2005年5月22日(日)NHKホール(ファイナル)


 定刻より5分ほど押しで始まったNHKホールファイナル。OPの展開やステージのセットは相模大野と同じだったので相模大野のレポを参考にして下さい(割愛は専売特許/笑)。2日間通してステージの照明は多少変わっていましたけどね。


 OPの3人の衣装は、高見沢さんがストレートヘアになっていて昨日と同じブルーのラメスーツ姿にサングラス。幸ちゃんも昨日と同じブルー地に花柄のスーツ姿だったけど、インナーが黄色のTシャツに変わっていました。桜井さんは紫と黒とシルバーの太めのストライプ柄のスーツで昨日と同じでしたが、インナーがノーネクタイの白の開襟シャツになっていました。セクシー2割増し。

 さすが東京ファイナルだけあって、OP曲の『ZeRoになれ!』から飛ばす飛ばす。高見沢さん、かなり暴れていました。『American Dream』では、幸ちゃんと共にステージ前に出てきて客席を煽っていたし。桜井さんは後ろの3人を煽っていた(笑)。また3曲目は『Blue Age Revoluton』が歌われまして、特にドラムがカッコいい曲なのでツインドラムで聴けてすっごく嬉しかったぁ♪そして『King's Boogie』では、高見沢さんのシャウトも冴えておりましたっ。

 そして長谷ぼんとそおるさんのドラムソロから(そおるさんのソロの時、かなり高見沢さんや幸ちゃんはそおるさんを煽っているんだよね/笑)、そのまま『Flower Revolution』に続いたんですが、またもや幸ちゃんにちょっかいを出す桜井さん。踊るというより、ドスコイポーズみたいな妙な動きでを幸ちゃんの真横で繰り返していた為、幸ちゃんから手を追い払われていました。だから、そのまま長谷ぼんの所に行っていましたが(笑)。高見沢さんはここでサングラスを外していた。また、ドラム3人衆(長谷ぼん→そおるさん→幸ちゃん)のやり取りは健在で、激しくパーカッションを叩く幸ちゃんは何度見てもツボだわぁ。
 そして、山石さんのキーボード演奏から始まる『終わりなきメッセージ』では、高見沢さんが途中で歌詞忘れ。客席がフォローする羽目に…ていうか、客席に歌わせてた(笑)。それどころか、後半の掛け声の応酬では「まだまだだね〜」て感じで客席を挑発する態度にまで出まして、ラストは名誉挽回の(?)超音波を披露。かな〜りキンキン声を伸ばしていましたわ。しかも、ステージが暗転しても客席を煽りまくり。ホントに元気な50代です。でも、これだけ煽っておいてアッサリとステージを下がるのが笑える。


 そのまま幸ちゃんのMCに入りまして、最初の6曲の盛り上がり方は3回目のアンコールのような終わり方のようだと言って、「アルフィーの皆さんでした〜。どうもありがと うございました〜」と終わりの挨拶をして帰ろうしていた(笑)。

まだ始まったばかりだって?でも当時のビートルズのコンサートは公演時間が30分でしたからね。ホントですよ。もう騒がすだけ騒がして帰っちゃったという。もし、ALFEEがそんなコンサートしたらぶん殴られるだろうなぁ(笑)。ビートルズはMCも『こんにちは』、『こんばんは』、『さようなら』ぐらいしか言わなかったんですよ。ALFEEなんてね、MCを楽しみにしてくれている人もいるし、長く喋りすぎちゃうし(笑)。あと、ビートルズはアドリブも一切無かったんですよ。契約上、アドリブをしちゃいけなかったみたいです。でも、アドリブ無しって信じられないですよね。ALFEEのコンサートでアドリブ無しだったら、この人(高見沢)は大変ですよっ!

 …と、ひょんなことからビートルズのトリビアネタを披露してくれた幸ちゃんでした。う〜ん、アルコンでは考えられない制約ですね。ファンもALFEEもキレちゃいますよ。しかし、このMC中、幸ちゃんは客席に座らせることを忘れていたようで皆立ちっぱなしで聞いていました。で、一段落した後に、「あ、せっかくお席があるので、どうぞ…そのままで(笑)。いや、お座り下さい」と、客席はお座り&汗拭きタイム。「汗を拭いたり、持ち物をチェックしたり…もし何か無くなっていたら、前後左右の人ですから」と、注意事項も言ってくれました(笑)。

 それから3階席や2階席を煽り、今日は研ナオコさんがいらしていると教えてくれまして(2階席の最前にいらっしゃっていました!)、「ナオコさんが来ると大変なんですよ。MCの内容をチェックされて。『相変わらずバカなこと言ってるな〜』とか言われるんですけど、僕らはナオコさんが思っているよりもバカですから(笑)」と、ナオコさんからダメ出しされる前に先制攻撃をしていた幸ちゃん、さすがだね。
 あと、今日がMy初日でMyファイナルでもあるって人が意外に多かったです。3階席の男性ファンから「待ってましたぁ!」て大きな声が掛かって、「ありがとうございます」って幸ちゃんもお辞儀してたな。

 そして、桜井さんの紹介になったんですが、紹介する前に桜井さんが昨日のMCで話したこと(代々木公園の若葉は冬には全部抜け落ちるけど、今の時期になると若葉が生い茂って羨ましい…みたいな/笑)を、今日だけのファンの為に教えていた幸ちゃん。
 桜井さんは紹介されるなり、「昨日のMCのこと振らないでよ。言った本人は何喋ったか覚えてないんだから」と戸惑っていた。昨日のMCでは「この続きは明日」と言っていたのに、何の話の続きだったかも覚えてない模様(笑)。「今そこで袖に立っている時に『今日はなんの話しようかな〜』って考えていたんですが、結局何も思いつかず出て来ました」と、素直過ぎる告白までしていました。

 あと、開場の時に外は凄い雨(たぶん夕立)が降っていて、「天気予報では雨なんて言ってなかったのに」という話からだったからか、「5月」についての話になり、「5月て色々例えられますよね。『5月の蝿』て書いて『五月蝿い』って言うし、『5月の晴れ』で『五月晴れ』とも言うし、5月の緑って書いて…」、「五月みどりさんは名前だからっ!」なんていう、しょーもないやり取りをして、2人して五月みどりさんの真似(歌真似)して盛り上がっていました。こういうネタ遊び、2人は好きだよね〜。

 しかし、その後はちょっと桜井さんにしては真面目モード(?)

バンドをやって30年以上になりますけど、その間に『自分はこのままでもいいのかな…?』と一人で思い悩む時間があったんですよね
そんな一人で悩まないで俺らに相談してくれれば良かったのに
お前らに『桜井、このままでいいのか?』なんて言われたら俺辞めるしかないじゃんっ!
そう?
人間て昔から悩むものなんですよ。小学生の頃に悩んでいた問題って大人になってみればね大した事ないんだけど、大人になると更に大きな問題が出てくるもんなんですよね。でも、私は自分の前に壁が立ちはだかったら横から通るタイプですから(笑)

 …すぐに茶化しちゃっていたけど、桜井さんもデビュー当時とか色々と悩みを抱えていて、そういうのを一つ一つ乗り越えてここまで来たんだなぁって感じましたね。桜井さんは、あんまりプライベートなことというか、内面的なことって話てくれないから、妙にこのMCは印象に残りました。

 それから、桜井さんや幸ちゃんは被害妄想の傾向があると桜井さんが話したんだけど、最初「被害妄想」って言葉が出てこなくて、「あ〜っ」とか「う〜っ」とか必死に思い出そうとしていた姿が可愛かったんだけど、後ろの3人はウケていたようで「お前らうるさいんだよっ!」と、また桜井さんかツッコミを入れられていました。
 しかし、幸ちゃんは自分が被害妄想の傾向にあることは認めず、自分の衣装がパジャマみたいだと先手必勝で言ってのけるのも「自虐ギャグに走っているだけ」だと言っていました。う〜ん、被害妄想と自虐ギャグ…似ているような似ていないような…?桜井さんは被害妄想だと確信しているそうですが(笑)。

 その後、どういう話の展開からそうなったのかすっかり忘れてしまいましたが、『終わりなきメッセージ』での高見沢さんのパフォーマンスに触れ、

さっきの高見沢の声のせいで、今NHKホール周辺に犬が集まって来ちゃっていて大変なんだよっ。もう代々木公園を散歩中だった犬が飼い主を引き摺って来ちゃっているからね。『まぁ、なんでそっち行くの?』、『なんだか判らないんですけど、あっちに行かないといけないんですっ』ってね

 …と、高見沢さんの超音波被害(?)を飼い主と犬の一人二役で実演してみせた桜井さん、面白過ぎでしたっ。でも、確かに、今日の超音波は凄かったなぁ。

 そして、お着替えをした高見沢さんの紹介になったのですが、なんと「昨日着て来たおニューの衣装、早くもリニューアルしちゃいました!」と、桜井さんより衝撃の報告がっ。前日に続き、またもや楽屋を覗き見した桜井さんだったんですが、今回はちゃんと見ることが出来なくてどういうのか判らないそうです。
こう襖の隙間から覗こうとしたんですけど…
楽屋襖はないだろ。ドアだろうに
幸ちゃん、ここまで話しているんだからノッてよっ!…こう、隙間から何をやっているのかな?て見たら鶴がいて『見・た・な〜!』て言われて
鶴の恩返し?

 …と、妙な小ネタまで披露した後、桜井さんに呼ばれてリニューアルしたおニューな衣装を着ていた高見沢さんが登場。昨日と同じ『ベルばら』のような貴族衣装で、紅くてキラキラして派手だけど髪を一つに束ねている以外の違いが判らなくて客席がどよどよしていると、高見沢衣装ウォッチャーの桜井さんによる解説が入り、「昨日まで金だった部分が赤くなっています。赤い部分が増えたんですね〜」とのこと。言われてみれば、昨日は袖は金刺繍だったのに赤い羽根みたいなのがいっぱい付いているわ。マイナーチェンジをしていたのね〜。あと、髪を後ろで一つに束ねている他に、右耳にはラインストーンの十字架のイヤリング(耳に引っ掛けるタイプ)、左耳にはラインストーンの小さいイヤリング(耳に挟むタイプ)を付け、髪を束ねていたゴムもキラキラで昨日よりも顔から上が光まくっていた。桜井さんが、「昨日はフワフワの髪で したが、今日は後ろに束ねています。いいなぁ、色々とバリエーションができて」と、やはり被害妄想気味なコメントをしていたわ(笑)。やっぱ、最終的には全部そっちに行くのか…?

 で、まったりしたところで強引に次の曲紹介に続きまして、ここでだったか幸ちゃんが「今年は区切りの良い年を迎えまして…デビュー31年」と言って、ちっとも区切りがよくない数字なので逆に笑ってしまった。なんかアイスクリームの名前のよう。<それはサーティー●ン

次はその31年前、1974年のアルバムに入っていた曲をお送りしたいと思います。『水入らずの午後』


 という幸ちゃんの曲紹介で歌われた『水いらずの午後』でしたが、私もアルコンに参加するようになって17年経つけど初めて生で聴きました!まだ、生で聴いていない曲ってあったんだぁ!と、かなり衝撃を受けましたね。しかも、あのフォークソングというかムード歌謡っぽいサウンドがツインドラムでかなり厚みのあるサウンドになっていて凄く新鮮でしたが、高見沢さんのソフトな歌声て当時と変わらないですよね〜。でも、ギターはハートエンジェルギターだったから、ヴィジュアルと声&曲調のギャップがALFEEならではだよなぁって感じました。続いて『罪人たちの舟』、『夜汽車』と演奏されましたが、『夜汽車』のラストのギターソロとツインドラムの掛け合いは迫力もんで、特に今回はロックオンしてしまった高見沢さんがノリに乗ってしまい。今までよりも演奏時間が長くテンポもかなり速いところまでいってしまいましたっ!


 その後、高見沢さんのMCに入りまして「『夜汽車』、『罪人たちの舟』、そして『水いらずの午後』をお送りしましたが、『夜汽車』では久しぶりに入ってしまったな…と感じています」と、暴走してしまったことを認めておりました。ホントに「どこまで行くんだ?」て、ドキドキ&ワクワクしながら見てたもんっ。そおるさんも長谷ぼんも、「ここまできたら、行くところまで行ったるで〜」みたいなノリで、いつもよりも激しさ倍増していてカッコよかったし♪嬉しいハプニングだったな。
 で、「『メリーアン』や『星空のディスタンス』を懐メロにはしたくはない!俺達がステージで歌い続けている限り懐メロにはさせないっ!…ても、今日は歌わないけど」と言って、客席が「ええ〜っ」とガッカリするような声を出したら、「言っちゃった…」とボソッと言って妙にツボ入りました。

 先ほどの幸ちゃんのMCで「ナオコさんが思っている以上に俺らはバカなことを言っている」と話していたことに対して、「自分は2人ほどバカじゃない」と言い客席からブーイングされてショックを受ける高見沢さんが面白かった。。しかも、そのブーイングにムキになって「俺はアルフィー唯一の良心だぞ」なんて言ったもんだから更にブーイングされ、「…えっ」と更にショックを受け。「は〜ん。みんなそう思っているんだ。いいよ、別に…」と諦めモードになっていてちょっと可愛かった。

今歌った『水いらずの午後』ですが、タイトルが凄いよな。『水いらず』って。でも、この曲を歌っていたら、当時のこととか思い出しまして…ビクターに所属していた頃の曲なんんですけど、犬がこうちょこんっ♪としている所ね(笑)。この曲をレコーディングした頃はまだレコーディングのノウハウも判らなくて、凄く戸惑いながらレコーディングしたって記憶があります。まさかね、当時この曲を歌っていた自分が30年後にこんな服を着てステージに立っているだなんて…思ってもいなかったよ(笑)。でもさ、自分で言うのもなんだけど、当時よりも今の自分の方が若いと思うっ!3人共ね、あ、桜井は高校時代からあんな顔だったけど、今の俺達の方が色んな意味で若いと思う。だって、こう見えても意外にあの2人はいってるんだぞ…

 …と、『水いらずの午後』を歌っていた頃より今の自分達の方が若い!という発言までは良かったんだけど、「2人は意外にいっている」という問題発言をしてしまった高見沢さん(笑)。グリーンのTシャツ(真ん中に青い鳥のプリントがしてある可愛いTシャツだったv)に着替えてきた幸ちゃんと、ジャケットを脱いできた桜井さんに、「何?今のどういう意味?」て感じに無言で迫られ、「違うっ!いってるってそーいう意味じゃなくてっ!」と謝罪する高見沢さんだけど、「いや、だから垢抜けているっていうか…」、「抜けてる〜?」と、更にドツボにハマってしまい、「抜けている」発言に思わず床に寝転がって暴れちゃう桜井さんの気持ちも判らないでもない。高見沢さんから「あんまりオーバーアクションしないように」て忠告されていたけど、オーバーアクションしたくなるでしょう(笑)。

 それから、昨日も話題に出た立ち上がるレッサーパンダの話になって、「俺よりも姿勢がいいんだよなぁ。見習わないと…」と、2足立ちしたレッサーパンダーの真似をする高見沢さんが可愛かったわ。ド派手衣装でやるから更に笑えちゃうんだよね〜。


 そして、ライブハウスにやっていた曲をもう1曲ということで『回想』が歌われまして、懐かしいナンバーが続いて嬉しかったです。次に『WIND OF TIME』が歌われまして、客席は演奏と同時にスタンディング。『SLOW DANCER』、『Justice For True Love』『Symphony Of The Alfee』、と立て続けに演奏され、『Symphony Of The Alfee』が演奏し終わった瞬間に高見沢さんがビシッとガッツポーズを決めていてカッコよかった。しかも、『夢の終わりに』の前奏が入るまで上げ続けていたんだけど、その気持ちも判るくらい達成感を感じる組曲だよねっ。
 本編ラストの『夢の終わりに』ではガラリと雰囲気が変わり、ギターを大切に抱えて歌う高見沢さんが良かった。3番のハモッている歌い出しのところが凄くすき〜♪雪がステージ上に降る特効も季節外れなんだけど、コンサートという「LIVE」の儚さを象徴しているようで夢心地になると同時にちょっと切なくなってしまうわ。


 最初のアンコールでは、長谷ぼんとそおるさんのツインドラムソロが掛け合いになっていってカッコよかった!今回は2人ともシンバル速叩き+足叩きも満載で迫力満点。うう、今回の春TOURはツインドラムが堪能できてたまらんぜよ〜っ!
 そして、後ろの3人に煽られるようにALFEEの3人が登場したんですが、高見沢さんと桜井さんは昨日と同じ衣装だったけど、幸ちゃんがシルバーラメのノースリーブ(ピースマークのペンダント付き)にダメージジーンズ姿でした。

 高見沢さんが客席を煽るようにステージ前に出てきてそのまま『恋の炎』が演奏され、客席も「ウキャーッ!」状態。しかし、ステージ前で2人が熱唱しているというのに、桜井てば長谷ぼんに向かってラジオ体操のような妙な踊りを披露していた(笑)。そっちが可笑しくて可笑しくて、なかなか2人を見ることができなかったわ。もう、ホントにアルコンて見所多過ぎて視線をどこに向けるべきか悩むよっ!続いて『Juliet』が演奏され、幸ちゃんがかなりハッスルしながら歌っていて可愛かった♪

 そのまま幸ちゃんが後ろ3人のメンバー紹介と高見沢さんの紹介をして、高見沢さんが幸ちゃんのことを紹介して、「次は俺だっ」て感じにステージ前に出て行った桜井さんを無視して、再び幸ちゃんを紹介しちゃう高見沢さん(笑)。幸ちゃんも同じことをやり、そのやり取りが何度も続いてしまった後に「We are THE ALFEE〜〜っ!」とシメられてしまった為、強引にステージの中央前に出て来て2人に向かって(客席には背を向けている)踊りまくってアピールする桜井さん。しかし、「なんか変なおじさんがいる〜。係員さん、ちょっと 連れてって下さ〜い」なんて冷たいことを言われてしまう。思わず下手の隙間の方に入って行ってしまった桜井さんでしたが、呼び戻され妙なやり取りに展開。

別に紹介してもらわなくたっていーよ
えっ?紹介しなくてもいいの?やったぞ、坂崎!今日のギャラは二等分だ♪
えっ?紹介してもらわないとギャラって貰えないの?
そうだよ。ここで紹介した人だけに本日のギャラが支給されるの
なんだ〜…だったら後ろの3人紹介することなかっのに…
なんてことを言うんだ!ちゃんと演奏してくれているんだからっ!
どうしてその思い遣りがこっちに向かないんだよっ!(怒)

 「紹介される=ギャラ発生」の論議は続き(笑)、「何、5対1?4000対1?」と愚痴るほど何故か窮地に立たされた桜井さんに対して客席から「頑張って〜♪」と応援の声援が…。それに対して何を言ったか忘れてしまったんだけど桜井さんが反論したもんだから、「お前、せっかく応援してもらっているのに何だその態度は!」みたいに説教されて、「どうしてお前が優位に立ってんだよ?」とごもっともな意見を言った桜井さんが面白かった。この時だったかな?「そりゃ、アナタ達はよく働いているよ」って桜井さんが褒めて(?)いて、特に高見沢さんのことを「テレビを点ければ出ているし」なんて言ったもんだから、「そんなに出てないよっ!」てムキになって否定しいましたわ。確かに、テレビを点ける度に出ているという表現は大袈裟だけど、レギュラー出演のテレビ番組を持っていると「テレビによく出ているよなぁ」とか思っちゃうよね。
 あと、桜井さんの発言に合わせて長谷ぼんがオチを付けるようにドラムを入れてくれて、「いいなぁ。今のドラムの音に思い遣りを感じたよ。おい、キーボー ド!なんか音出せ!」と山石さんを脅迫する桜井さんも面白かった。言われて山石さんがジャンッ!と音を出してくれたんだけど、桜井さんは勢いで弾いたって感じたようで思い遣りを感じなかったらしい(笑)。あと、お得意の「そんなことないよ〜。あなたが居てこそのALFEEでしょ!」と高見沢さんお得意の桜井さん持ち上げモードに入ると、「なんか(客席の)みんなは会社でこんな思いををしてんだなって実感したよ」と判りやすい感想を言ってくれた桜井さんでした。
 そして何故か、また禁断の(?)ヘアーネタにいってしまい…確か、昨日のこの場面で3人がお互い違う位置に立った時に真ん中に立つ幸ちゃんの苦労を初めて知ったて桜井さんが言ってからだと思うんだけど…。たぶん話題を振ってしまったのは幸ちゃん(笑)。桜井さんと幸ちゃんが「お互い頑張ろうね」みたいに励まし合っていたら、「その気持ち判るよ」みたいなことを高見沢さんが言ってきて、「お前に言われても何の説得力もない!」と返した桜井さんに頷いてしまったわ。でも引き下がらない高見沢さんは、「いざとなったら君達に分けてあげるよ〜」と言って、自分の毛先を掴んで桜井さんの頭頂部に被せるように乗っけちゃう悪乗り振りを披露。いきなり2色カラーの髪になってしまった桜井さんに爆笑する幸ちゃん。「せめて(髪)色はどっちかに合わせてくれよ〜」と愚痴る桜井さん。更にノリノリになって幸ちゃんの頭にも自分の髪を乗せちゃう高見沢さん。「俺は髪色平気だよ」と乗っけてもらって論点ズレたことを嬉しそうに言う幸ちゃん。アナタ達、面白過ぎるよっ。…ていうか、「今年はこのネタ止めようって言っているのに…」て何度も言っている割には、3人共(特に2人)は進んで話を振っている気がしないでもない。

 もうメンバー紹介どころじゃないクロストークになってしまったこのコーナー、「ここ、なんのコーナーだったの?こんなに長く話していていいわけ?だから、俺を早く紹介してくれれば終わるんだよっ!」と、桜井さんが話の内容を軌道修正してくれて、高見沢さんが多少桜井さんの落としネタを紹介しつつも(笑)「Danceing Machine MASARU SAKURAI〜っ!」と紹介してくれて、そのまま桜井さんのダンシングコーナーに突入。桜井さんが客席もダンシングだっ!と煽る場面で、「今日踊ればきっと明日良い事あるよっ。部長が休みだったりして♪」と、ややブラックジョークを飛ばしていて可笑しかった。しかも、いつも通りに「オッドラ…」と叫けぼうとした瞬間、高見沢さんが焦って「違うっ」て言おうとして、「…ナ〜イ!…じゃ、な〜いっ!」と続けた桜井さんお茶目。

 そんな桜井さんのフェイントの後に演奏されたのは『サファイアの瞳』!間奏では桜井さんと高見沢さんがステージ中央に出て来たんだけど、いきなりベースソロから始まるという新しいパターンで桜井さんがムチャクチャカッコよかったぁ♪
 続いて桜井さんと客席の掛け合いから歌われた『D!D!D!』では、ギターソロの後にまたもやグローブが上手く嵌められない高見沢さんの姿が(笑)。物凄く焦りながら嵌めようとしていて、そんな自分の動作に可笑しくなってしまったのか、歌に入らなくちゃいけないのに「アハハハハハ」笑ってと歌えなくなった高見沢さん…面白過ぎるよ。しかも、2人に向かって笑って誤魔化してどーするっ!
 そして、ドラえもんギターに持ち替えた高見沢さんが、「まだまだ行くぞー!行くぞーっ!SWEAT&TEAR〜〜Sっ!」叫んで『SWEAT&TEARS』へ。ラストでは、3人ステージ中央に横並びになってヘッドバンキングをしまして、3人ともかなり激しくやってのけまして、特に高見沢さん激しかったぁ!しかし、桜井さんは途中で挫折(笑)。シメは嫌がってステージ下手に逃げる桜井さんを幸ちゃんが手を繋いでステージ中央に引っ張って来て、顔の前にドラえもんギターを被せてドラえもんの声真似を強制。これが何度聞いても微妙(笑)。なかなか似ない桜井さんに対して、高見沢さんがドラえもんの声が流れるおもちゃのマイクを持って来てこの声を参考にしろ!と更に強制。しかし、そのおもちゃマイクから流れるドラえもんの声を客席にも聞かせようと高見沢さんは自分のインカムにそのマイクを近づけたんですが、「ボッ!」という物凄い大きい雑音が出て(ハウリングだったのか?)、客席はもちろん3人も本気でビックリしていた(笑)。桜井さんから「何がやりたいんだよ?」と怒られる始末(笑)。そして、そのドラえもんマイクを桜井さんに貸してあげようとして渡 さない意地悪をする高見沢さん。客席から「桜井さん、負けないで!」と声が掛かり、その声に笑ってしまった高見沢さんのスキを突いてドラえもんマイクを奪 う桜井さん、ナイスっ!高見沢さんは「あっ!それ俺のもんっ!」と焦り、曲をシメるのもそっちのけスタッフの所まで行って取り返しに行っちゃうし(笑)。そして、 「TOKYOサイコー!」と叫んで、かなり強引に曲をシメたのであった。
 なんか凄いアンコールのシメ方だったなぁ(笑)。演奏終了後、6人前に出てきてお辞儀。長谷ぼんが白地に刺繍してあるパンツを履いていてカッコよかったわ♪


 2回目のアンコールでは、高見沢さんと桜井さんは昨日と同じ衣装だったと思うんでんですが、幸ちゃんが柄入り(ストライプ柄?)のシャツを着て登場しました。そして、高見沢さんがアコギ持って幸ちゃんのところまで近寄ってチューニング確認。その間に、後ろで座って寛いでいる桜井さん(笑)。そのまま、なんとS&Gの『ボクサー』が演奏され、慌ててマイクの前に立つ桜井さんであった。いや〜、『ボクサー』をフルコーラス聴くと感慨深くなるなぁ。

 そして、高見沢さんのMCに入りまして、「この『ボクサー』でアマチュアコンテストに優勝してデビューのキッカケになった曲です」と説明。当時の自分はまだコンフィデンスに入っていなくてロック一辺倒だったけど、2人に出会ってフォークの良さを知ったとか、幸ちゃん特訓され血の滲むような努力をしてスリーフィンガーをマスターしたとか、色々話してくれました。

 それからこの時だったか、本編でのMCだか記憶がごっちゃになっているので自信がないんだけど、高見沢さんがALFEEのことを「31年もののワイン」って例えたんだよね。「俺達は31年ものの焼酎(桜井)、ビール(坂崎)、ワイン(高見沢)みたいなものです」て言って、「31年もののビールって…、それは飲めないだろう。もう炭酸抜けてるぞ〜。麦なっちゃっているんじゃ?」と、その例えにクレームを付けていました。3人をお酒に例えると「焼酎・ビール・ワイン」かもしれないけど、31年ものと換算しちゃちゃうとビールでは……恐ろしいことに(笑)。そこで、「50年もののヴィンテージな3人がお送りするステージです」って言い換えたんだよね。

 あと、夏イベの告知をして、「ホールでやる『SWEAT&TEARS』もいいんだけど、やはり野外でやる『SWEAT&TERAS』は格別。思わずヘッドバンキングにも力が入ってしまって、ぐるぐる回った世の中を見られる」みたいなことを言っていました。

デビュー当時は他にバンド仲間もいたけど、31年経った今では辞めたり他の道に行ったりしてしまって気付いたら俺達だけになってしまいました。だから今は辞めていってしまった当時の仲間の為にも続けなくちゃイカン!と思うようになってきました。誰にだって譲れないものはあると思うけど、俺の譲れないものはこの2人だね。2人は譲れないよ。色々と嫌なことがあっても、2人に会うとホンワカする

 …と言っていたのが印象的でした。譲れないものはこのステージって言うのかと思っていたので、「この2人」と断言してちょっとジーンときてしまいました。あと、みんなの譲れないものがALFEEのCDであったりコンサートであったりすると嬉しいみたいなことも言っていました。「例え家族や会社の人に『また行くの?』と言われようと行くんです!ALFEEのコンサートは何度行っても違うんだからっ!『またコンサートか?』なんて言ってくる上司が居たら、桜井の所に連れて行って下さい」と、ファンの気持ちを代弁するかのような力説ぶりまで披露してくれて嬉しかった。この流れで、CDとかを譲るな!借りるな!みないたこを言っていて、ちょっと乱暴な言い方になってしまったので「すいません」と謝ったりして、やっぱ高見沢さんて丸くなってきているなぁ〜と思ってしまいました。

10代の時に出会って50代の今もこうして3人続けていられることは、自分で言うのもなんだけど誇りです。そして続けていられるのは、みんながいつも応援してくれているから。みんなが僕らの音楽を見つけてくれてステージを見てくれて応援してくれているからには、一生懸命ステージを作り続けていかなく ちゃいけないな!と思っています

 …と言ってくれて、その後に歌われたのが3人だけによる『Pride』で、その意外な選曲にかなりビックリしてしまいました。そして3人だけの『Pride』というのも新鮮で、1番から3人でハモッていました。ここで、『Pride』を歌ってくれたということに凄くジーンときてしまって、ただただ聴き惚れていました。
 歌い終わった瞬間の拍手も凄かったですが、3人はそれぞれお辞儀をすると静かにステージを去って行きました。


 もう最高の終わり方だったんですが、やはり東京ファイナル。「このまま終わりたくない」という客席の想いは強く鳴り止まないアンコール状態になり、ALFEEも3回目のアンコールに応えてくれました。
 3人は先ほどと同じ衣装で登場、遅れて長谷ぼん、山石さん、そおるさんも登場!3人が幸ちゃんのマイクスタンドの所に集まると客席が静かになったんですが、「まさるっ!」て掛け声が客席から響いて笑ってしまった。そして、アカペラで『OVER DRIVE』を披露。しかし、バンド演奏に入る寸前に高見沢さんがギター音を中途半端に出してしまい、客席ズルッ状態(笑)。思わず高見沢さんも手で スマンのポーズ(笑)。そのまま『夢よ急げ』になり、桜井さんのマイクスタンドに高見沢さん、幸ちゃんのマイクスタンドに桜井さん、高見沢さんのマイクスタンドに幸ちゃん…と、昨日のアンコー ルで言っていた「お互いの位置を変えちゃう」を実行していました(笑)。最後の最後でも遊び心が出ていて最高っ!高見沢さんは黒のフライングV(TAKAMIZAWAカスタム)だったので、なんか妙に嬉しかった。
 3番はステージ前にマイクスタンドを持って来て3人で熱唱。最後は「8/20,21、晴海で待ってるぜーっ!」と高見沢さんが叫んで終わりました。

 そして、3人はそれぞれピックをばら撒きながらステージを去っていき。熱気ムンムンのコンサートが終わってしまいました。


 とにかく、さすが東京!という言葉に尽きる盛り上がりでした。研ナオコさんも大きく手拍子していたりしたし、最後のアンコールでは立ち上がって拳振り上げていたし、客席もステージも弾けまくったコンサートでした♪



■演奏曲目■

Opening 18:05過ぎ

1.ZeRoになれ!
2.American Dream
3.Blue Age Revolution
4.king's Boogie
 〜ツインドラム・ソロ
5.Flower Revolution
6.終わりなきメッセージ
 MC 坂崎&桜井
7.水いらずの午後
8.罪人たちの舟
9.夜汽車
 MC 高見沢
10.回想
11.WINF OF TIME
12.SLOW DANCER
13.Justice for True Love
14.『展覧会の絵』〜Symphony Of The Alfee
15.夢の終わりに

アンコール1
 〜ツインドラム・ソロ
16.恋の炎
17.Juliet
 メンバー紹介
18.サファイアの瞳
19.D!D!D!
20.SWEAT&TEARS

アンコール2
21.ボクサー(S&G)
 MC 高見沢
22.Pride

アンコール3
23.OVER DRIVE
24.夢よ急げ
Ending 21:30過ぎ

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;