2004年4月14日(水)グリーンホール相模大野 |
デビュー30周年を迎えたTravelin'band TOUR、My初日は1年前と同じく、ほぼ地元のグリーンホール相模大野っ!もうこの会場にALFEEが来てくれるだけでテンションは通常の5割増なのに、幸ちゃんと高見沢さんが40代最後のステージになる!ということもあって、ホントにいつも以上に楽しみなアルコンでした。 車で行ったので時間に余裕を持って行ったら早めに着いてしまいましたが、GOODS前売りはやっていたのでパンフとTシャツを購入。キーホルダーは、高見沢キーホルダーのデカさにビックリしてしまった。「希望の菓子」はママンボが購入したけど、ママンボ好みの味らしい。紅茶に合う感じかね?購入の際、リハーサルの音が少しだけ漏れ聞こえてきましたが、何の曲かまでは判別付かず…。 で、開場時間をちょいと過ぎてから会場入りしまして、ロビーの所には3人の30周年ギターがポツンと飾られているのが目に入りました。高見沢さんのはキーホルダーになっているエンジェルギターとは別で、鮮やかなブルーのフライングVでした。ちなみに、チケットの写真は「第1回ALFEEファンの集い」の時のモノクロ写真でした。1982年くらいの写真なのかな?とにかくお三方、若いっ! 客席に入ると何かBGMが流れていましたが、そんなちゃんと聞かなかったので判らず。ただ、『UNCROWNED KINGDOM』も流れていたような?ALFEEの曲と洋楽とごちゃ混ぜになっていた気がします(自信無し)。ステージには薄いシルクスクリーンのような幕が降りていましたが、その幕の前に3人のマイクスタンドが出ているという珍しい形式。また、3人のマイクスタンドは階段にして3段分の高さの土台の上に置かれていたので、通常のTOURステージよりも少し高い位置にあるような印象を受けました。 そして、定刻よりちょっとだけ押してに客席が暗転し、SEの音に合わせるようにスクリーンに細かい照明が当り、次の瞬間、上空に浮かび上がるように立っている3人の姿が登場して客席は大歓声!小さいクレーンの上にそれぞれ立っていたんだろうけど、照明効果でステージ上空に浮いているように見えてインパクト大でした。しかも、3人共ロビーに飾られていた30周年ギターを掲げていてカッコいい!去年の春TOURは、光の中からいきなり登場した3人もインパクトありましたが、それに匹敵するインパクトですっ。 そしてバンド演奏と同時に幕が落ちるとステージも明るなると、3人は既にステージに降りていて、そのまま『希望の橋』が演奏されてコンサートがスタート!いきなり『希望の橋』で来るとは〜!やられたわ〜っ。 3人の格好は、桜井さんが白ぽいんだけど薄いグレーの柄入りのスーツに白シャツ姿、幸ちゃんは白スーツにインナーが超派手な(蛍光色でラインが色々入っている)シャツ姿、高見沢さんは白スーツにブルーラメのフリルシャツ、柄入りの白スカーフにブルーとサングラスと…あれ?白のスーツと柄入りスカーフは某&Gさんと一緒じゃないか?(笑)て、思ってしまう姿でした。個人的に派手な&G衣装と勝手に呼んでいます。 ステージのセットは意外なくらいシンプルで、ステージ後方は工事現場のような鉄板が何枚も敷き詰められていて、どこかの球場を思わせるような雰囲気。また、3人を浮かび上がらせいたらしい3本の小型クレーンは、そのまま上下に動く照明の役に変わり、3人のステージ下と後の2人の周囲は網目状の鉄板で囲まれていて、その下からも照明が当てられてくるという感じになっていました。山石さんのキーボードセットと長谷ぼんのドラムセットは3分の1ステージに埋まっているような感じでしたが、意外に2人の姿が見やすかったです。あと、2人の両端はスロープのようになっているんだけど、ちょっと乗る程度はいいけど、そこで歩き回ってもいいという感じではないらしい。…なんか説明がムチャクチャですが、とにかくシンプルです。「コレ!」といったメインのセットは、後ろの無機質な壁くらいで、あとは1984〜1985年のホールTOUR並のシンプルさでした。 『希望の橋』に続いて、『BRIDGED TO THE SUN』が演奏され、2曲続けて「橋」の歌が歌われました。その勢いのまま『AFFECTION』、『夢よ急げ』へと続き、オープニングかた怒涛の盛り上がりをみせましたねっ。とにかく、キャッキャッと自分が暴れていた…という記憶しか残っていない(笑)。あと、高見沢さんが&Gさんに見えてしまったことと、幸ちゃんの派手衣装と、後で何気にサーモンピンクの派手な服着ている山石さんがインパクトがあって、なんかアルコン初心者でもないのに圧倒されてしまっていました。 そして長谷ぼんのドラム音が鳴り響いたまま、、なんと桜井さんのMCに入りまして、最初から桜井さんがMCをするだなんて珍しいから、桜井さんがマイクスタンドの前に立っただけで歓声が上がりました。 桜「相模大野っ!ようこそおいで下さいましたっ。今年は30周年記念TOURということで、いつもとは一味も二味も違うALFEEを最後まで存分に味わって下さい。そして、今日が40代最後のステージになる2人の為にも、最高に盛り上がってまいりましょうっ!」 …と、かな〜り客席を煽っちゃってくれました。他にもなんか喋ってくれましたが、既に記憶が残っていない。そして、そのMCの後に歌われたのが、なんと『挽歌』!懐かしい曲でもあったので、客席は大歓声っ。アレンジも変わっていて、カッコ良かった〜♪続いて『Juliet』が演奏され、高見沢さんが何気にクルクル回っていた。その勢いのまま『I Love You』に続き、高見沢さんがどんどん壊れていくというか、暴れ具合が激しくなっていき、最後の方はで自慢のロンゲを振り回しまくり、膝を付いてギターを掻き鳴らしていましたっ! 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去ると幸ちゃんのMCに入りまして、「みんな盛り上がってる?では、ここでせっかくですから席に座って休んで下さい」と客席はお座りタイム。この時だったか、「相模大野っ!相模!大野!中央林間!」と、客席の反応が良いので近郊の地名(?)を次々と叫ぶ幸ちゃんが居たわ。 幸「生憎の雨の中、ようこそおいで下さいました。相模大野は丁度1年ぶりです。文京からTOURが始まって…何本目?7本目なんだ。『もう7本目』なのか、『まだ7本目』なのか…どっちなんだろう?色々回って来ましたが、長野・新潟と近郊でしたからね(笑)。先日は松戸でしたけど、松戸も新潟も大して変わらないし。だってそうでしょう?車で2時間掛けて松戸行くのと、電車で2時間掛けて新潟に行くのと、時間的には変わりません。こっから用賀に行くまでも、ちょっと掛かりますからね〜」 …て、松戸と新潟を同扱いした幸ちゃんは凄いと思った。客席からは「エーッ!」て言われていましたけど、負けずに説明していましたからね。まぁ、確かに、渋滞とかにハマリながら車で行くより、渋滞とは無縁の電車で行った方が近い感じはしないでもないけど。あと、「2階席の皆さんお元気?ちょっと遠いですけど、(ステージの)全体を楽しんで下さい」と2階席に振ったり、「今日がTOUR初日の人!」とか、「生まれて初めての人?」というアンケートがありまりましたね。しかも、生まれて初めて参加した方が最前列にいらした為、「人生プラマイゼロですからね。帰り、車とかに気を付けて下さい」と、笑顔で不吉なことを言う幸ちゃんでした。「アナタの人生これまでよ」よりもブラック要素が強く感じたのは、あの不敵な笑顔のせいかしら? それから、3/31から始まった20年ぶりの「オールナイトニッポン」のことにも触れまして。 幸「また新しくラジオ番組をやらせて頂いていますが、よりにもよって今日です(笑)。この相模大野のコンサートが終わった後すぐラジオ。先週も静岡が終わってからだったんですけど…。でも、ラジオがあるからステージで気を抜くとかペースを落とすとか、そういうことは一切考えません。コンサートはコンサート。ラジオはラジオです。眠たくなったら、寝ちゃえばいいんですからね。今日は是非とも、この相模大野の熱気をそのまま持って行きたいと思います。ラジオでも『相模大野は盛り上がった』て忘れなけば言いたいと思います。そうそう、今日はゲストがいらっしゃいまして、僕と高見沢の誕生日の間が誕生日の人です。下町の方…、もうお判りですね。なぎらさんです。」 なんか幸ちゃんのMCを聞いて、「もしかして水曜にアルコンて多いのかな?」て思いました。先週が静岡の後だし、今回が相模大野の後、来週は京都の後だからね。しかも生放送(笑)。なんてスリリングなっ。でもでも、ちゃんとその日の「オールナイトニッポン」で、ちゃんと「相模大野は盛り上がった!」て言ってくれましたからね。「言うって約束したから」とも言ってて、なんか嬉しかったわ〜。 あと、天候のことにも触れて、 幸「一昨日が25℃くらいあったと思ったら、昨日が15,6℃でしょう?本当に体調崩し易い時期ですからね。もしかしたら、今日、体調が万全でない方もいらっしゃるかもしれませんが、終わる頃には体調が万全になっているかもしれません。…けっこうそういうモンなんだよ。」 …なんて言っていた幸ちゃんが可愛かった。でも、暴れていい汗かけば、ちょっと不調だったコンディションも持ち直したりするからね。「病は気から」て言うから、コンサートで元気になると、意外に風邪も吹っ飛ばすことができるってもんなのかも。なんか、幸ちゃんの言いっぷりからして、幸ちゃん自身もコンサート中に体調が良くなっちゃうって感じぽい。 そんでもって、「だいぶマッタリしてきた?」と客席に唐突に尋ねてきたので、適当に相槌を打つ客席(笑)。どうも、幸ちゃんのMCのお役目は、盛り上がった空気をマッタリさせることだったらしい。で、マッタリしてきたということで、そろそろ次の曲に行くことに。 幸「ここでは久しぶりにこの曲を歌っています。では、いきましょうか。山石くん、あとはお願い。」 という幸ちゃんの曲紹介(?)が終わると、ステージは暗くなり山石さんのキーボードソロになりました。そして、演奏に合わせて桜井さんと高見沢さんが再びステージに登場。衣替えを済ませた高見沢さんは、また「何だあれはっ?」て感じの衣装で登場。あの夏イベ2日目の時の「妖姿端麗」衣装を更にラメ付きの派手派手したという、和洋折衷な派手なロングコートにラメ入りの赤のレザーパンツ(サイドが編み込みになっている!)、インナーはどうだったか忘れちゃったけど派手だった!あと、黒のゴツイ感じのサングラスもしていたし、それに加えて赤い派手なバンダナというよりハチマキまでしちゃって、なんか凄い格好になっていて、微妙などよめきが客席から湧きました。 そして、山石さんのキーボードソロからアカペラで始まる『Can't Stop Love !』が演奏され、ドラムも加わった時点で客席はスタンディング。このまま勢いづいていくか…と思ったら、なんと『Complex Blue〜愛だけ哀しすぎて』へと続きビックリ。この曲を生で聴くのは個人的に久しぶりだったので、すっごい嬉しかった〜っ。桜井さんの艶のある歌声も最高だし、ラストの高見沢さんのギターソロ!あの鳴きのギターがムチャクチャ好きなので感激状態でした。…ただ、欲を言えば、もっとシンプルな衣装の時にやって欲しかった(笑)。続いて、これまた意外な曲だった、『裏切りへの前奏曲』が歌われまして、もう惹き込まれてちゃいましたね。特に、この『裏切り〜』の時の赤と緑の相対する照明とか、凄いカッコ良かったです。全体的にステージ上の照明効果て今までに比べてシンプルなんだけど、この曲の時はヤケに印象が残りましたね。 そして高見沢さんのMCに入りまして。30周年記念ギターの一つである、新作エンジェルギター(TOURキーホルダーにもなっているモデル)を持って来た為、派手な格好と相まって客席から「おお〜〜っ!」という歓声が上がりました。ド派手な衣装にド派手なギター、その両方を身に着けていて様になっている高見沢さんが凄過ぎるっ!そんな歓声に迎えられたもんだから、「なんかいいな〜。この歓声」と高見沢さんもご満悦。某所で「シーン」とされたことがあるらしく、その時はとても辛かったらしい(笑)。それに比べたら相模大野の温かい反応は、嬉しくてしょうがないっ!て感じらしいです。…別に温かい反応かどうかは謎ですけど(毒?)。 でもって、ギターがとても注目を浴びているのをヒシヒシと感じていたらしく、早速NEWギターの説明に入る高見沢さんであった。 高「これが、一番新しいギターです。エンジェルギターシリーズの最新版ですが、シリーズ最大級です。とにかくデカイ。顔も大きくなって、2階席からでも判るようにしました。ちなみに、名前は『マサル子』です。(か、顔が大きいから?)羽とかも両端から出ていて凄いんですけど、特に今回は芸術的な感じに仕上がっていて、ちゃんと羽が反っています」 …と言って、ギターを真横にして、羽が水平ではなく動きに合わせて反り返っているというのを判り易いように見せてくれました。確かに反り返っていたけど、あれ、どれくらい厚い木を使ったんだろう?って思うくらい、物凄い木を使っていると思う。ハートを抱えたエンジェルちゃんですが、とにかくド迫力の大きさでした。あと、丁度両脇から羽が伸びているせいか、その羽の部分に両手を上手く置いて寛ぎポーズになっていたのも印象的でした。 でも、エンジェルギターシリーズ最大級の大きさと言うけど、ヴィーナスエンジェルギターの方が大きいと感じてしまうのは、ヴィーナスエンジェルが片側の羽だけやけに大きく伸びているデザインだからかな?たぶん、2本並べれば、新作エンジェルギターの方が大きいって判るんだろうけど、そんな機会って絶対無いよね。高見沢さんが2本も同時に巨大なエンジェルギターを持てるわけがない(笑)。 高「このギターを集めるのが唯一続いている趣味だと思います。30年は続いているからね。色々と集めたりするのが好きなんだけど、長続きしないっていうか…。あちらの人(真ん中の人)みたいに、幅広くなんでも集め続けちゃうってことができなくて。でも、その時は必死に集めるんだよ。しばらくすると飽きて放って置いちゃうんだけどね。だから、昔メンコことか凄い一杯集めたんだけど、そのうち飽きちゃって放って置いからオフクロに捨てられてしまう…と。『あのメンコ何処にやったんだよ?』、『あんなの捨てたわよ』、『な、何〜っ?』と、その時の少年の怒りったらもう…!その後、泣きながらゴミ捨て場を漁る少年の姿があった」 なんか、この「メンコと少年」の話は妙にツボ入りました。桜井さんも密かに大ウケしていたし、安易に高見沢少年の姿が想像できちゃったのは何でだろう?でも、私もあんまり高見沢さんのこと言えないタイプ。その時は必死に集めていても、しばらく経ってから「何でこんなに…」ていうのがいくつかあるもん。その筆頭がテレフォンカードだね。中学時代から集め始めたんだけど、気が付いたら300枚くらいあるの。ちゃんと専用のファイルに入れてあるんだけど、あれ一体どうすればいいんだか。一応、レアモノも何枚かあるけど、今の時代テレカ自体に価値がないしなぁ……て、話が逸れまくりだっ! そして、「30年続けてきても、いまだに『初』というものがある」という話から、あっちこっちで話題に上がっていた高見沢さん単独のCM出演について語ってくれました。 高「初といえば、この年になって初めて単独でCM出演することになりましたが、ALFEEで出たことはあっても、一人というのは初めてです。…せっかくだから、ここで発表しちゃおうかなっ!巷で色々と憶測が飛び交っているけど、シャンプーのCMじゃないからなっ!俺が出るワケないだろっ!一体誰が買うんだよっ?(「ハーイ!」と客席のほとんどが手を挙げる)君達はいい!君達は買ってくれるだろうと信じているけど、世の中には俺のことなんで『どうでもいい』と思っている連中だっているんだ。そういう人達から見たら、俺がシャンプーのCMなんて在り得ないだろっ!」 最近、深くネットとかやっていないから(むしろ、映画『LotR』関係の方に行っちゃっているからなぁ/笑)、「高見沢さんがシャンプーのCMをやるかもしれない」なんて憶測が飛び交っていただなんて知らなかったけど、この発言はかなりツボに入りましたわ。でも、意外にイケるんじゃないかな?あんなに綺麗な髪しているんだから、絶対説得力はあるよ!男性の中年層より上から反感買うかもしれないけど、女性全般には色んな意味でウケると思うんだけど、シャンプー関係の会社の方、どうでしょう?(ここで聞いてどうする)。高見沢さんも、「君達は買ってくれると信じているけど…」なんて言って、なんか可愛かったなぁ。 高「え〜、サッポロの麦100%生搾りというビールのCMに出ます!コンセプトが共感できたので、引き受けたんですけど、CMの内容は見てのお楽しみということで。オンエアは16日からです。ギリギリ40代の高見沢です(笑)。別にとんでもないことをしている訳じゃないからな!俺にだってイメージてもんがありますっ!まぁ、楽しみにしていて下さい。糖質50%オフで、なんかどっかの凄い畑の麦を使っているそうで…、なんだ、そんな感じです(笑)。みんなもね、これからビールを飲む時は、このサッポロの麦、100%の生搾り、『搾り』ていう字が難しいですけど、え〜、これから暑くなってきますからね、その時はこの生搾りでっ!」 なんかビールの説明については曖昧な部分も多く(笑)、CMキャラクターとして大丈夫かと思いましたが、とにかく商品名さえ合っていればいいのよねっ!(そうなのか?)。しかし、ビールのCMとは意外。最近では佐野元春さんも出演されているけど、サッポロはどんなイメージを抱いて高見沢さんにオファーしたんだろう?とにかく、16日からオンエアのCMの内容が楽しみです♪ しかし、「俺にだってイメージがある!」なんて力説していたけど、あんな派手な衣装を振り振りしながら言われても、イマイチ説得力無かったんですけど…(笑)。あと、ここでだったか、高見沢さんが散々「イメージ発言」をしたことに対して、「そんなのあるのかよ〜?」て感じにふざけたジェスチャーしていた桜井さんがいまして、あまりに妙な動きに客席がクスクス笑い、照明さんにも当てられちゃっていたんですが、照明に当てられると大人しくなるということを何度か繰り返していて面白かった。高見沢さんは語ることに夢中になるあまり、全然気付いていなかったぽいですけど。 そして、「30年続けていても、まだ『初』というのはある」という話に戻って、先日放送された『堂本兄弟』のハワイロケのエピソードの話が出まして、「ハワイには帽子はあるけど、日傘がないということを知った」なんて言っていましたが(笑)、初めて見たハワイの海にはいたく感激したらしく、大自然の素晴らしさを感じたと同時に、その広大な自然に癒されたそうです。 高「ハワイの海を見て凄い癒されたというか、あの海を見ていて、海には引き潮を満ち潮があるけど、人生も同じようなもので、悲しみや辛いことばかりが満ちている時があっても、必ず引き潮のように引くときが来るんだと感じた。そういう気持ちでいれば、どんなに辛いことや悲しい波がやって来ても乗り越えられるというか、耐えられるような気がします。もちろん、台風の時にみたいに波を被り続けるなんてこともあるだろうけど、そういうのもいずれ引く時は必ず来るんだからね」 …みたいなことを高見沢さんが語りまして、ちょっとジーンときてしまいました。「明けない夜はない」という言葉に通じるかもしれないけど、「満ち潮と引き潮」の例え話は上手いですよね。悲しみや辛い波が心に満ちていても、いつか必ず波が引くときが来る、そうじゃなきゃ波じゃないんだし、海として成立しないんだし…。妙に前向きにさせてくれたコメントでした。 あと、この時だったかな?「失敗や挫折を経験する為にも、ハメを外したり、無謀なことをしたりすることも、反省することを学ぶ上で大事」みたいなことを言っていました。時としてとんでもない事をしてしまっても、そいうことをして痛い目に遭うという経験の方が大事ということでしょうか。ある意味、40代最後の大人の人が言う意見じゃないかもしれないけど、自分の年齢や経験は「まだまだ、これからも色々と経験を積んでいかなくちゃ」という前向きな姿勢の顕れなのかもしれないですね。 高「デビュー30周年を迎えたても、まだまだ『初』ということはあるんだと思います。むしろやり続けてるからこそ『初』というに出会えると思うし、常に挑戦していきたいと思います。そんな思いを込めて、この曲を…『誓いの明日』」 …という高見沢さんの曲紹介で歌われた『誓いの明日』でしたが、なんか妙にカッコ良かったです。Newエンジェルギターも迫力でしたし、間奏での長谷ぼんのドラムもすっごいカッコ良かったし、なんか妙に拳の振り上げ甲斐かありました。あと、幸ちゃんはこの時点で白のジャケットを脱いでいて、派手シャツを全面に出しておりましたわ(笑)。そして、高見沢さんのアカペラから始まる『AUBE〜新しい夜明け』が続けて歌われましたが、大きなエンジェルギターを高く掲げた高見沢さんはホントに迫力ありました。客席に押し迫ってくるというか、ALFEE30年の貫禄を魅せつけられた気がします。そして『Drak Side Meditation』が歌われ、またここから少しステージが違った雰囲気に切り替わり、続いて『DNA Odyssey』が演奏されると前奏に合わせてステージの四方から炎が順次に吹き上がるという特効があり、どんどん重厚な雰囲気を作っていきました。ラストはステージ頭上で花火がバーンッ!と鳴り、ちょっと本気でビックリしてしまった。 そして、鐘の鳴る音のSEが響くと、それに被るように『Mind Revolution』が演奏されていき、グリーンのレーザー光線のような照明が幻想的な雰囲気を醸し出していきました。続いて『TIME AND TIDE』が演奏されたんですが、この2曲の流れて1990年の春TOUR「Revolution」の本編ラストの流れと同じですよね?この時は最後にステージ上空に巨大なミラーボールが登場しましたけど。なんか急にその時のTOURを思い出してしまって、あれから14年も経っていること、あれから変わらずにこの歌を歌い続けているALFEEになんかジーンときてしまいました。 最後は『TIME AND TIDE』のSEが流れる中、3人はそれぞれお辞儀してステージを去って行きましたが、その時も14年前と姿が被り(あの時は砂漠の戦士のような格好でしたが)、なんか不思議な気分になりました。 アンコールの3人の衣装は、桜井さんが青や黄色やらブルーやらのストライプ柄のシャツに白パンツ、幸ちゃんが黒のラメ入りノースリブシャツにデニムパンツ(太腿の辺りに白ぽい柄入り)姿、高見沢さんが黒のレザーパンツに鎖とかジャラジャラのベルト付きで、キラキララインストーンで髑髏を象った黒のタンクトップ、その上に玉虫色(緑系?)のキラキラとラメが眩しいロングコートに、黒のサングラス姿で登場。インカムも付けていました。 3人はステージに登場するなり、ステージ後(山石さんと長谷ぼんの間辺り)に集まり、「せーのっ!」セッション開始。何の曲までかは判りませんでしたが、ギター掻き鳴らす高見沢さんがステージ前に出て来たかと思うと客席を煽りまり、そのまま『トラベリング・バンド』が演奏されました。もちろん、「たどり着いたぜ!相模大野っ♪」ですっ!高見沢さんはインカムなので自由に動き回りまくり、続いて『戦場のギタリスト』が演奏されたんですが、ドラムセットの横のスロープに駆け上がって前奏を掻き鳴らしていました。かなり踏ん張って立っていた感じだったので、本来は立つ場所ではないのかも…。 そのままメンバー紹介になりまして、「キーボード!山石敬之〜っ!ドラムス!長谷川浩二〜っ!」とバックの2人を紹介すると、今度は意味深な感じで幸ちゃんに近づいていく高見沢さん。詰め寄って来た高見沢さんにビクビクしていた幸ちゃんですが(肩を掴まれそうになってビクッ!としていた/笑)、その手は真横の桜井さんの肩へ伸びました。ニヤニヤしながら「今日はどうする?」と高見沢さんに聞かれ、「なんだよぅ〜、たかみざわ〜っ」とフ○テレビの石田さんのような口調になる桜井さん。誰の物真似か判らず客席が無反応でいると、「大野さん。元ガロの大野真澄さん」と自己申告。「相模大野と大野」とネタ晴らしをすると、客席から「おお〜っ!そうだったのか〜!」て感じの拍手が上がり、「そんな拍手なんていらねーよ!もうやらないよっ!」と逆切れを起こす桜井さん(笑)。もうやらないも何も、今後「大野」と付く地名はないと思うんだけど、それとも地名と人名のダジャレを止めるってことかしら?寒いダジャレを言わない桜井さんなんて、桜井さんじゃなくてよっ。この程度の客席の反応でめげてどうすのさっ!ま、高見沢さんに慰められて(?)、「ベース!桜井賢っ!」と紹介されていました。 そして、ここからが本日のサプライズ第2弾(第1弾は高見沢さんのCM出演の発表ということで…こじつけっぽい?)、ステージ前に出て来た高見沢さんは、「そして!…カウントダウンに入っている奴がいるっ!背は低いのに大台!小型なのにO型!」と言いたい放題、客席も何を指しているのか判って大盛り上がり、後ろで幸ちゃんが「まだまだ」と手を振って拒否しているし、すご〜く面白い雰囲気になっていきました。そして、ギターを弾きながら色々と叫ぶ高見沢さんですが、ここでちょっとタイミングを間違えてしまい、「あ、ごめん、今、俺ちょっと間違えた」と長谷ぼんに向かって謝り、やり直しを要求(笑)、それでもタイミングが微妙にズレていて、高見沢さんの叫ぶタイミングに長谷ぼんが一生懸命(というか、「しょうがないな〜」て感じで)合わせていました。自分も今日のコンサートが40代最後のステージだというのに、思いっきり自分を棚に上げて幸ちゃんを吊るし上げる高見沢さん、どんどん危険なエンジンが全開していきます。 高「え〜、カウントダウンまで残り3時間(リストバンドを腕時計に見立てて確認)、…と数十分、時計していないのに時計を見ているように演技するのも何だけど。でも、ここは無敵のタカミーにお任せ!(戦隊モノのようにポーズを決める高見沢さん…)ここの空間だけ時間を早めることができます!ここだけ3時間早めて15日にしてしまおうっ!ではいきましょう!クルクルクルクル〜♪」 …両腕を時計の針のようにクルクル回す高見沢さん、遂に壊れたって感じです(笑)。後ろで幸ちゃんは「いいっ!いいっ!」て手を振っているのに、まるっきり視界に入っちゃいません。客席も高見沢さんのハイテンションぶりに大喜びさぁ。そして、予告通り(?)3時間だけ時間を早めた高見沢さん。あんまりにも時間を早めてしまったので、桜井さんから「それって、自分の首を絞めることにもなるぞ」と言われる始末。しかし、どう言われようと、高見沢さんのはしゃぎっぷりは止まらない。 高「ハイッ!たった今、この空間だけ、この狭〜いエリアだけ4/15になりました!50歳のお誕生日おめでとうございます!坂崎幸之助さんっ!」 …と叫ぶ高見沢さんに、「まだ50歳になっていない!」と手を振って否定する幸ちゃんですが、素晴らしいタイミングで山石さんが『Happy Birthday』を演奏し始め、山石さんに向かって「おいおい、お前もか…」と縋ろうとする幸ちゃんですが、高見沢さんも桜井さんも客席も山石さんの伴奏に合わせて合唱。諦めた幸ちゃんは、「to me 〜♪」と自分を指しながら歌い始めました。しかし、このバースディソングのラスト、少し溜めて伸ばすところで、お約束のように高見沢さんがタイミングを間違える。オーバーアクションで歌っていた為、その間違いっぷりは顕著で、思わず「山石!」と山石さんの間違いだと言いに行こうとした高見沢さんですが、「お前が間違えたんだろ!」と桜井さんに指されて、「やっぱ、俺?」て感じで焦っていた高見沢さん、いや〜相変わらずの天然っぷりです。 しかし、まだまだ壊れ続ける高見沢さん。とにかく自分よりも先に大台に乗った幸ちゃんが嬉しくて仕方がないらしく、「先輩、おめでとうございますっ!」と急に後輩面というか年下ぶって幸ちゃんに纏わり付いちゃって、幸ちゃんからしてみれば迷惑この上ない(笑)。「いや〜、先輩凄いですね〜、50なのにこんな腕出しちゃって!(二の腕を揉むタカミー)ムチムチしてますよっ♪」と、遂にはセクハラまでしでかす高見沢さん。「坂崎さん、お誕生日おめでとうっ!バンザーイ!バンザーイ!」と、遂には両腕を上げて飛び跳ねるようにバンザイをはじめたので、その勢いに客席も釣られてバンザイをしてしまう。その高見沢さんのあまりの弾けっぷりに、桜井さんが一言、「お前、往生際の悪い秋のバッタみたいだぞ!」と。私、この一言がツボ入りまくりでした。だって玉虫色のロングコートだし、不必要に跳ねているいるし、的確すぎる表現なんだもんっ!桜井さんの表現て大好きだわっ。しかし、弾けていた高見沢さんは、「バッタ」と言われて、更に飛び跳ね出す…。もう、天然最強です。幸ちゃんからも、「2日後覚えてろよっ!」とリベンジを宣言されちゃっていたし。 でも、幸ちゃんはその後の『オールナイトニッポン』で、「高見沢がこの『この空間だけ3時間早まった!』と言って、皆で誕生日祝いをしてくれて嬉しかった」なんて言っていましたからね♪ 高見沢さんの壊れっぷりに触発されたのか、幸ちゃんも「じゃ、50代のロックンロールをやろう!」と急に燃え上がりはじめちゃいます。「何をやります?坂崎さん?」と、飽くまで年下ぶる高見沢さんも可笑しかったですが、急にノリノリのロックンローラと化した幸ちゃんも面白かった。そして、「じゃ、行こう!坂崎幸之助さん with THE ALFEE〜っ!」と高見沢さんが叫び、どんなロックンロールが来るのかと思ったら『君はパラダイス』へ(笑)。ステージの中央前にマイクスタンドが置かれ、先ほど「ロックだ!」と叫んだ野太い声とは別人のソフトな声で歌い出す幸ちゃん、変わり身早っ!桜井さんも、中央のマイクスタンドで歌い、それぞれパート毎にマイクスタンドに立つという、最近ではちょっと珍しい光景が見られて新鮮でした。ハモル部分では3人で1本のマイクを共用、幸ちゃん・桜井さん・高見沢さんという並びだったので、客席から見ると桜井さんが生き埋め状態に見えた。 そして「シャ〜ラララ、やりたいよ〜〜ぅ♪(作詞:高見沢俊彦)」でのハモ遊びに突入「坂崎さんと何かしたいって人〜っ?」と高見沢さんが客席にアンケートを取り、その中から一人を指名すると、「一緒に写真を撮りたい」とリクエスト。「一緒に写真を撮りたい?小さい望みだね。いえ、充分です!じゃ、いきましょう!」と、その意見を採用、「シャ〜ラララ、やりたいよぅぅぅ♪幸ちゃんと一緒に写真撮りたい〜♪」とハモり、続いて「桜井と何かしたいって人〜?」では、高見沢さんに指された人は「そこのブルーの服の人!」と言われたんだけど、どうもブルーじゃなかったらしく自分だとすぐに気づかなかったぽい(笑)。そして「腕相撲がしたい」とリクエストをすると、「桜井と腕相撲がしたい?…強そうだね」て高見沢さん、一言多いって。もちろんその意見も採用されて、「シャ〜ラララ、やりたいよぅぅぅ♪桜井さんと腕相撲したい〜♪」とハモル3人。ここでだったか、桜井さんがタイミングを間違え、2人から(主に高見沢さんから)「しっかり合わせろよ!」とお叱りの言葉を受けていました。で、次に「高見沢と何かしたい人!」と高見沢さんは叫んだらしんだけど、叫び過ぎて言葉上手く聞き取れず、客席は一瞬反応が遅れてしまう。それを「なんか俺と何かしたい奴の反応悪いな。じゃ、やらないっ!」と勘違いしてムクれてしまう。慌てて手を上げる客席に、桜井さんがすぐ一人を指名して「ワインが飲みたい」というリクエストを取り付けるという、見事な連携プレーをしたのであった(笑)。しかし、「ワインじゃ単純」と、まだ微妙にムクれている高見沢さん、「じゃ、ガソリンにするか?」と凄いことを言う桜井さん。その言葉がツボに入ったのか、急にガソリンを飲む真似をしてボーッと口から火を噴くジェスチャーをする高見沢さん。KISSじゃないんだから…。調子に乗りまくって何度もやり、幸ちゃんの髪を燃やすジェスチャーまでやってのけて、もう本当に誰も高見沢さんを止められません。「あれ、1回吸っちゃったら終わりだからな」、「喉まで全部火傷しちゃうから」、「凄い危険なんだよね」と2人に言われはじめ、「ワインでいい」と即効でワインに切り替えた高見沢さん、面白いよ。 そして、高見沢さんとのリクエストも終わると、「せっかく誕生日を迎えたんだから」と、最後は幸ちゃんのリクエストを聞くことに。すると、幸ちゃんは「みんなと一緒にバースディケーキを食べたい!」という嬉しいリクエストを…。但し、普通サイズのホールケーキをこの会場の人達と細切れにして分けて食べるというものらしい(笑)。で、ちょっと言葉が長過ぎるからと、「みんなとケーキを食べたい♪」にしようと決めてハモリますが、桜井さんだけ「食いたい」と言ってしまいハモが完成せず、2度目も間違えてしまって、ここまで来ると桜井さんは高見沢さんの餌食です(笑)。一方的に2人から責められ、「なんだよう、4月生まれで結束しやがって、また仲間外れかよ?」と訴える桜井さんでしたが、「だってみんな(山石さんや長谷ぼんも)4月生まれだもん。お前だけだもん、合わせろよ。」と無茶なことを言われ、「そうだっ!せっかくだから客席から4月生まれの若いベーシストを募集しよう!」なんてことまで言い出す高見沢さん。サドっぷり全開です。「4月生まれでベース弾ける人!」と客席に聞き、ついでに「歌も歌えて、髭もある人!」と加えてリクエストした為、「だったら俺でいいじゃないかよ!」と縋る桜井さん。それに対して、「当り前じゃないですか!アナタが居てこそ私達が存在するんですから!」と、いきなり膝をついて桜井さんを立てる高見沢さん、なんつー豹変ぶり。しかし、そんな高見沢さんの策略に嵌り、嬉しそうに「最高っ♪」なんて言って機嫌を直しちゃう桜井さん、単純というか、桜井もおだてりゃ踊りだす……てか? 色々あって(笑)やっとこさ、「みんなとケーキが食べたいっ♪」と決めると、最後は「誰でもいい〜♪」と本来の歌詞に戻り、歌い終わった直後に「Happy Birthday♪」と呟いた高見沢さんが可愛かった。そして、そのまま『SWINGING GENERATION』へと続きまして、長谷ぼんのドラムがちょっといつもと違う叩き方でカッコ良くて、思わず長谷ぼんに目が釘付けっ!でした。その後、ステージが一旦暗転し、長谷ぼんのドラムロールが鳴り響くと、そのまま『Flower Revolution』へ。バッタのようなロングコートを脱いで来た高見沢さんは眩しい二の腕を披露(40代最後の2人が眩しい二の腕を披露していたわ♪)、その上、ドラえもんギターを持って来ました!「Jump!」という高見沢さんの叫びと同時に、客席も飛び跳ね大盛り上がり状態。桜井さんと幸ちゃんも屈伸運動のような動作をしていましたが、桜井さんは幸ちゃんが歌に入っても止めず、妙な屈伸運動をしながら横歩きで幸ちゃんに近づいて行こうとした為、幸ちゃんが笑っちゃって歌えなくなるハプニングが。歌の合間に「バカモノ!」と桜井さんにツッコミ入れたりして面白かったわっ。そして、サビの部分ではステージの左右の花道から銀テープが飛び出す特攻がっ!「おお〜!綺麗〜!」なんて無邪気に思って1本getしたんですが、なんと銀テープをみたら、水色の文字で「THE ALFEE」てロゴが印字されているではないですか!これには本気でビックリ。こんな銀テープ初めてみたよ、さすが30周年記念コンサート、細かいところが凝っている♪しかし、そんなことに感激しているのも束の間、2番の歌詞で高見沢さんが桜井さんの真ん前に立つというイタズラが発生。頑なに動こうとしなかった為、桜井さんは自分のソロパート部分だっていのに高見沢さんのマイクスタンドまで走って移動。途切れながら歌うものの、またすぐそこにも高見沢さんがやって来て隠してしまう。再び、タイミングを見計らって自分のマイクスタンドの所へ避難する桜井さん、パッと後ろ見て「あ、また居ない」と気づくのがワンテンポ遅い高見沢さん(笑)。2,3回繰り返してやっと諦めた感じですが(…というか、自分のギターソロなので諦めざるをえなかったという感じ)、相変わらず遊んじゃっている2人が可笑しい。 そんな怒涛の盛り上がりでアンコールも終了、山石さんや長谷ぼんも前に出て来てご挨拶。長谷ぼんは全身真っ黒でしたが(本編ではグレーの光沢のあるシャツ着ていたのに…)、山石さんは黒のラメの入ったデザイナーシャツで相変わらずのお洒落さんでした。山石さんは本編の、サーモンピンクのドレスシャツ姿も目立っていたなぁ。 3人はそれぞれピックを投げまくり、手を振りながらステージを去って行きました。 あと、二の腕を見せまくっていた40代最後の2人のうちの一人である高見沢さんは、左腕の所にドラゴンのイミテーションタトゥを入れておりました。右腕にもなにか入れていたけど、ドラゴンの方が目立っていたな。 しかし、THE ALFEEのロゴ入り銀テープだった為、客席の床には一切銀テープが残っていないという状況でございました。確かにこの銀テープなら記念になるし、欲しいもんっ! 2度目のアンコールでは、高見沢さんはピンクのスーツにインナーが黒地に桜吹雪のような花柄プリントがしてあるTシャツ姿、幸ちゃんは白の開襟シャツにコバルトブルーのパンツ姿、そして桜井さんが黒のシャツに黒のパンツに黒のハットを被って登場しまして、これが凄いカッコ良かったのだぁ!思わず「カッコいい!」と客席から歓声があがり、右手をハットに当てて渋くポーズを決めてくれた桜井さん、マジに渋くて素敵でしたっ♪帽子を被った桜井さんも凄い新鮮だったなぁ。BEAT BOYSのサクライ氏は何度か被っていたけど、いや〜、ホントにカッコ良かったわぁ。 そして高見沢さんのMCに入りまして、 高「いや〜、相模大野はいつも熱い盛り上がりをみせてくれて嬉しいっ!今年はデビューして30周年だけど、30周年だから何か特別なことをやるというのではなくて、20年経とうが30年経とうが、変わらずに普通にTOURを続けられることの方を大切にしていきたいと思います。もうこうなったら、できる限り、40年、50年、TOURを続けて行くからなっ!」 高見沢さんはサラッと言っちゃっていたけど、「普通のことを、同じペース」を何十十年も変わらずに続けるということが一番難しいことだよね。それをやってのけてしまうALFEEも凄いと思うし、まだまだこのペースを変えずに続けていくと宣言しちゃっているところに頼もしさを感じてしまいました。なんか、やっぱ、ALFEEて根っからのLIVEバンドだよね。そこが好きな所でもあるだけどさ、こういう発言聞くと嬉しくてしかたがなくちゃっなうわっ。 高「俺達は30年以上一緒に居るわけですが、本人達を前にして言うのも何ですが、本当に変わっていません。もう坂崎なんて30年前と身長が1cmも変わっていない。小型なのに0型。」 幸「もう当時は大学生だったんだから、身長伸びるわけないだろっ!」 高「え〜、でも、よく言われたじゃん、『25歳の朝まで伸びる』って。で、ホントに25歳の朝に身長測ったんだよなっ!俺測ってやったもん。そしたら全然伸びてなくて…でも、ちょっと伸びてたんだっけ?で、すぐ測り直したら縮んじゃったんだんだよね?あれって今だから言うけど、測定器壊れてたみたいだよ」 …なんて、突然25歳の朝の思い出話に発展して面白かった。しかも、桜井さんは「坂崎幸之助が25歳の朝に身長を測った」という事実がかなりツボに入ったらしく、「ハハハハハッ!」て本気で笑っていたのが可笑しかった。その後、オフマイクで幸ちゃんと高見沢さんがなにやら話し、幸ちゃんからダメ出しされていたので、何か下ネタ系の話を出していた模様(笑)。 高「俺達は30年以上もずっと一緒にいて、親や兄弟とはまた違った繋がりというのかな、こう血縁じゃない、違う部分で繋がっている気がします……て、変な想像するなよっ!でも、この繋がりはこれからも変わらないと思います。そして、俺達が30年続けてこられたのも、もちろん30年見続けてくれる…30年見続けてくれている人達は少ないだろうけど、見続けてくれるみんながいたからこそ!そうじゃなくちゃ30年なんて成り立ちません。こんな俺達を見続けてくれてありがとう。ハッキリ言って俺らはバカかもしれません。頭の中は凄いバカかもしれないけど、音楽に対してだけは真面目です!この気持ちは変わることはないと思います。では、そんなみんなへの愛を込めて、この愛の歌を送りたいと思います」 というMC後に歌われたのは『確かにFor Your Love』。少し声が掠れてしまっていたんだけど、情感たっぷりに歌い上げていてジーンときてしまって、続いて山石さんのキーボードソロと幸ちゃんのブルースハープの演奏から『哀しみの泉』が歌われまして、かなり久しぶりだったのでビックリしたんですが、何よりも幸ちゃんのハープが良くて!あの切ない音にやられてしまいました。あと、高見沢さんが凄い感極まって歌っていたというか、ちょっと泣いているようにも見えて、その感情の迫力に圧倒されてしまいました。 こうして2回目のアンコールは静かに終わりましたが、歌い終わった後、高見沢さんはちょっと袖の方に行ってなかなか戻って来なかった。後ろ向いていたからよく判らなかったけど、やっぱ相当感極まっていたような感じがしたなぁ。 そして、最後は3人それぞれ手を振ったりピックを投げたりしてステージを去って行ったんですが、桜井さんなんて下手の花道の先まで出てきてピックを投げるというサービスぶり。2人に対して少しステージを去るのが遅れた高見沢さんは、袖に下がってしまう間際に客席の方へ向き深々とお辞儀をすると、満足げに顔を上げて手を振って去って行きまして、その姿が妙に印象に残りました。 今回のTOURは、高見沢さんも言っていた通り、30周年記念という割にはこれと言って特別な出し物はないし、ステージセットも照明も至ってシンプルだけど、新旧バランスよく並べられた楽曲に加え、3人のマイペースぶりというのかな、30年経っても変わらない3人が強調された内容になっていて、最後は妙にジーンというかホンワカした気持ちになるコンサート内容でした。 特にこの相模大野では、高見沢さんのサッポロCMの出演の詳細発表や、3時間ばかり時間を早めて(笑)幸ちゃんのお誕生にお祝いをしたり、通常のコンサートとはちょっと違った雰囲気になってお得な気分でしたね。そして、何より相模大野てなんか独特のノリがあり(高見沢さん曰く「温かい反応」らしい)、ALFEEもそれが嬉しくてしょうがないって感じで、こっちも嬉しくなっちゃいました。
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