2002年6月12日(水)神奈川県民ホール



 ななんぼにとってMyファイナルとなった神奈県ですが、さすがW杯サッカー開催中心地の横浜だけあって、大通りのあちこちにパトカーやら警察の姿がありましたね。お茶しに入ったホテルの中は、外国人サポータだか選手だがの人数の方が多くて異国のような雰囲気になっていました。なんか、いつもの横浜と違って「お祭気分!」と言うよりも、何かピリピリとした緊張感に包まれていた…という印象を受けました。なんかそういう空気に包まれた横浜に来て、「ああ、やっぱW杯て日本でやっているんだ〜!」て実感したかも。<遅過ぎ!


 神奈県に着いたのは開場時間を過ぎていたので定刻に開場されていたのかどうだかは謎でしたけど、平日だというのにもう大半の人達が会場に入っていました。しかし、神奈県て6月に来ることが多いせいか、梅雨の前後でいつも雨降りという印象がある。本日も長い傘を持参したもんなぁ。まぁ、思っていたよりもザンザン降りにならなくて良かったけどね。帰りにはほぼ止んでいた感じだったし…。

 ステージセットはNHKホール初日のレポを参考にして下さい。(…最後まで通した、この手抜きパターン)。そして、ほぼ開演時間通りに本編スタート。暗転したステージが色とりどりのライトで照らされると、フェンダーギターを持った高見沢さんが登場。ギターソロを始めると、続いて幸ちゃんや桜井さんもステージに登場。長谷ぼんのドラムソロと高見沢さんのギターソロの掛け合いが少し続いて、そのまま『Beat Pop Generation』へ。高見沢さんは福岡初日の時に着ていた全身ミラーボール衣装。シルバーラメのシャツの中央にピンクか紫ラメでバタフライの絵が象られていて、ピンクのファア付き白のマントを羽織り、シルバーラメパンツにシルバーのチェーンベルトもジャンジャラでとにかく光っていました。それに、右手の甲には薔薇のタトゥをていました。珍しくサングラスをしていなかったですね。ただ、髪型がオスカルのような立てロールに見えた…。もう「巻いてま〜す!おっ立ててま〜すっ!」て感じ(笑)。幸ちゃんの衣装は黒系のスーツにオレンジ色っぽいシャツ姿。桜井さんは真っ白なスーツに青色のシャツを合わせて、蛍光オレンジのベースを持っていました。2曲目は『Hysteric Psychedelic∞』、前奏に合わせて3人の後の所から花火から下から吹き上がる特効は健在。今回は後奏での、高見沢さんのエレキギターのソロと幸ちゃんのアコギのソロの掛け合いがいつも以上にカッコ良かった!なんかね、幸ちゃんもエレキを掻き鳴らしている感じで、競い合っている感じで迫力あったなぁ。続いて、幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて『Funky Dog!』。ステージの前に出てきて、左右あっちこっちに歩きまわりまくっていました。続いて『Crimsom Kiss』でインカム付けた高見沢さんがステージの前へ出てきて、「Let's Danceっ!」シャウトすると同時にステージ頭上で花火がバーンッ!という特効もあり、高見沢さんはノリノリでステージを駆け回っていました。そして『It's For You』から『鋼鉄の巨人』に続きまして、客席もブチ切れ状態で拳振り上げの嵐でした。しかも、そのノリのまま『Count Down 1999』へと続き、拳上げ捲くりで汗だく状態。もう、エアコンもっと効かしてちょーだいっ!全然効いてないぞーっ!て言いたいぐらい、会場内の「熱気」が凄かったです。


 そして幸ちゃんのMCになりまして…「やっと来ました横浜!お待たせしました。」みたいなこを言っていたのかな?既に記憶が曖昧なんですが(苦笑)、「日頃の鬱憤やストレスを全部ここで発散して、明日のことは考えず、今夜盛り上げていきましょう!」と煽ったと思う。

「3階席ーーっ!…元気ですね〜、1階席の1.5倍の声援で掛かってきなさい!
  2階席ーーっ!…2階席もいいなぁ。1階席の2.5倍の声援でっ!
  そして、1階席後方ーーっ!…1階席と同じパワーで(笑)。」

…と、言ったのはよく覚えているんだけど。それから、今日はあいにくの雨模様だったでので天気の話題になり、

「もう、こっちは梅雨入りしたのかな?…まだ?
  じめじめしてきて非常に過ごし易い気候になってきましたが、
  喉の調子が良いんですよ。
  …このTOURでは、『このTOUR初』と歌っている曲もあるんですが、
  この神奈県でもあります。次の曲は久しぶりですね。
  もう梅雨入りするのを待ってました!やっと歌える曲です。
  1982年の曲で、これで『夜のヒットスタジオ』に初登場した記念すべき
  曲でもあります。では、いきましょう!

 というMCの後に歌われたのは、本当に久しぶりだっ!の『別れの律動』。高見沢さんは白イルカのベルーガギターを持って来まして、ネックの先に今回のGOODSとして販売されているベルーガギターキーホルダーも付けていたんですが、何を思ったのか、それを歌っている最中にブンブン振り始めたのであった。最初は「キーホルダー付けているんだよ〜」て感じに振っていたんだけど、急にキーホルダーを振り回すことに生き甲斐を感じたようで(笑)、自分のリードヴォーカル曲だっていうのに歌いながらブンブン回す回す…。客席からも、「ど、どうしたんだ?高見沢さん…」て感じで笑いも起きはじめてしまうほど。久しぶりの『別れの律動』だったんだけど、その歌云々よりネック(キーホルダー)振り回す高見沢さんの姿しか記憶に残っていないのは何故…?歌い終わってステージが暗転した時なんて、客席から「今のは一体…」て感じにどよめきが残っていたもんなぁ。
 そして、幸ちゃんのギターソロからアカペラに入る『希望の鐘が鳴る朝に』歌われた次は、これまた超久しぶりの『SLOW DANCE』が歌われてまして、久しく歌われいなかったので客席も大歓声でした。前は、前奏に合わせて長谷ぼんがスティック片手回しをしていたんだけど、今回はドラムの所に照明当っていなかったからやっていなかったのかな?残念なり…。


 2度目の幸ちゃんのMCになり、恒例の「既にこのTOURに参加した人?」、「今日が初めての人?」、「生まれて初めての人?」などの出欠取りがありました。そして、先ほど歌った『SLOW DANCER』のことに触れ、「このTOURで演奏するのはもちろん、ここ数年歌ってなくて本当にスペシャルって感じだったんだけど、今日が初めての人には、その有りがたみが判らないかも…」なんて言っていたかな。あと、なんの話題からか「映画『E.T.』の犯人はおばあさんだ」と棚瀬さんに教え、棚瀬さんは「おばあさんはいつ出てくるんだ?」て気持ちで見ていたから、当時映画館で観たとき全然話を追えなくて、「そういうオチを言っちゃダメですよ〜」みたいなことも言っていた。それから、会場が横浜だけあって中華街(豚まんは美味い!という話)やW杯の話題に触れ、「アルフィーのTOURもW杯と共に30日、名古屋でファイナルを迎えます。」と言っていました。

「ALFEEは入口が広いです。コンビニみたいですからね。
  もう、桜井太傳治商店みたい。薬からプロパンガスまであります。
  もう、酒屋かと思って入ったらALFEEだった…みたいな(笑)。
  …では、ここで向かって左側の人を紹介したいと思います。
  この人の小ネタはボディブローに効きますからね。
  今日じゃなくて、翌日の朝とか、翌々日の朝とかに急に効きます。
  あと、あの腰の動き!18歳未満お断りの動きですからね。
  テレビでは見られません…(18歳未満の人から声が上がり)
  エッ?18歳未満の方?これは失礼しました(お辞儀して謝る)。
  今日はステージですから大丈夫ですよっ。
  もう小ネタを一瞬たりともお見逃しのないようにっ!
  では、盛大な拍手でお迎え下さいっ!桜井賢ですっ!」

 …と、幸ちゃんに紹介されて盛大な拍手の中、桜井さんがステージに再登場。姿勢よくツカツカと歩いてのご登場でした。

「(魅力的なバリトンヴォイスで)本日はお足元の悪い中お運び頂き、
  まことにありがとうございます。スタッフを代表しまして、厚く御礼
  申し上げます。どうか、最後まで楽しんでいって下さい。」

 …と、なんか結婚式のスピーチなようなMCでして、最前列の方のファン(男性)が「フフフッ」て低い声でウケてしまい。「フフフ…て低い声、いいですね〜。」と、桜井さんからツッコミ入れられていましたが、文字にするとフツーなんだけど、言葉と言葉の間に妙な間があって可笑しくて「クククッ」て笑いたくなる空気でした。

「もう梅雨に入ったんでしょうか?(「まだー!」という声が上がり)
  どうして知っているんですか?<いや、テレビとか見ていれば…(^_^;;
  九州地方とかは入ったみたいですが、いずれこっちにも入ります。」

「W杯サッカーが連日開催されていますが、あちこち凄いですね。
  ここの横浜も国際球技場で試合が行われていますが、
  あちこちフーリガンが出没しているみたいなんで気を付けて下さい。
  皆さんは中華街には行かれました?(かなりの人数が手を挙げる)
  …皆さん、貢献してますね〜。あっちの方も気を付けて下さいね。
  フーリガンに絡まれないようにね。中華街で肉まんを咥えた奴が
  居たら、そいつがフーリガンです。」

 …そ、そんなフーリガン居ないんじゃ?と客席がどよめいていると、まだまだとりとめのない話を始め、
「最近、私のコーナーが長いと文句を言われています。
  だから、これで終わりたいと思います。
  では、さようなら。」

 …と言って一礼すると、真後ろを向きスタスタとキーボードに向かって歩き、直角に曲がって下手へ腕をキビキビと振りながら去って行った桜井さんであった。残された幸ちゃんは、「肉まん咥えた奴がフーリガン」という言葉がツボに入ったらしく、一人で笑いまくっていました。

「肉まん咥えたフーリガンて…肉まん食っているぐらいなら暴れないだろ。
  ホント、桜井さんは面白いですね〜。もう高校の時と全く変わりませんよ。
  あれから30年近く経っていますけど進歩ナシですね。
  ある意味、この人(高見沢)も進歩ナシですね
  (上手の方を伺い)御召替えも済んだようです。
  あのミラーボールから今度は何になったのか?
  お呼びしましょう。高見沢です〜!」

 幸ちゃんに紹介されて、衣装を着替えてきた高見沢さんが登場。胸元の開いた白フリルシャツ&白の光沢地パンタロンスーツの上に、去年の夏イベ2日目に着ていた白地にブルーの薔薇が付いたマントのようなロングコートを羽織って登場。この衣装、すっごく好きだからまた見られて感激よ〜♪大きな歓声を更に煽るように前に出てきて一回りして、そのロングコートを靡かせるタカミー…王子入っています。でも、ホント、夏イベで着た衣装てホール規模の会場で見ると圧倒されぐらいの迫力あります。

「なんか変なバンドですよね。
  お笑い芸人(桜井)と王子(高見沢)が居るバンドなんて。
  でも、これでもマシになった方ですよ。
  昔は角刈りベーシストでしたから(笑)
  角刈りベーシストに立てロールのアコギの人…。
  しかも、真ん中は頭クルクルでしたからね〜…。
  これでも落ち着いた方です。」

「ここではバラード曲を幾つか歌っているんですが、
  今回は1985年の曲からいきたいと思います。
  『あなたの歌が聞こえる』」

 という幸ちゃんの紹介で歌われた『あなたの歌がきこえる』でしたが、サビでのハモーニーがすっごく良かった。続いて、『風よ教えて』が歌われましたが、NHK、福岡と今回で聴くのが3回目だったんですが、この日が一番グッとくるものがありました。間奏のギターソロは鳥肌モンでしたね。


 続いて高見沢さんのMCになったんですが、ステージが暗転してから高見沢さんがマイクスタンドに立つまでが随分と間がありまして、客席も高見沢さんがマイクスタンドに近づくまで声を掛けなかったので、微妙に沈黙した間が少しありましたね。あと、マントのようなロングコートなので、ギターチェンジにも二人掛かりって感じだったので、その手間もあったのかもしれない…。そう考えると、大掛かりな衣装だ。<今頃気付くか、ななんぼ…

「はい。どうも。……ちょっと待って。」

 …と、一旦マイクスタンドのところに立つものの、替えたギターが気に入らないらしく、MCを中断してギターチェンジをしに後を向いてしまう高見沢さん…。スタッフも慌てて、次のギターを持って来るって感じになっていました。ちゃんとマントの裾の部分をストラップに引っ掛からないように通したり…と、ギターチェンジの姿を観察しているとスタッフも大変です。
 でもって、ここでの高見沢さんのMC…ななんぼは見事に忘れているんですね〜。自分でも珍しいと思うんですが(苦笑)、本当に何を喋っていたのかスッカリ記憶から消えちゃっています。そんなに長いMCではなかったと思うんですが、肝心の内容を思い出そうと脳内リピートを敢行すると、どうしてもベルーガキーホルダーをブンブン振り回していた高見沢さんを思い出してしまって、「これはベルーガキーホルダーの呪いだ」と勝手に一人で納得しているんですが(笑)。確か、「このTOURは『自由ということについて』語っていますが…」という話で、W杯のことにも触れていたと思います。

「今、日本でもW杯が開催されていて、連日色んな国同士の
  対戦が見られますが、こうスポーツで国同士が戦うというは
  僕は良いと思っています。まぁ、そこから本当の戦争にまで
  発展してしまうというのは問題だと思いますが…。
  自由だから何をしてもいいんじゃなくて、決められたルールの中で
  自由に行動すること…そういう自分に責任を持ってこそ初めて
  自由にできるんじゃないかと思います。
  そういった意味では、ALFEEがこうしてステージに立ち続けられる
  ということは、ALFEEの中の自由の象徴じゃないかなと思います。」

「21世紀になっても世界中が平和になるどころか、ますます
  自由から遠のいている気がします。僕らも、去年のロンドン公演で
  そういうことを痛感させられましたが、こういう時代だからこそ
  歌えるメッセージソングがあると思います。
  まずは、この曲から…『Caoseの世界』」


 『Caoseの世界』の前奏が始まると同時に客席もスタンディング。ステージ後方の5本の細い塔のようなものに炎が灯され、一気に重々しい雰囲気に変わりました。続いて『Dark Side Meditation』が歌われ、その次に歌われたのが『Wings Of Freedom』!まさか、ここで歌われるとは思わなくて、客席は慌ててフラッグを出すという感じになりました。でも、客席の半数ぐらいだったかな?思っていたよりもフラッグ所持数は少なかったかも…。でも、ここで歌われるからこそ、こう込み上げてくるもんがありましたね。続いて『LIBERTY BELL』ではヴィーナス・エンジェルギターが登場だっ!先程のベルーガ-ギターのようにヴィーナス・エンジェルギターを振り回すことはなかったけど、今度は高々と掲げるようにして弾いたりしてカッコ良かった。あの曲の人と同じ人には見えない(笑)。そして、高見沢さんのギターソロから『Haert of Justice』へ。サビの「Justice in my haert〜!!」を高見沢さんが叫ぶと同時に銀テープが客席にバーンっ!と飛び出して綺麗でしたね。高見沢さんはギターを掻き鳴らしまくりで、最後は高見沢さんの「Justice〜〜〜〜〜〜っ!!」という超音波で本編が終了しました。



 アンコールは、幸ちゃんの演奏からビートルズの『ツイスト&シャウト』でスタート。高見沢さんは黒地に髑髏のイラスト・ラメ入りのTシャツに黒のレザーパンツに、シルバーのテンガロン・ハットに黒のサングラス姿でインカム付けて登場。幸ちゃんはベージュのレザーぽいベストで、フロントが紐で留める感じになっていてセクシー系♪ラメ入りのジーンズ生地ぽいパンツにゴールドぽいシューズの靴紐を足首まで巻きつけている姿。桜井さんはエンジ系の玉虫色ぽいシャツに同系色ストライプ柄のパンツ姿。
 しかし、『ツイスト&シャウト』を歌い出して早々に高見沢さんのギターの弦が切れてしまうというハプニングが…!なんか一番太い弦ぽかったし、切れたというより外れたのかもしれません。なんせ出て来てすぐのハプニングだったので、高見沢さんが合図しているのにスタッフがすぐ気付かず、『ツイスト&シャウト』を歌い終わってもギターチェンジができない状態だった為、長谷ぼんがドラムソロを入れて繋いで上手い具合に間をとったので、『Juliet』がすんなりと続けて演奏されました。この時、「ああ、ドラムセットが高見沢さんの後で良かった!」と思ってしまいましたね。去年の夏までの配置(桜井さんの後にドラムセット)だったら、長谷ぼんが高見沢さんのハプニングに気付かないですぐ『Juliet』の前奏に入るカウント入れていたかもしれないし。でも、長谷ぼんは意外に(?)前3人を見ているから大丈夫か。去年の武道館3daysで高見沢さんがヴィックを着けていたのを、最終日のアンコールの時に地毛で出て来るまで気付かなかったという天然ボケぶりも入っている長谷ぼんだけど(笑)。
 今回の『Juliet』は桜井さんよりも、山石さんのヘッドシェイキングやスキップしながら演奏という弾けっぷりの方が目立っていました。本当に、よく暴れるキーボードだ(感動)。続いて、『ロックンロール・ファイティングマン』へ。この曲も久しぶりで、客席はおおはしゃぎさぁ♪高見沢さんもノリノリでギターを掻き鳴らしていた。もう、腕ブンブンのオーバーアクションでした。その勢いのまま幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて、メンバー紹介(山石さんと長谷ぼんの紹介)をしまして、長谷ぼんは横浜市出身だった為、「地元っ!長谷川〜っ、こぉ〜〜じっ!」と紹介されていました。そして幸ちゃんの「1.2…1.2.3.4っ!」の掛け声で、『ロックンロール・ナイトショー』へ。幸ちゃんも高見沢さんもステージ前に出て来て、左右の花道を交互に行ったり来たりして客席を煽りまくりっ。幸ちゃんなんて、いきなり客席に向かって投げキッスまでしちゃうしっ!わおっ♪


 そのまま、「マックシェイク♪マックシェイク♪」というハモりになり、幸ちゃんがハンドマイク持って桜井さんと2人でステージの中央前へ出てきて、高見沢さんが奥からマックシェイクと白いボードと、スーパーのカゴみたいなのを持って前に出て来ました。どうやら今回も食材が入っているらしく、しかもこぼれやすいものらしくて、慎重にカゴを持ってくる高見沢さんであった。幸ちゃんからも「匂いが凄い…」とか言われていたし。何でもやっちゃうアルフィーなのね〜。

「マックシェイクもバニラ味ばっか飽きるよなぁ。」
 …と文句を言いつつも飲んでいる高見沢さんは、幸ちゃんにはちゃんとあげます。そして、今回は珍しく高見沢さんから桜井さんへシェイクを差し出しますが、桜井さんがストローを口に咥えた途端にカップを下に引っ張って、ストローしか咥えていないという情けない状態になってしまった桜井さん…。どんどん高見沢さんのイタズラが高度(?)なものなってきていると思うのは私だけだろうか?しかも、ストローの端にはシェイクが少し残っていた為、それがステージの床に落ちてしまって汚してしまうことに…。桜井さん、ストローの端を舐めちゃっているし…。しかし、ここはさすがミュージシャン、汚れてしまったステージはちゃんとタオル(?)で拭いて責任持ってキレイにお掃除します。この時点で、実は桜井さんは自分のシャツにシェイクを付けてしまっていたんですが気付かずにいて、後々になってスタッフから渡されたタオルで一生懸命拭いていました。
「さすが桜井さん!几帳面なA型っ!」
 …と言われましたが、もう一人A型が居るんだけどね〜。几帳面という言葉から程遠い人が…(苦笑)。

 でもって、今回のハモリのお題は「横浜の味」。いきなり登場したのは「さんまーめん」というラーメンのような麺類。ちゃんとドンブリに入っています。高見沢さん、慎重に出します…。なんか、野菜ラーメンみたいなもんらしいです。幸ちゃんは、桜井さんから「『ラーメン大好き、小池さん』みたいっ!」と言われる程、美味しそうに食べておりました。本当に美味しいらしいです。桜井さんも、結構バクバクいってましたね…。続いて、お菓子みたいなのが出たんだけど、名前が美味く聞き取れなかった。その次に出て来たのが、「汽車場アイス」ってやつだったかな?名前は自信ありませんが、横浜の観光地名に合わせて作られたアイスクリームです。幸ちゃんと桜井さんは、一口ずつちょびっと食べましたが、アイスクリーム好きの高見沢さんはスプーンえ掬えるだけ掬ってしまいます。しかも、インカムが口の前にあるのを忘れてアイスを食べようとしてまう天然さ。インカムを食べようとしてどうする…(汗)。笑いながらインカムを退かして、美味しそうにアイスクリームをパクッ!と食べたタカミーであった。

 その次は「横浜と言えば中華街」ってことで、「シューマイ」が登場。しかし、この時にステージ前に堂々とスタッフが一人出て来まして、どうやら桜井さんにタオルを渡しに来たらしんですが、丁度3人でシューマイ談義をしたので桜井さんに渡すに渡せない状態で、あのスタッフのタイミングはいかがなものか…と思ってしまった。だって高見沢さんと話しているのに、強引に桜井さんに声掛けてタオル渡そうとしているんだもん、ちょっと「声掛けるタイミング間違ってないか?」と思ってしまった。たぶん、スタッフはとっとと渡して自分はステージを早く去りたかったんだろうけど、ホラ、私語が大好きなグループだから(笑)。しかも、桜井さんがようやくスタッフの呼び掛けに反応して後振り向いてタオルを受け取った瞬間、「桜井っ」て高見沢さんが呼んで、「何?」て感じでまた正面向き直ったところに、持っていたシューマイを桜井さんの口の中に入れてしまう高見沢さん…。思わず桜井さんも一気食いしてしまう。…いや、あれは逃げられないって。
「(モゴモゴしながら)ウワッ、今の…逃げられなかった!
  判っていたけど避けきれなかったよ〜…」
 …と訴えたあと、下に放置されていたマックシェイクを飲みまくっていました。

 続いて、「横浜で開催した夏イベ」というお題になりまして。
 1984年 横浜スタジアム♪
 1985年 横浜スタジアム3Days♪
 1988年 ALL OVER JAPAN 4 ACCESS AREA 本牧埠頭シンボルタワー♪
 1990年 BRIDGE ACROSS THE FUTUER みなとみらい21

 1991年 10回目の夏 COSMO OIL YOKOHAMA BAY
 1994年 Kings Night Dream ALFEE LAND 横浜MM21臨港パーク♪
 1996年 RED BRICKS 赤れんがパーク 2days♪
 1999年 Millennium Carnival ニューポートピア新港地区♪


 …たぶん言い方が違うかもしれないけど、ダーッと過去20回の夏イベの中で横浜で開催された夏イベを順番にハモッていきました。「20回中、8回も横浜でやっているっ!」と本人達もビックリしていました。そして、その流れで「2002年はなんと言ってもWorld Cup♪」となり、横浜国際球技場で開催される試合をハモり、「Word Cupといえば三大テノール♪パパロッティ♪」というやや強引な流れで、パパロッディ賢さまがタカミーから白いハンカチーフを渡され『オーソレ・ミーオ』を披露。歌う前に、「まだ歯にシューマイが挟まっているっ」とボヤいていましたが、水を飲みに行ってテンション整えて、見事に美声を披露してくれちゃいました。いや〜、「横浜の夏イベ」をハモッている時もモゴモゴ気味で辛そうだったのに、さすがプロですな…。

 …そして、そのまま強引に「横浜ーーーーーっ!」と3人が叫んだ勢いのまま、『Victory』が演奏されました。まさか『Victory』までも歌われるとは思わなくて、本当に横浜SPだなって嬉しくなりましたね。しかも周囲を良く見ると、先程の『Wings Of Freedom』では横浜FCのフラッグを、『Victory』では横浜フリューゲルスorVictroyフラッグと使い分けているマメなアル中さんも結構いっらっしゃいました。しかし、1番だったかな、珍しく桜井さんが歌詞を忘れてしまって、幸ちゃんも「おや〜?」て感じで笑っていましたね。後奏では桜井さんもベースのネックを振ったりして、横浜ならではの光景を見る事ができました。続いて長谷ぼんのドラムソロが入り、高見沢さんがテンガロハットを取ってステージ前に出て来て『閃光』へ。なんか妙にテンポが速いっていうか、飛ばしてまーすっ!て感じで、高見沢さんはもちろん客席も弾けまくってしまいました。最後は高見沢さんが「どうもありがとーーーーっ!」と叫んで、アンコールが終わりました。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんはシルバーのスーツの下に網々のシャツを着た姿で、幸ちゃんは白の透かし模様入りのシースルーシャツにベージュぽいパンツ姿。桜井さんはブルーのシャツとパンツ姿で登場。高見沢さんは1回目のアンコール以外はサングラスなしという、ちょっと最近では珍しいパターンだったかも…。

「さすが横浜っ!熱い声援をどうもありがとうっ!
  やっぱ神奈県は一日じゃ足りないなぁ!」

 …という高見沢さんの第一声は嬉しかったね〜。ホント、神奈県は横浜独特の盛り上がりがあるっていうか、この熱気は言葉では伝えられないもんがある。ブレイク前から神奈県でコンサートをしていたし、夏イベ開催最多地区っていうのもあるのか、なんかノリが凄いのだよ…(ムチャクチャな日本語だな/汗)。

「今年は8/24,25に埼玉の所沢、西武ドームで夏イベをやります!
  ドームと言う割には中途半端に隙間が空いていて、
  野外と呼ぶには中途半端に屋根があって…、
  この中途半端なところが実にALFEEらしい!(笑)
  横浜のみんなもね、是非この西武ドームに参加するようにっ。
  …ま、その前にシングルが発売します。
  7月から始まるドラマ『ショムニ』の主題歌になっていて、
  8/14に発売が決まりましたっ!
  みんな判っているな!ALFEEの曲はレンタル禁止ですから!
  友達にも買わせるように…って、マズイか。薦めて下さい。」

 …それから、「ある評論家にALFEEは室内音楽ですからね〜。て言われてカチンときて、まぁ、目は…怒っていましたけど(笑)」という流れから夏イベの話になり、「横浜で夏イベをやることも多い」と話していたら、客席から「また横浜でやってーっ!」という声が上がり。
当ったり前だろ〜っ!俺に任せておけよっ!
 …と言ってくれた高見沢さんに感動してしまった。本当に実現するかは二の次として(笑)…本人も「あまり考えないで言ってますが(苦笑)」なんて言っていたけど、「また横浜で夏イベをやって欲しい!」という言葉に、ああいうふうに即答してくれたっていう気持ちが嬉しかったですね。あの男らしい言い方にはシビレたわっ♪<表現が古いって…

「(唐突に)1988年の夏イベに参加した人?(半分ぐらいが反応)
  じゃ、1985年の横浜スタジアムに参加した人?(半分以上が反応)
  …おい、なんか増えているぞ?
  じゃ、1984年の横浜スタジアム!(7割以上が反応)
  過去にいくにしたがって増えている…不思議な現象だ。
  この横浜スタジアムというと、やはりあの雨と雷は忘れられない。
  今思えば3人共何て格好をしていたんだと思いますが(苦笑)、
  あの雨が汗も涙も嫌なことも全部流してくれた…そんな気がします。
  いまでも、この曲を歌うとあの時の光景を思い出します。
  その思い出の曲を、今夜、横浜のみんなに送りたいと思います。
  『ラジカル・ティーンエンジャー』っ!」

 という高見沢さんのMCの後に歌われた『ラジカル・ティーンエンジャー』。私は1984年の横浜スタジアムには参加したことなかったけど、やっぱビデオで見た映像が蘇りましたね。あと、個人的には『ラジカル・ティーンエンジャー』というと、1991年の『10回目の夏』の時の集中豪雨の中で歌った時の思い出があります。これも横浜だったな。あと、長谷ぼんが「結婚しました!」て報告があったのも、1991年の秋TOURの神奈県だったな。「長谷川は幾つになっても『ラジカル・ティーンエンジャー』!」て掛け声で歌って、長谷ぼんもステージ前に出されて涙目になりながらみんなと一緒に歌ったという思い出もあったと、歌いながら走馬灯のように思い出していました。そんな感動に浸っていたら、間奏の飛行機のエンジン音のSEに合わせて、両手を平行に伸ばして飛行機の真似して動いていた桜井さんの姿が目に入って思わず笑ってしまったり、本当にイイ時間だったと思います。
 最後は
「超〜最高っ、YOKOHAMAーーーーーーっ!!!!!!」
 と高見沢さんが叫んで終了しました。最後は手をブンブンと振りながら帰って行った3人でした。良い姿だったなぁ〜。


 その後も客席はアンコールの嵐だったんだけど、棚瀬さんの終演アナウンスが入り、それを聞き終った後に恒例の三本締めとバンザイ三唱をして、Myファイナルである神奈県のアルコンが終わりました。なんか自分が思っていた以上に思い出がいっぱいある場所なんだって、痛感できたアルコンでもありましたね。そして、「いつか…また横浜で夏イベを!」という期待を抱いたアルコンでもありましたっ♪



■演奏曲目■
OPENING 18:35
1.Beat Pop Generation
2.Hysteric Psychedelic∞
3.Funky Dog!
4.Crimsom Kiss
5.鋼鉄の巨人
6.Count Down 1999
 MC 幸
7.別れの律動
8.希望の鐘が鳴る朝に
9.SLOW DANCER
 MC 幸&桜井
10.あなたの歌が聞こえる
11.風よ教えて
 MC 高見沢
12.Caoseの世界
13.Dark Side Meditation
14.Wings of Freedom
15.LIBERTY BELL
16.Haert of Justice

アンコール1
17.ツイスト&シャウト〜Juliet
18.ロックンロール・ファイティングマン
  〜メンバー紹介
19.ロックンロール・ナイトショー
 〜ハーモニーコーナー(横浜の味・横浜の夏イベ)
 〜オーソレ・ミーオ
20.Victory
21.閃光

アンコール2
 MC 高見沢
22.ラジカル・ティーンエンジャー

Ending21:30過ぎ


注:曲順はやや曖昧です(^_^;