2003年12月24日(水)日本武道館(Final)


 2004年、最後の武道館コンサートとなるX'mas eve Liveですが、24日恒例となった、正面入口に飾られたツリーはもちろん、正面のTOURタイトルを書いた横断幕の横にも巨大なリースが飾られていたし、チケット切りの係員さんはもちろん、巡回する係員の人の中にもサンタの格好の人がいて、ファンでもサンタの格好の人が目に付くだけに区別が付きにくくなっておりました(笑)。やはり、この光景はクリスマスコンサートならではっ♪


 そして定刻通りに客席が暗転し、白いスクリーンにギターを掻き鳴らす高見沢さんのシルエットが浮かぶと同時に大歓声が上がり、そのまま『戦場のギタリスト』でコンサートがスタート。
 3人の格好は…高見沢さんは初日でも被っていた金髪ウルフカットのヴィックに、昨日と同じやたらと後がボリュームのある柄のノースリーブコートに派手なデニムパンツに、英国旗のラメタンクトップ姿にサングラスという格好でした。初日でこの衣装を初めて見た時は大笑いしたもんだけど、3日間見続けると慣れてきてしまうもんですのう。どう見ても、ツリークッション(ポストカードが挟めるやつ)が派手になり過ぎたようにしか見えないんだが(笑)。幸ちゃんは、真っ白なスーツ姿でカーネルサンダー氏のようだったわ。桜井さんは黒のベロアのようなハーフジャケットに黒白のチェック柄(?)パンツ姿でした。ステージのセットは、府中のレポを参照にして下さい。今回の席は、初日よりも東寄りでして、長谷ぼんが確認不可能でございました(泣)。まぁ、始まる前から判っていたので、昨日で見納めしてきましたけどね。でも、シンバルは4枚くらい見られたわ…(苦笑)。あと、この日の模様は来年にSKYパーフェクトTVで放送されるので、ステージには去年も大活躍した犬の散歩にもなる(?)レールの上を自動で左右に動く無人カメラや、ステージ下にもカメラが数台ありました。

 しかし、高見沢さんはインカム付けていたせいか、1曲目の『戦場のギタリスト』からノリノリ状態。何度もクルクル回って、ボリュームある派手なコートが円を描いてインパクトありました。「おっ!ノリノリだな!」て思うくらいじゃなくて、「ど、どうしちゃったの?」て思うくらいのノリノリ具合でしたわ。続いて、幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて『Bad Girl』へ。3人ステージ中央に出てくると、押し競饅頭のように寄り添いながら演奏!その後は、幸ちゃんと高見沢さんがステージ前に出て、左右の花道を行き来していました。最後のギターソロはやや長めでしたが、超ハイテンションになっていただけあってカッコ良かったぁ。続いて、なんと『星空のディスタンス』が演奏され、前奏のギター音と同時にステージ上で花火がバーン!と出る特効が!桜井さんがステージ中央に出されたマイクスタンドで歌い、幸ちゃんと高見沢さんは左右の櫓に登って歌いました。こういうスタイルと見ると、やっぱ武道館だ〜!としみじみ思ってしまう。しかし、本編で『星空〜』が歌われてビックリだったわ。このTOURでは、昨日までアンコールで歌われていましたからね。


 長谷ぼんのドラム音が鳴り響いたまま幸ちゃんのMCに入りまして、「遂に来ました!東京ファイナルっ!アリーナのみんなも!1階席のみんなも!2階席のみんなも!いつも言っておりますが、今年の嫌な事を全部ここに置いていって下さい!最後までよろしくっ♪」と軽く挨拶。

 そして、そのまま長ぼんのドラムソロから『TRY』が演奏され、ここでも高見沢さんが狂ったように回る。この曲だったか、別の曲だったか忘れてしまったけど、あまりもクルクル回り過ぎてコートの裾でマイクスタンドを倒しそうになってしまったほどでした。本当に、どうしたんだ?タカミー!でも、見ててこっちもテンション上がってしまったわ。続いて、高見沢さんがドリル奏法で客席を煽って始まる『JOURNEY』、ここでも回りまくる高見沢さん。もう、派手なクリスマスツリークッションよりも、派手なコマに見えてきてしまう(笑)。そんな壊れた高見沢さんがハンドマイクに持ち替えて、『Stand up,Baby-愛こそすべて-』が歌われたんだから、もう武道館は凄いことになってしまった。「こ〜んなに〜、激しい〜、クリスマスイブの夜は〜、他に〜ない〜♪(作詞:高見沢俊彦)」と来ましたよ。そのまま「Jump! Jump! Jump!」と煽りまくって、高見沢さんは回るは跳ぶは走るわ、もうとんでもないことになってしまいました。あそこまで煽られれば、客席だって跳ぶわ、拳ガンガンに振り上げるわで、もう汗だく状態。最後はお得意の超音波で締めっ!
 さすが武道館(東京)ファイナルだけあって、初っ端6曲で凄い状態になってしまいました。


 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去り、愚痴りながらの(笑)幸ちゃんの2回目のMCに入りまして、「お座りっ!」と言われて(笑)客席はしばしのお座りタイム。しかし、『Stand up,Baby』と煽られた後に、お座りタイムというのもALFEEならではですね。

 ここで幸ちゃんがどんなMCをしたかスッカリ飛んじゃっていますが、「今日がファイナルな人?今日が初日な人?今日が生まれて初めての参加の人?」という、恒例の出欠取りがありました。客席が手を挙げる度に、「う〜ん、7割8分の方。」とか、かなりいい加減なカウントをされていましたが(笑)。「昨日、一昨日も参加した人は、ちょっと筋肉痛の声ですね。」て言っていたのがちとツボだった。あと、「生まれて初めての人の中には、『星空のディスタンス』しか知らないって人も居るかもしれませんが、もうやってしまいましたね。」という、今日の曲構成ならではのコメントがあったな。それから、ALFEEはテレビやラジオ、雑誌など色々と露出しているけど、やっぱり生の姿が一番で、コンサートは色んなところに見所があるので見るのが大変だけど、初心者の方はまず全体を、慣れてきている人は誰かの演奏する手を見たりマニアックになっていって、見所があちこちにあります!みたいなことを言っていました。

この人も細かい見所が満載ですからね。見落とさないようにっ!どうぞ皆さん、盛大な…今年一番の拍手でお迎え下さいっ。桜井賢〜っ!

 という幸ちゃんの紹介で登場した桜井さん。2階席の両端の方に挨拶し、正面に向っても深々とお辞儀。そのまま両手を両膝に当てて屈伸運動…(笑)。ついでに首まで動かしはじめてしまう。
「(首を)横に動かせますし、前にも動かせます。
よく動きますね〜。
横に動かせると車運転の時に便利ですよ。右折したい時に先が詰まっていたりしたら、こうして…(首を器用に横に動かす)見ることができますから。
なんかコノハズクみたいだね。ウチにも居ますよ。
いくら何でも360度は回りませんよ。
上下回転できんじゃないの?
いずれ上下回転しても変わらないようになったりして…。良かった、顎鬚あって♪…て、お前らブッ飛ばすっ!

 客席に向って怒った桜井さんですが、自虐に走ったのは桜井さんでもあるのよ。別に、私達は上下が変わっても同じだなんて、桜井さんが顎鬚に触れるまで気付かなかったって(笑)。でも、顔が上下回転しても顔があんまり変わらないアニメキャラがいたよね。『ものの姫』に出てくる、木霊ちゃん。なんか、あのキャラを急に思い出してしまった。あれが、桜井さんのなれの果て……<違うって!
 あと、客席のテンションが異常に高かったので、桜井さんから「みんな大丈夫?言っておくけど、今日は長いよ。最後まで持つ?(客席は「全然平気!」と大歓声でアピール)よ〜し、なら君たちを信じようっ!最後までついてらっしゃいっ。」みたいなやり取りがここであったような。もしかしたら、違うところでだったかもしれないけど、最初から客席も飛ばしていたので、まだ先が長いからセーブするようにという忠告があったのは確かだ(笑)。

 その後、桜井さんは「では、ALFEEの強力なキャラクターを紹介しましょう!タカミーッ♪」と煽りながら高見沢さんを紹介。ステージに出て来た高見沢さんは、例の王子仕様の衣装て登場。ヴィックも付けたままでしたね。客席にブンブン手を振りながら出て来たかと思うと、そのまま桜井さんの所へ向って行く。手ぶらなのに何をするのかと思えば、桜井さんにジャンケンを挑む!(笑)。「何?ジャンケン?急にショボくなりましたね。」と、幸ちゃんに言われていたわ。初日がくまのプーさんのイラスト入りのピンポン玉を使ったオモチャだったし、昨日の中日はバトミントンだったからね〜。しかも、ジャンケンは高見沢さんの一発勝利!勝てたことに満足した高見沢さんは、Vサインをしながら定位置に戻って行く。
何もう終わりなの?
お前、自分が勝てればそれで終わりなのかよ?
(タカミー、右手をクルクル回して「巻きが入っている」とアピール)
あ、巻きが入っているんですね。
本当に自分勝手な奴なんだからっ。

 この後、少しまったりしまして(笑)、幸ちゃんのMCに戻り、また武道館でX'masコンサートが出来て嬉しいということとか、今年でデビュー30周年を迎えたとか、『ドラえもん』にもお世話になったとか、話が出まして、『タンポポの歌』が歌われました。

 『タンポポの歌』では、スクリーンにALFEEのPVと『ドラえもん』のエンディングを担当してた時にテレビで流れていたアニメーションが流れましたが、このコンサートの模様てスカパーのフジテレビchで放送されるんですよね?フジテレビchにテレ朝のメインキャラであるドラえもんの映像が出るっていうのも凄いかも(笑)。でも、本当にこのドラえもんの映像は歌に合わせて作られていて本当にイイ!間奏からステージにはシャボン玉も吹き出してきて、ほのぼのムード満点でした。
 そして、ステージが暗転すると飛行機が飛び立つSEが流れ、ガラリとステージの雰囲気が変わって『哀愁は黄昏の果てに』が歌われました。高見沢さんはローズエンジェルギターを使用。そしてスクリーンには、この歌の時によく使われるベルリンの風景が流れました。この曲は個人的に思い入れ強いし、ベルリンの映像まで合わせられるとグッときてしまいましたね。特にラストのギターソロとドラムソロの掛け合いもカッコ良かったし、ちょっと高見沢さんの声が最後の最後で不安定になってしまって勿体無かったけど、もう圧倒的な迫力はありました。そして、キーボードソロから、なんと『Going My Way』へ。このTOURのラストソングとなっていた『Going My Way』がいきなり歌われたので、客席は戸惑いならがもスタンディング。当然のことながら、本編でこの歌が歌われたのは初めてだったので、妙に新鮮に感じたのと同時に、やっはりX'mas SPということでALFEEは何か企んでいるんだなっ♪と思ってしまいました。しかも、武道館ファイナルだけあって、後半の創作歌詞は凄いことになっていました。


 そして高見沢さんのMCなりまして、今年で武道館LIVEをやり続けて20年になり、来年で武道館公演の合計が60回を記録するということを話していました。でも、やはり印象に残ったコメントは、今年の世界情勢についてののことでした。

もうクリスマスだか言っちゃうけどさ、日本もイラクへ自衛隊派遣をすることになったけど、あれって派遣じゃなくて派兵だよな。いくら人為的復興支援と言ったって、イラクの人達から見ればアメリカ兵も日本の自衛隊も区別付かないと思うんだよね、似たような迷彩服を着ているだしさ、戦争に加担しているように思われても当然。どうして日本はこんなふうになってしまったんだろう?と怒りを覚えますが、自衛隊派遣を推進していた政府を選んだのは俺達でもあるわけで、これからの日本の未来をしっかり見て行く義務があると思います。俺達に出来ることと言えば歌を歌うことぐらいですが、こうしてクリスマスイヴに武道館でコンサートを出来ることは、まだ日本は平和なんだと思います。10年後もこうして武道館でコンサートが出来るかどうか判りませんが、これからも俺達は歌い続けていきたいと思います。では、このクリスマスイヴの夜にこの曲を…『祈り』。

 そう曲紹介されて歌われた『祈り』は、さすがにズシッときましたね。毎年、クリスマスイブの武道館コンサートで高見沢さんは「クリスマスイブの夜くらい、年に1回くらい、世界の地球の平和についてじっくり考えてもいいと思う。」みたいなことを言っていたけど、それは本当に日常が平和だと思っているから年に1回くらいはちゃんと考えなくちゃ…て感じだったんだけど、今年は「本当に世界は平和になれるのか?」と、日本で暮らしていても平和に対しての危機感や不安感を覚えてしまった年になってしまった。だからこそ、『哀愁は黄昏の果てに
』から高見沢さんのMC、本編ラストまでの流れがかなり重く感じたし、『祈り』などの歌詞もストレートに伝わってきました。同時に、私は今のこの時間を本気で守りたいって思いましたね。
 そして『Another Way』、『希望の詩』、『平和について』に続きましたが、特に『平和について』はこの秋TOURで歌い続けられているけど、一番グッときてしまいましたね。そして『On The Border』が歌われましたが、高見沢さんのMCの内容も影響したせいか、圧倒的な迫力がありました。いつもは、どこか平和について説教くさい歌だな…とちょっと感じていた部分もあったんですが(苦笑)、あまりにも現実の世界とリンクし過ぎていてなんとも言えない気持ちになりました。しかも、ラストの鳴きのギターソロに何故か泣きたいような気持ちに駆られてしまいました。あのギターソロと鐘の音のSEが重なっていった時は、妙にジーンときてしまいました。
 そしてステージが暗転すると、ガラッと雰囲気を変えて、高見沢さんのソロで始まる『I Love You』へ。どちからと言うと大人しいめの曲が続きましたが、最初の「only oneっ!」という叫びと同時に高見沢さん再び壊れる。またクルクル回り始めちゃって凄い凄い。平和について色々と考えさせられたけれど、この曲で「自分はこの時間、この楽しさを守っていきたいだ!自分達がこして楽しんでいられるということは平和なことなんだ!」て気持ちになれて、もうガンガンに拳振り上げまくりましたっ。なんかね、一気に前向きになれちゃうパワーがこの曲にあります♪
 最後は高見沢さんが「I Love you〜〜っ♪」と超音波で叫びまくって終了。3人との客席にブンブンと手を振りながらステージを後にしまして、幸ちゃんは投げキッスをして歓声を浴びておりましたっ。



 アンコールでは、SEと共に会場内をグリーンのレーザー光線が彩り、靴下、ソリに乗るサンタ、天使、プレゼントBOXなど、様々なアニメーションで客席を楽しませてくれて、最後に「THE ALFEE in BUDOKAN X'mas Special Night」だったかな?そんな感じのタイトル文字がステージに描かれて、客席は大歓声になりました。そして、スクリーンに1982年頃かな?高見沢さんが金髪メッシュを入れている頃らしき(『別れの律動』の頃かな?)、懐かし〜い3人がケーキを持ったモノクロ写真が映し出されました。
 突然、高見沢さんの声で、「ある年のクリスマスイヴの夜に、3人だけである映画を観に行ったことがあった。どうして3人で行ったのか覚えてないが、あの時観た映画の内容は今でも鮮明に覚えている。あのスクリーンに映し出された興奮した観客と同じように、僕らも興奮し、いつか彼らのようになりたい!と誓った夜でもあった。」みたいなコメントが流れ(たぶんコメント内容全然違うと思うけど、こんな感じだったと思って…/汗)、その衝撃を受けたビートルズの映画に合わせて、ビートルズソングが歌われたのであった!

 暗転していたステージが、『HELP』の演奏で一気に明るくなり、3人は既にステージに立っていたのだ。高見沢さんは本編のままヴィック姿で、金刺繍入りぽいフリルの白シャツの上にパープルのラメジャケットに黒パンツという格好、幸ちゃんはダークブルーの薔薇柄(?)のようなジャケットに黒パンツ姿、サングラスもジャケットに合わせてブルーだった気がする。桜井さんは真っ赤なシャツに黒パンツ姿でした。何気に3人共、クリスマスパーティーぽい格好でしたね。『HELP』に続いて、『No Where Man』、『DIZZY MISS LIZZY』と立て続けにビートルズソングがフルコーラス歌われました。ハッキリ言って、アルコンでバンドスタイルの『HELP』をフルコーラス聴いたのって、初めてかもしれない。
 そして3曲歌い終わると、高見沢さんが「もっと昔の…あの放課後の頃に戻ろう。」みたいなことを言って、再びステージは暗転。暗いステージの上で何やら準備をするALFEE'S CREWに、先が読めないでザワつく客席(笑)。

 そして、キンコ〜ンという学校の予鈴みたいなSEが流れると、ステージが明るくなり、何故か中央にホワイトボードが置かれているのであった。そして、学生服姿でステージに登場した幸ちゃんと桜井さんに客席大爆笑。ほ、放課後寸劇ですかい?幸ちゃん違和感無さ過ぎっ!桜井さん、サングラスに髭の学ランは怖すぎっ!さっきまでカッコ良くビートルズを歌っていた人達と同じ人には見えないわっ!しかし、幸ちゃんさっきはブルーのサングラスだったのに、この学生服姿では茶系のサングラスに替えていた。芸が細かいっ!

 これより、「3年F組金髪先生〜クリスマスイヴの放課後〜」(タイトル勝手に付けました/笑)

 期末テストが返って来たらしく、お互いの答案用紙を見ながら愚痴をこぼす2人。国語だか古文だか漢字テストだか(たぶん文系)忘れたけど、幸ちゃんは34点で、桜井さんは8点だったらしい。桜井さんの得点に、幸ちゃんから「このテストって、100点満点だよね?」て念を押される始末。
もうテストなんてどうでもいいよ。煙草でも吸おうぜ。
煙草はマズイでしょう。先生に見つかったら…
構いやしないよ。ウチの先コウ、俺達の制服検査するくせに、自分は茶髪のロンゲだからな〜。ね、ライター持ってない?
ライターは持っているけど。
…何でライター持ってんの?幸ちゃん。

 …とお笑い芸人並の寸劇を披露してくれるお二人。闇にタカミーが担任教師役であることを教えてくれました(笑)。「先生のくせに、職員室の机の汚いこと!もう散らかり放題!」とか、この場に居ないのを言いことに言いたい放題。しかし、噂をすれば何とやら…じゃないですけど、「おい、お前達!そこで何している?」と、先ほどの格好の上に白い実験服のようなものを羽織った担任の先生タカミー登場。桜井さんと幸ちゃんは、「ヤ、ヤベッ!」と焦って、煙草とライターを急いで隠したのであった。

F組の桜井に坂崎!今ここで何をしていた?
何もしてませんっ!
ちょっとテストの反省会をしていただけです。
本当か?煙草でも吸ってたんじゃないだろうな?
とんでもないっ!
ウチの学校は、喫煙した生徒は停学だぞ。あとライター持っている奴は懲役3年!
エエッ!?」<大焦り
ウチの学校は木造で燃えやすいから、ライター持っている奴は重罪だ。

 …この後に、「先日も物理室がボヤで全焼して大変だった…」みたいなことを言っていたけど聞き取れなかった。そして、今回の2人の期末テストの結果が悪過ぎるという話にいなり、タカミーは手にしていたファイルを見ながら2人の成績を再確認してダメ出ししまくる。このままでは卒業することもできないと、急遽、2人の為に追試をやることに。余興で歴史の出題(「フランス革命」はいつ?」とか)するが、桜井さんが上手くオチを言えず、「お前、ここはこう言えよ〜!」と、素に戻った高見沢さんにダメ出しされて、「だって、ここはアドリブでとしか言われてないもん。」と言い訳する桜井さんであった。幸ちゃんは「大化の改新」はちゃんと言えて、客席からも拍手をもらいました。なんか、最近になって覚えられたらしい。あと、幸ちゃんは元素記号が得意らしく、タカミーが出題したものは全部答えられていました。さっすが〜っ!本人、半分は適当に答えていたみたいだけど(笑)。

 で、先生がホワイトボードに書く漢字を正確に読む漢字テストを敢行。しかし、先生が手にしたマジックが上手く出ず、「出ないマジックを置いておくなよ!」と、開口一番文句を言う先生(笑)。なんとか色の出るマジックを見つけて字を書き出すと、「コイツは本当に汚い字だから読めないかも…」と桜井さんが呟き、しっかり聞こえていたらしい高見沢さんが「桜井、何か言ったか?」と書きながら威嚇(笑)。「うっわ地獄耳!難聴だと思っていたのに…!」とビビる桜井さんが面白かったわ。しかも、その桜井さんの言葉に対して、「さっきオープニングで後のスピーカーの音が大き過ぎて、ビックリしました。」なんてブツブツ文句を言っていた高見沢さんも可笑しかった。本編のオープニングで何やらスタッフに文句言っているように見えたのは、スピーカーの音が大き過ぎたからだったのね〜。なんか、スピーカー指して怒っているな〜とは思っていたけど、思わぬ所で真相が判明したわ。

 出題された漢字テストは以下の通り、全部の4問。ホワイトボードに書いた高見沢さんの字では客席に見えない(読解できない)と思ったのか、ちゃんとスクリーンにワープロ字で出て可笑しかった。
■桜井くんへの第1問→木瓜 (正解は「ぼけ」)
■坂崎くんへの第2問→丸雪 (正解は「あられ」)
■坂崎くんへの第3問→灰汁 (正解は「あく」)
■桜井くんへの第4問→美人局 (正解は「つつもたせ」)

 1,2問は客席も判りませんでしたが、3問目以降は客席も判りました。しかし、幸ちゃんが「灰汁」を読めなかったのが意外。そして、4問目は「桜井にピッタリのやつを書いてやろう。」と高見沢さんが言って書いたのですが、その甲斐あってか(?)桜井さんはちゃんと読むことができましたが、「じゃ、意味は?」と聞かれて、桜井さんは一人芝居をしながら説明しはじめて可笑しかった。しかも、これに対して高見沢さんがとんでもない発言をしてしまったのであった…
さすが10年前に美人局に遭っただけあるな!」<客席「エエ〜?」とドヨメク
そ、そんな訳ないだろ…っ!
お前、そこで動揺するなよっ。
マジになってないよっ。10年前て1993年だぞ、顔が割れてんだろ!
あ〜ら、お客さん、もしかしてアルフィーの桜井さんって?
10年以上前から、ここで歌ってるよっ!

 タカミーのからかいにマジになる桜井さん、いや〜ALFEEのステージではよくある図だけど、非常に面白かったわ〜。しかし、追試の漢字テストの結果も悪過ぎるから落第だとタカミー先生に言われてしまい、「そ、そんな!」と焦る2人って、寸劇に切り替わるの早いわ〜(笑)。しかも、「ウチは落第した奴は罰金1000万円だからな。」ときたもんだ(爆)。何でも本校がアメリカらしくて、色々と費用が大変らしい。そこで、「本校がアメリカだから、英語の歌を上手く歌えれば進学できる。」という強引な展開になり、2人は先生の前で英語の歌を披露することに…。
 で、S&Gを歌うことになったんだけど、なんと先生はフジテレビの石田って人とNYのS&Gのコンサートに行き、なんとパンフレットにサインまで貰って来たらしい。いきなりタカミー先生からパンフを見せられ、「それ、マジに欲しい。」と言う桜井さん。しかし、サインをしてもらったというページを開くと、なんと平仮名とカタカナで「さいもん&ガーふぁんくる」と汚い字で書かれていたのであった…。「うわ〜っ!せっかくのパンフレットが台無し!」と文句を言う桜井さんの気持ちも判るわ(苦笑)。

S&Gの何の歌うの?
じゃ、先生にピッタリな曲で、『早く家に帰りたい』を。
いいね〜。それじゃ、先生は職員室で聞いているから歌ってくれ。
ええっ?先生、ここで聴いててくれないですかっ!?
ちょっと用事があって、職員室で聞いているから!
ちゃんと聴いてて下さいよ〜っ!
職員室で聞いているから!
どうして行っちゃうんですか〜?
職員室で聞いているから!
判ったから、サッサと職員室行けよっ!(怒)


 そんな訳で、2人はステージに残され、ホワイトボードも片付けられて、S&Gの曲をフルコーラス披露。『早く家に帰りたい』を歌い終わると、「先生、どうだった?」と尋ねる桜井さん。「う〜ん、いいね〜。」と、どこからともなく響き渡るタカミー先生の声。「せっかくだからもう1曲聴きたい。そうだな。『Mrs.Robinson』がいい。」と言うだけ言って、音信不通にいなる(笑)。「か、勝手にリクエストすんなよ…。」と崩れる幸ちゃんは、慌ててチューニングをするのであった。「まったく、自分勝手な先生だ。」と2人して愚痴りながらも、ちゃんとリクエストの『Mrs.Robinson』を歌ってくれた2人でした。この2曲、とっても良かったんだけど、2人とも学ラン姿だったのよね…、ちょっと惜しいわ(笑)。

 2曲歌い終わると2人のMCになり、先生は職員室に行ったとか言っているけど、本当はここのステージ戻って来たいんだ…みたいなことを言って、みんなで呼び込もうという話になり、桜井さんが「3年F組〜!」と叫んだら、客席が「金髪先生〜っ!」と呼び込むというネタを仕込む(笑)。1回ほど練習しまして、みんなで「3年F組〜、金髪先生〜〜〜っ!」と叫ぶと、ステージが一気に大きなロック音と派手な電飾に包まれ、も、もしかして〜…と思ったこのギターソロはレッド・ツェッペリンの『移民の歌』だ〜っ!「Ahaaaaa〜Ahっ!」という超音波と共に、ピンクのラメハゲタカ衣装に着替えた高見沢さん(インカム付き)がフライングしながら登場だ〜っ!客席は一気に大歓声よ。もう、フライングしながら『移民の歌』を歌う人、初めて見たよ。ジミー・ペイジだって、フライングしながらギターは弾かないだろう(笑)。もう高見沢さんは気持ち良さそうに飛びながら歌っていたし、ギターを掻き鳴らしていたわ…。メインボーカルがフライングしながらギター掻き鳴らしているし、バックコーラスは学生服だし、こんなツェッペリンのコピーバンドは居ないぞ、ホント。ツェッペリンがこれ見たら卒倒するだろうね(笑)。いや〜、笑わせてもらったわ〜っ!
 ビートルズ、S&G、レッド・ツェッペリンと、3人それぞれの音楽の原点を、こうも判りやすく披露してもらったのって初めてだし、こういうことをイブSPでやっちゃうだなんて凄いなっ!て思いました。

 そのままメンバー紹介になり、ステージに降りて来た高見沢さんが「キーボード!山石、敬之〜〜!」、「同じくキーボード!杉山、卓夫〜〜っ!」、「そして、ドラムス、長谷川浩二〜〜っ!」と紹介していきました。もう、長谷ぼんが全然見えない席だったから、長谷ぼんの紹介の時にスクリーンにやっと顔が映って感激したわ。でも、やっぱり、「ロック仮面たかみー」の3Dペーパーフィギアと2ショットになっていたけど(笑)。いつもはTシャツ姿だけど、今回はクリスマスイヴということもあってか、珍しく黒と白のチェック柄のシャツを着ていた長谷ぼんであった。

 そして、ここで「クリスマスイヴのコンサートに、お祝いに駆けつけて来てくれた人がいる!」ということで、高見沢さんの紹介で、オリコン社長がステージに登場。そういえば、2001年の「オリコン新記録樹立記念コンサート」でも、表彰しに来てくれたな〜。その時も出たエピソードだけど、「アルフィーが関口さんと北海道にスキーに行っていた時に呼び出しされて、オリコンなのにホリコンとアナウンスされていた。」と4人で笑い合っていました。で、何の表彰しに来たかというと、今年から「その年に頑張ったアーティストを表彰しよう」ということになり、3アーティストだから選ばれて、その一組にALFEEが決まったとのこと。表彰内容は、新曲『タンポポの詩』でシングルベスト10入り連続記録を更新したというものでした。社長が賞状を読み上げ(クリスタルの盾にちゃんと文字が刻まれているのだ!)、それをALFEEが受け取る時に、「じゃ、代表で桜井。」て言って桜井さんに受け取らせた高見沢さんのさり気ない仕草が好きだ〜っ。「これは僕達だけでは絶対に獲れない、みんなのお陰で獲れた賞です。どうもありがとう。」と、喜んでいた3人も良かったな。そういえば、この時点で幸ちゃんと桜井さんは学ランを脱いでいましたね、いつ脱いだんだろう?
 ちなみに、オリコン社長の方は、社長になる前は会長だったらしい。会長から社長になったという、珍しい経歴の持ち主だと高見沢さんが暴露していました。あと、昔の馴染みの仕事仲間が、こうして偉い役職に就いてくれると非常に僕らも働きやすい等という本音もボソッと言っていて笑えました。
 で、「僕達からもみんなへプレゼント。」と言って、パーカッションの横に置かれていた白い布袋を取り出す高見沢さん。しかし、口の部分が固く結ばれていたらしく、「こんなに固く結ぶなよ。俺にこんなことさせるなよ。」とブツブツ文句を言うが解けず、「桜井、見てないで手伝ってくれよ。」と訴えますが、桜井さんが手伝おうとしたところで何とか解けた高見沢さんであった。袋の中から出てきたのは、大きなビーチボールのようなカラーボールで、それぞれ3人のサインが入っているらさしい。前に出て、3人がそれぞれ客席に向って蹴り込んだけど、イマイチ飛んでなかったね…。桜井さんは、かなり考えながら蹴っていたみたいだけど…。夏イベで登場した、バスーカーのようなやつで飛ばせば良かったのに…て思ったけど、あれより遥かに大きいボールだったからムリか。自分の席まで届くわけないと明白だったので、思うように蹴れなくて四苦八苦している3人見ているのが面白かったわ。

 そして、3人が中央のマイクスタンドで『讃美歌539番』を歌うと、そのまま『Candle Light』に続き、間奏ではステージの上から雪が降る演出もあり、一気にロマンチックな雰囲気になりました。そういえば、この曲はNewアルバムに収録されていたわけだし、このヴァージョンでは初披露になったんですよね〜。そして、幸ちゃんのアコギのソロが鳴り響き、客席が一気に歓声を上げると『聖夜-二人だけの Cilent Night-』へ。スクリーンにポチ、タマ、シロヒコのアニメーションが登場したかと思うと、ステージ後方の上のスクリーン下からポチ、タマ、シロヒコの着ぐるみが登場っ!3匹ともノリノリでムチャクチャ可愛いのだっ♪何気に山石さんは3匹に負けじと派手なアクションしながら演奏していて、思いっきりミスタッチしていたのにはウケてしまった。もう、スクリーンのアニメーション見ればいいのか、キュートな3匹を見ればいいのか、ALFEEを見ればいいのか、ホントに見たい場所あり過ぎて大変。もう、この時は最高にハッピーで、両手を振りながら嬉しくて涙がポロポロ出てきてしまいました。こんな楽しい空間に自分も一緒に居られることが本当に嬉しくて、今でも思い出すだけでジーンとしてくる(ウーム、年とったもんだ…)。
 最後は高見沢さんが、「Merry Chirstmas !!」と言ってX'mas SP Liveは終了しました。3人も良かったけど、去り際まで客席に手を振ってくれたポチ、タマ、シロヒコも良かったわ〜っ。

 そして、ALFEEがステージを去っていくと、ジョン・レノンの『Happy Christmas』が会場内に流れて、「ああ、クリスマスなんだ〜」って気分を満喫しました。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんは真っ赤なスーツで登場。ちょっと形の変わったサングラスを掛けていたような気がする。あと記憶が曖昧なんだけど、ヴィックは被っていなかったと思う(前のアンコールの途中で取っていた気がするんだけどな…)。幸ちゃんは、なんとも形容しがたい柄シャツで登場、桜井さんも柄シャツだったんだけど、珍しくフリルが付いていたのが印象的でした。「えっ?それ、高見沢さんの衣装じゃないの?」と言うような感じだった。

熱いアンコールを最後までありがとう!2階席のみんな、1階席の後の方のみんなも、そしてアリーナのみんあも最後まで熱い盛り上がりをどうもありがとう。今年もクリスマスイヴの夜に、こうしてみんなと過ごせて本当に嬉しく思います。ビートルズからツェッペリンまでやってのけるのは、たぶんALFEEだけだと思います(笑)。今日で東京…東日本の公演は最後になるので、二人からも最後の挨拶をしてもらいましょう。まずは、坂崎!

2階席のみんな、1階席のみんな、アリーナのみんな、最後までどうもありがとうございました。今年は、年が明けてすぐに戦争が始まったり、今もまだ混沌した状態が続いていて、嫌な年になってしまいましたが、その中でビートルズのCDが発売されて、また世界的にブームになっているというのは嬉しく思っています。しかし、CDが発売されたと言っても昔の音源がCD化されただけで、嬉しさと共にビートルズは'70年代で終わってしまったんだという寂しさも感じています。でも、ALFEEはまだこうしてステージに立ち続けているし、新しいCDも出して行きます。…ベトナム戦争があった時、ジョン・レノンが『イマジン』など反戦ソングを歌っていたけど、今ジョンが生きていたなら、一体どんな歌を作っていただろうと思っていました。でも、今日の武道館を機にもうそんなことは思わないことにしたっ!もう、ジョンが生きていたら…なんて思わないっ!これからはALFEEが時代に合った歌を歌っていくと思いますので、来年もよろしくっ!では、桜井さんっ。

 …この幸ちゃんのMCは、24日の公演の中で一番印象に残ったMCでした。なんかいつもの幸ちゃんよりも、ちょっと強気な感じで、「もう思わないことにしたっ!」て言い方がすっごく良くて、妙に感動してしまいました。幸ちゃんの宣言ていうか、決意なんでしょうけど、あのMCで、「ALFEEも自分もまだまだ行くぜ!」て気持ちになった気がします。

今日は本当にどうもありがとうございました。この武道館公演も来年で60回を迎えるそうですが、まぁ来年も武道館公演があるか判りませんが、私はやる自信があります。来年も春TOUR、夏のイベントとやっていきますが、そんな2004年のALFEEをよろしくお願いします。

 …桜井さん、本当はもっと長く話してくれたし、かなりイイ事言って下さったんですが、幸ちゃんのMCが印象的だったので、かなり飛んじゃっています(ごめんんさい)。でもね、幸ちゃん同様に強気でしたよ。「私はやる自信があります。」って言い切った時の桜井さん、本当にカッコ良かったもん。あと、桜井さんの口から「夏のイベント」という言葉が出たのが意外でした。来年はデビュー30周年だし、ある程度夏イベ開催地の目星を付いているんだろうけど、この武道館の時点で「夏イベ」という言葉を出すなんて珍しいなって思いましたね。それだけ、「まだまだ走り続ける!」ということを、宣言したかったのかな…。

 で、次は高見沢さんの番だったんだけど、マイクに近付くなり、「俺のことも紹介してくれよ。」と、桜井さんに訴えるのであった(笑)。その高見沢さんの訴えに応えて(?)、桜井さんは「では、最後に我らがリーダー、高見沢俊彦っ!」と紹介。桜井さんの声に煽られた客席も大歓声で高見沢さんの挨拶を迎え、「滅多に紹介して貰えないから嬉しい。」とご満悦の高見沢さんであった。

 そして最後は高見沢さんが締めましたが、2人のMCも良かったし高見沢さんもかなり気持ちが高揚しているのが伝わってきたので、客席もかなり拍手喝采状態になって、「なんか、その拍手にちょっと…きちゃったな。」と高見沢さんが感激する場面もありました。

本当にこうしてクリスマスイヴの夜を、みんなとこの武道館で過ごせて嬉しいです。来年でデビュー30周年を迎えるけど、それまでに色んな人達が来てくれました。オリンピックに出た人もいました!新幹線から写メールを貰った人もいました!こんな観客がいるのは30年続けたALFEEだらこそ。パッと出の新人のコンサートに、そんな観客はいません(笑)。坂崎もさっき言っていたけど、'70年代でビートルズも終わり、ツェッペリンも終わりました。でも、ALFEEはまだまだ続いています。もちろん、世界的なセールスや知名度では全然叶わないけど、まだまだ現役です!残す敵は、ローリング・ストーンズか?…あそこは難しいな(笑)。とにかく、ALFEEは21世紀にブレイクを目指して走り続けています。来年でデビュー30周年を迎えるけど、特別なことはやりません。30年経っても普通にTOURをやる、普通のことを続けて行きます。そうやって走り続けられるのも、みんなの熱い情熱があるからこそっ。みんなが居なければ僕達はステージで歌っている意味がないし、走り続けられなかった。本当に感謝しています。なんか、こういう気持ちを言葉で表そうとすると、非常に簡単に聞こえてしまうというか、上手く気持ちを伝えられないんですが…今日も言うぞ!みんなも耳にタコが出来ていると思うが言わせてもらうっ!僕達の歌を見つけてくれてありがとう。そして、僕達のステージを見つけて、足を運んで来てくれてありがとう。本当に感謝していますっ!どうもありがとうっ!

 そう高見沢さんが叫んで3人に同時おお辞儀をした瞬間、もうこっちも嬉しくて嬉しくて。両手をバシバシ叩いてしまった。高見沢さんじゃないけど、自分が本当に伝えたい気持ちを言葉や文字にすると、なんか簡単に聞こえるようで歯痒さを感じるけど、本当にね、「最高っ!」でしたよ。特に、高見沢さんが「みんなも耳にタコができていると思うが言わせてもらうっ!」と威張るように叫んだのが妙に嬉しくて、こんなことを言ってもらえるアーティストを好きになった自分を褒めてあげたいっ。あと、30年経っても「普通にTOURをやり続ける。普通を続ける。」て一番難しいことなのに、それをやってのけると宣言したALFEEの頼もしさに嬉しくなっちゃいましたね。

 そして、来年は2月にデビュー30周年第一弾になると思うシングルを出すとか言って、「思う…って、もう決まりだよね?」と客席が微妙にざわめいて可笑しかった。新曲『希望の橋』は、高見沢さん曰く、「希望シリーズ」らしいです。あと、去年のクリスマスコンサートでは、ジョン・レノンの詩を読み上げたという話もしていたな。

アルフィーの歌は心の壊れた人に響くとある人に言われたことがありますが、僕達が歌うことで世界が変わるわけじゃないけれど、僕らが歌うことでみんなの気持ちを変えられる、後押しできるキッカケになればと思っています。

 という高見沢さんのMCの後に歌われたのは、『Mucisian』でした。この曲に入る前に、高見沢さんはもっと真面目なことを話してくれたというか、もっとグッくるようなこと言ってくれたんですよね。なんか断片的にしか覚えていない自分が腹立たしいんだけど、「ずーっとミュージシャンとしてステージで歌い続ける」と宣言してくれたのは確かです。だから、『Musician』の間奏で、ドラムが加わりバンド演奏になっていく所はジーンとしてしまいました。続いて歌われたのが、『至上の愛』。ラストの山石さんのキーボードソロがすごく良くて、それにドラムとエレキギターが加わった後半の演奏は圧倒されました。いつも高見沢さんは雄叫びを上げるけど、今回は叫ばないで、その分ギターソロに気持ちを込めたというか、あの音の迫力は凄かった〜。ここ数年の中では、まさにベスト1と言っての過言じゃないくらい良かった!
 演奏終了と同時に、『Going My Way』のSEが流れ、3人がそれぞれ客席に向って礼をして手を振りながらシテ-ジを下がって行きました。

 この時点で、時間は21時半を過ぎていたんですが、客席だってまだまだ終わる気分じゃない。アンコールは鳴り止まなかったし、会場だった明るくならなかった。


 アンコールが鳴り響いて少しすると、先ほどと同じ衣装で3人がステージに再び登場。幸ちゃんがギターで音を取ると、そのまま『OVER DRIVE』が歌われ、続けて『夢よ急げ』になり、ステージ中央にマイクスタンドが置かれて、桜井さんはそこで熱唱!幸ちゃんと高見沢さんは左右の櫓に登って歌い、まさに武道館スタイルの歌い方だ〜っ!と感激。あと、これはもちろんコンサート後のことなんだけど、年明け早々のNHK-FMの放送でALFEEの特番があったけど、そこで『夢の急げ』のエピソードが話されたんだよね。初めての野外コンサートだった、埼玉の航空記念公園でのコンサート当日に高見沢さんが作って来た曲だったと、ラジオで言っていたんだけど、その話を聞いている時に、この24日での『夢よ急げ』のシーンを思い出して、妙にジーンときてしまいました。20年以上前から、ALFEEの情熱って変わってないんだな〜って。
 そして、高見沢さんが「武道館〜〜!まだまだ行くぞ〜〜〜っ!」と叫んで、待ってましたの『SWEAT&TEARS』へ。客席も明るくなり、前奏と同時に客席に向ってクリスマスカラーの銀テープ(銀・赤・緑)が飛び出して綺麗だった〜っ。桜井さんも頑張って櫓に登って、わざと落ちそうなジェスチャーしたり楽しかったわ〜っ。もう、客席もALFEEも怒涛の盛り上がりでしたね。ハッキリ言って、後奏だけでも5分以上演奏していたんじゃないかな(笑)。後半は上手の櫓で幸ちゃんと高見沢さんが演奏していたんだけど、下手の櫓に桜井さんがいるからと2人もそっちへ行き、高見沢さんはそこで桜井さんを突き落とそうするような素振りを見せたかと思えば、今度は3人揃って上手の櫓に走り、桜井さんに「早く行け!」とギターで威嚇する高見沢さんが可笑しかった。そして、最後は3人ステージ中央に出てきてヘッドシェイキング!桜井さんのみ横振りでしたが(笑)、高見沢さんに至っては一足早く獅子舞を見られた感じだったわ。もう、こんなに拳を振り続けたことってなかったかも…。客席もALFEEも凄かったわ。

 高見沢さんが、「Thank you BUDOKAN !! どうもありがとうーーっ!」と叫んで、約4時間にも及ぶX'mas eveの武道館コンサートが終わってしまったけど、最後の3人のやり遂げたような笑顔が最高でね。もう、あれ見られただけでも最高でした。もうその言葉しかないね。


 この日が私にとって2004年ラストのコンサートになったけど、本当にラストに相応しいコンサートでした。世界情勢は重々しい雰囲気だけど、そういう雰囲気に自分まで重い気持ちになっちゃいけない、そういう時代だからこそ自分の未来を前向きにしていかなくちゃいけないっ!て気持ちにさせてくれたコンサートでした。2004年はいいことどころか、個人的に悪い事の連続で「大凶殺」と呼んでいる年になっちゃったけど、最後の最後で未来に希望が持てる終わり方ができたと思います。
 どこでのシーンだったか曖昧だったから、上のところではあえて書かなかったんだけど、2度目のアンコールでのMCだったかな。3人が同時に嬉しそうに客席を見渡したシーンがあったんだよね。なんか、その3人の仕草に妙に感動しちゃって、あのシーンを見た時に、「アルフィーのファンになって良かったな〜。」て、しみじみ感じていました。

 来年は自分にとってイイ年に出来そうな気がする…そういうコンサートでしたね。もう、ここだけでも何度書いているか判らないけど、やっぱ書いちゃえ!THE ALFEE最高〜〜〜〜っ!!!!!!


■演奏曲目■

Opening 18:00過ぎ

1.戦場のギタリスト
2.Bad Girl
3.星空のディスタンス
 MC 坂崎
4.TRY
5.JOURNEY
6.Stand up,Baby-愛こそすべて-
 MC 坂崎&桜井
7.タンポポの詩
8.哀愁は黄昏の果てに
9.Going My Way
MC 高見沢
10.祈り
11.Another Way
12.希望の詩
13.平和について
14.On The Border
15.I Love You

アンコール1 X'mas SP LIVE
*ビートルズ
16.HELP
17.No Where Man
18.DIZZY MISS LIZZY
*3年F組金髪先生(寸劇)
*S&G
19.早く家に帰りたい
20.Msr.Robinson
*レッド・ツェッペリン
21.移民の歌
 〜メンバー紹介
 MC THE ALFEE
*オリコン社長より表彰式
*讃美歌:539番
22.Candle Light
23.聖夜-二人だけの Cilent Night-

アンコール2
 MC THE ALFEE
24.Musician
25.至上の愛

アンコール3
26.OVER DRIVE〜夢よ急げ
27.SWEAT&TEARS

Ending 21:57くらい

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;