2005年5月21日(土)NHKホール(初日) |
定刻より5分押しで始まったNHKホール初日。夏イベも新曲も告知済みだし「盛り上がるぞぅ!」て思ったんだけど、今回の席がPA機材の真横でして、拳振り上げる度に機材というかコードに当たりそうでドキドキしました(苦笑)。隣が壁よりも圧倒的に緊張感があったなぁ。 OPの展開やステージのセットは相模大野と同じだったので相模大野のレポを参考にして下さい(割愛は専売特許/笑)。 高見沢さんは巻き巻きヘアで衣装は相模大野や福岡と同じだったけど(サングラスも掛けていた)、幸ちゃんがブルー地に花柄のスーツ姿、桜井さんが紫と黒とシルバーの太めのストライプ柄のスーツにシルバーのネクタイで派手だった! 高見沢さんに負けてなかったよ、桜井さんっ! OP曲の『ZeRoになれ!』、ツインドラムと幸ちゃんのアコギの掛け合いがツボです!なんか、また照明が変わっているような印象を受けました。もしかして、会場毎に照明って微妙に変化させているのかも?続いて、幸ちゃんがハンドマイクに持ち変えて『American Dream』を熱唱。幸ちゃんは花道の左右にまで出て来ていました。高見沢さんも前に出て来て客席を煽る煽る。そしてドリル奏法で更に客席を煽る高見沢さん、さすがNHKだけあって歓声の大きさはハンパじゃありませんでしたっ!物凄い盛り上がりの中『JOURNEY』が歌われまして、その勢いは『King's Boogie』まで続き、ラストの高見沢さんのシャウトっぷりがカッコよかった♪ そのまま、長谷ぼんとそおるさんの掛け合いソロ合戦になりまして、シンバルを多様した速叩きでカッコよかったぁ!拍手と歓声を上げずにはいられないカッコよさでした。でも、長谷ぼんてば、そおるさんが叩いている時にタオルで汗拭いたりさり気なく休んでいたりもするんだよね(笑)。 ツインドラムソロから『Flower Revolution』になり、高見沢さんの「JUMP!」という掛け声と同時に客席も3人も飛び跳ねっ!桜井さんに居たっては幸ちゃんの真横に来て妙なダンスをした為、さすがの幸ちゃんも歌いながら「あっち行きなさい(笑)」と追い払っていた。でもでも、この曲の時はどうしてもドラムに視線が集中してしまうっ!長谷ぼん→そうるさん→幸ちゃんの順に合いの手入れてく様は好きっ。特に2回目の時なんて、幸ちゃんもドラムを叩くみたいに激しく叩くからツボっ♪ そして、山石さんのキーボード演奏から『終わりなきメッセージ』になりましたが、ここで高見沢さんはサングラスを外していた。客席の「Year !!」という歓声はさすがNHKって感じで、高見沢さんもどんどんテンション上がっていてラストは超音波を披露。そして、ステージが暗転しても、しつこくガッツポーズをして真っ暗な会場で客席を煽りながら去っていく高見沢さんであった(笑) そのまま幸ちゃんのMCに入ったんだけど、暗転していたステージ上で客席を煽っていた高見沢さんが可笑しかったのか、開口一番「ぷはぁ(笑)、どうも」と笑い混じりの挨拶をしていた。 幸「なんかアンコールが終わった後のようで、このままコンサートが終わるような流れですが、煽るだけ煽ってさっさと中に入っちゃいましたからね〜(笑)。ま、ここでは席もあるんでね、しばらく…そのままで(笑)」 …な〜んて言うもんだから、客席の大半は言葉に「えっ?」と驚きながらも素直に立ち続けたので、「あ、座って頂いて結構ですよ。僕が言うことは半分以上嘘ですからっ」と訂正していて可笑しかった。そういえば、「ここは休むコーナーだけど、休まないんだよね。腹筋が鍛えられちゃうから」みたいなことも言ってたっけ。確かに、立って暴れている時と座って大笑いしている時のカロリー消費量てそんなに大差ないかも!? で、この3階席や2階席を煽ったり、今日が初日の人とかを聞いたり客席とコミュニケーションを取っていた幸ちゃんでしたが、丁度このNHKホールが春TOURの折り返し地点になるらしく、今日が初日の人はネットとかでネタバレを見ないように努力するのが大変だっただろうみないな話から、「昔、棚瀬に「『E.T.』の犯人はおばあちゃんだぞ」と見る前に教えて、棚瀬さんはずーっと出てくるおばあちゃん達が犯人だと思い込んでいたってことがあったんですけど、このコンサートでの犯人は誰か捜してみて下さい。すぐに判ると思いますけど。まぁ、前半で判っちゃいますね〜」と、闇に高見沢さんのことを言っているのがバレバレで客席も大笑い。ある意味、犯人かもしれないよね(笑)。 あと、客席の後方の人はステージの照明効果など全体を堪能できるし、前の人は3人の顔を間近で見られるけどそれしか見れない(笑)、それぞれに見所があるので見逃さないで見て欲しいみたいなことを言っていました。特に下手の人はどこでどんな動きをするのか要チェックらしいです。それに、NHKホールはアルコンにたくさん参加している人でも「えっ?」と思うような展開になると意味深な発言をし、「さすがアルフィー、ベテランだね〜」と自画自賛して照れちゃった幸ちゃんがなんとも可愛かった。 桜井さんの紹介では、「この人はハンパな拍手では出て来ません!今やレッサーパンダかこの人か、と言われるほど話題の人!」と、幸ちゃんが煽って可笑しかったわ。しかも、妙に噛みまくっていたので、余計に可笑しかった。そんな煽りの中登場した桜井さん、まるでミュージカルのカーテンコールのような挨拶の仕方(三方向にそれぞれ手を差し伸べて深々とお辞儀)をしておりました。 桜井さんは、このNHKホールに来る時に代々木公園などの若葉が茂っていたという話をしてくれまして、四季の中でこの若葉が生い茂る時期が一番好きなんだと言っていました。 桜「こう、若葉が茂るっていいですよね」 幸「若バカ?」 桜「坂崎さん、面と向かってバカって言うことないでしょ!若葉!」 幸「ああ、若葉ね〜」 桜「こう葉っぱの…なんて言うんですか?指紋みたいなの…。あ、でも今はカードは指紋じゃなくて静脈で認識されるようになっているんですよね」 幸「はっ?静脈?」 桜「いや、カード変えに行かなくちゃ…って思って。だから!代々木公園とかで若葉が生い茂っているじゃないですか。あれ、凄いですよね。四季を通して移り変わっていくんですけど、冬には全部抜け落ちたのに、春になればブワッと若葉が生えてきて…」 幸「抜けるって…そっちなの?」 …と、「良い話だ〜」と思ったのも束の間、そっちの方向に行ってしまいました(笑)。桜井さんは葉の生命力が羨ましいらしい。そういえば、この時だったから、リラックスムードの後ろ3人は桜井さんのMCに笑っていたらしく、「後ろのお前ら、ゲラゲラ笑ってんじゃない!」と桜井さんから注意されていたけど、長谷ぼんは終始大笑い状態 だった。 ただ、ラストは四季を感じるのは日本人独特の感性だとか真面目に締めたので、桜井さん自身も「こんな良いこと言ってどうしようって思ってます。自分のキャラじゃないのに」とやや照れていて可愛かった。 そして、高見沢さんの紹介になると「凄いモンが出て来ますよ」など、桜井さんが妙に客席を煽ってきました。何でそんなに煽ってくるのかと思ったら、「今日初めてじゃない人も覚悟して下さい。衣装は今日からおニューです」という素晴らしい情報がっ! 桜「ついさっき仕上がりました。なんと縫い付けるのに3日間掛かっているそうです。さっき、私が楽屋のドラの隙間からこっそり盗み見したんですけど、本当に凄いですっ!みなさんもとくとご覧下さいね!チケット料に含まれていますから(笑)。今私がこうして喋っているのも皆さんをリラックスさせる為です。緊張感があるまま見たら大変ですからね。心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、痛風…など予防してあげようってことで、この下らないトークを続けているんですから」 …と、かなりもったいぶって紹介された高見沢さんですが、出て来たおニューな衣装は「どっひゃ〜っ!」て思うような奇抜さは無く、正に『ベルばら』のような貴族衣装で正統派王子様って感じです。真っ赤というよりもイタリアンレッドのような朱赤のような赤のロングジャケットで、肩や袖や裾に金刺繍が入っていて、後ろは羽がいっぱいまばらに付いているし、何より「宝石が散りばめられています」じゃないけど(この「散りばめられている」という言葉を噛み噛みになっていた桜井さんも可笑しかったが/笑)、服全体にラインストーンが縫い付けられていてキラキラ光りまくり。あまりにも凄く煌びやかなので、幸ちゃんから「この衣装で歌えない曲とかも あるんじゃない?」と聞かれていましたが、「ないっ!」と断言していた高見沢さん男前。「『さすらい酒』もいける?でも、スリーフィンガーは似合わないだろ?」とも言われてたんですが、 ハートエンジェルギターでスリーフィンガーを披露した高見沢さん、有言実行です。「もう、このキャラそのものが確立されちゃっているしね」て、幸ちゃんが悟ったように言ってたなぁ。しかし、この衣装に関しては桜井さんは言いたい放題でしたね。後ろに付いている羽も「さっき、楽屋でニワトリを絞めてましたから。後でフライドチキンになって出てくるから」なんて言って茶々入れたりしていたわ。 ただ、衣装の話は高見沢さんのだけに止まらず、幸ちゃんが「そういう桜井さんの衣装も凄い」と言い、桜井さんも「あなただって…」と言いかけたら、「パジャマみたいでしょ?」と自分で言ってきた幸ちゃん、最高。桜井さんも「あなたは先制攻撃が上手いね〜。こっちからミサイル撃とうとしたら返して来たよ」と関心。でも、確かに婦人用のパジャマの柄のようだったわ(笑)。 …で、3人も客席もまったりしたところで次の曲へ(笑)。「NHKということで、バンドで演奏するのは初めてじゃないかな?アルバム『TIME AND TIDE』に収録されている曲です。」という幸ちゃんの曲紹介で歌われたのは『街角のヒーロー』!この曲すごい好き〜!バンド演奏になって少し雰囲気が変わったけど、桜井さんのリードヴォーカルから高見沢さんのリードヴォーカルに変わるところは相変わらず好きだわっ。 そして、『罪人たちの舟』、『夜汽車』と続きまして、『夜汽車』のラストではツインドラムとエレキギターの激しい掛け合いで超ハード!そういえば、ギターは赤のフライングV(TAKAMIZAWAカスタム)だったような。照明も以前と変わっていてカッコよかったぁ1 そして、幸ちゃんと桜井さんが一旦ステージを下がると高見沢さんのMCになりまして、 高「『夜汽車』、『罪人たちの舟』、そして『街角のヒーロー』をお送りしましたが、『街角のヒーロー』は久しぶりってこともあって凄い演奏に緊張しました。別に難しい曲じゃないんだけどね。普通の8ビートだし、でも妙に緊張して…当時は俺、この曲の時ピアノ演奏だったんだよね。もしかして、エレキギターで弾いたのは初めてかも?」 …と、久々に演奏した『街角のヒーロー』についての感想を述べていました。あと、『夜汽車』はエンディングではまるで別の曲になっている、歌詞の世界と演奏が合ってないけど、そこがALFEEならではの世界みたいなことも言ってましたね。 そして、新曲がようやく一昨日に完成したという話になり、「一昨日は久しぶりに3人揃って朝日を浴びました。一人は死に掛けていましたが(笑)」、なんて言ったところに幸ちゃんがステージに戻って来て「死に掛けていた人が来ました」なんて言われちゃっていた。そして、その3人で朝日を浴びた時に、このTOURで高見沢さんが「太陽を浴びるとエネルギーを貰っている気がする」と話していたのを桜井さんが急に言いだして、「おい、高見沢、一緒に朝日浴びに行こう ぜ」って言ってきたとか(笑)。 またレコーディング中に「レッサーパンダが立った」というニュースを3人で見て、「桜井から『お前より姿勢がいいぞ』と言われたので、これからは姿勢の良い立ち方をしたいと思います」と言っていたけど、相変わらずの王子立ちでした。あのレッサーパンダを見たときは、棚瀬さんが中に入っているんじゃないか?と思ったらしい(笑)。でも、 あんなに棚瀬さんは姿勢良くないけどってオチが付きましたが…。 それから、今日は幸ちゃんのお父さんがいらしているそうで、「全然変わらない。相変わらず突然楽屋に入ってくる。ノックもせずいきない『ようっ!』って (笑)。こっちは髪を巻き巻きしているって時に(笑)」と高見沢さんが言うと、桜井さんが「お前は巻いている時でいいよ。俺なんていきなり『ようっ!』て入って来られた時ネクタイしていたんだけど、下を履いてなかったんだから…!」と訴えていました。とにかく変わらず明るい人で、幸ちゃんよりも明るいんじゃないかと言われていました。でも、高見沢さん曰く「今の日本にはああいう人が必要です」 だそうです。 高「最近はテレビ見ていても不安になったり嫌なニュースが多いけど、人間はそんなにバカじゃないはずだと思っています。これからは、もっと地球に優しくしていかなくちゃいけないと思うし、まぁ地球に攻撃的な人なんていないだろうけど…。俺だってゴミの分別ができるようになったんだから。これからは『地球に優しい高見沢』でいきたいと思います。このキャッチフレーズ個人的に気に入ってます」 …と自己満足していた高見沢さんがなんか可愛かった。 そして、その地球に優しくという話から『CATCH YOUR EARTH』が歌われました。もちろん座ったまま聞いていたんですが、最後の歌詞に合わせて座りながら手をパーグーしている人が何人もいらして、なんかその仕草が可愛かったなぁ。 そして、山石さんのキーボード演奏から『太陽は沈まない』が歌われ客席もスタンディング。『SLOW DANCER』、『Justice For True Love』と立て続けに歌われましたが、特に『Justice〜』の照明はかなり派手だった。3秒とて同じ照明じゃないっ。演出も気合入りまくりっ。そして、大作『Symphony Of The Alfee』は相変わらずの迫力。特に『THE AGES』でのドラムの入り方が超好みっ!あそこだけでもゾクゾクきちゃうっ!とにかく、この曲ほど演奏後に達成感を感じる曲はないかもしれない。高見沢さんも終わったあと「ヤッタぜっ!」て感じにずーっとガッツポーズしていたからね〜。そして、ラストは雰囲気がガラリと変わり『夢の終わりに』が演奏され、ラストはステージ上から雪が降るような演出があり、本当に夢心地のようなラストでした。 アンコールでは、まず長谷ぼん、山石さん、そおるさんが登場。ツインドラムの掛け合いでスタートしましたが、2人のパワフルドラムは何度聴いても飽きないっ!最高の盛り上げだよねっ。 そして、3人が登場しまして、桜井さんがブルーグレーのシャツに薄いグレーの縦縞のパンツ姿。幸ちゃんはエスニックぽい柄のTシャツ(福岡2日目の本編でも着ていたTシャツ)にダメージジーンズ姿。高見沢さんは白のテンガロに話題 の(笑)ピンクチェックのパンツにベストその他色々の姿でしたが、ここでニューギターが登場!おそらく高見沢本人のデザインであろう可愛いドクロ型のギター(目なんてハート型)が登場。マンガ『ワンピース』に出てきそうな感じで、あのギターを見ただけ笑いが起きる可愛らしいデザインでした。 そして、高見沢さんが前に出て来て客席を煽ると、そのまま『クリスティーナ』が演奏され、とにかく狂ったように暴れまくる高見沢さんの弾けっぷりに圧倒されました。その弾けぶりは客席にも伝染し、『Juliet』ではそれはもう凄いことになりましたさ…。 そのままメンバー紹介になったのですが、幸ちゃんが長谷ぼん、山石さん、そおるさんを順番に紹介していき、高見沢さんも紹介すると、今度は高見沢さんが幸ちゃんを紹介、「次は俺の番だ!」と構えている桜井さんを抜かし、再びお互いを紹介し合う意地悪な2人(笑)。遂には、そのまま「We are THE ALFEE〜〜っ!」てシメちゃうし…。おいおいっ。そりゃ、桜井さんも愚痴るって! 桜「We are THE ALFEEじゃないよぅ。ここで俺が紹介されなかったら居ないことになっちゃうじゃないのっ!ただでさえ目立ってないんだからっ!君達が派手だから、じゃ自分は地味目にいって逆に目立とうって思ったのに、その目だ出せるスキもないっ!」 …と、泣きに入る桜井さんでしたが、と〜っても派手な高見沢さんが真横に立ったのを見て、思わず「何なのコレ?」と、マンガちっくなドクロギターにビックリ。確かに、エンジェルギターシリーズとは対極過ぎ(笑)。思わず「ドロンジョ様〜ってやつ?」と、『タイムボカーン』ネタを披露した桜井さん、ナイス!言われてみれば、『タイムボカーン』シリーズで見かけるドクロに似ているわ。 あと、「一緒に朝日を浴びたときは優しい言葉を掛けてくれたのに。どうして、ここではこんなに冷たいわけ?」と高見沢さんに泣き付いていたのが面白かった。そうか〜、朝日を見た時は優しかったんだぁ(笑)。 桜「だいたいさぁ、君達がこのバンドに入る前からずーっとココに居るんだから!いつの間にか2人が入ってきてさぁ。みんな気付いてないだろうけど、私のマイクスタンドは少しずつ少しずつ下手にズレて行っているの。そのうちステージから居なくなるかも」 …なんて言うもんだから、幸ちゃんと高見沢さんが「そんなことないっ!」て同時に手を振っていて面白かった。で、その話の流れから、「じゃ、桜井が真ん中に立てばいいじゃん」ということになり、下手に高見沢さん、真ん中に桜井さん、上手に幸ちゃんと3人とも違う位置に立ってみたんだけど見ていて物凄い違和感が…。3人も居心地が悪いようで、桜井さんは下手に人が立つのが嫌で、高見沢さんは上手に人が立つのが嫌なんだとか、あと真ん中は両脇の2人の話を聞くために首を何度も動かすので大変だと桜井さんは気付き(通常の桜井さんと高見沢さんは一方向を見ていればMCに支障ない)、「いつも幸ちゃんは俺達の話を聞いている時大変なんだ〜。君の苦労が今判ったよ」と今更ながら関心していました。「でも、坂崎はいつも両手に花じゃん」と、高見沢さんが妙なオチを付けていましたが(笑)。3人場所違え立ちはなかなか面白かったです。違和感ありまくりで。真ん中に全然慣れていない桜井さんの右往左往ぶりが面白かったし、桜井さんと高見沢さんはMC中は一方向見ていることに慣れちゃっていて、というのも当たり前のことなんだけど目の当たりにすると新鮮でした。「じゃ、明日のOPはこの立ち位置で行こう」なんて言っていたけど、高見沢さんが「でも、ここだとお前の声がうるさい」と愚痴り、2人してミーティングなんぞ始めちゃうし、ホントになんのコーナーなんだか(笑)。 妙に長く続いたメンバー紹介のMC、桜井さんが「一体、何の話してたんだけっけ?…そうだ、紹介しろよっ(怒)」とやっと桜井さんが紹介されたという(笑)。いや〜、 面白かったわ。しかも、高見沢さんは「成績が悪かった、セコイやつだ、酒癖が悪い」などなど落としてばかりだったし(笑)。そういえば、高見沢さんから一方的に責められているときに、客席から「桜井さん、がんばれっ!」とか、拍手が起こったりして、「みんなにパワーをあげる為にステージ立っているのに、俺がみんなから励ましてもらってパワーもらって何やってんだろ…」と複雑な気持ちになっていた桜井さんが妙に可愛かったわ。 で、やっと「Mr. Danceing Machine MASARU SAKURAI〜!」と紹介してもらい、演奏合わせて踊りはじめる桜井さん、「さぁ、まだまだこれからだぁ〜。明日のことは考えず、みんなも踊っていこ〜っ♪」と叫んで客席も踊らせる。しかも、桜井さんは手首や足首を激しく動かして踊りをレクチャーしてくれました。相変わらずよく動くよなぁ。そのまま『OッDORANAI!』が演奏され、客席もステージもノリノリ。そして、再び桜井さんが客席を煽り『D!D!D!』の掛け声合戦になったんですが、「NHKのDっ!」て言われても客席はどう反応すればいいわけ?(爆)。「入ってないだろ!」と、幸ちゃんがナイスツッコミをしてくれました。そして、ステージ中央にドナルドギターが出され『D!D!D!』が演奏されたんですが、高見沢さんはピンクのキャスケットを被ってきて、両手にはドナルドのクッションカバーのようなものを嵌めて登場。しかも、その下にはしっかりピンクのグローブを嵌めていたんだから、かなり手の中は蒸し風呂状態なのでは…。しかも、間奏後に一旦外したグローブがなかなか嵌められず、歌に集中できずに「入らない…」と困ったように訴える高見沢さん、なんか可愛かった。桜井さん、ズッコケていたけど。 そして、ドラえもんギターを出してきた高見沢さん、「東京〜!まだまだ行くぞ〜っ!」と叫び、そのまま『SWEAT&TEARS』へ。高見沢さんはピンクのキャスケットを投げ飛ばして弾けまくりっ!ラストは3人横に並んでネックを高見沢さんに合わせて動かす!みたいな遊びをしていて可愛かった。最終的にはヘッドバンキングになりましたが、幸ちゃんのネットバンキングがなかなか凄かった。桜井さんは早々に挫折していましたが(笑)。 最後は高見沢さんが「どうもありがとーっ!」て叫んで終了。6人全員前に出て来てお辞儀をしてアンコールは終了しました。 2度目のアンコールでは、高見沢さんは白フリルシャツに黒パンツ姿。幸ちゃんはシルバーTシャツの上にシアンと白の葉っぱ柄のシャツ姿。桜井さんは黒の柄入りシャツにグレーぽいパンツ姿で登場。このアンコールの時は、幸ちゃんがサングラスじゃなくて普通のメガネを掛けてきてくれるのが嬉しいっ。 高見沢さんが幸ちゃんの所までチューニングを確認すると、そのまま『明日なき暴走の果てに』が歌われました。 そして高見沢さんのMCに入り、 高「今まで色んな出会いがあって3人それぞれ違った友達も多くいるけど、一番会っているのはこの2人です。学生時代の友達とは会わなくなってしまったけど、『そういえばアイツどうしているかな〜』て桜井に言ったら、『ああ、アイツなら糖尿病になってるぞ』って言われて『エエエ〜』とビックリしたり…。でも、こうして元気でいてくれいるならいいかなんて思っています」 …なんて言っちゃったら、幸ちゃんから「糖尿病て元気じゃないよ」とツッコミ入れ られていた。重いと大変だからね。だから、「それぞれの人生を歩んでいるならいい」みたいに言い直していたけど。「どこかで俺達のことを見て、『ああ、まだ頑張っているんだな〜』って思ってくれていると思います」って言ってたっけ。でもさ、3人の世代て一般社会では一番今苦しいくて厳しい世代だと思うんだ。だからこそ、3人の同級生の人達ってテレビとか姿を見たら何かしら励まされたりしているんじゃないかな〜。私の同級生でもたま〜にテレビやラジオに出る人とかいるけど、「ああ、頑張っているんだなぁ」とか思うもん。 あと、夏イベの告知があり、今年は地元東京開催ということで「まぁ、今回は来て欲しいなんて言わない。だって東京だよ?…でも、言うぞ!…来いっ!」と、妙に男前な高見沢さんでした。 高「『明日なき暴走の果てに』の歌詞で「今だにゴールは見えず(作詞:高見沢俊彦)と歌っているけど、20代でゴールが見えるわけない。見えていたら今ココに居ないって。逆にゴールは見えないからこそここまで続けられたと思います。今だから言えることかもしれないけど、ゴールは見えないものがいいんだと思います。だからこそ、僕らはまだ夢の途中でいられるんだと思います」 …みたいなことを語っていました。ゴールが見えないからこそ夢の途中でいられるっていうのは、30年以上同じメンバーで続けてきた3人だからこそ説得力がある言葉のような気がしました。ゴールしないままの方が夢の中って、なんかロマンチックでもあるような気もします。 最後に「10代20代30代40代…そしてこの年になるまで3人がステージに立ち続けていることを誇りに感じます。永遠というものは存在しないけれど、このステージで歌うことや、みんなとこうして一体感になれることというのは、永遠に近いものなんじゃないかなって思います」と言っていたのが印象に残っています。確かに、コンサートだって3時間ちょっとの一過性のものなんだけど、その瞬間というか、その時の空間て永遠だし、自分達の心の中に「感動」という形で永遠に残るものだよね。 そして、「東京の歌だと思います」と言って歌われた『いつも君がいた』は、桜井さんの美声が素敵でした。最後はしっとりと終わりましたね。 コンサート終了後、お決まりの終演のアナウンスが入ってもアンコールは鳴り止まず、棚瀬さんのアナウンスが入りました。とにかく楽しく盛り上がったアルコンでした。やはり東京は盛り上がりが違うっ!と痛感できたほど弾けっぷりが凄かったす。 幸ちゃんが「コンサートに慣れている人でも『えっ?』と思わせるのがこのNHKのコンサートです」って言っていたのも納得です。 なんか、初日だとかそういうの一切関係ないねっ!
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