しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2001)

4月1日(Sun): 向上心と好奇心

向上心と好奇心を持ち続けることは、日々の生活を充実したものとする上で大切です。不遜を承知で言うならば、常に忙しいと口にしている人は好奇心が足りなくて、日ごろから飽きっぽいという人は向上心が弱いのです。毎日が平凡でつまらないのは自分の責任ではないと、勝手に思っているのです。習い事や新しい趣味を始めるのに年齢は関係ありません。僕は高校時代水泳部だったので、大学に入ってからも競泳サークルに入りました。しかしまじめに練習をしないうちに、大学から水泳を始めた同級生に、タイム競争で追いつけなかくなってしまいました。その時はもう水泳に関する向上心は無くなっていたのですね。ここで厄介なのはプライドというやつで、昔の経験が通用するうちはよくても、自分の力が衰えてきていることをなかなか認めたくないのです。昔のきねづかに固執するのは簡単です。しかしそれでは現状を維持するのが関の山で、次第に飽きてしまうでしょう。新しい事を始めるときのワクワク感を、いつも忘れたくないと思います。

4月2日(Mon): 公園

秦野駅の会社のバス乗降場の前に、市立の公園ができました。元は荒れた空き地に掘っ建て小屋が立っていて、そこに数匹の犬が住んでいた場所です。毎朝どこからともなく飼い主が車でやって来ては餌をあげていましたので、おそらくは私有地だったのだと思います。いつの間にかきれいに更地になったと思ったら、こういう訳だったのですね。家の建築現場は見なれていても、こういう現場を身近で目にするのは初めてです。最初コンクリートのトンネルを作り始めたときは、何を作っているのか想像が付きませんでした。ところがそこが自転車置場になり、トンネルの上に土を盛って築山にして、滑り台を置くとなるほど、公園になりました。工事に集まる車も作業員もそれなりの数でした。よってたかって作り上げてしまったという印象です。作業の中で、タイル敷きの通路の作り方は、家の庭にも応用できそうでした。今は静かに開園の時を待っているところで、元からの木が何本かあるものの、かつての面影はもうありません。見事な変身です。

4月3日(Tue): 静電気

静電気は冬場の風物詩だと思う人が多いでしょうが、実は一年中あるものなんだそうです。静電気が起きやすい服を着ていることに加え、空気が乾燥しているので放電する可能性が高くなるだけなのです。車に乗るときなど、金属に触れたときバチッと来ると心臓に悪いですよね。それと同じで、電子機器に静電気は禁物です。例えばパソコンの中に入っているメモリは、静電気によって思わぬ高電圧がかかって一発で壊れたりします。僕らも会社で電子精密機器を扱いますので、遅ればせながら、静電気ブロアなるものを導入しました。センサが帯電状態を測定し、静電気を打ち消すようなイオンを吹きかけるというすぐれ物です。帯電状態の目盛りが付いているので、どういうときに静電気が溜まるのか目で見えます。例えば椅子から立ち上がるとき、これだけで静電気が起きるのは知りませんでした。ノートを机の上に置いただけで発生するし、極端なところでは、人が近づいてきただけでも発生するようです。百聞は一見にしかずってやつでした。

4月4日(Wed): デフレ

今の日本経済はデフレなんだそうです。通貨が増えすぎて急激に物の値段が上がるのがインフレ。国際的には通貨の価値が下がりますので、歓迎されるものではありません。そしてインフレの逆で、物の値段がどんどん下がるのをデフレといいます。電話代は値下げ競争が止まりませんし、ハンバーガーの値段も定価の半額が当たり前。とうとう牛丼だって300円以下で食べられるようになりました。安い買い物ができるからいいのかというとそうではなくて、デフレの結果として企業の売り上げが下がる→従業員の給料は上がらない→消費者の財布のヒモが固くなる→経済が冷え込むという悪循環に陥ってしまうそうです。春闘でも、少し前までは賃金値上げ要求の根拠に物価の上昇を挙げていました。しかし今は年々物価指数が下がっているのです。じゃあ給料も下げていいよとは言えませんから、そこが悩みの種らしいです。今の政府を見ていると、これからの日本経済の先行きが心配でなりません。と経済オンチが言っても始まらないですけどね。

4月5日(Thu): お留守番

先週は久しぶりに出張で社外に出ましたが、それ以外はこのところ自席にずっと座ってのデスクワークが多いです。僕らは営業部隊ではないので、基本的には自席か実験室で仕事をします。しかし昨日は居室に残っていたのは4人。今日の午後などは3人だけでした。そして僕はというと、2日ともずっと居室にいました。暇なわけではありません。むしろ次から次へとやることができててんてこ舞いです。このように、居室で留守番をしている状態になると、ろくなことがありません。社外で仕事をすると夕方で仕事が終わることが多いですから、そのまま家に直帰できます。会社にいると区切りのいいところまで仕事を続けますので、帰宅時間が遅くなります。さらに、なまじっか居室にいることで色んな雑務を仰せつかったり、本来聞くべき人が席にいないという理由で専門外のことを質問されたりもします。果ては会社にいない人の仕事までフォローさせられると、いい加減どうにかしてよと思ってしまいます。頼むから、明日はみんな会社に来ましょうよ。

4月6日(Fri): 週末まであと少し

仕事から帰ってきて家までたどり着く前に、気持ちを仕事モードからプライベートモードに切り替えねばなりません。と言うのも、普段なら意識しないでも大丈夫なのですが、残業で遅く帰ってくるときは仕事のテンションをそのまま家に持ち込んでしまうことがあるからです。要はテンションが低いのです。別に不機嫌な分けではなく、具合が悪いこともないのですが、あまりしゃべりたくなくなります。気持ちに余裕が無くなるんでしょう。無口になると怖いとよくかみさんに言われるのも分かっているつもりなんですけどね。そんな気分になりそうな予感がするときは、帰宅途中で寄り道をして気分転換をするようにしています。本屋やコンビニで立ち読みをしたり、スタバに寄って珈琲を飲んだりすることが多いかな。それでもどうしようも無い日というのもあるもので、そんな時は、翌朝すっきり気分が晴れていることを願ってさっさと寝るに限ります。昨日が正にそんな気分でした。しかし、ようやく週末です。やっとノンビリ気分になれそうです。

4月7日(Sat): 豆腐懐石

僕の母親が還暦を迎えたので、お祝いを兼ねて一緒に食事をすることにしました。場所はウチの方でいいというので、豆腐懐石で有名な「梅の花」本厚木店に個室を予約しました。今回Webを調べて知ったのですが、梅の花グループは九州や関西にもいくつ店を構えるチェーン店です。最近は手広く中華の店も出店しているそうです。ウチの近くには本厚木のほかに新百合ヶ丘、町田にも店があります。メニューはコース中心に色々あって、その中から引き上げ湯葉があるコースを頼みました。豆腐や湯葉を使った趣向を凝らした数々の料理をつまみにお酒を飲んで、大変満足しました。豆腐自体は淡泊で、確かに料理にボリュームはありません。しかし少しずつ、時間をかけて食べているとお腹もいっぱいになりますね。もっとも、毎日こればかりだと飽きるでしょうけど。お店を出た後、馴染みの珈琲屋さんでエスプレッソを飲んで帰ってきました。お祝いをすると言った割には自分たちで勝手に楽しんでしまいましたが、果たして満足してくれたかな。

4月8日(Sun): イタ飯屋

大和から帰る途中、初めて入るイタ飯屋さんに行きました。カジュアルな雰囲気のお店です。メニューを持ってきてくれたお兄さんが、メニューに載っているもの以外に今日のお薦め料理がありまして、と説明してくれます。ホワイトボードに書いてくれれば一目で分かるのに、たどたどしく説明してくれてもよく分かりません。しかも値段は言ってくれないので、小市民としてはなかなか気安く頼めるものではないです。結局、無難なところでサラダとパスタを頼みました。率直に言えば美味しかったです。パスタのゆで具合もよかったし、サラダの素材もいいものを使っているようでした。しかしどれも値段はそれなりで、それでいて量はお上品でしたから、やっぱり小市民向けにはインパクトに欠けます。先程のお兄さんは実はまだ新人だったらしく、最後までサービスが落ち着きませんでした。会計をするときに先輩の店員にドタバタして済みませんでしたと謝られました。でもそれとは別の意味で、もう一度来るかと言われたら、行かないでしょうね。

4月9日(Mon): 名前

何故か、最近人の名前が気になります。そんなの当たり前だという突っ込みや、どっちか分かってから考えろというもっともな意見は無視することにして、やっぱり気になるのです。友人から名前事典なるものを借りたので、先日紐解いてみました。オーソドックスなものからほんまかいなと思うようなものまでたくさん名前が並んでいました。人の名前は時代の流行に左右されるそうですね。時代を反映させるのはいいですが、あまり突飛なものを選んでしまって、何十年か後に恥ずかしくなるよなものは避けないと。最後は姓名判断にも頼ることになるんでしょうか。小学校の頃、自分の名前の由来を調べるという課題が出て、両親に聞いたことがありました。実家があった故郷の山の名前と、百人一首の歌にちなんだのだそうです。実は男の子の名前を考えていなくて、慌てて付けたという話もありますが。自分が逆の立場になったことを考えると、うーん何となく思い付いたんだよねえ、と言うわけにはいきませんよね。何かいい決め方ってないかなあ。

4月10日(Tue): フレックス勤務

会社の健康推進室で社員の勤務時間帯について調査をしたそうです。ウチの会社では多くの社員がフレックス勤務なので、出社時間も退社時間も自分のペースに合わせられます。その結果によると、朝は9時半前後に出社して、夜は7時以降に帰る人がほとんどなんだそうです。勤務時間は同じなのに、自分みたいに8時過ぎに出社して、忙しくなければ6時前に帰る人は珍しいのだとか。先日、いつも帰りが遅い同期と話をしていて、早く帰ってやることあるのかと聞かれました。ありますよそりゃ。いくら時間があっても足りないくらいです。彼のグループでは下手に早く出社すると残業時間が増えるから、遅く来いと言われたことがあったそうです。そんな上司あるいは同僚は論外ですね。調査結果に対するコメントとして、帰宅時間が遅くなると夕食が遅くなって、就寝時間が遅くなる。家族とのコミュニケーションを取る時間がなくなるとありました。そんな生活はつまらないですよね。あ、でもスポーツクラブに遅くまでいるなら同じことなのかな?

4月11日(Wed): toto再び

Jリーグのtotoも次第に浸透してきました。それにしても、分かっていることとは言え、賞金の格差には驚くばかりです。13試合の結果をすべて当てることは、順当な結果が多かったとしてもすごいことです。前回予想を全て当てた人も、さすがに満額とはいかなくても、それなりの見返りは期待していたはず。それがたったの4万5千円の配当だったのですから、お気の毒さまです。ちなみに2問間違えの3等で370円。宝くじの末等並みです。これでは張り合いが無いから、競馬のように買うときに倍率が分かったら面白いんじゃないかというのが、お昼時の話題になっていました。インターネットを使ってアンケートとかできそうだとかね。そうなると、この組み合わせじゃ当たっても低いからここは穴を狙って、、、なんてことも可能になります。まだまだいろいろ改善の余地がありそうですね。さんざん苦労して当ててもぬか喜びだった。そんな状態では僕はまだ買う気がしないです。もっとも、買ったからって当たる気は全然しないんですけどね。

4月12日(Thu): 高校生

春になり、通勤電車の顔ぶれも変わりました。僕が乗る電車にいる新顔は高校生です。制服もカバンもまだきれいです。彼らはまだ電車の中におけるスペースを理解できていません。友達と一緒に乗り込んで来るくせに入り口付近に立ち止まるので、後から乗る人に背中を押されてもみくちゃになっています。遠くまで乗っていくのなら奥の方に進みましょうね。下り電車は空いているだろうと思っていたのかな。ところがそれは甘いんです。小田急線の下りは、上りほどではなくてもそれなりに混んでいるんですよ。駅に着くたびに、座りて〜、みんな降りろ〜と叫んでも無理なものは無理なんです。まあ、それも新入生らしくてかわいいものです。そのうち彼らも髪を染め、ピアスをして制服を汚く着こなし、平気で駅のホームでたばこを吸い、電車に乗ったら汚れたかばんを床に投げ捨て、自分もその横にどかっと座り、おもむろに携帯を取り出してしゃべりだす。そんな今どきの高校生になるんでしょうか。かわいく思えるのは今のうちかもしれません。

4月13日(Fri): 焼き肉

駅から家に歩く途中に焼き肉屋「牛角」があります。毎日前を通っている内に、いつの間にか焼き肉が食べたいと思うようになってしまいました。そんな話をしていたところ、今日は友達の知り合いがやっているという焼き肉屋さんに連れていってもらいました。場所は座間駅の近く。車で行ったのでよく分かりませんが、歩くと駅からはちょっと離れている場所です。金曜日と土曜日は3時まで営業しているそうで、夜12時を過ぎても僕らのほかにも2組のお客さんがいました。それほど広くはない店ですが、明るい雰囲気で感じは良かったです。今日は週末ですから遠慮なくお酒も飲める日です。今週は一週間たっぷり働いたので、焼き肉やキムチをつまみに気持ち良く生ビールを飲ませてもらいました。焼き肉は、火がもうもうと立ち上り、少し焦げができたところを豪快に食べるのがよいです。口臭も気にせずに、つけダレにたっぷりニンニクを入れて食べました。美味しかったです。帰りも友達に家まで送って貰って、いやいや今週はいい週末になりそうです。

4月14日(Sat): 焼き肉

大和のスポーツクラブに行ったら、駐車場に入る車が渋滞を成していました。子供のスイミングがじきに終われば空くだろうと、近所で買い物をして時間を潰すことにしました。かみさんが、大和の繁盛している八百屋さんをテレビで紹介していたというので、駅周辺を探してみることに。はたして駅近くのイトーヨーカ堂の近くにその八百屋さんはありました。正確に言うと、八百屋さんの他に肉屋さんや魚屋さんなどが数軒ずつ集まった、庶民的な生鮮食料品市場みたいな一角です。雑多に並んだ品物の中をお客さんが縫うようにして歩いています。どことなく懐かしい雰囲気でした。子供の頃、母親の買い物に付いていった時は、こういうお店ばっかりでした。だみ声で威勢のいいおじさんがの軽口を聞きながら買い物をしたものです。きれいにパックされて整然とならんだ魚はあまり食べたいとは思いませんが、昔風にショーケースに並んだ魚は受ける感じが違います。ちょっと高めでしたが、朝ご飯に食べようと、沼津産のアジの干物を買ってきました。

4月15日(Sun): 立川まで散歩

少し風がありましたが、日差しの強いポカポカした一日でした。今日は電車に乗って立川にでかけました。最初の目的は最近できた多摩モノレールに乗ること。多摩ニュータウンの真ん中から立川を抜けてさらに北まで行く路線です。モノレールは自分達がよく知っている道の上を横切って進みます。高いところはビルの7階位の高さにまで上りますから、ふんわり空を飛んでいるような気持ちでした。目的の二つ目は立川にオープンしたスポーツクラブを見学すること。今通っているクラブの姉妹店なので中の雰囲気は似ていますが、フロアもマシンもきれいでよかったです。目的の三つ目は、立川にある陳健一さんの麻婆豆腐専門店で食事をすること。運動の後に、ビールとピリカラの麻婆豆腐の相性はばっちりです。デザートの杏仁豆腐も美味でした。そして最後の目的は、町田に帰ってきて期間限定のアップルシナボンを買うことでした。これも思いの外あっさり買えて、ウチに帰ってから美味しくいただきました。実に効率よく色々楽しめた一日でした。

4月16日(Mon): 最近のF1

メジャーリーグやセリエAなど海外のスポーツに注目が集まる昨今、寝不足に悩まされる向きも多いのではないでしょうか。それにしても、地球の裏側の映像をほぼリアルタイムで見られるのですから、ものすごい世の中になったものです。10年程前、深夜まで起きて見ていた番組にF1中継がありました。正確には生放送ではなく、主要な深夜番組が終ったあとにひっそりと放映されていたものです。僕はいち早く結果を知りたい一心で、眠い目をこすりながら見ていました。インターネット初心者の頃、海外の結果速報が載る英語サイトで最新ニュースを見つけては、一人悦に入っていた時期もありました。しかし今はどうでしょう。テレビの放映時間前に結果はWebに載りますし、朝になれば詳細データが追加されてレースの概要も掴めます。近ごろは夜更かしして放送を見ることはもちろん、録画して後から見ることも少なくなりました。さらに加えて、最近のレースは展開が単調でつまらないんですよね。おじさんの嘆きではないですが、昔のF1が懐かしいです。

4月17日(Tue): ペットも受難時代

犬を車に乗せて走っている人を見かけます。彼らは忙しげに中を歩き回ったり、窓から顔を出して流れる風景を見ていたりします。犬は車酔いしないのでしょうか。ところで、そんな状態で他の車に追突されて犬が怪我をした場合、飼い主は相手に治療代を請求できるのでしょうか。死なせたりしたら、業務上過失致死とまではいかなくても、器物破損で訴えられたりしちゃうのかな。それなら、運搬用のケースに入れるか、ちゃんとシートベルトでシートに縛りつけて欲しいですよね。もっとも、席に座ってじっとしている犬がいたら気持ち悪いですけど。道路に飛び出してはねられる犬もいます。むしろ猫の方が多いのかな。今日も夜道を車で走っていたら、前方の路上に白い固まりが、突然ヘッドライトを反射してピカッと光りました。そうです。はねられた猫がこっちを向いて倒れていたのです。ビックリしました。もう息はなかったようですが、なんとか踏まずに済んでよかったです。ペットにとっても生きにくい世の中なんですね。成仏してください。

4月18日(Wed): 経営品質

最近社内で経営品質という言葉をよく聞くようになりました。現代の企業は目先の利益を追い求めるだけではなく、社会との共存を考えていくべきです。公害をまき散らすなんてもっての外。経営品質とは、どれだけ企業がお客様や社会のことを考えているか、その指標なのだそうです。自分たちのお客さんは誰で、自分たちに何を期待しているのか。その問いには簡単に答えられます。ではお客さんが満足しているかどうか、何を基準に評価しますかと言われると、ちょっと考えちゃいますね。自分がラーメン屋さんだとしたら、自分が美味しいと思うラーメンを作ればいいというものではありません。この場合は、一度来たお客さんがまた店を訪れてくれる割合を評価します。いくらラーメンが美味しくても店員の態度が悪かったら二度と来ようとは思いませんよね。逆に、一度しか行ったことないのに顔を覚えていてくれた。そんな、お客さんが期待している以上のサービスを、ささいなことでも提供すること。これが大切なんだそうです。なるほどねえ。

4月19日(Thu): ジャズ初心者

最近、生意気にもジャズを聞くようになって、CD屋さんに入ってもそのコーナーばかりうろうろしています。でも、正直な話、よく分からないんですよ。今の所はジャズ入門書の類いを読んで、中にあるお勧めのCDを聴いている状態です。でも、その本の解説にあるような感想をなかなか感じることができないのです。メロディがきれいとかノリがいいとかは漠然と分かるのですが、この演奏は誰それの影響を受けているとか、絶頂期を過ぎた時の演奏だとか、そんなのどうして分かるんでしょう。一口にジャズと言っても、ハードバップとかモード奏法とかフリージャズとか、時代によって細かく分類されます。でもそのいずれも基本にアドリブ奏法がありますから、僕なんかは好き勝手に演奏しているのに何が違うんだと思っちゃうのですね。僕が主に聴いているのは1950年代から60年代にかけてのアルバムです。車の中で聴くことが多いので音はさほどよくないのだとは思いますが、ジャズの巨匠達のおそらくすばらしい演奏が未だに理解できない毎日です。

4月20日(Fri): 定期検診

今日は休日出勤の代休が取れたので、かみさんの定期検診に付き合いました。通っている病院は専門病院なので、陰気くさくない瀟洒な建物です。入り口から入ると2階までの開放的な吹き抜けと回り階段が目に入ります。ロビーには館内には胎教によいらしいピアノの音楽がずっと鳴っていて、まるでおしゃれな喫茶店に来たように勘違いしてしまいそうです。実際、珈琲と近くの有名店のケーキを出してくれる喫茶コーナーもあるんですけどね。受付をするとポケットベルを渡されて、順番が来ると振動で知らせてくれる仕掛けになっています。無粋な館内放送が鳴ることもない静かな病院です。今日はお願いしてエコー診察を見学させて貰いました。お腹の上から超音波を当てて、中の様子を調べるものです。映像はモノクロなので素人目にはよく分かりませんが、先生から、ここが頭でここが背骨でなんて言われて、何だか分かったような分からないような気になりました。それでも小さい心臓がぴくぴく動いていたのははっきり分かりました。一安心です。

4月21日(Sat): 契約更新

大和のスポーツクラブに通いだしてほぼ2年が経ちました。一年ごとに一括して会費を払っているので、その更新時期がやって来たのです。会員にもいくつかの種別が合って、僕らは系列のクラブならどこでも無料で使える会員になっています。これが年間一括で会費を払うことが条件なのです。ただ今年は、更新をちょっと迷ってしまいました。8月に家にもっと近い相模大野に別の系列のクラブが新規オープンします。最近になって広告が入るようになり、会員募集も始まりました。1面ながらスカッシュコートもあり、営業時間もほぼ同じ。今は往復1時間かけていることを考えると、そちらに移るという選択肢も充分考えられます。ただ、ここで退会してしまうと3ヶ月空白ができてしまうので、とりあえず今回もそのまま契約を延長しました。更新した特典としてプロショップでの2000円買い物券を貰いました。大したものは買えませんが、いつもの3足1000円の安靴下ではなく、一足1000円する高級ソックスを買いました。ちょっといい気分です。

4月22日(Sun): 横浜散歩

久しぶりに横浜元町と中華街に出かけました。昨日の寒さとは一転、日中は半袖シャツで充分な陽気でした。まずは昼ご飯を食べようと元町をぶらぶらしました。ちょっと横道に入ったところにたくさんお店があるんですね。夜はバーになる地下のレストランで、ふんわり卵が乗っかったオムライスを食べました。元町には洋食がよく似合います。その後人で溢れ返る中華街に行って、雑貨店や中華食材の店を覗きました。中華街に来れば安く買えると思っていたものも、一時期より値段が上がっているみたいです。その代わりお店は小奇麗になってたりするんですけどね。夕食は中華街の中の一軒に入りました。6人で行ったので、コースではなく好みの単品を色々頼みました。お腹も膨れ、味もまあまあで、値段も思ったより安く済みました。最後にマリンタワーに登って横浜の夜景を堪能しました。展望台からの眺めはなかなかあなどれません。すっかり満足して、寒風吹きすさぶ中帰途へと付きました。一日歩き回って疲れましたけど、楽しい一日でした。

4月23日(Mon): エレベーター

昨日登ったマリンタワーは40年前にできたものだそうです。おそらく、その当時から展望台に上るにはエレベーターを利用していたでしょう。多少代替わりしたかもしれませんが、今使っているものもかなりの年代物なんじゃないかと思います。最近はエレベーターを設置する駅が増えてきました。車イスで乗降する人にとってははるかに楽ですからね。たまに僕も利用しています。わずか1フロアの移動ですが、馬鹿にできないくらいラクチンですよ。ところで、僕は常々感じているのですが、エレベーターの中にある操作盤の、開くと閉じるのボタンって分かりにくくないですか?漢字で書いてあれば一目で分かります。しかし、最近増えているのは3角形2つと縦棒を使ったマークのものです。何回見ても、僕はこのタイプの開閉の区別がすぐに分かりません。先に乗り込んで、後から来る人のために開くボタンを押そうと思って、閉じるを押してしまうことがよくあります。嫌がらせをしているのではなく、分かりにくいマークが悪いんですからね。

4月24日(Tue): 子供向けレッスン

今日も先月休出した分の代休を取りました。かみさんの使いを昼過ぎに済ませ、その後、のんびりスポーツクラブに向かいました。スポーツクラブには3時ごろ入館し、筋トレに、スカッシュにとそれなりにみっちり運動できました。知り合いが少ない時間帯なので無駄口叩く相手も無く、思ったより効率が良いみたいです。この夕方の時間帯は、ご年配向けのソシアルダンスの有料レッスンや、子供向けのスカッシュスクールやファンク教室などがあります。スポーツクラブ側も人が少なくなる時間帯を有効に使おうと、色々な企画を考えるものです。しかし子供相手の企画は担当者が疲れそうですね。今日も4人の子供相手にコーチが2人がかりで相手をして、それでも持て余している様子でした。ただ、始まりの挨拶もなく、全体的に緊張感がなくて、技術面でも躾けの面でも、もう少しビシッと締めたほうがいいんじゃないかなあと感じました。コートの前でお母さんがレッスンを見学していましたけど、このレッスンに何を期待しているのでしょうね。

4月25日(Wed): 総理大臣と秘書

大騒ぎだった自民党総裁選挙が決着しました。この結果が実質的に日本の次期総理大臣を決めるわけですから、下手な総選挙よりも注目を集めるのももっともです。そしてその結果は、派閥の論理が崩れたとかで、小泉純一郎氏の圧勝でした。最大派閥が推す元総理大臣経験者を破っての当選ですから、相当な勢いの追い風が吹いたのでしょう。日本のマスコミや政治評論家は、総理大臣になる前から過去の失敗をあら探ししては足を引っ張るのが得意だそうですけど、しばらくはお手並み拝見と静観していてもらいたいですね。たまたまですが、先日その小泉氏の政策担当秘書が書いた、政治家の裏話的な本を読みました。政治家に利権を求めて集まる人々。さらに彼らを利用する政治家達。その間で奔走する秘書の苦労話でした。どこまで信じていいものか分かりませんが、本音もそれなりに書かれていたと思います。政治家が入閣しそうになると、本人はもちろん秘書の人達も大騒ぎになるそうです。それでも自分の先生が表舞台に立つのはうれしいそうですから、今回のように総理大臣ともなると、その喜びはどんなものなのでしょうね。

4月26日(Thu): 特許

仕事の業績を数字で表わしにくい僕らにとって、出願した特許の件数は分かりやすい指標の一つです。僕らは商品を直接売ることはありませんので、強力な特許を書くというのが大切な仕事なのです。特許を書くには手間がかかります。同じようなものが無いか今までに出願されたものを調べて、さらに他社が同じものを作れないように抜け漏れの無い記述をします。最終的には弁理士さんに手続きをお願いすることになるのですが、原案を書いて彼らに発明の内容を説明するところまでしなくてはなりません。特許の調査も面倒なもので、膨大な件数から如何に関係しそうなものを見つけ出すかコツが必要です。もっとも、今では自席のパソコンから調査ができるようになり、だいぶ楽にはなりました。発明者で検索することもできて、例えば自分の名前を入れると過去に公開された特許がちゃんと出てきます。たまに大学の同窓生の名前を入れて検索するのですが、意外な特許が出て来たりして、みんな頑張ってるんだなあと、妙に感慨にふけったりしてます。

4月27日(Fri): カリオストロの城

数あるルパン三世シリーズの中でも、テレビでは緑のジャケットを着た最初のシリーズが、映画ではカリオストロの城がいいです。カリオストロもジャケットの色は緑でしたね。他にも映画化された話はたくさんありますが、今をときめく宮崎駿作品であるカリオストロの城は別格ではないでしょうか。残念ながら僕は劇場で観たことはありません。しかしテレビで放映されるのを何回もみましたし、それをビデオにとって繰り返しみました。そしてそのDVDが満を持して発売になりました。もちろん即買いです。話によると、宮崎駿監督が発売日を延期してまで作品の完成度を上げたそうです。本編もさることながら、おまけについている特典ディスクも楽しみです。実はカリオストロの城を題材にしたプレイステーションのゲームも持っています。映画の話を題材にしたロールプレイングゲームです。ゲームそのものは大したことありませんが、映画にまつわる色々な裏話が楽しくて、思ったより楽しめました。うーん、すっかりカリオストロフリークです。

4月28日(Sat): 伸び悩み

今週からスカッシュの大会が3週連続であります。最近上のレベルにエントリーしているので、一つ勝つこともなかなかままなりません。今日も本戦ではやることなすこと跳ね返され、初戦負け同士の人で行うプレート戦でも健闘むなしく惨敗してしまいました。急に実力が上がるような年齢でもありませんけど、それでもなかなかなかなか上達しないのに歯がゆい思いがします。ただ昔は試合の内容を覚えていないくらいがむしゃらだったことに比べると、最近は負け試合でも多少内容を覚えているので、少しは余裕を持ってできてはいるようです。色々な人からアドバイスを貰います。動けるうちはまだまだ上手くなるよとか、下半身が安定して来たからもっと踏ん張れるはずだとか、相手のペースに合わせないで自分から攻めていけ云々。どれも謙虚に受け止めて、また挑戦させて貰います。試合の後、一緒に参加した友達と残念会に行きました。全員負けちゃったんですね。結果は残念でしたけど、生ビールの喉ごしはいつものように美味しかったです。

4月29日(Sun): 宅配ピザ

宅配ピザを頼むことがあります。家のポストに通常の料金の半額になるという割引券が入っていて、それを使うことが多いです。もっとも店まで取りに行けばいつでも半額になるそうなので、通常の金額で頼む人はあまりいないんでしょう。昔は宅配ピザの売りは注文から30分で届けるというものでした。しかし今は割引サービスを受ける場合は遅れることもやむなしだそうで、確かに今夜は注文してから届くまで1時間以上かかりました。ピザ屋さんもスピードだけではやっていけないのでしょう。二人で頼んでもたくさん食べられないので、今日は友達を誘って、4種類の具が乗っているLサイズのピザを4人で食べました。これで一人分500円弱です。これならまあ安いんじゃないかなと思います。ラーメン屋とかそば屋とか、昔は出前をメインとするお店がたくさんありましたよね。すし屋みたいなものならいざ知らず、麺類で伸びやすいものを出前で頼むのは如何なものかと思っていました。でも、出前を頼んだ料理はなんとなくわくわくしませんか?

4月30日(Mon): 新聞

日々のニュースを知るのに手っ取り早いのはテレビでしょうか。最近はインターネットのニュースサイトも充実してきて、一般ニュースのみならず、スポーツ速報や芸能ネタも簡単に探せます。仕事関係の業界ニュースサイトもいくつかあって、ホームページと連動して日に何通かメールマガジンを無料で配信してくれるところもあります。こうなると、家に毎日配られる新聞に目を通さなくても、主要なニュースは知ることができてしまいます。家では朝夕刊を取っているのですが、勿体ないことに、一度も中を見ないでそのままトイレットペーパーに化けてしまう日もあります。どうしてそうなるのかと言うと、当然のことながら、ゆっくり新聞を広げる時間を取らないのが原因でしょう。朝も慌ただしく出かけてしまいますし、家に帰ってからもスポーツクラブに行ったりしているうちにいつの間にか時間が無くなっているんですね。新聞も読めば中身に読みごたえがあって、面白いのは分かっています。やっぱり時間を取る習慣を付けないとだめなんだよね。

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