2006年5月14日(日)福岡サンパレスホール(2日目) |
前日がと〜っても良かっただけに、「もしかして今日は3人共疲れているんじゃないか?」なんて思っていたんだけど、余計な心配で終わりました!さすが福岡2日目というか、九州ファイナルでしたっ! 開演時間を5分ほど押してから客席が暗転し、SEの音に合わせるように白い幕にライトパープルの照明が当たってどんどん会場内が盛り上がっていき、その歓声に重なるように幸ちゃんのアコギソロが…。こ、この曲は『Count Dwon 1999』!いきなり1曲目から昨日と違うだなんて!3人のシルエットが幕に浮き上がってきたと同時にバンド演奏が入り、そのまま幕が落ちてコンサートがスタート! ステージのセットや3人の衣装は相模大野のレポを参照して下さい。手抜きと言われようが、このパターンは続けてる(笑)。 高見沢さんは衣装は昨日と同じでしたが、インナーが色違いの黒地ヴァージョンで、髪はサラサラのストレートヘアでした♪幸ちゃんはカーテン生地ではなく(<オイ)、黒に近い茶系の玉虫色ぽいスーツでインナーは赤でした。桜井さんは白いスーツで昨日と同じでしたが、ネクタイが違っていたかも…。 そして、そうるさんとTAROさんのツイン・ドラムのセッションがあり!続けて『SWEET HEARD DREAMER』が演奏されました!うわっ2曲目まで違うよっ。この時、高見沢さんがガンガンにギターを掻き鳴らしていてカッコよかったなぁ。その勢いのまま『AMERICAN DREAM』へと続き、冒頭3曲が昨日と違うというスペシャルぶりっ!ステージはもちろん、客席も超ハイテンションで、3曲終わった時点で汗ダラダラ。暑い、暑いっ! そして、サポメンの演奏が流れたまま桜井さんのMCに突入。「博多〜〜っ!2日目たいっ!死ぬ気でいくばーーいっ!」と博多弁で煽ってくれちゃいました。かなり怪しい博多弁だったみたいですけど(笑) そのまま『二人のSEASON』に突入。囁き部分では「****かったばいっ!」と妙な博多弁をシャウトして上手く聞き取れなかったんですが、どうも「ソフトバンク勝ったばい!」と叫んだらしいです。ちょっと言葉数が多くて強引だったせいか、その直後の歌詞を高見沢さんは見事にド忘れ。演奏だけ鳴り響き「忘れた!」と潔く宣言していました(笑)。最後は3人前に出て来てネックシェイキングを披露。続いて『幻想飛行』、『夢よ急げ』と立て続けに演奏。まさか、ここで『夢よ〜』がくるとは思わなかった。曲が終わってすぐにステージが暗転したんだけど、その暗闇の中で、しばしガッツポーズしていた高見沢さんの姿がありました。 もうこの時点で、昨日の盛り上がりの更に上をいく盛り上がりっぷり。大胆に曲順を変えてくるALFEEも凄いわっ。 そして、高見沢さんと桜井さんはステージを去り、幸ちゃんのMCに入り客席はお座りタイム。「6曲ぶっ通しだったからここいらで座りたいでしょ?僕らも休みたいです(笑)」みたいなこと言っていたな。あと、「いつも言っているけど、みんなも日常で嫌なことあるでしょ?そういう鬱憤をこのコンサートでオエッて吐き出して行って下さい」なんて言い方をしていたのが可笑しかった。そのリバースの表現方法がリアルだったんだもんっ(笑)。 で、2日目だったけど色々アンケートを取って、「今日がファイナル」だったという人も多かったし、「昨日来なくて今日だけ」という人も3割くらいいたので、「昨日どうして来なかったの?」と問い詰めていました(笑)。それで、この2日目は頭から3曲違っていたんだけど、その変化も理解できないか〜みたいなことを言って、「でも、この日だけの人はTOURも中盤にきているのでネタバレが大変だね。今は色んな情報が流通しているから」て話になり、幸ちゃん流のネタバレ論が展開。 幸「自分が参加するまでネタバレは絶対嫌だ!って人もいれば、先に知っておいた方が予習も出来て安心するって人もいるよね。映画とかもそうだけど、僕は映画を観る時に予めネタバレを知っておきます。観る前にオチを教えておいてもらうの。だって、そうしなくちゃ誰が誰だか判らなくてさ(笑)。話の内容を知っていた方が安心して観られるしね。『あ、犯人はアイツだ!』とか、『あ、ここで主人公が撃たれる!』とか、知っておきたいの。だから同じ映画を何度も観られるよ。それと試合とかも同じ。先に結果知ってないと観られない。『次のラウンドでKOされるんだ♪』で思いながら観るのが楽しくて楽しくて。山石は反対で絶対に自分が観るまで知りたくないタイプなの。昨日もサッカーの試合をビデオに撮ってたけど、『結果は言わないで下さい!アー!アー!』て喚いていた」 …いや〜、映画好きの私としては幸ちゃんのような観方は絶対出来ない。気になる作品ほど、自分が観るまで絶対にネタバレは知りたくないからね。スポーツの試合もそうだな〜。私は山石さん派です。ママンボは幸ちゃんの意見に賛同していたけど。そうそう、山石さんは話題にされて、「そうですよ〜」って感じで両手で耳を押さえてるジェスチャーをしていました。山石さんは2日連続で、何かと幸ちゃんから暴露されているなぁ(笑)。 あと、「3階席!2階席のみなさんお元気ですか!あなた達の盛り上がりが重要です。1階のみんなを押すくらいの勢いをよろしく!…て、ホントに押しちゃダメだよ」と、2階、3席も煽っていました。 他に色々と話してくれたんだけど、どうも言葉を噛むというか上手く言えないことが多い幸ちゃん。「なんかね、この春は変なんですよ。お腹の中に虫がいるかも」と、この春TOURでの自分の暴走ぶりを自覚するような発言が(笑)。一体、どんな虫がいるんだろう?「オカマ虫」か、「コーチン虫」か…(笑)。 まぁ、上手く話せないことは気にしていないようで、「でもいいんですよ。ここは下らないコーナーでまったりする時間だから、なんでしたらトイレに行って頂いても構いませんよ。大した話はしませんから」と、既に桜井さんが後ろに待機しているのに凄いことを言ってのけた幸ちゃん。そのまま「2人揃ったら更に内容のない話ばかりしますから」と言って桜井さんを紹介。これには、桜井さんも「人を紹介する前に『トイレ行ってもいい』なんて酷すぎません?」とごもっともな意見を(笑)。居直った桜井さんは逞しく、「トイレに行けるものなら行ってみなさい。客席明るくして下さい!そのまま中まで着いて行きますから」なんて言っちゃって、逆に幸ちゃんから叱られていました。 それで、今日の桜井さんは「昨日の8,5割増しの状態」…みたいなことを言ったんだったかな?幸ちゃんが「30割増しくらい言おうよ〜」なんて返した時だったか、「みんなチケット代払って観に来ているんでしょ?その倍以上にして帰してあげるからっ!」て桜井さんが言ってくれてカッコ良かったです♪だけど、その直後の「だからみんなも心開いて、そこに明太子入れて、脇にも明太子挟んじゃって…」と続けるから、さっきの素敵発言が台無しに(笑)。こういうところが桜井さんらしいんだけど。 あと、どちらが言ったか記憶が曖昧なんだけど、「僕らがステージから光を放つ」みたいな発言をして、「そのうちライトを(頭で)反射するようになる!」…という自虐ギャグまで出ていました。 その後は楽屋トークになって… 幸「桜井さんは楽屋でストレッチやらストリップをやってる」 桜「…あながち否定できません」 幸「上だけ着て下を履いてない時あるもんね」 桜「別に楽屋なんだからいいじゃないですか」 幸「長州小力みたいなパンツ履いている時あるんだもん」 桜「長州小力…(笑)」 幸「そして(僕が)猫ひろし(笑)」 桜「長州小力と猫ひろしがいる楽屋(笑)」 幸「よくプロレスとか2人でしてるもんね。大人の技ばっかり(笑)」 桜「ステージではできません。やる時は解散コンサートですね」 幸「解散コンサートの時はもうやれないだろ」 (ヨレヨレのおじいちゃんのようなジェスチャーをする幸ちゃん) 桜「コンサートやるどころか、『アンタ何で昨日来なかったの?』てなりそう(笑)」 …と、2人「おじいちゃんコント」?」みたいなことをやりはじめて、とんでもない話題になってしまいました。でも、「解散コンサート」なんて言い出したから、客席が「イヤダーっ!」みたいな声を上げ、「あるわけないでしょっ!」と断言されて少しホッとしたり。しかし、ホントに内容があるんだか無いんだか(笑)。 楽屋ではストレッチやったりストリップやったり(笑)プロレスをしたする2人ですが、高見沢さんを楽屋で見ることはほとんどないんだとか。「楽屋に入ると鍵をかけるからね」と桜井さんが暴露したのを発端に、「トイレに行くところも見ない」、「寝ているところも見ない」、「何か食べているところも見ない」などなど、本人がまだステージに登場してないことをいいことに言いたい放題。 幸「昔はよく食べてたよね〜」 桜「お櫃ごと食べてたからね」 幸「お櫃ごと?(笑)ガーッ!と食べて、ペッてお櫃だけ吐き出すの?(笑)」 桜「あの口ならお櫃入りますよ」 幸「そういえば、俺、飯を炊きなおしたことあるもん。ご飯大好きだったよな」 桜「ご飯だけでもガンガン食べてた」 ・・・そして、こんな会話の後に紹介された高見沢さん(笑)。当然のことながら、「下らないこと言ってないで早く紹介しろよっ!話を引っぱり過ぎっ!お櫃ごと食べるわけないだろ!ペッて出すなんて、Qちゃんじゃないんだからっ!」と、ステージに再登場するなり文句の嵐。せっかく衣装チェンジしてゴージャスになっているのに、喋っていることは「お櫃ごと食べない!」とかなんだもん。しかも「ペッ!なんて吐き出さない!」とかまで言うし、しっかり横で2人のトークを聞いていたようです。 しかも、今日サラサラストレートヘアだったので、この衣装チェンジの時は後ろ髪を一つに束ねていました。かなりカッコ良かったのに、言っていることはしょーもないこと(笑)。 好き放題言われた高見沢さんの反撃は続き、「第一、お前ら寝過ぎなんだよ。どこでも寝るだろ?坂崎なんて衣装の下で気配消して寝るから、気付かなくて踏んじゃったこともあるんだよ」と、客席にまで訴えていました。この「衣装の下で気配を消して寝ちゃう幸ちゃん」というのは、去年の『新堂本兄弟』ALFEEがゲスト出演した時に、高見沢さんが暴露していたことでよね。 それから「今日の高見沢俊彦のスローガン」発表になり、「今日はね…これを聞いてみんなが『ああ、ああ〜』とよろめくようなスローガンを発表しよう!」と、自らスタンドマイクに片手をかけてよろめく仕草をする高見沢さん。演技にも気合入ってます(笑)。そんな前振りがあって紹介された今日のスローガンは、「博多に…チュッ♪」でした。「チュッ♪」て言い方が可愛かった為に、客席のあちこちでよろめくファンが…。「あ、ホントによろめいてる、よろめいてる」って、3人して喜んでいました。 幸「『博多にチュ』だって!今日はどこでやるかな?」 桜「昨日はまんまとやられましたからね〜」 幸「『博多でピュン!ピュン!ピュン』てねっ!」 高「あっ!『夢よ急げ』もう歌っちゃったじゃんっ!」 幸「やろうと思えば出来るよね〜。たぶんアノ辺りかな〜」 桜「あそこでかな〜」 幸「どこで出るか楽しみですね」 高「みんな、妙なプレッシャーかけるなよっ!」 …「スローガン」の意味合いがすっかり無くなっていますが(笑)、前日に意外なところでスローガンを活躍させた高見沢さんなだけに、2人も客席も今後の展開に期待していました。高見沢さんは「要らぬことをした」と若干後悔モード。まぁ、昨日のスローガンよりも、曲中ではやりやすいんじゃないかな〜って思っていたんですが、ホントに高見沢さんらしいところでやってくれましたよ。その話題は後半に…。 で、ハッキリ言ってMCの収集がまるっきりつかない状況になったんですが、桜井さんが「そろそろ仕事に戻りましょう」という強引な仕切りで軌道修正(笑)。幸ちゃんも、「そろそろ演奏に戻りたいと思いますで」と、演奏再開モードになり(この切り替えの早さはさすが)、「久しぶりの曲を…1982年の曲です」と紹介して『別れの律動』が歌われました。昨日歌っていた『ふたりのGraduation』とは雨繋がりでしたね〜♪続いて、『ひとりぼっちのPritender』が歌われまして、間奏がカッコよかったなぁ。『My Sweet Home Town』、『Moonlight Fairy』の流れは同じでしたが、美しいハーモニーを堪能できたし、『Moonlight〜』では照明が移動する演出もあり、グッと大人ぽい雰囲気になっていきました。 4曲の演奏が終わった後にステージが暗転して高見沢さんのMCになりました。 高「TOURをやっていると年々曲を決めるのに悩むことが増えてきて、TOUR始まる前になると『どの曲をやろうか』とすっごく悩むんですが、昔ライブハウスでやっていた頃なんて、与えられた30分の時間の中で3曲でしたからね。あとは物真似やらネタで繋いでいたという…。まぁ、3曲しか曲がなかったというのもあるんですけど、もう30年以上やっているから曲も増えるよね」 …なんてことを話していました。確かに、昔はコンサートで聴けた曲が幻の曲になりつつある昨今。昔は『落日の風』とか、『坂道』とか、『あなたがそばにいれば』、『マンハッタン・レイン』、『黄昏に瞳を閉じて』…言い出したら切りがないけど、コンサートでまた聴きたいよなぁ。あと、夏イベといえば『セイリング』というイメージが昔はあったんだけど、最近は全然歌っていないよね。意外に昔のB面ソングもなかなか歌われない曲が多かったりするし。それだけ楽曲が増え過ぎているってことかな。 「全部演奏しようとしたら6時間以上かかる」なんて言ったもんだから、客席から当然「やってー!」と声が上がったんですが、「『やってー』って、そんなにみんなも聴けないでしょ?俺達も途中で倒れるから。そんなに持たないって!」と、こういう時は実年齢を強調するんだよな(笑)。でも、休み休みで丸一日かけて全曲演奏っていうのも面白くない?<言うのはタダだ! それから、「滅多にやらないんだけど」と前置きして、 高「この間久しぶりに掃除をしまして、そうしたら昔の写真とかが出てきたんだよね。最近はデジカメだからパソコンの中にフォルダ保存しちゃうからないんだけど、その分どのフォルダにどの画像があるか判らなくなっているけど(笑)。昔の自分の写真を見て、自分ではそんなに変わってないつもりでいたんだけど、すっごい子供なんだよっ。『お前〜、子供だな〜』なんて、自分の昔の写真にツッコミ入れてしまいましたが、みんなもたまに昔の自分の写真を見てみなさい。愕然とするぞ(笑)。でも、安心しなさい。どんなに時が経とうとも常に俺達がみんなの前にいるから!…て、なんでこんな前向きな発言してんだろ(笑)」 …どれくらい若い頃の写真が出てきたか判りませんが(客席から「見せて〜」て言われてたけど、「絶対に見せない!」て断固拒否していたもんなぁ)、最後の前向き発言にはウケました。しかも、自分で言っておいて、「ちょっと凹んできた」なんて言うし(笑)。 で、そこで話題にしていた写真と同じどうか判らないんだけど、博多にもまだ売れない頃に3人で営業で来ていたという話をして、「博多どんたく」にもラジオ番組のゲストとして出演していたらしい。しかも、その時の写真が残っていて、これがかなり衝撃の写真なんだとか! 高「たぶんラジオの収録が終わった時に撮ったと思うんだけど、俺と坂崎は普通にギター持って写っているんだけど、何故か桜井だけアンプ持って写ってんだよ。お前、あれすっげー重いアンプだよな〜?何であんなの持って写ったんだ?」 …と桜井さんを質問攻めにしていましたが、桜井さんも何でアンプを持って写真に写ったのか記憶に残ってないそうです。写真を見てビックリしたらしい。しかも、そのアンプというのがイワク付きで「最初に桜井が買ったアンプはバカでかくて持ち運びできなくて、『これじゃダメだろ!』ってことで、それを売って新しいのを買ったんだけど、それが小さいくせに前のやつより重いの!腰が折れそうなくらい重かったよな!」と、桜井さんに訴えるように話して、桜井さんもウンウン頷いていたので相当な重さだったらしい。そんなに重いアンプを持って写真に写っていた桜井さんて一体…。 しかし、面白いエピソードだなぁ。この写真だけでもいいから、いつか公開してくれないかしら?アンプ持っている桜井さんの姿が見たいわ(笑)。 この時、質問攻めにあっていた桜井さんが「いいな〜。髪束ねて」なんて言ったら、「お前も束ねればいいじゃん」と返し、桜井さんは後ろ髪を右手で強引につまんで「結べないも〜ん」みたいなジェスチャーしたら、「だから、被っているのを外して結べばいーんだよ」と問題発言を(笑)。桜井さんも「あ、そっかー」と外そうするジェスチャーをしたんだけど、「外せるわけないだろー!」とお約束的なポーズをしていました。もう、なんだかんだ言って、髪ネタ好きだよね〜。 それから、この春のTOURタイトルである『ONE』にちなんだ話になり、「俺達にとってのOnly ONEは、やはりこのステージ。だから、みんなにとってのOnly ONEのステージはALFEEでいなさいっ!」と命令形(笑)。「これが昨日言いたかったんだよ」と妙にご満悦な高見沢さんでした。もちろんALFEE以外のコンサートも色々行くけどさ、やっぱ最終的に戻って来ちゃうのが「ココ」なんだよね。ここまできたら、もう変わらないだろうなぁ。 高「何がなんでも一番を目指す!というのではなくて、自分にとっての『コレだっ!』というものを頑張って見つけて行こうなっ!」 …て言った高見沢さんの言葉が妙に印象に残りました。単純だから、こういうことを言ってもらえると、なんか気が楽になるっていうか、「自分のペースでやっていくぞ!」て気持ちになれるんだよね。 そして『運命の轍 宿命の扉』が演奏され、客席はスタンディング。続いて『哀愁は黄昏の果てに』は、立っていながらもじっくりと聴き入ってしまった。何度聴いてもいいよなぁ。そして、『Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯〜』で一転ノリノリ状態。何気に高見沢さんもノリノリ。続いて山石さんのピアノソロから『幻夜祭』、『幻想〜ILLUSION〜』が演奏されたんですが、ラスト『幻想』のギターソロがすっごい長かった。前日の倍近くあったんじゃないか?って感じの長さ。高見沢さんが終わりの合図の腕を上げた時なんて、幸ちゃんが「やっと終わった〜」って感じで頬をプゥと膨らませて深呼吸して可笑しかった。でも、このラストのギターソロはカッコいいから長くてもOKよん。そういえば、昨日のMCで「ギターソロの時は息を止めちゃう」とか言っていたけど、この時は大丈夫だったのかな?(笑)。そして、本編ラストは『ONE』。何度聴いても桜井さんの美声は鳥肌モンでしたっ! 1回目のアンコールはそうるさん、山石さん、TAROさんかステージに登場すると、すぐに演奏開始。その音に合わせて3人が登場。 3人の衣装は、高見沢さんがブルーの羽根ぽいのが付いた派手なノースリーブのブルーのロングコートに、ラメタンクトップにシルバーのラメパンツだったかな?サングラスとインカム付きです。髪は下ろしてました。幸ちゃんは、グリーンの柄入りタンクトップに黄色のパンツ姿で登場。桜井さんは、白い開襟シャツにクリーム色パンツで登場。 幸ちゃんがパーカッションを叩きながら「さぁ、博多〜っ!行くぞ〜っ!」と煽って、そのまま『ロックンロール・ナイトショー』が演奏され、幸ちゃんはハンドマイクを持って両脇の花道に出て来ました。高見沢さんも両脇の花道に出てきて客席を煽っていた。桜井さんは真ん中より下手寄りでノリノリ。ラストは恒例の「シェイク♪シェイク♪マッ●シェイク♪」のハモになり、そのまま怒涛の(?)のネタコーナーに突入。 ステージ中央にスタンドマイクが設置され(先がY字になっていてマイクは2本付けられるようになっていて、幸ちゃんは持っていたハンドマイクを自分で付けてた)、「どうしてマッ●シェイクなのか?」というのは昨日やったので、「タカミーがマッ●シェイクをレコーディングスタジオに放置したんだよ〜」みたいに、桜井さんが真相を簡潔に説明。その間、隣で「シェイク♪シェイク♪シェイク♪」と狂ったように言い続けていた幸ちゃんであった。やっぱ、アンコールになると一気にお腹の中の虫が暴れだすみたい(笑)。 そして、今日は福岡2日目だからSPメニューをやろう!ということになったんだけど、またもや「コーチン!」と言われて、「コーチンて、名古屋コーチンみたいだから止めてって言っているでしょっ!」とオカマキャラ化する幸ちゃん。しかも、両手をバタバタさせながら叫ぶから本当に鳥が暴れているみたいで、「オカマなんだか、鳥なんだか…」て言われる始末。桜井さんから「この春の坂崎は変だよ」て断言されていましたからね。しかし、幸ちゃんから「マサチーン♪」と呼ばれ、桜井さんまでオカマキャラ化。どうも高見沢さんは桜井さんのオカマキャラ化が苦手のようで、鳥肌が立ってしまうらしい。そんな高見沢さんに対して、「鳥肌立たせてなさいっ!」と言う桜井さんであった。桜井さん曰く、高見沢さんの命令でこういうキャラを演じているらしいですけどね(笑)。 あと、「マサチン」とか「コーチン」とか「トンチン」か誰か言う度に、そうるさんが「チーン♪」て効果音をタイミングよく鳴らしてくれるんだけど、その音を聞いて幸ちゃんが「男らしい〜っ♪」とハイテンションで叫んだもんだから、高見沢さんが直接幸ちゃんのところまで言って注意していました(笑)。でも、2,3回はやってたな。 「ま、ま、ま〜さる♪ま、ま、ま〜わる〜♪」というハモで、得意の首運動を桜井さんが披露してくれたんだけど、リクエストを繰り返す高見沢さんに向かってハトみたいに首を動かしながら向かって行ったら、本気で高見沢さん怖がって逃げてました。こと時だったか、「男前〜♪」なんて言われて、妙なポーズを決めていた桜井さんでした。男前ポーズとは程遠かったけど、面白かったからいいや(笑)。 そして、「観光地SP」と題して、行きたい観光地をハモるということに。最初は「熊本城」で、前に夏イベのDVDパンフの為に行ってクイズまでやったということをネタにしていました。次に京都の「金閣寺」で、高見沢さんは一度は住んでみたい家(?)らしいです。桜井さん的には「キラキラしていて、お前があちこちに居るようなもんじゃん。そんなの落ち着くかよ」なんて言ってました(笑)。最後は同じく京都の「銀閣寺」。「銀ていうけど茶色じゃん♪銀閣寺じゃなくて、茶閣寺〜♪ちゃ〜かくじ〜♪char〜♪」と言って、charの歌を1フレーズ歌ったんですが、知っている人が少なくてオチとしては弱かった(笑)。幸ちゃんや桜井さんも「強引だった」と言っていましたからね。 それからGOODSで販売されている「えびせん」の宣伝だったんですが、昨日と比べてそれぞれの紹介がロングバージョンになっていました。黒木郡(黒木瞳さんの出身地)は秩父より田舎なんだろうかとか(桜井さんは「秩父には電車が通っているぞ」と威張っていた)、坂崎幸之助は顔は笑っているけど目が笑っていないとか(笑)、幸ちゃんは「目が細いだけでちゃんと笑ってる!」と必死の弁明をしていましたが2人は相手にせず。この時高見沢さんが間近で桜井さんの眼を見たようで、「桜井、目〜デカイな〜」てしみじみ言っていてウケました。 そして、高見沢さんの時は「えびせん」が山葵味なので、やはり「激辛」→「髪を刺激」→「毛が抜ける」と、またもや髪ネタ。「だから被っているのを外して〜」と、ズラネタ再び。外したら波平(『サザエさん』)みたいになるとか言いたい放題。でも、波平さんと3人は2歳しか違わないそうで、波平のようになるのも時間の問題なんだとか…。そ、そうなのかっ?しかも、『サザエさん』ネタで、「波平が嫌ならワカメだ!ワカメ!バカメ!」なんて言われて、「エーン!」と泣く桜井さん。君達、小学生以下かい?…いや、幼稚園児以下かも(笑)。 そして、「えびせん」を持ってピクニックに行こう!という展開になり、桜井さんが「えびせん持って海に行きたい〜っ!」と叫んで、いつもの流れへ…。 しかし、桜井さんの『海へ行こう♪』即興歌は今日もハイテンション。「海に行った時にTバックを間違えて前に履いちゃって、もう前が大変なことになっちゃったから、今年は気を付けなくちゃっ♪」と、完全にR指定ものの発言を(笑)。当然のことながら、高見沢さんが鉄拳制裁をしていましたが、歌い続けていましたね。最後に「海へ行こうーっ!」て桜井さんが叫んだ後に、幸ちゃんと高見沢さんが「バカッ!バカッ!」て言いまくっていました。 そんな流れで『誰よりもLADY JANE』に続いたもんだから、もう3人のテンションはすっごいことになっちゃいましたよ。間奏部分での幸ちゃんのアコギ演奏をする時に、桜井さんはもの凄い勢いで幸ちゃんを指すんだけど、今回は幸ちゃんがギターではなくヒップを桜井に向けて、桜井さんがカン●ョーをやりそうなポーズを取るし(笑)、高見沢さんに至っては3番で妙に力んで歌うもんだから演歌ぽい感じになるし、ALFEEというよりBEAT BOYSが憑依していたような雰囲気でした。でも、ラストは「オーレッ!」とキメて、ラテンな雰囲気に。 続けて『恋人になりたい』が演奏されて、幸ちゃんはここではフツーに戻ってました。ああ、良かった。そのままメンバー紹介になり、「キーボード、山石敬之〜っ!」とまず山石さんを紹介。山石さんはちょい長めに演奏(聴いたことある曲だったんだけどタイトル失念)、続いて、「亀田親子のお父さんを紹介しよう!ドラムス、そうる透〜!」と言ってそうるさんを紹介(笑)。そうるさんも昨日より眺めのドラムソロを披露。「そして、亀田親子の息子を紹介しよう!…どうでもいいけど、何で2人とも坊主なんだよ?俺への当てつけか?俺は切らないからなっ!十二単が着れるまで伸ばし続けてやるぜーっ!」と、何故か、ステージの前に出てきて歌舞伎ポーズのように大股開きになって宣言してました。「…メンバー紹介に戻りましょう(笑)。新しくメンバーに加わりました。ドラムス、TAROー!」とやっと紹介され(笑)、TAROさんも長めにドラム・ソロを披露。グワワワワッ!って感じのパワフルさでカッコよかったです。 その勢いのまま「We are THE ALFEE〜っ!」と叫び、『MEET THE ALFEE』が1フレーズ歌われて、歌詞に「フォークバンド♪」と付いたからか、いきなり幸ちゃんが吉田拓郎さんの『旅の宿』のようなフレーズを弾き始め、そのまま前に出てくる3人。そして、すごく自然な流れでフォークぽいフレーズが『星空のディスタンス』のフレーズに変わっていき、3人はマイク無しでアカペラでサビを歌い上げましたっ♪カッコ良かったなぁ。そのままバンド演奏が入っての盛り上がりったら、そりゃ、もう、凄かったですよ。 そしてステージが暗転して『SINCE 1982』が演奏され、一気にステージに雰囲気が変わりました。高見沢さんがすっごく丁寧にというか、優しく歌っていて、妙にジーンときてしまいました。 演奏が終わって、後ろのサポメンの3人もステージ前に登場。6人並んでお辞儀をして、高見沢さん、桜井さん、幸ちゃんはピックを投げまくり、山石さんはタオルを投げていたんですが、桜井さんてば階段になっている所で勢いよく投げたから、危うく階段から滑り落ちそうになってしまって、桜井さんも見ていたファンも焦った焦った。ズズッと滑っちゃったんだけど、なんとか踏ん張って、桜井さんは胸に手を当ててホッと一息吐いていました。3段しかない階段とはいえ、ビックリしたよ〜、桜井さんっ。気を付けてね。 そんな桜井さんに気を取られていたら、他の5人はステージを去っていました。ははは。 2回目のアンコールの3人の衣装は、高見沢さんが黒いフリルとラメぽい黒パンツにラインストーンのベルトをして登場。幸ちゃんは白ぽい柄入りの開襟シャツにページュ色のパンツ姿で登場。出て来るなり投げキッスをしてくちゃいました。桜井さんは、ダークグレーぽい柄入りシャツに焦げ茶のパンツ姿で登場。 すぐに高見沢さんのMCに入りそうになったんだけど、「高見沢さーんっ!」という歓声があちこちから上がり、思わず「喋らせろよ」と文句を言う高見沢さん(笑)。すぐに「ごめんなさい」という声が掛かり、「あ、いや、律儀な奴だな〜」なんてやり取りがありました。 高「『星空のディスタンス』は1984年の曲なんだよな。ということは20年以上も前の曲なんだよ。でもさ、さっき歌っていても全然色褪せてないよなっ。普通20年前以上っていうと懐メロだぞ。その後にに歌った『SINCE 1982』も1982年の曲だけど、この年から野外コンサートをするようになったんだよな。もうあれから25回目を迎えようとしているわけだど、さっき歌っていたら、こう今までのイベントを思い出して、なんか…こう、グッときてしまうものがありました」 …と語っていた高見沢さん。曲は20年以上前の曲なんだけど、ALFEEがずーっと現役で歌い続けてくれているから、曲もALFEEと共に進化してきているというか、決して古くさく感じないし、むしろ、それだけの歴史を持って来ている楽曲もあるので、年々重みが増してくるよね。これって、ずーっと歌い続けているからこそ叶うことなんだろうね。 ここでだったかな、「32年間やり続けているけど、僕らのピークはまだです。デビューしてすぐピークが来て物凄い勢いで消えていったグループもありますが、それはそれで一つの人生だと思います。僕らは僕らのペースで歩み続けていきたいと思います」みたいなことを言っていたのが印象的でした。一瞬にしてピークを迎えてすぐ消えてしまっていっても、そういう人生もアリだし、伝説化してカッコいいという捉え方もできる。だけど、ALFEEの場合は「ピークはまだまだ」と、ピークを目指して自分達のペースで人生を歩んでいく姿は、それはそれでカッコいいと思うし、そうやり続けてきていることが伝説化しつつあるもんね。 そして夏イベの話題になり、昨日同様に日程が明かされただけですが、「もうすぐ発表できると思います。今週のスポーツ新聞をチェックしていて欲しいなと…」と、さり気なく公式発表が今週中であることを明かしてくれました。あと、「また福岡でもいつかやりたい」みたいなことを言っていましたね。 高「やはり満点の星空の下で『星空のディスタンス』を歌うのは最高なんだよな。でもね、25年も続けていくと、昔とだいぶ環境が変わってきています。野外コンサートができるスペースが少なくなってきているし、騒音問題とかもあるしね。だから、今年の25回目を一つの節目として、野外イベントという形に拘るのは最後になるかな…と。別に止めるわけじゃないからねっ!夏のイベントは形を変えて続けていきたいよ。たださ、大変なんだよ、野外で出来る場所を見つけるのって!…て、俺、何でこんなに愚痴ってんだろ(笑)。いや、もう、博多だから言っちゃうけどさ、本当に大変なんだよ、野外コンサートって。だから、今度の夏のイベントを一つの節目という気持ちでやるので、福岡のみんなも是非来て欲しいと思います!」 …と切々と野外コンサート開催の厳しさを訴えた高見沢さん。確かに、年々条例とか厳しくなってきているし、球場とかならまだしも、空き地とかで野外コンサートって本当に難しくなってきているんだろうね。だからこそ、今回やれることを最後の奇跡!という気持ちで挑むのかも。丁度25回目という節目だしね。 夏の野外イベントて、最初は「誰もやったことのない場所で」というのに拘っていたけど、その頃と今とでは環境がガラリと変わってきているもんね。特に野外コンサートをやっていた埋立地なんて、どんどん開発されてき高層マンションとか建ってきているし、無理に拘れなくなってきている時代なのかも。 野外コンサートの開放感というのは格別だし、雨が降っても妙な一体感が出て、ホールコンサートでは味わえない感動があって大好きなんだけど、逆そういう場所を探すことがALFEEにとって、物凄く重荷になってきてしまっているのなら、野外云々には拘らなくてもいいかな。それに、前もって「もう野外コンサートは厳しいかもしれない。今年が最後という気持ちでやる!」て宣言してくれている方が、こちらも覚悟ができるしね。もしかしたら、来年以降も奇跡的に場所が見つかるかもしれないけど、見つからない可能性の方が高いって覚悟しておくのは悪くない。 なんかさ、今年の夏イベは凄いことになりそうだよね。25年目という節目でもあるし、ALFEEも意気込みが今まで以上のものがありそうっ。これは楽しみだねっ。 高見沢さんが野外イベントの難しさについて切々と訴えたので、ちょっと寂しい気分になっていたんだけど、「今年の夏イベでは桜井が空に舞い上がるぞー!坂崎も舞い上がるぞーっ!そして、それを俺が撃ち落とす!」なんて、ギターで撃つポーズして可笑しかったです。なんだかんだいって、ALFEEは前向きなんだよねっ! そして最後は、「まだまだ行くぞーっ!博多最高ーっ!仕事に負けるなー!嫌な上司に負けるなー!今年はソフトバンク優勝だーっ!」と、と叫んで、『SWEAT&TEARS』になり、演奏と同時に銀テープが客席に飛び出して綺麗でした。もう、「ソフトバンク」の話題が叫ばれた時の客席の歓声ったら、凄かったからね〜。もうノリノリでしたよ。 ラストは、桜井さんのベースソロ、幸ちゃんのブルースハープソロ、高見沢さんのギターソロがメドレーで続く変則パターンで、そのまま3人前に出て来てヘッドシェイキング。さすが福岡というか九州ファイナルだけあって、高見沢さんが凄いことにっ!もう連子獅子のようにブンブン激しく髪を振り乱しまくって、桜井さんと幸ちゃんもヘッドシェイキング止めて客席同様に高見沢さんを煽りまくりっ。こんなに激しい高見沢さんのヘッドシェイキングは久しぶりに見たぞ〜! さすがに後半は膝をステージ付けて崩れちゃっていた高見沢さんだったけど、あの満足気な笑顔は最高だったね。しかも、奥から黒いバットを持ってきて(おそらく松中選手からプレゼントさてたバットなんだろうな)、そのバットでベシベシとギターを掻き鳴らし、「どうもありがとーっ!」と叫んで2回目のアンコールも終了。 いや〜、凄い終わり方でした。 桜井さんは下手の花道の先の方まで行ってピックをばら撒き、幸ちゃんもピックを何枚か飛ばし、高見沢さんもピックをばら撒いてステージを去って行ったんだけど、最後までステージに残っていた高見沢さんがステージの真ん中に出て来るなり、両手で口を押さえて「博多にチュッ♪」と素敵な投げキッスをしてくれたのでしたっ♪もう、もう、その「チュッ♪」の仕草が最高に様になっていて素敵だったのよぅぅ!もう、観客はトロけました(笑)。 最後の最後でやってくれたよな〜。 もう最高に楽しい福岡2daysでした。私にとっては一週遅れのGWだったので、本当に素敵な休暇になりましたよ。2日間とも凄い盛り上がりだったからね。これだから、福岡のアルコンて毎年行きたくなっちゃうんだよな〜(笑)。 2日目は野外コンサートの厳しさも話してくれて、ちょっと切ない気持ちになったけど、これからのイベントの形態が変わっていこうとも、基本的なALFEEのスタイルは変わらないと確信できているので、まだまだこれから先のALFEEも楽しみだっ!…と感じたコンサートでした。
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