しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2001)

5月1日(Tue): 連休の合間

今日から2日間は連休の中日です。こんな日は職場も有給休暇を取りやすい雰囲気になります。ただ、今抱えている仕事の都合上、ずっと休むのも心配なので、今日だけ出勤することにしました。朝の電車もサラリーマンが少なくなります。いつもはたくさんいる高校生まで少なかったのは気のせいかな。今日の職場は人が少なくて、どことなくのんびりとした雰囲気がありました。食堂もガランとしたものです。午後になって、突然館内のネットワークの調子が悪くなってしまいました。やりかけの仕事も進まなくなってしまったので、定時に退勤しました。おださがに着いてもまだ明るかったので、遠回りして、買い物客と行き交う人で商店街をぶらぶら歩きました。おしゃれなお店や激安の有名店が並んでいなくても、これだけ人を集められれば商店街も安泰です。途中に寄ったパン屋さんで、その店の子供が店内でアニメテレビを見ていたのも、いかにも地元という雰囲気です。今日から5月。その割には肌寒い風が吹く中を、家路へと向かいました。

5月2日(Wed): 洋食屋

先日、横浜に遊びに行ったとき、お昼にオムライスを食べました。自分は知りませんでしたが、雑誌に紹介されたこともあるお店だったようです。子供の頃持っていたオムライスの印象は、薄く焼いた卵焼きにケチャップ味のピラフが楕円形に包まれているものです。でも最近は、半熟状態の卵がとろっとかかっている方が多いみたいですね。今日は相模大野伊勢丹にある洋食屋の老舗「グリル満点星」に行って、かみさんがオムライスを頼みました。どちらの店も卵は半熟状態で見た目は似ています。やっぱりこのタイプは食べ始めは美味しいのですが、お腹が膨れてくる飽きてきそうです。先日の店は量も多かったので、余計にそう感じました。中に入るピラフの味は何でもいけそうですね。かけるソースもケチャップの他に、洋食屋の定番ドミグラスももちろん合います。ところで、今日僕が頼んだのはメンチカツでした。確かにどちらも美味しいのだけど、家庭で手作りするのでも充分満足できると思いました。洋食屋の値段はちょっと高いですしね。

5月3日(Thu): 連敗

GW3連続スカッシュ大会の二つ目に参加するために、千葉県は稲毛まで行ってきました。総武線の快速電車に乗って片道2時間です。今回の大会はメイン会場が幕張で、稲毛は予選の一部の試合だけが行われます。大会というと、選手と応援の人達で、いつもは人で溢れんばかりになるものです。しかし、今回はそんな訳で選手控室もゆったりしていて快適でした。試合の相手は、僕にはとうていかなうわけの無い強い人です。相手をよく知る人に対策を聞いたら、粘ってミスを待つのだとアドバイスされました。でも、それができないから苦労しているのです。とにかく勝負は度外視で、できるだけ粘ることだけを考えて試合に臨みました。案の定さくっと負けてしまいましたけど、多少手を抜いて貰ったということもあって、思った以上に楽しませて貰いました。このところ連戦連敗ですが、自分の悪いところ、いいところが少しずつ見えてきて、もう少し頑張ればもうちょっと強くなれそうです。そうでなきゃ、はるばる千葉まで来た甲斐がないですからね。

5月4日(Fri): 結婚式

横浜ランドマークタワーで行われた友達の結婚式に出席しました。その友達は今までずっと雨女で、彼女が絡んだ行事は雨ばかりでした。でも人生最大の晴れ舞台は見事に快晴。お見それしました。僕らは、教会で行われた式と、その後の披露宴に参列させてもらいました。チャペルも披露宴の会場も、収容人数の割には狭かったです。もっとも70階にある宴会場で贅沢は言えませんけどね。披露宴の内容はオーソドックスなもので、プロの司会の方が上手に進行してくれます。でもスピーチをする人や給仕をする人が会場を歩き回っていて、せわしなく感じてしまうのは残念です。もっとゆっくり食事を楽しめればいいと思うのですけどね。僕らも何か余興をしてくれと頼まれていました。でも今さら歌を唄うのもがらじゃないし楽器演奏もできないので、手紙を書いてそれを朗読しました。内容は涙あり笑いありにしたつもりでしたが、どれだけ伝わったかな。最後に書いた手紙を渡したので、また後でゆっくり見て貰えるでしょう。末長くお幸せに。

5月5日(Sat): 衣替え

連休中でも家事はお休みとは行きません。いつものように洗濯物は溜まります。でも休み中は時間がありますから、いつもの洗濯以外に冬物のセーターも少しずつ洗濯しています。いわゆるドライクリーニングに出すような物でも、専用の洗剤を使えば家で洗えるそうです。洗剤を溶かした水にしばらくセーターを浸し、もみ洗いとすすぎをして軽く脱水。そして形が崩れないように陰干しすれば終わりです。クリーニングに出してしまえば一辺に冬物が片づいて簡単ですが、店に二度行かねばならない手間も馬鹿になりません。家で洗濯すれば時間のあるときにできますし、クリーニング代の節約にもなります。それに、一冬ご苦労さんと、感謝の意を込めながらもみ洗いをするのも、なかなか良いものです。去年も同じように家で洗ったのですが、水が冷たくてつらい思いをしました。今年は次期を遅くしたので、冷たい水も気持ち良いくらいです。そういう訳で、まだ我が家は衣替えが完全に終わっていません。5月中にはなんとか終わると思うのですけど。

5月6日(Sun): ユニクロとMUJI

午後から本厚木に電車で出かけました。大学時代の友達夫婦と待ち合わせをして、喫茶店でゆっくり話をしました。秋に3歳になる愛娘に会うのも久しぶりです。子供の成長は早いですね。親の言うことを理解して、ちゃんと受け答えができていました。まだまだ甘えん坊で、親としては大変みたいですが、伸び伸びと成長しているようです。その帰りに、本厚木のミロード6階にオープンしたユニクロに立ち寄りました。ユニクロのように集客力がある店は、わざわざ上の方の階に入れるんだそうです。ここではワンフロアーを贅沢に使って、ゆったりと商品が並んでいました。ユニクロの製品は、置いてある製品の種類こそ少ないですが、冬場のフリースに代表されるように、定番物でもデザインを変えたり色使いを変えたり、色々工夫をしています。買う目的が無くても、とりあえず中を覗いてみようかという気になります。ところで、本厚木には無印良品の大きな店舗もあります。こちらも寄ったのですが、オープン当初の人込みはどこへやら。大丈夫かな。

5月7日(Mon): 新し物好き

何かにつけ時代の最先端を追い求めている人がいます。流行に対する感性が研ぎ澄まされていること、自己顕示欲が強いこと、金銭的に余裕があることが、その類の人たちに共通な資質でしょうか。本人にとってそれが本当に必要かどうかは別として、とりあえず目立ちたいと思う一心なのかなあと思います。資産家が人類初の宇宙旅行をしたというニュースが流れていますが、これなんかその最たるものですよね。もっとも、それを大きな声で言っても、貧乏人のひがみにしか聞こえないでしょうけど。ところで、流行の先端を行くには、人から注目されるなら苦労をいとわないという気概を持ちあわせていることも必要です。簡単に言えばやせ我慢ですかね。自分はその点は慎重派でいるつもりで、例えばパソコンのOSは不便が無ければ最新版の一つ前を使います。先日、色々情報を確認してから、自宅のMacintoshのOSのマイナーバージョンアップをしました。でも、よく使っているソフトの動作が不安定になってしまい困っています。時期を見誤ったかな。

5月8日(Tue): ラーメン屋開店

小田急相模原駅近くに開店したラーメン屋さんに行きました。オープンセールで今日まで麺類が半額だったのです。支那そばと名乗っているように、さっぱりした醤油味あるいは塩味のスープでした。全体的に薄味で、麺も具も悪くはありませんが、残念ながらあまり印象に残る味ではありませんでした。店に入ったのは7時過ぎ。中で食べている内に売り切れの看板が出たので、今日もたくさんのお客さんが入ったのでしょう。今日までラーメンは300円です。普段はこれが倍の値段になります。今は300円あれば牛丼が食べられると思うと、今の世の中、ラーメンの値段は他に比べて少々高く感じます。この店の場所は、かつて定食メニューが充実していた、独身貴族向けのラーメン屋でした。おそらく今度の店とは名前が違うだけではなく、経営も変わったのだと思います。かつての店はラーメンが350円でした。それも取り立てて美味しいラーメンという訳ではありませんでしたが、安くて手早く食べられるのがラーメンのいいところなんじゃないですかね。

5月9日(Wed): 落書き

街中でスプレーのペンキで描いた落書きを見かけます。大抵は醜いなぐり書きです。グループの名前を誇示するものは昔からありました。最近は、あんなところにどうやって描いたんだろうと思わせるような、多少絵心もある愉快犯もいるそうです。要は犬がなわばりを示すために匂いを付けるのと同じでしょうね。いずれにせよ、この類いの落書きは被害に遭った人が泣き寝入りをするしかなく、かといってコレといった防止策もなく、憤りを感じます。秦野駅の会社のバス発着場の前に市の公園ができたことは、以前ここでも書きました。オープンして間もなくのこと、そこに何と落書きがされました。とても悲しい思いがしました。それからしばらく経って、おそらく市の職員の手によって白ペンキで塗りつぶされ、その横に貼り紙が貼られました。二度とこんな真似したらただじゃおかないぞという、犯人に対する警告だと思っていました。今日、たまたま近くによって中身を見たら、「ペンキ塗り立て、注意」と書いてありました。そうじゃないだろう。

5月10日(Thu): 特許

仕事柄、特許を書いたり読んだりする機会があります。これがなかなか骨の折れる作業で、何しろ日本語で書いてある文であっても、中身を理解するのが難しいのです。それも技術的にうんぬんという前に、日本語の表現が分かり難いのです。例えば、単純に三角形と言いたいところを、特許では少なくとも一つの内角が鋭角である多角形としちゃったりしますからね。自分達が書いて出願する時も、最初は平易な文で原案を書いていても、弁理士さんの手を経て特許庁に提出される時にはやっぱりそういう文になっています。後から自分の特許を読んで、なかなか内容を思い出せないなんてこともあります。この特許を海外に出願するとなったらさらに大変です。英訳は専門の人にお願いしますが、出願前に中身をチェックをしなさいと当然のように言われます。分かり難い日本語を、自分より英語の能力が高い人が訳した英文の、どこに文句を付ける余地があるのかと思いながら読んでみると、やっぱりちんぷんかんぷんです。これって自分のせいかしらん?

5月11日(Fri): 携帯電話考

電車内では携帯電話の使用を控えるべきというのはもう常識となりました。それが拡大されて、人が集まる場では携帯電話を控えるべきだという雰囲気も出てきました。携帯電話の出す電波が電子機器に影響を与える可能性があるらしいです。でも可能性だけならなんだって言えますよね。携帯電話の出す電波を宇宙人が受信して、地球に攻めてくる可能性があるからと言っても、これを絶対にあり得ないと否定できないはずです。要は、携帯電話の出す着信音や話し声が耳障りなだけだと思うのです。世間の雰囲気で携帯電話が悪者扱いになっているから、それに乗っかってどこでもダメだというのも如何なものでしょう。人の迷惑になることはやってはいけない。これまた当たり前です。でも、携帯電話以外のことはどうなのかと逆に言いたくなります。喫煙、ヘッドフォンステレオ、よっぱらいやニンニクを食べた後の臭い息。これらもきちんと諌めてください。それから、口を開けてくちゃくちゃガムを噛む人。僕には携帯電話よりよっぽど不愉快です。

5月12日(Sat): 美酒

GW3連続スカッシュ大会の三つ目に参加するために、横浜市泉区緑園都市のコータコートに行ってきました。今回の試合は近隣のクラブの人達が参加するローカル大会です。試合は実力別に3つのグレードに分かれています。僕は去年のこの同じ大会で、真ん中のグレードで3位に入りました。ということで、今回は一番上のグレードにエントリーです。大抵試合の時は、クラブの駐車場を使わせて貰えないので電車で行きます。今回は勝っても負けても一試合しかなかったので、近くの駐車場に停めるつもりで車で行きました。普段はあまり車で出歩かない方面なので、時間に余裕をみて、さらになるべくそつの無い道を通って、一時間ほどで着きました。荷物が多いときは車で行くとラクチンです。試合はなんとか体力に物を言わせて勝てました。いやいやよかったです。上のレベルに出て初めて勝つことができました。聞くところによると、明日の相手は強いらしいです。まあ、それはおいといて、家に帰ってから、勝利の美酒を味わいに行きました。

5月13日(Sun): 緑園都市近辺

緑園都市近辺は、大きなマンションと戸建て住宅がゆったりとした敷地に建つ一大高級住宅地です。横浜フェリス女学院も駅の近くにあって、おださがにはないハイソな雰囲気が漂います。電車で行くと駅周辺しか歩けませんので、今日も車で行ったことですし、試合が終わった後、付近を車で散策してみました。ちなみに試合の方は、善戦むなしく負けてしまいました。でも今回の大会で少し自信がついたので、参加してよかったです。緑園都市駅から離れた場所に、お店が集まっている場所があります。フレンチ懐石料理の店や美味しそうな洋菓子屋さん、行列のできているそば屋さん、ソフトクリームが美味しいらしい喫茶店など、小粋な店がずらりと並んでいます。駐車場もそれなりに用意してあるので、車で行っても大丈夫です。何しろ、この辺りはやたら坂が多く、近所の人でも移動には車を使わざるを得ないようなところなのです。大規模開発をしたところはこういう地形になりがちですが、実際に住んでみると不便だとは感じないのでしょうか。

5月14日(Mon): カウンターと煙草

昨日のことになりますが、最近おださがにできたもう一つのラーメン屋に行きました。こちらは北海道ラーメンの店で、旭川醤油、札幌味噌、函館塩の三つの味があります。かみさんは味噌、僕は醤油を頼みました。常に席が埋まっている程度に客足が途絶えず、カウンターにもきっちりお客さんを詰め込みます。僕らはL字形状になっているカウンターの角に座らされました。自分たちが座ったとき、角の反対側に座っているお客さんは既に食べていました。位置が近いので、否が応でもその食べている様子が目に入ります。こんな時は目のやり場に困ってしまいますね。そのお客さんが店を出て、今度は自分たちが食べ始めました。すぐに別のお客さんがその角の反対側の席に座り、当たり前のように煙草を吸い始めました。こちらは食べているんですけどね。もちろん店自体が禁煙ではないので、吸う事自体に文句は言えません。でも、隣同士より近い位置で、しかも食事中に吸われると、さすがに閉口してしまいます。そして肝心のラーメンは、普通かな。

5月15日(Tue): チーズはどこへ消えた?

大ベストセラー「チーズはどこへ消えた?」という本を読んでみました。原著は英語ですが、読みやすい日本語に訳されています。チーズが好きな2匹のネズミと2人のこびとがいて、ある日突然、彼らの目の前から大好きなチーズが無くなります。ネズミたちは嗅覚と行動力を発揮して、すぐに次のチーズを探しにでかけました。しかしこびとの一人は、無くなったチーズの事ばかり考えていて、こんなことは信じられないと、その場でぼう然としています。もう一人は新しいチーズを探す旅に出かけます。先の見えない迷路に入り込むのは怖いです。でもその恐怖を乗り越えたら、勇気が湧いてきて、最後にチーズを見つけることができました。誰しも現状から変化することは怖いです。でもそれでは幸せは掴めません。あなたは彼らのうち、どのタイプの人間ですかと説いています。なるほど、示唆に富んだ内容です。値段も手ごろだし長さも短いので、気軽に読むこともできます。でも、僕のように立ち読みせずに、ちゃんとお金を払って買いましょうね。

5月16日(Wed): たばこ規制

EU連合がたばこ規制指令法を成立させました。2002年9月からパッケージに「喫煙は人を殺す」などという物騒な文句を入れることを義務づけ、さらに2003年9月からは、「マイルド」や「ライト」といったソフトな言葉を使った銘柄の販売も禁じられるそうです。「マイルドセブンスーパーライト」という名前はヨーロッパでは相当に目の敵にされてしまいます。EUはこれまでにもたばこに関する規制は多く、例えばたばこの広告が禁止されている国で開催されるF1レースでは、色使いだけそのままで、ロゴを抜いた特別カラーリングのマシンを走らせます。ここまで来ると、たばこメーカーも死活問題でしょう。僕はたばこを吸いませんので、たばこが無くなっても困りませんし、むしろ歓迎します。しかし、たばこの製造販売に携わっている人は、何かしら他の新しい事業を手がけていかねばならないでしょう。吸う人がいるから売るのではなく、その技術を他の分野に活かせる方法を考える時が来たと思うべきです。それが彼らにとっての新しいチーズ、なのかな。

5月17日(Thu): 道具

腕の立つ職人は道具の手入れを怠りません。名人は道具を選ばないとも言います。決して高級ではない道具でも使い方によっては素晴らしい道具になるということで、つまりは道具の扱い方が問題です。例えば、パソコンを快適に使うためには、毎日ただ漫然と使うだけでなく、定期的にウィルスのチェックをしたり、不要なファイルの整理をしたりといったことも必要です。スカッシュで使う道具といえば、ラケットとシューズでしょうか。僕は同じタイプのラケットを2本、シューズは3足位を使い回しています。どれかが急に壊れても、代わりがあれば困ることもありませんからね。そうしないと、試合中にガットが切れてそのまま棄権するということもあります。そうしていても、僕の周りの友達で、最近ラケットを折ったりシューズが壊れたりという話を聞きます。安いものではありませんし、ラケットはまだしもシューズはなかなか気に入ったものが手に入りません。2度あることは3度ある。今度は自分に災難が来ないように気を付けようっと。

5月18日(Fri): 思い出の味

横浜にカレー博物館ができました。ラーメン博物館と同じように、連日賑わっているそうです。そこのお土産コーナーに「夢民」のレトルトカレーが売っています。学生時代、毎日のように通ったお店です。先日、かみさんが近くまで行ったときに、それを買ってきてもらいました。レトルトと言っても中に具は入って無くて、自分で好きなものを入れることになっています。それが「夢民」のやり方なのです。今日、早速夕食に作ってみました。僕は、ほうれん草にトマトピューレ、半熟卵にベーコンを入れた「ポパイベーコンカレー」にしました。箱に書いてある作り方と、昔の記憶を思い出して作りました。そうそうこの香り、懐かしいなあ。このカレーは半熟卵の微妙な固さと、アクセントとなるベーコンの量がポイントです。そして食べてみると、お店で食べたのと同じとまでは言いませんが、充分に昔懐かしい味を思い出させてくれました。想像以上の出来栄えです。思わず頬が緩んだのか、かみさんにずっとニコニコしてると言われてしまいました。

5月19日(Sat): 父親学級

産婦人科の父親学級なるものに参加してきました。とりあえず、立会い出産の可能性がある場合に受けるそうです。参加していたのは20組程で、若い人から自分たちと同じ位まで様々でした。最初、ドクターから簡単に病院のお産に対する考え方の説明があって、その後お産ドキュメンタリー風のビデオを見ました。運転免許の更新の時に見せられるビデオと同じで、いつ作ったんだろうと思うような古い映像でした。写っている車が、自分が免許を取って最初に中古で買った車と同じでしたから、おそらく15年位前かな。本題とは違うところでかみさんと盛り上がってしまいました。実際に出産する場面も写っています。全然知らない人の事ながら、やっぱり生まれた瞬間は感動的ですね。母親も立会いをしていた父親も涙を流していましたが、その気持ちも分かります。今日は分娩の予定が無いということで、帰る前に分娩室の見学もさせてもらいました。こっちが陣痛室で、ここが分娩室、奥が緊急手術室なんて説明されるとなんだかドキドキします。

5月20日(Sun): CD-R

CD-R/RWドライブを買ってきました。パソコンのデータをCD-ROMに記録する周辺機器です。最近では最初からパソコンに組み込まれている機種も増えていますし、外付けの物も色々種類が揃ってきました。これを使えばデジカメで撮った画像などを保存したり、あるいはそのデータを人に上げるのが簡単になります。今までちょっと不勉強だったもので、買いに行く前に雑誌を見ながら勉強をしました。製品によって接続インターフェース、書き込み速度、付属ソフトが違うようです。雑誌に載っていて、店に在庫があった物の中で、FireWire接続の最大書き込み16倍という製品を買ってきました。書き込み時のエラーを防ぐ機能が最近の流行らしいのですが、あえてそれが付いていない製品を選びました。書き込みメディアは一枚当たり100円程度です。コピーしたCD-ROMはMacintoshでもWindowsでも読めるようにできますし、オリジナルの音楽CDを作ることもできるそうです。いやいやこれでしばらく楽しめそうです。その前にパソコンの周りを整理しないとね。

5月21日(Mon): 二日酔い

酒をたしなむのは週末に限っています。最近は家で飲むことが多いので、週末の夜になると何らかの酒瓶が傍らに置いてあります。昨晩は日本酒でした。8時半頃帰宅して、酒を飲みながら昨日の分の戯れ言を書いて、その後買ってきたCD-R/RWを接続するつもりでした。使い方のノウハウが載っていた雑誌も買ってきたので、作業をする前にグラスを片手にパラパラめくり始めました。そのあと友達が遊びに来て、話をしている時も一人ぐびぐび飲んでいたら、気づかない間ににかなりの量を飲んでいたようです。CD-R/RWをセッティングするなんてとうに意識の中になく、そのまま寝てしまいました。そして今朝は二日酔い。なんとなく真っ直ぐ歩けません。食事はできましたが、胃の辺りに違和感があります。電車に乗っていても気分が悪く、会社までの時間が異様に長く感じました。幸い昼頃までにはだいぶ回復しましたが、なんで家で二日酔いになるまで飲んだのかと、反省しきりです。早く家に帰って来ちゃったのがよくなかったと思うのですけどね。

5月22日(Tue): バターはどこへ溶けた?

会社帰りに本屋さんに寄りました。雨が降っていたので、こんな時は本厚木駅のホームから濡れないで行ける、ミロードの本屋さんが便利です。冊数もそれなりにあるので最近よく利用しています。こういう本屋で、お目当ての本を物色しながらぶらぶらするのが楽しいんですよね。今日はまず、「バターはどこへ溶けた?」という本を手に取りました。題名から分かるように「チーズはどこへ消えた?」の二番煎じ風です。例によって立ち読みしてみました。中身は「チーズ」のパロディというか、全く反対の内容を説いている本です。「チーズ」には変化を恐れるなと書いてありますが、「バター」には幸せなんてどこにでもある、上昇志向なんて滑稽だと言うのです。こういう企画物は面白いですね。題名だけでなく、装丁も本文の構成も似せてあり、更にページ数と定価は全く同じと徹底してます。本屋でも隣り合わせに置いてありました。僕は「チーズ」と「バター」、対照的な意見を両方読んでみるのがいいと思うのですが、世間の評価はどうなるかな。

5月23日(Wed): 体力年齢

「人気者で行こう」というテレビ番組の中に、芸能人健康診断というコーナーがあります。昨日は、下は20歳から上は51歳までの芸能人が、脳の柔軟性、筋肉と体脂肪の量、骨密度を真面目に測定していました。測定結果は年齢に換算され、それが実年齢と離れていると不健康と診断されます。今回一番結果が悪かったのは東幹久君でした。普段からスポーツジムで鍛えているから結果に自信があると言っていたのにも拘わらず、結果はどれも悲惨なもの。筋肉の量こそ多かったものの、柔軟性で言えば80歳相当だそうで、さらに骨密度に至っては90歳以上という、測定をしている先生も驚く数値でした。その原因はサプリメントに頼りがちな食生活にあるではないかということです。それが証拠に、毎日奥さんの手料理を食べている萩原流行さんや、毎日きな粉入り牛乳を飲んでいる志村けんさんは、思ったよりいい数値を出していました。僕も人並み以上に運動をしているつもりです。食生活も偏っていないはずです。でも、自分も一度測ってもらいたいなあ。

5月24日(Thu): セキュリティ

会社の中には外部に漏らしたくない、機密情報が少なからずあります。例えば僕の職場では、一般のコピー紙はリサイクルのために分別回収しますが、機密情報を印刷したものはそれとは別に焼却処分することになっています。また、会社の建物の中に外部の人が許可無く入れないようなスペースも多々あります。面談スペースなどのパブリックな場所からは、IDカードを通さないと入れない扉があるといった具合ですね。でも、この扉が居室の出入り口にあるとやっかいです。両手がふさがっていてIDカードが取り出せない時は入れませんからね。とは言っても、誰かが中から出てくる時に紛れて入れちゃいますから、このやり方は人数が多い場所では面倒な割に不完全です。何かこれに変わる他の方法は考えられないかな。指紋や声紋で人物を特定するというやり方は研究されているらしいです。でも、CD屋さんにある盗難防止装置の逆で、IDカードを持っていればそれを感知して警報が鳴らないようなものがあればいいと思うんですけど、どうでしょうか。

5月25日(Fri): ウッドデッキ

夕食を食べているとき、たまたまNHK教育テレビでウッドデッキを作ろうという主旨の番組をやっていました。ホームセンターのアドバイザーとログハウス造りで有名なタレントの清水國明をゲストに迎え、視聴者の作品を紹介したり作業の一部をスタジオで実践したりしていました。ただ、神経を使う難しいところを簡単に紹介していたので、この番組を見て作り出したとしても、実際にはかなり苦労しそうです。それでも、ウッドデッキがある家をたくさん紹介されると、いっちょやってみようかなという気になるでしょうね。とにかく、自分でも作れるんだと思い込むことが大事なんだそうです。番組の中で清水國明が言ってた「ウッドデッキの上の空は自分のものだ」という一言は同感です。去年、自分もデッキに寝転がって夜空を眺めたとき、ああいいもんだなあと感じたことを思い出しました。そうです。そろそろ我が家のウッドデッキもいい季節になりました。一冬越して埃を被ってますが、奇麗に掃除して、ビールを片手にゴロゴロしてみようかな。

5月26日(Sat): パソコン周辺

先週買ってそのままになっていたCD-R/RWを、ようやく接続することができました。パソコンの裏側にあるコネクタの口にケーブルを接続するのは結構面倒くさいものです。どうせやるなら使わなくなった周辺機種を片づけようと、パソコンラックを引きだしてパソコン周りの整理を行いました。普段は裏側の掃除までしませんから、かなり埃が溜まっていました。コンセントに埃がたまってそこから火事になることもあるそうですから、こんな時くらいと思って、掃除機やらハイサッサやらを総動員して奇麗にしました。本当はそのまま机の周りまで整理したかったのですが、他にもやりたいことがあったので、取りあえず目的のCD-R/RWをラックに収めたところでお終いです。パソコン用語では、CD-Rでデータをバックアップすることを焼くと言うそうです。早速、デジカメのデータを焼いてみました。一枚分終わるのに5,6分かかりましたが、これは早いのかな?まあこれで半永久的にデータは保存されるし、他のパソコンでも簡単に読み込めるし、一安心です。

5月27日(Sun): 学生スカッシュ

スカッシュサークルの練習会でした。朝9時から3時間。朝早くから激しい運動をするのは如何なものかと思いながら、毎回10人くらいのメンバーで、コートを2面を使ってトレーニングをしています。人数がある程度いるときはそれなりに練習も工夫をします。それでもなかなか上達しないところが歯がゆいです。僕らの練習が終わった後、大勢の大学生がやってきました。そこのコートを使って合宿をしているそうです。総勢30人くらいの若者が狭いコート前でひしめき合っていました。学生スカッシュはそのほとんどサークル活動で、中にはめざましく上達する人もいれば、最後まで初心者レベルのままの人もいます。僕も学生時代は競泳サークルに所属していましたが、水泳以外のつき合いの方が多く、結局上達はしませんでしたからね。今日の彼らの中にも、順番待ちをしながらストレッチをするでもなく、床にペタリと座っている人がかなりいました。その年齢からスカッシュを始めれば上達も早いだろうにと、おじさんスカッシャーは思うのだけどね。

5月28日(Mon): 首に付ける重み

職場では社員証、いわゆるIDカードを身に付けることを義務づけられています。職場内でユニフォームを着る規定はないので、IDカードを他人から見える位置に付けていることが唯一、自分が正当な社員であることの証明になります。僕はいつもホルダーにカードを入れて、首からぶら下げています。決して重いものではありませんが、付けていると気分が引き締まるというか、気持ちが仕事モードになるような気がします。これがスーツを着て仕事をする人の場合、ネクタイを付けることがプライベートと仕事との切り替えになるのでしょうね。飲み屋などで、ビールを飲みながらネクタイを緩めるサラリーマンが、ほっとする表情を覗かせる場面をよく見かけます。僕がIDカードをはずすのは、仕事を終えて帰り支度をする時です。パソコンの電源を切って、カードを首からはずしてカバンにしまって、そこで今日も一日仕事が終わったという安堵感を感じます。実際には軽くても、会社のロゴと氏名に顔写真が入ったIDカードは重い存在なんだなあと思います。

5月29日(Tue): 携帯電話

日本の携帯電話の加入者数は今、どれくらいなのでしょうか。子供から大人まで、その普及率も、ずいぶんと上がったでしょうね。身の回りでも、携帯電話を持ち歩かない人は、本当に珍しくなりました。ここまで来るとさすがに、これからは今までのような市場の拡大は望めないでしょう。ところで、携帯電話と加入電話のビジネスモデルは大きく違います。マイラインサービスが成り立つように、加入電話は同じ電話機を使って別の会社と契約することが可能です。ですから電話会社は、NTTも含め安穏としていられず、顧客の囲い込みに躍起になっているのです。一方携帯電話は、電話機を選ぶことと会社を選ぶことは同じです。しかし、その分電話機メーカーは各社の仕様に合わせた製品を提供しなければならないし、会社も基地局を自前で用意しなければなりません。ここではDocomoの殿様商売が成り立つわけです。でもこれからはどうでしょうか。会社が大きくなればなるほど弊害も多くなります。ユーザーが何を欲しているか、見誤らないように。

5月30日(Wed): 漢字の意味

さきごろ読んだ本にこんな話が載っていました。「忍」という字は忍耐で使われるように「じっとがまん」という意味と、忍び足という時のように「こっそり」という意味で使われることがあります。しかしもともとの意味は「残忍」の時の使い方で、「ひどいことを平気でする」ということなんだそうです。別に自分がそうであると言われた訳ではないのですが、ちょっと複雑な気分でした。とういうことで、「不忍」と言えば「ひどいことができない」つまり「思いやり」のことを指すそうです。上野の不忍の池という名称は以前から妙だなあと思っていたのですが、これで納得です。漢字が持つ本来の意味が次第に曖昧になってきている一つの例ですね。筆者は、これらの意味は「心理的に無理をする」というところに共通点があるのだろうと結論付けていました。なかなか漢字は奥深いです。ちなみに、僕は控えめで奥ゆかしくてシャイだから、やはりいつも心理的に負担を強いられていると言っていいでしょう。名は体を表すってやつですかね。

5月31日(Thu): 定期券入れ

今日で5月も終わりです。ウチの会社では、電車通勤の人は定期を現物支給されます。しかし何故か小田急線利用者には継続定期ではなく、半年ごとに新規の定期が配られます。その区切りが、また妙なことにこの5月末と11月末なのです。半年間お世話になった定期券とも今日でお別れ、明日からは新しい定期とお付き合いすることになります。家に帰ってから、古い定期を定期券入れから取りだしました。それにしても、この定期券入れも随分と長いこと使ってますね。中の定期が変わってもこれだけはずっと同じです。決して高価なものではありませんが、頑丈なので長持ちしているのでしょう。道具とはこうあるべきです。中には定期券以外に何が入っているのかなと思って、覗いてみました。駅のポケット時刻表。これはダイヤ改正の時に貰ったやつです。それからなんと、使いかけのテレホンカードが出てきました。携帯電話の通話料が安くなってから、公衆電話を使うことは無くなりました。最後にテレカを使ったのはいつでしたっけ。昔はテレホンカードを貰うと嬉しかったものですが、時代は変わってしまいましたねえ。

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