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東海林先生と菅原洋一 東海林修先生が菅原洋一さんのために最初になさったお仕事は
レコードのライナー 小西 良太郎
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はつよメモ: 貴重なレコードの入手により 「愛しいものへの歌」と「幸せのかたみ」が 東海林修先生の、菅原洋一さんとの初めてのお仕事となったステージで 先生ご自身によるピアノで初演されたことがわかりました。 このアルバムは、初日の録音とのことですので、正真正銘、名曲の初演。 なおのこと貴重な音源でした。 アレンジは、アルバム「人生」に収録されているバージョンとほぼ同じですが 歌詞もセリフもかなり違いました。 愛しい人よ 遠く長い旅はつらいか 星の下で 星のように ほゝえみながら おぼえておいて 私といたことを テーマは全く同じ、別バージョン同様、胸を打つ岩谷時子さんの詩の世界でした。 第一部は山本直純さんの指揮/編曲による童謡のステージでしたが、 第二部の始まり、「ゴッド・ファーザーの愛のテーマ」から 文字通り全く別の世界となります。 1972年に日本で公開された、マーロン・ブランド主演の このマフィアの物語は、大変なヒット&話題作でした。 http://www.thegodfather.jp/ 同時にこの「愛のテーマ」も大ヒット、日本中、どこを歩いていても、 この曲がが聞こえて来ない日はないというほどではなかったかと思います。 ステージ101関係のアルバムでも皆が歌っていましたし 長谷川一夫丈が東宝の舞台でこの曲で踊ったこともあったほどです。 東海林修先生のアレンジの「愛のテーマ」だけでもいくつあるかわかりませんが、 さすがにステージの生演奏、それも先生のピアノのバージョン、 今まで聴いた中で最高の「愛のテーマ」、 「これぞショウ・ビズ」。感動の幕開けだったと思います。 「愛の讃歌」「ラ・クンパルシータ」 おなじみのこの曲たちの、最高の「色」をご想像ください。 きっと音源は、さらにその100倍すばらしいものではないかと思います。 文字で表せないのは本当に残念です。 残念ながら、菅原洋一さんやオムニバス、数多くのベストアルバムCDに 「愛しいものへの歌」は収録されておりません。とてももったいないことです。 旧ポリドールの沢田研二さん、野口五郎さんの実況録音盤と合わせ、 すべての東海林修先生の作品、ステージが復刻されることを、心から願います。 このアルバムは、ちーこさんが見つけ、譲ってくださいました。 心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。 |