しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2001)

2月1日(Thu): ISO14001

環境に配慮した会社であることを認めてもらうために、ISO14001を取得する企業が増えています。この認定は事業所単位で貰うものらしく、僕のいる事業所でもそれを取得することを今期の目標に挙げています。ISO14001を簡単に言うと、企業が自主的に、自分たちは会社ぐるみで環境に配慮した活動をしていますと宣言し、それを外部の機関に認めてもらうことです。そのために、そこで働いている全従業員がその活動の中身を知っていなくてはならないのだそうです。審査の時に、外部の係官に、活動内容に関して抜き打ちで質問をされることもあるんだとか。ということで、以上のような内容をまとめた資料を読まされたわけです。僕らができる具体的な活動としては、例えば無駄な照明や使っていない電気機器は切りましょうとか、ゴミは出さない、出すとしてもリサイクルしやすいように分別しましょうとか、車を運転するときはアイドリングストップをしましょうなどが挙げられていました。まあ言ってみれば当たり前のことなんですけどね。

2月2日(Fri): セルフ給油

夕食後、町田にあるセルフ給油のスタンドにガソリンと石油を買いに行きました。昼間に店の前を通るといつも給油待ちの車が並んでいるところです。24時間営業なので、夜遅くなってから行く方がお勧めです。店に着いたら、まず空いている給油機の前に車を停め、説明書を見ながらガソリンを入れます。といっても軽油かレギュラーがハイオクを選び、入れる量を指定し、あとはノズルを給油口に入れて自動的にストップするのを待つだけです。そして給油が終わったらレジに行って料金を支払ってお終いです。その場で支払うのではないので作業時間がちょっと長めになってしまうようです。石油も敷地内にある専用の機械の前に行って入れることができます。まあこれだけのことですが、自分でやるのは面白いですね。料金は通常より多少安い程度ですが、余計なサービスもなく自分のペースでできるから気楽です。ところで、このスタンドにはドトールが併設されています。お金を支払うついでに、珈琲を飲んでしばしくつろいできました。

2月3日(Sat): 借り物

友達が引っ越しすることになりました。一人暮らしでしたからそんなに荷物はないのでしょうけど、それでも引っ越し業者を呼ぶのだそうです。そのついでに、貸していた雑誌とかビデオを返してねと頼みました。もう随分前に貸したものでしたが、こちらもすぐに必要なものではなかったので、そのうち返してくれればいいやと思っていました。でも引っ越しのどさくさに紛失してもつまらないですから、荷物を整理するついでに持ってきてくれと頼んだのです。借りたものに限らず、買っておいて後でゆっくり読もうと思ったのに忘れてしまった本とか、メールを貰って、あとでゆっくり返事を書こうと思ってそのまま忘れちゃったとか、そういうことって自分もよくあります。とりあえずとか、後でゆっくりというのはあまりよくない行動のようです。今日、返してもらったビデオを久しぶりに見ました。近くにあるとなかなか手に取らないのに、手元にないから余計に妙に見たくなっていたのです。貸し借りのけじめはちゃんとつけましょうね。

2月4日(Sun): 忘れ物

スポーツクラブに行くときは、運動するための服装を持っていきます。汗をかくので替えのTシャツなんかもあると便利です。しかし、その中で何か一つでも忘れてしまうと困ります。運動用の厚手のソックスとか短パンを忘れた場合には、クラブのプロショップで買ってしまいます。タオルはレンタルを利用してしまうかな。しかし運動した後の着替え、特に下着を忘れると悲惨です。プロショップでパンツは売っていませんから、手持ちのものでなんとかするしかありません。一つは何もはかずに直接ズボンをはく。不可能ではありませんが、ちょっと勇気がいります。もう一つは使っていない水着をつける。これはかなりいけますが、締めつけが強くなってしまって窮屈な思いをします。そして最後は、運動中使って汗で濡れているものをもう一度はく。これは気持ち悪いです。せっかくシャワーでスッキリしたのが台なしです。今日は、迷った揚げ句最後の手段を選んでしまいました。クラブを出たあと一目散に家に帰ったのは言うまでもありません。

2月5日(Mon): 携帯パソコン

手軽にWebやメールを使えるようなツールはないだろうかと聞かれました。かつての電子手帳、今はPDAと言われる機械の実用性はどんなものだろうというのです。僕が使っているPalmを見て、これでインターネットを見るのはちょっとつらいねということになりました。家に大げさなパソコンを置くのはいやだけど、Webやメールを気軽にチェックできるようなものがあれば欲しいそうです。でも、携帯テレビはそれなりに内容が分かるけど、パソコンの画面をそのまま縮小して小さな画面に収めることはできません。そう考えると、今の世の中にあるもので、やせ我慢無しに持ち歩けて実用的になるものってありませんよね。携帯電話はあんなに軽くて電池の持ちがよくなったのに、ノートパソコンは相変わらずです。デジカメが付いたり、DVDが見られたり、ビデオやMP3の編集ができて、それはそれですごい進歩だと思います。でもそれを必要としているのはまだ少数派なんじゃないかな。誰でも簡単に気軽に使えるという、基本的なところが進歩して欲しいです。

2月6日(Tue): やっさん

やすきよの漫才は面白かったよねなんて言うと年がばれると言われてしまうかな。80年代初めにフジテレビが仕掛けた漫才ブームの中でも他とは一線を画する存在であった彼らは、しゃべくり漫才ができる最後の芸人でした。しかしそれが彼らの不幸でもあり、頂点を極めてから二人の歩む道は別れてしまいました。やすきよの一人、横山やすしの半生を綴った本を懐かしく読んでみました。相棒が国会議員になって漫才から離れていくのとは対照的に、最後まで漫才芸人でありつづけることを望み、自暴自棄気味に数々の事件を起こして最後は長年の深酒による肝硬変で亡くなってしまいました。短気でわがままという印象がありますが、親しい人間に言わせると実は繊細な性格で甘えん坊だったそうです。どこかでひとつ歯車がずれたから、あのような自滅的な生活に陥ってしまったそうです。51歳の生涯を終えたのが5年前。意外だったのですが、ビートたけしと年齢は3つしか違わないのだそうです。惜しい人を無くしたんだと、今さらながら思います。

2月7日(Wed): マイライン

5月から、一般回線からの通話で、僕らが使う電話会社を積極的に選択できるようになります。マイラインという今さかんに宣伝しているやつです。でも今と何が違うのかわかりにくいですよね。例を挙げると、携帯電話と違って、どの会社を選んでも、電話番号が変わるとか電話機を買い替える必要はありません。NTT以外の会社にすればまたと無いチャンスなのです。しかしこのサービスのミソは、今申し込めば無料ですが、11月以降になると申込みや会社の変更に800円がかかるということ。つまり一度決めたらもう変更はしないでねというわけです。ですから、各電話会社が必至に顧客獲得に躍起になっているのです。では我々は何を基準に選べばいいのでしょう。料金ですか?今ちょっとだけ安くてもこの先は分かりません。割引サービスですか?これだって各社似たような物を用意するでしょう。電話が速くかかるとか、音声がいいとか?そんなことはないですよね。はっきり差別化ができないところが、このサービスの分かりにくいところです。

2月8日(Thu): 時計

現代人にとって、時間は大切なもの。むしろ時間に縛られた生活を送っている場合の方が大いかもしれません。自分はなるべくそのジュバクから逃れたいと思っていますが、通勤電車は時刻表通りにやって来ますし、会社のバスなんか悔しいくらい正確に運行するので、時計を見ないわけにもいきません。今は電波を定期的に受信してずれを直す置き時計や、時報に合わせて時間を調整してくれるビデオだってあります。ちなみに、パソコンの時計は原理的に正確ではありません。しかしインターネットを使って自動的に合わせることは可能です。ここまで正確な時間を知ることが簡単になっているのに、我が家の車の時計は相変わらずとぼけています。今も30分くらい進んでいるんじゃないかな。これは一種の警鐘なのではないかと思ってきました。例えば時間を待ち合わせて行くときも、ずれた時計を当てにできないと余裕をもって出かけるようになります。安全運転にもなるし、これって時間に縛られないことを実践していることになるんじゃないかな。

2月9日(Fri): 商社マン

会社で買物をするとき商社を通すことがあります。そうすると、例えばパソコンを買う場合、量販店では安く売っていても、商社を通して中間マージンを払って買うことになります。もっとも自分の財布が痛むわけではないので、入手に時間がかかることを除けばラクチンです。ところで、商社マンといえば、高収入で若い女性が憧れで、結婚相手の上位にランキングされるというイメージがあります。しかし僕らが仕事でお付きあいしてる人達を見ると、必ずしもそうではないようです。商社が扱う品物はどんどん入れ替わりますから、新しい製品を担当することになったら大変です。今日面談した商社マンは、名刺の肩書きに課長とあるおじさん二人でした。新製品の説明書持って宣伝に来たのです。でも頼りないんですよね。中身について質問すると、その度に二人で説明書を見ながら頭をひねります。よくそんな状態で営業ができるなあとあきれる程です。僕みたいな若憎を前にして冷汗をかいている様子は、お世辞にも格好がいいとは言えませんでした。

2月10日(Sat): 団体戦

スカッシュの全日本団体戦に出場しました。同じクラブや企業の選手でチームを組んで勝敗を争う大会です。僕らはいつものサークルメンバー5人でチームを組みました。一日目は順位決定リーグ戦で、シード順にグループ分けされた中で総当たり戦をします。僕は都合二試合を戦いました。相手はどちらも格上の人だったので、勝敗は最初から度外視でした。どこまで自分が粘れるか、上級者のスピードにどこまでついて行けるか、試してみるのが楽しみでした。終わってみると、スピードにはついていけたのですが、攻め込まれていた分思うようにボールが打てず、悔しい思いが強いです。上級者とどこが違うのか、何をどうすればもっと粘れるのか、試合の後考えてみたのですが、自分が下手くそだということしか思いつきません。後で試合の様子を撮影してもらったビデオをじっくり見てみようと思います。僕らのチームは辛くも一勝して決勝トーナメントに出場することになりました。全然勝ちに貢献できなかった身としては、複雑な気分ですけどね。

2月11日(Sun): 広尾

昨日に引き続き、団体戦の二日目に出るために朝早くから千葉まで行ってきました。今日は昨日と違ってトーナメント戦なので、負けたらそれで終わりです。試合の相手は全日本チャンピオンを擁する優勝候補チームでしたので、僕の出番が来る前に予想通りあっさり負けてしまいました。その後は、残りの試合をしばらく見学して帰途に着きました。車で行っていたので帰りは渋滞覚悟です。どうせ明日も休みだし、ノンビリ帰ってくるつもりで高速を使わずに都内に入りました。途中、通りかかった広尾で寄り道をしました。都内の一等地ということは知っていますが、今まで歩いたことのない街です。車を停めて、しばらく付近をぶらぶらしてきました。輸入食品を揃えるスーパーもあって、外人さんが多いところですね。近くに住んでいるらしき人が優雅に犬を散歩させている姿を見ていると、ちょっとだけニューヨークの街に似ていると感じました。庶民が住むのに便利なのかどうかは分かりませんが、緊張感のある街もいいなあと思いました。

2月12日(Mon): 贅沢な休日

週末が三日あると余裕があっていいですね。今日は土日と早起きした疲れをゆっくり癒すことができました。朝9時過ぎに起きて、朝ご飯にパンをかじってからまた居眠りして、起きたら今度は昼ご飯を食べて。罰が当たりそうな幸せな過ごし方です。試合の筋肉痛が残っているので、それをほぐすためにスポーツクラブへ行ってきました。スカッシュももちろんやりましたが、それ以外にボクシングエアロとか水泳とか、普段使わない筋肉も動かしてきました。泳いだのは久しぶりです。もしかしたら今年初かもしれません。ゆっくり500mを泳いだだけで、腕がすっかり重くなってしまいました。プールから上がった後はジャグジーで体を暖めて、程よい疲労感を持ってクラブを後にしました。運動をした後はのどが渇きますが、泳いだ後は尚更です。平日はお酒を飲まないようにしていますが、今日は休日ですから思う存分飲むことができます。まっすぐ家に帰ってビールの栓を開けました。ぷは〜。のどが渇いているときのビールは格別に美味しいです。

2月13日(Tue): 食べ方

料理番組や街の名店紹介番組で、料理を実際に食べる場面をよく目にします。そんな時にがっかりするのが、食べ方の汚いタレントです。口に入れば同じことと言われればそれまでですが、食べているところを見られているという意識が欠けているのは否定できないでしょう。だらしない服装をしたり、寝ぐせの付いた髪型で人前に出ているのと変わらないはずなのですけど。フランス料理のテーブルマナーに気を使う前に、日本人として箸の持ち方くらいはちゃんとしたいです。少なくとも子どもの頃に習ったはずなのですからね。本人だけでなく、親の躾がなっていないと笑われてしまいます。普段人と食事をしていると、他にも気になることがあります。くちゃくちゃ音をたてるのはもちろん、喋ってばかりでちっとも手が動かないというのは少々見苦しいかな。それに最近気になるのは食べ終わった後の食器です。いかにも食べ散らかしましたという様子は気持ち悪いです。たとえ全部食べられなかったとしても、きれいに残すという配慮を心がけたいです。

2月14日(Wed): 予定表

仕事やプライベートな予定を記録するのが苦手で、今までにもカレンダーに書き込んだり手帳を使ったりと色々試してみました。しかし、どれも長続きした試しがありません。頭で覚えられる程度なら不便ではありませんが、何ヶ月も先の予定が入ってくると、さすがにそうも言ってられなくなります。また、会社ではグループで仕事をしているので、他のメンバーの予定を知りたいこともよくあります。そういうことで、ホームページ上で個人の予定を読み書きできて、さらに他のメンバーの予定も参照できるシステムを導入することになりました。なるほど、探してみるといくつかあるものです。予定表だけではなく、掲示板とか行き先表示などの機能もあって、よくオフィスにあるホワイトボードのホームページ版という感じです。メンバーからの評判も良いので、正式に購入することになりました。個人で使っているPalmに入力した予定をホームページに反映させることもできます。でも調子に乗ってプライベートな予定ばかり載せないようにしないとね。

2月15日(Thu): 金華豚

昨晩、とあるラーメン屋さんに初めて行きました。金華豚を使ったチャーシューが自慢とかで、その素材の素晴らしさが店のあちこちに説明してありました。ラーメンそのものは、ベースとなる白濁したとんこつスープを使って、塩味と醤油味に仕立ててあります。麺も細いのと太いのから選べるようなので、塩味の細麺を頼みました。それにしても夜の11時だというのに結構お客さんがいました。実はすぐに席に座れなくて待たされたのです。確かに僕の好みに合って、そこそこ美味しいラーメンでした。しかし、その味がよくて客が並んでいるのではないと思います。店の面積の割にはカウンターの11席しかない上に、店員の手際が悪くて客の回転が良くないだけのようです。この寒空の下、自分たちも含め他の店に行くのも面倒だと思った客が並んでいたのでしょう。しかし、カウンター席は禁煙となっているのに、席待ちの所は喫煙可能になっているのは止めて欲しいですね。並んだ隣でたばこを吸われちゃったら、避けようがないじゃないですか。

2月16日(Fri): 新年会

今日は職場の新年会と新メンバーの歓迎会でした。2月も半ばになって新年会も無いだろうと思いますが、なかなかみんなのスケジュールが合わず、ここまで遅れてしまったのです。そういう今日も、夕方の段階で居室にいたのはわずか4人だけ。他のみんなは外出先から直接居酒屋へ直行ということになっていました。予約してあった宴会コースは安い居酒屋にありがちの揚物はなく、立派な鍋と刺し身がついて、なかなか美味しかったです。お客さんの入りもよく、きっちり2時間で店を追い出されました。その後は、そのまま2次会で上司の行きつけのスナックへ。人数が多かったので、小さなお店を超満員にしてしまいました。順番にカラオケをと言うことになって、僕も久しぶりに唄いました。メンバー構成からして古めの曲の方がウケがよく、僕も懐かしい唄を選びました。カラオケもたまには楽しいですね。その店を出てから家に帰ってきたのですが、やっぱり飲み会に行くと、自分でもそれと分かるくらいに体に煙草の臭いが付いちゃいますね。

2月17日(Sat): でっかいカバン

今週末も、横浜は緑園都市のコータコートでスカッシュの試合です。先週の協会主催の大掛かりな大会とは違い、いわゆるローカル大会です。最近このレベルの試合に出ては不甲斐なく負け続けているので、朝から気が重かったのが正直なところです。それなら出なければいいだとうとも思いますが、それも情けないので、取りあえず無欲で頑張ってみることにしました。試合の時には、雰囲気に飲まれないように、自分の試合時間よりもかなり前に会場に入ることにしています。時間が長くなると駐車場代もバカになりませんから、大きな重いバッグを抱えて電車で行きました。これがなかなか周りに迷惑をかけます。席に座って膝の上にカバンを載せると両隣にはみ出すし、駅のエスカレーターに乗ると脇を人が通れなくなってしまいます。冬場は着るものが多くなるので、カバンが大きくなるのは仕方ないのです。ところで、今日の試合は久しぶりに動きが良くて2試合に勝ち、翌日に駒を進めることができて一安心です。帰り道はでっかなカバンが軽く感じました。

2月18日(Sun): 潜水艦

ハワイ沖でアメリカの原子力潜水艦と日本の漁業実習船が衝突した事故の記憶はいまだに信じられません。何もあんなに広い海の上で衝突しなくてもいいじゃないですか。先日も、旅客機同士があわや大惨事になりそうなニアミスを起こしましたから、海でも空でも広いからと言って安心はできないようです。それに比べたら、陸上で自動車同士がぶつからないで動いているほうが奇跡に近いのかもしれません。今回の事故は、漁業実習船は全くの被害者と言っていいようです。何しろ相手は潜水艦。元々自分の姿を悟られないように行動するものが、周囲の確認を怠って浮上してきたのですから目も当てられません。いくら関係者が謝罪をしたってその怒りは収まりません。原因の究明はもちろん、二度とこのような事故を起こさないような具体的な方策を示して欲しいです。それにしても、潜水艦は本当に闇雲に浮上することがあるんですかね。これが平時だからいいものの、戦闘時にガバッと浮上したら敵艦隊の真ん中だったなんてシャレにもなりませんよ。

2月19日(Mon): 潜水艦2

潜水艦と漁業実習船の事故は確かに大きな問題です。当事者のみならず、国としても厳然とした態度で事態の収拾と今後の安全の確保に努めて欲しいと思います。でもだからといって、時の首相に対して、ゴルフや夜の会食を控えるべきだなどと身内がたしなめるのは、如何なものでしょう。今回も、森首相が事件の一報を受けたタイミングが悪かったのは、運が悪かったとしか言い様がありません。一度は退陣危機を乗り切ったと言っても、何かあるとすぐこれです。一体政府与党は森さんを首相で居させたいのか、それとも降ろしたいのかどっちなのかな。それを決めるのはそれこそ料亭の奥の密室で、なんてまっぴらですよ。言葉は悪いですが、誰しもが森さんの失言、軽挙を承知のうえで泳がせておいて、それでいて実際に不都合が合ったら、それ見たことかとたしなめる。それって自分たちの責任を森さんに押し付けているだけでしょう。身から出たサビとはいえ、内閣支持率がぐんぐん下がっている森さんが、とても気の毒に思える今日このごろです。

2月20日(Tue): 寄り道

会社帰りにのんびり寄り道をしました。こんな時、いつもなら本厚木で途中下車をするのですが、今日は珍しく一駅先の相模大野まで行きました。隣の駅とはいえ、週末車で買い物に行く以外は、用事が無ければなかなか行く機会がありません。本当はぶらぶらしながら最後は喫茶店でゆっくり珈琲でも飲みたいところですが、時間が遅かったのでタワーレコードでCDを物色してから、ぶらぶら家まで歩いて帰ることにしました。行幸道路沿いは歩き慣れているので、今日は大野銀座の商店街を通ってきました。こんな店があったのかなんてきょろきょろしながら歩いていると、長い道のりも苦になりませんね。場末の雰囲気が漂う飲み屋に意外とお客さんが大勢入っていたり、流行りのマッサージの店が何軒もあったり、陶芸教室で土をこねている人を横目で見たり、結構飽きないものです。帰り道で牛乳を買うようにかみさんに言われていました。しかし何故かふらりと入ったのは家の近所の酒屋さんで、気がついたら一升瓶をぶら下げていました。

2月21日(Wed): 色々な人

通勤で小田急線の秦野駅を利用しています。毎朝毎晩通っていて、この駅は変わった人が多いのじゃないかなあと思うようになりました。(1)通勤客が行き交う朝の時間帯に改札を出たところに立っていて、「おはようございま〜す」、「今日もがんばっていこう〜」と、八百屋さんの呼び込みのようなダミ声で、通る人に声をかけている“おはようおっさん”。僕は彼と目を合わせたことはありません。(2)改札を抜けたところにTSUTAYAがあって、その店内の小窓から改札が見えます。何をするでもなく、誰かを探すようにじっと小窓から改札方向をのぞき見している“ストーカーおっさん”。しかも、そのおっさんは朝だけではなく、夜も同じ所にいた日がありました。(3)やはり改札を抜けたところにあるコンビニで、小脇に少年漫画を抱えながら、売り物の新聞をラックから取り出してどうどうと広げて読んでいる“新聞青年”。この度胸のよさには驚いてしまいます。他にも記憶に印象に残る人が少なくない秦野駅は、人間観察には事欠かないです。

2月22日(Thu): MP3

デスクワークをしながら音楽を聴くのはいかが思いますか?僕の職場では、ヘッドフォンで音楽を聴いている人をたまに見かけます。パソコンで細かい作業をしているときなど、邪魔にならない程度に音楽を聴くのは有効だと僕は思います。リラックスできるし、作業の効率も上がるのではないでしょうか。僕はそんな時、ジャズを聴くことが多いです。でも家にいるときと違って、何枚もCDを揃えておくのは面倒ですよね。そんなとき便利なのがMP3です。MP3をボロが出ない程度に説明すると、CDの曲を品質をあまり落とさずに、小さいサイズで記録することができるファイルの形式です。CDからMP3に変換するためのソフトは色々出回っていて、フリーのものでもかなりの機能を持っています。今日も先日買ったCDを持っていって、MP3に変換してハードディスクに保存しました。最近はハードディスクの容量が呆れるくらい大きくなっているので、この調子でCD数10枚程度を貯めておくこともできそうです。これでまた、仕事をするのが楽しくなった?かな。

2月23日(Fri): iTunes

昨日から幕張でMacintoshの展示会が開催されています。今回一番の驚きは新型iMacです。性能のアップはさることながら、驚いたのはその色です。花柄やダルメシアン模様に彩られたそのボディは、冗談かい?と思わせるほど異様です。グラファイトとインディゴ色を残してくれたのはせもてもの救いでしょう。その他にも、昨日の戯れ言でも触れた、MP3変換ソフトの日本語版が発表されました。Apple純正のフリーウエアです。これは是非手にいれなければと、昨晩必死になってインターネットからダウンロードを試みました。こんなときアナログ回線はつらいです。ようやく手に入れたファイルを解凍しようと思ったら、ン?何も起きない。もう一度ダウンロードし直して、それでもダメで、仕方なくインターネットのMac情報サイトを覗いてみたら、同じような現象が報告されていました。ネットスケープではなくインターネットエクスプローラを使えとのこと。なるほど今度はちゃんと使えるようになりました。すっかり夜更かしになってしまいました。

2月24日(Sat): 銀座で甘味

安産祈願で有名な水天宮に行ってきました。首都高の渋滞名所、箱崎のすぐ近く、隅田川にも近い所なので相模原からは遠いように思いますが、実は中央林間から田園都市線に乗ると終点が水天宮前なのです。席に座ってぐっすり寝ている間に小1時間程で着いてしまいました。用事が早く済んだので、そのままお上りさんよろしく銀座をぶらぶらしようということになりました。でも距離感覚がなかったので、近くの交番で道を聞いたところ、歩いても20分程で着くだろうとのこと。それならいいやと、小雨の降る中ぶらぶら歩き始めました。ところが最初に歩き出した方向が間違っていたらしく、かなり遠回りしてようやく日本橋に辿り着きました。どうせここまで来たのならということで、そのまま銀座の真ん中まで行って、甘味屋さんでようやく一休みです。あんみつにみつ豆にところてん。目移りしながら自分は羊羹を頼みました。買えば一棹2500円もするものです。一切れ食べただけなのに、中身が詰まっていてたっぷりお腹に溜まりました。

2月25日(Sun): JAZZと喫茶店

朝から伊勢原でスカッシュサークルの練習会でした。終了後、食事をしてみんなと別れてから、本厚木で馴染みの喫茶店に行きました。たまたま他にお客さんがいなかったので、とりとめもない話をあれこれしていたのですが、ふと思いついて、最近僕がCDを買い集めているジャズのことを聞いてみました。マスターが若いころは、今よりも世界の中心だったニューヨークへのあこがれもあって、よく聴いたそうです。ライブにも何回か足を運んだとか。何とかのコンサートがいいだとか、こういうのが好きだったとか、お勧めのアルバムをいくつか教えてもらいました。その喫茶店は内装にお金をかけてとても雰囲気のあるお店で、普段はクラシック音楽を流していますが、ジャズを流しても合うんじゃないかなあと思っています。ジャズは珈琲よりピーナッツをつまみにバーボンウィスキーを飲むほうが合っているかもしれませんけどね。最近のこづかいはほとんど本とCDを買うことに費やされています。これでまた、買いたいCDが増えてしまいました。

2月26日(Mon): 暦と年齢

日本語に関する本を読むと、言葉や漢字に関するマメ知識に感心することがよくあります。今回読んだ本では、暦や年齢に関することで少々考えさせられたことがあります。例えば今の暦が太陽暦になったのは明治5年からだそうで、その前の暦は旧暦と呼ばれています。有名な赤穂浪士討ち入りは年末の12月14日であったことはよく知られていますが、実はこれ、旧暦の日付なんだそうです。討ち入りの日には大雪が降ったと言われています。東京で12月にそんなに大雪が降るのは珍しいですが、実は新暦に照らせばその日は翌年の1月30日なので、なるほど納得なのです。年齢も昔は数え年で表しました。生まれてすぐが1歳。今ではそれは違和感を感じますが、でも満年齢が特殊で、その他のものを数えるときはみんな1からなんです。みかんの数は1つからで、そこにミカンが0個あるとは言いません。年の初めは1月で、西暦の始めは紀元1年からです。そうすると、100年ごとに区切って、2000年が20世紀の最後の年になるのは当然なんですね。

2月27日(Tue): ポーチライト

我が家もそろそろ築2年が経ち、消耗品の中にはそろそろ取り換える時期に来たものもあります。電球は突然切れるもので、そして消えてみて始めてその有り難さに気がつくものなのですね。昨日、家の玄関のポーチライトの電球が切れました。このポーチライトは、家を建てるときに、電気工事屋さんがたまたま在庫で余っていたものを納入してもらったと聞いているのですが、その割には僕はかなりデザインが気に入っています。ですから余計に、日が暮れてから家に帰ってきたとき、ポーチライトの明かりが消えていて、寂しい思いがしました。いつまでもこのままという訳にもいかないので、早速イトーヨーカドーに行って替えの電球を買ってきました。ガラスが透明タイプの電球で、白熱球の発色になるので、点いた時の雰囲気が暖かく感じるのでしょうね。家に帰ってから、高い位置に止めてあるライトを、背伸びしながら手探りでなんとか分解しました。無事に交換が終わり、家の前に明るさが戻ると、ホッとしました。やっぱりいいライトです。

2月28日(Wed): AT車性悪説

僕は常々、日本の交通事情の劣悪な環境の原因は、AT車にあると考えています。交通事故の増加しかり、慢性的な渋滞しかりです。交通事故に関しては明らかです。件数の増加は車の台数の増加とリンクしており、では今どんな車が売れているのだといえば、そのほとんどがAT車なのです。簡単に運転ができる故に事故も簡単に起こすのです。渋滞に関しても、AT車を選ぶ理由の筆頭が、渋滞時にクラッチを踏むのが嫌ということから明らかです。彼らは渋滞を避ける努力をせず、漫然と列を作っているのです。つまり渋滞を作っているのはAT車です。更に加えて、最近別の理由を発見しました。車を発進させるときに、MT車は数台前の車の様子を見て、直前の車が動きだす前にアクセルに足を乗せて待機することができます。AT車はクリープ現象のために、直前の車が動き出した後に、はじめてブレーキから足を離してアクセルに踏み替えます。このほんのわずかな時間が渋滞時のように積み重なるとすごい時間になるのです。やっぱりAT車はよくない。

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