまいました。あのころから比べるとインターネット関連の技術も進んでいます。ブラウザ関連だけでも、インターネットエクスプローラーやネットスケープコミュニケーターがしのぎを削って新しい技術を導入していますので、今はこれらのページのデザインをする手法も変わってきているようです。御存じのようにWebページを記述するのはHTML文書とよばれる様々なタグを付けた文書なのですが、今は本来の目的とは違ったタグの使い方でページのデザインをしていることが多い。例えば表を作るためのテーブルタグというのがありますが、これは単に文字枠として使われていたり、ページのレイアウトに使われる方が多い。それは見るブラウザの設定によって、ページの見た目が変わるのを防ぐための苦肉の策なのですが、今や大抵のサイトで当然のように使われています。しかしこれからの流れは違うそうです。HTMLのタグは本来の構造を表すためだけに使い、文字の修飾やレイアウトは別途スタイルシートとよばれる部分で記述するのだとか。レイアウトの自由度もかなりありますから、これからはもっと簡単に、いろいろなデザインができるようになるようです。遅まきながら僕も少しずつ勉強することにしました。

10月2日(Fri):

日本の経済が一向に上向かない中、流れて来るのは景気の悪い話しばかりです。やれ大型倒産だとか、赤字だとかリストラだとか、どの会社の規模によらず少なからず影響はあるようです。そんな中、うちの会社の経営状況も芳しくないそうで、以前から細かい経費削減の対策が取られてきました。例えば照明費用の削減のために夜間のグランド使用を禁止したのもそのひとつですね。うちの部門では、年末に社内向けの技術展覧会を開く予定でした。同様なものは僕が入社した年に一度行われましたが、その後ずっとありませんでした。今年はそれが復活するということで、テーマ内でも技術の宣伝をするいい機会だと思って、今後の実施計画の中に入っていました。しかし、その展覧会も経費削減の一環で延期になりました。ちょっと計画が狂ってしまいますが、仕方がないのでしょう。僕が入社した年に行われた展覧会は、まだ海老名事業所にいた時でした。テーマの技術説明やデモシステムを展示して、見学に来た方々に細かい説明をしました。まだ研修が終わって配属したての新人で、テーマのことについてはちゃんと理解していなかったのですが、その時何回も説明したことで、自分なりにもテーマのことを理解できたように記憶しています。仕事をしていると自分達だけの狭い視野に目を向けがちになりますが、こんな展覧会があって、色んな人の意見を聞くのは有意義ですよね。延期になって残念です。

10月3日(Sat):

スカッシュの大会に参加しました。グレードは相変わらず新人です。通常新人というのはスカッシュ経験1年未満のことを指します。ラケットを買って本格的に始め、外部の大会に出始めてもうじき1年になりますので、新人と名乗れるのもあとわずかです。このあたりで一ついい成績を残して、今後のモチベーションにしたいところでした。大会前の練習もいつもより慎重にやったつもりです。試合当日は緊張から本来の動きができないことが多いので、今回はそうならないように気を付けたつもりです。でも結果は1回戦負け。相変わらず動きが堅かったとか、相手の人のレベルが高かったとか言い訳もありますが、たいした抵抗もできずにストレート負けしてしまったのは悔しいです。どうして勝てないんでしょう。他の人の試合を見ながらそれをずっと考えていました。もちろん技術はまだまだ未熟です。しかしやっぱり一番の問題は、試合の場になると失敗を恐れて動きが小さくなってしまうことだと分析しています。のびのびいつものプレイをすることが目標なのですが、蓋を開けてみると、がちがちの動きに甘いショット。これでは勝てません。外部の大会に出るのがすべてではないですから、身近な人達とエンジョイスカッシュに専念するという選択肢もあるでしょう。でもやはりもう少し、上のクラスで勝ち進めるように技術を磨いていきたいです。トーナメントに勝ち残った仲間を見ながら、もっともっと練習しなくてはと心に誓いました。

10月4日(Sun):

スカッシュの試合の2日目の見学に行きました。途中時間が空いたので、会場の周りを車で散歩してみました。会場の場所は愛甲石田駅の南口から歩いて15分くらいのところにあります。とりあえず駅まで向かいました。駅の北口にはロータリーがあって、森の里行きなどのバスも発着します。線路に平行して走っている246号線にそって、ファミリーレストランがいくつかありました。しかし南口側は対照的です。道が狭くて車のすれ違いもようやくというところが多々あります。また、道が微妙にカーブしていることが多く、進んでいる方向がいつの間にか変わって、気が着くと全然とんでもないところに行ってしまいそうです。北は小田急線と246号、南は小田原厚木道路に挟まれた地域ですから、どこに行くのもそれらを越えなくてはいけません。週末の夕方になると渋滞がひどくて苦労しそうです。その割りには住宅地としては静かな印象がありますけれどね。実は散歩の目的は、昨日発売された本を探すことでした。本屋を探しにあちこち動き回り、駅周辺に2軒見つけたのですが、そのどちらにも置いてありませんでした。やっぱり本厚木まで行かないと買い物には不便なんですかね。

10月5日(Mon):

近ごろはだいぶ分煙が広がってきましたね。フォミリーレストランでもきちんと席が分離され、昔のように禁煙席と喫煙席が隣り合うという、いかにも形だけという事も少なくなりました。駅のホームでも喫煙コーナーが設置されているところで吸っていらっしゃる方が増えたように思います。でもまだいますね。喫煙コーナーから離れたところにある椅子に座って、喫煙コーナーの方を向いて吸っていたりする人が。それって意味無いですよ。となりに座る人は煙たいですから。それからたばこを吸う人でもう一つ気になるのが、吸い殻の投げ捨てです。電車が来たのでそのまま足元に投げ捨てて電車に乗る人はまだまだいます。吸い殻に限りませんが、どんな小さいごみでも、あたり構わず捨てるというその神経が理解できかねないのですけど。今日も道を歩いていたら、車の窓から道路にたばこを投げ捨てた人がいました。もちろん火なんて消していません。そういう時には是非一度拾ってお返ししてあげたいなと思うのですが、そこまで勇気が無いのが残念です。よく鳩の糞に注意なんて看板がありますよね。さすがに鳩にトイレを仕込むのはできないでしょうが、ごみを巻散らす人はそれと同じことをしているのだと思う今日この頃です。

10月6日(Tue):

駅のホームでの喫煙と並んで、車内での携帯電話の使用についても遠慮するようにアナウンスが流れます。煙草は吸わない私ですが、携帯電話は持っているのでひと事ではありません。車内で携帯電話を使わないようにする理由として、周りの方の迷惑になるからだそうです。具体的にはどういうことでしょう。電車に乗ったら声を出してはいけないということは無いでしょうから、話し声がだめなのではないはず。但し電話の声が遠いと知らずの内に大声で話してしまうでしょうから、それは確かに迷惑かな。でもひそひそ話すくらいなら大目に見てもよさそうです。次に呼び出し音が耳障りだという意見。これは確かにわかります。目覚まし時計や電子タイマーなど人の注意を引き付けるものは、ある意味で不快な音を出します。特に鞄の奥に電話を入れっぱなしで、呼び出し音がなったので慌てて取り出している人に出くわすと、うるさいから早く止めてくれなんて思っちゃいますね。でも最近の電話には呼び出し音を止め、振動で着信を伝える機能が付いているはず。それを使えば周りに迷惑をかけずに電話に出ることが可能です。ですから、呼び出し音をならさずに電話に出て、話し声も出さなければ迷惑をかけないということになるはずです。それが可能なのはプチメールです。これなら電車の中でも会話をすることができてしまいます。だから電車の中で携帯を使ってもいいのだと解釈しているのですが、これは身勝手なのかな。

10月7日(Wed):

プロ野球のパリーグの優勝が決まりました。終盤に来て大接戦となりましたが、西武ライオンズがなんとか逃げ切って栄冠を勝ち取りました。私の実家は所沢から近く、実家に住んでいた頃は西武ファンでした。向こうに住んでいるとポスターやら宣伝やら何かと目にしますから、その影響もあったと思います。今年のチームの顔ぶれを見ているとだいぶ若返りしました。辻、平野、秋山、清原、石毛、工藤、渡辺(久)、郭、鹿取など、かつての黄金時代を築いたメンバーの名前の方が、いまだになんとなく西武らしく思ってしまいますけれど。更にその前に遡れば、田淵、野村、江夏、東尾、太田なんて名前もありました。覚えてますか?今はすっかりばらばらになって、活躍している人できない人、さまざまですけどね。何回か西武球場に試合を見に行ったこともあります。傾斜地をうまく使って作ったきれいな球場でしたが、屋根がなかったために強い日ざしや雨に弱かった。いまドーム化が進んでいて、今年は一部が屋根に囲まれてドーナツ型になっていて、雨なら多少は避けられるそうです。電車で一本でしたので、平日のナイターでも気軽に見に行けたのですが、さすがにこちらからだと帰って来るのに時間がかかりそうです。せっかくなので日本シリーズも見てみたいですが、西武球場で試合があるのは平日だからちょっと大変かな。

10月8日(Thu):

丸谷才一という人のエッセイ集を読みました。大正14年生まれの芥川賞作家です。変わつているのは、文章が歴史的かな使いで書かれていることです。「かねがね疑問に思つてゐた愚問(とわかり切つてゐるもの)を思ひ切つて訊ねてみた」。なんて調子で綴られています。最初はとっつき憎かったのですが、慣れて来るとさほど読み憎くありません。かえって現代かな使いより厳密にひらがなをを当てる分、勉強になるくらいです。鯨の語源は何かという話しで、クシシラ(大獣)を約したものだという説があるそうですが、正確には「クヂラ」と綴るのが正しいのだからそれは間違っているなどと述べています。なるほどと感心することしきりでした。何故この本を読み始めたかと言うと、とてもいい文章を書く人だと聞いたからです。確かに肩の凝らない平易な文で、とても読み易いと感じました。自分もこんないい文を書きたいと思いそのスタイルを盗もうと思いましたが、なかなか簡単にはいきませんね。そういう意味もあってなかなか面白かった本だったのですが、残念だったことが一つあります。それは、エッセイの題材がどうも馴染まないことです。出て来る人物や小説もほとんど知らないものばかり。それは自分の無知がいけないのでしょうが、やっぱり共通の話題がないのは読んでいてつまらないです。中にラーメンの話しがあったので、これならと思ったのですが、しょっぱなから自分はほとんどラーメンを食べないというのですからお話になりません。やっぱり世代の差なのかなあ。

10月9日(Fri):

横浜で買い物をしたくて、後半休をとりました。買いに行ったのはスカッシュ用のシューズで、その輸入販売元の事務所が平日の5時までしかやっていないからです。通信販売も受け付けているのですが、やぱっり靴は履いてから買いたい。事務所は桜木町にあるということだけ調べて行きました。駅から歩く途中、ランドマークタワーとは反対側の、住所としては野毛になると思いますが、飲み屋がものすごく多い地域を通りました。時間的にまだ営業はしていませんでしたが、夜になるとたくさんの酔客で賑わう光景が思い浮かびました。結局事務所は見つからず、電話を掛けて場所を聞いてようやくたどり着きました。でもちゃんといくつか靴を試し履きさせて貰って、気に入ったのが買えました。ちょうどこの日は横浜ベイスターズが優勝を決めた翌日でしたので、途中通った横浜駅では優勝記念セールを目当てに来ている人でごった返していました。試しに、ここでも安くなるなんてことはないのですかと言ったら、僕は千葉県民ですからと言われてしまいました。

10月10日(Sat):

体育の日ということで、スポーツクラブで体力測定をしました。お約束の筋力や柔軟力の測定です。日頃のトレーニングの結果を楽しみにチャレンジしました。でも思うように記録は出ませんねえ。握力も背筋力も思ったほど伸びませんでした。やっぱりこの年になると筋力を維持することで勢一杯なんでしょうか。3本の平行に引かれた線をまたぎながら左右に移動する、反復横飛びという種目があります。これは昔は軽々できたものです。しかし、情けないことにやっている途中で足がもつれて、転んでしまいそうになってしまいました。年齢別に標準記録が書かれた表が張り出されていて、それと自分の結果を見比べてみると、まあどれも平均かそれ以上はクリアしていたようです。本当は平均をはるかに越えていることを期待していたのですけれどね。ただ自分でも驚いたことは、意外に柔軟種目が悪くなかったことです。昔から体は堅くて、今だにそれは克服できていないのですが、体前屈も上体そらしも人並みくらいにはできていました。これは日頃から体を動かしているおかげで、下手に筋力を上げるよりいいことかもしれませんね。

10月11日(Sun):

不特定多数の人に注意を促すメッセージというのってありますよね。例えば、交差点近くの道路脇に「投げ捨て禁止」というような看板があります。でもその脇に空き缶がたくさん捨てられていたりしますから、あまり役に立って無さそうです。間接的な言い方では、「マナーのよいモデル交差点」という看板もあります。交差点はたくさんの人が通るはずですが、その看板を見ると自分もマナーに気を付けて通らなければならないという気になることを狙っているんでしょう。それからトイレを清潔に使って下さいという貼紙もよくあります。定番なのは「みなさんが使うトイレだから清潔に使いましょう」というもの。言いたいことは分かるのですが、ちょっと直接的過ぎるような気もします。飲み屋などで見かける、「急ぐとも心しずかに手に取りて外にこぼすな松茸の露」というのは洒落が効いていて面白いですね。ところで、先日意外な貼紙をトイレで見かけました。「いつも清潔に使っていただきありがとうございます」というもの。逆転の発想というのでしょうか、なかなか上手いなと思いませんか。

10月12日(Mon):

健康診断の結果が戻ってきました。身長や体重は去年と変わっていなかったのは既に分かっていましたが、その他の血液検査の結果も分かりました。総じて異常無し。全ての検査値が標準の範囲に入っていました。結果表は過去の分も一緒に載っていますよね。それを見ても、この3年間全ての値が安定しているようです。この3年という数字は、スポーツクラブに通っている時期と一緒です。食べることや飲むことにあまり制限は掛けていませんから、美味しいものを食べ、好きなときに飲み、そしてその分動いて消費すれば新陳代謝が正常に行われるものです。過度な運動をせずにこの値をキープできれば、この先も健康には安心できるのかな。先日、スポーツクラブで話をしていて、運動が好きかどうかという話しになりました。決して好きじゃ無いのだけど、体力が落ちるのが嫌だからトレーニングするんだという人がありました。今の僕もそれに近いですね。また体を動かさないとストレスが溜まる。それを発散させるのがとても快感なのです。

10月13日(Thu):

プロ野球の公式戦が両リーグとも終了し、個人記録の各タイトルが決定しました。巨人の松井選手が初タイトルを2冠王という形で獲得したとか、オリックスのイチロー選手が驚異の5年連続首位打者を取ったことが話題となっています。一方で、毎年あることですが、終盤戦の消化試合で、チームメートに記録を取らせるための明らかなアシストも見られます。今年は、セリーグの首位打者争いを事前に監督同士で話し合ってやめさせたとか、パリーグの盗塁王争いで、ライバルを走らせないために牽制悪送球からボークまでやってのけた、ということが指摘されました。タイトルを取るということも大切でしょうが、そういう行為は見ていてすがすがしくない。これも消化試合と言われるような試合があるからいけないんでしょう。そもそもプロなんですから、見に来たお客さんに楽しんで貰えるような試合を見せるべきで、自分の都合のために帳じり合わせをしているようじゃ、いつまで経っても2流ですね。

10月14日(Wed):

インターネットの入り口となるサイトのことをポータルサイトというそうです。要は、WWWのブラウザを開いたときに最初に表示されるページということになります。頻繁にアクセスされるページは多くの人の目に触れることから、広告媒体として商品価値が出てきます。そのようなスポンサー収入を目当てにするために、インターネット検索やニュース、各種新着情報を載せ、ますます便利なサイトになっていきます。私はMy Yahoo!というページをよく利用しています。ユーザー登録すると、自分なりにページに載せる情報やレイアウトをカスタマイズできるようになって、なかなか便利ですよ。ところで、自分のPCのポータルサイトは会社では自分のホームページにしています。自分が使いやすいように作っていますから当り前ですね。家ではなにも表示させません。ブラウザを起動する度にモデムに接続されても困るからですが、これって普通じゃないのでしょうか。

10月15日(Thu):

小田原で飲み会でした。秦野からは比較的近いですが、さすがにわざわざ飲みに行ったのは初めてでした。会社のバスでニ宮まで出て東海道線回りで行くと本当に近い。小田原まで二宮からわずか二つ目でした。小田原の駅の繁華街からちょっと歩いたところにある居酒屋に行ったのですが、駅の周りは道が狭いわりに車通りがたくさんありました。一方通行もたくさんあるので、よそものが車で来たら迷子になりそうです。行った居酒屋は一見お洒落風でしたが、実はちょっと変わった店でした。お兄ちゃんが愛想よく応対してくれるのは気持ちいいのですが、来ている制服がぼろぼろなのはちょっとね。店も外観のわりには古い建物だったようです。コース料理を頼んでいたのですが、パスタやピラフやピザがあって、そんなに食べられるかい?という位のボリュームでした。結局かなり残ってしまったのは勿体無かったです。早々と小田急線に乗って帰ってきました。各駅停車に揺られて1時間半位。新宿で飲んでも同じような感覚になりますが、やっぱり小田原も遠かった。

10月16日(Fri):

学生の頃、一時期ビリヤードが流行りました。映画「ハスラー2」の影響でショットバーなんてものがあちこちにできたものでした。今でもボーリング場などには申し訳程度に置いてあることがあります。ところが、家の近くに庶民的で、こぎれいなビリヤード専門店があったのです。夜も更け、日付が変わろうかという時分に行ってみました。中はポケット台しかありませんでしたが、全部で30台程度が置いてあり、多くの若者で賑わっていました。見ていると、台が空くと次のグループを入れる前に店の人が行って、台の上をブラシで擦ったり周りを整理したりしてくれます。まだ新しいからかもしれませんが台も奇麗だし、置いてあるキューも曲がったりしているのはありませんでした。値段は1人1時間600円。2時間ほど遊んで帰りましたが、最後までお客さんはとぎれることがありませんでした。意外にビリヤードは若者の遊びとして定着していたんですね。久しぶりに遊んだものですから、全然思い通りに行かなくて欲求不満が溜まりましたが、こんなに便利なところならまた近いうちに行ってみようと思っています。

10月17日(Sat):

携帯電話の番号が年明けから一斉に変わります。といっても一定の規則で機械的に変わるので、まったくばらばらになるわけではありません。面倒なのは携帯電話に登録してある電話番号のメモリです。入れてある分を変更しなければならないですから。ショップに持って行くと変換サービスを受けられるとかいう話しもありますが、最近の機種にはその変換機能が付いているのでこの機会に機種変更してしまおうかと思っています。同じIDOの機種にしようと思っているのですが、いくつか選択ポイントがあります。もちろん電話その物の機能の使い勝手は大切です。呼びだし音を切る方法や、プチメールの入れやすさなんかは重要なところです。でも最近気になっているのは、呼びだし音です。数や種類もさることながら、自分で作ったメロディを使うこともできると楽しそうです。その他に、電話機能以外のところで、計算機やカレンダー表示、簡易ゲームや占いなどができるものもあります。そういうのはおまけだと思いつつ、結構気になってしまいます。

10月18日(Sun):

台風が関東に最接近し、街が強い雨風に晒されている早朝、車に乗って勝沼に向かっていました。NTTのスポンサードで開催されるマラソン大会に出場するためです。実はこの手の大会に出るのは始めてです。本来長距離走は好きではないのですが、5kmという手ごろな距離のクラスがあることと、参加賞が色々ついていたので参加を決めたのでした。まさか雨の中走らなければならないのかと心配していましたが、スタート時にはすっかり台風は去り、夏場のような強い日差しの下で走ることになってしまいました。5kmクラスに申し込みをしたのは男女合わせて1000人余り、緩やかな起伏のあるコースです。緊張の内にレースはスタートしました。初挑戦でしたので、記録も何も考えていません。最後までスタミナがもって走り切れればいいと言い聞かせて走りました。天気と登り坂にまいってしまいましたが、トップから7分遅れで無事ゴールしました。でもマラソンは勝ち負けだけではないですよね。最後まで頑張ったという気持ちでとっても満足でした。

10月19日(Mon):

日本シリーズが始まりました。横浜スタジアムでベイスターズがシーズン中と同じようなマシンガン打線が爆発し、調子よく連勝しました。日本シリーズの切符も手に入りにくいそうですね。38年ぶりの優勝ということで、ファンの注目度も一層高いのでしょう。そんな中、実は第3戦のチケットを持っていました。とある筋に頼んで、友達の分と合わせて6枚確保していました。予定なら第3戦は火曜日。仕事が終わってから真直ぐ向かえば、所沢の西武ドームまでなんとか間に合うと思っていました。ところで、土曜日の第1戦が雨の為に中止でしたよね。日本シリーズは雨で流れると繰り下げて開催するのだそうです。ですから自然と第3戦は水曜日の開催になります。実は日本シリーズの切符は払い戻しができなくて、そのまま翌日の試合に有効になります。しかし水曜日は予定が悪くて僕らは見に行くことができません。せっかく手に入れた切符ですが、残念でした。問題の余った切符ですが、一緒に行くはずだった友達が他に行ける人を確保して、無駄にならなかったのが救いです。

10月20日(Tue):

慢性的な不景気の大波が我が社にも襲ってきたようで、今まで以上の経費削減策が上から降りてきました。切実なのは残業はしてはいけないというもの。もちろん残業代分給料が減るのも辛いですが、それ以上にフレックス時間の調整が面倒です。今までは最大残業時間に大体合えば多少時間が多かったり少なかったりしてもよかったのですが、0となるとマイナスになるのは許されない訳ですからね。サービス残業する気もないですから、月末になると時間調整に気を揉むことになりそうです。次に辛そうなのは文房具の新規購入禁止というもの。コピー用紙も買えないそうで、本当に在庫がなくなったらどうなるのでしょう。ノートやボールペンやファイルなどは整理すれば持ちそうですが、それにしてもそんなものも買わないように指導するとは、本当に事態は深刻なのでしょうか。そういえば、事業所の入り口の人工池も水を抜いていましたね。あれも経費削減の一環なのかな。廊下の電気も半分消えているし、こちらの気分も暗くなりそうです。

10月21日(Wed):

前日、母方の叔母が亡くなったという連絡を受け、後半休を取ってお通夜に行きました。数年前から体を壊して検査や入院を繰り返していたそうですが、今月に入ってから状態が悪化し、そのまま帰らぬ人となったとのこと。享年55歳。母の妹にあたる人ですし、年齢からしても今の常識からすればまだまだ若いと言えるでしょう。最後は僕らの代わりに色々な厄病を背負って逝ってしまったようでした。慎んで故人のご冥福を祈ります。さて、お通夜の席で久しぶりに従姉妹に会いました。かなり昔に会ったきりでしたから、顔もおぼろげになっていたというのが正直なところです。会ってみると、なるほどというか、そうだったかなというか、ちょっと複雑な気分でした。昔はよく一緒に遊んで貰ったりしていたのですけれどね。それに比べて他の叔父や叔母は変わりませんでした。それは少しずつ年を召されているとは思いますが、特に声は全然変わっていませんでした。そういう意味では、僕らの年代の方が急激に年をとっているように思ってしまいました。

10月22日(Thu):

一度は諦めた日本シリーズ観戦ですが、また雨で一試合流れたために行けることになりました。叔母のお通夜と告別式に参加した後、実家から直接球場に向かいました。実は実家からだと西武ドームは近いのです。横浜球場ではベイスターズファンがほとんどだったそうですが、さすがに西武のホーム球場では西武の応援の方が勝っていました。ちょっと手違いがあって西武側の応援席にいたのですが、一緒に見ていた横浜ファンの友達も、小さくなりながら横浜の選手に声援を送っていました。試合の方は横浜投手陣が四球で自滅した感があり、西武の楽勝でした。僕は元々地元ライオンズファンですから、周りの友達には悪いけど一人いい気分でした。ところで、今西武に小関という若手の選手がいます。字も読み方もいっしょの名前の人は珍しいので、やっぱり一段と応援にも力が入ります。シーズン中からなかなか活躍しているのでちょっと鼻高々です。でも周囲の人が彼の名前を呼んで応援をするとき、ついつい自分が呼ばれたような気になってしまいます。そんなに呼び捨てにしないでね。

10月23日(Fri):

Macintoshファンの拡大には努力を惜しみません。今日は少し前の型のMacを貰ってインターネットに接続したいのだけど、メールの読み書きができないという知り合いのところに様子を見に行きました。PPP接続は出来ていたのですが、サーバーの設定が一部できていなかったようで、それを直したら無事にメールサーバーに接続できました。今まではゲームしかできなかったようですから、これからもっとMacに親しんでいただけるでしょう。自宅のパソコンでインターネットに接続しようとする人も増えていますよね。僕らの職場みたいに、個人に割り当てられているパソコンがネットワークに繋がっていると、やれゲートウェイアドレスとかDNSサーバーとかプロクシとかという言葉もよく聞きます。僕も好奇心が強い方ですから、その意味もある程度はわかっているつもりです。自宅でインターネットに繋げるときにも設定にさほど苦労していないのは、そういう理由があるんでしょう。だんだんパソコンの使い方も簡単になり、インターネットプロバイダーが配布する接続マニュアルもていねいになりましたけど、まだ誰にでも簡単にとはいかないんでしょうね。

10月24日(Sat):

スカッシュでは、プレーヤーが狭いコートに入ってボールを打ち合いますから、打ったボールが相手にぶつかったり、振ったラケットが相手に当たる可能性があります。ですからプレーヤーの怪我を防止するためのルールがあります。自分がボールを打つ番なんだけれど、相手が邪魔でラケットを振れない場合に、打つのをやめてもポイントを貰えるものです。最初はそれがなかなかできなくて、相手がいるのに無理やりボールを打とうとしてミスしたりします。ただ自分にポイントが欲しい場合は、レフリーにアピールをする必要があります。ボールを打とうとして構え、ちゃんと打つ気があったよということを示したうえで「プリーズ」と宣言するのです。ただ手を上げても分かって貰えることも多いですけれどね。適当なタイミングで声を出すのは慣れが必要なものです。気弱だとアピールできずにただ自分のミスだと思われたりもします。今日のスカッシュの試合では、初めて大きな声で「プリーズ」と宣言することができました。小さなことだけど、ちょっと自分の進歩が嬉しかったです。

10月25日(Sun):

涼しくなってきたら鍋の季節ですね。湯気の上がる鍋を大勢で囲むと自然と体も温まります。うちの近くにチャンコ鍋屋さんがあります。ごく普通の店なのですが、平日からお客さんが絶えません。実はそのチャンコ鍋がたいそう美味しいのです。だしのベースは3種類、しょうゆ、みそ、キムチから選べます。具は基本的に肉だんごや魚や野菜がごちゃっと入っただけの普通の具です。でもよくだしが出ているからか、普通の具がとても美味しく感じられます。最近野菜の値段が上がっているそうですが、鍋には野菜は欠かせません。少し火が通って、まだ歯ごたえの残るキャベツなんか最高に美味しいです。鍋の他にも揚げ物メニューもありますから、食べていて飽きることはないでしょう。一見ぶっきらぼうなおやじさんは、自分の酒が進んでいい気分になるといろいろサービスしてくれたりして、実はなかなか楽しい人です。こんな店が家から歩いてすぐのところにあるのは幸せです。ふだんなら外食してもお酒が飲めませんが、ここなら安心ですしね。

10月26日(Mon):

今まで使っていたスカッシュのラケットは、初心者向けということで選びました。確かにあまり癖がなく、オールラウンドタイプのラケットでした。スカッシュを本格的に始めてそろそろ一年余り。ちょっと他のラケットにも興味が湧く頃です。スカッシュのラケットのメーカーはプリンス、ヘッド、そしてブラックナイトの3メーカーでほとんどを占めています。今の流行りはチタンをフレームに使ったラケットで、軽いのが特徴です。でも決め手は材質や重さだけではありません。重心がどこにあるとか、フレームのしなり具合とかで使用感は変わってきます。そのあたりはテニスのラケットと似ているでしょう。今回、ブラックナイトの新型ラケットを買いました。チタン製ではないですが、今までのものと比べ、振った感じが実際の重量差以上に軽く感じます。正しいフォームで振らないとボールが飛ばないタイプだそうですが、そのラケットを使いこなせるようになりたいという希望を込めて買いました。今日初めて使ってみました。まだ思うようにボールが飛びませんが、なかなかよさそうです。むふふ。

10月27日(Thu):

ようやく日本シリーズも終了しました。シーズンの勢いをそのまま生かして横浜が勝ちましたね。ダントツだった日本ハムがこけて棚ぼたの感がある西武とは地力の差があったような気がします。しかしそれにしても雨に泣かされた2チームでした。どちらのチームもシーズン中に試合の消化が思うように進まず、ぎりぎりの日程でダブルヘッダーをやる羽目になっていました。シリーズに入って2試合も雨で流してしまったのも珍しいことだそうです。でもよく考えると、最近ドーム球場が増えてきた中で、横浜も西武もまだ屋根のない球場をホームグランドにしているんですね。西武球場は今観客席の上の部分にドーナツ状に屋根がかかっていて、雨が降っても観客は大丈夫な程度にはなっていました。今年のオフには完全に屋根がかかって、本当のドーム型になるそうです。開放的で気持ちのいい球場だったのですが、屋根がかかってちょっと雰囲気が変わってしまいそうです。雨の中試合を見たり、わざわざ行ったのに中止になるよりはましかもしれませんが、ちょっと残念です。

10月28日(Wed):

ワールドカップが終わってから最初の、サッカー日本代表の試合が大阪でありました。アフリカチャンピオンだというエジプトを迎え、フランス人新監督トルシエ氏が初采配をふるいました。代表メンバーはフランスに行ったメンバーを中心に新人が少し。これからの代表を背負って立つ人が現れるのかが楽しみです。試合は1-0で勝ち、まずは新監督の船出が無事にできたというところでしょうか。トルシエ氏は今までの監督よりも厳しい管理で周囲を驚かせました。いきなり早朝から練習したり、選手を小突いたり、合宿所での生活にもいろいろ口を挟んでいるとか。僕は今のサッカー選手には急激に人気が出た故の甘えがあると思っていますから、その位厳しく指導した方がいいと思っています。実力が伴わない、人気先攻型のブームはもう去ってしまいました。ちょうどこの日、Jリーグの有力チームである横浜フリューゲルスが吸収合併されることが決まりました。出資会社の資金繰りの問題だそうですが、長引く不況の中で、観客動員数も伸びないようでは仕方がないでしょう。他のチームも選手もうかうかしていれれませんよ、こりゃ。

10月29日(Thu):

今月からこのページのデザインを一新しました。もともと文字だらけのページで味気ないと思っていましたので、少しでも読みやすいようにしたつもりです。お気付きかもしれませんが、この新しいデザインは画像をいっさい使っていません。いたって軽いページになっていると思います。使った手法はスタイルシートと呼ばれているもので、文字列に細かい修飾を施すことができるものです。もともとは行間を少し空けたいと思っていたところ、スタイルシートでできることがわかって、ついでだから他の所でも遊んでしまえって感じですか。このようになかなか優れた技法なのですが、問題がひとつ。見る環境によって見栄えが違ってしまう可能性があるのです。それはブラウザの種類にも、バージョンにも、OSにも依存するらしいのです。あまり凝ったことをやらずに、例えスタイルシートに対応していないブラウザでも見えるように気を払わないといけません。これはひとえにブラウザを作っているメーカーに協調性がないからです。シェア争いも大切でしょうが、ユーザーの身にもなって欲しいですね。

10月30日(Fri):

久しぶりに自転車を買いました。以前にも持っていたのですが、家の脇にある駐輪場に置いていたはずなのに、いつのまにかなくなっていました。まあ安かったやつですし、調子もよくなかったのでそれは諦めてしまいましたが、やっぱり手軽に買い物に行くにも不便だと言うことで、また買うことにしました。近くのホームセンターの広告を見て、セール中の1万円のものを買いました。かごが付いているシティタイプで、変速機は付いていません。前の自転車にはあったのですが、そこがすぐに調子悪くなったし、近所を走るだけなのでいらないでしょう。本当は遠乗りもできる様なマウンテンバイクみたいなものも欲しいのですが、それはまたの機会にします。それまでに少し自転車屋さんを覗いたりするのを楽しんでみたいと思います。まだ自転車の細いタイヤに慣れていないせいか、どうも乗っていてふらふらしてしまいます。昔は蝶のように舞いながら街を流していたのですが、どうも思うようにいきません。この分じゃきっと、ちょっとした坂があっても登れないでしょうね。

10月31日(Sat):

家の電話の子機の調子が悪く、修理に出すことにしました。今はインターネットでサポートを受け付けているメーカーもあるんですよ。たまたま家で使っていたメーカーのホームページを見たところ、そのことが書いてあったので、製品の型番と症状を書いて送りました。数日後に返事が帰ってきて、出張サービスを受て欲しい旨と最寄りのサービスセンターの連絡先が載っていました。そこにサービスセンターがあるのは知っていましたから、二度手間だったかもしれませんが、意外と早く返事があったことに感心しました。早速センターに電話をして、直接持って行って受け付けて貰うようにお願いしました。代りの電話も無料で貸し出してくれたので助かりました。借りて来たのは同じシリーズの機種でした。でも試しに使ってみるとどうも違和感が。家にあったやつは押した番号を復唱してくれる音声機能があったのですが、借りて来た奴にはそれがないのです。今まではあまり有難いと思ったことはないのですが、意外と耳で聞きながら電話番号の確認をしていたらしく、何もしゃべらない電話機が無愛想に思えてしまいました。

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