2004年5月9日(日)福岡サンパレス(2日目) |
さぁて、福岡2日目です。客席に入るなり2階席の方に横断幕が飾られているのが目に付きまして、「見ーっけ!パワーの源ここにあり!」だったかな?そんな感じのメッセージが書かれていました。福岡て、必ず2日目に横断幕が飾られるところなんですね〜。 でもって、2日目なんで早々にコンレポ行きたいと思います。 定刻より15分程押してコンサートがスタート。OPの展開は福岡初日と同じです。バンド演奏と同時に幕が落ち、そのまま『希望の橋』が演奏されました。 3人の格好は高見沢さんと桜井さんは昨日と同じ衣装でしたが、幸ちゃんだけインナーがパンフでも着ているJ.P.ゴルチェのカットソーでした。これの色違いヴァージョンを持っているので、すぐに判った♪ 1曲目『希望の橋』から高見沢さんはノリノリで、いきなりジャンプしたり無駄に動き回っていました(笑)。しかも、『BRIDGED TO THE SUN』になっても、さらにパワーアップしてしまって、ホントにタカミーの弾けっぷりに客席煽られっぱなし。その勢いのまま『AFFECTION』、『夢よ急げ』と、立て続けに演奏されました。 そして長谷ぼんのドラム音が鳴り響いたまま桜井さんのMCに入りまして、 桜「ハロ〜!福岡2日目〜〜っ!生憎の天気だけど〜、会場の中は今日も熱いぜ〜っ!」 …と、客席を煽り、そのまま『恋人になりたい』が歌われ、客席は大歓声。相変わらず、この曲の人気は高いわ♪続いて『Juliet』が演奏され、その後に高見沢さんのギターソロが入りましたが、ギターソロに入る前にステージ前に出て来てサングラスを取って客席を煽る煽る。そのまま『閃光』に続いて、高見沢さんは狂ったようにギターを掻き鳴らしながら歌いまくり、客席も拳の嵐で、本日もサンパレスの中は暑い暑い。昨日よりも暑いっ! 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去ると幸ちゃんのMCに入りまして、「それではここでしばらく…そのままでいて下さい(笑)。…好きなんです♪」と、昨日に続けて意地悪発言(笑)。でも、ちゃんと客席を座らせてくれました。 幸「汗も掻いたでしょうからちゃんと拭いてね、ストレッチとかもして…。昨日来た人はたぶん肩とか上がないと思いますが、昨日は昨日です。昨日のことは忘れて、今日は今日で燃え尽きましょう。しかし、昨日は初日だというのにエンライことになっちゃいましたが、今日もなんか凄いことになりそうです…!昨日言い忘れちゃいましたけど、2階、3階席のみんなお元気ですか〜?1階席の田島よりも後のみんなも〜!君達の熱気で前を煽って下さいねっ!」 …その後は、「昨日参加した人」や、「今日が初日の人」などのアンケート取りがあり、「生まれて初めての人」のうちの一人が最前列にいたものだから、客席が例の発言を幸ちゃんに期待します(笑)。もちろん幸ちゃんは、「生まれて初めてで最前列!しかも桜井さんの前ですよっ。これはちゃんと言っておかないとね、帰りに車とかには気を付けて下さい(笑)!」と、不吉な忠告をしました。 そして、福岡は3人揃ってラジオ番組を唯一もっている場所だという話や、20年ぶりに復活した『オールナイトニッポン』の話題に触れ、漏れずに人気投稿コーナー『桜井の父』シリーズも登場しました。この時、昨日思い出したとかで、「『桜井の父は、肛●に皺が無い』という名作もありました」という例題を披露してくちゃいました。ははは、相変わらず下ネッタ〜好きね〜(笑)。あと、官能小説(?)のコーナーもあるとか、トーク内容がややアダルト傾向になりました。幸ちゃんノリノリですというか、活き活きしていました。 幸「実は今日、吉田拓郎さんからメールが来まして、ホント始まる寸前…16時45分くらいまでメールのやり取りをしていました。なんかコンパクトカメラが欲しいとかで、『坂崎くん、何かアドバイスして下さい』という内容で、色々とアドバイスしまして、なんとか買う機種を決めたようです。…そうだっ!博多のみんなへ拓郎さんから伝言を預かってきました。『博多のみんなーーーっ!明太子、食ってっかーーーっ?』(笑) 」 …2日連続で話題に出た吉田拓郎さんでしたが、開演の寸前まで幸ちゃんはメールのやり取りしていたというのもなんか可笑しい。しかも、そのメールの内容が「お薦めのコンパクトカメラを教えて欲しい」っていうものなんだもん。フツー過ぎるとこが面白い。そして、拓郎さん、オーソドックスな伝言を博多のアルフィーファンに残してくれたものだ(笑)。その伝言に対して、律儀に「食べてる〜!」と返事していた人も多かったなぁ。ちなみに私は、ふくやの明太子が好きです。<関係ないって! 幸「…だいぶ休めた?では、そろそろ次の曲いきましょうか。次の曲は…1984年の曲ですね。『星空のディスタンス』ではありません。…では、山石くん、じっくりとやってちょうだい。」 という幸ちゃんの曲紹介(?)が終わるとステージは暗転し、山石さんのキーボードソロになり、その演奏に合わせて桜井さんと高見沢さんが再びステージに登場。衣替えを済ませた高見沢さんは、紅がメインの和洋折衷な派手なロングコートにラメ入りの赤のレザーパンツに黒のサングラス姿で、今日はハチマキもバッチリ巻いてました。桜井さんはジャケットと脱ぎネクタイも外し、白いシャツ姿で再登場。 そして、山石さんのキーボードソロからアカペラで始まる『STAT SHIP-光を求めて-』が演奏され、ドラムも加わった時点で客席はスタンディング。何度もコンサートで聴いている曲なんですが、この時はヤケに長谷ぼんがカッコ良くて、ほとんど長谷ぼんに目が釘付け状態。「行くぜーっ!」て感じで、ノリノリに叩いているんだもんっ♪続いて『Complex Blue〜愛だけ哀しすぎて』、『裏切りへの前奏曲』が歌われ、一気に大人びた雰囲気にステージが変わっていきました。やはり『裏切り〜』の時の照明といい、音の迫力といい、ムチャクチャカッコいいっ! そしてハートエンジェルギターを持って出て来た高見沢さんのMCに入りまして。 高「博多はホントに凄い。この2日間、凄い盛り上がりでどんとん高見沢を上に上らせてくれる。もうみんなの熱気が凄くて服まで紅くなった!腕まで紅い!(笑)。もうどんどん俺を上らせていってくれ。みんなも俺を上らせて気分イイと思うから(笑)」 …と、2日間とも熱い福岡のノリに上機嫌な高見沢さん。その後、「30年経って、こんなギター持つことになるとは当時は考えもつかなかった」と、デビュー当時、「今日からギター持たなくていいよ」て言われて訳も判らずハンドマイクを持たされた時の話や、ふと30年前のことを思い出して同時期にデビューしたバンドがほとんど今は残っていないことと、その消えてしまったバンド(音楽)の為にも、これからもずっと続けていくことが使命かも…と、ちょっと真面目な話をしてくれました。 それから、昨日は全然話題に上らなかった夏イベの話が出て、 高「今年も横浜でやります。去年のリベンジじゃないですけど、今年こそ、星空の下で『星空のディスタンス』を歌いたいと思います。だから、今日は『星空のディスタンス』は歌わない」 …な〜んて言うもんだから、客席は「ええ〜〜っ!」とブーイングの嵐。そんな客席の反応に対して、不敵な笑みを浮かべながら「熊本に来い」と一刀両断する高見沢さん。その勝利宣言のような堂々した言いぷりに、かなり動揺する客席(笑)。もの凄い威圧感があったんですけど、あれは一体なんだったんだろう?しかし、ホントに熊本のアルコンでは『星空〜』を歌ったらしい。さすが有言実行男ですな! それから、どうしてそういう流れになったのかサッパリ覚えていないんですが、自分がこの年になってから「王子」と呼ばれたり、「可愛い」と言われたりすことが多くなったことについて触れ、 高「昔は、『高見沢くんて可愛いわね♪』なんて言われたりすと、『なんだってーっ?』とバカにされた感じがしてかなりムッとしていたんですが、最近は『可愛い〜♪』なんて言われたりすると、『…いいかもっ♪』なんて思ってしまう自分がいる(笑)。え〜、客席にも男連中がいますけど、お前ら、女性から『可愛いっ』て言われるのもイイもんだぞっ♪これからは、可愛い王子を目指していこうかと…」 …なんて、発言自体が可愛いと思ったのは私だけだろうか?50になって、随分と高見沢さんは丸くなったというか、寛大になったというか、あらゆる表現を素直に受け入れるようになったような気がします。しかも、そこに快感を見出すようになっただなんて、遂に悟りましたな…!外国だって、男性に対してSweetやらSweetyと表現することがあるもんね。可愛いヤツ、優しいヤツて意味合いなんだけど、決して蔑んだ言い方じゃなくて、飽くまでその男性の性格の良さを褒めているって表現だから、男性に対して「可愛い」という表現は、決してバカにしているもんじゃないと思う。 高「昨日も話したけど、ハワイのマウイ島で見た海には本当に感激しまして、その海を見つめながら色んなことを思い出していたんですが…、昔別れた彼女のこととか…(客席「ヒュ〜ッ♪」と冷やかす)俺にだっていたよ!別れた彼女の2人は3人!(「エ〜っ?」と疑いの声を上げる客席)…5,6人は居たかな?(「エ〜っ?」と納得しない客席の反応に、両手を使って数えはじめる高見沢さん/笑)…足りないな、坂崎、ちょっと手を貸せ(幸ちゃん両手を高見沢さんに差し出し、ついでに片足も上げる/笑)…足りない、桜井、手ぇ貸せ!(桜井さんも両手と片足を貸す)…うーん、足りない(後ろを向き)長谷川っ!(長谷ぼん、バンザイをするように両手を出す)うーん、山石っ!(ハイッ!て感じに両手を差し出す山石さん)全然足りないな〜…て、わけないだろっ!俺を何だと思っているんだ?お前らはっ!」 自分から始めたくせに客席にツッコミ入れる高見沢さん(笑)。4人まで巻き込んだボケッぷりが最高に面白かったわ。10×5=50人の別れた彼女のことをマウイ島で思い出していたのか…て、違うって?(笑)。でも、高見沢さんて詞の世界からして惚れやすそうだから、別に恋の成立不成立に関わらず50人くらいの女性には惚れてそうな気がしないでもない。<物凄い偏見 しかし、思わぬところでの長谷ぼんもコントに参加(?)でおいしかったわ♪ 高「人間は海から生まれて、その記憶がDNAに刻まれていると言いますが、自分のDNAを遡ってアンモナイトが出てきたらどうしようかとも思いますが(笑)。だからこそ、人間というのは海というか波の満ち引きに心を癒されるんじゃないかと思います。人生も潮の満ち引きみたいなもので、悲しいことがずっと押し寄せていることはないし、いつか必ず悲しみが引くか新しい出会いがあると思います。もちろん、悲しみや辛さから乗り越えるのは自分自身の力だけど、そのキッカケを何処かで見つけられる時は必ず来ると思うし、乗り越えられる新しい出会いが必ずあると思います。…では、ここからデビュー30年のALFEEがみんなに送るメッセージソングを歌っていきたいと思います。まずは、『誓いの明日』」 …幸せ不幸せは潮の満ち引きと似ているという話はさいたまでもしていましたが、その中でも、「最後に乗り越えるのは自分自身の力」と言った高見沢さんに、ただ悲しみや辛さが引くを待つだけではなく、それが引くように自分自身が頑張る力もなくちゃダメだと言われたような気がしました。自分の人生、他力本願になってはダメですよね。 そしてMCの後、『誓いの明日』、『AUBE〜新しい夜明け』と立て続けて歌われ、大きなハートエンジェルギターを高く掲げて歌う高見沢さんはホントに迫力ありました。そして『Drak Side Meditation』、『DNA Odyssey』が歌われ、『DNA〜』では前奏に合わせてステージの四方から炎が順次に吹き上がるという特効と、ラストでステージ頭上で花火がバーンッ!と鳴るという特効は相変わらず健在。 そして、鐘の鳴る音のSEが響くと、それに被るように『Mind Revolution』が演奏され、幸ちゃんの優しい歌声に何故か泣きそうになってしまった。続いて『TIME AND TIDE』が歌われまして、30周年記念ギターのフライングVを大切に抱きしめるように歌う高見沢さんの姿が印象的でした。 最後は『TIME AND TIDE』のSEが流れる中、3人はそれぞれお辞儀してステージを去って行きましたが、ヤケに高見沢さんがアッサリとステージを去り、まだ姿が見えるっていうのにアームガードのような腕飾りをペシペシ外しながら歩いていて、ちょっと笑ってしまいました。最後までステージに残ったのは幸ちゃんで、最後は投げキッスまでしてくれちゃいましたっ♪ アンコールの3人の衣装は、桜井さんは昨日と同じ派手なのストライプ柄のシャツに白パンツ姿、幸ちゃんも同じく黒のラメ入りノースリブシャツにデニムパンツ姿、高見沢さんは黒のレザーパンツに鎖とかジャラジャラのベルト付きで、ラインストーンで髑髏を象った黒のタンクトップ、その上に相模大野で桜井さんから「往生際の悪いバッタ」と言われたグリーン系の玉虫色のロングコートを羽織って登場。黒のサングラスもしていたし、インカムも付けていました。 3人はステージに登場するなり、ステージ後(山石さんと長谷ぼんの間辺り)に集まり、「せーのっ!」セッション開始。何と曲がAEROSMITHの『Wake This Way』でした♪ALFEEがエアロの曲をやるだなんて珍しい、個人的にエアロのファンでもあるので嬉しさ倍増でしたっ! そして、ギター掻き鳴らす高見沢さんがステージ前に出て来て「行くぞ〜!博多〜!」と叫んで、そのまま『トラベリング・バンド』が演奏されました。本日も「たどり着いたぜ!福岡っ♪」ですっ!高見沢さんの決めのお言葉は、昨日同様に魅惑の低音ヴォイスでした。本人、かなりお気に入りも模様…。続いて『クリスティーナ』が演奏され、客席おおはしゃぎ、高見沢さんも更に弾ける…というより壊れる。しかも、山石さんまで狂ったように頭振りまくり腕振り捲くりまくりの大暴れ状態で、よくそれで演奏できるもんだと、思わず笑いが込み上げてしまうほどのノリっぷり。もうどっちを見ればいいのか迷ってしまうくらいの凄さでして、高見沢さんなんて途中で弦を1本切ってしまって、その弦を「エイッ!」と客席に投げ込んでしまいます。しかもノリノリ状態なので、例え5弦のままでもギターを交換するこなく『クリスティーナ』を演奏しきってしまいました。なんかカッコ良かったなぁ。 そのままメンバー紹介になりまして、「キーボード!山石た〜ぁかゆきっ!ドラムス!長谷川こ〜ぅうじっ!」と妙なイントネーションでバックの2人を高見沢さんが紹介すると、次に「ベース!桜井マサル子!」と紹介。ちょっとオカマさんちっくに踊る桜井さん(笑)。続いて、「ギター!南こうせつ!」と紹介され、思わず『神田川』を歌う幸ちゃん、上手いっ!調子に乗った高見沢さんは「ギター!忌野清志朗!」と紹介し、これまたソックリに歌い出す幸ちゃん。「上手いな〜♪」と高見沢さんは大喜び。更に「ギター!谷村新司!」と言われ、『チャンピオン』を歌う幸ちゃんですが、そんな幸ちゃんに背後から近寄って髪をオールバックする高見沢さん…、ネタ的にかなりギリギリなことしてるぞーっ!幸ちゃんも、「まだ(髪)あるから」とか、なんか危険な発言してたし(笑)。しかも、これで終わらず今度は、「ギター!吉田…栄作!」と紹介され、てっきり拓郎さんで来ると思った幸ちゃんは驚いて、「わ、わかんないよ〜っ」と戸惑い、思わず『心の旅』を歌って誤魔化す(過去に吉田栄作さんがカバーしてました)。最後はちゃんと「ギター!坂崎幸之助!」と紹介され、本人もホッと一安心。すっかり、高見沢さんのオモチャにされた幸ちゃんであった。 そして、「We are THE ALFEE〜!まだまだ行くぞ〜!博多の盛り上がりを〜!ロックンロールだ〜!せからしかぁ〜!ロックンロールっちゃ〜!ロックンロールしゃいっ!」と、かなり間違った博多弁を叫びなら客席を煽る高見沢さん(笑)。個人的に「せからしかぁ〜!」はツボに入ってしまった。柄の悪いロッカーになっていた高見沢さんですが、急に声のトーンを変えて、「では、ロックンロールをお願いします」と隣の幸ちゃんにお辞儀してお願い(笑)。そのまま幸ちゃんのアコギで始まる『君はパラダイス』へ。ステージ中央にマイクスタンドが出され、それぞれがそこで歌い上げますが、自分が歌わない時はかなり好き勝手にやっています。幸ちゃんと桜井さんが向かい合わせで歌うところなんて、もう笑かし合い状態。 そのまま「シャ〜ラララ、やりたいよ〜〜ぅ♪(作詞:高見沢俊彦)」で恒例のハモ遊びに突入、高見沢さんが「司会の桜井マサル子!」と紹介すると、桜井さんがマイクスタンドの前に立ち、「只今紹介にあずかりました、桜井マサル子です。僭越ながら司会を務めさせて頂きます。では、坂崎さんと何かやりたい人?」と進行役を担当。平等に行く為に客席に一旦腕を下ろさせ、「一斉のせっ!」で手を挙げて早い人が選ばれるということになりました。そして選ばれた人がリクエストしたのは、「坂崎さんと路上ライブをやりたい!」というもの。しかし、桜井さんは「坂崎さんとドジョウ掬いしたい?」と聞き間違えたのであった。ま、すぐに聞き間違えに気付きましたが。続いて、桜井さんから次の司会者として幸ちゃんが紹介され、幸ちゃんがマイクスタンドの前に立つと、「では、桜井さんと何かやりたい人?」と聞き、桜井さんの時と同様に一番早かった人をセレクト。「桜井さんと一緒にモナコでF-1を見たい」というリクエストだったんですが、今度は高見沢さんが「桜井と一緒にモナカを食べたい?」と聞き間違える(苦笑)。そのまま幸ちゃんが高見沢さんと何かやりたい人のリクエストを受付、「高見沢さんと山口に旅行したい!」というのがリクエストされました。それを聞いた高見沢さんは、「山口に旅行?一緒に温泉入る?」と観客を誘惑(笑)。その温泉発言から、幸ちゃんと高見沢さんは更に暴走し、「一緒に温泉入りましょう、俊子さん」、「ここの露天風呂、いいわね幸子さん」と、妙な寸劇を始めてしまう2人…。しかも、オチが、「あら、見て、あそこにカメがいるわ。よく見れば、出歯カメよっ♪」でしたからね(笑)。なんか、凄い『君はパラダイス』になってしまった。凄いよ、3人共。シラフでここまで出来るんだもん。ナチュラルハイて最強だねっ♪ そして、一旦ステージが暗転すると、高見沢さんがロングコート脱ぎ、重厚なサウンドから『夜明けの星を目指して』が演奏されました。今日の本編で歌われなかったので、「あれ?今日は歌われないのかな?」と思っていたらアンコールで来たわ!一気にステージの雰囲気が変わり、髑髏マークのタンクトップを着ている高見沢さんは、正にヘビメタなロッカーという格好だったので、見事に曲の雰囲気とマッチしていてムチャクチャカッコ良かったです!サウンドといい、照明といい、この曲は独特の迫力がって凄い好きっ♪ 続いて、長谷ぼんのドラム音から『SWINGING GENERATION』が演奏され、高見沢さんが狂ったようにギターを掻き鳴らして凄い、凄い。なんか、この2曲で凄いロック色の強いステージに早替わりしたって印象を受けました。 最後は高見沢さんが「どうもありがとーっ!」と叫んで終了、演奏後は山石さんや長谷ぼんも前に出て来てご挨拶。長谷ぼんは昨日と同様にカッコいいロゴ入りの白白Tシャツ姿だったんわっ♪長谷ぼんの福岡の格好はヒットである。3人はそれぞれピックを投げまくり(幸ちゃんのピックがママンボの胸に当ったがキャッチ出来ず…)、手を振りながらステージを去って行きました。ここでは、高見沢さんが最後まで残って、お辞儀をして去っていった…かな?(記憶曖昧) 2度目のアンコールでは、高見沢さんは素肌の上に白のフリルシャツに黒レザーパンツ姿(サングラス無し)、幸ちゃんは白の開襟シャツにコバルトブルーのパンツ姿(幸ちゃん、パンツは違ったかも…)、そして桜井さんが黒のシャツに黒パンツに黒のハットを被って登場。 そのまま高見沢さんのMCに入りまして、 高「本当に2日間、熱い博多のノリをどうもありがとう!さすが博多はロックの街だけあるっ!もちろん、フォークもあるけど…音楽の街だねっ。君たちの熱い想いを、この白い胸でヒシヒシと感じました。さっきも今年の夏イベを横浜でやると言ったけど、福岡も1988年にやって、あれ以来だけど、生きているうちにもう1回やりたいなぁ!」 この「生きているうちにまた福岡で夏イベをやりたい」発言からだったか、年齢の話になりまして、「ALFEEも今年で30歳になって、俺と坂崎も20歳を迎えまして」なんて見え透いたことを言ったから、客席からブーイングを浴びていた(笑)。でも高見沢さんは居直っていて、「20歳、30歳、40歳毎に年齢をリセットしてきた」などと、かなり強気発言を連発。 高「もう60歳になってもこの格好を続けて行く!続けて行く限り出来る!むしろ、続けているからこを、まだまだこの格好でイケると思う。精神的には3人出会った頃のまま、みんなもアルフィーに出会った頃のままだと思う。逆にここで止めたら、たぶん俺ももみんなもそう急激な勢いで実年齢の老け込みになってしまうと思う。だから行けるところまで行ってみせる。そして、そのまま古希・喜寿・米寿を迎えるっ!…その頃、横の2人はどうなっているだろう?」 …なんて高見沢さんが言ったもんだから、いきなり横でお焼香のジェスチャーをする桜井さん。なんてブラックな。しかも、それだけで終わらず、木魚を叩くジェスチャーになったり、棺をちゃんと観音開きで開けて最後の顔を見て泣いたり(隣で幸ちゃんも拝みながら泣く真似しているし)、拝んだかと思ったら、ちゃんと棺の蓋を閉めて、釘打ちまでやるんだもん。高見沢さんはもう話変えて違うこと言っているのに、その話聞くよりも2人の寸劇が可笑しくてクスクス笑っちゃったよ。芸が細かいというか、何というか。「福岡2日目のアルコン」でまず一番最初に思い出すのは、桜井さんと幸ちゃんの葬儀コントになってしまうくらい、妙なインパクトがありました。ブラックジョークが好きだよな〜、ホント。 しかし、このシーンがインパクトあり過ぎて、高見沢さんのMC内容ほとんど覚えてないんだよね。「30年色々やってきた。踊ったりもしたけど、あのグループはもう壊滅的な状態ですが…」て、BEAT BOYSの話題を出したことくらいしか覚えてない。客席が再びBEAT BOYS再結成を望んだんだけど、年齢的にも厳しいし膝に水溜まっているのが居るから無理て却下されちゃったんだよね。それでも客席が食い下がったた、「お前ら酷だな…」て、高見沢さんに呆れられちゃったのだ。でも、その客席の勢いに負けて、もしかしたら会える時が来るかもしれないという、ちょっと希望を残してくれました。別にサクライ氏は踊らなくても良いのだよ。踊りはマラカスブラザーズに任せておけば♪ ちょっと真面目トークになるけど、高見沢さんが「ここで止めたら急激に外見も実年齢のようになる」て言ったのには納得。気持ちがまだ「出会った頃のまま」だから、精神的なものが肉体的な部分を若くしているってかなりあると思う。実際に、現役を退いたアーティストて、一気に老け込んじゃう人が多いし。ファンとしては老け込むアルフィーなんて見たくないし、このままの勢いで走り続けて欲しいわ。たぶん、高見沢さんは還暦を迎えても、このままんじゃないかな〜て妙な確信がる。ファンになった当初は御三方は30代で、50代はもちろん、40代の3人なんて想像できなかったんだけど、50になった今が一番派手で妙に若々しいからね。そういうアルフィーをまだまだ見続けていたいな♪自分の若さの秘訣の為にもね(笑)。 高「みんなも色んな壁にぶつかって辛い思いをしている人もいると思うけど、いいか!負けるなよっ!俺達はずっとここで歌い続けているからなっ!」 真面目な話をしていた高見沢さんが(どんな内容だったか覚えてないんだけど)、最後に「負けるなよ!」て力強くガッツポーズしながら叫んだのがすっごく印象に残っています。乱暴な言い方ではあったんだけど、なんか、その姿だけでもグッときてしまった。30年続けようが、このまま走り続けるというALFEEの強い決意に、かなり励まされた気がします。 高「では、今夜、ここに集まってくれたみんなの為に、ALFEEからの愛の歌を送りたいと思います」 というMC後に歌われたのは『確かにFor Your Love』。何気に高見沢さんの高い声が透き通るように響いて綺麗だったな。続いて山石さんのキーボードソロと幸ちゃんのブルースハープの演奏から『哀しみの泉』が歌われまして、凄い感情込めて歌う高見沢さんにグッときてしまったし、サングラスをしていなかったから、高見沢さんが感極まって泣いているのも判って、ちょっと貰い泣きしそうになってしまった。MCの時もそうだけど、感情豊かな高見沢さんには弱いというか、ヤラれちゃうよなぁ。3人でハモるところなんか、凄い迫力だったな〜…。 そして、最後は3人それぞれ手を振ったりピックを投げたりステージを去って行き、幸ちゃんや桜井さんは笑顔を残して去った後、最後までステージに残っていた高見沢さんがステージ中央で深々とお辞儀をすると、客席から大きな歓声と拍手が沸きました。なんか、凄い素敵なラストシーンでした。 その後、なかなか鳴り止まないアンコールに棚瀬さんの終演アナウンスが流れ、そのアナウンスが終わると共に福岡2日目のアルコンも終わりました。楽しかったし、面白かったし、暴れたし、感動したし、…色んな感情をいっぺんに体験できたアルコンでした。ホントに福岡最高っ!参加できてラッキーだったなぁ。 そういえば、2日目は銀テープが飛び出す特効が無かったと、終わってから気付きました。曲の構成的に銀テープを出す機会が無かったかな?ま、その特効がなくても、十分過ぎるくらいのアルコンであったことは言うまでもありませんっ!
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