2008年6月1日(日)NHKホール(ファイナル)


 この感想はネタバレ掲示板『みんなでアルコン・れぽ』に書き込んだミニれぽに、少し加筆&修正を加えたものになっております。
 どちらにせよ、妄想てんこ盛り(笑)






■演奏曲目■

Opening 18:10

1.孤独の美学
2.真夜中を突っ走れ!
3.GATE OF HEAVEN
MC 幸
4.悲しみをぶっとばせ
5.恋人になりたい
6.夢よ急げ
 MC 幸+桜
7.ふたりだけのGradiation
8.Wonderful Days
9.SAVED BY THE LOVE SONG
 MC 高+幸+桜
10.愛の鼓動
11.ONE LOVE
12.Nouvelle Vague
13.LOVE
14.確かにFor Your Love
15.Lifetime Love

アンコール1
16.It's For You〜挽歌
17.SWINGING GENERATION
 〜マサル・ブート・キャンプ?
 〜ジャ○ネット・サカザキ?
18.D.D.D!〜Happy 65th Anniversary for Donald Duck〜
 〜メンバー紹介
19.二人のSEASON
20.星空のディスタンス

アンコール2
21.無言劇
 MC 高
22.ALWAYS

アンコール3
23.SWEAT&TEARS


Ending 21:25過ぎくらい

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;





【本編】

 客席に入るとステージ前とかあちこちにテレビカメラが入ってました。この詳細は、高見沢さんのMCで明かされることに

 開場はスムーズだったけど、開演は10分ほど押してスタート。


 3人の衣装は相模大野の時と同じ。

 高見沢さんの衣装は、グリーンの羽が付いたノースリーブタイプの貴族風な白のロングコートで、ラインストーンがキラキラ光る巨大なチョーカーを付けていました。髪はサラサラのストレート。どうも昨日の衣装の影響か(昨日のレポ参照)か、今日の衣装が桜井さんの菜の花スーツの色移りのように見えてしまった(笑)

 幸ちゃんは、昨日と同じ襟元に白いラインが入っているブルーグレーぽい色のジャケットで、パンツが昨日とは違い同系色のチェック柄のパンツを合わせていました。あと、黒ぽい細いネクタイも付けていたかな。

 桜井さんは、幸ちゃんと高見沢さんお気に入り(笑)の、「菜の花」を思わせる鮮やかな黄色のスーツに濃紺のネクタイ。

 『GATE OF HEAVEN』は照明全体の演出がカッコいい!それに、後半ではヴィーナス・エンジェルギターが登場するので個人的に嬉しい。そして、この日は後奏でTAROさんのドラム・ソロが入りました。


 ドラム音が鳴り響いた中での幸ちゃんの短いMCでは、「昨日も大変盛り上がりましたが、今日が東京ファイナルです!いつも言っていますが、日常の嫌なことは全部忘れていって下さい!」と、客席を煽ってきました。

 『悲しみをぶっとばせ』での、高見沢さんのノリノリな歌い方が好きだわっ。その次が『恋人になりたい』だったけど、前奏での歓声は物凄かった!『夢よ急げ』を演奏した後、暗転してもフライングVを掲げて客席煽ってた高見沢さんがツボでした。


 2回目の幸ちゃんのMCで客席はお座りタイム。
 「昨日は肌寒くて生憎の天気でしたが、今日はうって変わって見事な五月晴れ…と思ったら、もう6月だっ(笑)」と、天候のことに触れていました。

 そして、今日がTOURファイナルだという人は3割強ほどいらっしゃいまして(同じくらいMy初日という人も多かったです)、「4月に始った春TOURもあと残り9本と一桁になりましたからね。でも、まだこの辺あるでしょ?えっと、どこだっけ?千葉(市川)とか、神奈県とか、大宮とか…大阪、名古屋とか(笑)。いえ、行こうと思えば行けますよっ!」と、関東地区の人間を関西まで勧誘する幸ちゃんであった(笑)。ま、このNHKホールは全国からファンが来ている率も高いので、関東在住だらけということではないですが。
 そして、生まれて初めての参加で最前という方がいらっしゃいまして、「生まれて初めて?生まれて初めてで最前の通路際ですか!」なんてことまで幸ちゃん言っちゃうから、客席の気持ちを代表してお決まりの台詞を言うことになりましたよ(笑)。

 でも、ALFEEのコンサートには良い席・悪い席はないって話になって、「遠くの席の人はステージ全体の様子が見えますから。照明とかね、セットとか…お金掛かっているんですよ(笑)。あと、3人のフォーメーションとか。桜井がパスして、坂崎がヘディングして、高見沢がシュートするって流れが見えますから(笑)。前の方の人は全体が見えませんからね。特に桜井の前の人なんて、こーーんな大きい桜井の顔しか見えませんから(笑)」と、桜井さんでオチを付けてました。
 この時だったかな?辛いことがあっても、今日の桜井さんのアップを思い出せば3ヶ月は乗り切れるとか言っていたのは…(笑)

 その桜井さんは、「今日は菜の花のスーツに衣替えしてきた人」と幸ちゃんに紹介されて(笑)、再びステージに戻ってくると、最近の寒暖の差が激しい気候にも対策を取れるようになったという話を展開。「昔は我慢して薄着のまま通して風邪引いたりしてましたが、最近はやせ我慢せずに着込むことにしました。でも、股引まではいけません。さすがに股引まで手を出したら終わりかと…」と、桜井さんなりにも厚着というか、防寒対策に葛藤があるみたいです。
 この話の流れで、幸ちゃんが「寒かったら暖房点ければいいのに」って言ったから、「まだ暖房なんてもんを出しているんですか?もう6月ですよ」と、桜井さんにビックリされていました。でも、たぶん、幸ちゃんはエアコンを切り換えてないだけなんじゃないかな…?ストーブをまだ出しているというか、使っているようなタイプには見えない。<独断と偏見

 今日から6月で衣替えのシーズンという話になり、警察も今日から衣替えという話から今日から後部座席もシートベルト着用が義務付けられたと桜井さんが話題を振るり、「俺は前か後部座席に座る時はシートベルトを着用してますよ。だって、着けてないと万が一の時フッ飛ばされちゃうもん」と、幸ちゃんが自論を展開。桜井さんから「飛んじゃいそうだもんね〜。運転席ではチャイルドシートでしょ?下駄履かないとアクセル届かないでしょ?」なんてオチを付けられてしまい、「ロンドンブーツ履かせるもん」と自虐ネタに走った幸ちゃんであった。

 そして、「この人はどんな衣替えで来るんでしょう?」と高見沢さんが紹介されたんですが、期待を裏切らず、真っ白な貴族風ロングスーツに衣替え。チャンピオンベルトのような凄いゴツいベルトがキラッキラしていて目立っていました。髪は昨日と同じく後ろに一つに束ねてまして、右耳には十字架のイヤリングがキラリ☆

 これとって高見沢さんは喋ることなく、「高見沢さんからの有り難いお言葉は後でじっくり語って頂くとして…」なんて幸ちゃんが言うから、高見沢さんは右手を振りながら「無理無理」ってジェスチャーしていてウケまいた。

 「このTOURいろんな曲をやってきていますが、この2日間はNHKスペシャルですからね。次の曲は久しぶりです」と幸ちゃんが紹介して演奏されたのが『二人のGradiation』でした♪本当に久しぶりでしたね。照明も効果音に合わせて変わったりして良かったし、高見沢さんの優しい歌い方が素敵でした。
 『SAVED BY THE LOVE SONG』は相変わらずの迫力で、ホントに座って聴いているとウズウズしてくる曲です。ライブハウス時代からずーっと歌い続けられているという、歴史の重みが歌に宿っていますよね。


 その後の高見沢さんのMCで、「今日のみんなの拍手が凄く胸に熱く感じるなぁ!昨日、手抜いてただろ?」と、高見沢さん自身が今日の客席の熱気に感激している様子が伝わってきました。

 ここで高見沢さんが唐突に、「緊急発表があります」と言い出し、客席はちょっと不安げな「ええ?何?」て感じでザワついたんですが、「今まで夏イベはあったけど、TOURの模様をしっかり記録したことがなかったので、今年結成35周年ということもあるので、今日のNHKホールの模様を全曲ノーカットでDVDにして緊急発売することが決まりました!」という意外な発表があり、客席は大歓声でした。これが、本日TVカメラがあちこちに設置されていた理由だったんですね。しかもDVD2枚組の全曲ノーカット収録というのは嬉しいっ♪
 ※この時点で発売日などの詳細は発表されませんでしたが、終焉後にロビーにて6/16以降にALFEEの公式サイトにて詳細発表と掲示されていました。

 あと、「ALFEEは今年結成35周年だけど、NHKホールも結成…じゃない(笑)創立35周年なんだと、先ほど楽屋で館長さんから挨拶されました」と語り、偶然にもALFEEとNHKホールが同じ年だったと判明。個人的には、大晦日の『紅白歌合戦』の印象があるから創立から50年くらい経っていると思っていました。ママンボ情報によると、NHKホールがまだ無い頃は日劇とか東京の旧宝塚劇場を借りて『紅白』をやっていたらしいです。

 先ほど歌った『二人のGradiation』を「自分で言うのもなんだけど、歌いながらイイ曲だ♪て思った」と自画自賛する高見沢さん。スローテンポで一定のリズムを刻み続ける楽曲なので、もどかしい部分もあるらしいですけど(笑)、なんかイイなぁ〜と浸りながら歌っていたんだとか。ただ、「目を開け、キスして…(作詞:高見沢俊彦)って歌詞のところは、エエー、目を開けちゃうんだぁ…なんて思った(笑)」と、作詞者本人とは思えない初心なコメントが(笑)。自分で自分の歌詞にジェネレーションギャップを感じていたらしい。これでも、長く歌い続けているからこそ、起きる現象てやつかしら?<たぶん違うかも

 「『二人のGradiation』は1988年のアルバムの曲だし、先ほどの『悲しみをぶっとばせ』なんて1983年の『ALFEE'S LAW』に収録されちた曲だし、もう20年以上前の曲を今こうして歌っても色褪せないのは、僕らがずーっとステージで活動休止もせず歌い続けているから!これからもALFEEはずーっと走り続けます!活動休止なんて無い!」と宣言する高見沢さん。
 その流れで「活動休止どころか活動しっぱなしです。休みなんて無い!今年の夏もALFEEの夏イベがお休みですが、その代わり僕は出稼ぎTOURに出ますし、このNHKの隣のC.C.Lemonホールでもやるのでヨロシク」とさり気なく宣伝(笑)

 それからデビュー当時の話になり、『夏しぐれ』の話題が出ると、幸ちゃんが『夏しぐれ』のイントロを演奏しはじめ、客席も調子に乗って手拍子で煽るものの、高見沢さんは断固として歌わず(笑)。 ちなみに、「これは手拍子する歌じゃないから。でも、今の手拍子に民族性を感じた(笑)」て、高見沢さんから言われちゃいました。確かに、歌謡曲のようなノリの手拍子になっちゃっていたなぁ。ははは…。
 その後、『ラブレター』の話題になりましたが、幸ちゃん演奏が一歩出遅れてしまい、高見沢さんから「遅いよっ」とダメ出しされて、幸ちゃん思わず右腕を顔に当てて悔し泣き(笑)

 他にも「『無言劇』はせっかくのドラマ主題歌だったのに、そのドラマが4回で打ち切りになるという不幸を味わった」とか、懐かしいエピソードがありましたが、そんな不幸の歌は今でもステージで演奏するができているので、もう不幸な歌じゃないってことを言っていましたね。

 そして、いつもの「恋愛は映画で知った」という話題になったんですが…、先ほどの出遅れがあったせいか、『ある愛の詩』の話題で、演奏のフライングしまくる幸ちゃん(笑)。「だから早いって!アルアイノウタのタで入って!たかみざわの"た"!さくらいの"た"!」と、高見沢さんからムチャクチャな指導を受けていた幸ちゃんであった。

 このやり取りで高見沢さんに妙なエンジンが掛かり、なんと唐突に「じゃ、キーボードにも『ある愛の詩』を弾いてもうらおうかな!」と振る高見沢さん。ただすけsan大慌て!「アルフィーのステージは油断できないぞ!」と、追い詰める高見沢さん(笑)。でも、本領発揮したただすけsan!キーボードver.の『ある愛の詩』はすごく素敵でした。無事お役目を終え(?)、ホッと胸を撫で下ろすただすけsanが可愛かった。

 矛先は桜井さんにも向けられ、ベースで判り難い演奏をはじめましたが、あまりに判り難いのでメロディーをハミングする桜井さん。当然のことながら、高見沢さんから「メロディーを演奏しろよ」と文句を言われていましたが、ベースを掲げて「メロディー弾く楽器じゃないもん」と反論する桜井さん。「つまんない奴だなぁ」と何気にサラリと酷いことを言う高見沢さん(笑)

 遂にはドラムのTAROさんにも矛先が!どうするのかと思ったら、マイクを近づけて高音でハミングするTAROさん!これがムチャクチャ素敵だった♪素晴らしい機転&ハミングに客席は大歓声&3人は爆笑!特に桜井さんなんて大ウケ!「オチをTAROに全部持ってかれた…」と悔しがる高見沢さんであった。

 いや〜、『ある愛の詩』の話題から凄いMCになっちゃいましたよ。ホントにALFEEはサポートメンバーも含め芸達者というか、アドリブに強いですな(笑)


 そのMCの雰囲気からガラリと大人のムードに切り替わったのは、『愛の鼓動』での桜井さんの美声でしたね。さすがですっ!『Nouvelle Vague』では昨日に引き続き、ランディ・ローズモデルのフライングVが登場。このテの重厚サウンドには、重厚なギターが似合いますねっ♪そして、『LOVE』の後奏での陶酔ギターソロは高見沢さんに再びエンジンが掛かりウィンウィンしまくり。ここで、高見沢さんは束ねていた髪を解いていました。そしてしっとりとした雰囲気で歌われる 『確かにFor You Love』での高見沢さんのハイトーンヴォイスと、幸ちゃんのアコギの絡みが最高。この"動"と"静"の切り替えが、ALFEEのステージならではですよね。
 本編のラスト曲の『Lifetime Love』は、妙にテンションが上がります♪





【アンコール1】

 高見沢さんは昨日まで本編のお色直しに着ていた、紫のペルシャ絨毯風ロングコートに黒パンツ。インカム付けてました。あと、黒のデカサングラス。

 幸ちゃんは赤い◎ぽいプリントがされたTシャツにグリーンのスキニージーンズにピンクの靴!相変わらず配色は高見沢さんよりド派手です(笑)

 桜井さんはグレーぽいシャツに青いぽいパンツだったかな…記憶曖昧。いや、その後の登場での姿があまりにインパクトあり過ぎて(笑)

 『SWINGING GENERATION』では高見沢さんがハイテンション!ガンガンにギターを掻き鳴らし、髪を振り乱しまくっていました。


 コントコーナーでは、桜井さんが登場する前から高見沢さんがBGMに合わせて一人でダンスを始めてた可愛かった(笑)。しかも、とてもダンシングするような格好じゃなかったので、面白さも通常の5割増し!
 ザルを使ったストレッチでは、桜井さんに負けじと幸ちゃんも高見沢さんも指導通りにキビキビと動きまくり。しかしながら、高見沢さんはロングコートなので苦労しながら運動していたのがツボ。隣の幸ちゃんから、「その衣装でもやるの?」みたいなジェスチャーされましたわ。
 そして今回の桜井さんは運動に全力投球で、MCに入る時には「今日は全力投球で動いちゃったから息切れちゃった…」と、幸ちゃんからうるさ過ぎるツッコミを入れられながらも本気で息切れ(笑)

 コントそのものは、相変わらず色んな芸人さんをパクりまくり(笑)。今回は日産○動車のCMでお馴染みの『ローズ&マリー』の物真似まで登場してウケました!脚本書いている高見沢さんは、ホントによく色々と思い付くよね(笑)。もう、桜井さんの「燃費がイイの♪」という台詞は本物とソックリだし、仕草もツボに入ってしまいました。桜井さん自身も気に入ったのか、何かと「燃費がイイの♪」を連呼。高見沢さんも、思わず脱力しちゃうくらいツボ入りまくり。10分足らずの間に、一体何十回言ったんだろ?(笑)。幸ちゃんも「ブレーキィ」とか言うし、2人のオカマさんキャラは年季が入ってきているだけに(笑)、アドリブも完璧ですなぁ。
 ジャパ○ット・サカザキも健在だったけど、、ここでも『ローズ&マリー』の邪魔が入ってました(笑)。ちゃんとGOODSの宣伝になっていたかは謎です。幸ちゃんといえば、加圧トレーニングで世界の○ベアツのイミテーションが登場しまして(笑)相変わらず上手くって最高でした。あれで、メシ食べて行けるんじゃないかと(笑)

 そういえば、このコントの最中、桜井さんは高見沢さんの衣装の裾を踏んでました(笑)。数年前もNHKホールのステージで、高見沢さんの衣装の裾踏んづけて破っちゃったことありましたね〜。今回は高見沢さんが素早く避けたので、踏まれるだけで済みましたけど。これには、土下座して謝る桜井さん。でも、「(衣装)綺麗なんだけど、邪魔なんだよ」と文句言ってました。その勢いで、「お前の(衣装)俺たちと全然合ってないんじゃないか」と衣装選択への文句になり、それには幸ちゃんも「端から(2人)合わせる気がないんだよ」と追随してバッサリ(笑)

 しかし、ミュージシャンなのに、どんどんコントに力が入って来ているような気がするんだけど(笑)、たぶん気のせいじゃないよね。脚本家兼演出家さんは、音楽の反省会はしないけどコントの反省会はアリみたいなことを言ってたし(笑)


 桜井さんのエクササイズ指導から『D!D!D!』が演奏され、前奏と同時に金テープが客席に降ってきました。すぐにD!D!D!グローブを嵌めた高見沢さんがステージ前に出て来ましたが、着替る時間が必要だった桜井さんは、出遅れ気味にダッシュでステージに再登場し、ギリギリでコーラスに間に合ってホッ(笑)
 間奏のギターソロの後、高見沢さんはスムーズにグローブ嵌められましたよ、奥さんっ!(<誰?)でも、ギターの前で踊りまくって右拳をギターのネックヘッドにガンッ!とぶつけて本気で痛がる高見沢さんという姿がアリ(笑)、オチ無しでは語れない楽曲になってしまっております。

 サポートメンバーの紹介をした後、「We are THE ALFEE〜!」と客席を煽りまくる高見沢さん。その勢いのままステージ前に出てきて『二人のSEASON』へ。2番での囁きは、渋い声で「愛してるよ」でした。後奏では3人ステージの中央に集まってネックシェイキング。
 『星空のディスタンス』では、クリスタル・エンジェルギターがピカッピカッと光っていました〜♪

 演奏が終わって、前に5人並んで挨拶する時、幸ちゃんとただすけsanが同じような腕遊びをしているのが可愛かった。





【アンコール2】

 高見沢さんは昨日と黒のレースシャツに黒パンツ。黒のグラデーションが入ったサングラスを掛けて登場。

 幸ちゃんは、黒ぽいシャツに白のパンツ。

 桜井さんはグレーの柄シャツに黒ぽいパンツ。

 …珍しく、3人モノトーンで統一していました。1回目のアンコールでのバラッバラぶりの反動かしら?<たぶん違う

 3人ステージに出て来るなり、幸ちゃんと高見沢さんがアコギで音合わせをして、そのまま『無言劇』をアコースティックver.で演奏。本編のMCで話題になっていた歌だったので嬉しかった♪


 その後の高見沢さんのMCで、「このみんなの凄い拍手や歓声が、ぼくらの活力になります。本当に感謝しています」とコメント。
 この時だったか、「3階の一番後ろの君!そこの君!公演が終わったら、後で坂崎がギターあげるって」と高見沢さんが言ったのを受けて、「ダメ!ダメ!」て感じに本気で焦ってた幸ちゃんが可笑しかった。

 今演奏した『無言劇』の話題になり、「3人で全国キャンペーンを周ったんだけど、長崎に行った時に、当時マネージャーだった関口さんから緊急会議だと言われて、『ドラマが4回で打ち切りになったから。これで終わり』と長崎チャンポンを食べながら言われた…とても不幸な曲だった」というエピソードが出ました。緊急会議だった割には、長崎チャンポンを食べながら…しかも会議そのものは5分程度だったとか(笑)

 この時だったかな?「売れない頃から今でも、どうやったらみんなを楽しませられるか、笑わせられるかを考えてきて、そろそろミュージシャンの域を超えていると感じつつもあるけど、これがアルフィーのスタイルだから、この道を究めていきたいと思います」なんて言ったもんだから、桜井さんと幸ちゃんがお互いの顔見合わせながら「エ〜!」て表情していて可笑しかった。桜井さんなんて、「あの人、すごーく厳しいのっ」というのを全てジェスチャーで客席に訴えていましたから(笑)。なんか今夜も、コンサート終了後は「間の悪さ」について緊急ミーティングが開かれちゃうみたいですよん(笑)。

 そして、「俺達とみんなの間に愛があるように、俺と坂崎の間にも愛があるし、坂崎と桜井の間にも愛があるし、桜井と俺との間には……無い。だって遠いし、そ れに焼酎かけられたし…」と、長野の帰りの車内で酔っ払った桜井さんから焼酎をかけられたことをぶり返し、まだ根に持っているらしい高見沢さんでした。本人は「ちっとも根に持ってない。サラダ油みたいにサラサラ」と訳の判らないこと言っていましたが、桜井さん曰く「すご〜っく根に持つ。25年以上前のことをいまだに言うくらいだから」と言い返されていました。この桜井さん言葉から、「別に君のことをバカなんて言ってない。成績が悪かったと言っていただけ。それも、最近は言ってないよ」と、妙なネタまでぶり返してしまうことに…。こういう場合、桜井さんが墓穴を掘ったと言うのかな?それとも、高見沢さんの確信犯か?(笑)

 ラストは、「今日この日曜日に、わざわざここに集まってくれたみんなに、感謝の気持ちを…心込めて」と、『ALWAYS』が歌われました。

 演奏終了後、ピックを投げながら3人はステージを去って行きました。幸ちゃんはかなり後ろの方までピックを飛ばしていたなぁ。高見沢さんは去り際に深々とお辞儀をすると、サングラスを外して手を振りながら去って行きました。





【アンコール3】

 東京ファイナルということで、3回目のアンコールがありましたっ!

 先ほどと同じ衣装で3人が再登場しましたが、高見沢さんはサングラス無しでインカムを付けて出て来ました。

 高見沢さんが「さぁ、行くぞー!死ぬまで生きるぞーっ!」と客席を煽り、そのまま『SWEAT&TEARS』が演奏されました。キャーッ!やっぱ、この曲が来なくちゃねっ!

 1番幸ちゃん、2番桜井さん、3番高見沢さんという3人ヴォーカル・ヴァージョンでしたが、2番で桜井さんが歌詞飛びました(笑)。パートが終わった後、後ろのTAROさんに向かって「やっちゃったよ」みたいな仕草をした桜井さんがツボでしたっ。
 最後はステージ前に3人が横一列に並んでネックシェイキング!そしてシメは、高見沢さんが何度もフェイントかけて、TAROさんの姿勢が固まっていて(笑)それを見ていた桜井さんがウケてました。最後の最後まで、アルフィーは遊び心を忘れませんっ!

 演奏終了後、3人肩を組みながらステージ真ん中の前に立ち、三方向に深々それぞれお辞儀をして、そのまま3人仲良くステージを去って行く姿が印象的でした。




 とにかく、さすがNHK2日目というか、東京ファイナルというか、最高の盛り上がりでした。この内容がノーカットでDVDに収録されるだなんて本当に嬉しいです♪

 あとね、「アルフィーのファンで良かった!」と心底感じた2日間でもありました。

 ちょっと真面目語りになっちゃうけど、音楽がダウンロードとかでお手軽に入手できるような時代になったからこそ、すっごく音楽の消耗度が高くなったというか、「この曲聴いたから、はい、次の新しい曲」って感じに消耗品扱いになってきている気がしています。昔は一曲をすご〜く長く大切に聴かれていたような感じだったのに、今はその時の流行扱いになってしまって、音楽そのものが一過性のように扱われている気がします。

 だから、音楽を生み出している当人からしてみれば、長くやり続けてきている人ほど"虚しさ"が大きいんじゃないのかな…と。どんなに音楽が手軽に手に入ることができても、生み出す方の労力というか苦労は昔と変わらないわけで。"自分はこのままでいいのか?"と、自問自答したくなるんじゃないかと…、まるっきり部外者の私ですら想像してしまいます。

 音楽に限らず、エンターテイメントというジャンルて、作る労力は昔と変わらないのに、インターネットというものが急激に普及するに伴って、受け手側の感覚はどんどんと手軽で楽しくて…という方向に進んでいるような気もするし、こんな軽い扱いで良いのか?と不安になることもあります。

 でも、そういう時代だからこそ、"ライヴ・ステージ"というスタイルに拘り続けているALFEEには、ミュージシャンとしてアーティストとしての意地やプライドを感じました。高見沢さんが、敢えてこの状況で「僕らに活動休止はない!」と断言したのも、ファンに安心してもらいたいという気持ちと同時に、ALFEEの活動に対して決意や誇りを持っているからなんでしょうね。それも、どんな形にも自由に変えられる、ゆる〜〜い決意や誇りや絆をっ!

 ライヴステージてその時に参加しなければ味わえない"感動"や"一体感"があるし、こればかりは何度参加したって飽きませんよ。毎回同じ!…なんてこと、絶対に無いもの!それに、この"感動"や"一体感"は、どんなに文明が進歩しても手軽にダウンロードできちゃうようなシロモノにはならいないもんっ!

 高見沢さんはよく「僕らはステージに立ち続けている」と言ってくれるけど、この2日間の公演では特に重く…そして嬉しく感じました。