しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2000)

8月1日(Tue): 実家へ

休みの内に実家に顔を出すことにしました。平日の午前中に車で実家に向かうのは珍しいです。心配していた渋滞もなく、僕の実家まで1時間半ほどで着きました。お昼をいっしょに駅近くのイタリアレストランで食べ、両親が携帯電話を買いたいというのでついでに駅の周りをぶらぶらしました。再開発が終わった後なので、かつて僕が利用していた頃とは景色が一変しています。駅の周辺を歩いたのは本当に久しぶりでしたが、本当に印象が変わっていました。新しくできた店が多い中、周囲から取り残されたように、昔からの佇まいのままの店を発見すると妙にホッとします。夕方になって今度は車で30分程のところにあるかみさんの実家に移動です。途中西武池袋線の踏切を渡る時、なんと6本位電車の通過待ちをしました。当然道路は大渋滞。西武線おそるべしです。かみさんの実家で夕食を御馳走になって、9時過ぎに帰途に付きました。府中にある豪華風呂付きのスポーツクラブに寄るつもりでいたら、何とこの日は定休日。がっかりでした。

8月2日(Wed): 買い物第2段

今日もウッドデッキの買い物で一日が終わってしまいました。指南書に必要と書いてある道具や材料を参考にして、ホームセンターの店内をあちこち歩き回っていました。重いものやかさばる物をカートに乗せ、ついでに便利そうだからと思うものまで買っていざレジへ。電動ヤスリにのこぎりにセメントに砂利。何故か組立棚とかバケツとか、ガムテープまで買ってそうとうな値段となりました。そのままカートを駐車場まで持っていって車に荷物を積み込みます。このくらいならなんとかウチのゴルフにも詰め込むことはできます。パソコンの箱を運ぶ以外、今まで荷物を乗せるのに苦労したことはありませんからね。でも今日行った2軒目の店では、作業台を作るための鉄パイプとウッドデッキの土台を置くコンクリートの平板を買いました。長尺物と重いものは不得意なので、仕方なくこちらの店ではレンタル軽トラックのお世話になりました。軽自動車とは言えそこそこ走るし、人は乗れないけど荷物はかなり乗るし、やっぱり一家に一台必要じゃないかな。

8月3日(Thu): 地道な作業

今日も暑い一日でした。ウッドデッキ製作の作業に入りました。最初の段階で時間がかかるのは柱を立てる基礎の接地と材木の塗装です。地面を少し掘って砂利と砂を入れて高さと水平を調整し、モルタルで表面を固めます。その上に買ってきたコンクリート平板を置き、さらにその上に束と呼ばれる柱を立てる予定です。今日はかみさんがその基礎を置く位置決めをしている間、僕はひたすら木材にペンキを塗っていました。3mを超える木材には防腐と着色のための塗装が必要です。60本という本数もかなりのものですが、それより大変なのはその長さです。狭い庭なので取り回しにも気を付けないとなりませんし、整頓して置いていかないと作業スペースがなくなってしまいます。昨日作った鉄パイプ製の作業台をフル活用しながらひたすらペンキを塗っていました。簡単に作った割には役に立っています。作業後、ちょっぴり日焼けして汗と汚れまみれになった体をシャワーで流したら気持ち良かったです。でも半分しか終わらなかったんですけどね。

8月4日(Fri): プリンタ

新しくプリンタを買いました。家庭用のプリンタと言えば、今の時代カラーインクジェットプリンタを真っ先に思い浮かべるでしょう。しかしウチには熱転写式のカラープリンタがあります。画質は最近のインクジェットプリンタに及びませんが、まだまだ我が家では現役で頑張って貰っています。それでは何を買ったかと言うと、モノクロのレーザープリンタです。卓上に置けるくらいの機種は、今や手軽な値段で買えるようになりました。ウチではモノクロの文書を印刷する機会も意外とあり、カラープリンタでモノクロ出力したものをコピーするくらいなら、複数枚印刷しても変わらないのではないかと思ったのです。買った店でも、最近は家庭でレーザープリンタを買う人も増えてきたと言っていました。買うにあたって色々悩みましたが、結局MacintoshのUSB接続ができるという条件の中で、EPSONの製品を買いました。机の上に置くとやっぱり大きいです。それでも印刷スピードは速いし意外と印字もきれいだし、なかなか満足しています。

8月5日(Sat): 基礎工事

ウッドデッキの基礎工事を進めています。穴を掘って砂利と砂を入れ、水平と高さを合わせてモルタルで固定する。口で言うのは簡単ですが、いざやるとなるとなかなか骨が折れます。しかもこれが全部で24箇所あるのです。最初は作業の手順がぎこちなく、時間ばかりかかってしまいました。例えばモルタルを水で練る作業もさえ初めてですから、どの程度の柔らかさにすればいいのか、手探りでやるしかないのです。しかし次第に要領を得てくるとスピードも上がり、結局昨日と今日で全ての設置が終了しました。地面に近い位置での作業が多く、腰にはかなり負担がかかりました。ブロックやモルタルの袋など重いものも持ちますから、決して楽な作業ではありません。家を作るときは必ず基礎工事があります。もっと大きくて複雑な形を正確に作るのですから、大工さんの腕にあらためて感心してしまいました。今回作った基礎には、たくさんの反省点と、次にやればもう少しうまく出来る自信があります。でもしばらくはやりたくありませんけどね。

8月6日(Sun): 携帯電話

僕の両親が携帯電話を買いました。母親はウォーキングで外に出歩くことが多く、また父親も通勤の他に休日に出かけることが多いので、持っていていると便利だと以前から勧めていました。この度ようやく決心して、買う気になったようです。先日実家へ帰ったときも、一緒に携帯電話屋さんに行って、あれこれ見比べてみました。どこの会社に契約すればいいのか。はたまた機種によってどんな違いがあるのか。初めて買う人にとっては分からないでしょうね。その時はこれがよさそうだという機種に目星をつけ、昨日手続きに必要な物を持参して買ってきたそうです。とりあえず分厚い取り扱い説明書を手にあれこれ格闘したようです。僕らのように使い慣れてしまえば何のことは無い操作も、初めての人にはきっと難しく感じますよね。それに最近の携帯は液晶が大きくなった割には表示文字が小さくて、かえって見にくかったりします。携帯電話を電子メールでやり取りする契約もしたそうです。使いこなせるようになるかな。

8月7日(Mon): 誰のため?

一日に一つの話をこの戯れ言のページにまとめる。もうかれこれ3年ほど続いています。今まで日記などを付けたことが無かったので、我ながら驚異的なことだと思っています。無理にプレッシャーを感じないように、話題をその日のことに限定していないことが秘訣と言えば秘訣でしょうか。それでもネタに困ることもあります。会社帰りなどにふと目にした物から一日分を書いてしまうことが多いです。きっかけだけでは話は膨らまないので、それなりに思うことを付け足さねばなりません。普段から無意識のうちに物を観察するとか、ある出来事に対して大勢の意見に拠らず自分なりの考えをまとめるとか、そういう姿勢も身に付いているのかもしれませんね。ところで、この文を書くのに、一体誰に向けて書いているんでしょう。時々、このページを読んだという話も耳にします。そういう人たちのことは意識していないと言ったら嘘になります。でも、一番読んで貰いたいのは、未来の自分なのかな。今の自分はこう思っていたんだよってね。

8月8日(Tue): 一年半ぶり

ワーキングホリデーで一年半、カナダに行っていた友人が帰国しました。まっすぐ山形の実家に帰った後、相模原に遊びに来ることになりました。こちらにいる間はウチに居候することになっています。一年前にカナダに遊びに行った時は家に泊めてもらったり色々案内してもらって世話になりましたから、今回はその恩返しです。一年前に茨城の実家に帰ったもう一人の友達と一緒に、昨日の昼間に到着しました。二人とも電子メールで連絡を取りあっていましたので、久しぶりだという感じはしませんでした。でも彼女達にしてみれば、この一年半の間に変わったこの付近の様子に驚いたでしょうね。ウチもまだ建築中でしたしね。夕方から一緒にスポーツクラブに行って、彼女達は他の仲間とも積もる話をしていました。もう一つ、彼女はウチにノートパソコンを持ってきました。カナダで使っていたものですが、ウィルスにかかって調子が悪くなってしまったそうです。直してくれと付属品一式も揃ってます。気持ちが悪いので中身をすっかり入れ直しましょうね。

8月9日(Wed): エンスー

エンスーという意味は分かりますか?熱狂的な人という意味の英語“エンスージアスト(enthusiast)”を略した言葉で、車の雑誌NAVI誌上で渡辺和博氏が使い始めたのだそうです。オタクは何だかネクラな感じがしますが、エンスーはちょっと風変わりだけど物事に造詣が深い人、のように僕は感じています。でもこの言葉って一般的に知られているのかな。この言葉が最初にNAVIに乗ったのは今から14年前だそうです。僕はNAVIをその頃から一度も欠かさず毎月購読していますから、その単語を目にしても全然違和感がないんですね。実は今月号のNAVIにそんなことが書いてあって、それを知って僕も随分と長い間この雑誌を買ってきたんだなあと思ったのです。新車の記事は載りますが、決して太鼓持ちにならず、時には痛烈な批判を繰り広げる。車そのものよりも、車のあるライフスタイルに注目した記事が多い。外国車贔屓だとか、意見が偏っているという声もありますが、それでも何か辞められない雑誌なんですよね。僕もエンスーなのかしら。

8月10日(Thu): 夜の雷雨

昨晩はすごい雷雨でした。11時前にスポーツクラブから帰る時が特にひどく、稲光が壊れた蛍光灯のように光り、強い雨が地面を叩いていました。帰る途中携帯電話が鳴りました。今し方、さっきまで一緒にスポーツクラブにいた友達が、交通事故に巻き込まれたというのです。とりあえず現場に駆けつけました。友達は意識はしっかりしているものの、車の中でぼう然としていました。軽自動車に乗って先頭で信号待ちをしていたら、青になったとたん後ろの大型トラックに追突されたんだとか。外傷はないものの、ちょっと首が詰まった感じがするそうです。電話を聞いて駆けつけた3人で囲んで話をしていたら、ようやく落ち着いたようでした。人身事故は警察がちゃんと現場検証をします。でも急激な雨で事故が一遍に起きて人出が足りなかったらしく、だいぶ待たされました。警察署に行って調書を取る段になって、もう大丈夫だからと言われ、僕ら助っ人は帰ってきました。雨の日の運転は危ないです。頚椎ねんざで3週間の通院が必要だそうです。

8月11日(Fri): 送別会

入社3年を越えた会社の後輩の送別会でした。直接の競合会社ではないものの、他のメーカーの技術職に転職するそうです。その話を聞いたのはひと月程前でしょうか。上司をはじめ何人かで考え直すように説得をしたそうですが、彼の決意は固く、翻意には至らなかったそうです。転職の理由を聞いたところ、今の仕事に強い不満がある分けではないものの、転職先で自分がやりたいことができるからということでした。仕事の中身は確かに大切だと思います。しかしそれ以外を取り巻く環境の変化を考えると、僕などはそれの方がまず面倒に思ってしまいます。自分にない向上心を持っているんでしょうね。振り返ると自分ももう入社8年を越え、もう中堅と言っておかしくない年齢です。とりあえず同業他社に転職をする気持ちはありませんが、このままでいいのかなあと思ってしまいます。思い切って脱サラして全然別の仕事に就くのもいいかなあなんて考えながら、またいつもと変わらず会社に行く自分が歯がゆいと思うこともある今日この頃です。

8月12日(Sat): さあ考えよう!

今日は宣伝をちょっと。ホームページでちょっとしたお遊びがあると楽しいかなと思い、以前からモンキーバナナという言葉の連想ゲームのコーナーを設置していました。プログラムそのものはフリーで配付しているサイトからダウンロードしたものです。ルールは何もない単純な言葉遊びです。でもやったことがある方は御存知だと思いますが、自分が連想した言葉が思わぬ方向に変わっていくのが面白いです。この度、お遊びコーナー第2段として「さあ考えよう!」というコーナーを作りました。これは身の回りの疑問を、みなさんの知恵を出し合って解決してあげようというコーナーです。思わず笑ってしまったり、ほのぼのとした迷解答が生まれることを期待しています。公序良俗に反しないものなら、質問も解答もどなたからでもできます。なぞなぞ見たいな質問を出してもらってもいいかもしれません。おぜき家のホームページを覗いたときにちょっと立ちよって頭をひねってみてはいかがでしょうか?多くの皆さんの参加を期待しております。

8月13日(Sun): カモと苦手

スカッシュの3チームによる対抗戦がありました。勝ち負けが重要ではなく、普段と違う相手と試合をするのが目的です。ですから、お互いのチームで実力が同じ位の人が当たるように、あらかじめ対戦を組みます。どの試合も接戦になって、予定していたよりかなり終了時間が遅れてしまいました。僕が対戦した一人は初対戦でした。僕はどちらかというと初めての人が苦手で、なかなか自分のペースが作れずに相手の術中にはまってしまいます。最初のゲームも最初するすると先行されてしまい、ゲームポイントを握られてからようやくなんとか粘って、逆転勝ちできました。2試合目の相手は以前対戦したことがあり、その時は僕が勝っています。そうなると僕は強いです。気持ちに余裕ができると逆境に立っても焦らないんですね。今回も危なげなく勝つことができました。カモと苦手という表現をよく使いますが、自分の場合は本当にそれを実感します。そんなことではよくないんでしょうけれどね。スカッシュだけでなく、日常の人間関係でも。

8月14日(Mon): 夏の庭の大敵

昨日は関東地方に台風が接近していたようで、一日中雨が降っていました。しかし今日は一転して真夏の空が広がりました。今日と明日は仕事がお盆休みなので、ウッドデッキ製作を続けることにしました。今日の作業は土台作りです。先日作った基礎石の上に柱を建て、それに板を張る土台となる根太を取り付けていきます。この時に高さと水平をきちんと取っておかないと、でき上がったときにデッキが傾いたり歪んだりします。長い木材を水平を確認しながら取り付ける作業が多く、こんな時は人出があると助かります。今日は、友達が手伝いに来てくれたので多いに仕事がはかどりました。ところで、今日は天気が良かったので日なたの作業はもちろん大変でした。しかし、それに加え雨上がりということで、蚊が多くて困りました。虫よけスプレーを付けてから作業をしていても汗が出れば流れ落ちますし、ちゃんと付かなかったところには容赦なく蚊が飛んできます。夏はデッキ作りには適さないと聞いていましたが、なるほど納得です。

8月15日(Tue): 現場合わせ

夏休みも今日で終わりです。ウッドデッキ作りもキリのいいところまで仕上げておきたいところ。作業用のぼろぼろになったシャツを着てまた庭にでました。今日の目標は土台を完成させることです。昨日の残りの根太を組んで、周囲を巡らす幕板を付けるところまで終われば、後は上部の床板を張るだけになります。指南書を見ると、基礎石の設置のところできちんと水平を出せば、後の作業は楽になるとあります。しかし実際には寸法通りにまっすぐ木を切るのも初心者には難しいですし、どこかで狂いが生じるのは避けられません。ということで、僕らは作業をしながら現場合わせで作業を進めることにしました。少々のずれは大目に見て、最終的につじつまが合えば結果オーライです。ところで、指南書に書いてなかったけどとても役に立ったのは車のジャッキです。柱に取り付ける根太を水平に保つのに多いに役立ちました。今日は途中雨がぱらぱら落ちてきたりしましたが、夜8時までかかって予定のところまで完成しました。ふー疲れた。

8月16日(Wed): 社長という仕事

某牛乳メーカーの社長の例もありますが、そもそも社長というのは、どの程度会社の事に精通しているものなのでしょうか。全社員と酒を飲み交わしたことがあるといった規模の会社ならいざ知らず、社長の半径10m以内に近づいたことは、入社8年経った僕でも数える位しかないような場合はどうでしょう。今日は、社長を含めた役員に、我々の仕事の成果と今後の活動予定をプレゼンテーションする機会がありました。社長と言えば会社で最高の意思決定権を持つ一人であり、その意見は我々の会社での立場を大きく左右します。我々としてはわずか30分の時間にたくさんのメッセージを詰め込もうと、躍起になります。でも聞くほうの立場になったら疲れるでしょうね。いくら平易な説明を心がけているとはいえ、技術畑出身ではない人が技術説明を聞くのです。それもこってりした内容の。居眠りする暇なんてありません。聞いたら何かしらのコメントを言わなくてはなりませんし、その内容は担当者の将来を左右するのです。すごいプレッシャーです。僕は頼まれたって社長なんてなりたくありません。誰も頼みやしないだろうけど。

8月17日(Thu): 住宅ローン

家を建てるにあたってローンを組みました。それはもう、とてつもない金額です。あまりにとてつもないので逆に実感しないくらい。サーロインステーキ一人前を目の前にするとよだれが出ますが、牛一頭を丸焼きにして出されてもピンと来ないのと同じです。ってそんな例えするなって。ローンには金利がついていて、実際に借りた額に利子を合わせて返済することになります。その金利が何%かというのが世の中の景気を反映します。今は政府のてこ入れもあって、比較的住宅を買いやすい時期です。金利もバブルの頃に比べると極端に低い。金利には固定金利と変動金利があって、固定の方がやや高めだけど堅実と言われています。しかし今の時代、変動の方が断然お得です。それだけ低いのです。ウチも変動金利でローンを組みました。その金利の見直しの時期が来て、以前より0.1%下がったという通知が今日届きました。そこにはこれからの返済予定金額も載っていました。会社から借りたローンを払い終えるのが平成38年7月だそうです。先は長い。

8月18日(Fri): 床屋さん

床屋に行くペースは最近2ヶ月に一度程度です。行く店を決めていないので、その時々で都合のよい店に入ります。今日は、前回行った店から料金が2割引になるというハガキを貰っていたので、最初からそこを目指して行きました。僕が思い描く床屋と言えば、入り口近くに椅子があり、そこで漫画雑誌を見ながら順番待ちをするという光景です。しかしその店は入り口近くにカウンターがあって、入るとまずそこに座らされます。前回はいつ来たのかを聞かれ、店の人が顧客のデータを探している間にグラスに入ったアイス珈琲を振る舞われます。美容院ならそういうこともあるのかもしれませんが、僕の今までの床屋経験には無い店です。程なく散髪席に案内されます。前回来たときに随分話しかけられたのですが、その内容もちゃんとデータに残していたらしく、今日もその話題を振られました。まさか僕の顔を見ただけで思い出すはずもないですよね。まあこういう扱いを受ければ、いやな気持ちはしないのは確かです。また次も行ってみようかな。

8月19日(Sat): 床板張り

ウッドデッキもいよいよ完成が近づいてきました。今日は床板を張る作業です。これが出来るとぐぐっと雰囲気が出てきます。床板は5mmの間隔を開けながら一枚ずつ固定していきます。今日の作業のために、午前中にホームセンターに行って道具を買い足してきました。一つは板と板の間に挟んで5mmの間隔を作るスぺーサーです。専用の道具はないので、安上がりに端切れの板を使って作ることにしました。床板に使う木材は思った以上に反りがあります。それを力ずくで修正しながら木ねじを留めるために、クランプという木材を挟んで固定する治具も買いました。それからもう一つは電気ドライバーです。家にあるものはトルクが弱く、ウッドデッキのねじ止めにはいさかか役不足です。インパクトドライバーという工具を使うと楽なのですが、今回だけのために買うのも勿体ないので、ホームセンターで借りてきました。わずか500円で借りられました。これらの道具をフル活用し、今日でほとんどの床板を張り終わりました。あともう少しです。

8月20日(Sun): 一応完成

この夏最大のイベントだったウッドデッキ作りが、今日一応の完成までこぎつけました。今日は残りの床板を張る作業でした。枚数も少なく床板の長さも短い部分だったので、全ての作業はお昼過ぎに終了しました。でき上がったデッキの上に座ったら、なんだかホッとしてしまいました。頭ではできると思っていても、いざやるとなると本当に出来るかどうか心配だったのです。思った以上に木ねじを使って何回も買い足したり、最後に来て計算違いで床板が足りなくなったり、丸ノコの使い方が意外と難しくて苦労したりしましたが、それでもそれなりの形に作ることができちゃいました。広いデッキができて、いままで荒れ放題だった庭も少しは格好が付いたでしょう。これから余った部材で椅子やらテーブルやらを作ったり、デッキの表面を削って滑らかにしてから仕上げの塗装をしようと思っています。まあ、でもそれはもう少し先の話。とりあえず今日は完成したので、それだけで満足です。いままで協力していただいた方々にも感謝感謝です。

8月21日(Mon): お盆明け

お盆の季節が過ぎ、通勤電車に人が戻ってきました。7月末にまず大学生がいなくなり、そして高校生が夏休みに入ると車内にかなり余裕ができます。そしてサラリーマンの多くが夏休みになるお盆の時期は、がらがらと言って良いくらい人がいなくなります。巷間色々騒がれる割には、相変わらずこの時期に休みをとる企業が多いですね。ウチの会社は例年7月最終週がメインの休みになりますが、他の会社はそうでもないようです。知り合いの会社の中には、以前は自分の好きな時期に休みを取れたのに、最近になってみんなで一斉にお盆に休むようになったとか、また別のところは、お盆の時期に休むために、8月の他の土曜日は全部出勤になるとか、時代に逆行しているようなところもあるそうです。いずれにせよ、この夏休み明けの時期は気が重いです。しばらく長期休暇はないし、通勤の混雑はひどくなりますから。9月になると朝の電車に高校生が戻って来ます。そして大学生も。ただ、大学生は休み前より人がグッと減るのが通例なんですけどね。

8月22日(Tue): 古事記

最近お気に入りの阿刀田高氏による歴史書エッセイ、「楽しい古事記」を読みました。昔、僕も学校の歴史の時間で名前だけは知っていた古事記は、日本書紀と並んで天皇家の歴史をつづる書として貴重な物です。ただ、その初めの部分には伝説の類いが多く、おそらくは大和朝廷が神から続く正当な家系だということを誇示するために編まれたものではないかということです。イザナギ、イザナミの命(みこと)が建国し、アマテラス大御神(おおみかみ)が活躍すると言った話は、僕も断片的に聞いたことがありました。その伝説ゆかりの地が日本各地にあると聞けば、一度は訪れてみたいという気にもなります。古事記には、神武天皇から始まる一連の系図が載っています。その中には様々なエピソードでつづられている王もあれば、あっさり系図だけが記されているだけでその存在が怪しまれている王もいるそうです。しかし、読み進むにつれ、出てくる名前の多さと紛らわしさに閉口してしまいました。昔の人は本当にその名前を呼んでいたのかなあ。

8月23日(Wed): メモ

メモしたい時ってよくありますよね。会議の予定とか頼まれ事だとか、あとはちょっとしたアイデアが思いついた時もそれを書き留めておくと後で役に立ったりします。それをどこに書き込むか。人それぞれ個性が出ます。取りあえず身近な紙に書き留める人。パソコンの周りにべたべた付せん紙を貼る人。几帳面に手帳に書き込む人もいれば、さらに進んで情報携帯端末にインプットする人も、あまり見ないけどどこかにはいるんでしょう。そのどれも、僕は性に合わないんですよねえ。メモをきちんと整理しながら書くのはまどろっこしいし、かといってそこら中に書き留めて後から探すのも嫌です。そこで最近試しているのが、パソコンのアウトラインプロセッサというジャンルのソフトです。大ざっぱに分類しながらメモをちょこちょこっと書き留めることができます。後からきちんと整理し直すこともできますし、文字検索すればメモが行方不明になることもありません。高機能過ぎて使い方が煩雑になってしまいがちですが、思ったよりいい感じです。

8月24日(Thu): 議事録

今日の午後は社外の人をウチの会議室に招いて打ち合わせをしました。僕は会議で話された内容を書き留め、議事録を作成する係を任されました。メモをとる程度ならノートに鉛筆を持って行ってしまいますが、きちんと文書に残すなら後からパソコンで清書することになります。面倒なので最初からノートパソコンを持ちこみました。ただ、僕が使っているのはもう何世代も前の機種です。元々貧弱だったバッテリーはさらに弱まり、コンセントがないとまともに動きません。会議中ずっと電源コードを精一杯延ばして使っていました。今日の会議に来た方も、会議中はやはりノートパソコンを出してメモを取っていました。しかしそれが珍しくMacintoshだったんですね。しかも会議の間中バッテリーだけで動かしていました。ちなみに彼らは京都から来ているのですが、往復の新幹線で使ったとしてもバッテリーは持ちますよということでした。最近のMacintoshはバッテリーの持ちがいいと聞いていましたが、本当なんですね。僕も一台欲しいなあ。

8月25日(Fri): 朝のファミレス

仕事を休んだので、会社に行くかみさんを車で駅まで送り、その帰りに朝ご飯を食べにロイヤルホストへ行きました。店には保育園に行く前らしき母娘のお客さんが窓際に何組がいた程度で、がらがらでした。24時間営業の店でも朝はモーニングメニューになるんですね。その中から目玉焼きとベーコンが付いているものを頼みました。定番なら卵料理はスクランブルエッグしょうが、自宅以外で目玉焼きを食べる機会はあまり無いなあと思って頼んでみたのです。僕好みで黄身が柔らかく、思ったよりちゃんとした卵焼きでした。ところで、料理と一緒に醤油が付いてきました。卵焼きにかけるものは醤油かソースかで意見が分かれるところでしょうが、ここでは醤油が標準なんだと感心しながら、でも僕はコショウがいいんだよなあと思っていました。テーブルの上には砂糖しか置いていませんでしたので、そのまま醤油をかけて食べました。無理しないで頼んで持ってきてもらえばいいんでしょうけど、気が弱いからできないんですよねえ。

8月26日(Sat): 完成!!

今日も朝から暑かったです。今年は平年に比べ真夏日も熱帯夜もずっと日数が多いそうです。今日はウッドデッキの仕上げをしました。もうすっかり着慣れた作業用短パンを履き、日よけ用の帽子を被って庭に出ました。今日の作業は下塗りしたデッキの床面にやすりをかけてから仕上げ塗りです。家の外壁に塗料が付かないようにマスキングをするところから始めました。今日は“地方から”遊びに来ている友達が助っ人です。ペンキを塗るのが大好きというので全面的にお任せしました。下塗りの状態では塗りむらが目立った床板も今日の仕上げできれいになりました。塗装をしている間に、余った木材でベンチを作ってみました。デッキを作るのに比べたら小さいベンチを作るのは簡単です。2脚作ってこれも仕上げ塗装を行いました。これだけの作業をしても、夕方前には全部の作業が終わりました。いやいや長かったデッキ作りもとうとうおしまいです。最後にデッキの上に大の字になって夏の終わりの空を見上げてみました。いやー、気持ちいいなあ。

8月27日(Sun): 池袋へ

アメリカンカジュアルウェアの会員向けアウトレットセールを見に、池袋までぶらぶら出かけました。今日も一日暑かったです。行きは冷房の効いた小田急線に座れたので、すやすや寝ていたらあっという間に新宿に着いていました。こういう時は新宿も近いものだなあと感じます。目的のセールはあまり収穫がありませんでした。秋冬物が多かったので、この暑さではさすがに買う気が起きなかったのです。会場を後にしてから、しばらく人で溢れる池袋の街をぶらぶらしました。夕食をパスタ屋さんで済ませ、スターバックスで一服していた時です。突然急激な下腹の痛みが襲ってきました。とりあえずトイレに駆け込みその場はしのぎましたが、その後も胃がもたれた感じがして、自分でも顔が青くなっているのが分かります。一日人込みにいて疲れていたのでしょうか。少々食べ過ぎただけで、胃の消化がちゃんとできていないようです。帰りの小田急線は新宿から立って来ました。しかしその時間が長いこと長いこと。新宿はやっぱり遠かったです。

8月28日(Mon): 懐かしい実験室

以前一緒に仕事をしていたグループが拠点を移動することになったそうです。3年半前、携わっていたテーマが取りやめになり、僕を含めた半分のメンバーは他のグループにバラバラに移籍しました。その後残ったメンバーで仕切り直して、テーマを一から始めていました。組織変更があって、彼らは海老名にいるグループに統合されるそうです。今月で実験室も引っ越すということなので、僕が残していた物はないかと問い合わせがあったのです。久しぶりに入った実験室はレイアウトが変わり、置いてあるものも様変わりしていました。しかしよくみると当時からあった物がちゃんと使われているのを見て、何だか懐かしくなってしまいました。古いパソコンがあるんだけど、預からないかと言われました。その当時は高性能を誇っていたマシンでも、今となってはもう使い道はありません。残念ですが処分するしかないようです。実験室にあるものを見ると、当時仕事をしていた頃の事を思い出しました。いい思い出も悪い思い出もありましたっけねえ。

8月29日(Tue): エスカレーターに乗る理由

駅のホームにエスカレータを設置するところが多くなりました。通勤で使っている小田急相模原と秦野の両駅にもあります。現代人は運動不足だから、エスカレータを使わずに階段を上りましょうと言われます。それは確かに正しいと思います。しかし僕は大抵エスカレーターを利用します。一つには、自分は決して運動不足ではなく、普段からトレーニングを充分行っていると思っているから。それに、運動したければエスカレーターの右側を歩けばいいのです。最近は関東でも立ち止まる人は左側に寄るという習慣が行き渡ってきましたからね。もう一つは、折角貴重な電力を使ってエスカレータを動かしているのですから、人も乗せずに動いているのはエネルギーのむだ遣いだと感じるからです。僕はいつも地球に感謝しながらエスカレータに乗っているのです。そしてもう一つは、特に朝、電車を降りた後はよく寝ぼけて朦朧としているので、まともに階段を登るのが危ないからです。実は最後の理由が全てなのですが、一応へ理屈を並べてみました。

8月30日(Wed): 会報

スカッシュサークル向けに、毎月会報を作っています。A4サイズの紙にモノクロの写真を添え、練習会の様子や試合の結果などの近況を載せています。サークルも結成一年半近くになったので、最近はその会報を作る手間もだいぶ要領よくなりました。つらいのは書く手間よりネタが無いときです。イベントが少ない月はどうやって誤魔化そうかとあれこれ悩みます。会報はもちろんMacintoshで作っています。ワープロソフトでもできますが、それよりもレイアウトの自由度が高いアップルワークスのドロー機能を使っています。本格的なDTPソフトほど凝ったことはできませんが、手軽に使えるソフトだから飽きずに作り続けているのだと思っています。これと同等なソフトはWindowsにはないのが不思議です。完成した会報は常に持ち歩き、メンバーに会ったらすぐに渡せるようにしています。近い人に封書で送ったら会費が勿体ないですからね。でも実はこれが一番面倒なんですけど、好きで勝手に作っているところもあるから仕方がありません。

8月31日(Thu): エレベータ

一昨日の続きです。エスカレータのみならず、僕は普段エレベータもよく利用する方だと思います。でもエスカレータと違ってエレベータには停電で閉じこめられたり、事故で落下したりという心配もあります。事実、昨日エレベータを作っている工場で、試験中に死亡事故があったそうです。でも便利で楽なものはどんどん利用しなくちゃね。ところで、エレベーターもタイミングが悪いと乗るのに手間がかかることがあります。例えば大きなデパートの1階にいるとき、地下から上がってくるエレベーターが既に満杯だったりします。何台待ってもいつまでも混んでいてたりして。また、そういう混んでいる時にわずか一つ上に上がる為にエレベーターを利用する人がいたり、途中階に止まったのに誰も乗り降りしないときなんかかえってストレスが溜まりますよね。事情はそれぞれでしょうが、やっぱりちょっと考えてくれないかなあと思います。だからこそ、乗った階から降りる階までノンストップで行けたときは気持ちすーっと気分がよくなるんでしょう。

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