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■VALKYRIE〜ワルキューレ |
![]() 第二次世界大戦の真っ只中、ドイツ軍の将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)はあまりにも多くの犠牲者を出すヒトラー政権に疑念と不満を持っ ていた。チェジニアの戦地で左目と右手を失った彼はドイツへ帰国すると、同じくヒトラー政権の崩壊を目論む軍人たちから声を掛けられる。シュタウフェンベ ルクと同じく、そこの人間達も今のドイツが置かれている現状を危惧していた。そして持ち上がった"ヒトラー暗殺計画=ワルキューレ"を発動させるべく、男 たちの静かな戦いが始る。 ![]() 祖国を愛した男たちによる冷酷な駆け引きや裏切り、そして愛する者や平和への願い…その全てを崩壊させる戦争という名の"悪魔"。戦争に取り憑かれ、巻き込まれた人間に、明るい未来を手にすることができない皮肉。まざまざと見せ付けられました。 ヒトラーという人物がどうい独裁者でどういう最期を遂げたのかは、歴史上あまりにも有名な話なので、この作品を観る前から「ワルキューレ」作戦がどういう 結果を迎えるかは判っています。それだけに、作戦決行が近付くについれ破滅へのカウントダウンも始まり、観ている側も物凄い緊張感と重苦しさを共有させら れたような気がします。 ![]() トム・クルーズが演じたシュタウフェンベルク大佐はもちろん実在した人で、彼が実行したヒトラー暗殺計画「ワルキューレ作戦」は、40回以上はあったとされるヒトラー暗殺計画の中でも、一番最後にして最接近したと言われています。 ラストの展開も史実通りだそうで、いかにシュタウフェンベルクという人間がああいう状況下の中で尊敬し信頼されていたのかを痛感しました。 最後にビル・ナイ演じる上官のオルブリヒトに言ったシュタウフェンベルクの言葉が印象に残りました。この言葉は確実に歴史の中で生き続けていくんだろうな。 ![]() 彼らのような存在を知ることができた作品に出会えて良かったです。撮影時はドイツ政府から現地での撮影許可が降りなかったり、怪我人やセット火災などの撮影トラブルがあったり、ハリウッドでの脚本家のストに巻き込まれて公開が延期になったりと、色々と問題が多発して公開そのものが危ぶまれていましたが、本当に無事公開され劇場で観ることが出来て良かったです。 ホントに2時間緊張しっぱなしで、上映後はグッタリでした。 ワーグナーの『ワルキューレ』の前奏を聴くと、そのまま『ジェネレーション・ダイナマイト』へ流れてしまうのがTHE ALFEEファンの性なのだが、しばらくはそういうノリにはなれないかもな〜… |