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 ここではおださがの街を楽しむため、あるいは生き抜くために必要なこつを紹介する。ここで紹介するこつを飲み込めば、あなたはおださがフリークとして怖いものはないだろう。昔から言うではないか。「郷に入らば郷に従え」と。心して読んで欲しい。

駅付近の駐車場

 おださがには駅周辺に店が多い。そこに行こうと思っても車の場合はどこに駐車場があるのか分からない方も多いと思う。そこでいくつか駐車場を紹介しよう。
 まず、一番確実なのは、イトーヨーカドーの駐車場を利用すること。ヨーカドーに隣接して大型駐車場があるので、そこに停めれば駅周辺へのアクセスは簡単である。駐車料金は、確か1000円以上だかで2時間無料と定められているが、実際にはレシートを見せても金額まではチェックしていない模様。ただし時間の方はしっかり見ていて、おそらく2時間を超えると超過料金を取られると思う。また、店の営業時間が終わっても、夜12時までは500円を払えば停めることができる。
 駅周辺のパチンコ屋さんに駐車場は少ない。南口のオリンピアは敷地内に駐車場があるが、あとは北口のパサージュと交差点を挟んだ反対側に立体駐車場があるくらい。
 その他に流行の100円単位で停められる駐車場がそこここにあるので、それらを利用するのもいい。例えば北口ロータリー隣に20台程度の駐車場がある。
 最後に、これは絶対にやってはいけない違法駐車の例を紹介する。まずはイトーヨーカドの南側の通り。とくに夜の時間帯にはずらりと両側に駐車車両が並ぶことも珍しくない。警察の取り締まりもたまにあるから気を付けて欲しい。イトーヨカドーが閉店した後に、同店の北側入口の前もかなり駐車車両がいる。昼間は買い物客でごった返すが、遅い時間は比較的余裕がある。北口の駅ロータリーはタクシーやバスが頻繁に行き来するのでほとんど無理。しかし、意外と南口はタクシーの客待ちを邪魔しさえしなければ停めることも可能である。北口といえば、店がのきなみ閉店した後のさんざんろーども停めることができる。ただし飲み屋くらいしかやってない時間に停めてどこに行くのか?という気もするが。ローソンや萬金などの専用駐車場に停めることもできそうであるが、逆に長時間駐車は目立つのでやめておいたほうが無難である。
 最後にもう一度繰り返すが、くれぐれも違法駐車を推奨しているわけでは決してない。迷惑駐車はやめて欲しい。

小田急線の罠

 小田急線は新宿駅を起点として、小田原と江の島に向かって延びている。その分岐点が相模大野駅。もちろん江ノ島行きや小田原行きという電車に乗れば間違いなく目的地に着くが、そこに罠が潜んでいる。同じ小田原行きでも、例えば10両編成の後ろ4両だけは江ノ島行きだったりするのである。これに気づかず失敗をした例を私はいくつか知っている。東海大学に用事があって小田原行きの電車に乗っていたはずだが、本を読むのに夢中になって気づくと江の島にいたI君。本厚木の一つ先、愛甲石田駅で行われるスカッシュの試合に行くのに、なぜか江ノ島方面に行ってしまい、急いで引き返して自分の試合ぎりぎりに走り込んだAさん。などなど。
 三谷幸喜という舞台作家を御存知だろうか。彼が書いた「オンリー・ミー」というエッセイ集に、小田急線での失敗体験談が載っている。相模原の市民ホールで劇団が公演をするというので、他の仕事の関係で一人後から駆けつけた時の顛末である。小田急相模原を目指していた彼が小田急線にまんまとはまった哀しい話をぜひ読んで欲しい。ちなみに、市民ホールはおさだがにはありませんので。

相模原駅ってどこ?

 八王子と京王八王子、新宿と西武新宿、川越と西武川越など、似てはいるけど実は離れた場所にある駅は珍しくない。しかし、JR相模原と小田急相模原ほど場所がかけ離れている駅は少ないのではあるまいか。直線距離で8km程。小田急相模原から電車で行けば、まず小田急線に乗って2つ先の町田で横浜線に乗り換え、さらに古淵、淵野辺、矢部を過ぎてようやく相模原である。
 どうしてこんなことが起きたのか?確かにJR相模原は市役所をはじめとする市の中心機関が集まっている。まさに相模原の駅を名乗るのにふさわしい。しかし驚くことに、相模原の駅名自体は小田急線が先に使っていたらしいのだ。それがJRが相模原駅を開設するときに駅名をゆずり、自らの頭に小田急を付けたという歴史があるらしい。
 相模原市はへそのない街と言われる。電車の駅は多く人口も多いのだが、橋本やJR相模原、相模大野近辺とどこも似たような賑やかさなのである。だから、この辺の地理に疎い人から「相模原駅はどこですか?」と聞かれたら、しっかり「小田急ですか。それともJRですか?」と聞き返そう。
 「小田急相模原」を「おださが」と略して言うのにはそういう理由があるのである。

裏道には御用心

 おださが近辺は人も車も多い。バスが通るような大きい道は渋滞することがしばしばである。しかし、だからと言ってうかつに裏道に入ってはいけない。そこにはたくさんの罠が待っている。
 一方通行で思った方向に行けなくなるというのはどの地域でもある。しかし、おださがは一方通行になっていないからはまるのだ。決して裏通りが広いわけではない。むしろ車1台がどうにか通れるような細い道もかなりある。しかも、それらの道が一方通行ではないのだ。むろん前から車はやって来る。どこですれ違おうかと迷っているうちに鼻先まで対向車が迫っている。仕方がないバックするかと思っていると、後ろからも車が。。。にっちもさっちも行かなくなって、歩行者や自転車まで巻き込んで大騒ぎしている光景をしばしば見かける。
 網の目のようにというと聞こえがいいが、要は道がとても入り組んでいる。まっすぐ延びていた道が突然突き当たりになることもある。子供の飛び出しや酔っ払いの千鳥足にも気を付けなくてはならない。そんな道を好んで走るやからがいるのが、私はいまだに信じられない。
 だから、おださが近辺の裏道は、常に車を退避できる場所を考えながら速度を落として走るのが正解である。いや、そういう道に入り込まないのが本当の正解ではあるのだけど。

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