しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2000)

9月1日(Fri): 傘

二日続けて朝だけ雨に降られました。特に昨日の朝は家から駅までがとんでもない雨足でした。びしょ濡れになって歩いて行ったのに、駅に着いたら小降りになり、とても腹立たしかったです。今日の朝も秦野の駅に着いてからちょっと降られました。こういう日は傘の忘れ物が多いでしょうね。電車内の忘れ物のトップは常に傘だと言います。友達と電車に乗っていた時、僕はよく傘を忘れるんだよねなんて話をしていながら、ホントに彼はその時傘を忘れて来たということもありました。僕は今まで、傘を忘れたことはほとんどありません。何でだろうと考えてみました。すると思い当たったのは、(1)長い傘を持たない。極力折り畳み傘にして、使い終わったらかばんにしまうことにしています。(2)絶対に手放さない。僕は電車の手すりや網棚はもちろん、店頭にある傘立てにもまず置きません。(3)傘はぎりぎりまで使わない。多少濡れるのは覚悟の上で、かばんに入れてある折り畳み傘は出しません。少しは参考になるでしょうか。

9月2日(Sat): 暑い!

9月になったというのに今年一番の暑さだったそうですね。昼前から日差しが強かったです。今日はスカッシュの試合でした。といっても今回は自分が出るのではなくかみさんの応援です。気軽な気分で柿生にあるスポーツクラブに行きました。しかし、館内は試合関係者がたくさんいるせいで空調が追いついていません。コート周辺はハッキリ言って生暖かいのです。応援をしている間にじっとり汗をかいてしまいました。お昼を食べていなかったので、夕方、駅の近くのミスタードーナツに入りました。ミスドの飲茶メニューを初めて食べてみようと思ったのです。しかし、この店も何故か空調が効いていません。入り口が開けっ放しにしてあるから変だなと思ったのです。でも中にいるお客さんは平気な顔をしてたんですよ。ところで、自分が頼んだのは熱い飲茶セットです。これは失敗。またまた汗をべっとりかいて、早々に店を出ました。その後すぐに入ったのは隣のコンビニ。さすがにキンキンに冷えていましたが、今度は汗が冷えて寒けが。。。

9月3日(Sun): エネルギー補給

今日は久しぶりにじっくりスカッシュの練習をしてきました。スポーツクラブが空いていたこともあって、コートが存分に使えたのです。一人打ちとフットワークの練習は基本です。しかもただ打つだけではなく、フォームのチェックも大切です。素振りをする姿をガラスに映し、少し崩れているフォームの確認もしました。バックハンドの時肩が早めに開きすぎているようです。その事に注意しながら、一人で壁打ちをしました。ところで、休みの日にスポーツクラブに行くときは、遅めの朝食を食べるだけで行くことが多いです。今日はクラブに入る前にコンビニでおにぎりを買って行ったのですが、その程度では足りません。途中コートの中で空腹感から目まいを感じてしまいました。こんなとき、普段あまり飲まない甘い缶ジュースを買うことがままあります。腹の足しになるような気がするのです。今日買ったのは微炭酸入りのメロンクリームソーダでした。もちろん無果汁。体には決して良いものではないでしょうが、たまに飲むと美味しいですね。

9月4日(Mon): 100円パーキング

最近ちょっと土地が余ると、あっという間に100円パーキングができます。おださが駅の近くの、かつてはマンションのモデルルームや現地販売所に使われていた土地も、再び100円パーキングになりました。以前も100円パーキングだった土地で、他の用途に使おうと思ったけど結局元の形に戻ったということでしょうか。設備は簡単に設置できるし、駐車場の管理人が常駐する必要ないし、月極でないから契約もいらないし、利用者からすれば手軽に停められるし、いいことずくめです。だからどんどん増えているんでしょうね。先日も町田でちょっと食事をしようと思って駐車場を探していたら、実に多くの100円パーキングがありました。まさに雨後のタケノコのようです。ただこれらの駐車場で一つ困るのは、元々が余った土地に作るものだから形状がいびつで停めにくいことです。お尻から突っ込んで行くなんて当たり前。中にはこんな所どうやって入れるんだろうとパズルのように頭を悩ませるところもあります。

9月5日(Tue): いよいよオリンピック

先週末は今年一番と言われるくらいの猛暑だったのに、昨日今日と一転して涼しくなりました。特に今日は雨が降り、薄着だと肌寒く感じる程でした。もう秋の気配です。でもこれからようやくオリンピックが始まります。オリンピックは真夏にやるものと思っていましたので、何だか妙な気分です。考えてみると、南半球の国の人はいつも自国の真冬に夏の競技をやらされていたんですよね。さて日本のオリンピック代表もほぼ決まり、各競技で壮行試合が行われています。ここまで来るのに色々なことがありましたね。水泳の千葉すず選手の代表選出問題を筆頭に、ヤクルトスワローズの古田捕手を球団がプロテクト選手扱いにしたこと。女子マラソンの選考もいつものように揉めました。いずれも選考方法が違いますから、どんな形にせよ遺恨が残るのは仕方がないのでしょう。参加することに意義があるというのは昔の話。今はメダルを獲ることが常に求められます。僕は、日本の代表として、笑顔で楽しんできてくれればいいと思うのですけどね。

9月6日(Wed): 文章より中身?

現役の医者が書いた仕事や職場のことに関するエッセイを読みました。医者や看護婦に限らず、専門職の人が書く本はよく売れてますね。ところで、この本、内容はともかく、文章が拙く感じる場所がしばしばありました。意味は分かるんだけれども、読みにくいのです。プロの物書きではないのだから大目に見てくれと言われればその通りですが、それでも本は売れるんだなあと思ったのです。同じ内容を伝えるのに作文の方法は無数にあります。自分もこの戯れ言を書いいて思いますが、本当にいい文章を書くのは難しいです。で、話は飛びますが、日本語の英訳もそれに似たところがありませんかね。答えは一通りではないはずで、意味が通じれば多少文法が間違っていてもいいじゃないですか。それが試験だと正解はこれだと押し付けられてしまう。僕ほ英語を書くのと話すのが苦手なのですが、ついつい形式にとらわれ過ぎるところがいけないのかもしれません。拙い文を書くのがいいとは言いませんが、それよりも何を伝えるかが大事なんですよね。

9月7日(Thu): 7人掛けのシート

大多数の通勤電車の座席は、長いもので7人が座れるようになっています。しかし、車内のアナウンスでしきりに詰め合わせて座れと言うように、少しでも余裕を持って座ると6人掛けになってしまいます。その状況を改善するために、最近の車両には座席の作り方にも工夫が凝らされています。真ん中だけシートの色を変えたり、座面の形を座る位置に合わせてへこませたり、ついたてを作って強引に4:3に分割したり、ついたてではなく手すりであったりという具合に。混んでいるときはこの仕掛けは有効に働きますが、中途半端に空いていると逆に座りづらいものです。例えば両端と中央に人が既に座っていて、その次の人はどこに座ります?心理的には人と人の真ん中に行きたいですが、理屈からいうとどちらかの隣にくっついて座るべきなのです。知り合いならまだしも、見ず知らずの、しかもそれがきれいなお姉さんだったりすると、僕などはちょっと躊躇してしまいます。今日そんな感じで隣になった高校生は、なんか汗臭くて閉口しましたけどね。

9月8日(Fri): ドゥーパ

「週末DIY。手作ライフマガジン」という副題のあるドゥーパという雑誌があります。ウッドデッキやガーデニング等の話題が中心の、お父さん達の日曜大工の参考書的な雑誌です。ウチもウッドデッキを作るとき大いに参考にさせてもらいました。そういえば、最近は日曜大工という言葉もあまり使われなくなりましたね。Do It Yourselfを略したDIYという言い方のほうがよく使われます。雑誌に載っているのはどれも素人技とは思えない立派な作品です。それ以外にも電動器具の使用レポートや基本的な技術解説があったりして、我々にわかDIYerには助かります。今日はその雑誌の発売日でした。早速本屋に行って買い求め、帰りの電車でパラパラめくってみました。最新号の特集はガレージ。ただ車やバイクを停めるだけではなくて、自分や家族の憩いのスペースとして隠れ家的に使われている例の紹介でした。子供の頃がらくたで作った秘密基地。そんな感じがうらやましかったです。僕も次は何を作ろうかなあとあれこれ想像が広がります。

9月9日(Sat): 物忘れ

スポーツクラブに行くとロッカーに荷物を入れます。そのロッカーのカギは、ほとんどがカギを手首に巻くバンドと一緒になっているものです。僕は普段腕時計をしないので、このカギを付けるのが煩わしく感じます。今日スポーツクラブに行ったとき、タオルとカギだけを持ってお風呂に行きました。当然カギは手に付けずに。しかしカギだけをどこかに置き忘れてしまったのです。風呂の中に落とした可能性が高いのですが、どうも見つかりません。もし悪意のある人に拾われてロッカーを荒らされるのも嫌だし、素っ裸でいつまでもいるわけにもいかないので、合い鍵で開けてもらいました。まずは貴重品の確認、、とその前にパンツを先に履いて、中をあらためました。幸い中身は全部無事だったので一安心です。フロントに申し出たところ、一週間経ってカギが見つからなかったら弁償してもらうと言われました。これからは気を付けないとね。しかしその帰り道、ラーメン屋に寄ったときにまた忘れ物をしました。すっかり自信喪失です。

9月10日(Sun): バーベキュー

昨日、テレビ東京の「アド街ック天国」という番組で相模原特集をやっていました。相模原市にまつわる話題を色々集め、ランキング形式に紹介していくものです。ひと月ほど前から番組のホームページに情報提供のための掲示板が開かれていて、実はそこに僕も書き込みをしていました。番組では、多くの人に紹介されていた萬金ギョウザや大型安売り店等は当然の様に上位にありました。ちょっと意外だったのは相模川も上位にあったことです。市民の憩いの場となっていると言われると、自分たちは当たり前のようにあると思っていますけど、確かに、バーベキューや花火など近場で気軽にできるのは相模川があるからなんですよね。タイミングよく、今日は以前から計画していたバーベキューを相模川の河川敷きでしました。幸い天気にも恵まれ、美味しいビールと焼き物をたっぷり楽しみました。野外で料理をすると準備や後片づけが大変です。でも普段味わえない解放感の中での食事が楽しいですね。でも、今度は少し変わった料理にも挑戦したいな。

9月11日(Mon): 湯快爽快

かつて日産座間工場があった広大な敷地は、今はカレスト座間という大中古車展示場へと様変わりしています。そこに足を踏み入れると、隣接した場所に屋根に「ゆ」というネオンを掲げた建物が目に入ります。それが近所で話題のスーパー銭湯「湯快爽快ざま」です。サウナや露天はもちろん、泡風呂や電気風呂といった大小様々なお風呂があって、平日の利用料はビジター520円。100円の会費を払うとこれが480円となり、いずれにせよかなり安い値段で利用できます。カランの蛇口が一つで温度調節ができないこと。シャンプーはおろか石鹸も何も置いてないこと。休憩室が小さく、煙草の煙から逃げられないことなど、値段相応で作りが安っぽいところもあります。しかし深夜2時まで営業は帰りが遅いサラリーマンに重宝がられているだけでなく、小さい子供を連れたパパやママにも大人気です。僕もここ何回か利用しましたが、サウナで火照った体を夜風に当てながらごろっとできるのがお気に入りです。もう少しすいていたら言うことないのですけど。

9月12日(Tue): モニタ調整

仕事と家で日常的にパソコンを使っているくせに、モニタの調整をいい加減にしていました。家のMacintoshでホームページを作り、会社のWindowsでそれを見ると明らかに画像の色が違っていました。ただ、MacintoshとWindowsの画面の特性は元々違うので、そのせいだと思っていたのです。しかし、昨日あらためて家のモニタの調整をしてみたら、なんと全然色がずれているではないですか。これじゃ写真のレタッチをしてもおかしくなるはずです。今日は会社のパソコンも調整して、だいぶ見やすくなりました。コントラストを低めにしすぎていて、少々かすんだ感じになっていたようです。調整後は文字がくっきり見えるようになりました。ただ一つ問題があります。僕の机は夕方になると背中から西日が差し込んできます。それがモニタに映って画面が見えなくなっちゃうんですね。窓のブラインドを閉めてもすき間から漏れてきちゃいます。最近は、画面が見にくくなったら仕事を終わりなさいということだと思って、さっさと帰ることにしています。

9月13日(Wed): 大雨

沖縄地方にある台風が秋雨前線を刺激し、昨日東海地方を中心に大雨を降らしました。一年の降雨量の3分の1が一度に降った程の記録的な大雨だったそうです。もちろん交通機関も大きく乱れ、東海道新幹線はほぼ1日不通でした。新幹線が止まったときに車内にいた乗客は、駅と駅の間に停止したままなんと丸一日を過ごしたとか。結局東京から大阪に向かっていた列車は、22時間遅れで到着したそうです。確か2時間以上遅れると特急券の払い戻しがあったはずですが、今回のケースも同じなんでしょうか。天災とはいえ、それだけでは納得できないような気がします。足止めを喰らった中に、試合に向けて移動中の巨人軍の選手がいました。昨日の朝のスポーツ新聞には、列車の中の選手の様子が載っていました。各選手の言葉というのもあったのですが、あれってどうやって取材したのでしょうね。新聞社が選手の携帯電話に直接電話したのかな。それとも同乗しているマネージャーが取材してまとめて連絡したのかな。いずれにせよ、お疲れさまでした。

9月14日(Thu): サッカー日本代表

正直に言って、これまでサッカーの日本代表を応援したことはありませんでした。理由は、中身が伴わないのに人気が先行していたからです。閑古鳥が鳴いていた日本のサッカーリーグは、Jリーグに変わり一挙に派手になりました。マスコミに取り上げられる頻度も上がり、プロ契約をした選手の年俸も態度も大きくなりました。でも技術はそう簡単には上がりません。あのドーハの悲劇も、前回のフランス大会予選全敗も、冷静に考えれば妥当な結果じゃないですか。周りがはやし立てるから、勘違いをするのです。しかし、日本のレベルが上がって来ているのは事実です。特に今回のオリンピックは、初めて期待していいんじゃないかと思っています。協会の横やりにもめげず、トルシエ監督はよくやっていると思います。厳しすぎるとかわがままだとか言われますが、あれくらい強く引っ張って行かないとまとまらないのではないでしょうか。さあ、いよいよ本番です。初戦は逆転で勝ちました。いけいけニッポン!がんばれニッポン!

9月15日(Fri): オープン大会

久しぶりにスカッシュの試合に出ました。今回出たのはいわゆるオープン大会。勝つとポイントがついて、それを基に日本ランキングが決まります。ちなみにスカッシュのランキングは、一年間に出たオープン試合の内、獲得ポイントが多い4つの試合のポイント合計で決まります。オープン大会に出るには、スカッシュ協会に年間4500円を払って個人登録をする必要があります。ということで、今まで出ていたローカル大会よりレベルはもちろん、出る人の意識も高いというわけです。自分はオープン戦初参加ですから、朝早い予選からスタートです。試合会場の幕張に朝9時に行くのは大変でした。さて、1回戦の相手は幸運にも自分と同じようなレベルでしたので、接戦を押し切って勝つことができました。とりあえず初勝利ということでうれしかったです。2回戦の相手はランキング60位の上級者。負けるのは分かっていましたが、1ポイントも取れずに負けてしまいました。悔しさを通り越して情けないです。ほろ苦いオープン戦デビューでした。

9月16日(Sat): 雷雨

朝、目覚めたら雷雨でした。稲光とズドンという雷鳴が響き渡っていました。もちろん強い雨も窓を叩きます。昨日の疲れで目覚めが良くなかったのですが、この凄まじい雨に起こされました。ここ相模原の降雨量はすごかったらしいですね。100mm以上の雨が降ったとニュースで言っていました。死者が出るほどの事故はなかったそうですが、地元のFM放送によると護岸決壊などの被害はあったそうです。強い雨が降ると家の周りに水が溜まります。庭に溜まった雨水は地面に吸収させることになっているのですが、それが追いつかず、水たまりができています。ウッドデッキが雨で沈んでしまわないか心配しいました。また、急激な雨で付近の道路の水はけも追いつかず、路面が見えなくなるくらい溜まっているところもありました。車で通るときもちょっとびくびくです。エンジンに水が入るほどひどくはありませんでしたが、ブレーキが効きにくくなるかもしれませんでしたからね。結局一日中雷は鳴っていました。ずっと怖かったです。

9月17日(Sun): オリンピック競技

雨がちの週末なので、テレビでオリンピック観戦をしていました。衛星放送ではほとんどの競技を見ることができるそうですね。でも注目を集めている競技は地上波だけでも十分楽しめます。水泳も柔道も好成績で始まって盛り上がりました。一生懸命頑張る姿を見ていると、元気を分けて貰えるような気がします。今日から野球の予選も始まりました。参加しているのは8カ国で、予選は総当たりのリーグ戦、決勝は上位4カ国によるトーナメントなんだそううです。ずいぶんこじんまりとした競技なんですね。日本やアメリカでは人気があっても、野球は世界的な競技人口は少ないのかな。でも野球が認められるなら、ラグビーとかスカッシュとかもっと他に取り上げて欲しい競技もあるんですけどね。今日はその日本とアメリカの対戦でした。両者譲らず延長戦にもつれ込み、最後はアメリカのさよならホームランで決着がつきました。それにしても試合時間が長い。マラソンより一試合に時間がかかるんですよ。やっぱりオリンピックには不向きなんじゃない?

9月18日(Mon): 新貨幣

新しい500円玉と2千円札もそろそろ珍しくなくなってきましたか?実は、僕はまだ2千円札を手にしたことはありません。貨幣が変わると、それに伴って発生する需要があります。たとえば自動販売機や両替機とか、あるいは財布とかもそうですよね。お金は国の信頼問題に関わりますからそうしょっちゅう替えることもできませんが、替えることで少なからず経済効果があるのも事実です。今回の2種類の貨幣は発行した動機が異なります。500円玉の方は偽造対策として作られました。ですから旧来の自販機では使えないことの方が多いです。でも、500円の偽硬貨が広まるようになって、今までの500円玉が使えない自販機もありますよね。これが不便でしようがない。500円といえば我ら庶民にとって大金です。500円あれば牛丼を食べることができるし、のどが渇けばビールを腹一杯飲めます。電車に乗って新宿に行くこともできるし、スポーツクラブの駐車料金も500円あれば足ります。早く500円玉がちゃんと使えるような機械を置いてくれい。

9月19日(Tue): 苦手

また健康診断の季節がやって来ました。僕にとっては嫌いな一日です。検査の直前の食事はしないように指示されます。今日は午後の順番だったので、昼休みにご飯を食べられません。周りが食事に行っている中、ぽつんと居室にいるのは辛いものでした。ようやく時間になって、会場へ行きました。採尿、聴力検査を終えて、身長体重を測ります。身長は変わらず、体重は4kg程減っていました。その後は視力検査。今までずっと左右とも1.5の最高得点だったのに、今年はなんと左だけ1.2に下がってしまいました。どうやら勘がはずれたようです。敗北感を久しぶりに味わいました。その後は効果があるんだかよく分からない問診を経て、一番問題の採血へ。いくつになっても注射は嫌いです。しかも今日は、血管が細くて採りにくいなあなんて言われるじゃないですか。体の中で針をぐりぐりやられるんじゃないかと思って冷や冷やしてしまいました。最後に心電図と胸部レントゲン撮影をして全ての項目が終わりました。やっぱり健康診断は苦手です。

9月20日(Wed): 研修

今日から2泊3日で研修です。場所は小田原からさらに大雄山線に乗って行く塚原研修所。僕が入社した時、技術系社員はこの研修所で約3ヶ月をすごしました。それから8年たった今も、たたずまいは変わっていません。今回あてがわれた宿泊室は、本館から離れたところにある、古い6畳の畳部屋です。贅沢は言えませんが、何も無い部屋に一人でぽつんといるのも寂しいですね。ここでの食事は量が多いので有名です。夕食には炭水化物が2種類出たりします。ご飯にパスタとか、ご飯にお蕎麦とか。大して運動もしないのに食事だけはきちっとした時間に食べるので、明らかにカロリーの取りすぎです。分かっていても、ついつい食べてちゃいます。お昼休みに時間が合ったので、建物の周りを散歩してみました。確か、新人研修終了時に記念植樹をしたはずです。でも植えた辺りを探しても、自分たちの年の木がありません。よくよく探したら、なんと記念植樹を示す白い杭だけ残っていて、肝心の木は跡形もなくなっていました。なぜ?

9月21日(Thu): システムデザイン

今回の研修の目的はシステムデザイン技法の勉強でした。物を作る時に、そのものの機能を掘下げて考えてみてから設計しましょうという手法です。例えばはさみを貸してくれと言われたら、何に使うのか考えますよね。紙を切るのか、布を切るのか、料理で使うのか。場合によってはカッターでも用が足りるかもしれない。これははさみという機能を掘下げて考えていることになるそうです。そこで、新しい缶切りを設計しようと考えたとします。缶切りそのものに捕らわれると、刃の角度がどうのとか、持ち手の形状はどれがいいかとか、そういう方向から検討していくことでしょう。しかし缶切りの機能に注目し、缶切り→缶を切る→缶に穴を開ける→中身を食べられる状態にする、と考えます。それなら缶切りを使わなくても中身が食べられればいいということで、手でふたを開けられるプルトップ式の缶を作ればいいことに気付きます。こういう手順を踏むことによって、いままでとは違ったアイディアが出てくるそうです。なかなか面白い着想ですね。

9月22日(Fri): ロマンスカー

研修も無事に終わり、4時前には解散となりました。遠くから参加している方もいるので、最終日は帰りのことを考えて早めに切り上げて貰えるのです。僕はそのまま、愛甲石田でスカッシュの練習会に参加する予定でした。始まるまで多少時間があるので、一旦小田原に出て、そこで時間を潰すことにしました。しかし、喫茶店や本屋などに行った後CD屋さんに入り、色々試聴していたらあっという間に時間が経ってしまいました。このまま急行電車を待って乗っていくと明らかに遅れます。それならすぐに出るロマンスカーに乗って本厚木まで行き、そこから一駅引き返せばいいと考えました。ロマンスカー代は500円。まあ自分が悪いのだから仕方ありません。とは言っても快適な座席に座って、30分余りで本厚木に着いたのでよしとしましょう。しかし、家に帰って時刻表を確認したところ、後から出る急行を待って乗ったとしても、到着時間は10分しか違わないことが分かりました。ロマンスカーは早くて快適だと言いますが、うーん、本当かなあ。

9月23日(Sat): 携帯電話

携帯電話の機種を変更しました。今まで使っていた機種は去年の10月に買ったものですので、約一年ぶりですか。前の機械も壊れたわけではないので勿体ないような気もしますが、今は1万円もしないで新しい機種が手に入るのでこのくらいの贅沢は構わないでしょう。それに、今回は今まで携帯電話を使ってきたポイントを貯めて、無料で新機種が手に入ったのです。今回の機種で追加されたのは、着信メロディが3和音になったことと、インターネット接続ができて、Eメールの送信ができるようになったことです。携帯電話の機能が上がる速度は本当にものすごいですね。さっそく各種設定を始めました。機能が増えた分設定する項目が増えたので大変です。旧い機種に記憶させていた電話番号は移してもらいましたが、グループ設定は消えているのでその設定をし直すのが面倒くさかったです。でもグループごとに着信音を変えられるので、この設定はどうしてもしないとならないのです。さあ、次は着信メロディです。どんなやつにしようかなあ。

9月24日(Sun): 前半戦

オリンピックも前半戦が終わりました。たくさんの名場面が既に印象に残っています。ここまでは女子の活躍が目立っていますね。柔道の田村選手に始まり、女子水泳陣のメダル奪取、ソフトボールの躍進にそして今日の女子マラソンの優勝です。男子も頑張っているのですが、どうも悪いところばかり印象に残っているのは、期待が大きいからなのでしょうか。各テレビ番組は色々なゲストコメンテーターを招いて連日熱戦を伝えてくれます。過去のオリンピック出場者を久しぶりに見て、懐かしく思うこともしばしばです。メダルを取った選手を招いてインタビューをするのはお決まりのパターンです。まあ国民のヒーローですからね。そろいのウェアを着て、ちゃんと首からはメダルを下げています。あれを見ると、メダルを取る取らないでああも扱いが変わってしまうんだなあと複雑な気分です。頑張ったのはみんな同じで、少なくとも日本の代表なんですけどね。結果を伝えるのは簡単ですが、結果に結びつかなかった選手の頑張りも伝えて欲しいです。

9月25日(Mon): 投稿記事

とある専門誌に僕が書いた記事が載りました。我々が手がけている技術をある雑誌の特集の記事の一つとして取り上げて貰えることになり、その紹介記事を書いてくださいと依頼があったのです。そこに、グループの中でたまたま暇そうな自分が選ばれたという訳です。一人では何を書くか心もとないので、同僚と共著という形で執筆をしました。字数や図の数、言葉遣いの注意などおおまかなガイドを与えられて、あとは自由に書いてよいと言われました。ただ、あまり専門的にならないように、気を付けて書いたつもりです。こういう形で記事を投稿するのは初めての経験でしたので、とりあえずでき上がった文章と図を送って指摘された所を直すつもりでした。しかし、気がつくとほとんどそのまま記事になっているようでした。ちょっと拍子抜けしたというのが正直な感想です。それなら図をもっと格好良くすればよかったなあと多少後悔しています。一応原稿料があるらしいので、これで僕もプロの物書きの端くれってことですかね。うそうそ。

9月26日(Tue): 研修施設

最近御殿場にできた、会社の研修施設で一日会議でした。朝一旦会社に集まって、社有車に乗って移動しました。電車で行くと面倒なところですから、この方が安上がりで早いのです。今回使った研修所は、先日行った集合教育をするところとは違い、少人数でじっくりと議論をするために作られたものです。ですから、出来たばかりということもあった中も奇麗だし、規模は小さいけれどもインフラもなかなか充実していました。40人程が入れるカンファレンスルームの他に10人ほどが入れる会議室が3つあり、各部屋にはプロジェクタやネット環境が整っています。今日は僕らの他に利用者がいなかったので、休憩時間に館内のあちこちを見学して回りました。ここは宿泊設備もちゃんとあって、スイートルームから和室まであり、大浴場にトレーニングジムにバーまで揃っています。どれだけ利用されているのか分かりませんが、こんなにいい設備を使わないでおくのは勿体ないです。箱根に近いことですし、仕事以外で利用できればいいんですけどね。

9月27日(Wed): 海老名寮

海老名にある会社の独身寮が近々閉鎖されるそうです。海老名寮は僕も入社してから一年ほどお世話になったところです。たしか月3500円だった格安な寮費を払えば光熱費はただ。敷地内の駐車場もほとんどただ当然で停められました。部屋は畳の6畳。風呂は共同の大きい風呂があり、トイレは共通、キッチンは付いていません。今はちゃんと冷暖房も完備されています。食堂もちゃんとあって、僕がいたころは確か朝が100円で夜が300円だったかな。お世辞にも奇麗とは言えない古い建物でしたが、あげつらえてみれば住めば都でした。会社としては、古い建物に手を入れて維持していくよりも、閉鎖して寮生に借り上げアパートをあてがったほうが安上がりだと判断したのでしょう。まあそれも分からないではありません。しかしやっぱり、懐かしい建物が無くなるのは寂しいです。仕事が終わってからも会社の人に囲まれるのはあまり歓迎できる状況とは思いません。でも、海老名寮には、意外と楽しかった印象が多く残っているんですよね。

9月28日(Thu): ネクタイ

今日はネクタイ締めて仕事に行きました。今日は関連会社のお偉いさんへのデモンストレーションを仰せつかったからです。ここしばらく、こういうことが多くなりました。夏用のスーツなんか持っていませんから、真夏の時期は肌にまとわりつくワイシャツにネクタイはつらかったです。ようやく涼しくなってましになりましたけどね。しかしつくづく思うのは、いつまでたってもネクタイの締め方が上手くならないなあということです。最近こそ回数が多くなりましたが、普段はラフな格好で通勤するので、仕事を始めてからネクタイを締めたのは平均して月に1回あるかどうかでしょう。毎日スーツを着ている方に比べればその数は圧倒的に少ないのは事実です。自分も数をこなせば素早く奇麗に締められるようになるんでしょうかねえ。子供の頃、朝出かける用意をする父親がネクタイをスルスルと締める様子をよく見ていたのを覚えています。始めの頃は手品のように見えたものです。自分なんか鏡の前で何回締め直してもきれいにまとまりませんよ。

9月29日(Fri): ドーピング

世界的に注目が集まる競技大会にはドーピング問題が必ずと言っていいほど話題になります。今回のオリンピックも御多分に漏れず、始まる前からちらほらニュースにはなっていました。そしてとうとう、ルーマニアの体操選手から金メダルをはく奪するというショッキングな措置が取られました。ドーピングが禁止される背景には、薬の力に頼って勝つという非人道的な面に対する反感と、選手の体を気づかっての両面があると思います。しかし勝つためには手段を選ばない人達もいて、この問題は根が深いようです。今回も風邪薬を飲んだのが原因だったと説明しているそうですね。そもそも本番直前に風邪をひくなんて論外ですし、風邪薬なら許すという前例を作るのも問題ですから、金メダルはく奪もやむなしと思います。これが許されるなら、仮病を使って風邪薬を飲めばいいのですからね。可哀想なのは当事者達です。繰り上がりで金メダルを貰っても嬉しくないですよね。表彰台の真ん中に立ってこそ、それまでの努力が報われるはずなのですから。

9月30日(Sat): 八王子

スポーツクラブの系列3店舗からスカッシュ愛好家が集まり、スカッシュ大会が行われました。系列3店舗は大和、草加、八王子にあり、今回は八王子が会場となりました。八王子へは家から電車で1時間ほどです。目的のクラブは駅南口から歩いて行けるところにあります。八王子駅の北口は駅ビルをはじめ大きなビルがあって開けています。しかし南口は打って変わってローカルな駅の佇まいが残ったままです。僕らが通っていた高校は、当時音楽祭を八王子の公会堂を借りて行っていました。その頃の風景の記憶はもうありませんが、寂しいところだという印象は変わりませんでした。スポーツクラブに入ると、建物の構造は普段通っている大和店とは違うものの、さすがに雰囲気が似ていました。置いてあるマシンとか内装の色使いとか、そういうところが同じだからなんでしょうか。そういえば、以前大和にいたスタッフもいましたっけ。僕らの会員区分ではここも無料で使えますので、たまには気分を変えにこちらに来るのもいいかも知れません。

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