2005年6月8日(水)神奈川県民ホール |
遂に春TOUR、My Finalとなる神奈県を迎えました。この日はサッカー日本代表がW杯出場決定が懸かる対北朝鮮戦がバンコクでコンサートと同時刻に開催される為、色んな意味でHOTな夜になりました。 そういえば、春TOURの神奈県て雨模様って印象が強く(事実、当日も雨が予報されていた)傘を持って行っていることが多かったんですが、珍しく天候が持ちましたね。別にどうでもいいことなんですが…。 コンサートは定刻をちょっと押した程度に始まりました。OPの展開やステージのセットは相模大野と同じだったので相模大野のレポを参考にして下さい(割愛は専売特許/笑)。ただ、照明は変わっていましたね。この春TOUR、照明がずーっと変わり続けているのかも?1階の後方の席だったんですが、照明が変わっているので新鮮だったし楽しめましたね。 OPの3人の衣装はNHKと同じで、高見沢さんがクルクルの巻き髪にブルーのラメスーツ+白フリルシャツ姿とサングラス。幸ちゃんもNHKで「カーテンみたい?」と自虐ネタに走ったブルー地に花柄のスーツ姿だったけど、インナーが青い鳥のプリント入りのグリーンTシャツになっていました。桜井さんは紫と黒とシルバーの太めのストライプ柄のスーツで黒シャツに白(シルバー?)ネクタイを合わせての登場。 さすがハマっ子が集う神奈県だけあって、OP曲の『ZeRoになれ!』からウワッ!と感じるくらいの熱気と歓声が沸きました!またツインドラムが激しくてね〜。グワワーッ!て感じで(どんな感じだ/笑)、この春TOURに参加した中で一番元気なツインドラムじゃないかって思いました。まぁ、長谷ぼんは地元だしね♪『American Dream』ではちと照明がNHKより変わっていたなぁ。幸ちゃんがハンドマイク持って前に出て来て客席煽りまくっていましたが、高見沢さんもいつもと違うステップというかノリ方でギターを掻き鳴らしてカッコよかったわ。桜井さんは、どうも後ろの長谷ぼんや山石さんが気になるらしい(笑)。続いての『Journey』では、高見沢さんがドリル奏法で客席を煽りまくり。なんか、妙に「桜井さん、声デカーッ!」って思ってしまった(笑)。そして『King's Boogie』では、高見沢さんのシャウトぷりも相変わらずカッコよかった!特にラストのシャウトが好きなんだな〜っ♪ そのまま長谷ぼんとそおる透さんのツインドラムソロの掛け合いに入りまして、今回はいつも以上に激しくて、特にそおる透さんの弾けっぷりは凄かったですな〜。笑ってドラムを激しく叩く修行僧って感じで(笑)。 ツインドラムの掛け合い演奏から『Flower Revolution』に続きまして、高見沢さんの「JUMP!」という叫び声と共に飛び跳ねる3人と客席。相変わらず妙なステップをする桜井さんでしたが(しかも長谷ぼんに向かって/笑)、高見沢さんもジミー・ペイジばりのステップを踏んでいてカッコよかった。そして何より、ノリノリで楽しそうに首振りしていた山石さんが印象に残っています。そういえば、高見沢さんはここでドラえもんギターを出して来ていました。いつも『SWEAT&TEARS』で出して来たので、「えっ?もしかして今日て『SWEAT&TEARS』をやらないの?」なんて思ってしまったほど。(<無駄な心配でした)しかし、この曲での長谷ぼん→そおるさん→幸ちゃんのドラム叩き連携プレーも今回で見納めなのかと思うと、妙に寂しい気持ちになってしまいました。だって、すっごい可愛いやり取りなんだもんっ。 そして、山石さんのキーボード演奏から始まる『終わりなきメッセージ』では、ラストで超音波を発する高見沢さん。客席との掛け声合戦では、客席の歓声が甘い!とサングラス外して威嚇(笑)。客席にOKを出した後は、ハイテンションになり過ぎてマイク無しで生声でシャウトしまくっていた。わ〜い、高見沢さんが壊れた(笑)。 そして曲が終わりステージが暗転しても、しつこくガッツポーズしまくりの高見沢さんであった。 そのまま幸ちゃんのMCに入りまして、 幸「どうもアルフィーの皆さんでした〜。どうもありがと うございました〜。それじゃ〜また〜!…みたいな盛り上がりでしたが(笑)、さぁ〜!来ました神奈県っ!誰かさんはヨコケン!と言っていましたが、横浜だけどここは神奈川県民ホールですからねっ!」 …と、誰かさんが「ヨコケン」と断言してしまっていることに先制パンチしていた(笑)。なんか最近は、「ヨコケン」て言われても「神奈県」て脳内で自動変換できる自分がいるよ…。愛の力って凄いわ。<たぶん違う あと、ここで客席は着席タイムとなりました。 。 幸「早いものでもう6月に入りまして、TOURも終盤なんですよね〜。あちこち回って来まして凄い盛り上がりになっていますが、おそらく今日も大変な盛り上がりになるだろうと予感しております。それに、ただでさえ今日は日本中が違うことに盛り上がっていますからね。アンコールの頃には犯人が判明すると思います(笑)!」 …で、時間的にコンサート中に結果が判るかもしれないけど結果を伝えるかどうかの話になり、「結果を知りたい」と答えたファンが大多数を占めたものの、山石さんが結果を絶対知りたくないタイプ(自分でビデオを録画したのを見るまで結果を知りたくないタイプ)だと幸ちゃんが暴露。山石さん、「結果は知りたくない」の方に真っ直ぐ手を挙げてアピールしていました(笑)。幸ちゃんが意地悪く、「結果、教えちゃお〜♪」と言ったら両耳押さえていて可愛かったわ。ま、そんな日本中が注目しているサッカーの試合がリアルタイムで開催されているという条件でしたが、「ここに来たからには現実を忘れて最後まで盛り上がっていきましょう!」ってことですよっ! 個人的にはこういう大事な試合結果で早く知りたいタイプだし、もともとリアルタイムでバレーボール以外の試合て観ないタイプなのでネタバレは関係ないのだっ。でも、仕事関係で知り合った方で「絶対にネタバレは嫌だ!」というサッカー好きの方がいて、大してサッカーに興味のない人でも注目するサッカーの試合がある日は、ヘッドフォーンをして絶対に周囲を見ないようにして帰るそうです(笑)。山石さんもこのタイプかな。 その後、この春TOUR初参加の人、今日がファイナルの人、今日が生まれて初めての人などの恒例のアンケート取りあり、3階席、2階席をそれぞれ煽ったりと(「2階席は3階と1階に挟まれ中間管理職。下から突き上げられ、上からけしかけられ大変」みたいに言ってたな/笑)、客席とまったりとした雰囲気でコミュニケーションをとった後、桜井さんのご紹介。「この人の出方次第で、僕がボケに回るかツッコミに回るか決まります(笑)。楽屋でずーっと一緒なのに、MCで何を話すが一切打ち合わせをしません。いつも出たとこ勝負です」と大胆なことを言っていたなぁ。 そして盛大な歓声&拍手に迎えられて登場した桜井さん、客席の3方向にそれぞれ片手を挙げながら会釈していて、まるで新宿コマ劇場公演のカーテンコールのようで面白かった。歓声の中に「桜井さーーーーーーーんっ!」と妙に息の長い声が掛かり(本当に長かった)、「凄い息が長いですね。羨ましいくらいの肺活量です」なんてツッコミ入れて面白かった。 桜「もう6月ですね。ボーッとしていると半年くらい平気で経っちゃうんですね〜…て、私がボーッとしているわけじゃないですよ!これでも結構しっかりしているんですから!あ、でも、たまにステージでボーッとしていることがありますけど(笑)」 そして、もうすぐ梅雨に入るという話になり、今、台風が日本に近づいているので実は今日の天候が心配だったみたいなことを言っていましたね。「でも、以外に台風が遅くて、この辺…私の顔を横浜だとしますと、この辺(腰の下当たりを手でパタパタ振る)にまだいて一体いつ来るんだ〜?なんて思っちゃいますね。たぶん、この台風が来たらそのまま梅雨に入りますね」と、なんか天気予報士のようなことを語っていた桜井さんでした(でも、ホントに台風接近と同時に関東は入梅したんだけどね/笑)。でも、喉を大事にしなくてはならないミュージシャンの桜井さんにとって湿気は大歓迎なんだそう。高見沢さんも『ロックばん』で、「桜井は太い声の割には喉が弱いんだ」なんて言っていたもんなぁ。 幸「桜井さんは梅雨が好きですよね」 桜「もうウェルカムです(笑)」 幸「ジメジメして嫌だけど、喉は潤いますからね」 桜「それもありますし、静電気がないじゃないですか。」 幸「桜井さんは静電気に弱いですもんね〜」 桜「大嫌いです。もうドアノブとか触る時も大変です。車のドアとかもね。片方の手を他に着いてから、チョチョチョッて触るんですけど、あれたまに腰とか先に着くと、そこでバチッ!ってなるんですよね。上半身は触っているのにっ!上半身と下半身の静電気て違うんですかね?」 幸「静電気てかなりありますよね。集められればいいのに…」 桜「なんか専用のBOXかなんか持って?あ、ちょっと静電気頂戴っ♪て色んな人のところ回って、今日は何ボルト集めちゃった♪とかできるの?」 幸「そうすれば、楽屋で電気泥棒しなくて済みますもんね。」 桜「泥棒って何よ(笑)」 幸「楽屋で充電とかしているじゃないですか。携帯電話とか…」 桜「そりゃ、してますけど大した量じゃないでしょ?あと髭剃りに電動歯ブラシに、それとPS…何だっけ?そうそうPSP(笑)」<4つもかいっ! 幸「電気泥棒しているじゃないですか」 桜「泥棒はないんじゃない?充電しているだけだもん。でも、坂崎さん、アナタだってあのコンピュータ(ノートPCのことらしい)の電源繋いでいるじゃないですか。あっちの方がずっと容量取りますよ。それに、さっき電源コードを辿って行ったら、外の車のバッテリーまで行きましたよ」 幸「そんなことしませんよ!(笑)車といえば、今日は大丈夫だったんですか?神奈県方面は色々とありますからね〜」 桜「もう立ち直りました。でも、このネタは止めておきましょう」 幸「鬼門て言われてますもんね」 桜「だから今度は着物着て歌おうかと…歌える曲がありませんが(笑)」 …と、何故か梅雨の話から桜井さん神奈川方面が鬼門てオチになってしまいました。桜井さんは神奈県の時色々あったからね〜。来る途中に愛車フェラーリがパンクしたり、風邪引いて声が出なくなっちゃったり、今回もまた何かあるんじゃ?とちと心配したけど、「立ち直った」だけにベストの状態だったようでホッとしました。しかし、桜井さんがPSPやっているってちょっと意外だったな〜。でも、やっているゲームは将棋とかなのかしら?RPGとかはやらないのかな? この時だったか、アンコールでだったか既に記憶が曖昧なんだけど、桜井さんが妙なこと言う度に長谷ぼんがさり気なくオチつけるみたいにドラムをちょこっと叩いて効果音出していて、「おおっ!やはり長谷ぼんは桜井さんに思い遣りがあるわっ♪」と思ってしまいました。ていうか、長谷ぼんも桜井さんを面白がっているだけかもしれないけど(笑)。この時の長谷ぼんは素で笑って楽しんでいるので可愛いっ。 そして、「皆さん、リラックスできました?これから凄いの出てきますからね」と高見沢さんの紹介になり、相変わらず凄い衣装だから心臓の弱い人とか今のうち外に出ていた方がいいとか言いたい放題のことを言っていて、「今はまだいいんですけど、梅雨に入ると湿気で服がゴワゴワになっちゃいます」みたいなことまで言って、高見沢さんのことを呼び込みました。 桜井さんに紹介されて登場した高見沢さんは、NHKからリニューアルしたという朱赤の貴族衣装でしたが、パンツが黒のベルベット生地に変わっていてカッコ良くなっていました。幸ちゃんが、「思う存分ご覧下さい!料金に含まれております!」と言ってギター弾くもんだから、高見沢さんはステージの前に出て下手の方までキャットウォークじゃないけどモデルばりに歩き、何故か桜井さんの背後に回って両脇を指で攻撃(笑)。「手加減を知らない奴」な上に、「しかも指にゴツイ指輪を10個くらい付けてて食い込むんだよ〜」と愚痴り、桜井さんは相当痛みを堪えていた模様。当の高見沢さんは、そんなこと知ったことじゃありません(笑)。 そして、客席もステージもだいぶまったりしたところで次の曲紹介。 幸「ここでは懐かしいナンバーをやっているんですが、この曲をやるのはこのTOURが初めてというか、こういうバンド形態でやるのも久しぶりだよね?え〜、1983年のアルバム『ALFEE'S LAW』の中から、『白い夏バレンシア』をお送りしたいと思います」 という曲紹介の後に歌われた『白い夏バレンシア』、確かに久しぶりで懐かし〜感じがしました。ステージセットもバックがブラインドぽくなっていて、そこにストライブの照明が当たって夏の雨を思わせるような雰囲気で良かったなぁ。続いて『罪人たちの舟』が演奏されたんですが、長谷ぼんやさおる透さんのドラムがかなり激しかったので、座って聞いていて「た、立ちたい…」とムズムズしてしまった。ギターもヴィーナスエンジェル・ギターだったし(<それは関係ない)。その激しさは『夜汽車』にも続き、ラストのギターソロとの掛け合いはド迫力モンでした。特にそおるさんのドラムがド迫力でした。 そして、高見沢さんのMCに入りまして、「さすが横浜!さすがヨコケン!ここは一昨年からヨコケンになったんだ!ここの会場は独特の盛り上がりがあるっていうか、やっぱイイよなぁ。一番好きな会場かもしれない!」と嬉しいことを言ってくれちゃいました。しかし、ヨコケンに拘るなぁ(笑)。 高「『夜汽車』、『罪人たちの舟』、そして『白い夏バレンシア』をお送りしましたが、この曲はもう20年以上前の曲なんだけど、当時この曲を作った時に曲はすぐ出来たんだよ。フラメンコっぽくしたくてね。でも詞の方が全然できなくて、曲がフラメンコ調だったから、フラメンコというとスペインのイメージがあったんだけど、当時はスペインなんて行ったことなかったから全然判らなくて、色々調べたりして地図とか見ていたんだけど、丁度そのとき部屋の目の前にみかんが置いてあって、手に取ってみたら『バレンシアオレンジ』って書いたあったので、スペイン…バレンシア!よし、バレンシアで行こう!って決まりました(笑)。あれからスペインに何度か行っているけど、いまだにバレンシア地方には行っていません。だから、いまだにバレンシアがどんな所が知りません。そんなもんです」 …と、『白い夏バレンシア』の制作エピソードを披露してくれましたが、このバレンシアオレンジからヒントを得たって以前もどここあのアルコンで話してくれているよね。何度聞いても面白いけど(笑)。個人的には「オレンジ」のことを、「みかん」て言う高見沢さんがツボであった。 しかし、スペインと高見沢さんていうと「闘牛」てイメージになっちゃうんだよね。だから、「スペインには何度か行った」って話した時に、「闘牛で行った時のことかな?骨折までしたよなぁ」などと聞いていて思ってしまいました。ああ、ロマンチックの欠片も無い(笑)。 高「『夜汽車』や『白い夏バレンシア』など昔の歌を歌うと、当時のことを鮮明に思い出してくるんだよね。学生時代のこととか思い出そうと思っても、あれ以来二度と会えなくなってしまった友達とかもいるんだけど、この2人とはずっと一緒だからね。なんか過去を振り返る必要がないんだよね。だけど、懐かしい曲を歌ったりすると、2人に出会った頃のこととか思い出すんだよね。キャンパスの隅から綺麗なハーモニーが聴こえてきて、「綺麗いな声だな〜」てよくみたら桜井のいたコンフィデンスで、その後に坂崎に出会って、気付いたらこのバンドに入っていて、初めてちゃんとしたバンドに入った気がしました。いや、今までがいい加減なバンドだったってわけじゃないけど、当時はビジュアル重視、見てくれ第一だったからね。あの頃は派手な格好していて……て、今と変わらないじゃないかっ!(笑)。もう、ここまできたら、ALFEEのビジュアル担当をやっていくよっ!」 「きっと、今の方が十分派手だよ」と思ったファンは数知れず(笑)でしたが、学生時代から2人と一緒だから過去を振り返るまでもないと言った高見沢さんがちょっと羨ましかったです。本当に思い出と共に成長してきた人生を歩んでいるだな〜って、凄い理想的ですよね。 そして、過去は敢えて振り返らないけど、昔の歌を今歌うと当時のことを思い出すという話から『回想』が歌われました。続いて『WIND OF TIME』が演奏され客席はスタンディング。この曲と次に演奏された『SLOW DANCER』では、NHKの時よりも照明がかなり変わっていてカッコよかった。特に『SLOW〜』でのコバルトブルーとレッドという照明の色使いは斬新でした。特に『SLOW〜』での色使いは斬新!思わず「おっ、カッコいい!」と呟いてしまいましたが、、続いた『Justice For True Love』は逆に気合入り過ぎぽい照明だった上に、高見沢さんがハートエンジェル・ギターだったので「色んな意味で濃い演出だ〜」と思ってしまいました。でもでも、『Justice〜』はこのTOURでMyブームな曲でした。一番口ずさんでいた曲かもしれない。 そして『Symphony of THE ALFEE』が続けて歌われましたが、(『GATE OF HEAVEN』の)歌い出しは高見沢さんと幸ちゃんのハモになっているけど、CDでは高見沢さんのソロだと最近になって気付きました。個人的にはこのコンサートヴァージョンの方が好きかも。それに何度聴いても、『THE AGES』でのドラムソロがカッコいいのなんのっ!桜井さんの美声もあって鳥肌モンでした。ラストの『夢の終わり』は相変わらずしっとりとした雰囲気でよかったです。ギターを抱えて陶酔しながら歌う姿がここまで様になるもの高見沢さんくらいだろうなぁ。 最初のアンコールでは、長谷ぼんとそおるさんのツインドラムソロが掛け合いになっていってたんですが、ちょいと長めで嬉しかった!交互に叩くというより、上手くお互いが繋げている感じでカッコよかったなぁ。2人とも、ちょっと腰を上げて上のシンバルを叩きまくる姿がツボ! そして、後ろの3人に煽られるようにALFEEの3人が登場したんですが、3人ともNHK2日目の衣装と同じで、高見沢さんが白のテンガロに話題 の(笑)ピンクチェックのパンツにベストその他色々の姿にインカム付けて登場、幸ちゃんはシースルーのタンクトップにダメージジーンズにピースマークのペンダントを付けて登場、桜井さんがピンクページュのシャツにグレーぽいパンツ姿で登場。桜井さん、相変わらず胸毛がセクシーだった。 そして、高見沢さんが可愛いドクロイラストのギターを持つと、DEEP PURPLEの『Smork On The Water』が演奏され、ステージ上がかなりロック色の強い雰囲気になり、そのまま『恋の炎』へ続きました。この入り方、カッコいいなぁ♪ハンドマイクの幸ちゃんとインカムの高見沢さんはステージ前に出て行ったり来たりして、3番では2人して真ん中に来て一緒にシャウトしていた。続いて『Juliet』が演奏されて、そのままメンバー紹介に突入しました。 幸ちゃんが、「ドラムス、長谷川浩二ー!キーボード、山石敬之ー!そしてドラムス、そおる透ーっ!そして、ギター、高見沢俊彦ーっ!」と紹介すると、高見沢さんがステージ前に出てきて「アコースティックギター、坂崎幸之助ーっ!」と幸ちゃんを紹介、そして「ギター、高見沢俊彦〜!」、「お待たせしましたぁ!坂崎幸之助ー!」と、何度もお互いを紹介し合い桜井さんを紹介してあげない意地悪作戦開始。しまいには、「ALFEE!ALFEE!ALFEE!We are THE ALFEE〜〜っ!」とシメてしまう。拗ねた桜井さんは、長谷ぼんのドラムセットの所に座り込んで靴を片方脱いでしまい、マジマジと靴を見つめていましたが、「We are THE ALFEE〜」とシメられると、自分のマイクスタンドの所まで出てきて脱いだ靴と話始めたのであった…(危険)。 桜「どうしたの?」 靴「(高音ボイス)悔しいのっ!」 桜「紹介されないから?」 靴「(高音ボイス)そうなのっ!悔しいのっ!」 …近づいて来た高見沢さん 高「(スタッフに向かって)すみません〜!車呼んで下さい〜!」 桜「何がWe are the THE ALFEE〜♪だよ!」<theを2回言った… …桜井さんの一人二役というのか腹話術はかなり面白かった!長谷ぼんなんて後ろで大笑いしていたよっ。すっかり拗ねモードに入った桜井さんに、高見沢さんは自分の被っていたテンガロハットを被せてあげたんですが、幸ちゃんが「ヨーデルだぁ♪」なんて言ったもんだから、桜井さん自慢の美声でヨーデルを1コーラス披露。かなり得した気分でした。そして、ヨーデル披露後、すぐにテンガロハットを取り上げてしまう高見沢さん。乱暴に取ったので、「痛い!痛い!セットが乱れちゃったじゃないか〜」と桜井さんに文句言われたんだけど、、「ズレちゃった」なんて言って髪のズレ(?)を直してあげていました(笑)。やはり、そっちのネタに走るか…。 しかも、靴を片方脱いでいた桜井さん、高見沢さんに向かって「悪いけど、ちょっとベース持っててくれる?」といきなりベースを渡し(高見沢さん素直に受け取って、ギターとベースの二重掛けをする)、「紐解いちゃっていたんだよね」と、ステージ上で堂々と靴紐を結び直す桜井さん。幸ちゃんウケまくっておりました。しかも、ベースを預かった高見沢さんが大人しくしているわけもなく、客席にプレゼントしようと持って行ってしまったんですが、桜井さんが「いいよ、別にあげても」と大見得を切った為、本当にあげようとしてしまい、桜井さんは超小声で「返しなさいっ!」と言うハメに(笑)。「な〜んだ〜。太っ腹だなぁって思ったのに〜」と、まだまだ意地悪モードが続いている高見沢さんであった。桜井さんは、高見沢さんにベースを持ってもらって悪いなと思っていた反面、俺はいつもこういう目に遭っているんだよなぁ(怒)とも思ったそうな(笑)。 そして、トークは高見沢さんが桜井さんのベルトにイチャモンを付けるという妙な方向に。 高「何、このベルト!どこで売ってんの?」<普通のベルトに見えたんだが… 桜「アナタに言われたくないよっ!アナタこそ、その服どこで買ったの?元町のチャーミーセールで売ってたの?」 高「何それ?」 桜「知らないの?元町といえばチャーミーセールでしょっ!」 …て、桜井さんが言っていましたが、そうなの?私はハマっ子じゃないので全然知らなかったわ。でも、そのチャーミーセールでも売ってないと思うけどね。買う人居なさそうだし。 桜「どうでもいいけど早く俺を紹介しろよ。俺を紹介すれば終わるんだから!ここでウダウダやってたら、帰りの電車無くなっちゃうでしょ!俺は今日みなとみらい線に乗って帰らなくちゃいけないんだから!」 高「今日、電車で帰るの?」 桜「俺だけマネージャー付いてないんだもん」 高「俺の車に乗って帰る?」 桜「乗せてくれるの?」 高「ダメ!」 桜「一緒に乗ってもいい?」 高「ダメっ!」 桜「助手席の後ろとか…」 高「ダメっ!」 幸「泣くぞ、泣くぞ!」 桜「ウウ、ウエッ、エッ、エッグ…」 …君達は一体幾つなんだ?(笑)。まぁ、桜井さんの泣き落としのお陰か(?)「ALFEE唯一の Danceing Machine 〜!MASARU SAKURAI〜!」と紹介してもえました。いいのか?これで!(笑)。そして、ノリノリでダンスを披露した桜井さん、「みんなノッているか〜い!とにかく体を動かせばいいんだよっ♪」と客席を煽りはじめ、「じゃ〜いくよ〜!1・2・3・4!『OッDORANA〜Iッ!…じゃ、な〜い〜っ♪」とおちゃらけていたのがツボ。 そんなフェイント曲紹介の後で歌われたのが『サファイアの瞳』。「YOKOHAMA City Ligth♪」て歌われましたわ。間奏では桜井さんと高見沢さんがステージ前出てきたけど、ベースソロから始まってカッコよかった〜♪しかも、2人とも押し合いながら弾いていたのか判らなかったんだけど、最後、桜井さんが苦笑しながら高見沢さんを突き飛ばすようにして定位置に戻って行っていた。 続いて、桜井さんの客席煽りが再び始まり、「今日は水曜!ド平日ってわけじゃないけど明日は木曜だ!みんな、親や子供や先生や上司に言いたいことがあるだろうけど…(幸ちゃんの方を見て)俺だってお前らに言いたいこと山ほどあるよっ!でも、今日は全部ここに吐き出していこーっ!いいか〜い!YOKOHAMAのD!みなとみらいのD!桜木町のD!…俺、Dが付くの一つも言ってない(笑)」と可笑しなことまで言っていましたが、客席との「D!D!D!」の掛け声合戦になり、そのまま『D!D!D!』へ。ピンクのキャスケットに被り直してきた高見沢さんがドナルドのクッションカバー嵌めてステージ再登場すると、客席も高見沢さんもノリノリでダンス・ダンス♪間奏のギターソロの後、ギリギリでグローブを嵌められた高見沢さんだったけど、右左を間違えてしまったようで不貞腐れモードに入ってしばし踊りを放棄していて面白かった。 そして、ギターを持ち替えた高見沢さんがステージの前に出て来ると、「YOKOHAMA最高〜!まだまだ行くぞ〜!『SWEAT&TERAS』〜!」と叫んで『SWEAT&TERAS』が歌われまして、高見沢さんはキャスケットを振り落とすほどの暴れっぷり。あと、幸ちゃんが高見沢さんのスタンドマイクの所まで移動する時に、ちょっとだけ桜井さんの歩く真似(ステップ)をしていて可笑しかった。ラストのステージ中央で3人並んでのヘッドシェイキングでは、桜井さんがかなり壊れ気味になって頭を振りまくっていたのが印象的。最後は高見沢さんが、「8/20,21、晴海で待ってるからなぁ〜!どうもありがと〜っ!」と叫んで終わりました。 演奏終了後、6人全員が一列に並んで深々とお辞儀していた姿が良かったです。幸ちゃんはさり気なく(?)両手を床に付けて前屈して屈伸運動までしていました(笑)。相変わらず柔らかい…。あと、去り際に山石さんが帰る方向を間違えていて、長谷ぼんだか幸ちゃんに帰る方向指してもらって慌てて方向転換しておりましたわ。去り際といえば、高見沢さんがピックをまとめて投げまくっていた。 二度目のアンコールでは、高見沢さんが光沢のある紺のフリルシャツに黒パンツ姿、幸ちゃんが赤と紺としろのストライプシャツに黒パンツ姿、桜井さんが黒の開襟シャツにダークグレーのパンツ姿で登場。 ステージに出て来るなり、幸ちゃんと高見沢さんはアコギの音合わせ。すぐに演奏に入ろうとしたんだけど2人してちょっとトチってしまい、苦笑しつつやり直し(笑)。そうして演奏されたのが『DAYS GONE BY』でした。もしかして、このTOUR初だったのかな? 演奏後、高見沢さんのMCに入りまして、「熱い声援をどうもありがとうございます。みんなの歓声がバンコクにも届いたようで、現時点で1-0で日本がリードしています」と、W杯最終予選の途中経過が報告されまして客席は大歓声。かな〜り嬉しい報告でしたね。でも、山石さんと結果を知りたくない少数派の方々は「何で言うのーっ!」て気持ちだったんだろうな(笑)。ま、多勢に無勢ということで。 そして、今回のTOURのテーマを「今年でデビュー31年、なんとも中途半端な数字ですが(笑)、だからこそ初心に返って再出発をしよう!と、今更何を再出発するんだ?と言われそうですけど、ゼロからやり直す!という決意でやってきています」みたいに語っていました。 高「2人とは学生時代からの付き合いですが、坂崎とは知り合ってすぐ彼の家に転がり込みまして、一緒に学校へ行ったりしたんだけど…て、別に手を繋いで行ったわけじゃないからなっ!で、学校に着いたら俺は授業を受けるんだけど、坂崎は食堂に行ってずっとギターを弾いている。俺が授業終わって食堂に行くとまだ弾いている(笑)。そのうち桜井も来たりして食事をして授業を受けに再び教室に行くんだけど、坂崎はギターを弾き続けている。坂崎は学校には来るんだけど授業は受けないんだよ。どうも俺の帰りを待ってくれていたみたいで、そのまま一緒に帰りました。大学時代の桜井はすっげー汚ねージーンズを履いていたという印象があります。良い意味で物持ちが良いってことなんだけど、黒のジーンズがネズミ色になってたからね。ネズミ色て決してグレーとか綺麗な色じゃない!ネズミの色だったんだよ!あんなジーンズ、初めて見ました」 …と、大学時代の2人の行動を暴露しておりました。な〜んか、こういうエピソードを聞く度に仲が良いよなぁと感じてしまいます。だって、2人のことを話す時の高見沢さんて、嬉々としていて見ていて可愛いだもん。2人も苦笑しつつも(桜井さんはかなりダウンしていたが/笑)、思い出話に耳を傾けているって感じて良いんだよね〜。 高「知り合った当初は、お互いの好きな曲を『ここの高さのコードは何だ?』、『じゃ、こっちのキーを俺は歌うわ』とか構成を考えながらコピーすることが楽しくて、その作業がアルフィーの原点になったと思います。3人で色んな楽曲をコピーしまくっていた頃があったからこそ、今のALFEEが存在するわけで、あの当時10代だった3人が、こうして50代になっても同じステージに立てているのは誇りだと思っています。みんなにも譲れないものがあるだろうけど、俺はこの2人が譲れないものです」 …て、断言していてジーンときてしまいました。3人でコピーしていた作業が凄く楽しくて、それがALFEEの原点になっているって凄いよね。ALFEEて高見沢さんにとって(もちろん、幸ちゃんや桜井さんにとっても)楽しいことの原点なんだもん。しかも、そんな仲間と30年以上も同じことを仕事として続けられるだなんて、そりゃ「誇りだ!」て断言できちゃうよね。そう言えて、カッコいいよなぁ。羨ましいよなぁって思っちゃうもん。 なんか年数を重ねる毎に、3人の絆というか結束が強くなっていく様が見ていて感じるのが嬉しい。素敵なバンドに惚れちゃったもんだと、我ながら自画自賛してくなるね。 高「もうここまで来たら、この狭い日本にALFEEという金字塔を立てるしかない!と思っています。でも、この金字塔を立てるのは自分達の力だけではできません。だからこそ、君達も生涯賭けて俺達に付いて来るんだぞ!オーッ!」 …と、客席と意気投合した高見沢さん。その「オーッ!」と言った時のガッツポーズの仕方が可笑しくて、幸ちゃんと桜井さんは揃って真似してしていて面白かった。こういう部分を茶化しちゃうのもALFEEらしいと思いました。 そして、そのMCの後に歌われたのが3人だけのアコースティックヴァージョンの『Pride』でした。素朴なサウンドと3人の力強いハーモニーにグッときてしまった。歌い終わった直後、大歓声&拍手の中、深々とお辞儀していた3人の姿が印象に残りました。高見沢さんは去り際にもう一度お辞儀をした後、ガッツポーズをして帰って行ったなぁ。 そして鳴り止まないアンコールの中、棚瀬さんの終演アナウンスが入り、神奈県のコンサートは終わりました。 正にMy Finalにふさわしいラストだったと思います。『Pride』はNHK2日目でも聴いていたけど、やはりあの3人のハーモニーというか、ラストの力強い声には何度聴いてもグッときてしまいます。3人の新たな決意が声に滲み出ているんですよね〜。ALFEEがデビューして31年ですが、決して無駄のない31年を過ごして来たんだな〜っていうのが、歌声を聴いて判るところが凄いというか何というか、圧倒されちゃうんですよね。なんか「まだまだイケるぞ!ALFEE!」て感じて、妙にワクワクするような余韻を残してくれたコンサートでした。 コンサートの構成も、相模大野から比べると曲が少し変わったりしていましたが、とにかく照明が参加した会場のどこでも変わっていたので、同じ楽曲でも常に新鮮な印象が残りました。セット的にはかなりシンプルなステージだったけど、その分照明が凝っていたな〜。あと、何より今回は「ツインドラム」というのが目玉の一つでしたが、思っていたほどやかまし過ぎることもなく、ド迫力のサウンドを堪能できて最高でした。それに、ツインドラムになったお陰で随分と生まれ変わった懐かしい曲もあったし、本当にコンサートは生モノだ!と実感したコンサートでもありましたね。 そうそう。終演直後に携帯でW杯最終予選の結果を確認したのは言うまでもない。こういう行動パターンに走った人は私だけではなかったはずだ(笑)。そして、「2-0で日本代表の勝利」 を確認して、更にテンションが上がってしまった夜となったのでした♪
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