2006年5月29日(土)NHKホール(初日)


 遂にきたNHKホール公演!先日、夏イベ記者会見があっただけにテンションは嫌でも上がります!しかし、そんなテンションに水を差すような悪天候。午前中は晴れていたのに、開場時間の1時間前くらいから凄い夕立になって、この悪天候に影響を受けたファンは多かったと思われます。
 天候の影響で会場に入るのに時間が掛かりましたが、なんとか開演時間前には客席に着くことができました。


 5分ほど開演時間を押してから客席が暗転し、SEの音に合わせるように白い幕にライトパープルの照明が当たってどんどん会場内が盛り上がっていき、3人のシルエットが幕に浮き上がってきたと同時に高見沢さんがシャウト、『Masquerade Love』でスタート!バンド演奏と同時に白い幕がステージ上空に(掃除機で)吸い取られるように舞い上がっていくと、今回で初めて気付きました。
 ステージのセットは相模大野レポを参照〜。<すぐ手を抜く

 3人の衣装が今までと違っていて、高見沢さんがラインストーン付きのショルダーガードが付いたド派手な白のロングコートにシルバーラメぽいドレスシャツに黒のレザーパンツぽい格好でした。とにかくロングコートがド派手でした。髪は気合いの巻き巻き♪インカムを付けていました。席が上の方だったせいか(笑)、高見沢さんの頭部のプリン状態がよく見えましたっ。幸ちゃんは白のスーツにインナーが茶系の柄シャツ。うーん、カーテンじゃなくなって残念だわ〜、ツボに入っていた衣装だったのにぃ(<オイ)。桜井さんは、黒地に細く金のストライプの入ったスーツに、ブルーグリーンのネクタイ姿でした。

 『Masquerade Love』から高見沢さんはノリノリで、クルクル回っていたなぁ。その勢いのまま『鋼鉄の巨人』、『恋の炎』と続いたんですが、照明の配色が福岡で見た時とは印象が違って見えました。相変わらず綺麗だったなぁ。しかし、『恋の炎』の3番で高見沢さんが見事に歌詞忘れ!歌詞を忘れたというより、歌うことを忘れていたような感じ(笑)。幸ちゃんから「オイッ!」て感じでツッコミ入れられていました。さすが、大胆なタカミ〜♪<意味が違う

 そして、サポメンの演奏が流れたまま桜井さんのMCに突入。「ハローッ!TOKYOーっ!お待たせしましたぁ!外は5月の嵐だけど、この中の嵐はもっと凄いぜーっ!」と客席を煽ってくれちゃいました。

 そのまま『二人のSEASON』に突入。囁き部分で「歌詞忘れてごめんなさい!」と、頭を下げて謝罪した高見沢さんに客席大ウケ、幸ちゃんと桜井さんのウケまくり。後奏では、3人ステージの前に出て来てネックシェイキング。続いて『幻想飛行』、『星空のディスタンス』と続き、『星空〜』では、高見沢さんがハートエンジェルギターを出してきました。高見沢さんは演奏が終わってステージが暗転しても、スタンドマイクの前でガッツポーズ!(笑)


 そして、高見沢さんと桜井さんはステージを去り、幸ちゃんのMCに入り、「お待たせしました東京!TOURあっちこっち回って来ましたが、地元東京に帰って参りました!」とご挨拶。

 3階席、2階席を煽り(3階席の反応が凄かったので「ここは3階が凄いからなぁ。なんか悪いモン食ってきた?」なんて言っていた)、恒例のアンケートを取り、TOURも今日のNHKで折り返しとはいえ今日がTOUR初日という人が多かったし、生まれて初めての人が前方の席にいらしたので、「まぁ、人生プラマイゼロですから、まず帰りの道で車に気を付けて下さい」と忠告していました(笑)。

 その後、今日の天候の話になり、「今朝は久しぶりにカラッと晴れたと思ったら、夕方凄かったんだっけ?丁度リハが終わった頃だったかな?『外は凄い雨です』なんて聞いて…」とまで言ってから観客がまだ座ってないことに気付いた幸ちゃんは、「…あ、どうぞ座って下さい」と、ここで客席はお座りタイム(笑)。

 この福岡2daysで春TOURの折り返しになるとか言っていましたが、恒例のアンケートでは、「今日がTOUR初日」という人がさすがに多かったです。もう9割以上がそうだったかも。幸ちゃんも「お待たせしました!」て言っていたくらいですからね。初めて参加の人も数人いらしたし、客席側からも「待ってたぞ〜」という熱気や期待感がムンムンでした。
6曲分暴れたからここで水分補給をね…(と言って、自分が水分補給する)あと汗も拭いてね。隣の人の汗とかも拭いちゃったり、前後の人の汗もね拭いて…そこから友情が芽生えるかもしれないんですから

 …と、妙なアドバイスを(笑)。でも、「水分補給を」って言って、パーカッションに備え付けてあるボトルのストローをパクン!として、水分補給した幸ちゃんが何か小動物ぽくて可愛かった。
 「ここは後半に備えてゆっくりお休み下さに。寝ていても構いませんよ。大した事は話しませんから、繋ぎのコーナーですから」…と、随分と大胆な発言を。

 そして、「桜が散ろうと関係なくこの人は飲みます」と紹介されて(笑)、桜井さんが盛大な拍手と歓声に迎えられて再びステージに登場。開場前に夕立に遭って大変だったファンが多かったという話になって、桜井さんが「激しい雨の中、よく馳せ参じた!よは満足じゃっ!」と妙に芝居がかった激励がありました(笑)。
 桜井さんは昼間のあまりの暑さに、「起きた時に沖縄に居るのかと思った」と言ったら、幸ちゃんが「暑いし湿気も多かったからね」なんて言い、「“け”は多いですからね。“け”なら何本でも欲しいです」と、自虐ネタに発展。確か、幸ちゃんが「何本欲しい?」みたいな、際どいツッコミを入れていたような…(曖昧)

 自虐ネタは続き、
今日で春TOUR折り返しですよ
私がジーンズを折り返すと凄いことになります。何でこんなに余るだっ?て
あれ、余ったやつ無駄だよね〜
ジーンズは折り返すものですからね!けど、今時の奴は『私、折り返しません』って、なんかスゲームカツク!私は折り返しのあまった生地でベストが出来ます
俺なんてもう1本(ジーンズが)できるよ
(苦笑)…返しに困るなぁ〜

 …という会話が続いたんですが、この内容が翌日の某スポーツ新聞の記事に載ってましたね。よりにもよってこのトークを載せるかいっ!って感じでしたが(笑)。それでいて写真は純白王子な高見沢さんのワッショットだったから、一般の方々には「アルフィーってどういうバンド?」と思ったかもしれないな〜。

 その後、通常の流れなら桜井さんのスローガンが発表されるところなんだけど、「もういいでしょ」と何故か割愛。一番上手の方を呼ぶことになりました。ちなみに、幸ちゃんが高見沢さんを紹介する時に「この人は今日凄いですよ!最初から飛ばしてます!歌詞なんて関係ないですからっ!」なんて言っていました。

 ステージに再登場した高見沢さんはOPの衣装に続いて、ここでの衣装も初披露だった為、客席から「回って見せて〜」と声が掛かり、桜井さんが「回って〜なんて言われていいなぁ。俺なんて『桜井さん、あっち向いて〜』だもん」なことを言って、幸ちゃんから「それは被害妄想でしょ」とツッコミ入れられていました。
 しかし、高見沢さんのニュー衣装は凄かったですよ。インナーな白のシルクぽいフリルシャツに白パンツ姿だったんですけど、羽織っていた白のロングコートが貴族ちっくで、淵ラインストーンで柄が描かれていてキラキラ輝いていました。パンツの両サイドも柄入りぽかったけど、とにかくコートのゴージャスさに目を奪われました。

 高見沢さんの今夜のスローガンは、「桜井賢に捧げるスローガン!これを聞いたら、みんな『うっ!ううっ!』と心臓が止まっちゃう(笑)」と宣言。そんな桜井さんに捧げられたスローガンは、「君は薔薇より美しい」。客席は「ヒュ〜♪」と囃し立て、桜井さんも思わず舞い上がるというより舞い踊ってしまったんですが、「あ、言い間違えた!『君はバカより鬱っとおしい』だ!」と訂正。ズベーン!とステージに仰向けに倒れちゃう桜井さんであった。お約束ですなっ。
 でも、ちゃんとしたスローガンは「君は薔薇より美しい」方だと高見沢さんが訂正すると、桜井さんがお返しに、「美しい花にはトゲがある」と素敵なコメントをしたのいで客席が喝采。嬉しくて踊っていた桜井さんでしたが、すかさず高見沢さんが「汚い顔には髭がある」とオチを付けてちゃいました。いや〜、今日の高見沢さんの攻撃力は高いな〜(笑)。
 「美しい花にはトゲがある」と言った桜井さんは、我ながら上手いコメントをしたと踊ろうとしていたんですが、高見沢さんがオチを付けた為に上げた両腕が収拾つかなくなり、「さぁ、このあとどうする?」と幸ちゃんに言われ、思わず顔に持ってきて「ムンクっ!」なんてやっていました。でも、両手で顔を隠すようなポーズだったから、高見沢さんが「ムンクはこうだよっ!」と自ら両手を頬に当ててムンクポーズをレクチャーしていました。なんか高見沢さんのムンクポーズが妙に可愛かったわ〜。

 内輪ウケのトークが続きお笑いの雰囲気で会場がいっぱいになったんですが、、「そろそろコンサートに戻りたいと思います」という幸ちゃんの強引な仕切りで、歌コーナーに戻りまして、「今日はNHKスペシャルということで久しぶりの曲を…。今回のTOUR全部参加されている人でも初めてしょう。そりゃ、そうだ。僕達が演奏するのが初めてなんだから(笑)」と、自分で言って自分でツッコミ入れてました(笑)。

 「1980年代のシングル曲です。これ、サブタイトルが付いていたんだよね、忘れてたよ。」という紹介で歌われたのは『君が通り過ぎたあとに』でした。さっきまでのお笑いの雰囲気が嘘みたいに、シットリとした雰囲気に変わってじっくりと聴き入らせて頂きました。優しく歌う高見沢さんの声が好き〜。続いて『NOBODY KNOWS ME』が演奏され、高見沢さんは相変わらずピースマークシールを貼ったギターを使用していました。そして、『My Sweet Home Town』では照明の印象が福岡に比べて少し違った感じがしました。綺麗だったな〜。『Moonlight Fairy』では、ラストのギターソロに合わせてステージ上の照明が動く演出は健在で、高見沢さんがノリノリで弾きまくっていました。これぞ「自己陶酔」ですなっ!


 そして、高見沢さんのMCになりまして、「やはりNHKは盛り上がるなっ!下からズンズンとくるんだよ〜っ!」と、会場の熱気に満足気。

 TOURタイトル『ONE』にちなんで、「自分にとって一番なモノ」という話題になったんですが、「こう見えても俺はスウィーツにるはうるさい」という話から意外なエピソードが暴露され…

後でちゃんと紹介するけど、ウチの新しいドラムのTAROがチーズケーキ作りが一番得意だってことが判明しまして。この間みんなで飲んだ時に、『俺、チーズケーキ作りが一番得意なんですよっ!』なんて話して、『じゃ、今度作って来いよっ!』て言ったんだけど、酒の席だったからスッカリ忘れていたんだよね。そうしたら、今日作って来たんですよ。で、食べたら本当に美味かった!

 …と、スウィーツにうるさい高見沢さんが絶賛するくらいTAROさんのチーズケーキは美味しかったそうです。客席が「食べた〜い」とリクエストしたら、「じゃ、秋TOURのGOODSはTAROのチーズケーキを出そう!」なんて言ったんだけど、「ドラム叩けなくなるからだダメ」とすぐ却下されちゃいました。残念。でもさ、TAROさんにレシピを聞いてさ、作る気ない?私は甘いものそんなに食べないけど、チーズケーキは大好きなのよんっ!ね、8DAYSさんっ!(笑)
 しかし、「俺は過去に女の子にケーキを作って貰った経験は何回かあるけど、小坊主に作ってもらったのは初めてだ」と言っていたのにはウケました(笑)。TAROさん、話題にされる度にボールを混ぜる仕草していて面白かったわっ。力は相当あるだろうから、濃厚なチーズケーキを作りそうだよね。

 その後、「ウチのメンバーはそれぞれ得意料理がある」みたいなことを言って、「坂崎も毎年暮れになる必ず作ってくる…豚の…何だったけ?豚の横煮?…あっ!角煮かっ!」と、天然発言が飛び出しました。初めて聞いたわ、「豚の横煮」って(笑)。もちろん客席は大爆笑でしたが、めげない高見沢さん。

豚肉を横にして作るんだから横煮でもいいじゃんっ!
切ってあるんだから角煮だろ
だって横にして鍋に入れるじゃんっ!
……ねっ♪
横煮でいこうよ
でも、切った横も縦も判らないぞ
……ネッ♪
……ネッ♪

 最終的には首をかしげながら同意を求め合う2人がムチャクチャ可愛かった。高見沢さんは「今の2人はちょっと不気味だったな」なんて言っていたけど、そんなことなくてよっ。せっかく「豚の角煮」の話題をしていたので、幸ちゃんの意見も聞きたかったぽいけど、幸ちゃんは高見沢さんがMC始めた時にステージから下がった後なかなか出て来てなくて、「(坂崎)遅いな〜。まだ出てきて来ないぞ。なにしているんだ〜?」と高見沢さんがボヤいていたら、インナーだけ着替えてきた幸ちゃんがステージに再登場しました。

 それから、どうしてそういう話題になったのか忘れたけど、「自分が自分を褒めなくて誰が褒める?」て言っていて、思わず、高見沢さんてば『オーラの泉』を見てる?とか思ってしまった(笑)。丁度、先日の『オーラの泉』のゲストが研ナオコさんで、美輪さんから「自分に謙虚過ぎるところがダメ。ちゃんとした実力を持っているのに、『自分はダメだ』って思いこんでいるところが信じられない。まず自分が自分のことを信じて褒めてあげなければ、一体誰が褒めるっていうの?」と、研さんに言っていたんだよね。あれは私も目から鱗が落ちたよな気持ちでした。
 でも、その延長の話で「朝起きて、髪ボサボサでノーメイクの自分の顔を鏡に映して見てみろ!…あああああ〜っ、あああああ〜っ(文字には表記し難い悲鳴でした/笑)…美しい☆て言うようになれば、本当に美しくなっていくから!」と言っていたのには笑いました。


 そして『運命の轍 宿命の扉』が演奏されて、客席はここでスタンディング。続いて演奏された『哀愁は黄昏の果てに』は、演奏はもちろんだけど照明も綺麗だったなぁ。再び立ち上がって2曲目の曲になるんだけど、ジックリと聴き入ってしまいますな。そして、『Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯〜』では(この曲でも照明が今までと変わっていて、更に綺麗になっていた!)、高見沢さんもそうだったけど山石さんノリノリ(笑)。山石さんはその次の『幻夜祭』でも、見事な腕の振り上げっぷりでした。
 続いて『幻想〜ILLUSION〜』が演奏され、ラスト演奏は何度聴いてもムチャクチャカッコいい!ですが、どんどんギターソロが長くなってきているように感じているんですが、これは私の気のせいなんでしょうか(笑)。本編ラストは『ONE』。3人リードヴォーカルを取るというのも好きだけど、ラストの桜井さんのアカペラが好き〜。あの艶のある声の伸びっぷりが素敵〜っ!本編ラストにふさわしい、締めの美声でしたねっ。



 1回目のアンコールはそうるさん、山石さん、TAROさんかステージに登場すると、すぐに演奏開始。その音に合わせて3人が登場。
 3人の衣装は、高見沢さんがブルーの羽根ぽいのが付いた派手なノースリーブのブルーのロングコートに、ラメタンクトップにシルバーのパンツ姿。インカム付きです。幸ちゃんは、ピンクと白のマーブル柄ぽいタンクトップにピンクと白の霜降り柄(笑)のパンツ姿で登場。桜井さんは、白ぽい開襟シャツにグレーぽい柄パンツ姿で登場。

 幸ちゃんがパーカッションを叩きながら客席を煽り、そのまま『ロックンロール・ナイトショー』が演奏され、幸ちゃんと高見沢さんは両脇の花道まで出て来ていました。ラストは恒例の「シェイク♪シェイク♪マッ●シェイク♪」のハモになったんですが、ステージ中央にスタンドマイクが出され、そのまま怒涛のネタコーナーに突入。


 演奏が終わっても「シェイク♪シェイク♪」と連呼している幸ちゃんは相当壊れていましたが、「田舎育ちのサクちゃん」をネタにしたハモをちゃんと歌わなかった為、桜井さんから「お前途中で歌うの止めるなよ。俺だって最後まで歌っているんだぞ。あ、今日、オヤジさん見に来てるからかっ!」なんて暴露されちゃっていました。この後の展開を気にしてか、幸ちゃんてば「オヤジ、もう帰っていいから」なんて言っていました(笑)。

 しかし、お父さんが見に来ていようが幸ちゃんの暴走ぶりは変わらず、「コーチン♪」と呼ばれてオカマキャラになったまではいいけど、何故か怪しいフランス人にまでなっていました。桜井さんによると(高見沢作の)台本通りらしいです。「お前、よく台本通りのことが喋れるな」と感心されていましたが、幸ちゃん曰く「だって〜、台本通りやらないと、後で楽屋でタカミーから折檻されるから〜」なんて言っていました(笑)。この意見には、桜井さんもオカマキャラ「そうなのよ〜。タカミーってば容赦ない折檻するよのっ。癖もなっちゃうわっ」で賛同(笑)。

 そうそう、「ま、ま、まーさる♪ま、ま、まーわる〜♪」というハモで、高見沢さんがビビるくらいの首回しを披露してくれる桜井さんなんですが、「最近、夜寝る時に首が痛くなるんだよね」と後遺症が出てきているらしいです。腕とか足とか腰なら判りますが、コンサートの後遺症が首に出るって……まぁ、あの動きなら痛みが出ない方が不思議か。でも、そんなこと言いながらも、ガンガン首回しを披露してくれちゃいましたが。コンサート終わったら、しっかり首を揉んで欲しいです。

 そして、「えびせん」の宣伝コーナーに突入したんですが、「3人の名前を一文字ずつとって『まこと』という商品名になっている」という説明で、「マサチンのま!コーチンのこ!そして、とんちきちんのと!」なんて言われて、「とんちきちんなんて嫌だっ!まだトンチンの方がいいっ!」と、高見沢さん一人で大ブーイング。しかし、幸ちゃんと桜井さんは右手を挙げて「助けてっ!とんちきちんっ!」と、戦隊マンガのようなコントを繰り広げておりました。お、面白過ぎる。でも、「とんちきちん」て呼んでも助けてくれなさそーっ(笑)。

 「えびせん」のそれぞれの味の紹介では、幸ちゃんが桜井さんのえびせんに対して、「玄米味のえびせんって何?」とツッコミ、桜井さんが「玄米食ったエビが入っている煎餅だよ」と返していたのにはウケました。この時の桜井さんは強くて、「じゃ、磯の香りのプレーン味って何だよ?」と幸ちゃんに逆襲していました。
 オチは「山葵の辛さで毛が抜ける」でしたが(笑)、高見沢さんが「大丈夫だよ。そんなことならないよ」って桜井さんに言ったんだけど、「お前が言っても説得力ねーよ!」と返し、幸ちゃんが「大丈夫だよっ!」と言うと、「すっごい説得力がある!お互い仲良くしてこーな」と、妙な同盟を組んでいました。禁断のヘアーネタは、このままずーっと定番ネタとして続きそうな予感(笑)。

 「えびせん持ってピクニックに行こうー!」と、3階席、2階席と順に煽った高見沢さんは、「じゃ、PAの田島〜!」と煽り、田島さんも「オーッ!」と言わされていました。だけど桜井さんの「あの人、お弁当一人全部食べちゃうから嫌だ」という意見で、やっぱり連れて行ってあげないことに(笑)。田島さん、頑張って声出したのに(笑)。
 その後、桜井さんが「せびせん持って海に行こう!」と即興歌を披露したんですが、またもや「今年の夏はTバックなんか履いちゃって、後ろ前間違えないようにしなくちゃ〜♪」みたいな、ややR指定的な発言をしていました。ちなみに、何でえびせん持って海に行くのかは、「それは次の曲次第。だからみんなも付き合って♪」と、段取りを説明するハモがありました(笑)。これ、福岡でもやっていたけどウケるな〜。


 「海に行こうーっ!」と桜井さんが叫び、ステージが暗転すると波の音のSEが流れ、そしてそに被さるように『誰よりもLADY JANE』の演奏がっ!この前奏で上がる歓声がイイですよね〜♪今日が初日の人がほとんどだったので、演奏と同時にどよめきにも近い歓声が上がっておりました♪間奏で幸ちゃんがギターを掻き鳴らす時、またもや桜井さんが幸ちゃんを指したんだけど、ギターではなくヒップを向けていました(笑)。高見沢さんも妙にノリノリで演奏していたし、もうこの辺りでは、フツーにしようという気は全くないらしいです。続けて『恋人になりたい』が演奏されました。相変わらず、「幸ちゃん♪」という客席のシャウトは揃っていました♪

 そのまま高見沢さんが、「ドラムス、そうる透〜っ!キーボード、山石敬之〜っ!そしてこの春から入った新入社員!ドラムス、TARO〜っ!」とサポートメンバー紹介。3人はそれぞれミニ演奏を披露してくれましたが、山石さんが演奏中に桜井さんがラジオ体操のような妙な踊りを披露してくれました(笑)。
 そして今回はSP企画があり、「スペシャルゲストを紹介しよう!俺の仏像仲間(笑)みうらじゅーんっ!」と、2人のことを紹介し、ALFEEのTOUR Tシャツを着たみうらさんが登場。私の見間違いじゃなければ、『ロックンロール・ナイトショー』の後に3人が前に出て来てネタコーナーを繰り広げている時から、ドラムのTAROさんの後ろでみうらじゅんさんが隠れながらコンサート見ていたと思うんだ。TAROさんの後ろにずっと誰かいるのが判って、「スタッフ?もしかしてドラムの調子悪いの?」と思って双眼鏡で確認したら、サングラスをしていたから「サングラスをしたスタッフなんているのか〜?」と不思議に思っていたのだ。

 ステージに呼ばれたみうらさんは、3年前の30周年記念の夏イベに一般参加して以来、またALFEEのステージが見られ嬉しいよなことを言っていましたね。「なんか3人が発光していて仏像に見えました!」と、ステージの3人を評していたのは実にみうらさんらしいと思いました。桜井さんだけはナイスな踊りをするので、インド系の仏像らしいですけど(笑)。
 みうらさんと高見沢さんがステージ前に出て色々と話していたんですが、突然高見沢さんが、「なんかじゅんさんを横から見てると坂崎みたい」とツッコミ、みうらさんは「僕は一人アルフィーですから!」なんて答えていましたね。ソバージュぽいクルクルしたロンゲに、サングラス、全体的に見ると高見沢さんぽくて、部分的に見ると桜井さんや幸ちゃんの部分もあるという(笑)。

 そして、みうらさんがNHK教育テレビの番組『金曜かきここみ隊』のアートコーナーで、タカミーのギターをデザインしようという企画があり、中学生を対象に募って大賞をみうらさんと高見沢さんが選び、本日そのギターがお披露目をするという趣旨を説明。「一つだけ言っておきますけど、最終的に選んだ1本は僕だけでなく、高見沢さんも選んだデザインですから」と、ファンに念を押していたみうらさんにウケました。
 そして、ギターデザインをした岩手県在住の中1の男の子もステージに紹介され(ALFEEのTシャツを着てました!)、ESPの加藤さんが大賞の「わんこそば」ギターを持ってステージに登場。そばを持った箸がそのままネックになっているデザインで、黒いお椀に赤い字で「わんこそば」と書かれていたのが笑えました。なんか想像していたよりも、随分と可愛らしいギターになっていましたよ。

 大賞を受賞した男の子に、「どうしてわんこそばにしたの?」とか、「アルフィーを知ってた?」とか色々質問責めにし(アルフィーは知っていたけど曲はよく知らなかったらしい/笑)、ESPの加藤さんにも「作るにあたってどの辺が大変でした?」など、みうらさんと高見沢さんがW司会者となって進行していました。
 ちなみに、高見沢さんが「わんこそばギター」を選んだのには理由があり、「実はわんこそばには3人の思い出があって、岩手にコンサートに行った時に3人で食べて、桜井が92杯食べて俺が91杯で1杯差で負けたのがすっごく悔しかった」と説明。高見沢さんが「桜井が92杯、俺が91杯」と言った時に、中1の男の子は桜井さんと高見沢さんに対して凄い拍手をしていたので、地元の子から見ても素晴らしい記録らしいですね。
 しかし、この中1の男の子はステージに登場して真っ赤にはなっていたけど、中1とは思えないくらい落ち着いていましたね。言動もしっかりしていたし、「さすが教育テレビを見ている子だけあるな」と妙に感心してしまった。高見沢さんなんて、あまりにも言動がしっかりしているから「劇団の子?」って聞いていたからね。みうらじゅんさんが、「ちょっと薬やってます」なんてふざけて言ったら、手をブンブン振って否定していた男の子が可愛かったなぁ。


 そして、「わんそこばギター」で演奏できる曲を…ということになったんですが、「すでにこの衣装(青いラメラメ付きのロングコートにシルバーのタンクトップにシルバーのパンツ姿)に合ってないだろ(笑)」と自爆気味の高見沢さん。だけど、「わんこそば」なので、『メリーアン』を、『メリーわん』で歌おう!ということに。「えーっ」て感じの桜井さんでしたが(笑)、今回のTOURタイトルが『ONE』だから、同じ「わんっ!」てOKらしいです。
 本当に『メリーわん』で歌われ、もちろん、掛け声も「メリーわん♪」でした。高見沢さんは「わんこそばギター」だし、「メリーわん」だし、あちこちに「笑い」の要素が含まれていたんですが、演奏はいつもの『メリーアン』なので、照明とかは全部通常の演出で、非常に不思議な空間と化していましたね。これはアルコンならではでしょう。

 ちなみに、この模様は6/2の夜7時より教育テレビの番組内で放送される予定だそうです。楽しみだなっ♪

 『メリーわん』に続いて『夢を急げ』が歌われたんですが、その時に高見沢さんがPrince-Tギターを出してきて、同じESP製のギターなのに随分と違う!としみじみ感じてしまいました。個人的には、こういうギター持っている高見沢さんの方が好きよ。
 そして、1回目のアンコールのラストの曲は『SINCE 1982』。ステージが暗転して、今までの怒涛の盛り上がりが嘘にようにガラリとしっとりした雰囲気に変わりました。

 演奏が終わって、後ろのサポメンの3人もステージ前に登場。高見沢さん、桜井さん、幸ちゃんはピックを数枚投げた後、6人並んでお辞儀をして、山石さんはタオルを投げて去って行きました。高見沢さんがダーッという感じの勢いで下手に下がって行ったという印象が残ってます(笑)。最後までステージに残っていたのは幸ちゃんだったかな?
 なんか、すっごく「濃い」アンコールでした。



 2回目のアンコールでの3人の衣装は、高見沢さんが今まで本編のOPに着ていたバー●リーぽいチェック柄のドレススーツ姿。幸ちゃんは白の開襟シャツにコバルトブルーのパンツ姿で派手でしたが、桜井さんのピンク色のシャツ姿が一番インパクトがありました。

 すぐに高見沢さんのMCに入り、
3階席のみんな!2階席のみんな!1階席の後ろの方のみんな!……そしてこの会場のみんなっ!最後まで熱い盛り上がりをどうもありがとう!やっぱりNHKは違うというか、拍手一つ一つがジーンときます

 と、怒涛の盛り上がり状態の客席に感激状態の高見沢さん。確かに、今回の客席というか、会場全体の熱気・ノリ・盛り上がりって、すっごく気持ちの良いものがありました♪

 そして、遂に「デビュー32年になりますが、今年25回目の夏のイベントが決定しました!」と、夏イベの詳細が高見沢さんの口から発表!これを待っていましたよ〜。既に新聞やテレビで詳細は知っていたけど、本人達の口から発表を聞きたかったからね。そういえば、コンサートが始まる前からみんな夏イベのことは知っていたのに、本編とかでも夏イベに関する掛け声みたいなのは一切掛からなかったな〜。みんな待っていたんだよな〜。

今年は8月の12、13日、横浜の赤レンガパーク特設会場でやりますが、赤レンガパークは10年前にやっているけど、それからの10年間もちゃんと俺達が続けてきているんだからなぁ!凄いと思わないか!もうちょっとスポーツ新聞の記事大きくしてくれてもいいよなぁ!いろんなニュースがあるのは判るけどさ〜

 …と愚痴っていた高見沢さんがツボ。幸ちゃんも、手で「こーんなに小さい記事だった」みたいなジェスチャーしていて笑ってしまった。でも、テレビでは特集ぽく流してくれたので、「日テレとか、TBSとか…フジテレビとか…」と、局名まで言っていた高見沢さん(笑)。みのさんが司会している朝の番組でみのさんに何か言われていたらしく、「みのさん、俺もちゃんと喋ってたんだよ!ただ、カットされちゃっただけなんだからっ!」と訴えていました。
 しかし、ここでの高見沢さんの愚痴が効いたのか、翌日の報●新聞にはこの日のNHK公演の記事が高見沢さんのカラー写真入りで載っていました。夏イベ発表の時は文字だけだったのに(笑)。愚痴ってみるもんですね。この勢いで、夏イベの記事もヨロシク!

 「イベントタイトルは『YOKOHAMA STAR-SHIP』だから、やはり『STAR SHIP』や演奏しないとねっ!」みたいなことを高見沢さんが言ったら、後ろで桜井さんが「えっ?タイトルなんて聞いてない」みたいなジャスチャーをしたので、「えっ?知らなかったの?」、「記者発表の時に言ったよ」と2人から怒涛のツッコミ。「まぁ、桜井は英語が読めないから」とまで言われていましたが、「ごめん、ド忘れしてた」と自己解決。


 ラストは「みんな横浜に来いよーっ!」と高見沢さんが叫んで、『SWEAT&TERAS』へ。銀テープが客席に飛び出しましたが、あれって物凄い勢いで上に飛ぶんですね〜。今回は3階席だから上がよく見えたんだけど、よく飛んだ銀テープはNHKホールの天井に当たってから客席に落ちてました。
 夏イベが正式に発表されたし、もう盛り上がらないわけがないだろうっ!ってくらいの盛り上がりでした。後奏は3人前に出て来てヘッドシェイキングしていましたが、楽しそうでしたね〜。ラストは高見沢さんがマイクを使わずに、「オーッ!」と気合入れをして、自分のスタンドマイクのところまで走って「東京最高ーーっ!」と叫んで終了。
 高見沢さんと桜井さんは、花道の方まで出てピックをばら撒き、幸ちゃんも遠くの方にピックを投げ、それぞれ手を振りながらステージを去って行きました。この時、サポートメンバーは後ろの方からササッと下がってしまうけど、演奏終わった時に山石さんが客席に向かって右手を胸に当てながらお辞儀する仕草がすっごく好きです♪


  とにかく、さすがALFEEの地元東京!って感じで、SP企画もあったし、初日とはいえ凄い盛り上がりでした。3時間半近くあったもんなぁ。もうね、こんなに盛り上がって明日は大丈夫か?ってくらいの楽しさでした。





■演奏曲目■

Opening 18:05

1.Masquerade Love
2.ジェレネーション・ダイナマイト
3.恋の炎
MC 桜井
4.二人のSEASON
5.幻想飛行
6.星空のディスタンス
MC 坂崎+桜井+高見沢
7.君が通り過ぎたあとに-Don't pass to me by-
8.NOBODY KNOWS ME
9.My Sweet Home Town
10.Moonlight Fairy
MC 高見沢
11.運命の轍 宿命の扉
12.哀愁は黄昏の果てに
13.Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯〜
14.幻夜祭
15.幻想 〜ILLUSION〜
16.ONE

アンコール1
17.ロックンロール・ナイトショー
 〜マックシェイクの真相?
 〜えびせん持って海へ行こう!
18.誰よりもLADY JANE
19.恋人になりたい
 〜メンバー紹介
 〜SP企画−みうらじゅん氏登場
  「わんこそば」ギターお披露目
20.メリーわん
21.夢よ急げ
22.SINCE 1982

アンコール2
MC 高見沢
23.SWEAT&TEARS

Ending 21:20くらい

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;