2003年5月17日(土)福岡サンパレス(初日)

■はじめに■
今回、レポをするにあたって、だいぶ日が経ってしまったので、初日と2日目の記憶が混同している上に、大半の記憶が彼方に消えていってしまっています(泣)。そんな訳で、この福岡2daysは短文レポになっていることをご了承下さい。また、2日間の記憶がゴチャ混ぜになっていることも、重ねてご了承下さい。
……以上、言い訳でした。ハッハッハッ!(開き直り)


 去年に続いて、今年の春も福岡に来てしまいました。去年のレポにも書いていますが、福岡には親戚家族が住んでいるので、宿泊がタダという利点もあるし、観光や送り迎えまでして下さって、本当に至れり尽くせりの場所だったりします♪…だから、はるばる来た!という感覚が無かったりする。しかも、今回は地元のアルコンだった相模大野の次という、立て続けにアルコンという凄いスケジュールになりました。
 福岡に着いて思ったのが、やはり陽射しの強さ。この時期は、東京の方ではずっと雨か曇りだったので、久しぶりに太陽を見た!という印象でしたが、親戚の人曰く「今日から天気が良くなった」とか。運が良かったです。あと、GSでガソリンの価格が安くてビックリしたというか羨ましかったな〜。

 …まぁ、そんな話はどうでもいいって?去年は時間を勘違いして、ギリギリの駆け込み入場をしたというトラウマがあったので、今回は時間にゆとりを持って行きました。会場周辺の道路をみたら、やけに臨時バスが目につきまして、「何でだろう?」と思っていたら、すぐ近くの福岡マリンメッセで、CHAGE&ASKAのコンサートもあったらからだそうです。
 定刻に開場しまして、さすが九州TOURの初日でもあるので、GOODSの列が凄かった。せっかくだから煎餅を買って行こうかと思ったんですが、早々に挫折。でも、ママンボが根性で勝ってた。さすがだ…。

 客席に入るとS&Gなど1970年代のメッセージソングが流れていて、ステージには幕はなくセットが丸見えの状態でした。ステージセットの詳細は相模大野レポを見て頂くということで、ここでは割愛(…という名の手抜き)。


 そして、定刻通りに客席が暗転し、SEの音に合わせるかのように3人のマイクスタンドの頭上にあった丸い照明がどんどん上に引き揚げられていきまして、客席に向って眩しいくらいの照明が当たり、その照明が消えたと同時にステージには3人が!大歓声と同時に『THE AGES』でコンサートがスタート!今回は相模大野よりも席が前だったのですが、桜井さん側だったので長谷ぼんがほとんど見えず…(ガクッ)。いや、贅沢な希望だということは重々承知しております。
 3人の衣装は相模大野の時と同じで、高見沢さんは、ブルーのラメのドレスコートに同系色のパンツ姿でした。ギターは珍しくローズエンジェルギターで、途中でブルーローズエンジェルギターにチェンジ。幸ちゃんは、白のパンツスーツに蛍光オレンジのタンクトップにオレンジ系のグラサン。桜井さんは濃紫のスーツ(エンジのラインの入ったもの)に赤のストライプシャツ、赤ネクタイ、赤靴と素晴らしいコーディネイトでした。
 『THE AGES』に続いて、『NEVER FADE』、『Juliet』、『希望の鐘が鳴る朝に』、『星空のディスタンス』と、シングル曲が怒涛のように演奏されました。


 その後、幸ちゃんのMCに入りまして、「遂に来ました博多2daysっ!お待たせしました。今日から九州TOURの始まりです。」みたいな挨拶があり、九州TOURのスタートだけど、丁度今日で春TOURの折り返し地点になるとか言っていたかな?

今日は隣でチャゲアスがコンサートをしているのに、わざわざアルフィーに来て頂いて有り難いです。嬉しいっ!!…だって、あっちが地元だもんね。本当にありがとうございます。

 …と、しっかり福岡マリンメッセでチャゲアスがコンサートをしていることにも触れ、客席に大ウケでした。言われてみれば、チャゲアスは博多出身でしたな〜。

え〜、ご存知の方も多いと思いますが、アルフィーと福岡はまた一つ縁のある地となりました。九州朝日放送KBCラジオでアルフィーが番組を持っています。全国どこを探しても、アルフィーが3人でやっている番組はこの九州朝日放送だけです!毎週月曜〜金曜のお昼の1時40分くらい…、このくらいってところが良いですね(笑)。5分番組を持っているわけですが、この5分の為に毎週福岡に録音してに来ている……(客席で、その言葉を信じている者はほとんど無し/笑)そんな3人が唯一揃って放送している場所でもあるので、この2日間盛り上がって行きたいなと思っています。

 このラジオ番組の話は、もしかしたら2回目のMCの冒頭で話していたかもしれない。既に記憶混同。でも良いよな〜福岡。5分だけといはいえ、3人のクロストークを毎日のように聴けるんだよ。5分しかないのに、クロストークしているみたいだからね(笑)。

いつも言っておりますが、普段の嫌なことや鬱憤をこのコンサートで晴らしていって下さい。そろそろ九州地方は梅雨に入ると思いますが、そんな季節にピッタリの曲を送りたいと思います。美しいシーズン』」


 という曲紹介で歌われた『美しいシーズン』でした。この曲はしっとりとした雰囲気を醸し出しますな。そして、長谷ぼんのドラムソロが入って、高見沢さんがステージ前に飛び出てくると、そのまま『SWINGING GENERATION』へ。相模大野の時も思ったけど、この切り替えの強引さというか凄さは、アルフィーならではですな〜。高見沢さんなんて、『美しいシーズン』とは別人のように、ギター掻き鳴らしていたし(笑)。続いて、『暁のパラダイスロード』へ。この曲、何気に歓声が大きかったな〜。


 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去り、2回目の幸ちゃんのMCに入り、「じゃ、この辺でほんのちょっとの間ですが、息を整えて下さい。」と客席はお座りタイム。
 恒例の「今日が春TOUR初めての人?」とかの出欠取りがありまして、さすが九州初日だけあって、今日がTOUR初参加という人が大半だったし、この後の長崎のアルコンにも行くという方が意外に多かったです。また、初参加の人も何気にいらっしゃいましたね。「本当はチャゲアスに行きたかった人?」とかも、聞いていたような気がする…、そして手を挙げていた人も居たような気がする(笑)。あと、『暁のパラダイスロード』は、このTOURでは初みたいなこを言っていました。

 で、また福岡朝日放送のアルフィーの番組「THE ALFEE My Cheerfuk Song」の話になって、5分番組だけど、しっかり話しているし、3人がそれぞれ好き勝手に話しているから、ちゃんとテープに録ってから聞き直さないとダメみたいなことを言っていました。どこで誰が突っ込みいれてボケているか、1回聞いただけでは、被りまくっていて判らないらしい…。しかし、5分番組でも、クロストークしちゃうアルフィーって一体…。これは、桜井さんが出て来てから話していたことだったかもしれないけど、「5分番組だから、5分以上ある曲流せない」みたいなことを言っていて可笑しかった。確かに、アルフィーって5分以上ある曲て多いもんなぁ。曲はもちろん流すけど、最低でも3分は話しているらしい。

誰にだって初参加はありますが、そのキッカケはラジオやテレビや雑誌など色々とあると思いますが、このステージの上のアルフィーが本物です。もう、本物のバカですからね!ラジオ聞いて頂ければお判りだと思いますが、本当にバカなことばかり言っています。でも、これが本物なんです。パンフレットの写真はカッコ良く撮れていますが、あれは何百枚何千万枚撮ったうちの1枚ですから…て、そんなに撮ってませんからね。せいぜい、フィルム2,3本ですから。でも、アルフィーは見てくれと、実物が全然違うのがいます。その一人を紹介しましょう。アルフィーの創設者、桜井賢っ!桜井さ〜んっ!

 …という、幸ちゃんの呼び掛けで桜井さんが下手から登場。

こんばんは。むぁっさぁ〜〜るっ桜井ですっ!!

 …声が大きい上に、妙に巻き舌が効いた桜井さんのご挨拶であった。

山石、今、本気で笑ったろ?

 と、どうも後で大笑いしていたらしい山石さんに文句つける桜井さん。でも、その挨拶だったら、笑われても無理ないような…。

 …この辺のトークは本当に2日目とゴチャ混ぜになっているんですが、ラジオ番組の話や、梅雨の話なんかをしていたと思います(曖昧)。桜井さんが、「一昨日から奄美大島が梅雨に入った」みたいなことを言ったのかな?それで、身体を使って梅雨入りのジェスチャーをしはじめました。まず、大股開いて膝を少し曲げて(いわゆる、がに股開き)、両手を下に向けて、「ズンズンズンズン…」と言いながら両手を少しずつ上げていくという、梅雨が北上してくるのを表現してくれたんですが、そのジェスチャーが何か妙で笑えた。

こうやって下の方からズンズンズンズン(手でジェスチャーする)て、梅雨が北上してきているんですよ。
じゃぁ、桜井さんの頭の辺りが北海道?
いえ、私、身体全体で九州を表したつもりだったんですけど…。
えっ、あ、ごめん(笑)。
頭はどこだろう?佐賀辺りかな?で、右膝辺りは沖縄。
じゃぁ、それで言うと宮崎は………」(口に出して言える場所じゃ〜/爆)
…………坂崎さんっ!!
すみませんっ。

 どうしてもそっちの方向にトークが行ってしまう2人(笑)。丁度、九州の形が、身体の形で表現できる為に、宮崎・鹿児島辺りはちょっと危険な場所になってしまったのでした。もう、幸ちゃん大喜びよ(笑)。桜井さんも、なんだかんだ言ってエスカレートしていったからねっ。

今日、みんなシャワー浴びる時に試してみると良いですよ。ここが福岡かとか、宮崎…とか。楽しいじゃないですか。今日は大分から洗っちゃおうっ♪さようならっ♪

 …と、妙な捨て台詞を残してステージを去ってしまった桜井さん。幸ちゃんは、「大分洗っちゃおう♪」がツボに入ってしまったらしく、しばし笑いながら震えていて、ほとんど言葉にならない。ボディブローどころじゃない効きようでした。

今日は大分から洗っちゃおう♪…て(笑)。あ〜、面白ろかった〜。桜井さんのトークは、本当にボディーブローが効きますからね。今はなんとも思わなくても、後から効いてきますから。今日なんて、みんなお風呂入る時になったら大変ですよ。『ここが大分か…』とか思ったり、急にお風呂場で笑い始めたら変ですからね。みなさん、気を付けて下さい。

 一番ボディーブローが効いていたのは客席ではなく、幸ちゃんであったのは一目瞭然でしたね(笑)。絶対に幸ちゃんは、この日のシャワーでニヤニヤしていたと思われる…(怪しい)。そして、「なんとか落ち着いた」ということで、強引に次の曲紹介をしました。


 幸ちゃんの曲紹介で『風を追いかけて』が演奏され、前奏と同時高見沢さんと桜井さんがステージに再登場。高見沢さんは、真っ黄色のスーツ(インナーはラメタンクトップ)姿にお着替え。眩しいくらいの黄色でした。しかも、「それって普通の眼鏡?」と思うくらい、透明なレンズのグラサンをかけてきました。
 個人的には『風を追いかけて』は久しぶりだったので、なんかとても新鮮に感じましたね。続いて幸ちゃんのアコギソロから『OVER DRIVE』が歌われ、そのまま『夢よ急げ』に続いて客席も総立ち。ステージ前の中央にマイクスタンドが置かれて、桜井さんはそこで熱唱。高見沢さんとのハモリの部分では、高見沢さんが桜井さんの顔を突っついていたり、色々とちょっかいを出していた(笑)。実はこの時、幸ちゃんのピックが飛んで来て足元に落ちたんですが、鈍いななんぼはgetできず…(涙)。その後は『NERVOUS BREAKDOWN』、『Pride』と続きました。


 そして高見沢さんのMCに入りまして。
『Pride』をお送りしましたが、この曲はこのTOURでずっと歌っているんですが、Prideというのを持っていないと人間は生きてはいけないと言いますが、時にはそのPrideを捨て去る勇気も必要だと思います。アルフィーは今年で結成30周年を迎えますが、それまでに多くのPrideを捨ててきたと思います(苦笑)。ウルトラマンショーに出たり、滝に打たれたり、シャチに乗ったり……そうやってPrideを捨てて来たからこそ、今のアルフィーがあるんじゃないかと。

 …で、ここでもアルフィーのラジオ番組について触れまして。

坂崎も言っていたけど、九州朝日放送で3人の番組を持たせてもらっているんですが、そのKBCラジオのタイムテーブルがあるんですが…テーブルっても机じゃないよ、番組表みたいなもんなんですけど、その表紙がアルフィーなんですよね〜。5分しか番組持ってないのに(笑)こんなに大きく扱って頂いちゃって。本当に、福岡朝日放送には応援してもらっているなと思っています。

 その後は、TOURタイトルにもなっている、MY GENERATIONについて語り、自分達のルーツ探りのTOURでもあるような言い方をしていました。ALFEE結成のキッカケは、桜井さんがS&Gのカバー曲でフォークコンテストに優勝したからなので、ここでそのキッカケとなったS&Gを2人に歌ってもらおうということになり、「俺だけのために歌ってもらおう。」と言ったがために、「エエ〜〜〜ッ?」と客席から顰蹙を買う高見沢さん…。「ええ〜?って、一緒に聴けば同じだろ?」と一歩も怯まない高見沢さん、強し…。そうか、先日の相模大野では、その後に客席に向って「バ〜カッ!」て言ったんだと、その時になって思い出したななんぼであった。なんか記憶って、唐突に思い出すもんなのね。

 …で、高見沢さんが2人にリクエストしたのは、映画の挿入歌としても有名な『スカボロフェア』。CMソングとしても流れていたので、S&Gのナンバーの中でも馴染みのある曲の一つですね。一応、何をリクエストされても大丈夫なように構えていたらしい2人は、本当に完璧に1コーラス歌ってくれました。良かったわ〜♪なんか、切ないハーモニーが堪らんね。

素晴らしい〜。ところで、『スカボロフェア』てどういう意味?ねぇ、桜井っ!

…え?『スカボロフェア』よ。スカボロ市場っていう野菜市場の歌なの。」<ホントか?

市場の歌なんだ〜…。(と言いつつも、高見沢さん半信半疑)」

 この2人のハーモニーを聴いて、S&Gを始めとするフォークにも興味を持つようになった高見沢さんでしたが、高校時代はロック一辺倒で、桜井さんがコピーしていたS&Gとかは大っ嫌いだったらしい。しかも、その理由の一つが思わぬ形で明らかに…。

今だから言うけどさ、高校時代に付き合っていた彼女がS&Gの大ファンだったのよ。レコードとかも持っていてさ。…で、『どういう曲なの?』て聴いたら、『高見沢くんには理解できないと思う。』て言われて…な、何〜〜っ?もう、S&Gなんて聴いてやるもんか!って思った覚えがある。

 この高見沢さんの告白に客席はもちろん、桜井さんと幸ちゃんも大ウケ。桜井さんなんて、床叩きながらウケまくっていたし、いや〜最高に面白かったわ。高見沢さんにとっては面白い話で済まないんだろうけど、当時の彼女は非常に的確な事をストレートに言う方だったのね。いいじゃん、本音をハッキリ言ってくれる彼女で(笑)。まぁ、そこからS&Gに対して偏見を持っちゃったのね〜。

S&Gなど当時のフォークソングというのはメッセージ性が強くて、もちろん、当時の情勢の影響があったんだと思います。だけど、今の時代も決して平和とは言えない。知らないうちに戦争が始まって、知らないうちに戦争が終わっていたという、ある意味、非常に怖いことだと思う。決して、傍観者ではいられない時代になっているんじゃないかなと思うし、もっとそういう事に対して目を向けるべきだと思います。アルフィーの曲の中にもメッセージソングは多いですが、そういう社会に気付かず、平和ボケで眠っている魂を目覚めさせろ、そういう愚かしい自分に気付け!という思いを込めて作った曲があります。…『WAKE UP』

 『WAKE UP〜Good bye 20th century boy〜』が演奏されました。『WAKE UP』の歌の意味を、この福岡で初めて聞いたような気がします。続いて、幸ちゃんのパーカッションから『WIND OF TIME』、『AFEECTION』、『明日の鐘』と立て続けに演奏されました。相変わらず『明日の鐘』でのラストのギターソロは陶酔ギターですが(笑)、あの音色はカッコ良かったな〜。
 そして、長谷ぼんのドラム音を合図に『孤独な世代』へ。高見沢さんは黄色)のジャケットを脱いで、ノースリーブ姿だ!高見沢さんのシャウトと同時に3人の後方から花火が吹き上がる特効があり、高見沢さんはステージ前に出て来てギター掻き鳴らしてきて、一気に会場の空気がハイテンションに。なんかCDで聴くよりもテンポ速いし、ギター掻き鳴らしといい、ブルースハープ吹き鳴らしといい、本当に激しい曲だわ。
 もう、行け!行け!のノリで本編が終了しました。



 アンコールでは、高見沢さんが黒のヘビメタ柄(もしかしてストーンズ?)のTシャツにチェーンベルトをジャンジャラとつけた黒パンツ姿で登場。しっかり、インカムを付けていました。幸ちゃんは英国国旗が小さくプリントされた白Tシャツ(ノースリーブだったかも…)にスパンコールで模様が刺繍された派手なジーンズ姿。桜井さんは、どっかのスカーフのような赤・白・グリーン・黄色などの原色が斜めに幾つもラインが入ったシャツにブルーグレーのパンツ姿で登場。
 3人が出てくるなり、すぐに『太陽は沈まない』が演奏されました。ステージ全体が赤やオレンジの照明で彩られて、歌の雰囲気を出していましたね。そして、幸ちゃんのギターソロから、ジョン・レノンの『Give Peace A Chance』が歌われ、そのまま『EVERYBODY NEEDS LOVE GENERATION』へと続きました。

 そのままメンバー紹介になり、「キーボード!山石、敬之〜〜!」、「今回のTOURから加入した、同じくキーボード!杉山、卓夫〜〜っ!」、「そしてドラムス!ALFEEに入って20年!すっかり大人になりました〜!ドラムス、長谷川浩二〜〜っ!」と高見沢さんが紹介していき、もちろんお三方の紹介も忘れていません。「ベース!ALFEE作って30年!すっかりオヤジになりました〜!ベース!桜井マ・サ・ル!」と、必ずオチあり(笑)。「そしてALFEEの真ん中やって30年!背は小さいが心も小さい!(幸ちゃん、高見沢さんの真後で、手を心臓に当てて『心小さいっ!』みたいなジャスチャーをする/笑)目も小さいが、鼻はデカイ!ギター!坂崎コ・ウ・ノ・ス・ケ!」と、もう言いたい放題。そして、しっかり自分の紹介も忘れない。「そして、ALFEEのリーダをやっています!姓はタ・カ・ミ・ザ・ワ!名は…王子〜〜!」と、「高見沢王子」を自認する高見沢さん、何か吹っ切れたような感じだ(笑)。

 「We are THE ALFEE〜〜っ!まだまだ行くぞ〜〜〜っ!」という高見沢さんの叫びと同時に、『ラジカル・ティーンエンジャー』へ。インカムを付けているので、高見沢さんはステージ左右ウロウロを歩き周りながら熱唱。そして、そのまま終わるような雰囲気ではなく、勢いづいたまま『A.D.1999』へ続きました。今度は、ステージ左右花道まで出て、走り回るように歌う高見沢さん、本当に元気だ。
 ラストは、なんと桜井さんと高見沢さんがベースとギーターを持ち替え、「Mr.Rock'n Roll !!」と高見沢さんに言われると、フライングVを持った桜井さんがステージ前に出て来てギター掻き鳴らし!真面目にエレキを掻き鳴らしている桜井さんが、と〜っても新鮮に見えてしまったのは何故だろう?
 最後は高見沢さんが「どうもありがと〜〜〜っ!!」と叫んでアルコールが終了。

 6人共前にステージ前に出て来てお辞儀。黒のTシャツ姿の長谷ぼんが唯一しっかり見えたんですが、なんかとでもないイラストがプリントされていたように記憶している。長谷ぼんを見て、「な、何だ?あの柄は?」と驚いたことだけ覚えている(笑)。高見沢さんは3月の「春期講習」での公言通り、ピックをばら撒き状態。でも、床に落ちているのを掃き掃除するかのように拾って投げるのはどうかと…(苦笑)。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんは白い透け透けのフリルシャツに白のパンツ姿。幸ちゃんは黒Tシャツだったと思うんだけど、桜井さんの衣装が、よく覚えていないんだな…。ブルーグレーのシャツだったかな〜(この辺は2日目と混同状態)ラフな格好であったことは、確かなんだけど…。

この春TOURはこのまま九州を回っていきますが、後には今年も夏のイベントをやります。今年は8月の16.17日、横浜のみなとみらい21街地区という場所でやります。3年ぶりの野外です。横浜では何回もイベントをやっていますが、たぶんここが最後の場所になるだろうってくらいの場所です。是非、みんなで地ならしをして欲しいなと思います。しかも、今年はパイプ椅子を用意します。いつも野外だと長〜い板にシールが貼ってあるだけでで、どこまでが自分の場所か判らないような席の取り合いが起きるけど(笑)、今回は全国からパイプ椅子を集めていますので大丈夫です。

 なんかこのコメントを聞いて、横浜での夏イベてすっごく嬉しいけど、もしかしたら、「誰もやっていない場所」と言える場所でやるのは、この横浜に限って言えば最後かな…なんて感じてしんみり思ってしまったり、意地でも参加するぞ!て気になりましたね。う〜ん、さすが高見沢さん、煽るのが上手い。

福岡でも過去に野外イベントをやったことがありますが……またいつかやろうなっ!その為にも、今年は横浜まで来て下さいっ。では、その夏イベに向けて、2人からも何か言ってもらいましょう。まずは桜井!

え〜、私、長々とした回りくどい言葉は苦手ですので、伝えたい気持ちを、手短に二言で伝えたいと思います。来いっ!!

 「来いっ!!」とガッツポーズして叫んだ桜井さん、本当にカッコ良かったわ〜。なんか、ここまでストレートに言わちゃうと、「行くっ!!」としか返せないよね。もう、惚れ直しましたっvvv
 続いて、幸ちゃんのコメント。

え〜、今年は3年ぶりの野外です。1982年から夏のイベントをやっていますが、当時からメモリアルチケットというのをやっていまして、今年ももちろんやります。今年のメモリアルチケットはパイプ椅子になっていますので…

なってない!なってない!パイプ椅子がチケットになってたら大変だろっ!持って来るのが大変だよ。電車に乗れないかもしれないぞ。送る方だって大変だろっ!送料いくら掛かんだよっ!

家に帰ってパイプ椅子が4本も送られて来てたりしたら、家族の人もビックリだろうね。

友達の分もパイス椅子持ってくる子は大変だよ。…メモリアルチケットはパイプ椅子ではありません。パイプ椅子もこちらで用意しますので、くれぐれも持ってこないようにっ!

 ここでの幸ちゃんと高見沢さんのやり取り最高だったわ。パイプ椅子がメモリアルチケットだったら、飛行機乗ってくる人達は間違いなく搭乗拒否されるだろうし、今回は最寄駅から徒歩20分なんだから、それに夏の暑さも加わり何人のアル中が行き倒れることか…。しかし、パイプ椅子がメモリアルチケットというふうに思い付いた幸ちゃんて凄いわ、考えも付かなかった。

ALFEEは今年結成30周年を迎えるわけですが、こうして続けていられるのも、こうやってコンサートに足を運んでくれるみんながいるからど思います。どうもありがとう。そして、僕らがこのステージで歌っていられるのは、平和であるからこそだと思います。今、世界は危険な状態にあると思います。知らないうちに戦争が始まって、知らないうちに戦争が終わっていた…。自分達も地球で生きている人間の一人として、地球のことをもっと考えないといけないんじゃないかなって思っています。だけど、いきなり地球のことを考えろってなっても、漠然としていて何をしたら良いか判らない。だから、いきなり地球のことを考えるんじゃなくて、まずは身近なもの…、例えば、親のことを想ったり、兄弟のことを想ったり、そして家族のことを想ったり、町や国、地球…というふうに想う気持ちが繋がっていくんじゃないかと思います。まずは身近なものから気に掛けていく、そういう想いを持つことが大切だと思います。では、そういう気持ちを込めて歌いたいと思います。『平和について』

 なんか文章に表してしまうと、すごいありきたりな言葉になってしまうけど、本当はもっと良いこと言っていたんですよ。どうしてしっかり覚えていなかったんだ!って自問自答したくなるくらい、今の自分の記憶力の無さが悔しい。世界平和について押し付けがましく語ったんじゃなくて、親や兄弟や友達ことを想う気持ちが、そのまま世界や地球を想う気持ちに繋がっていくんだ…て言っていて、なんかジーンときました。

 だから、そのMCの後に歌われたのは『平和について』の言葉、なんかストレートに耳に入ってきました。そのまま『CATCH YOUR EARTH』へ続き、すごく穏やかな終わり方をしたステージでした。

 演奏終了後、妙にピックを投げたり、お辞儀をしてガッツポーズをして帰って行った高見沢さんの姿が印象的でした。



■演奏曲目■

Opening 18:00過ぎ

1.THE AGES
2.NEVER FADE
3.Juliet
4.希望の鐘が鳴る朝に
5.星空のディスタンス
MC 坂崎
6.美しいシーズン
7.SWINGING GENERATION
8.暁のパラダイスロード
 MC 坂崎&桜井
9.風を追いかけて
10.OVER DRIVE〜夢よ急げ
11.NERVOUS BREAKDOWN
12.Pride
MC 高見沢 〜スカボロフェア(S&G)
13.WAKE UP〜Good bye 20th century boy〜
14.WIND OF TIME
15.AFFECTION
16.明日の鐘
17.孤独な世代

アンコール1
18.太陽は沈まない
19.Give Peace A Chance〜
  EVERYBODY NEEDS LOVE GENERATION
 〜メンバー紹介
20.ラジカル・ティーンエンジャー
21.A.D.1999〜Rock and Roll

アンコール2
MC 高見沢
22.平和について
23.CATCH YOUR EARTH
Ending 21:05過ぎ

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;