しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2000)

12月1日(Fri): 世紀末

20世紀もあとひと月です。去年の2000年問題の騒ぎに比べると今年は静かですね。ところで、20世紀のまとめ的な企画がぽちぽちありますよね。プロ野球の20世紀ベストナインとか、20世紀を代表するヒット曲とかです。でも悲しいのは、それらで選ばれるのはここ数年の間に目立った人とか曲だということです。今世紀というのだから、範囲としては明治時代から入っているはずなんですけど。その中で、僕が一つ注目しているアンケートがあります。僕が学生時代にテレビブックメーカーという深夜番組がありました。世の中の出来事で賭けをする番組で、先進国首脳会議の記念撮影で日本の首相は何番目に立つかなどを、真剣に予想していました。その番組の最終回の問題は、ディズニーランドで行っている20世紀の偉人投票でトップに選ばれる人を当てるという問題でした。その時はとんでもない先のことだと思っていましたが、実はその答えはあとわずかで分かるはずなのです。そう思うと時が経つのは早いです。 その結果は誰なのだろう。気になるなあ。

12月2日(Sat): ジャズCD

ずっと前からジャズ音楽に興味がありまして、色々聴いてみたいと思っていました。ただその分野はあまりに広すぎて、素人がCD屋さんに行って好みのアルバムを見つけるのは難しいのが現実です。そんな状態に業を煮やし、まずはお勉強からと思ってジャズの聴き方なる本を買ってきました。一口にジャズと言ってもその定義はハッキリせず、つまり色んな種類があるんだそうです。その本を読んで、僕が聴きたいと思っていたのは1950〜60年代のいわゆるモダンジャズだったことが分かりました。トランペットやサックスやピアノにウッドベースといった楽器を集めた少人数のバンドで、ジャズ独特のリズム感やアドリブプレイに特徴があるそうです。それからは、その本にあるお勧めアルバムや、インターネットのファンサイトで紹介されているアルバムを買い集めてはちょこちょこ聴いています。名前を覚えてくるとCDも買いやすくなります。輸入版だとさほど高くないので気軽に買えますしね。最近では相模大野のタワーレコードがお気に入りです。

12月3日(Sun): 資格試験

今日は町田でカラーコーディネートの3級と2級の資格試験を一辺に受けました。光と色の基礎知識を元に、配色や色彩コーディネートの提案ができるようなスペシャリストの為の資格です。会社の自己啓発の一環として通信教育講座があり、また少し前は仕事で色を扱っていたこともあって、試しにやってみることにしたのです。服飾やインテリアはもちろん、工業製品の設計に色彩計画は大切です。イメージやセンスといった感覚的なデザインではなく、心理物理的に色を客観的に見る立場で試験問題は作られています。内容はともかく、久しぶりの筆記試験を受けるということで、緊張感を楽しめました。マークシート試験も久しぶりでしたね。鉛筆でマークを塗りつぶしていくのもたまには楽しいです。肝心の試験の出来ですが、3級はまあ大丈夫でしょう。でも2級は微妙ですね。思ったより広い範囲から満遍なく問題が作られていたので、記憶が怪しいところが多々あったからです。結果は年明けに分かります。さあどうなるか、楽しみです。

12月4日(Mon): ついつい

昨日の試験の時、昼休みの時間がかなりあったので、駅の周りをぶらぶらしました。ジョルナの中にタハラというCD屋さんがあって、そこに今までなかなか見つからなかったCDが売っていました。偶然100円引きのサービス券を持っていたので、もちろん躊躇無く買いました。こうするとすぐに聴きたくなるのが人情というものです。試験が終わったあと都内に行く用事があったので、電車の中で聴くなんてなかなか素敵なアイディアじゃないかと思い、その足でヨドバシカメラに向かいました。目的はもちろんCDウォークマンです。MDに押されてCDウォークマンは数が少なくなったと思っていたのですが、店の人に聞くとそうでもないようです。ポイントカードをフルに使って売れ筋の製品を買いました。いやいや実に小さくて薄くて軽いです。試験が終わった後の町田駅のホームで、必死に箱を開けて組み立て、買ったばかりのCDをセットして、希望通りCDを聴きながら電車に乗ることをできました。こういうのを、衝動買いと言います。

12月5日(Tue): プロ契約

プロ野球選手の契約更改が始まっています。今年から契約に代理人を使うことが認められたことが話題になっています。自分たちは野球のプロだが契約のプロではないというのが理由だそうで、それは尤もですね。イチロー選手はもちろん、大リーグに挑戦する選手は以前から代理人が主な交渉をしてくれていました。欧米では選手のプロモーターが職業として成り立っているそうです。日本はその点ではまだ遅れていると言わざるを得ませんね。バブル景気に乗っかってつり上がったサッカー選手の年俸は、今や経営不振にあえぐチームにとって重荷になっているのも可哀想です。ラグビーでも、これから日本代表はプロ契約を行うという方針が発表されました。海外で通用するチーム作りをするために必要な制度と考えたようです。プロとなると怪我が一番の大敵です。ラグビーに怪我は付物ですから、海外のプロリーグの試合は真剣味が足りなくてつまらないと言われることがあります。プロ化が凋落しているラグビー人気に影を落とさなければいいのですが。

12月6日(Wed): 直行

最近仕事が溜まってきてなかなか早く帰れません。こんなときはとかく運動不足になりがちです。しかし、かみさんが家にいることが多くなったので、荷物を持って行ってもらって、自分は会社から大和のスポーツクラブに直行しています。直行すると一旦家に帰ってから行くより一時間は早く着きますかね。会社を出る時間は遅いのだけれど、運動をする時間も充分にあるという、ある意味効率的に時間を使えています。そうそう、それから仕事をする日と運動をする日をちゃんと決めて、だらだら仕事を長引かせず、帰るときはサッサと帰るようにしているのもいいようです。仕事で疲れた頭をリフレッシュするのは決して晩酌ではなく、適度な運動とたわいのない友達との会話だと実感しています。秦野から大和に行くには海老名で相鉄線に乗り換えます。途中まで定期があるので、海老名駅でいつも190円の切符を買っています。毎回小銭を出すのも面倒なので、今注目のパスネットが欲しいなあ。使わなくて溜まっているテレカと交換してくれないかしら。

12月7日(Thu): 習慣

会社の食堂はカフェテリア方式になっています。中にはカレーとかめん類とかのコーナーもあります。こういう時、何も考えずに習慣でしていることってありませんか?例えばカレーを取ったときに福神漬けを乗せるとか、そばに七味をパパッと振るとかです。そういう行動が人生をマンネリにしていると僕は考えるのですが、いかがでしょう。今日、お昼に冷奴を食べました。冷奴といえば醤油です。美味しい豆腐はまだしも、会社で出るものには醤油は欠かせません。今日も何も考えずに醤油をどぼどぼかけました。しかし食べてみると何かおかしい。実は、醤油と思ってかけていたのは、醤油の隣に置いてあったソースだったのです。これは美味しくないですよ。妙な酸味が感じられて、とてもじゃないけど食べられません。しかし見栄っ張りな僕のこと。一緒にテーブルを囲んでいる仲間に悟られないように、何食わぬ顔をして結局全部食べてしまいました。やっぱり定番は侮れません。器に残った濁りのあるソースが、今日は特別に疎ましかったです。

12月8日(Fri): 随息居

雑誌で紹介されている店に食べに行く事はよくあります。今日は、dancyuに載っていた町田の「随息居」という中華料理屋さんに行ってみました。町田といっても駅から離れているらしく、駅からはバスに乗って20分と書いてあります。よく分からなかったので住所を地図で確認してから行きました。駐車場の位置が分からなかったので聞いてみたら、お店の人が出てきて、ちょっと離れた所まで小走りで案内してくれました。あらあら済みませんねと思いながら、好感度はアップです。派手目な面構えとは反対に、お店の中はこじんまりとした感じでした。雑誌には四川料理の店と紹介されていたので、麻婆豆腐など辛いメニューを中心に頼みました。値段はどれもちょっと高めだったかな。平日のコース料理は3500円らしいので、それを頼む方が楽しめるのかもしれません。料理の方はどれも期待を裏切らない深みのある味でした。それだけ食べるのは勿体なくて、白いご飯と一緒にいただきました。今度はもっと大勢で来て、色々と食べてみたいです。

12月9日(Sat): ミニコンポ

実家のCDラジカセをいい加減古くなったということで、代わりになる適当なものを買って届けました。今回は持ち運びの出来るラジカセではなく、据え置き型のミニコンポにしました。今の時代MDが付いているのは当然でしょうし、まだ車の中でカセットも使うということで、CD、MD、カセットが使えるものの中から選びました。デザインに凝ったものがたくさんありますね。でもスッキリしていいなあと思うのはカセットデッキがオプションになってしまうんですね。もっとも、最初から付いてもいかにもおまけというものがありましたけど。機能的に新しいものはMDの長時間録音モードらしいです。また中にはCD5枚、MDも5枚が収納できるのもありました。そんなに入れてどうするんでしょうね。中からディスクを取りだすのにかえって時間がかかるだけだと思うのですけど。総じて、機能が多いものはボタンの配置がわかりにくかったです。結局前面のボタンがシンプルなものを選びました。それでもリモコンにはボタンがたくさんありましたけど。

12月10日(Sun): イルミネーション

12月に入って街はすっかりクリスマス気分です。テレビやラジオから流れる曲もクリスマスソングですし、CD屋さんもクリスマス特集のコーナーを作っています。電飾をたくさん使ったイルミネーションもあちこちで見かけるようになりました。ウチの近くには在日米軍の住宅があるのですが、そこでは毎年奇麗なイルミネーションを飾り付けています。近ごろは普通の住宅街でもアメリカ人に負けず劣らず色々飾り付けています。商店街や駅のロータリーなどの公共の場ではかなり大掛かりなイルミネーションが見られます。それが12月の風物詩になっているところもあります。でもあのイルミネーションって、電球の発熱が樹木にとってはあまりよくないそうですね。また表参道のように、近隣住民の迷惑になるからという理由で取りやめたところもあります。電気代が勿体ないという経済的な理由もあるでしょうし、地球の環境にとってもよくないのかもしれません。でもこの季節くらいは、ちょっときらびやかにしたほうが楽しいんじゃないかな。

12月11日(Mon): 偽史日本伝

ちょっと変わった日本史の本を読んでいます。著者は毎度の清水義範氏。日本史の出来事を清水流の珍説・奇説で解説しようという本です。例えば邪馬台国はどこにあるかという問題。大きく分けて九州説と大和説があって、今は大和の方が有力と言われているのかな?魏志倭人伝という古書の中に邪馬台国に関する記述があって、魏の国からの行程が記されています。しかしそれをそのまま辿ると日本列島をはずれてとんでもないところに行ってしう。そこで様々な説が出てくるんだそうです。清水氏の解説はこうです。日本人は昔から物まねが得意で節操がなく、卑弥呼が治める邪馬台国という国を真似して似たような名前の国がどんどんできたのだ。つまりその時代は日本中至る所に邪馬台国もどきがたくさんあった。魏志倭人伝をまとめた陳寿という人は、紛らわしい情報をたくさん集めてしまい、訳が分からなくなって全部の情報をつなぎ合わせたんじゃないかということです。いかにもあり得そうな話だと僕は思ったのですが、いかがでしょう。

12月12日(Tue): ブラインド

僕の職場が入っている事業所は、できてから5年半ほど経っています。当時は最新のインフラを提供するなんて触れ込みでしたが、すでにあまり活用されていないものも多々あります。これくらい年月が経つと色々手入れが必要になるようで、しばらく前には社員が事業所間の移動に使う社有車もすっかり新車に入れ替わりましたし、防災備蓄用の食料や飲料水も、何回か新しいものと入れ替えたそうです。そして今回、居室の窓にかかっているブラインドの清掃を大々的に行うことになりました。一旦はずしてどこぞに持っていき、そこで埃をきれいに洗い落としてまた付けるそうです。その間にかかる日数は2、3日だとか。今の季節、僕の居室の窓の外からは、雪を冠した富士山や丹沢の山並みがきれいに見えます。街中では望めないような近隣の木々の紅葉もなかなかのものです。でもね、まぶしいのよ。窓から差し込む光がコンピュータのディスプレイに反射して、ただでさえ目に悪い作業が余計負担になるのよ。こりゃ仕事するなってことかな。

12月13日(Wed): 冬の通勤

小田急のダイヤが改正されて10日程が経ちました。そろそろ新しい時刻表にも慣れてきたところです。実は朝乗っている電車の時間はほとんど変わらないので慣れるも何もないのですが、でもどことなく乗っている顔触れが変わり、また車内が前より混んでいるような気がします。直前の電車との時間間隔が空いてしまったからでしょうか。小田急にとっては狙い通りというところかな。そう言えばよく一緒に乗っていた高校生達は見かけませんね。これは不思議です。いずれにせよ、朝からテンションの高い群れた高校生がいないのはありがたいです。ところで、近ごろ会社のバスが遅れ気味です。駅と会社を往復しているのですが、途中の道が混雑していることが原因で、発車時間ぎりぎりにやって来ることもあります。寒い季節になって車を使う人が増えているからかもしれません。こちらとしては、暖かい車内でうとうと居眠りをした後、肌を刺すような空気の中、身を縮めてバスを待つのはつらいんですけどね。今年もまた、寒い冬がやって来ました。

12月14日(Thu): Palm

今世間で盛り上がっているモバイルツールを手に入れました。自分で買う勇気はありませんでしたが、仕事の効率を上げるという名目で会社で買ってもらったのです。限られた予算の中で何を買おうかいろいろ考えた末、やはり最も売れているらしいpalm端末にしました。すぐに飽きてしまっては申し訳ないので、一番軽い機種を選びました。palmはカスタマイズして使うものらしいので、シンプルな方が通好みと言えましょう。まずは基本的な使い方から一つずつマスターしようと思っています。一番期待しているのは、読み切れないメールニュースをpalmに取り込んで、通勤で読もうというものです。ものの本には簡単にできるとありますが、さてどうなることやら。palmには簡単なメモ帳機能があって、スタイラスと呼ばれるペンで文字入力ができます。慣れが必要らしいので、自分に使えるようになるかしらん。ちなみに、今日の戯れ言は帰りの電車の中でそのメモ帳機能を使って書いたものです。時間はまだかかりますが、思ったより使えるかもしれない。

12月15日(Fri): プレステ2

プレイステーション2は国内のみならず、海外でも発売が始まったそうです。でも、国内では久々にゲーム機の売り上げランキングで1位から落ちたとか。1位を奪ったのはゲームボーイカラー。ポケモンという人気ゲームの存在が大きいのでしょう。ちなみに、プレステ2はその時のランキングでは3位だったそうで、2位はPS-ONEでした。プレステ2は必ずしも旧型に置き替わったとはいえないようです。ウチでもプレステ2のゲームは3タイトルしかありません。サッカーに野球にバイクという全部スポーツ物です。中でもバイク物はここ最近ずっとはまっています。F1ゲームは前から好きでしたが、バイクとなるとまた楽しさが違います。同じコースを走っていても車幅が狭いために追い抜きも簡単です。タイトコーナーで車体をバンクさせながら曲がるときはいつもどきどきしてしまいます。バイクのレースは実際に見ていても楽しいのですが、ゲームにでも同じように楽しめます。久しぶりにバイクに乗ってツーリングにでも行きたいなあ。

12月16日(Sat): 晩酌

体に気を使って、晩酌をするのは週末だけにしています。そうするようになってから、血液検査で標準値を上回った事はありません。ただ、最近はちょっと飲む量が増えたかなあと気にしています。昨夜も一週間の仕事が終わったという解放感から、ビールと日本酒とバーボンとスコッチとを次々に口にしていました。外ではほとんどビールしか飲みませんが、家で飲むときは色んな種類を飲むのが好きなんです。チャンポンは口当たりが変わるのでついつい飲み過ぎてしまい、あまりよくないということも知っています。でも、夜遅くまでだらだら飲んでしまいます。最後は体の疲れから来る眠気と酔っぱらった眠気が一緒になって、ぐっすり眠るのが気持ちいいです。しかし、さすがに次の朝はちょっと二日酔い気味になります。家で飲むときは黙々と飲んでしまうから余計悪いのでしょう。今日も午前中から動こうと思っていたのに、結局起きたのはお昼で、外に出かけたときはもう日が暮れかかっていました。褒められた休みの過ごし方ではないですよね。

12月17日(Sun): ながら音楽

じっくり音楽を聴く機会ってありますか?僕が音楽を聴くのは、車の中か電車の中が多いです。車の中では運転に集中していますから音楽は聞き流す程度ですし、電車の中でも寝ているか本を読んでいるしているので真剣に聞いているとは言えません。家で聴こうと思っても、どうしても手持ちぶさたで何か他のことを始めてしまいます。じっくり音楽を聴くにはどういう環境がいいのでしょう。今日思いついたのは、スポーツクラブでエアロバイクを漕ぎながら聴くというもの。有酸素系運動は長い時間継続することが大切なのですが、なによりも単調で飽きてしまうのが難です。そこで早速、最近買ったジャズのCDとウォークマンを持って、閉館ぎりぎりの時間に近所のスポーツクラブに行ってきました。じっくり聴いて何か感じたことがあるかと言われると困ってしまいますが、それでもあらためて集中して聴くジャズはいいものだなあと思いました。この方法の利点はあまり意識せずに汗をかけることです。今日は家に帰ってからのビールが美味しかったです。

12月18日(Mon): 遠回り

今日は一日中外出でした。朝出る時間もゆっくりだったし帰りも早かったので、朝起きるのがつらい月曜日としては助かります。帰りに小田急線に乗ろうとしたら、手書きの貼り紙が貼ってありました。昼頃に乗用車が線路に落ちるという事故があって、ダイヤが乱れていますという内容です。とりあえず来た急行電車に乗って相模大野まで帰って来られましたが、それからあと一駅が進めません。だんだんホームに人も溜まってきたので、面倒だと思ってそこから歩いて帰ることにしました。相模大野駅から家まで歩くと30分弱くらいです。いつもは車で通る道をノンビリ歩きました。車と速度が違うので沿道の景色も違って見えます。新しく出来た店の様子も、歩いていればじっくり観察できます。同じ道を歩いて駅まで行って、帰りはまた同じ道を家まで歩く。そんな毎日にちょっと飽きていました。時間は少し余計にかかりましたけど、たまには今日のような遠回りもいいですね。これで途中に寄り道したくなるような店でもあればもっといいのだけど。

12月19日(Tue): 唄うこと

カラオケ屋さんから随分と足が遠ざかっています。飲み会の2次会がカラオケ屋さんになるパターンがありますが、自分としては2次会も飲むほうが好みなので進んで行くことはないからでしょう。自分には人に聞かせるような歌唱力はありません。車の中で一人口ずさむ程度が似合っています。人前で唄うという意味では、ストリートミュージシャンという人達もこの寒いのに頑張っていますね。都内の有名な所にいかなくとも、ここいらでは町田や本厚木の駅前でよく見かけます。本格的にアンプを使って大容量を鳴らしている人達から、ギター一本で弾き語りをしている人もいます。追っかけなのかどうなのか、彼らの歌を熱心に聴いている人もいるようです。時々おださがの駅にもストリートミュージシャンが出没します。ロータリーに抜ける屋根付きの通路がトンネルのようになっていて、音の反響がいいらしいのです。もちろん観客なんてほとんどいませんが、それでも彼らの気持ちよさそうな歌声を聴いているとちょっと羨ましかったりします。

12月20日(Wed): ガソリンスタンド受難

いつの間にか閉店になっているガソリンスタンドをそこここで見かけます。更地にしてしまったり、もぬけのままになっている寂しい姿をよく見かけます。ガソリンスタンドは、車で来店することを前提としていますので、他に転用しようにも立地条件が良くないのでしょうか。一方で最近見かけるようになったセルフ給油形式のスタンドは、それなりに繁盛しています。人件費を削減して価格も下げることができるなら、多少面倒で遠くても、そういうところに行こうと思う気持ちも分かります。ウチがいつも利用しているスタンドは、しばらく前からスタンプサービスをしていて、ある程度貯まると1000円のキャッシュバックをしてくれます。役に立ちそうもないプレゼントを設定するより現金を返すという、いかにもドライな世相が現れています。ところで、冬場でもガソリンスタンドの店員さんは素手のままできびきびと作業をしていますよね。別に手袋をしてても、厚手の上着を着ていてもいいと僕は思うんですけど、どうしてなんでしょう。

12月21日(Thu): 冬至

今日は冬至だそうです。一年で一番昼間の短い日。正午に太陽の上がる角度が一番低い日です。でも今日が一年で一番寒い日ではないのですから、天気は不思議です。冬至の反対は夏至。その中間が春分と秋分の日。この両日だけ何故か祝日です。いっそのこと冬至と夏至も休みにして欲しいなあと思うのは僕だけでしょうか。特に夏至は祝日の一日もない6月ですから、いいアイデアじゃないかな。冬至の日はカボチャの煮物を食べて柚子湯に入るものと言われているそうです。カボチャはまだしも、柚子湯にはここ何年も入っていません。いつも利用しているスポーツクラブのお風呂では、そういうサービスをしてくれませんでしたから。しかし、今日は仕事が遅くなって、スポーツクラブに行きそびれてしまいました。貰い物の柚子が残っているので、じゃあそれを使って久しぶりにお風呂を立てようということにしました。大きいお風呂も気持ちいいですが、家のお風呂もいいものです。一日の疲れを洗い流して、よーく温まりました。

12月22日(Fri): あと少し

仕事のプレッシャーが大きくなってきて疲れも増えてきました。金曜日となるとその疲れもピークです。今日は年明けから始まる新体制の説明会とその後に簡単な懇親会がありました。しかし、会社のラウンジでビールを飲んでいても、抱えている仕事が気になって心から美味しいとは思えません。こんなお酒はあまりよくないですね。それでも、帰りの電車ではほろ酔い気分と程よい暖房でうとうとしてしまい、下りてからも寝ぼけながらふらふら歩いていました。何か疲れたサラリーマンやってるなあとちょっと情けなくなってしまいました。普通ならこの時期は忘年会がいくつもあって、何回も一年を振り返っているところでしょう。でも今年はここまで忘年会はひとつもありません。そんなところが、このところ心に余裕を持てない理由なのかもしれません。まあそれでも来週で今年の仕事は終わりです。今年中に片づけなくてはならない事がもう少し残ってますから、もうちょっと頑張って、年末年始はゆっくりさせて貰おうかと思っています。

12月23日(Sat): コンビニ

相模大野の居酒屋でスカッシュ仲間の忘年会がありました。今日は家から師走の街をぶらぶら歩いて行きました。途中小腹が減ったので、コンビニに寄って半額セールをやっているビーフバーガーを買いました。60円という値段を思えば文句も言えませんが、それにしても同じ様な値段ならマクドナルドの方が断然美味しいです。でも、普段はこれが倍の値段で売っているってことですよね。しかしあらためて数えると、家の周りにコンビニはたくさんあります。数えてみたら、家から相模大野に着くまで、その系列店だけで3つありました。もちろんその他の系列店もありますから、我々利用者としてはとても便利です。クリスマスに流れているCMで、彼氏に会いに行くためコンビニのバイトを早退して新幹線に乗るという設定のものがあります。あれは経営者からすると迷惑なことで不愉快だという投書があったそうです。なるほど、店員がいなくなったら自分がずっと店に出ないとならないですからね。乱立しているコンビニ業界も厳しい世界らしいです。

12月24日(Sun): 汚い車

最初に自分で買った車は中古のおんぼろ車でした。それでもバイト代を貯めて買ったこともあり、休みの日にはよく洗車をしたものです。一年半乗って買い替えてしまいましたが、今考えると一番愛着があったような気がします。その後新車のシビックを買い、最初は奇麗に乗っていたものの、就職した頃からか全く無頓着になってしまいました。そして6年前に買った今の車は、洗車といえばたまに自動洗車機に入れるくらいで、埃まみれになっても気にしていません。昔は自分は運転が上手いと思い込んでいました。車を擦ることはとても恥ずかしいことで、ちょっとでもへこんだり傷がついたら修理せずにはいられませんでした。しかし時が経ち、今は自分の車幅感覚は決して優れていないことを自覚しています。昨日も家の駐車場にいれるときに後輪のマッドガードを引っかけて外しちゃったし、今日も有料駐車場の料金支払機に左前フェンダーをぶつけてしまいました。それでも別に悔しくないのは、心が広くなったのかそれともずぼらになったのか。

12月25日(Mon): クリスマスの後始末

今年くらい年末まで仕事の息がつけないのは初めてです。別に年末に限らなくても、ここ最近自分としては珍しく残業が多いです。僕は早く会社を出て、いつもアフターファイブを楽しみたいと思っているのですが、それもなかなかできません。今日も冷たい風が吹く中をとぼとぼと真っ直ぐ家に向かって歩いていました。今日は言わずと知れたクリスマスです。日本ではイブの方が盛り上がりますが、本来はクリスマスの日そのものが一大イベントです。今年はイブと日曜日が重なったこともあって、月曜日になったら街のクリスマス熱はすっかり冷めてしまったようで、店頭でクリスマスケーキを売る声もむなしく響いていました。賑やかな商店街の中ならまだしも、家の近くのコンビニの店頭にもサンタの赤い衣装を着たバイトのお兄ちゃんが所在なげに立っていました。クリスマスのイルミネーションも今日を境に一気に撤収するそうです。これも華やかな祭りのあとの寂しさなんでしょうが、今日はその感じをより一層強調するように寒い一日でした。

12月26日(Tue): ファーストフード

ファーストフードの店をよく利用します。接客マニュアルがきちんとあるので、どこでも同じサービスが受けられるという安心感があるからです。ただ、店員の手際の悪さというのはどうしようもないようです。ファーストフードなのに、頼んだものがなかなか出て来ないと、必要以上にイライラします。街で流行りのスターバックスも、肝心の珈琲を入れる時間がかかるために待ち行列がよくできます。あれは感心しません。今日は夕食を弁当で済ますことになり、帰りに駅近くの弁当チェーン店に寄りました。揚物や炒め物は注文を受けてから作るので、若干時間がかかるのは仕方がないです。しかしレジを担当するおねえちゃんの手際が良く、ある客の精算をしながら別のお客の注文を受け、さらに別のお客に品物を渡すといった具合に、全てを一人で見事にこなしていました。見ているこちらも気持ちがよく、あまり待たされた気がしませんでした。マニュアルに書かれていない手際の良さ。また買いに来ようかなと思ってしまいました。

12月27日(Wed): ポスター?

会社帰りに寄った床屋のラジオから、飲酒運転による交通事故が増えているというニュースが流れていました。警察では、近ごろ駐車場を併設している郊外型レストランが増えていることに注目し、飲酒運転をやめるように呼びかけるポスターを貼ることにしたそうです。何か物足りなくないですか?お酒を出すファミリーレストランは星の数ほどありますし、それどころか堂々と駐車場を構える居酒屋もあります。その事実を警察が知らないとは言わせません。建前の対策ではなく、もっと根本的な方策を考えるべきだと思います。そもそも飲酒運転、酒気帯び運転の基準が分かりにくいです。血中アルコール濃度何%と言われたって、一般のドライバーは分かりません。お酒を飲んでからどのくらい経ったら運転していいという基準が知りたいです。飲んだ後でもお酒が抜ければいいわけで、二日酔いで運転するよりましですよね。簡単に飲酒度を測定できる機械を普及させ、その値によってはお酒を飲んだ後でも運転を許してもいいとするのはどうでしょう。

12月28日(Thu): 仕事納め

今日で今年の仕事も終わりです。年末の職場は例年のごとく次第に出勤してくる人の数が減り、勤務カレンダー上で最終日の今日は、全体の半分も出勤していなかったのではないかな。お昼時も食堂がガランとしていました。去年の仕事納めはどんなだったかなと思って、一年前の戯れ言を読み直してみました。やってることは毎年同じですね。年明けに組織変更がある、というところまで同じです。ウチの会社はこのところ毎年のように組織が変わっているのです。自慢じゃないですが、名刺が無くなるより所属が変わる方が早いのですから困ったものです。組織は変わりますが、仕事の内容は変わっていません。ただ去年より負わされる仕事の量が増え、忙しくなったことは間違いありません。上司からは、如何に周りを使うかが、上手に仕事をする為のコツだと言われました。何もかも自分で抱え込んではパンクしてしまいます。外部の業者や適任な人に仕事を回すことを覚えることが、これからの自分の課題だということです。なかなか難しいのですけどね。

12月29日(Fri): 年賀状

年末恒例の大仕事、年賀状作りをしました。今年もMacintoshを使うのは例年通りです。しかし印刷に手間取って幾度となく作業が中断しました。裏面印刷は去年と同じ熱転写プリンタを使います。しかし今年からホストをSCSIボードを載せたMacintosh G4にしたために、時々印刷途中でプリンタが止まるのです。あまりに頻繁に止まってハガキが無駄になるので、仕方がないから昔のマシンにプリンタを繋ぎ直して印刷を続けました。一方、宛名印刷は今年買ったレーザープリンタを使います。これは印刷位置がずれることも少ないし、早くて奇麗で便利です。しかし先に裏面を印刷してしまうと、そのインクがローラーに移ってハガキを汚してしまうのです。それに気づいたのはかなりの枚数を裏面印刷した後でした。仕方がないのでそれらは手書きで宛名を書くことになってしまいました。そんな感じで作業手順も決まり、後はひたすら印刷をするだけ。しかし最後にもう一つ問題が残っていました。ハガキが足りないのです。まだ白い年賀はがき売ってるかなあ。

12月30日(Sat): 年の瀬

いよいよ今年も残りあと二日。テレビでは相変わらず今世紀のまとめ的な番組を作っています。今世紀と言ってもやっぱりここ10年か20年位を振り返るのがやっとですけどね。それ以上前の番組を出そうと思っても、映像が残っていなかったり、そもそもメインターゲットの視聴者がそんな古い番組を知らないからなんでしょう。せっかくキリがいいのだから、いっそのこと2000年間で最高のエンターテイナーを選ぶとか、最も偉大な政治家は誰かとか、そういうのを企画したらどうですかね。そうしたら今の企画が如何にくだらないか分かると思うんですけど。それにしても年末は師走という程慌ただしく、忙しそうにしていないと申し訳なく思ってしまいます。今日もホームセンターや大型電気屋は人でごった返していました。そんな中、大した年越し準備もせずに、昼間からスーパー銭湯に行ってノンビリさせて貰いました。昼間から飲む酒は贅沢だと言いますが、お風呂もちょっと世間に済まないような、それでいて気分は実にスッキリするものでした。

12月31日(Sun): 大みそかの定番

今日もまた大きなお風呂に入りたくて、新百合ヶ丘のフライツァイトに行ってきました。スポーツクラブはどこも年末年始は休館してしまいますが、ここは時間こそ短縮してしまうものの、無休で営業しています。ついでなのでちょっとだけスカッシュの練習もしました。こういうクラブがあるのはいいですね。僕に限らず、クラブの中は普段と変わらぬ雰囲気で運動をしている人がたくさんいました。クラブを出たあと、隣のVIVREで買い物をしました。年末最後のセールだということで、店員さんは張りきっていました。買うほうも心得たもので、値引き品を目ざとく見つけて探してカゴに入れていました。もちろん僕らもお買い得品目当てです。でもVIVREは元日から営業するそうですから、店員さんは休みなしで大変ですね。新百合ヶ丘を後にして、今年もまた年越しそばを町田の「満屋」に食べに行きました。頼んだのは、かみさんも僕も去年と全く同じ。もう定番みたいなものです。そして去年と同じく、今年も美味しいおそばをいただきました。

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