しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2001)

6月1日(Fri): 言い訳はしないけど

この時期、寝る前にシャワーを浴びてすぐに寝るのはよくないです。体が火照っているので、ついつい掛けている布団を剥いでしまうのです。昨晩がその状態でした。明け方、まず胃がきりきり痛んで目が覚めました。剥いでいた布団を掛けて、もう一度寝直しました。でもお腹が冷えていたんでしょうね。朝起きた時からお腹を下してしまいました。ちょっと寒けもするので熱を計ったら、案の定微熱があります。完ぺきな湯冷めです。先週もいまいち体調が悪かったのも、湯冷めをしたのが原因でした。性懲りもなくまたやってしまいました。しかも、今日は有休を取ってスカッシュの試合に行く予定だったのです。でもこんな状態ではまともに動けるはずがありません。万全な体調なら勝てるかもしれないと思っていた相手に惨敗してしまいました。最後の方はもう動くのがやっとで、惰性でボールを追いかけていた状態です。体調を崩したのは自分の責任だから言い訳をするつもりはありません。でも、頑張ろうと思っていた試合だったのに残念です。

6月2日(Sat): 本戦は遠い

今日は昨日負けたスカッシュ大会の本戦を観戦しに行きました。昨日勝ち進むことができれば、自分もここで試合をする可能性があるわけです。しかし、やっぱり予選と違ってレベルが違いますね。予選では圧倒的に強かった選手が、本戦に来ると赤子の腕をひねられるように簡単に負けてしまうのです。自分なんかはその予選でさえ勝ち進むのが難しいのですから、上には上がいるものです。レベルの高い選手の試合を見ると色々勉強させられることがあります。今日しみじみ思ったのは、上位の選手はみんな打つときに腰の位置が低いことです。身長が高い人でも、打つときはじっくりボールを見て、腰を落としてスイングしているのです。最近自分も気を付けようと思っているのですが、どうしても上手くできないのです。スポーツは腰の使い方が大切ですが、スカッシュでもやっぱり同じなんですね。半日たくさんの試合をみて、もうお腹一杯って感じでしたが、いい試合をたくさん観ることができて満足した一日でした。さあ、自分も頑張るぞ。

6月3日(Sun): あてのない散歩

今日は横浜のカレー博物館に出かけようと思っていたのですが、昨日の夜の反省会?ではしゃぎすぎたせいか、いまいちお腹に元気がありませんで、急きょ予定変更です。それにしても家にいるには勿体ないくらいいい天気だったので、とにかく電車に乗ってぶらぶら散歩にでかけました。たまには知らない街をあてもなく歩いてみたくて、成城学園前駅で降りました。今、駅は大規模な改装を行っていて、完成すると地下駅になるらしいです。駅を降りるとすぐ目の前に、町田をはじめあちこちに支店がある高級スーパー成城石井の本店があります。その周りには買い物に来たハイソなマダム達が立ち寄りそうなお店がたくさんありました。ちょっと駅から離れると、今度は大きなお屋敷がたくさん並ぶ住宅街です。結局駅の周りを中心に2時間ほどぶらぶらした結果、自分が住むような所ではないなと実感しました。わざわざ見学しに行くような街ではないかもしれませんが、たまにはこういうあてのない散歩も楽しいものです。思ったより疲れましたけどね。

6月4日(Mon): ボランティア

日韓共同開催のサッカーW杯もいよいよ来年に迫りました。日本は開催国特権で出場権を持っていますので、今はもっぱら来年に標準を合わせたチーム作りに専念できます。前回は出られるかどうか微妙なところで、目先の勝負に拘らねばなりませんでしたから、それに比べれば遥かにいい条件で大会に望めそうです。試合会場の方も着々と完成しています。日本各地で大きくてきれいな競技場ができつつあります。ところで、大会の運営に携わるボランティアも今募集しているらしいですね。あわよくばフィールド上で試合を観られるかなんて期待もしちゃいますが、会場案内やドライバー、通訳などが不足しているそうです。平日開催であること、語学力が必要であること、観戦チケットの抽選が終わってないこと等が重なって、なかなか必要な人数が集まっていないそうです。オリンピックもそうでしたが、大規模な大会はボランティアの活躍が欠かせません。でも今から英語の勉強をして、平日に休みを取って、ボランティアに参加できる確信はないしなあ。

6月5日(Tue): ノートパソコン

自分の小遣いや家計は余れば将来のために貯金することができます。ところが会社の予算は、余りそうになっても期末までに使い切るよう努力します。もちろん余ったら返せば良いわけで、そうすれば経費削減に繋がり、ひいては会社の利益に貢献するはずです。しかし予算を余らせるということは、期初に立てた計画の見込みが甘かったということですから、あまり望ましくありません。しかも、余った予算は来期に持ち越せないので、貰った予算はちゃんと費消できるようにするわけです。今期の始めに、予算に余裕があったらノートパソコンを買ってよいと言われていました。そして今日、上司から具体的な金額を提示され、急いで買いなさいというお達しが下りました。さっそく商社の営業マンに電話して、適当な機種の見積もりをお願いしました。金額も大切ですが、問題は納期です。欲しいやつが在庫切れでも、期末が近いのでのんびり待てないのです。せっかくだから気に入ったやつが欲しいのだけど、なかなかうまく行かないものなんですよね。

6月6日(Wed): スタンプカード

買い物をするとスタンプカードやサービス券を貰うことがあります。「スタンプカードはお持ちですか?」「いいえ」「お作りしましょうか?」「はい」というやり取りで受け取ってしまうカードのなんと多いこと。もちろん、ある程度貯まると割引サービスがありますし、持っていて損をするものでもありません。しかし店の方もリピーターになってくれればと思ってどんどん配ってくれますので、いつの間にかそんなカードで財布の中が溢れてしまいます。紛れもない小市民である僕は、次ぎにいつ行くか分からない店のカードも、後生大事に持ち続けていました。たいしてお金が入っていないのに財布が膨れているのはそういう理由なんですよね。その店を訪れたことがあったとしても、どこかにカードがあるはずなんだけどなあと、財布の中を探し回った末、もう一枚作って貰うこともありがちです。今日、あらためて財布の中を整理してみました。期限切れのもの、めったに買い物をしない店のものをバッサバッサと捨てました。あー気持ち良かった。

6月7日(Thu): 折畳み傘の季節

関東地方も梅雨入りしたそうです。これから傘を持ち歩くことも多くなることでしょう。電車の中の忘れ物の中で傘はいつも一番だそうですね。僕は値段に関わらず、物を無くすのは嫌いな質ですので、車内でも傘はできるだけ手放さないようにしています。こういう時には折り畳み傘が便利なんですね。短いからベルトや鞄に引っかけてぶら下げたりできますし、さほど濡れてなければ畳んでしまうこともできます。逆に長い傘は使わないときにどうしても邪魔になり、特に持ち歩く時には注意が必要です。使わない時はきちんと下に向けて持ちましょうね。例えばエスカレーターに乗っている時、前の人の長い傘の先が目の前に突き出され、ビビらされることがよくあります。本人は気がついていないのでしょうけど、結構危ないですよ、あれ。それから先日、僕が自動改札を通過する時に警告音が鳴りました。何でかなあと考えてみると、通過した時に持っていた長い傘が、センサーを横切っちゃったらしいのです。やっぱり折畳み傘の方が使いやすいです。

6月8日(Fri): 公費で祝賀会

ウチの会社もめでたくISO14001を取得することができたそうです。会社ぐるみで環境に配慮した活動を行っていることを、公的機関に認定してもらったということです。総務部が中心になって社内ルールを決め、僕ら個人レベルではゴミの分別回収や小まめな消灯を心がけるように指導されています。今日は、会社の公費を使って、その認定祝賀会を大々的にするということでした。参加は自由。飲み物、食べ物をたくさん用意するからみんな出席してくれと館内放送が流れました。出たいのもやまやまですが、会社で酒を飲む気はしませんし、そもそも今日は仕事がトラブって、それどころではありませんでした。トラブルが解決しないまま悶々として乗った帰りのバスでのこと。たまたまその祝賀会がお開きになった直後だったらしく、ご機嫌な人がたくさん乗り込んで来ました。いや〜今日は楽しかったねえ、なんて大きな声でしゃべってます。楽しむのは勝手ですが、仕事で遅くなった人のことも少しは考えて欲しいなあ。だから会社で飲むのは嫌なんです。

6月9日(Sat): 反省

埼玉県の蕨までスカッシュの大会に行きました。我ながらよく遠くまで行くなあと思います。今日は新宿から埼京線と京浜東北線を乗り継いで行きました。ただ行って帰るだけではつまらないので、途中新宿でお昼ご飯を食べるついでにちょっと寄り道を。相変わらずのすごい人出です。ぶらぶら歩いて、最近できたらしいラーメン屋さんに入りました。そこそこ美味しいとは思いましたが、最近流行りのマーケティング先行で作られているような店でちょっと興ざめです。今日の試合の相手は、以前から知っている伸び盛りの若者で、試合では初対戦です。そういう勢いには弱い僕ですので、精一杯頑張ったものの、あと一歩及びませんでした。それにしても、相変わらず試合の内容が良くないのはどーしてなんでしょう。ただがむしゃらに打って、気がついたら終わってるんです。サッカーなら優秀な司令塔にゲームコントロールを任せられるのに、一人きりのスカッシュではそうもいきません。試合中に冷静さを保てるようにしないとなあと反省しきりです。

6月10日(Sun): みんなのいえ

三谷幸喜が脚本・監督をした映画「みんなのいえ」を見てきました。例によってつきみ野のワーナーマイカルで、例によって料金が安くなる9時レイトショーでした。公開二日目とは言っても、さすがに日曜日の夜では人出も少なくて、観客は全部で40人くらいでした。内容を簡単に言えば、三谷氏自身の体験を元にした、家を一軒建てる物語です。公開に先立って、三谷氏を始め出演者が色々な所で映画の宣伝をしてましたので、こちらの期待も盛り上がっていました。見ての感想は、まあ大体予想していた感じのストーリーにまとまっていたってところですかね。ただ、自分たちが家を建てた経験からすると、あんなに簡単に家は建ちませんね。新しい感覚のデザイナーと、昔ながらの棟梁が、意見をぶつけ合うところが話の中心なのですが、実際はそれに施主の希望も入るわけですから、いちいち揉めてたら話が進みません。その割にはポンポンと工事が進んでいたのに違和感がありました。それから、苦労して作った家をもう少し隅々まで見たかったな。

6月11日(Mon): 咳

先々週に寝冷えをして体調を崩して以来、咽にタンが絡むのと、咳がまだ残ってます。なかなかしぶといです。健康保険組合から配布されている咳止め薬も試してみました。一回に4錠も飲ませるくせに、全然効き目はありません。もっと高価な薬や、あるいは医者に行くべきなんでしょうね。でもそこまでするのも面倒で、今日もまだひきずってます。咳が出るのは気管にある異物を取り除こうとするからですよね。今回の場合はタンがその異物になるのでしょうが、じゃあそのタンができる原因は何なのだろう。時々吐き出せなくて飲み込んでしまうのですが、間違ってもきれいなものではなさそうです。咳は何が嫌って、うるさいことです。本人がそう思うのだから、周りにいる人はさぞや迷惑なことでしょう。しかも、この咳ってやつは肝心なところで出ます。電話をするときとか食事をするときとかね。埃にも敏感になっているのか、毎晩寝るときにもしばらくとまりません。だから埃っぽい部屋はだめなのです。ん?その前に早く治せ?ごもっとも。

6月12日(Tue): メールマガジン

小泉首相発案のメールマガジンの登録者数が、発刊前にして、受け付けわずか2日の間に、20万人を超えたそうです。すごいですね。そんな僕も、遅ればせながら昨日登録しました。前任者はITをイットと読んだそうですが、小泉内閣は大丈夫でしょうか。僕は他にも少なくない数のメールマガジンを購読していますが、これほど有名なものは他に無いでしょうね。メールマガジンを購読していると、新着情報といった類いのメールも届くようになります。今は友達にメールを書くような気軽な気持ちで発行できるそうですから、毎日数えきれないほどのマガジンが発刊されているようです。尤も、申し込んだものの一通も来たことがない情けないものもありますけど。メールが届いていても、読まずに捨ててしまう物もあります。中身が濃すぎて読む気が失せたり、宣伝が多くて本文がわかりにくいものは特にそうなります。逆に今気に入っているのは、毎日一通アメリカンジョークを紹介してくれるメールマガジンです。フッと肩の力が抜けていいですよ。

6月13日(Wed): お腹

毎日見ているので驚かないはずなのに、それでもかみさんのお腹を見ると大きくなったなあと思います。何しろおへそがつぶれちゃう位なんですから。一体なにがどんな風に詰まっているのか、不思議です。外から眺めてても時々ボコッと動くのが見えます。当人はもっと細かく状況が分かるらしく、だからといって、ほら寝返りを打ったと言われても、僕は目を白黒させるしかないです。夜寝るときになっても動いていることがあるらしく、そんなときはもういい加減に寝ようよなんて声を掛けます。お腹の中では周りの明るさも分からないのでしょうけど、宵っ張りになったらどうしようなんて、余計な心配をしたりしてね。今日も元気に動いてたよと聞いて、ほっとする今日この頃です。何しろ、男には全く感覚が分かりませんからねえ。聞くところによると、最後は鼻からスイカを出すようなものらしいです。すごすぎてよく分かりません。しかしさすがにここまで来ると、覚悟というか心構えができてきました。あと少し、無事に乗り越えて欲しいです。

6月14日(Thu): 戯れ言を書く

この戯れ言をいつどこで書くか。最近のパターンを紹介しましょう。戯れ言は一日を振り返り、気になったこと、感心したことを書くことにしています。ですからできることならば、その日の夜に書くようにしています。しかし、平日スポーツクラブに行って帰ってくるのが遅くなると、そうのんびりと書いてもいられません。そう言うときは、会社の夕方の休み時間を利用して書いてしまうこともあります。その時間も無いときは、電車の中でPalmを使って書くこともあります。Palmとは手のひらサイズの情報携帯端末で、はっきり言って文字をたくさん打つのには適していません。液晶画面に専用のペンで、独特の書き方のあるアルファベットを使ってローマ字入力するのですが、これがなかなかイライラします。それでも慣れとは恐ろしいもので、近ごろでは400字強の一日分を、秦野からおださがまでの間に書けるようになりました。でも、実は一番時間がかかるのはネタを考えるときです。これさえ決まれば、いつ書いても時間がかからないのだけどね。

6月15日(Fri): 固定資産

会社で長期に渡って使う高額な測定器などを買うと、固定資産として登録する必要があります。固定資産税を払うために資産管理をして、毎年減価償却によってだんだん価値が下がっているという計算もします。高額な測定装置を持っていれば、会社はそれ相当の価値のあるものを持っていることを、正直に申告しなくてはなりません。しかし、それらは使っているうちに当然価値が下がってきますので、去年の価値と今年の価値は異なります。その減額分を算出するのが減価償却の考え方なんだそうです。分かりますか?僕にはよく分かりません。例えば、耐用年数の途中でこれらの測定器を捨てる時、なぜ除却費用というお金がかかるんでしょう?経理に強い人教えてください。ところで、一つ一つの資産には管理者がいて、年に一度現物があるか責任を持って確認します。先日、僕が任されている資産のリストをふと見たところ、それらの合計簿価がなんと1000万円を遥かに超えていました。グループの他の誰よりも資産家です。全然うれしくないけど。

6月16日(Sat): ヨドバシカメラ

町田にヨドバシカメラができてから、パソコン用品、AV製品、家電製品はほとんどそこで買うようになりました。他にも似たような店はありますが、それでも行ってしまうのは、ポイントカードが溜まっているのが大きな理由ですかね。新宿や横浜のヨドバシカメラは店舗が分かれていて、目的の製品を探すのが難しい。そこへいくと、町田店は1階から4階まで売り場が整然と並んでいるので、歩きやすいと思います。今日はあるパソコン用品を買いに行きました。しかし目的のものは置いてなかったので、駐車場代を浮かすために他のものを物色し始めました。実は家に中学生の時に買った一眼レフのカメラがあります。しかしストロボが壊れてからほとんど使っていません。もう20年位前の機種ですが、ストロボ以外は問題なく使えるので、合いそうなストロボを店員さんに聞いて買ってきました。ここは元々はカメラ屋さんなのです。こういう物こそ得意とするはず。その割にはカメラコーナーは寂しいですけどね。明日はカメラを持って街に出ようかな。

6月17日(Sun): 都内散歩

今日はカメラを持って車で遠出をしました。最初の目的はイタリア・ルネサンス展を開催している上野の国立西洋美術館です。朝の高速は意外なほど空いていて、朝8時に家を出て9時半の開館とともに入場することができました。この展示会では、500年前のルネサンス時代に作られた美術作品が数多く展示されています。今でもその輝きが失われていないこと、そして当時の技法がとても優れていたことに驚きました。お昼は学生時代の懐かしいカレーの店「夢民」へ。日曜日もやっている支店が江古田にできたので、そこまで車を走らせました。そこから又新宿へ引き返し、探していたパソコン用品を買い付け、その足で青山方面へ。本田のショールームを見学しながら南下して、目黒通りを通って自由ケ丘で珈琲を飲みながら小休止。そこから二子玉川を経由して帰ってきました。一日でこれだけ回ったのは久しぶりです。車で朝早く家を出たのが正解だったようです。一日の締めはスーパー銭湯に行って、疲れを癒しました。疲れたけど楽しい一日でした。

6月18日(Mon): 上野公園

昨日の戯れ言には一日の行動の経過をただ並べてしまったので、同じ話題にはなってしまいますが、ちょっと感じたことを付け加えます。上野公園を目的に出かけたのは何年ぶりだったでしょう。子供の頃、上野動物園にパンダを見に行った以来かもしれません。それからは、近くを通ることはあっても、中を歩くことはありませんでした。そして久しぶりに公園の中に入った印象は、想像通り汚なかった。ハトとカラスがうようよいるし、酔っぱらって公園で夜を明かした方がいびきかいて寝てるし、さらに公園お住まいの方が日光浴してたり、どう見ても恋人達が愛を語るにはふさわしくありません。それに、どうしてあの不忍池って、あそこまでハス?の葉で表面が覆われちゃったのでしょう。池の水なんてほとんど見えないのですから。カメラを持って出かけたにも拘わらず、シャッターを押したくなるような風景はありませんでした。北の玄関として発展してきた上野ですが、この有り様では西郷さんもさぞや寂しい思いをしていることでしょう。

6月19日(Tue): IT産業の明と暗

この戯れ言を情報携帯端末Palmで書くことがあると、先日書きました。かように仕事の時は毎日Palmを持ち歩いています。会議などのスケジュール管理がメインですが、読み切れないメールマガジンやちょっとしたメモをパソコンから取り込んで、時間が空いたときに読んだりできるので便利です。そうそう、主要駅の時刻表何かも今は入っています。パソコンやビジネス雑誌でさんざん取り上げられたお蔭で、Palmの売り上げは随分と伸びたらしいです。ところが、ここに来てその伸びが鈍化しました。新製品を発表したものの旧機種の在庫を抱え、値段を下げてもさばききれないのだとか。ザウルスを始めとするライバルの巻き返しが激しいことに加え、僕が思うに、欲しいと考える人にはもう行き渡ったんじゃないかな。少しばかり性能が上がっても、そう易々と買い替えられる時代じゃないですしね。パソコンも性能重視の時代は終わり、値ごろ感のある機種が売れているそうです。IT産業華やかりし時代も、見込みを誤ると痛い目に遭うみたいです。

6月20日(Wed): 早上がり

会社の予算が限られて残業規制が発せられると、まず考えるのは仕事の効率です。無駄にサービス残業をするはめになるのも業腹ですからね。僕は一つの作業に根を詰めると集中力を無くし、仕事がはかどりません。適当に息抜きをしながら頭を切替える方が性に合っています。だからといって息抜きばかりもできませんので、仕事の進め方を考えるのです。優先度の高いもの、期日がせまっているもの、その他の雑務などやるべきことはそれなりにあります。しかし、今日はその中から、あえて帰宅を選びました。午後に使おうと思っていた装置が、業者と面談している間に塞がってしまったのです。 装置が空くのを待つよりも、これは残業時間を減らすチャンスだと思って、会社を後にしました。 夕方の早い時間は帰宅する高校生がうようよいました。彼らは群れて行動するので、巻き込まれると大変です。電車の隅に小さくなって乗っていました。慣れない時間に帰るもんじゃありません。かように、なんだかんだ、早上がりの言い訳をしてみました。

6月21日(Thu): iBook

6月5日の戯れ言に書いたように、会議や出張に使うためのノートパソコンを買ってよいと言われていました。ただし、商社を経由して今月中に納入されること、本体の金額が20万を超えないことという条件がありました。馴染みの商社に聞いてみたところ、贅沢さえ言わなければ条件に合う機種はあるとか。しかし僕にとってはどれも今一つ魅力がありません。当然のことながら、推薦してくれるのはどれもWindowsパソコンだったのです。そこで敢えて僕は新しくなったiBookをリクエストしてみました。ノートパソコンでもマイクロソフトのオフィスが使えなくてはなりませんし、会社のネットワークもWindows向けに作ってあります。わざわざ苦労してMacを使う人は、少なくとも自分のグループにはいません。でも、上司を説得して、商社に無理を言って、ようやく今日、真新しい真っ白なiBookが納入されました。Webで情報を集めると、いろいろ不具合や使いにくい点もあるそうです。いや〜それでもMacは使いやすいです。iBookにしてよかった。

6月22日(Fri): 引退

社会人になるのが一般より遅かったとはいえ、僕も気がつくと就職10年目に入りました。いわゆる中堅社員。いい加減いろいろ経験も積み、責任のある仕事も任されています。まだまだ自分は青二才だと思っていても、もうそれは許されないでしょう。しかし、すでに家のローンを抱え、これから先ずっと働かなければならないと思うと気が遠くなります。ところで、僕の両親はいよいよ仕事を引退する時期に来たそうです。父親はもちろん、母親もずっとパートをしていましたので、自分の親はいつも働いているものと思っていました。長年染み付いてきた生活パターンが変わるとなると、身体の具合が心配になったり、ちょっとしたことで弱気になったり、いろいろ不安なことがあるそうです。自分の親だけに、その気持ちはよーく分かります。でもここまで頑張ってきたから、これから何でも好きなことに時間を使えるはず。幸いにして一人息子はしぶとく地道に生活してしていますので、僕に迷惑をかけない程度に、安心して好き勝手に遊び回って下さい。

6月23日(Sat): クラシック

売り上げが伸び悩むビール業界の中で、発泡酒市場にアサヒが参入してから益々競争が激化しているのだとか。アサヒは今まで発泡酒は出さないと言っていました。しかし長引く不況にやむなく方針を変えたのでしょう。一方で、キリンビールはスーパードライに売り上げシェアトップを奪われてからいまいちパッとしません。僕が思うに、主力商品のラガービールを生にしてからおかしくなったんじゃないでしょうか。そもそも、ラガーとは加熱処理をしたビールという意味です。それを生で売ったんじゃ訳が分かりません。しかも、最近の一番絞りもラガーも、薬臭いような気がして全然美味しく思えないのです。そういう声が他にもあったのかどうか分かりませんが、ここに来て昔ながらの製法で作ったキリンラガークラシックが発売されました。試験的に地域限定で売り出したところ、評判がよかったので広く売り出すことにしたそうです。早速買ってきて飲んでみました。昔の美味しかったころの懐かしい味がしました。やっぱりビールはこうでなきゃね。

6月24日(Sun): 喫茶店

おださがにあった馴染みの喫茶店が本厚木に移転して、気分の落ち着くお気に入りの喫茶店がなくなってしまいました。新しい本厚木の店にも時々行きますが、前とは雰囲気を変えた緊張感のある店なので、珈琲は美味しいけど長居する気にはなれません。相模大野駅周辺には文教施設が多いこともあって、きれいな喫茶店が何軒かあります。一通り入りましたが、店の造りも雰囲気もどことなく似ていて、どこも及第点という印象でした。その中から今日選んだ店は、適当に賑やかで、適当に混んでいて、珈琲の味も好みのお店です。店に入って注文をしたらマスターが寄ってきました。何でも前回来たときにお金を多く貰いすぎていたから、今日はその分割り引くと言うのです。店を出た後で気がついて追いかけたけど、見失ったんだそうです。その店に行ったのは3回目なのに、よく顔を覚えていてくれましたよね。こちらは言われるまで気がつかなかったので、却って恐縮してしまいました。こんなことがあると、また来ようかなという気になります。

6月25日(Mon): 出世

おださがから本厚木に移転した喫茶店に行くと、マスターから「おぜきさんは変わっている」と言われることがあります。確かに思い当たる節もないではありません。人と同じじゃつまらないと思っているし、よく年齢の割には若く見られたり、普段着で通勤してたり、いわゆる世間で思われているようなサラリーマン像とは違うでしょう。でもマスターのいう理由とは「サラリーマンなのに出世する気がないから」なんだそうです。そう言えば、昔聞かれてそう答えたことがありましたっけ。サラリーマンの出世とは、取締役とまで行かなくても、どこぞの支店長になるような、いわゆる部下をたくさん持つことなんだと思って、興味はないと答えたのです。でもエンジニアなんて、給料が上がるのはうれしいですけど、誰も出世なんて考えてないじゃないかな。それとは別に、僕は今の仕事をスパって辞められるような、自分のやりたいことを見つけたいという野望はありますけどね。そういう意味ではサラリーマンは世を“忍”ぶ仮の姿なのかもしれない。

6月26日(Tue): ラッシュと事故

朝夕のラッシュ時間帯の交通機関は綱渡りのようなダイヤで運行されています。何も無い時は正確ですが、ちょっと雨が降ったとか長期連休明けという理由でも遅れが出てしまいます。昨日の朝の小田急線では、車両故障があったため3分ほど遅れて運行しているという旨のアナウンスがありました。確かに下り方面の電車は、乗る時も降りる時も3分遅れでした。でも同じ時間帯に都内に通っている友達は、乗る時は3分遅れでも長時間揺られて新宿に着いた時は15分以上遅れていて、会社に遅刻したと怒っていました。そして今朝は、会社から秦野駅へ向かう片側二車線のバス通りで交通事故がありました。大きな事故ではありませんが、道を一車線ふさいでしまったために、そこを先頭とする渋滞がはるか先まで延びていました。僕らは会社に行くだけですが、その道をまた駅まで戻る社バスの運ちゃんは、次は時間に間に合わないと嘆いていました。運転する方も乗っている方も、時間に余裕がないと気が焦ります。時間には余裕を持って出かけたいですね。

6月27日(Wed): 遠方より朋アリ

夕方、実験室で一人で測定をしていて、そろそろ帰ろうと思っていたら、仕事の進捗が芳しくないことを心配した先輩がやって来ました。現状を説明して、何をどうすればいいのか相談に乗ってもらい、じゃあ頑張ってと先輩は去ってきました。そう言われたらそのまま帰るわけにもいきません。切りのいいところまで一人実験室に残ることになってしまいました。まあ周りに人がいないときの方が気が散らなくてはかどるってこともありますからね。実は今日は、山形から友達が遊びに来る予定でした。夕食はピザでも取ってウチで食べようという話だったので、注文だけしてもらって、駅からの帰りに店に寄って直接受け取ってきました。そうすると半額になって、さらに飲み物がおまけに付くのです。しかし、歩いて行くもんじゃありませんよ。Lサイズのピザの袋が2つにペットボトルが3L分。そんなに人数がいるとは思いませんでした。持っていたカバンを肩にかけ、両手に袋を下げ、ピザの匂いをプンプンさせながらの家までの道は、遠かった。

6月28日(Thu): どうしてMac?

会社の机にiBookが来てからというもの、同じことができるならばなるべくiBookを使うようになりました。Webを見るとか、メールを読むといったことはほとんど使い勝手は変わりません。会社の公式文書はマイクロソフトのOfficeで作ることになっていますが、今はMacintosh版もちゃんと出ていますから、WordだろうがExcelだろうがへっちゃらです。唯一使いにくいといえば、Windows中心に作られた社内ネットワークでのファイルのやり取りですね。Windowsでつけたファイル名が読めなかったり、グループ共有サーバーから文書を取り出すのにWindowsを経由しなければならなかったりということです。でもそんなのは我慢できる範疇です。よく、どうしてMacintoshがいいの?と聞かれることがあります。どうしてなんでしょうね。どうして、どのパソコンでも中身が一緒で金太郎飴のような、余計な機能満載で無駄が多いWindowsがいいのでしょうね。Macのいいところを挙げたら色々ありますけど、四の五の言わず、まずは使ってみてよと言いたいです。

6月29日(Fri): 海外での活躍

思うのですが、現在のセリーグの首位チームがどこかより、イチローの打率を答えられる人のが多いのではないでしょうか。チームの勝ち星の半分のセーブ数を上げている佐々木。ノーヒットノーランを達成して再び脚光を浴びる野茂。チャンスに強く明るいキャラクターで人気の新庄と、アメリカ大リーグでの日本人選手の活躍は毎日のように報道されています。そう言えば、サッカーのコンフェデレーション杯の裏で放送されていた巨人戦の視聴率が10%を切ったらしいですね。そのコンフェデレーション杯にしても、日本のキーマン中田は、決勝戦を前に所属チームローマの優勝がかかった試合に出るためにイタリアに戻ってしまいました。代表チームよりもセリエAを選んだことに対し、僕も含め賛成と思ったファンも多かったそうです。Jリーグの選手もここに来て海外移籍の話がたくさん出ています。選手もファンもレベルが高い海外に目が向いているということでしょう。そう言えば、ゴルフもテニスも、国内のスポーツって最近つまらないですね。

6月30日(Sat): 中村屋

大和市桜ケ丘に「中村屋」というラーメン屋があります。若い店主が作り上げたというスープが美味しいという評判で、聞くところによるといつ行っても並んでいるそうです。今日の夕方、駄目元でその店に行ってみました。着いたのは4時頃。店は準備中で5時に開店するとか。とりあえず店の前にあるジャスコで時間を潰して、4時半に再び様子を見に来てみました。すると先程は誰もいなかったのにすでに8人が行列を作っています。仕方なく僕らも列の後ろに並んで、開店までたっぷり30分待ちました。ちなみに開店時に行列は24人に増えていました。さて、頼んだラーメンは醤油ラーメンに海苔と刻みチャーシューと味付玉子をトッピングした中村屋ラーメンです。カツオの香りを強く感じる和風のスープに細めんの組み合わせはなかなかよく、味付玉子も美味しいと思いました。ただチャーシューは少々脂濃かったように思います。さっぱりしたラーメンのはずなのに、食べ終わるときはしつこさを感じてしまいました。でも食べてみて損はない味ですね。

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