※この感想はblogからの転載になります。

Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skul
      〜インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

 Steven Spielberg監督とGeorge Lucas監督の黄金コンビ+Harrison Ford主演で19年ぶりに復活したシリーズ最新作、『Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull(邦題:インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国)』を観て来ました。

 舞台の始まりは1954年のアメリカ。考古学者のJones博士はソ連のKGBの作戦に巻き込まれ、ナイフ使いを得意とする若者Mutt Williamsと共に、神秘的な力を持つと言われる伝説の秘宝"クリスタル・スカル"を求める冒険に出るのだった。

  …という、馴染みのテーマソングをBGMにJones博士のハチャメチャな(笑)冒険が繰り広げられる痛快アクションムービーです。まぁ、シリーズ通し て、「よくまぁ、これだけピンチになるよなぁ」と関心させられます。走ったり、飛んだり、跳ねたり、落ちたりは当たり前ですね。ある意味、アトラクショ ン・ムービーかも。

  『Indiana Jones』シリーズは今回で4作目となりますが、前作から19年ぶりですからね〜。主演のHarrison Fordは今年で65歳ですよっ!それで冒険活劇ですよっ。いくらスタントを使っているとはいえ、凄いというしかない。もちろんHarrison Fordの実年齢を考慮して(?)、Steven Spielberg監督の秘蔵っ子と言われるShia LaBeoufが弟子的存在でありながれらも、アクションシーンに関しては全面で頑張っていました。あと、Jones博士と敵対するロシア人女性を演じた Cate Blanchettもロシア語訛りの英語が素敵だったし、何気にアクションシーンを頑張ってましたね〜。

  内容的にはJones博士の父親役でSean Conneryが出演した前作(最後の聖戦)の方が好きですが、冒頭からド派手なアクションシーンの連発で、最初から最後まで飽きずに観ることができまし た。暗号から謎解きしていくシーンとか、追っ掛けられているシーンとか、このシリーズでは定番なシーンが出てくると無条件にワクワクしちゃいます♪

 ただね、"クリスタル・スカル"の真相というかオチは賛否が分かれるところだと思います。私は…そういうオチもアリかなぁ〜とは思いますけどね。

 Harrison Fordが頑張っていたせいか、妙にリアルな疲労感が鑑賞後に残ったし(笑)、お気楽に観られるアクション映画ということで、サマー・ムービーにはピッタリだと思います。





【注意】以下、ネタバレを含んだ感想になります。



 突っ込まずに入られないのは、冒頭での核実験シーン。いくら何でも、冷蔵庫の中に隠れて爆破の後と直ぐ出て来て何とも無いなんて(後で薬品シャワーでゴ シゴシされていたけど)、いくらIndiana Jonesでも無神経過ぎる演出じゃないか?…と思ってしまうのは、やはり私が日本人だからかな。
 ていうか、あんだけ冷蔵庫が吹っ飛ばされていたのに、ほぼ無傷というのも在り得ないことなんだけど(笑)、そこを突っ込んじゃったら、Indiana Jonesの冒険にならないからね。

  それから、Marion RavenwoodとIndiana Jonesの再会は面白かったけど、Mutt WilliamsがMarionの息子ということで、「ああ、やっぱりそういうことなのね」て感じで面白かったですが、どうせだったらMuttにもヘビ嫌 いが遺伝していれば面白かったのに(笑)、いや、ヘビが大丈夫なのか母親譲りか。あのヘビの救出シーンはかなり無理あった感じだけど、かなり笑いのツボに 入りました。
 Muttといえば、おサルさんと一緒にターザンごっこ(?)したシーンはツボに入りましたっ。Muttとおサルさんとも似てたよね?おサルさんは、仲間意識が芽生えたのかしら?<暴言?
 しかし、彼から「ジジィ」呼ばわりされたJones博士にはウケてしまったよ。それでも、最後の最後は帽子を譲らないところをみると、このシリーズというかIndiana Jonesのポジションは不動のままって感じがしますね。

 それから、オーパーツ系て突き詰めるとああいうオチにならざるを得ないのかな。Cate Blanchettがああいう倒され方をしちゃうとはね〜。ああなるんなら、もっと前半で狂信的な面を強調しておいて欲しかった気がしないでもない。
  しかし、彼女は強い女性役が似合いますなぁ。オカッパのヘアースタイルの画像を最初見た時は倒れそうになりましたが(笑)、映画で観ると違和感が無かっ た。ジープでの戦闘シーンなんてJones博士並にタフだったし、執念深く追っ掛けてくるのも納得でした。なかなか印象的な悪役ぶりでしたね。

 それから、博士のパパは他界されていたんですね。ちょっと、そのシーンはしんみりしちゃいました。




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