2004年5月8日(土)福岡サンパレス(初日) |
なんだかんだ言って3度目の福岡、だいぶ街並も見慣れてきたかも。親戚の家にご厄介になるので、宿泊はもちろん送り迎えも万全でして、ホントに至れり尽せりの環境なもんだから、すご〜く居心地良い場所というか、食も進むし、どんどん堕落していく自分を痛感する場所でもある(笑)。 ま、自分のことなんてどうでもいいとして、福岡初日のレポいきましょう。定刻通りに開場しまして、ロビーには3人の30周年記念ギターが展示されていました。あと、CD販売コーナーでは、武道館LIVEのプロモーションビデオが流れていて、ちょっと前のコンサート映像なのに妙に懐かしく感じました。 客席に入ると何かBGMが流れていましたが、ALFEEの曲と洋楽とごちゃ混ぜになっていたように聴こえたなぁ。ステージには薄いシルクスクリーンのような幕が降りていて、その幕の前に3人のマイクスタンドが出ているというのは相模大野と同じスタイル。 そして、定刻より5分程押してに客席が暗転し、SEの音に合わせるようにスクリーンに細かい照明が当り、次の瞬間、上空に浮かび上がるように立っている3人の姿が登場して客席は大歓声!九州初会場だけあって、歓声はかなり大きかった! そしてバンド演奏と同時に幕が落ちるとステージも明るなると、3人は既にステージに降りていて、そのまま『希望の橋』が演奏されてコンサートがスタート!幕が降りた瞬間、「ん?」て思ったのが、ステージセットがちょっと変わっていた。全体は同じなので相模大野レポを読んで頂きたいんですが、今までは「ステージ後方に工事現場のような鉄板が何枚も敷き詰められていたようなセット」と認識していたんですが、その鉄板にストライプ状に隙間が出来ていて(格子窓ぽい感じ?)、少しステージの雰囲気が変わって見えました。あと、照明が相模大野とさいたまに比べて変わっていた!これは絶対変わっていた! 3人の格好は相模大野やさいたまの時と同じで、桜井さんが白ぽいんだけど薄いグレーの柄入りのスーツに白シャツ+エンジ色のネクタイ姿、幸ちゃんは白スーツにインナーが蛍光色で柄が描かれた派手なシャツ姿、高見沢さんは白スーツにブルーラメのフリルシャツ、柄入りの白スカーフにブルーとサングラスと&G衣装(笑)。 1曲目『希望の橋』を聴いた時、さいたまではちょっと桜井さんの声(特に高音)が掠れていたような印象があったので、今回はいきなりグワーンッ!て感じに声が凄い伸びていて、「おおっ!今日は声の調子が最高にイイじゃないかぁ!」と一気にテンションが上がってしまいました。しかも、高見沢さんも初っ端から弾けていて、ドラム音に合わせてジャンプしたりノリノリ!続いて『BRIDGED TO THE SUN』が演奏されると、高見沢さんは更に弾け、クルクル回ったり、ステップ踏んだり、とにかく凄いっ。その勢いのまま『AFFECTION』が歌われましたが、この時の照明も新しくなっていて凄い良かった!そして『夢よ急げ』へと続き、長谷ぼんのドラムが凄いカッコ良くて、ほとんど長谷ぼんしか見てなかった。そういえば長谷ぼん、さいたま同様にピンクや黄色の派手な柄シャツを着ていたわ〜。最後の高見沢さんのギターソロとドラムの掛け合いもカッコ良くて、いつもより長いエンディングだったように感じた。 そして長谷ぼんのドラム音が鳴り響いたまま桜井さんのMCに入りまして、 桜「福岡〜っ!九州に来たぞ〜〜っ!エンジンが止まっても!博多の熱い盛り上りを最後までよろしく〜っ!」 …と、客席を煽ってくれちゃいましたが、この時、「エンジンが止まっても」と言ったのが意味が判らず、客席は一瞬「?」状態になりました。この発言の真相は後ほど明らかにされるんですけど。一瞬、「ん?何言ったんだろう?」て思ってしまった。 そして、そのMCの後に歌われたのが、『シンデレラは眠れない』でした。確かに、この日は生憎の空模様であったわ。続いて『Juliet』が演奏され、その後に高見沢さんのギターソロが入り、そのまま『I Love You』が歌われたんでが、やっぱ今日の高見沢さんは既に何処かおかしい(笑)。ノリノリで歌い上げた挙句に、ラストのギターソロの長いこと長いこと。もう、本当に掻き鳴らしておりました。ALFEEの高見沢俊彦というよりも、ギター青年って感じだったなぁ。高見沢さんがそんな調子で暴れるもんだから、すっかり客席も煽られて、この6曲で汗だく状態。「頼む、もっと会場内の空調効かせてくれ」て思うくらい、本当に暑かった上に汗だくであった。 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去ると幸ちゃんのMCに入りまして、「最初から飛ばしまくっていますけど、それではここでしばらく…そのままでいて下さい(笑)」と、意外な発言をして座れると思った客席は動揺(笑)。「へへへ、(この言い方)気に入っているんです。ではでは、ちょっとの間ですけどお座り下さい。しっかり汗を拭いたり、ストレッチしたり…」と、やっとこさ座る許可が降りて、客席は着席しました。一体、どこから「そのままでいて下さい」発言が飛び出したんだろう?幸ちゃん、かなり気にっている発言のようです。 幸「4月から始まったTOURですが、この福岡で、明日で丁度折り返しになります。早いもんだね。福岡が中日になります。なんか初っ端からさすが福岡という盛り上がりがあって、凄い夜になるような予感がします」 …と、明日の福岡2日目で春TOURの折り返しになるとご報告。ほほう、もう折り返しになるのね。あと、「今日が初日の人?」とか、「既に何処かに参加した人?」、「明日がファイナルの人?」とか色々とアンケートを取っていましたが、さすが九州初日ということだけあって、今日がMy初日だというのが半数以上でした。既に何処かで参加している人達は「さいたま」参加が多かった模様。「2日間ありますけど、今日は今日。明日は明日。もう明日のことは考えない!俺考えてないもん!今日は今日で燃え尽きましょう!」と、2days公演ならではの煽り文句も登場。 幸「ここ福岡は全国でも唯一3人が揃ってラジオ番組を持っている所ですからね。毎週月曜〜金曜の午後1時過ぎくらいから、5分間の放送ですけど、その5分間のうち3分間が歌を流していて、残り2人で喋っています。凄いですよ〜、2分間で3人が喋るだけ喋っていますから、1回聴いたくらいじゃ聞き取れない!MDとかに録音して後で聞きなおして、『ああ、こんなこと喋っていたのか』て判りますから(笑)。あと、ラジオといえば、同じKBC放送で『オールナイトニッポン』の放送も始まりました!20年ぶり!おおっ!こんなに拍手してくれるなんて!そんなに聞いていて下さったんですね。がんばらなくちゃっ! 」 …そして、『オールナイトニッポン』の御馴染みのテーマソングをギターで弾いてくれた幸ちゃん。客席も手拍子して更に催促したんですが、何故か途中から『太陽にほえろ』のテーマソングに変わってしまった(笑)。うーむ、幸ちゃんマジック。『オールナイトニッポン』の話の中では、「桜井の父コーナー」も20年ぶりに復活しました!と宣伝。「桜井の父は座布団で鶴が折れる」など、過去の傑作作品を紹介したりしていました。あと、幸ちゃんがオリジナルの曲を披露したり、官能小説のコーナーもあるとか(笑)。 幸「さっき桜井がチラッと言っていましたけど、今日、羽田からこっちに来る時、飛行機のエンジンが止まっちゃったんですよ。こんなこと初めてだったんだけど、飛行機が離陸の準備に入ったときに、こう…(両手を地面と平行に伸ばして飛行機の真似をする幸ちゃん)飛行機が前に進んで行くはずなのになかなか動かなくて、どうしたんだ〜?とか思っていたら、いきなり『右エンジンにトラブルが起きて、もしかしたら飛行機を乗り換えることになるかもしれない』なんて言われて、しばらくしたら本当に飛行機を乗り換えることになったんですよ。もう1時間遅れの出発になってしまいました。そう、たまたま機内に懐かしいメンバーの顔がありました。丁度、俺と桜井の後の席に北山修さんがいらして、九州の大学の方で講習をされていて、それが15時からだっていうから絶対間に合わなくて携帯で電話していましたけど、北山さんに、『君と桜井くんで漫談でもやってくれないか?』なんて言われたんですけど、無理だって、僕らだってコンサートあるし、そんなこと出来っこない!しかし、こんなトラブルがあったせいか、やけに機内サービスが良くて、小さいたぬきうどんのカップなんか出されたけど、こんなんで騙されるかってーのっ!1時間遅れちゃったけど、僕達はギリギリ間に合って、定刻にコンサートできて良かった」 …と、先ほどの桜井さんの「エンジンは止まっても」発言の真相を明かしてくれた幸ちゃん。離陸寸前にエンジントラブルが発覚するだなんて、かなり怖いような、不幸中の幸いのような…。1時間遅れで出発とは、色々と心配して凄く疲れてしまっただろうけど、離陸後にトラブル発覚にならなくて良かったよなぁ…と思ってしまいました。本当に無事にコンサートが出来て良かったというか、無事にALFEEが福岡に辿り着いて良かったと心底思いました。しかし、北山修さんと同乗するだなんて奇遇だよね。幸ちゃんにとっては、新生フォークルのメンバー仲間ですからねっ♪ 福岡入る前から予想外のトラブルに見舞われたけど、そんなことを露とも感じさせないのがさすがだよね。むしろ、そのストレスをステージで発散していたのかな?なんか、改めてALFEEの底力を痛感。 そして、「そろそろ落ち着いてきたかな?」と客席の雰囲気を察すると、次の曲に行く準備に入る幸ちゃん。 幸「ここでは久しぶりにこの曲を歌っています。では、山石くん、じっくりとね。」 という幸ちゃんの曲紹介(?)が終わると、ステージは暗くなり山石さんのキーボードソロになり、その演奏に合わせて桜井さんと高見沢さんが再びステージに登場。衣替えを済ませた高見沢さんは、紅がメインの和洋折衷な派手なロングコートにラメ入りの赤のレザーパンツに黒のサングラスもしていて、客席からは「おお」て感じのどよめきが起こりました。そういえば、ハチマキはしていなかったな。桜井さんはジャケットと脱ぎネクタイも外し、白いシャツ姿で再登場。 そして、山石さんのキーボードソロからアカペラで始まる『Can't Stop Love !』が演奏され、ドラムも加わった時点で客席はスタンディング。続いて『Complex Blue〜愛だけ哀しすぎて』が歌われ、相変わらず桜井さんはジックリ聴かせます。あと何度聴いてもラストのギターソロとドラムソロの掛け合いのような所は凄い好きっ!続いて、本日一番ビックリしたと言っても過言じゃない、『夜明けの星を目指して』が歌われました。まさか、このTOURで生演奏されるとはっ!と、大興奮っ。CDで聴くよりも更にロック色が強くて、高見沢さんがホントにロッカーのようなノリを見せて、照明も独特な雰囲気を醸し出して、本当にカッコ良かった〜!ALFEEの曲ほとんどに言えることだけど、やっぱ生が一番だよっ! そしてハートエンジェルギターを持って出て来た高見沢さんのMCに入りまして。 高「なんか福岡に帰って来ると素に戻るというか、ギターを弾く力が通常の20%増になる。とにかくギターを掻き鳴らしてしまいます。やっぱ、博多のロックなノリはいいな〜!」 『I Love You』のラストとか、「やけにギターソロ長いような…?」なんて思っていたら、本人自覚アリだったらしい(笑)。博多の熱いノリは高見沢俊彦をギター少年(?)に変えてしまうパワーがあるらしく、掻き鳴らさずにはいられないテンションしてしまうらしい。でも、確かに、ノリノリになってギター掻き鳴らしている高見沢さん見れると、こっちも気分イイわっ♪ そして新作エンジェルギターの紹介をしてくれまして、 高「これが、一番新しいギターです。エンジェルギターシリーズの最新版ですが、とにかくデカイ。顔も更に大きくなって、2階席からでも判るようにしました。名前は『マサル子』です。特に今回は芸術的な感じに仕上がっていて、横にすると判り易いんだけど羽が立体的に反り返っています(ギターを横から見せると、客席から「おおーっ!」というどよめきが起きる)良い反応だなぁ♪福岡まで持って来た甲斐があったよっ!コレ大きいですけど、意外に弾き易いです。皆さんもどうですか?一家に一台。このギター置いている家って凄いだろうね。玄関開けたらコレがあるって、かなりインパクトあると思います。ま、実際は無理だと思うので、これのキーホールダーがGOODSで売っています(笑)」 …と、最後はGOODSの宣伝になりましたが(笑)、ハートエンジェルギターを見せた反応が良くて高見沢さん上機嫌でした。確かに、客席の反応良かったもんな〜。一つ一つの説明に、しっかり反応していたもん。しかし、ハートエンジェルギターを売り付けるのは厳しいよ、車買える金額だからね(苦笑)。私の愛車よりも高い……。でもって、ギタートークがまだまだ続き、 高「(デビューして)30年になるけど、いろんな経験が蓄積されてきましたが、その中でも一番蓄積されたのはこのギターだなと。もう300本超えたからね。どうしよう…(客席から「ちょーだい」という声があっちこっちで上がる)『ちょーだい』ってな…。じゃ、海の中道に『高見沢ギター博物館』でも作るか!主催はKBC辺りにお願いするとして…(笑)」 もちろん冗談なんでしょうけど、期間限定でいいから『高見沢ギター博物館』やって欲しいな。所有している300本超のギター全部を展示するのっ!かなり凄いことになるんじゃないだろうか?あのエンジェルギターだって、世界のジミー・ペイジの目に止まったくらいなんだから(3月にジミー・ペイジが来日した時、ESP店でエンジェルギターを試し弾きしている画像が本人のHPサイトにアップされたらしい)、音楽界的にもかなり注目浴びるんじゃないかな?第一、世界広しといえど、300本以上ギターを所有しているギタリストはいるかもしれないけど、あそこまで変型ギターをコレクションしている人は居ないと思うんだよね〜。 そして、「30年もやってきて、すべてやり尽くしたと思っていた」という話からCMの話に変わり、 高「やり尽くした事ばかりだと思っていたけど、そうじゃなかった。…CMだよな。まさか自分がCMに出演するだなんて!10年前なら絶対に考えられなかった!しかもCMのコンセプトが『自家栽培なんて絶対にやりそうもない人』(笑)。都会のビルの屋上でガーデニングという設定でしたが、ディレクターから色々と説明されて、なかなか耕運機が上手く動かせなくて、その辺はCMを見てくれるとよく判ると思うけど(笑)。でも、あの耕運機、初めて触ったけど、紐みたいなのを引っ張ってブルルルンッ!てエンジン掛かって、なんかロックだっ!と非常に気に入りました♪今度、耕運機のギターでも作ろうかな♪…ま、そういう訳で、皆も今年の夏はサッポロ麦100%生搾りでヨロシクッ!」 …と、随分と耕運機を気に入った様子。CM冒頭の耕運機に弄ばれている高見沢さんはなかなか笑えて好きなんです。確かに、高見沢さんは屋上でガーデニングに励むタイプには全然見えませんが、その意外性が「変」じゃなくて「癒し」ぽく見えているから不思議。ディレクター曰く「カッコいいです」になっているかどうかは言及しないけど(笑)、意外に様になっているよね。 で、その後は、同じく「初体験話」でハワイに行った話になり、特にマウイ島で見た海の美しさに感動し癒されたと語っていました。 高「何かの本で人間は海から生まれたなんて書かれていたのを読んだことがありますが、人間はDNAに生命の源の記憶を持っていて、そういう記憶が海に癒されると感じるのかもしれない。海辺に一人佇んでいても寂しく感じないし、うるさいはずの波の音もそうは感じないからね。博多もね海に囲まれているけど、むしろ自然が人間達を癒してくれていて、人間というのは本来は自然と共存していかないと生きていけないのに、最近はどうも自然を破壊し過ぎている。俺だって、自然は大事だと判っているからゴミの分別だってしているからね。(客席から疑いのどよめきが起きる/笑)ホントだって!本当に燃やしてから捨てているんだから。燃えるゴミか燃えないゴミか判らなかった場合は燃やしてみているんだからっ!」 …と、説得力があるのか無いのかイマイチな理由で訴えていましたが、燃えないゴミに分別しなくちゃいけないゴミでも火を点ければある程度燃えちゃうのあるから危険なような。逆に有毒物質を出しちゃったりするからね。一歩間違えば危険な火遊びだ。…というか、一覧表て貰ってないのかね?地域ごどに、「○○は○○ゴミに分別」て表になったのが配られていると思うんだけど。ウチの地区はかなり細かく表記されているから、そんないちいち火を点けなくたって表しれば一発だからね。ま、こればっかりは、地域差が出るか。工場地帯に近い地域に住んでいる友達なんて、本当に「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」の2種類の分別だけでよいって言ってたもんなぁ。ウチはゴミ箱だけで種類別に6個あるぞ。 なんか、凄い話が逸れ捲くったけど(苦笑)、自然と共存してくことを忘れてはいけない、人間同士が争って自然壊している場合じゃないみたいなことを言ってから、デビュー30周年を迎えたALFEEがみんなに送るメッセージソングという紹介で、『誓いの明日』が演奏されました。 長谷ぼんのドラムがムチャクチャカッコいい『誓いの明日』、『AUBE〜新しい夜明け』が続けて歌われましたが、大きなハートエンジェルギターを高く掲げて歌う高見沢さんはホントに迫力ありました。そして『Drak Side Meditation』、『DNA Odyssey』が歌われ、『DNA〜』では前奏に合わせてステージの四方から炎が順次に吹き上がるという特効と、ラストでステージ頭上で花火がバーンッ!と鳴るという特効は健在でした。 そして、鐘の鳴る音のSEが響くと、それに被るように『Mind Revolution』が演奏されたんですが、ここで高見沢さんがヴィーナス・エンジェルギターを出して来たんですっ。ヴィーナス・エンジェルギター好きとしては嬉しい限りで、終始ギターばっか見ていました。しかし、ハートエンジェルギターとヴィーナス・エンジェルギターを同時に見られただなんてラッキー。博多まで来た甲斐あったわ。続いて『TIME AND TIDE』が演奏されたんですが、この時、高見沢さんがヴィーナス・エンジェルギターを優しく抱くように片手で持ちならが歌っていて、その仕草と歌の世界がマッチしていて、妙にジーンというか心が温かい気持ちになりました。 最後は『TIME AND TIDE』のSEが流れる中、3人はそれぞれお辞儀してステージを去って行きました。何気に高見沢さんは最後まで残りお手振り。 アンコールの3人の衣装は、桜井さんは相模大野や福岡と同じ派手なのストライプ柄のシャツに白パンツ、幸ちゃんも同じく黒のラメ入りノースリブシャツにデニムパンツ姿、高見沢さんは黒のレザーパンツに鎖とかジャラジャラのベルト付きで、キラキララインストーンで髑髏を象った黒のタンクトップ、その上にベージュ色ぽい生地に紫や赤や黄色で花柄が描かれているラメ入りのやや悪趣味(笑)な着物を羽織って登場。間違っても一竹先生のではありませんっ!ゴツイ黒のサングラスも掛けていたし、もちろんインカムも付けていました。 3人はステージに登場するなり、ステージ後(山石さんと長谷ぼんの間辺り)に集まり、「せーのっ!」セッション開始。ギター掻き鳴らす高見沢さんがステージ前に出て来て客席を煽りまり、そのまま『トラベリング・バンド』が演奏されました。もちろん、「たどり着いたぜ!福岡っ♪」ですっ!高見沢さんはインカムなので自由に動き回りまくり、「今夜は…離さないぜ!(作詞:高見沢俊彦)」では、インカムを隠すように手でわざと覆い、魅惑の低音ヴォイスを披露して客席を悩殺(笑)。続いて『戦場のギタリスト』が演奏され、高見沢さんは更に動き回る。 『戦場の〜』を歌い終わると、高見沢さんはあまり趣味のよくない(笑)着物を脱いんだんですが、何とその下にも着物を着ていて、(TOURパンフにも同じのを着て写っていますが)紅い生地に薄〜く金色で鶴の絵が描かれている柄だったんですが、微妙な早替わりって感じで面白かった。 そのままメンバー紹介になりまして、「キーボード!山石敬之〜っ!ドラムス!長谷川浩二〜っ!」とバックの2人を紹介すると、幸ちゃんに近づいていく高見沢さん、「背は小型だけど、血液型はO型〜!」と叫んだら客席の反応がイマイチで、「あ、引いた」と冷静に客席を観察する高見沢さん(笑)。そして今度は桜井さんに近付いて行き、「さぁ、今日はどうする?」と半分脅迫じみた言い方をする高見沢さん。しかし、今日の桜井さんはちょっと違います。 桜「今日は自信あるよっ!…こんばんわっ、井上陽水です」 高「えっ?」<タカミー含め客席も名前が聞き取れなかった 桜「こんばんわっ、井上陽水です」 (似ているかどうかも、「井上陽水」て言ってくれないと判らないレベル/苦笑) 桜「スミマセン!一度も練習しないでやっちゃいました」 高「何で自信があったの?」 桜「いや〜、先日、陽水さんにお会いしたんだよ。野球しようとしていたら、陽水さんもいて、『桜井く〜ん、野球やるんならウチと一緒にやらないかい〜?』て言ってきたらか、『いいっすね〜、あ、でも、来たばっかなんで練習させて下さい』なんて言ってしばらく練習していたら、陽水さんの姿が見えなくなって、側に居た息子に『あれ?お父さん何処行った?』て聞いたら、『お父さん飽きて帰っちゃった』とか言うんだよ〜。本当に、あの年代の先輩ミュージシャンは我侭だよなぁ!吉田拓郎、泉谷しげる……て、あ、君達は仲良いんだよね〜。2人共、拓郎さんとメール交換とか頻繁にやってんでしょ?」 高「お前はメール出来ないもんな。FAXもないだろ?」 桜「FAXくらい、あ・り・ま・す!しかも普通紙で出来るヤツ。君のはアレでしょ、感熱紙でしょ?」 桜井さんが井上陽水さんと野球をするところだったというエピソードにはビックリでしたが、何故かその後は桜井さんとタカミーの妙な言い合いに発展。この時だったか、桜井さんはあの年代の先輩は我侭だし酔っ払うと性質が悪いと、見事に自分を棚に上げた発言をしていましたが、その酔っ払い発言で、「でも、高見沢は酔っ払ったけど、正当な意見行ったよなぁ。拓郎さんちで酔っ払って、拓郎さんの歌に文句言って拓郎さん納得させてんだもん、凄いよ〜」などと言われて、「その話はいい!」と高見沢さんから制止されていたの面白かった。 …ていうか、コレ、桜井さんの紹介だったんだよな(笑)。思い出したかのように、高見沢さんが「ベース!桜井賢〜っ!」なんて叫んで可笑しかった。そして、「We are THE ALFEE〜!まだまだ行くぞ〜!」と叫んで、高見沢さんと幸ちゃんがステージ前に出て来て、二人してギターをロックンローラのように掻き鳴らし(もちろん、幸ちゃんはアコギです)、「行くぞ、博多〜!熱いノリを見せろ〜!ロックンロールだ〜!」と客席を煽り捲くり、幸ちゃんをピック持ちながら指し「行け〜〜っ!」と、幸ちゃんにロックンロールをやれと命令(笑)、グワバッ!て感じにアコギを構えてロックンロールぽくオーバーアクションで幸ちゃんが弾きはじめたの『君はパラダイス』(笑)。一気に和やかムードに。ステージの中央前にマイクスタンドが置かれ、3人はそれぞれ自分のパートになるとマイクスタンドに前に立って歌うんですが、高見沢さんがマイクスタンド前で歌っている時は、上手の花道に行く桜井さんを背後霊のように追いかける幸ちゃんがいたり、幸ちゃんと桜井さんのデュオのところでは、お互いがお互いを笑わせるというお遊びが勃発。幸ちゃんは自らの鼻の穴に後から自分の指を突っ込こんで変な顔をするという荒業を披露し(もちろん歌いながらです)、桜井さんは幸ちゃんに魅惑のお尻を向けてフリフリしたり、妙な動きをしたり好き放題。かなりスタンドマイクの前は入れ替わりが激しいんですが、3人のハモになると、誰がどこにいようと絶対に幸ちゃん・桜井さん・高見沢さんという並びになるのは見ていて笑えます。 そして「シャ〜ラララ、やりたいよ〜〜ぅ♪(作詞:高見沢俊彦)」で恒例のハモ遊びに突入、「3人と何かしたい人?」のリクエストを募集し、「高見沢さんとハワイへ行きたい」、「幸ちゃんと宇宙旅行に行きたい」、「桜井さんとお茶したい」がそれぞれ採用されました。桜井さんは「お茶〜?」とかなり不服そうでしたが(笑)。 しかし博多のノリは他と違うのか、これだけで終わらず、「今日はスペシャルで行ってみよう!」と高見沢さんが言うなり、後を向き長谷ぼんと山石さんを指差し、「どちらにしようかな?ピピピピピピ…ピ!」と長谷ぼんに指を止め、「よしっ!では、長谷川と何かやりたい人〜?」客席にアンケート。思いがけないところで後2人がクローズアップされ、ななんぼ大喜びさ。しかも、長谷ぼんと何かやりたい!と当てられた人は私の後の列の人だった。そのリクエストが「長谷川さんとデュエットしたい!」というものだったから、3人はバカ受け!幸ちゃんなんて「長谷川とデゥエットだなんて、チャレンジャーだ!」と喜んじゃって、長谷ぼんのデビュー作(?)『ハート・ブレイク・ロンリー・レイン』のイントロをチラッと弾いちゃうし、長谷ぼんは苦笑い状態だし、うおぉ、可愛いぞぅ。なんてナイスなりクエストを出してくれたんだっ!続いて「次に山石と何かしたい人〜?」と聞くと、「山石さんと一緒に飯が食べたい」という男性ファンのリクエストが採用され、「山石とメシ食いたいの?汚いよ〜、アイツ〜」と、これまた3人大ウケ、幸ちゃんも「何でも一飲みで食うよ。トリも一羽丸ごと食っちゃう」とかなり暴言を(笑)。言われ放題の山石さんは、ひたすら苦笑するばかりでございました。2人へのリクエストがツボに入った高見沢さんは、調子に乗っちゃって「じゃあ、PAの田島と何かしたい人〜?」と、遂に矛先がスタッフにまで向いたのであった。そして、リクエストされたのは「田島さんと一緒にダイエットしたい!」というもの。あまりにもナイスなりクエストにこれまた3人バカ受け、「田島とダイエットしたい!では、是非糖質50%オフの生搾りを!…ていうか、ダイエットしろよ、田島。」と高見沢さんが文句を言えば、「本番前に弁当4箱は食べるからな。まず楽屋に入ってきて1個食べて、リハーサル前に1個食べて、リハーサル後に1個食べて、本番前に1個食べて…食い過ぎだから!」と、食生活まで暴露される始末(苦笑)。でも、ホント、田島さん食べ過ぎだよ。 なんか想像していた展開とは違うノリになって客席も大盛り上がりになり、、最後は「誰でもいい〜♪」と本来の歌詞に戻ったけど、『君はパラダイス』にしては凄い盛り上がりになって最高に楽しかった。こんなにサポートメンバーやスタッフをいじるとは…、良い時に参加できたわ♪ そして、一旦ステージが暗転すると、その勢いのまま『鋼鉄の巨人』へと続きまして、まさにロックンロールです!客席も拳の嵐になって、一気に会場の熱が上がった感じ。そして、長谷ぼんのドラムロールが鳴り響くと、『Flower Revolution』へ続き、紅い着物も脱いで来た高見沢さんは黒のタンクトップ姿になり眩しい二の腕を披露。高見沢さん、アンコールだけで2回脱いでいます(笑)。その上、ドラえもんギターを持って来ました!「Jump!」という高見沢さんの叫びと同時に、客席も飛び跳ね大盛り上がり状態。桜井さんと幸ちゃんも飛び跳ねるような動作をしていましたが、桜井さんは途中から酔っ払いオヤジのような動きになり、幸ちゃんを笑わせようとしていました。そして、サビの部分ではステージの左右の花道から銀テープが飛び出す特攻があり、THE ALFEEのロゴ入りだと判っていたので必死で1本getしたんですが、なんと銀テープをみたら、今まで水色の文字で「THE ALFEE」てロゴが印字されていたのに、今回はピンク色で印字されていたんですよ〜。5月になったからでしょうか?凝りまくりですね〜。思わず「ピンク色だよ〜!」と、ママンボと興奮してしまいました。(変な親子) 最後は高見沢さんが「どうもありがとーっ!」と叫んで終了、演奏後は山石さんや長谷ぼんも前に出て来てご挨拶。長谷ぼんは白Tシャツ姿だったんですが貴族の紋章ようなプリントTシャツを着て来てカッコ良かった!あんなカッコいいTシャツを着るだなんて、珍しいじゃないか長谷ぼん!(暴言)。3人はそれぞれピックを投げまくり(桜井さんは下手花道の先まで行ってピックばら撒き)、手を振りながらステージを去って行きました。 2度目のアンコールでは、高見沢さんはピンクのスーツにインナーが黒地に桜吹雪のような花柄プリントがしてあるTシャツ姿、幸ちゃんは白の開襟シャツにコバルトブルーのパンツ姿、そして桜井さんが黒のシャツに黒と白のストライプ柄のパンツ姿で登場。珍しく高見沢さんがサングラスをしないで登場したなぁ。 そして高見沢さんのMCに入りまして、 高「今年はデビュー30周年ですが、今年も23回目の夏のイベントをやります!場所は横浜のハンマーヘッドパークでやりますが、この福岡の熱い風を横浜にも吹かせて下さいっ!」 と、夏イベの告知。そういえば、本編のMCでは夏イベの話題には触れていなかったな〜と、今更ながらに思いました。この時だったか次の日で言ったのか記憶が混同していますが、「福岡も海の中道でやっているけど、またやりたいな」というようなことを言っていたような。 高「30年経つんだけど、これだけ続けると『ベテラン』だとか『大御所』て呼ばれることも多くなって、そういう『大御所』呼ばわりされるのはね…、ちょっとね〜、嫌なんだよっ!まだまだ若い気でいるっていうか、ベテランという地位に落ち着きたくないっていうか、若いモンには負けられないっていうか…そういう考えがいけないんだろうけど(笑)、まだまだ落ち着く気はありません。まぁ、30年やっているということは、それだけ時間が経っていて、みんなも同じ時間が経っていて、冷静に自分の姿を見つ直してヒエ〜〜っ!…ムンクっ♪みたいな……て、引いているし(苦笑)」 この「ヒエ〜ッ!」て言った時に両手を頬に当てて叫ぶようなジェスチャーして、直後に「ムンクっ♪」なんて可愛らしく言うもんだから客席は呆然失笑でした。いきなり可愛らしく「ムンクの叫び」をやるんだもん。本日、一番のツボでしたわ。想像してみて下さいよ、あの絵画「ムンクの叫び」と同じポーズと表情を高見沢さんがやったんですよ、ちょっと呆然としちゃうでしょ?(誰に同意を求めているんだ)。何の脈略も無かったからね。まぁ、今の自分の姿を冷静に見て思わずムンクの叫びになっちゃうような生真面目さは持たないようにしたいな、と(笑)。これから、「ムンクの叫び」を見る度に、この時の高見沢さんを思い出しちゃいそう(笑)。 高「自分の声とか嫌いだけど、自分には歌を歌うしかないし、まだまだこのペースでやっていくというか、ステージで歌っていくっていうか…このまま行くっていうか、その…上手く表現できないけど、…ああ、判るだろっ?…ま、そういうことだっ!」 高見沢さん、あまりにも熱く語る余り支離滅裂になってしまって、思わず「言葉で上手く表現できないけど、言っていることは判るだろ?」と客席に同意を求めてきてビックリした。その迫力に、客席はウンウン頷くしかなかったんですが。なんか久々だったな、ここまで熱く語る高見沢さん。こういう熱い高見沢さんは嫌いじゃありません。むしろ、この熱さをずーっと持ち続けて欲しい。 高「では、今夜、ここに集まってくれたみんなへこの愛の歌を送りたいと思います」 というMC後に歌われたのは『確かにFor Your Love』。高見沢さんは「自分の声は嫌いだ」と言っていたけど、この歌での儚げな優しい高音ヴォイスは凄く好き。続いて山石さんのキーボードソロと幸ちゃんのブルースハープの演奏から『哀しみの泉』が歌われまして、相変わらず感情たっぷり込めて歌う高見沢さんが凄い良かったです。 そして、最後は3人それぞれ手を振ったりピックを投げたりしてステージを去って行ったんですが、最後までステージに残っていた高見沢さんは、ステージ中央でお辞儀し、袖に下がってしまう間際に客席の方へ向き深々とお辞儀をすると、満面の笑み付きで手を振って去って行きた。 今回で福岡は3回目だったんですが、初めて来た時は「福岡はジワジワと盛り上がってくるノリ」という印象があったんですが、その印象を払拭するかのように、初っ端から凄いノリというか熱さでした。あと、高見沢さん言っていたけど、客席の反応がかなりイイ。ステージと客席とで、よいコミュニケーションのキャッチボールができているよな〜て、感じましたね。いや〜、やっぱ、福岡最高ですっ! しかし、暴れ過ぎちゃってお腹が空きまくり、帰りにラーメンとと餃子と杏仁豆腐を食べてしまった。ああ、本日のアルコン消費カロリーを、一気に無のものにしてしまった(笑)。
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