しのぶの戯れ言

日々の出来事から(2000)

6月1日(Thu): 定期

駅の改札を通るときには切符や定期券が必要です。それをいつ頃から手に持って用意するか。性格が現れるような気がします。せっかちな人は例えば電車が停まるはるか前から手に握りしめていることでしょう。のんびり屋さんは改札の前に来て、はて、どこにしまったっけ何て探し始めるかもしれません。僕はどちらかと言えばせっかちな部類でしょうか。改札に上がるエスカレーターに乗っているときに用意することが多いです。直前に焦って取りだすと思わず左手で切符を持ってしまい、自動改札に投入しにくい体勢になってしまうので、余裕を持って行動しているつもりです。ところで、自動改札に切符や定期を入れるとき、向きが関係するかどうか御存知ですか?小田急線の場合精算機はだめですが、自動改札は大丈夫です。ですからいつも僕は定期の裏の黒い面を上にして改札に入れています。前後の人の定期と間違えることがないから分かりやすいのです。だからと言ってみんながみんな真似をしたら意味がなくなるので、ここだけの秘密ですよ。

6月2日(Fri): セミナー

新横浜で行われた某メーカーのセミナーに参加しました。その会社の製品のユーザーを集め、新しい技術や新製品を紹介し、これからもどんどん使って下さいね、という主旨のものです。参加費はもちろん無料。さすがにお昼ご飯まで付くとはいきませんが、飲み物くらいは出ます。セミナーの最後に抽選会で同社の製品が当たるというおまけが付いて、うがった見方をすれば、怪しげな宗教団体の勧誘のようにも思えます。今日の会場はホテルの宴会場でした。もちろんいつもの社員食堂はないので、お昼には外に出て適当な店を探さねばなりません。サラリーマンが多い街ですので、ぼやぼやしてると食いっぱぐれます。こういうときの決断力に全く自身がありません。しかし、今日は珍しくたまたま目に留まった炭火焼き牛タンの店にすっと入りました。夜はお酒を飲む店だと思いますが、昼時はランチを出しています。牛タン焼きに麦飯ととろろとテールスープが付いた定食を頂きました。いつものお昼代の倍以上はかかったけど、美味しかったからいいや。

6月3日(Sat): 消化試合?

またスカッシュの試合でした。我ながらちょっとエントリーしすぎの気もします。今回の試合は全日本ランカーが出場するオープンクラスがあります。参加人数も多いので、予選は金曜日から行われます。僕が出るのはフレンドシップというクラスで、こちらはいつものローカル大会とレベルは変わりません。僕の試合は夕方からでしたが、昼頃からオープン大会の本選を観戦に行きました。全日本のトップクラスの選手同士の試合を生で見られる機会はあまりありません。ボールのスピード、一瞬の判断、正確なショット。どれをとっても僕らとはレベルが違います。しかし頭の中にそういうイメージが入っただけでも見に行ってよかったです。その後僕らの試合が始まりました。しかし時間が押していたせいも合って、試合の予定会場が二転三転としました。まあオープンからすれば消化試合みたいなものですからしょうがないかな。僕の試合が終わったのは夜10時。その後打ち上げに行って終わったのが1時。でもビールが美味しかった。

6月4日(Sun): プリンタ

最近のコンピュータの流れとして、レガシーフリーと呼ばれるように、旧いインターフェースが無くなる傾向にあります。例えば周辺機器はUSBやFireWire対応の物が多くなっていますし、Macintoshではかつて標準で付いていたSCSIもなくなりました。新しくて便利なものに替わるのは歓迎です。しかし持っている周辺機器が新しい機種で使えなくなるのが困ります。ウチではSCSI接続のMOとプリンタとスキャナを持っていました。メインマシンをG4にしても、それらの機器は昔のマシンで使っていました。しかしいい加減それでは不便なので、G4にSCSIボードを増設することにしました。最優先しているのはプリンタです。メーカーのホームページや雑誌の記事を見て動作確認されているものを買ってきました。さっそく動かしてみたのですが、通信がいまいち不安定なようで、印刷が途中で止まることがしばしば。設定を替えたりケーブルを短くしたりしてあれこれ試しています。プリンタはまだしも、MOとスキャナは一緒に使えないかもしれません。

6月5日(Mon): 総理と呼ばないで

何年か前、三谷幸喜脚本で主演の田村正和が総理大臣に扮する「総理と呼ばないで」というドラマがありました。史上最低の支持率を更新し続ける内閣の長である田村正和は、政治的にも家庭的にもだらしなく、回りのブレーンの活躍でなんとか総理の椅子に座っているという設定です。軽はずみな行動が毎回大事件となるという話でしたが、古畑任三郎で当てたコンビのドラマの割には視聴率はいまいちだったように記憶しています。今になってどうしてこんなことを思い出したかというと、現在の森総理大臣がそのドラマの主人公にダブって見えるのです。悪気はないのだけど、ふと口にした言葉が大騒ぎを引き起こし、取りあえず釈明しろだの謝れだの言われて頭を下げる。それでも支持率はどんどん下がる一方。本当は大臣なんてやりたくないんだよ、と思っているかどうかは分かりません。しかし、どさくさ紛れに回ってきた総理の椅子がこんなにも面倒くさいなんて思わなかったというのが本音ではないかと想像しています。いかがでしょう。

6月6日(Tue): マンネリ

どうも最近生活パターンがマンネリ化している気がします。わくわくするような刺激もないし、面白いことがないなと感じることが多いのです。でも冷静に考えると一日中仕事に追われている訳でもなく、週末もそれなりにやることがあって、暇なわけでもありません。それでも何故か時々ふと空虚な感じを抱くのはどうしてでしょう。人と対面しているときはそうでもありません。仕事をしている時とか、スポーツクラブにいる時とかはむしろ楽しいのです。一人でいる時に落ち込むことが多いようです。突然車のアクセルを無意味に踏み込んでみたり、食欲がなくなったり。そんな自分に腹が立って、さらに落ち込んでしまうのです。もしかしたら躁鬱病の気があるのかしら。今の生活を全く変えて、全然違うことをしてみたいと思ったりもします。5月病なんて言葉が流行った時期がありましたが、今、僕がまさにそんな感じです。そろそろ梅雨入りになる季節です。でもすっかり気分は湿りがち。何か気がぱあっと晴れるようなことが起きないかなあ。

6月7日(Wed): カード

いろんな買い物をクレジットカードで済ませることのできる世の中になりました。最近ではスーパーの買い物もカードで済ませることができます。カード破産などの心配もある一方で、現金を持たずに買い物ができるのはやはり便利です。僕も何枚かカードを持っています。インターネットの支払いなどの他はたまに大きな買い物で使うくらいです。いわゆるキャッシングに使ったことはありません。でも急に現金が必要になったときなど、下手に銀行の口座から下ろすと手数料を取られますよね。すぐ返す当てがあるのなら、むしろお金を借りてしまったほうが安く上がるらしいです。ところで、このキャッシングをするのに暗証番号が必要です。カードを作るときに必ず書いているはずです。でも使うことはないだろうと思っていますので、何を書いたか覚えていませんでした。今日、新幹線の切符を買うのにJRカードを使いました。窓口でカード払いだと言うと、暗証番号を打てとテンキーを渡されました。はてなんだっけ?ちょっと焦ってしまいました。

6月8日(Thu): パソコン復旧

会社のパソコンのハードディスクが壊れました。でも以前からおかしかったので覚悟はできていましたし、デモ用マシンなので中に大切なデータはありません。壊れたディスクを交換してソフトを入れ直せば元通りです。と言葉で言えば簡単ですが、実際の作業は面倒くさい。しかし放っておくわけにもいかないので、中古のディスクを持って展示室へと向かいました。まずは本体を空けてディスクを交換し、コネクタを付け替えます。こういう作業で指を軽く切った人が社内でいたらしいです。職場災害にはことさら敏感な会社なので、その程度のことでも一年くらい騒がれますから気を付けないとね。その後はOSと拡張ボードのドライバ、そしてアプリケーションソフトのインストールです。なにせ昔のマシンですから、どんな拡張ボードが刺さっているのか、そしてそのインストールディスクがどこにあるのか覚えていません。社内をあちこち探し回った末に、ようやく無事に動き出しました。ふと気づくと、それでほとんど一日が終わっていました。

6月9日(Fri): 出張

今日は京都へ出張でした。朝10時に現地の会社で打ち合わせがあり、それに間に合うように行かねばなりません。前日から行って泊まればとも勧められましたが、朝の新幹線で行くことにしました。新横浜から京都までひかりで2時間半。いつもの朝より早起きになっても、乗ってしまえばこっちのものです。ぐっすり寝ている間に京都に着きました。それにしても10年ぶりかなあ京都に来るのは。まず、新しくなった駅ビルがそびえ立っているのに驚かされました。午前中の打ち合わせを終えたら仕事は終わりです。そのまま会社に戻っても夕方になるので、そこで業務終了となりました。一緒に打ち合わせに行った人と、お昼を食るついでに少し京都観光をすることにしました。夕方の新幹線で帰るつもりだったので、近場の紅葉で有名な永観堂、そして石川五右衛門の「絶景かな」という言葉で有名な南禅寺に行きました。あいにくの雨模様だったのは残念でしたが、雨に濡れた新緑が奇麗で、京都の情緒を楽しめました。もっとゆっくり来たかったな。

6月10日(Sat): 記念日

昨日は満7年の結婚記念日でした。つき合い始めてから数えるともう17年位になるでしょうか。考えてみるとこれまでの人生の丁度半分ということになります。長いですねえ。でも、個人的な問題だと思うのですが、近ごろ現状にあぐらをかいているなあと感じることがあります。結婚して、自分の家ができて、仕事も一応順調だし、自分の時間もちゃんと取れている。こう言うと怒られてしまいそうですけど、でも、なんというか、ハングリー精神とか好奇心とかをくすぐられるような出来事が少なくなったのです。周りの友達はそれぞれに新しい環境に身を置いて輝いて見えます。自分だけが取り残されているような、そんな気分になるのです。人生は無常なりとよく言います。現状に満足しても、ずっといつまでもそのままでいることはできないんですよね。自分も変わらなきゃ、もっと成長しなきゃと思います。いい家族と友達に囲まれていることに満足せず、これからも新しいことに挑戦し、もっともっと楽しい家庭を作っていこうと思います。

6月11日(Sun): 梅雨

庭の改造プランも着々と進行しています。昨日は屋外用の物置を注文して来ました。ウッドデッキを作り出す前に置いてしまった方が便利だと思ったからです。物置は本体価格の他に設置料がかかります。でも自分でもできるということなので、とりあえず配送だけ頼みました。物置の下地には土台となるブロックが必要です。それと一緒に地面が軟らかい場合は多少固めたほうがいいそうなので、地盤改良剤を買ってきました。モルタルとかととは違って、土を掘り起こして一緒に混ぜて突き固めればいいそうです。雑草よけにもなるみたい。早速、今日やろうと思っていたらあいにくの雨。いつの間にか梅雨の季節になってしまったのですね。デッキの方も必要な材料を割り出して、すぐにでも買ってこようかというところに来ています。まずやることは全体の塗装なので、これまた天気がよくないとできないのです。これもしばらく見送りかな。そうこうしているうちに、折角この前抜いた雑草がまた元気よく生えてきました。生命力強いですねえ。

6月12日(Mon): カレー

雑誌のグルメ特集の定番にカレーがあります。冬場は鍋やラーメンに押されがちですけれど、夏の食欲の落ちる季節にピリリとした刺激は欠かせません。ラーメンに負けず劣らず、カレーの味は多種多様です。もちろん中に入れる具もさまざま。チェーンのカレー屋さんに行くと、その具のバリエーションに驚くというか、あきれるというか、まあとにかく色々あります。辛味が強いカレーでも、中の具によって、雰囲気が全く変わるのは面白いです。僕が最近はまっているのは納豆です。味うんぬんよりあの食感と粘り気が気に入ってます。それだけでは単調なので、そうですねえ、ほうれん草なんかと合わせるとグッドです。このほうれん草もカレーによく合います。大学時代に行っていたカレー屋さんの人気メニューの一つに、ほうれん草とトマトピューレと卵が入ったポパイカレーがありました。それだけでも美味しいのだけど、それに塩味の効いたベーコンが加わると一層いいです。他にベーコンに合う具と言えば、、、うーん、話が尽きません。

6月13日(Tue): 辞書

会社の経費予算に少し余裕があるというので、パソコンで使う辞書ソフトを買ってもらいました。英文を読み書きしたり、あるいは日本語で報告書を書いたりする時には常に辞書を手元に置いておく。これは僕ら一流ビジネスマンにとって、正しい文書を読み書きするための常識です。最近は携帯ツールが流行っていまして、手のひらサイズの電子手帳に簡易辞書機能が付いているものも珍しくありません。まったく便利な世の中になったものです。買ってもらったパソコンの辞書は、国語辞書に漢字辞書、英和和英辞書になんと現代用語の基礎知識まで収録されています。実物の本で揃えたら机の上がいっぱいになってしまうことろですが、それが驚いたことにCD一枚に収録されているのです。しかも今はパソコンのハードディスクの容量が大きいので、その中身を全部インストールすることができてしまいました。使いたい時にいちいちCDを取りだすこともなく、すぐに辞書を呼び出せるという、素晴らしい環境になりました。猫に小判。。。って言ってるのは誰?

6月14日(Wed): DVD

プレイステーション2が発売したとき、DVDが見られるということも大きく取り上げられました。DVDは、CD-ROMと同じ形をしていながら記憶容量が抜群に大きいので、一枚で映画一本が記録できてしまいます。ビデオテープと違って劣化はありませんし、保存も持ち運びも便利です。これからもっと普及することでしょう。ウチはMacintoshでDVDを見ることができます。しかし映画を見るのにパソコンのディスプレイの前に座るのも嫌だと思ったのと、お気に入りのソフトもなかったので、使ったことがありませんでした。しかし、先日これが発売されたら買おうと思っていたソフトが売っていたので、買ってしまいました。1973年の映画「スティング」です。テレビでやっていたのを初めて見て、最初は筋がよく掴めなかったものの、最後までワクワクどきどき見たのを覚えています。今回買ったソフトは吹き替えなしで字幕入りです。役者のせりふの言い回しがよく分かって面白いです。パソコンの画面ではなく、もっと大きなスクリーンで見たいですねえ。

6月15日(Thu): 解説書

難しいことを難しく言うのは凡人で、難しいことを簡単に言うのが優秀なのだと言われます。でもこれがなかなか難しい。ともすると、簡単なことを逆に難しく言ってしまって、却って物事をややこしくしてしまうことがあります。世の中には門外漢には取っ付きにくい学問の解説書がごまんとあります。例えば物理。とかく複雑な方程式と色々な数字のせいで敬遠されがちですけど、数式を使わないでエッセンスだけを解説している本も見かけるようになりました。これこそ優秀な人が書いたのでしょうね。一応物理を専門としていた自分ですが、それを読んで初めて分かったことも多かったりします。僕の苦手な分野の一つに世界史があります。しかし先日珍しく、旧約聖書の解説本なるものを読みました。それは阿刀田高さんの著書で、言葉の足りないところや矛盾点には想像を加え、ストーリーを見失わないように注意を払い、とても分かりやすい本でした。もしこういう本にもっと早く出会っていたら、自分の人生も変わっていたかもしれませんね。

6月16日(Fri): 経済

ベンチャーキャピタル。ナスダックジャパン。ストックオプション。東証マザーズ。キャピタルゲイン。日経ダウ平均。これら経済用語を説明できますか?僕は、今ならできます。昨日触れた世界史もそうですが、僕は今まで株式と聞くだけで毛嫌いするような経済オンチでした。でも一流ビジネスマンたるもの(しつこいですか?)そんなことではいけません。株の売買で儲けるとまでは行かなくても、これらの言葉の意味くらいは知っていたいものです。そこで、経済を分かりやすく解説している本を読んでいます。その本によれば、エコノミクスとは、そもそも共同体のあり方という意味の言葉から来ているそうです。つまり、みんなが集まって暮らしている社会をどうやって住みやすくしようか。それが経済の始まりだったそうです。そう言われると堅苦しい経済も身近に感じられるような気がしています。どうしてヨーロッパは貨幣を統一したんだとか、日本はどうしてアジアの中でも特別な存在なんだとか、初心者には興味深い話でいっぱいです。

6月17日(Sat): 蕨

「蕨」って読めますか?埼玉県の市の名前なのですが、なかなかすぐに読める人はいないでしょう。「わらび」と読みます。京浜東北線で赤羽と浦和の間にあります。そこで行われたスカッシュの試合に行ってきました。今まではスカッシュの試合に出ても近場で行われるものばかりでしたから、電車に乗って2時間近くかけて行くのは初めてです。荷物も多いから疲れるんですよね。今日の自分の試合予定時間は8時でした。でも仲間の試合が夕方にあるので、それを応援しようと思って、少し早めの3時頃に行きました。しかし、あいにく一人は仕事が終わらなくて棄権。もう一人は相手が棄権したため、結局ずっと自分の試合が始まるまで時間が空いてしまいました。仕方がないことですが、こんなことならもっとゆっくり来ればよかった。その後なんとか自分の試合は勝ち、二日目に進めることになりました。それから家に帰って、軽くビールを飲みながらの食事が終わったのが12時。明日は朝11時にまた会場に行かねばなりません。めんどくさー。

6月18日(Sun): 蕨パート2

「蕨」ってどうやって行けばいいか御存知ですか?もちろん京浜東北線で赤羽から3つ大宮方面に行けば問題はありません。しかし、その京浜東北線が使えないとなると。。。?二日目の試合に出るために蕨に向かう途中赤羽駅まで来たところで、京浜東北線が人身事故の為運転を見合わせているとの放送が流れていました。ホームにはいつ来るとも分からない電車を待つ人がたくさんいます。こちらはそう悠長なことを言っていられません。駅員さんに蕨への他の行き方を尋ねても要領を得ないので、構内にある本屋に駆け込み、地図を見て周辺の地理をチェックしました。東北線は運転していましたが、蕨には止まらないので乗ってしまうと飛び降りるしかありません。それもスリリングだとは思いましたが、埼京線の戸田駅から歩けそうだということが分かりました。ホームを移動して埼京線で戸田駅まで行き、そこの駅員さんに蕨までの道を聞きいて歩き出しました。ほぼ30分程で無事に会場に着き、試合時間に間に合いました。あーびっくりした。

6月19日(Mon): 珈琲

昨日、出かけた帰りに新宿で寄り道をしました。梅雨の中休みだったおかげで人出もすごく、まっすぐ歩くのもたいへんでした。寄り道をしたものの、特に用事も無く、歩き回るのも疲れるので、昔よく行った珈琲店で一服することにしました。そこの店は何かにつけ能書きがあることで有名です。珈琲の豆の焙煎の仕方から点て方、クリームから器に至るまでこだわっていて、その説明が店のあちこちに書いてあります。実は珈琲一杯1000円するところですから、その位ありがたがって飲まないといけないのかな。普通の感覚では暴利ですからね。しかし悔しいことに、相変わらず珈琲は美味しいし、一緒に食べたシフォンケーキも美味しかった。ただ店の中が騒がしく、あまり落ち着いた雰囲気ではなかったのは残念です。帰りがけ、レジのところに焙煎した豆が100g600円で売っていました。ここの珈琲は一杯に25g使うらしいので、4杯分になりますか。珈琲の味は豆が8割を決めるはずなので、これを買って自分で入れて飲んだほうが全然お得じゃん。

6月20日(Tue): 崩壊

今、日本には大小合わせて20以上のプロレス団体があるそうです。その中でも老舗なのが故ジャイアント馬場が率いていた全日本プロレスと、アントニオ猪木が興した新日本プロレスです。運営方針は違ってもそれぞれ多くのファンがいます。その全日本プロレスで、所属選手のほとんどが辞表を出して退団したことがスポーツ紙を賑わせています。時代に合わせた新しい運営方針でやっていきたい現場の選手と、昔ながらのやり方を守りたい経営側の対立があったと言われています。馬場さんの後に社長を任された三沢選手が解任され、それがきっかけで始まった新団体設立の動きに他の選手が賛同したという形になっています。全日本プロレスに残った選手はたったの二人。30年近く日本テレビが試合の放送をしていましたが、それも明日をもって打ち切りとなるそうです。崖っぷちに立たされた全日本側は、昨日の記者会見で新日本プロレスとの共同興行という構想を発表しました。残ったほうも出ていった方も、前途多難であることは明らか。頑張って下さい。

6月21日(Wed): 物置

風邪気味です。のどが痛くてだるいのです。でも、この梅雨の中休みのチャンスを活かし、片づけておかなければならないことがありました。庭の物置作りです。この前の日曜日に配送して貰ったものの、設置料をけちったために自分で組み立てなくてはならないのです。置く予定の地面にはすでに固化剤を撒いてあります。早速土台となるブロックの水平出しから作業を始めました。会社から帰ってから始めたので、今日が夏至だと言ってもさすがにすぐ暗くなります。ランタンを点けての作業です。素人でも作りやすいような作りになっていましたが、それでも高い位置でのねじ締めや屋根の設置など苦労しました。最後に引き戸を入れ、ようやく完成です。あれ、でもよく見るとゆがんでないか?扉がきちんと閉まらないじゃないか。土台がいまいちだったのかなあ。床だけ置いたときはがたついてなかったのに。説明書を見ると最後に各所の直角を確認してねじを増し締めしてくださいとある。やってみたけど効果なし。仕方ないこのまま使うか。

6月22日(Thu): 床屋

給料日が近くなると床屋に行きたくなります。小遣いがある時に行かないと出費が痛いですからね。そんな感じで最近は2ヶ月に一度のペースになりました。どこかの床屋で、不景気になるとみなさん床屋に行く回数を減らすんですよとこぼしていましたっけ。どうせ行くなら、週末時間を取るよりも平日の会社帰りに済ませたいところです。今日は風邪気味で運動する気もなかったので、本厚木で寄り道をして適当な床屋さんを探しました。時間は7時過ぎ。床屋さんは閉店時間が比較的早いですよね。美容院はたくさん見かけるのですが、まだ営業している床屋は激安店位なものでした。それは避けたかったので、さらにうろうろして、ようやく閉店間近の店を見つけました。中に入ると快く対応して貰えましたけど、内心苦々しく思っていたかもしれません。もう仕事も終わりって時に飛び込んできた客ですからね。小一時間ほどでカットが終わり、さっぱりして店を出ました。夕方降り出した雨は、湿り気を含んだ夜気を残して上がっていました。

6月23日(Fri): 選挙

衆議院議員選挙が近づいています。新聞も選挙広告で溢れています。大きな政党は紙面の中でも大きな面積を占め、何人もの候補者を並べて政党ごとよろしくという姿勢を見せます。逆に小さな政党や無所属候補の広告はやむを得ず小さくなってしまいますから、ジグソーパズルのピースように紙面に埋まっています。不公平のような気もしませんか。ある候補者の広告の隣に痔の薬の宣伝がありましたが、もう少しレイアウトのしようがあるのではないでしょうか。ところで、選挙といえばポスターを貼る掲示板が付き物です。ところが、家から駅まで行く道すがら、その掲示板が無いのです。今の家に越してから初めての選挙なのでどこが投票所なのかも分からないのですが、掲示板も目にしないとは思いませんでした。このままじゃ誰が立候補しているのさえ分かりません。朝の通勤時は駅に何人もの候補者が集まり、チラシを配ったり名前を連呼しています。それはいいんだけど、電車から降りてくる人に声をかけてもあまり意味がないように思いますよ。

6月24日(Sat): 新約聖書を知っていますか?

阿刀田高さんの表題の本を読みました。父ヨセフ、聖母マリアの子として生まれたイエスは、神の子として数々の奇跡を起こし、数々の弾劾を絶えながら自らの教えを弟子達とともに広めた。そしてその教義とは、まずあなたの神である主を愛し、そして隣人を自分のように愛すること。神を信頼すれば必ず良い答えが得られ、そして人にしてもらいたいことをあなたがしなさいと説いたそうです。僕はクリスチャンではありませんので、キリスト教の教えをちゃんと学んだことはありません。むしろ聖書と聞いただけで、ちょっと敬遠してしまっていました。しかし、氏の新旧2つの聖書の解説本を読んで、ちょっと見方が変わりました。聖書に書かれていることは難解で、細かく言えば矛盾があるし、非科学的に思えることもあります。しかしそのことに文句を言うのではなく、本当に言いたいことはなんなのだろう、イエスの本当の気持ちはどうだったのだろうか。そういう目で見ると見えてくることがあるのだそうです。またひとつ、かしこくなりました。

6月25日(Sun): 練習会

スカッシュの練習会でした。今日はいつもりよも人数が少なく、たくさんボールを打つことができました。練習会では、まずウォーミングアップのためにいくつかの基本ショットの反復練習をします。それが終わると基本ショットを組み合わせたパターン練習をやったり、あるいはコートを半分に制限してラリーをやります。例えばストレートしか使わないパターンでは、どんなに打ちにくい玉でもまっすぐ前に返さないといけません。これがいい練習なんですね。普段何気なくラリーをしていると、難しい玉は適当にクロスボールを打ったり横の壁を使ったりしてしまいがちです。こういう練習では相手が打ってくるコースが限られる分余数がありますので、とにかくミスをしないでボールを繋ぐことが大切です。他の人に比べて自分がどれだけミスが多いか分かりました。ミスをしないように小さく打ってもよくないし、思いきり打つのもだめ。なかなかどうして基本ショットをマスターするのはむつかしいです。練習会に出るといつも反省させられます。

6月26日(Mon): 線路沿い

大和のスポーツクラブに通うようになって1年と2ヶ月。そのほとんどを車で行っています。最初の頃は同じ道しか通りませんでしたが、近ごろは色々な道を試しています。最初からよく使っていた道は一本道で分かりやすい反面、信号が多くてしかもそれによく引っ掛かるのです。その一本裏を通る道は少し前に開拓しました。表通りが混んでいるときでも比較的安定した速度で走れます。そして、今は線路沿いの道を色々試しています。中央林間から大和まで、線路沿いに道路があります。信号がほとんどないのが利点です。途中何箇所か踏切を横切ることがあって、そのときだけちょっと気を付ければ後は快適です。ただ、その道にどうやって入るか。それが次の問題です。中央林間から鶴間までと、鶴間から大和までと大きく分けて道は2つに分断されています。両方通ればいいのですが、交通規制の関係で簡単にはいきません。そこをどうやってくぐり抜けるか。それが目下のポイントです。こうやっていると、行き帰りの時間も飽きないものですね。

6月27日(Tue): 小銭

大きな買い物をした覚えが無いのにどうもこづかいが減っている。そんな経験をしばしばします。ちゃんとこづかい帳を付けて管理すればいいと言われますが、細かいお金の使い道まで覚えていたんじゃ面倒くさいし、そんなに神経質になることも無いだろうと思います。しかし、この細かいお金が意外と馬鹿にならないんですよね。お昼ご飯を食べた後のヨーグルトとか、仕事中に缶珈琲を買ってくるとか。そういうちょっとした出費でも毎日続くとなるとかなりの金額になります。でもそれが習慣となってしまうと我慢するのは難しい。最近、無駄なカロリーを摂りたくもないし、こづかいの節約にもなるので我慢できるところは我慢しようと努力しています。お昼を食べる食堂を出た後、売店の前を通るのがまず難関です。中に入っても、甘いものは脂肪の摂り過ぎと思い、お茶や珈琲の類いも自分で淹れて飲めばいいと言い聞かせます。仕事中でも、なるべく自販機から買うのではなく、自分で淹れるものを飲むようにしています。ちょっとストイック過ぎかな。

6月28日(Wed): 最後のレッスン

スポーツクラブに通いだしてから、かれこれ5年が経ちました。当初の目的であった体力を取り戻すことと体重を減らす効果は十分に達せられています。それに、会社の同僚以外の知り合いや友達がこんなにもたくさん増えるとは思ってもいませんでした。メンバーさんはもちろんですが、スタッフの何人かともずっと友達づきあいさせてもらっています。今日はその中の一人、入会当時からずっとエアロのレッスンを持っていたインストラクターの、最後のレッスンでした。そこのクラブは最近人の移り変わりが激しく、入会当時のスタッフはほとんど残っていません。僕も他のクラブに移って足が遠のいていたのですが、初心者の頃からお世話になっているし、最後だということでレッスンに出てきました。一通りプログラムが終わった後、馴染みのメンバーさんから花束を渡され、いつもより大きな拍手を貰っていました。とりあえず長い間ご苦労様でしたね。まだ他のクラブのレッスンには行きますので、これからも公私共々よろしくお願いします。

6月29日(Thu): ネット接続

家からのインターネット接続は相変わらずアナログ電話回線を使っています。確かに使い始めた頃からずれば回線速度は上がりました。しかし最近はソフトウェアのアップデータがインターネットで提供されることが多く、そんな時に時間がかかってストレスを感じます。そこで、何とかこの状態を改善できないものか考え始めました。一昔前なら電話回線をデジタルのISDNにするという解しかありませんでした。しかし今はケーブルテレビという新しいメディアが浸透してきています。このメリットは回線速度がISDNの10倍以上(これは会社によって違いますけど)高速なことと、電話代を気にせず繋ぎっぱなしにできることです。ISDNも固定料金で常時接続のサービスを始めましたが、今の回線速度では太刀打ちはできないでしょう。問題は料金です。今契約しているプロバイダーはもろもろの理由で使い続けたいので、新たに契約を増やすことになります。Niftyを辞めてテレホーダイを辞めて、それの料金を回して、、、うーん、もう少しなんだけどなあ。

6月30日(Fri): ある有給休暇の一日

今日は有給休暇を取りました。梅雨の中休みで天気が良かったので、こんな時は迷わず洗濯です。掃除機をかけながら、ついつい4回も洗濯機を回してしまいました。それから気になっていた庭の草むしりもしました。日差しは暑かったですが、ここ数日の雨で地面が軟らかかったのでいつもよりは楽でした。汗を流すためにシャワーを浴び、アイス珈琲を飲みながら7月から始める予定の通信教育の教材をめくり、お昼前に車で出かけました。そば屋さんでお昼を食べ、車にガソリンを入れ、相模大野と町田で買い物です。休日と違って駐車場が空いていました。一旦家に戻って干していた洗濯物を片づけ、スカッシュの練習会の為にまた出かけました。途中で頼まれていたDVDソフトをおださがの知り合いの所に届け、その後本厚木に寄り、本屋さんで探していた本を買い、いつもの珈琲屋さんで珈琲豆を買ってから、時間ぎりぎりに愛甲石田のスポーツクラブに到着です。一汗かいてみんなでご飯を食べ、帰ってきたのが夜の11時。んー充実した一日でした。

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