しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2000)

7月1日(Sat): 交通整理

夜になると家の近くの県道で道路工事が始まります。昼間も交通量が多い道なのですが、夜になっても渋滞するんじゃいい加減にしてくれと思います。今回の工事では一車線を潰して片側通行にしていました。工事区間の端には交通整理の係がいて車の流れを制御しています。彼らはおそらく派遣会社に雇われている人なのでしょう。交通整理の仕方も一通り学んでいるのだと思いますが、車を運転している立場からすると、もう少し分かりやすい合図をして欲しいです。先日、たまたま通った狭い道に面した家で葬儀をしていました。葬儀屋さんらしき人が何人か家の前に出て、車の整理をしていました。しかし、これが人によって指示が違うんですね。ある人は止まれと言っているのに、別の人はこっちへ進んでこいという仕草をします。どちらを信じていいんだかなあと思って迷っていると、来いと指示をしている人は僕がぐずぐずしていると思ったのか、怒った顔をしていました。そう言われてもねえ。これで事故を起こしても自分の責任ですからね。

7月2日(Sun): オケピ!

三谷幸喜作のミュージカル、「オケピ!」を青山劇場で見てきました。主演は真田広之、松たか子などそうそうたるメンバー。発売開始と同時にチケットが売り切れた人気の作品です。今回のチケットは、インターネットの会員サービスのプレオーダーに応募して当選したものです。確か申し込んだのは4月でしたから、だいぶ待ち焦がれていました。内容はミュージカル作品で演奏を担当するオーケストラピットにスポットを当てたものです。華やかな舞台の下でどんな人間模様が繰り広げられているのか、それを三谷流に面白おかしくストーリーにしたものです。上演時間も3時間を超え、見ているほうもお尻が痛くなりましたが、あっという間に終わったという感じでした。れっきとしたミュージカルですから歌も踊りもそれなりにありました。しかしテンポのよいセリフ回しとあちこちに小ネタがちりばめてあって、見ているほうも気が抜けないのです。上演が終わった後、僕もみんなと一緒にいつまでも拍手をしていました。とても楽しかったです。

7月3日(Mon): メモリ

携帯電話のメモリをバックアップするソフトを買いました。登録してある電話番号を記憶するだけではなく、登録内容の編集やグループ分け、メモリ番号の並べ替えまでできて、それをまた携帯電話に戻すことができます。万が一携帯電話が壊れて、中に登録してある内容が読み出せなくなってもこれで安心です。今では携帯電話を電話帳のように使っているので、中の情報は貴重なのです。この面では流行の情報携帯ツールより便利なのではないでしょうか。また、このソフトは着メロの編集をすることができで、でき上がった曲を携帯電話に送ることもできます。1万円もしないソフトでこれだけのことが出来るのはかなりお得なのではないでしょうか。ところで、僕の使っている機種は、グループごとに着信音が変えられる機能があります。着信音が鳴っただけである程度誰からだか分かるので便利です。バックアップソフトではそこまで対応していなかったようで、今日その設定が全てクリアされていることに気づきました。あららまた設定し直さなくちゃ。

7月4日(Tue): バッテリー

家の近所の知り合いの車が、バッテリーが上がって駐車場から動かないということで、家にあったブースターケーブルを持って助っ人に行きました。すぐに終わるだろうと思っていたのになかなかエンジンがかかりません。そのうちケーブルが熱をもってアッチッチになってしまいました。別の知り合いの車整備屋さんに電話して、どうしたもんだろうと相談したら、ケーブルを太いものにしてみなさいとのこと。しかしそれでも結果は同じ。ケーブルから煙が立ったところで断念しました。明日他の手を考えるということになり、僕は結局役立たずのままその場を辞しました。なにがいけなかったんだろう。熱を持つのは抵抗が高すぎるのだから、ケーブルをもっと太くすればよかったはず。それなら2本のケーブルを並列に繋げばいいんだよと、後で先程の車屋さんに言われました。なるほど。それに互いのバッテリーの正負の極同士をそれぞれ繋いでいましたけど、片方のグランドをボディに接地するする方がいいはずですよね。うーん、技術屋にあるまじき失態。

7月5日(Wed): 天丼

午後から新百合ヶ丘で仕事でした。午前中に会社に行っても慌ただしく移動しなくてはならないので、前半休を取りました。お昼はおださがの駅前に最近オープンしたチェーンの天丼屋さんで食べました。僕は天ぷらも好きですが、タレがかかってご飯に乗った天丼も好きです。それも大きな海老がどでんと乗っているより、色々な具がたくさんあったほうがいいです。とうことで、今日は野菜丼を頼みました。値段は普通の天丼と同じ490円です。安いですね。学生時代、大学から歩いて行けるところにカウンターだけの天丼屋さんがありました。500円という値段の割には豪勢なので、貧乏学生には人気でした。ただちょっと自分には油が合わなかったのか、よくそこで食べた後お腹を壊した覚えがあります。安いから仕方がないと思っていましたけど、今日の店はそれより安いのだから何か不思議な感じです。幸い、今日は油に当たることもなく、美味しく頂きました。ただタレがちょっとしょっぱかったのか、後でのどが渇きましたけどね。

7月6日(Thu): 自動料金支払機

有料駐車場も無人の支払機を置いているところが多くなりました。駐車券は車の運転席から取りやすいような位置から出ます。たまに、車を充分に機械に近づけることができず、体を乗り出して取っている人もいます。それでも機械に鼻先をぶつけるよりはましでしょうか。出る時は駐車券の他に割引券やら現金やらを入れなくてはなりません。ただし入れる場所がそれぞれ違うので、慌てていると入れそこねることがあります。お金を車の外に落としたりすると悲惨ですから気を付けましょう。この類いの機械では、小銭のほかに千円札を受け付けてくれます。今日、駐車場を出る時、機械の直前まで来て一万円札しか持っていないことを思い出しました。払う料金は100円でしたが、無いものはない。仕方ないので、後続の車がいないことを確認して、バックしてスロープを上り、駐車スペースまで戻りました。車を降りてコンビニでお金を両替して、ようやく外に出ることができました。駐車場を出るときはちゃんと小銭があることを確認しましょうね。

7月7日(Fri): 新築現場

家から会社までの通勤経路に新築現場が2つほどあります。一つは家のすぐ近く。かつてアパートが建っていた細長い跡地に2軒を対称的に建てています。今は上棟が終わってこれから屋根を張ろうかというところかな。しかし、工事を請け負っている工務店は度胸がいいというのか、無頓着なのか。現場の周りに柵を巡らさないので、誰でも現場の中に簡単に入ることができてしまいます。先日も柱にする材木を野ざらしで置いてありました。昨日などは電気ドリルが放ってありましたが、大丈夫なんでしょうか。もう一つの現場は会社のバス発着場の隣。ずっと前から空き地だった30坪程の土地にとうとう家を建てるようです。こちらはまだ基礎工事をしていて、溝を掘って砂利を敷き終わったところです。しかし、ここの建て主は隣に朝晩頻繁にウチのバスがやって来るのを知っているのでしょうか。しかも家の南側がバスの発着場ですから、天気がいいからとリビングの窓を開けると、バスを待って行列を作っている僕らが見えるのです。

7月8日(Sat): 台風

台風3号が関東を直撃しました。上陸こそしませんでしたが、千葉県沖をかすって行ったそうです。天気予報では夜更けに近づいてくるということでしたので、昨日は早めに家に帰って静かにしていました。今日の朝、ものすごい風が吹いていましたね。家の周りは大雨で川が溢れるとか土砂崩れとの心配はないので、怖いのは強風です。ベッドの中から何か飛ばされやしないかと心配していました。お昼ころ起きたときには、もうすでに台風は過ぎ去って、台風一過の晴天とまではいかないものの、太陽が顔を覗かせていました。おそるおそる庭を覗いてみると、庭の周りに立てていたラティスの一部が傾いていました。強風にあおられれて耐えきれなかったのでしょう。ちょうど花壇を作って地面を固めていなかったところが特に傾いていました。これはすぐに修正できました。それから外に出しておいた空き缶入れが飛ばされていました。その程度の被害で済んだようなのでよかったです。まあ、何にしても家そのものが何事もなかったのがよかったです。

7月9日(Sun): 台湾

この週末3回もテレビで台湾特集を目にしました。しかもそれが全部タレントの渡辺満里奈さんが絡んでいます。たまたまなのかな。台湾は日本から飛行機で3時間程度で着くので、気軽に出かけることができるそうです。成田まで時間をかけて行くよりは、羽田から出ている便を利用するのがいいと言っていました。彼女はこの1年半で5回も訪れるほど台湾にはまっているとか。北京語も勉強して、かたことの会話もできるようでした。見た番組の一つは5万円で行く週末台北1泊2日の旅というものでした。午前中に日本を発って台湾でお昼を食べ、中国茶を飲んで、足裏マッサージをし、夕ご飯を食べ、ライブハウスに行って、夜には地下街にいる占い師のところへ行く。なかなか精力的に動き回っていました。ただ飲み食いしていた物価はさほど安くありませんでしたね。中でも一番の贅沢品だという特別スープは一人前12000円もしていました。日本にも台湾料理を食べさせる店はたくさんありますが、やっぱり本場は美味しいのでしょうね。

7月10日(Mon): 危機管理

大手牛乳会社の製品に製造工程のミスにより雑菌が混入したという事件が明らかになりました。タンクの洗浄を充分に行っていなかったことが原因で、製造工程の管理もかなりずさんだったと言われています。ただ問題はそれだけで済まず、会社側の後手後手の対応が事件を広げています。最初の報告を受けて会社の上層部は何を考えたのでしょうね。消費者のことよりも自分の立場の保持を優先したのではないかと解説している人がいましたが、確かにそんな気がしないでもありません。今回の事件も日本人の危機管理の欠如を感じ無いわけにいきません。今現在、その会社の該当製品は店頭から回収されています。たとえ今回の事故には関係ないと製品だとしても、その会社には信用が置けなくなってしまいました。会社自体にも打撃でしょうし、末端の販売店にしては死活問題だとも言われています。自分の会社は大丈夫だろうか。それだけではなく自分自身、何か危機的な状況に直面したときに適切な判断ができるだろうか。他人事ではありません。

7月11日(Tue): 説明員

一日幕張の展示場へ出張でした。展示会に出しているポスターの説明員です。展示会の会期は4日ありますので、グループのメンバーが交代で担当することになっています。初日の担当として僕が行くことになったのでした。取りあえず、大変なのは朝10時前に幕張に行くこと。朝のラッシュの中、ほとんど座れることのないまま慣れない電車に揺られ、2時間程かかってようやく到着しました。すでに疲れを感じつつも、ブースの様子を確認して、いざ説明開始です。展示会の開催時間は朝10時から夕方5時。ひっきりなしにお客さんが来ることはありませんでしたが、その時間中は昼休み休憩以外はずっと立ちっぱなしでした。お客として展示会に行った場合、会場内を歩き回り、話を聞いたりカタログを集めたりしてかなり疲れます。しかし今回のように、ずっと同じところに留まっているのも実はものすごく疲れるのだということが身にしみました。最後は足が棒のようになり、腰にも負担がきていました。家に帰り着いたときにはくたくたでした。

7月12日(Wed): 幸せらしきもの

本を買うときよくエッセイを選びます。僕がエッセイに期待するパターンは二通りあって、一つは自分の知らない考え方や体験を教えてくれるもの。人生の先輩の貴重な意見を参考にさせていただいたり、ある道のエキスパートの身近な話を読むと自分の視野が広がります。自分が実際に体験できることなんてたかが知れていますからね。もう一つは自分と同年代の身近な話。「そうそうよくある」とか「懐かしいなあ、子供の頃よく遊んだよね」というような、自分が意識していなかったことを思い出させて貰えるものです。原田宗典さんの表題のエッセイは、同年代と言っては失礼ですが、かなり経験的に共感できることがありました。幸せは大げさなものではなく、身近にたくさんあるじゃないか。小さな不幸の裏返しは幸せなんだよという話で溢れています。度忘れして気持ち悪い思いをした後、ふと思い出したときの快感とか、痛みを感じてようやく気づく、健康であることの幸せなどなど。自分は多くの幸せに囲まれているということに気がつきますよ。

7月13日(Thu): 備蓄品

会社の敷地内には災害用に水や食料などの備蓄品が準備してあります。しかしそれらも品質保持期限があるので、買い替え時には従業員に無料で配られます。先日もパンと水が配られていたので、取りあえず貰ってきました。しばらく机の上にほったらかしにしていたのですが、せっかくなので味わってみることに。水の方は冷やすことなく常温で飲みました。災害時に冷蔵庫から水を取りだすことはないですからね。でも、なんというか、硬度が高いのかな。あまり口にあいませんでした。パンの方は缶詰めになっていて、開けると一見ふっくらしたパンが現れます。昔からある乾パンとは違うようです。原材料にはレーズンやらオレンジピールも含まれていて、なかなか美味しそうです。しかし品質を保持するために油を大量に使っていることと、缶の中に長時間詰め込まれていたせいで、風味は全然ありません。ただ、お腹の足しには充分なりました。災害時に贅沢は言っていられませんが、できればこれを食べなければならない事態になりませんように。

7月14日(Fri): 散歩

久しぶりに会社から駅まで歩きました。最近会社のバスが橋の工事を避けるためにルートを変えたので、一体どんな工事をしているのか見てみたくなったのです。それに陽が落ちるのが遅いこの時期は、散歩するには散歩には持って来いです。会社からまっすぐ駅に向かうと、途中に大きな団地があります。その中の公園を通りながらとぼとぼと歩きました。ずいぶん前、やはり同じように会社から駅まで歩いたときに、この公園から変なところに迷い込んで最後は工事現場の中を突っ切って脱出したことがありました。今回はあまり深入りせずにバス通りに出て、無難に大通りに出ました。問題の工事の場所は川岸の整備をしている箇所らしいです。今日はもう工事をしていませんでしたが、工事車両が出入りすると周辺の道が渋滞しそうだということは分かりました。駅についたのは歩き出してかれこれ1時間が過ぎた後。梅雨明け前の曇り空と言っても湿気が高く、駅についたときにはかなり汗ばんでいました。これだけの散歩でも結構疲れるものですね。

7月15日(Sat): エアコン

梅雨も終わりに近づいて、暑い日々が増えています。気温はそれほど高くなくても湿度が高いと不快ですよね。電気代の心配もありますが、最近は我慢できなくてすぐに家のエアコンのスイッチを付けてしまいます。夜寝るときはとりあえずタイマーをかけますが、止まった後でも目が覚めるとまた寝ぼけまなこでスイッチを入れているようです。エアコンを付ける時は部屋の扉を全て閉めますから、エアコンが止まると急に暑くなるからでしょう。さずがにまだ熱帯夜にはなりませんから、冷房にするか除湿にするかでよく迷います。冷えすぎで風邪を引くのもばからしいですからね。ところで、ウチのリビングは吹き抜けになっているので、冷暖房の効率が良くないだろうと心配していました。しかし意外と1階の部分は冷えますね。暑い空気は上にいきますから大丈夫なんでしょう。逆に吹き抜けの上の部屋はとても居られませんけどね。車に乗っても燃費が悪くなるのを承知の上でエアコンをよくつけます。エアコンを手放せない季節がやって来ました。

7月16日(Sun): タイヤ

今日も暑い一日でした。町田の友達の家に遊びに行きました。日中ずっとマンションの前に車を止めていたので、帰るときの室内はサウナのようです。ところで、その時ふと、後輪の空気が随分と抜けていることに気がつきました。そのままでは不安なので、すぐにガソリンスタンドに行って空気を入れました。完全に抜けているのではないのでパンクじゃないようです。しかしよくタイヤを見るとひび割れが目立ちます。新車で買って以来5年半。実は後輪は一度も替えていないのです。おそらくゴムが劣化してしまったのでしょう。これはすぐに買い替えたほうがいいかなあと思い、その足で日産座間工場跡にできたカーアクセサリ屋さんに行きました。店の人に見て貰うとこれはもう替えたほうがいいという返事。まだ大丈夫ですとは言わないだろうとは思いつつ、結局店員さんの言われるままに4輪とも交換しました。新しいタイヤはなかなかいいです。ハンドルも軽いし、足回りが軽くなった感じがします。これで少しは燃費もよくなるかな。

7月17日(Mon): 着メロ

携帯電話の着信音をメロディにする機能もかなり一般的になってきました。お気に入りの曲をダウンロードするサービスや、ホームページで自作のメロディを紹介する人も増えています。電話機の方も3和音が同時に鳴らせる位は当たり前で、今度は16和音が出るものまで発売されるそうです。でも着メロのだいご味は、音の数や音階が限られた中でいかにしてそれと分かるメロディを鳴らすかだと思いますけどね。いくら長い曲を作っても、実際に着信時に鳴るのはほんの頭の部分だけだったりします。そこがもどかしく、かつただの自己満足にしか見えないところでもあります。ところで、街中で他の人の着信メロディが鳴ると、イントロクイズみたいに今のは何の曲かと考えてしまいませんか。オリジナルの面白い曲が流れると、やられたと思ったり。たまに、なかなか鳴り止まない着メロがあります。いい加減に取ればいいのにと思っていると、つい最近音を替えた自分の電話だったりして。着メロの欠点は、えてして電話だと気づかないところなのです。

7月18日(Tue): 本と喫茶店

久しぶりに会社帰りに本屋でまとめ買いをしました。電車で読む適当な本が見つかった後、ついでにうろうろしているうちに、いつの間にか何冊かを手にしていたのです。袋に入れてもらって店を出ましたが、こういう時は早く中を見たいと思いますよね。適当な喫茶店に入るのがベストな選択でしょうか。かみさんと帰りの時間が合ったので、そのまま駅で待ちあわせて駅前のシャノアールへ行きました。もっと本格的な店もありますけど、今日は珈琲を飲むのが目的ではないので値段が安くて広い店の方が都合がいい。夕食前にもかかわらず、パフェなぞを食べながら買ってきた本をパラパラめくりました。自分のが選んだ本を前にするのは御馳走が目の前に並んだ状態と同じですね。小さな幸せを感じました。周りを見るとこの時間でもそれなりにお客さんがいました。近くにあるファミリーレストランの様に騒がしくないので、ここは静かに本を読んだり話をするのにいい空間かもしれません。これで珈琲が美味しかったら言うことないんですけど。

7月19日(Wed): 携帯電話とメール

携帯電話が通話以外の面でよく使われるようになっています。NTTドコモのiモードはあまりにも加入者が増えたためにアクセス不能になることも多いらしいですし、それに追いつけとKDDIグループのEZ Webもコンテンツを増やしているそうです。携帯電話を使ったメールの機能も充実してきました。以前は各社バラバラのシステムでしたが、インターネットメールを携帯電話でやり取りできるようになってから格段に便利になりました。会話をするよりメールを出す方が多い人もいるでしょう。そういう人たちを親指族と呼ぶのだそうです。今日、朝の電車で女子高生の会話が耳に入ってきました。誰それから遊ぼうって言われて、今日遊ぶことになったという話を友達にしています。相手は男友達らしいです。みんなと遊ぶのかそれとも二人でかと聞いたら、どっちでもいいけど俺は二人がいいと言われたんだとか。それって電話で言われたの?と別の娘が聞くと、いやメールだったと答えます。最近はデートを誘うのもメールで済ませてしまうみたいです。

7月20日(Thu): フェイント

スカッシュは、初級レベルを卒業すると力だけで押すだけではなかなか勝てなくなります。次のレベルではドロップやロブといったタイミングを外すショットを取り混ぜて、相手を走り回すことが必要です。これはスカッシュに限りませんよね。相撲でも引き技があるから闇雲に押すことが出来なくなるんですし、野球だってバントヒットで相手のペースを崩せることもあります。そういうレベルになるとまた面白さが増してくるんですけど。スカッシュでは、チャンスボールが来るといくつかの攻め手が選択できます。相手にとっては、想定されるショットの中から相手の性格や体の動きを見て、山を張りながら身構えなければなりません。狭いコートですから初めの一歩目をいかに早く出すかがポイントになるのです。だんだん慣れてくると、強打するように見せかけてドロップを打つような、フェイントを使うようになります。これに引っ掛かった時はかなり悔しいです。スカッシュは性格が悪い方が強いとしばしば言われるのですが、それがそのゆえんです。

7月21日(Fri): New Macintosh

昨日、ニューヨークで恒例のMacintoshの展示会が始まりました。今回も新しい製品の発表があるだろうと、事前にいろんな噂が流れていました。いざフタを開けてみると、今回はデスクトップ機種にいくつかの新製品が出ました。プロ向けのPower Macintosh G4は上位機種がCPUを2つ持ち、演算能力がより向上したそうです。またコンシューマ向けのiMacは性能がアップした他に、またまた新色が増えるそうです。今回の中ではセージと呼ばれる濃いめの緑色がいいですね。そしてもう一つ、それら2つの間に位置づけられるPower Macintosh G4 Cubeが発表されました。トースター程の小型の筐体に、最新のテクノロジを詰め込んだMacintoshです。省スペース型のパソコンが流行ってきたことに対するAppleなりの解答だそうです。何の物まねではないオリジナルのデザインを見たとたんに、思わず欲しいと思ってしまいました。パソコンにデザインの重要性を実証してみせたのはAppleですが、今回も期待を裏切らずやってくれました。うーーーん。欲しい。

7月22日(Sat): サミット

沖縄で先進国首脳会議が行われています。アメリカやロシアを始めとする各国首脳が集まって、何やら会議をする恒例行事らしいです。しかしいきなりお偉方が集まって短い時間の中で話し合いをしたからと言って、熱のこもった議論が繰り広げられたり画期的な結論が出るあるはずはありませんよね。あらかじめ決められたシナリオに沿って、全世界に向けたメッセージを発する場ななんでしょう。ですから他に抜けられない会議があってもとりあえず顔を揃えなければ意味がありません。クリントン大統領もギリギリのスケジュールで駆けつけています。ホスト国の日本にとっては、その準備に怠りはありません。安室&小室の記念ソングが象徴するように、故小渕首相の頃から着々と準備が進められていました。首脳にしたら、この暑い中スーツ姿でイベントを観るんですからご苦労さんなことです。この一時期、日本中に沖縄ブームが起きていますよね。とりあえず、ウチでもサミットで採用されたという泡盛を買って飲みました。とりあえず記念ですから。

7月23日(Sun): ある日の午後

とにかく暑い一日でした。こんなときは涼しいところに逃げ込むに限ります。外を歩くのも嫌なので、午後から車で新百合ヶ丘に行きました。そこで出先から戻って来るかみさんと待ち合わせをして、買い物を済ませてからお風呂に入ってノンビリしようという計画です。買い物を済ませたところで早めの夕食を取ってしまおうと、近くの焼き鳥屋さんに行きました。昼間はランチ向けにそばを出している店です。会社の研修で新百合ヶ丘に来るといつも気になっていたのです。まだ早い時間なのにそれなりに人が入っていました。カウンターに座ってビールを頼み、いくつか焼き物を頼みました。お通しには生のキャベツが丼に入ってドカンと出できます。ちょっと面食らいましたけど、味噌ダレに付けながら食べるとなかなかGoodでした。炭火を使った焼き物も美味しかったです。いい気分で店を出て、ようやくスーパー銭湯フライツァイトへ。サウナに入って汗を流し、露天風呂で頭を冷やして出てきました。思いがけず充実した午後のひとときでした。

7月24日(Mon): Matrix

少し前に流行った映画をDVDで見ました。例のごとくウチではパソコン画面でしか見られませんので、かみさんは食卓の椅子をディスプレイの前に3つ並べ、無理やり寝転がっての鑑賞です。僕はパソコン用の椅子に座り、机の上に行儀悪く足を乗せて、踏んぞりかえって見ました。とても他人様には見せられない姿です。ここで書いてりゃ同じことだけど。さて映画の内容は、はっきり言ってよく分かりませんでした。あらすじも前評判も知らずに見たからかもしれませんが、途中までどうしてこの映画をみんな面白いと言うのだろうとかと不思議でした。「人工知能が発達して地球を支配するコンピュータに、人類を救う救世主となる人を探しながら戦いを挑む話」と要約したら間違ってますか?現実と仮想の境界をあやふやにして、それがMatrixなのだと言っていたような気がします。今風の映像技術を駆使した壮大な映像が広がり、主人公であるキアヌリーブスも格好良かったです。でもやっぱり、そんなに面白いですか?旬な時期を外して見たからかなあ。

7月25日(Tue): 表参道

都内へ出張でした。神宮の秩父宮ラグビー場の隣で行われている展示会です。ラグビーの試合を見に行ったことは今まで何回もありますが、シンと静まった競技場を見るのは初めてです。今年もまた寒い時期に熱戦を見にくるだろうと思いながら、隣の建物に入りました。お昼は近くで済ませなければなりません。時間に多少余裕があったので、ぶらぶら歩いて表参道へ行きました。表通りから一つ裏に入った店で、炭火で焼いたカルビ焼きが付いた日替わりビビンバ定食を食べました。850円でした。その後まだ時間があったので、近くの大坊珈琲店へ。ここは深煎りの珈琲を出すので有名なお店です。丁度店長がガスコンロで焙煎をしているところで、店中に珈琲の煙が充満していました。ここでは濃厚に抽出したモカ珈琲を頼みました。一杯700円です。お昼代とそんなに変わらないと思うかも知れませんが、珈琲好きには関係ありません。今日はここに寄れただけでもよかったです。ところで、今日は何しに来たのでしたっけ?慌てて会場に戻りました。

7月26日(Wed): 青山

昨日に引き続き今日も神宮へ出張でした。昨日より一本遅い電車に乗ったのですが、それだけで電車の混み具合が全然違うんですね。そのお陰で今日は相模大野から座ることができました。午前中のセッションが終わり、今日のお昼は雨の中少し歩いてトンカツの有名な店「まい泉」本店に行きました。箸でも切れると言われる柔らかいトンカツを、お昼は850円で食べることができます。とてもおいしゅうございました。僕が行ったときはまだ空いていたのですが、店を出るまでにどんどんお客さんがやって来て、最後は長い行列ができていました。ちょっと気分良かったです。午後の休憩時間にも青山近辺を散歩しました。ぶらぶら歩くと細か店がたくさんあって面白かったです。さすが神奈川の田舎とは違います。初めて聞くスポーツクラブもありました。スカッシュコートもあるそうなので興味があったのですけど、あまりに高級そうなんで中を見学するのも気が引けてしまいました。通勤するのは大変でしょうけど、この辺りで働けたら楽しそうですね。

7月27日(Thu): インターネット初心者

これだけインターネットの話題が世間を賑わせ、また一方でパソコンの値段が安くなっていますから、自宅でパソコンを使う人も増えているそうです。実際僕らの周りにもここ数年でパソコンを買った人はたくさんいます。でも最初は取っ付きにくいですよね。最近パソコンを買った友達も最初は何を買えばいいのか全然見当が付かないと言っていました。少しポイントを説明したら、結局ノート型のパソコンを買ってきました。初めて電源を入れたときオンラインのユーザー登録がうまく出来なくて大騒ぎしましたが、取りあえず一通り使えるようになり、次はインターネット接続ということになりました。クレジットカードを持っていなかったのでその手続きから始まり、その後適当なプロバイダに入会して、メールアドレスの取得までなんとかできたようです。初心者でも、耳慣れない言葉がたくさん出てくる面倒な手続きをできてしまうんですから時代は変わりましたね。そして今夜、うまくいけばメールが届くはずなのですけど、さてどうでしょうか。

7月28日(Fri): 草むしり

今日から夏休みです。今年の夏休みの目標は庭にウッドデッキを作ることです。一週間でできるかどうか分かりませんけど、なんとか完成の目処が付くくらいまでにはこぎつけたいです。本格的に始めるのは週明けの予定なので、今日は伸び放題になっていた庭の雑草を抜くことにしました。昨日雨が降ったので地面が軟らかくなって抜きやすいはずです。でも、しばらく見ないうちにいろんな草が生えるもんですね。猫じゃらしなんて今まで無かったのに、いつの間にかたくさん生えているんですよ。それから今までは比較的背の高い草が多かったのに、今は地面に張り付くような草が増えています。雑草は根っこから抜かないとまたすぐに大きくなってしまいますが、そういう背の低いタイプは簡単に抜くことができないんですよね。それからもう一つつらいのは、たくさんの蚊が寄ってくることです。虫よけスプレーがなかったので、文字通り出血大サービスです。しばらく寄りつく蚊を追い払いながら頑張りましたが、ついに途中で断念してしまいました。

7月29日(Sat): 合宿へ

昨年に引き続き、浜名湖畔までスカッシュの合宿に行きました。今回はいつも練習会でコートを使わせてもらっているクラブと合同です。そのクラブが持っているマイクロバスに乗って総勢16人が東名高速を西へと向かいました。しかし時は夏休み。ニュースでは高速がかなり渋滞しているという情報が流れています。かつて、東名高速の渋滞の名所は伊勢原バス停付近でした。ここは地形的に緩い上り坂のカーブで、無意識の内にスピードが上がってブレーキを踏みやすい箇所でした。前車のブレーキランプが灯ると自分もつられてブレーキを踏んで、それが積もり積もって起きるという有名な自然渋滞の典型的な場所でした。しかし、拡幅工事で片道3車線になってからは見事に無くなりましたね。変わって今は大和バス停付近が渋滞の名所になりました。ウチから一番近い東名のインターは横浜町田です。しかしそれだと大和バス停を通らなくてはならないので、厚木インターから乗ることが多いです。今回も厚木から乗ったお陰で、大した渋滞にかかわらずに済みました。

7月30日(Sun): 白焼き

浜名湖の名物と言えばやはりウナギでしょう。地元では白焼きにしてニンニク醤油で食べることが多いそうです。合宿が終わって帰途につく前に、今年もみんなでウナギ屋さんに行きました。僕はうな重のタレがかかったご飯が好きです。ウナギが無くてもそのご飯だけでも食べたいと思います。ですから蒲焼きはタレとご飯が別々になるので好きではないし、タレそのものを使わない白焼きなんて昔はもっての他だと思っていました。しかし焼き鳥もたれ焼きより塩焼きの方を好むようになり、さっぱり塩味のラーメンもいいよねなんて言うようになった最近は、ウナギの白焼きも美味しいと思うようになりました。素材そのものの味が引き立つんだよななんて分かったようなことを考えながら、ニンニク醤油をべたべたつけていただきました。満腹になった後はひたすら帰るだけです。今回は車の運転もなくてラクチンでした。しかし行きと違って道中は自然渋滞に事故渋滞。家に帰り着いたのは12時近くになってしまいました。

7月31日(Mon): 軽トラック

庭のウッドデッキに使う木材を買いに行きました。3mを超えるいわゆるツーバイフォー材を全部で60本程使う予定です。それだけの大荷物をウチの車で運ぶことはできませんから、何らかの手を考えなければなりません。材料を買ったホームセンターの店員さんと相談したところ、店の貸し出し用軽トラックで運ぶのが一番安上がりだということになりました。ただし一度に全部積めないので、2回に分けて運ぶことにしました。ホームセンターから家まで片道30分程の距離です。炎天下、エアコンのない軽トラでの行き来は結構つらいものがあります。荷物の積み下ろしも自分たちでやらないとなりませんしね。今日は風の強い一日でした。途中の周りに障害物が無く風が吹き抜ける道路で、荷台にロープでくくり付けていた木材がかなり暴れました。荷崩れして後続車にぶちまけないかとか、風に煽られて車が横転しないかとか、夏の日差しのせいだけではなく冷や汗もかきながらの運転でした。でも軽トラは視界もよく、運転しやすいから面白いですね。

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