2002年5月11日(土)NHKホール(1日目)



 遂に来ましたMy初日のNHKホール。まず、周辺に着いてビックリ。いつから開催されていたのかは知りませんが、NHKホールの前の通り一帯が「タイフェスティバル」になっていて、通りにテントがズラーッと並び、タイの名産品などを売ったり宣伝していたのでした。その周辺に流れるBGMもタイの音楽で、その周辺だけ「ここは日本か?」という雰囲気でした。だから、ただでさえ週末は混雑する渋谷がもっと混んでいる状態で、アル中さん達は普段ならば、その通りで待ち合わせなり演奏をしたり見たりするのに、そういうスペースはほとんどないぐらいの人の凄さでした。
 余談ですが、ななんぼは前日の仕事での重労働が祟り、両腕がアルコン前から筋肉痛という最悪のコンディションでした(苦笑)。いえ、体調はフツーだったんですけど、筋肉が…。初めてのパターンです。<パターンて言うか!

 でもって、私はGOODSが欲しかったのですぐに会場に入りました。17時半前に着いたのですが、既に時間通りに開場していた模様…。で、TOURが始まって1ヵ月以上経っているからGOODS売場は空いているだろうと思っていたら、紅茶セットがあった為に意外に並んでおりました…。私もついつい勢いで1セット購入しましたが、かなり甘めの味なんですね、あれ。個人的には、衝動買いしてしまったデニムトートがお気に入りです。パンフの小野緑さんのコメントも凄い良いですねっ。


 客席に入ると、バラード曲を中心にALFEEのインストが流れていました。ステージはブルーのライトで照らされていて、神殿と言うよりもブランデングルグ門の柱のような細かい彫刻が施された柱が中央に3本。真ん中の柱の一番上には「Legend of」という文字が透かしで入っていました。これは夏イベへの布石なのかな?柱と柱の間に、山石さんのキーボードセットや長谷ぼんのドラムセットが置かれているフォーメーションで(今回も桜井さん側が山石さんで、高見沢さん側に長谷ぼん)、そのセットの台にも模様が入っている凝りよう。ステージ頭上の左右には門のような鉄格子のオブジェもぶら下っていて、近未来というよりも古代文明の世界のような空間になっていました。
 そういえば、開演前のアナウンスで、久しぶりに「ノルときはノル。聴くときは聴く。」という言葉を聞きました。いつも言っていたのかな?


 予定の開演時間より10分ちょい押しで本編スタート。暗転したステージが色とりどりのライトで照らされると、フェンダーギターを持った高見沢さんが登場。ギターソロを始めると、続いて幸ちゃんや桜井さんもステージに登場。そのまま『Beat Pop Generation』へ。高見沢さんは「アナタな渋谷育ちのやけに綺麗で派手なカラスか?」と思うような黒い羽付きの黒マント(ラメ入り)を纏った黒のフリルシャツに黒のレザーパンツ姿に黒のグラサン。レザーパンツには鎖ジャラジャラで、シルバーアクセサリーも健在。右手の甲には紅い薔薇のタトゥを入れていました。幸ちゃんは赤いスーツに白っぽい開襟シャツ姿にグラサン。桜井は「おおっ!」とどよめくぐらいの真っ白なスーツ姿で、蛍光オレンジのベースを持っていたので妙に眩しかったです!暗闇でも判るほどっ!2曲目は『Hysteric Psychedelic∞』、前奏に合わせて3人の後の所から花火から下から吹き上がる特効も飛び出しビックリ。また、この時の照明が綺麗でしたね。かなりチカチカ目に来る照明でもあるんだけど(苦笑)、曲のリズムに合わせて変化する動きとか見ていて楽しかったぁ♪私は、ラストの幸ちゃんとアコギと高見沢さんのエレキの掛け合いの所が大好きですっ。3曲目は、幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて『Funky Dog!』。ステージの前に出てきて、左右あっちこっちに歩きまわりまくっていました。続いて『Crimsom Kiss』で高見沢さんがステージの前へ(…ここで、初めて高見沢さんがインカムを付けていると気がつきました/汗)。サングラスを投げ飛ばして激しくシャウトすると同時に、今度はステージ頭上で花火がバーンッ!と出る特効がっ。何気に今回は特効も凄いぞ…!ここまでやられて客席がノラないわけないっ。私も筋肉痛が辛かったんですが、もう勢いで腕ガンガン振ってしまいました。これが、翌日の悲劇を招くことになることは予想がついてましたが(苦笑)。もう4曲立て続けにきたから、「これでMCかな〜」なんて甘い考えをしていたら、『Beginning of the Time』が続いて、まぁどうしましょうっ!よ。高見沢さんはノリノリだし、長谷ぼんのドラムはメッチャカッコイイし、もう見る所があちあちこちで、拳も上げたいし大変さぁ〜。しかし、これでわ終わらず、なんと幸ちゃんのアコギソロから『Count Down 1999』!キャーッ、まだ続くのね〜!しかも、これはもうノルしかないだろっ!て曲で、もう初っ端からこんな飛ばしようで、NHKホール内は熱気ムンムンで暑苦しいぐらいでした。


 やっと幸ちゃんのMCに入りまして。
「いや〜、長谷川のベードラが壊れました。さすがNHKっ!」

 …と、長谷ぼんがベードラを壊してしまったことをご報告。それで、『Count Down〜』の終わりの方で、幸ちゃんが長谷ぼんの様子を見るように寄って行っていたのね。私は全然気付かなかったわ!でもでも、初っ端から、ドラムを破壊してくれるまで暴れ叩きしてくれちゃった長谷ぼんサイコーよっ♪
 それから、1階、2階、3階と各階に声を掛け、3階席の歓声が物凄かったので、「今日は3階の勝ち!」という判定を下されちゃいました。

「日頃の嫌なこととか、ストレスとかを、この場で発散させて行って下さい!
   本日の目標は3kg減!まぁ、色々と方法があるかと思いますけど…
   踊ったり、歌ったり…歌い過ぎは迷惑になっちゃいますけど(笑)
   まずはこの曲から…」

 という紹介で『OッDORANAI』が演奏されまして、桜井さんノリノリで歌ってくれちゃいましたっ。しかし、この『OッDORANAI』の時に、高見沢さんは白イルカのベルーガギターを持っていたんですが、あの真っ黒の羽根付きハデハデ衣装には合わなかったというか、妙にギターだけ浮いているように見えてしまった。可愛いギターなんだけど、あの衣装には合わないと思われ……。そして、アカペラから『Weekend Shuffle-華やかな週末-』へ。NHKホール2daysは土日ですからね、やってくれるとなんか嬉しいなっ♪続いて『For the Brand-new Dream』と演奏されました。


 2度目の幸ちゃんのMCになり。ここで「一旦、汗を拭いて休んで下さい。でも、すぐ立つことになるけど…」ということで客席はお座りタイム。オープニングからの盛り上がりを、「さすがNHK!地元っ!」と言ってくれましたけど、最初のMCでも言っていたので、「さっきも言いましたね…」と自己申告をする幸ちゃんっ。

「NHKホールというと、『紅白』に出させて貰ったのが思い出深いですが。
  終わった後に、NHKの方に『精進して来年も出られるように』
  って言われました(笑)。精進しました(笑)。」

「え〜、アルフィーは入口が広いです。テレビ、ラジオ…キッカケは色々だと思います。
  テレビやラジオでバカなことばかり言っていて、『バカな奴だな〜』と思っている人も
  いるかもしれませんが、このステージに居るアルフィーが本物ですからっ!
  このステージ立っているアルフィーが本物のバカです。」

 あと、この流れで、「昨日来た人?」、「今日が今回のTOUR初めての人?」、「生まれて初めての人?」などのアンケート調査あり。今日がTOUR初参加の人は、いっぱい予習&復習をしてきたことでしょうと話してくれて、「一切情報を入れないようにして、『今度のTOURの曲は…』なんて言われたら、『キャー!言わないで〜!(と耳を塞ぐパフォーマンス)』て頑張ってきた!」とファンの行動パターンを見事に読んでいた幸ちゃんがツボでした。私も、今回はTOUR始まって1ヵ月以上経ってからの参加だったので、新旧のアルバムを聴きまくったし、レポは一切見ないように努力した!…その甲斐あって(?)最初は曲にノルと言うよりも、特効にビックリ&照明に見惚れ…で、イマイチついていけなかったのであった(笑)。あと、やっぱ辛いぞ、筋肉痛…というのもあったけど(汗)。

 で、「本物のアルフィーをしっかり見て行って下さい」みたいなこを言ったのかな?それで「本物の桜井」を紹介。何でも、「桜井の腰の振りは18歳未満お断り」だそうで、テレビじゃ放送コードに引っ掛かって放送できないから、生ならではの醍醐味らしい(笑)。あと「電池仕掛けの動き」も必見で、決してツボを見逃してはいけないらしい。桜井さんの場合はボディブローが後で効いてくるらしく、アルコン後に家に帰ってお風呂に入っている時に「フフッ」と急に笑い出したり、翌朝の食事中に「フフッ」ときちゃうらし…。まぁ、恐ろしい(笑)。しかし、幸ちゃんてば、桜井さんをステージに呼び出す前から言いたい放題だったような…(笑)

 …で、幸ちゃんに紹介されて桜井さんがステージの再登場しましたが、大歓声の中に、「ヒャーヒャヒャヒャーッ!」という独特の歓声を上げたファンがいらして(2階席の桜井さん側だったかな?)、その歓声に受ける客席。桜井さんも思わず…
「すいまんせん。この近くに病院てありますか?」(客席:大爆笑)

 その後、まるで結婚式の司会者ばりにすご〜く真面目に淡々とした口調で挨拶してくれたんですが、幸ちゃんが紹介前に、「アマガエル、アマガエル(NHK以外の会場の衣装で黄緑色のスーツでも着ていたのかな?ちょっと由来が判りませんが…)」と言われていたこをと受けて
「今日は白いスーツを新調してもらいました。
  『絶対に座らないで下さい』て言われたんですが、
  幸ちゃんのMCが長いんで横で座っていたら
  新しいというのにシワシワになっちゃいました。」……ということは、100%麻?

 それから、この間の木曜日だかに休みが取れて久しぶりに野球の試合をしたという話になり、
24vs23という数字で試合内容が判る結果になりました
  なんせ人数不足でメンバーが7人しか居なかったので、<さ、寂しいぞっ!
  外野を1人で守っていたからこういう結果になりました。」

「外野に1人て在り得ないだろっ?
  外野が一番守備が広いんだから、人数が居るところでしょう?」

 …と、「外野に1人の守備フォーメーション」がツボに入ってしまった幸ちゃん。挨拶を済ませた桜井さんが「さようなら」とステージを去った後も、一人で「クックックッ」と笑い続けていたのが妙に可笑しかったです。桜井さんのボディーブローは幸ちゃんには即効性があるみたいです。
 その次に、「大変長らくお待たせしました。衣装替えを済ませた新婦の登場です。」という幸ちゃんの紹介で、衣装を着替えてきた高見沢さんが登場。胸元がかなり開いた真っ白のフリルシャツ&フリルのロングジャケットに白のパンタロンスーツ(2月のさいたまの公演の時に、バンドヴァージョンの時に着てきた衣装に似ている)純白の花嫁ファッションで登場しました。高見沢さんは出てくるなり、「もっと歓声をくれ〜!」て感じに、ステージの前に出てきて腕をブンブン回して客席を煽る・煽る…。左に真っ白なスーツの桜井さん、真ん中に真っ赤なスーツの幸ちゃん、右に真っ白な純白ドレス張りの格好の高見沢さん…本当にALFEEて凄いグループです(笑)。


 この後はバラードコーナーになりまして、「この曲をやるのは久しぶり」と幸ちゃんが紹介して『風よ教えて』が歌われました。もう、本当に桜井さんの美声にしびれましたね。この曲を生で聴けただけでも、NHK初日に参加した甲斐があった言っても過言じゃないぐらい良かったです。続いて、高見沢さんのギターソロから『Moonlight Fairy』へ。一瞬何の曲か判らなかったななんぼはアル中失格(苦笑)。でもでも、あのギターソロの部分は好きなんだよぅ!(言い訳ぽい)

 続いて高見沢さんのMCになり
「TRANDFORMATION=変革というタイトルのでTOURをやって来ていますが、
  アルフィーは色々と変革を繰り返して今までやってきたグループだと思っているので、
  この2002年の春のTOURにピッタリのタイトルだと思っています。
  まぁ、個人的な変革は、やっぱりテレビの司会!数年前までは考えられなかった!
  あとラジオのDJ!Kiss-FMとTBSラジオをやらせてもらっていますけど、
  あのTBSラジオ『ロックばん』はなかなか反響もありまして、今まであの時間帯で
  TBSラジオは数字が出なかったんですが、『ロックばん』はあの枠てトップの数字を
  出してしまったそうです。なんか裏の福山くん(ニッポン放送の『たまラジ』)と
  競っている感じらしいです。そんな訳で、みんなもジャンジャン投稿するようにっ!
  投稿番組ですからっ!」

 …と、TBSラジオ『ロックばん』が非常に好調であることを知らせてくれました。しかし、あの福山さんのラジオと競るぐらいの人気を出しちゃっているだなんて凄い。確かに『ロックばん』は面白いっ!たぶん、自分がアルフィーファンじゃなくてもハマッたと思うね。投稿内容が面白いし、その投稿に対しての高見沢王子のコメントが面白いんだもん。別にウケ狙いのトークじゃなくて、マジに言っているというか天然ぶりなところが堪らないのだ。……おっと、話題が逸れた。
 そらから、「自由」についての話になったのかな。どういう流れで「自由について」という話になったか覚えてませんが(苦笑)。

「自由だから何をしても良いということじゃなくて、自由だからこそ自分に責任を持ったり、
  自由だからこそ考えなくちゃいけないことってあると思います。
  例えばゴミを分別をする自由!…ちゃんと俺だってやってるぞ。
  あれでも悩む時があるよね。紙パックは燃えるゴミだけど、パックに付いているストロー…
  (客席から「燃えないゴミ!」との声が多数上がる)
  あ、燃えないゴミね……判ってるって!<でも口調からして一緒に燃えるゴミに捨てていそう(笑)
  なんかよく判らなくて自分で火点けて燃やしちゃったこともありますけど、
  まぁ、あの煙も有毒ガスなんですけどね…。」

「燃やすなよっ!燃やしちゃダメだろ。危ないなぁ〜。」

「もう、やりませんよ。」<どうだかな…(-_-;;;

「去年の9月にああいうことが起こりロンドン公演も中止になりましたが、
  こういう時代だからこそ、自由について考え直すべきなんじゃないかと思います。
  そういうわけで、ここからは何曲がメッセージソングを歌っていきたいと思います。
  あの9月以降、自分の歌詞の内容も少し変わって来ました。
  そんな影響を受けて完成した曲です。『Caoseの世界』」


 『Caoseの世界』の前奏が始まると同時に客席もスタンディング。ステージの後方に均等に置かれていた5本のランプ台のようなものに炎が点され、荘厳な曲調に合った雰囲気がステージにも作り出されで一気に緊張感が出ました。この曲を生で聴くのは初めてでしたが、あのキーボードの独特の演奏がカッコイイですし、歌詞がまさに「あの時の爪痕」を語っているだけに、圧倒されるような迫力がありました。続いて『Dark Side Meditation』、『運命の轍 宿命の扉』と立て続けに演奏され、『LIBERTY BELL』ではヴィーナス・エンジェルギターが登場してななんぼハイテンションっ!もう、あのギターを生で見られてだけでもテンション4割増!筋肉痛だなんて言ってらんないぜっ。何気に照明も綺麗だった。そして、高見沢さんのギターソロから『Haert of Justice』へ。ここ数年はハンドマイクでのパフォーマンスが主流だったけど、原曲通りのギター演奏バージョンはすっごく新鮮でした。やっぱ、前奏でギターをシャカシャカ速まって行くところはカッコイイし、すっごく客席もウワッ!て感じで盛り上がる。最初はキーボード演奏主流のバラードぽい歌い方でしたが、サビの「Justice in my haert〜!!」と高見沢さんが叫んだのと同時に銀テープが客席にバーンっ!と飛び出して綺麗だった〜。ここまでくれば、もうノリノリになるしかないって感じで、客席がガンガン拳上げまくり、高見沢さんは叫びまくり、ギター掻き鳴らしまくりで凄かった…!!
 最後は高見沢さんの超音波で本編終了。



 アンコールは、いきなり3人出て来てビートルズの『ツイスト&シャウト』を演奏。高見沢さんは黒地に髑髏のイラスト・ラメ入りのTシャツ(今回のパンフにも着ている写真が載っているので、去年の秋TOURにも着ていたらしい)に黒のレザーパンツに、シルバーのテンガロン・ハットに黒のサングラス姿でインカム付けて登場。幸ちゃんはベージュのレザーぽいベストで、フロントが紐で留める感じになっていてセクシー系♪ラメ入りのジーンズ生地ぽいパンツにゴールドぽいシューズの靴紐を足首まで巻きつけている姿。桜井さんはエンジ系の玉虫色ぽいシャツにパンツが微妙なんだよな〜…記憶曖昧(ごめんっ)。
 『ツイスト&シャウト』から『Juliet』へ。きゃ〜っ、アンコールの1曲目からいきなり弾けるわっ!もう、山石さん頭ガンガン振り過ぎ、足をステップさせ過ぎ。なんで、あんなに暴れて演奏がフツーにできるんだっ!この曲は山石さんに目線が釘付け状態になる傾向にある。続いて、幸ちゃんがハンドマイクを持って山石さんと長谷ぼんのメンバー紹介をしてから、『ロックンロール・ナイトショー』へ。ハンドマイクの幸ちゃんと、インカム付けた高見沢さんはステージの前に出てきて、あっちこっち行きまくり、煽り捲くり。高見沢さんに至っては、ノリノリになり過ぎた余りにラストで1コーラス早く終わらせようとしてしまって、幸ちゃんから「あと、もう1回っ」みたいな感じに指摘されちゃっていました。でもって、この辺の記憶が曖昧なんだけど、たぶんこことで『悲しみをぶっとばせ!』が演奏されたと思う…。もしかしたら、『ロックンロール〜』と前後しているかもしれないけど(汗)。この『悲しみ〜』は久しぶり過ぎて、サビになるまで一体何の曲か判らなかったダメなアル中ななんぼ。全然、予習&復習がなってないじゃないかっ!アルコン試験ってもんがあったら落ちていたな(苦笑)。


 そのまま、「マックシェイク♪マックシェイク♪」というハモりになり、幸ちゃんがハンドマイク持って桜井さんと2人でステージの中央前へ出てきて、高見沢さんが奥からマックシェイクと白いボードみたいなものを持って前に出て来る。幸ちゃんにはシェイク飲ませてあげて、桜井さんには飲ませてあげようとして飲ませてあげない意地悪タカミーであった。でもって、NHKホールは渋谷区にあるってことで、「渋谷」にちなんだモノをハモリはじめる3人。まずは、「ハチ公」、続いて商品名忘れちゃったんだけど、ハチ公の足跡を象った「モナカ菓子」、(桜井さんはかなりマジに食っていた…)、あとハチ公と並び待ち合わせ場所として愛用されている「モヤイ像」なとなど。「モヤイ像は桜井に似ている」と高見沢さんは言っていたような…。それから、渋谷区の名前の由来と歴史についてハモッて説明してくれたのもこの日だったような。1940年代には「渋谷」という街が出来ていたらしい。

 続いて「渋谷」にちなんだ歌を作って来た高見沢さんは、ボードを2人に見せて「ここから…」など、ステージの上で平気に打ち合わせ…。最初は何度か部分的にハモッてみて、最後は一気にハモリ通すって感じでした。途中で止めたり、いきなりやり始めたりするから、リズムを刻んでいた長谷ぼんはちょいと大変そうであった(笑)。かな〜り曖昧ですが、歌詞は以下のような感じ
♪し、し、し〜ぶやっ。し、し、し〜ぶやっ。
 昔は良く遊びに行った。
 焼き鳥食って、ます酒飲んで、
 酔っ払って、ハチ公に登った桜井っ。
 泥酔のタカミーに殴られた桜井っ。

♪し、し、し〜ぶやっ。し、し、し〜ぶやっ。
 パルコ、東急、109…(他にも建物言っていたような…)
 今ではすっかり変わって文化の中心。
 すっかり変わった渋谷。変わらない桜井っ。

♪N、N、NHK。 N、N、NHK。
 受信料(強気に)払ってる?(弱気に)払ってない?
 受信料(強気に)払ってる?(弱気に)払ってない?
 受信料は払いましょーーーっ!NHKーーーーっ♪(作詞・作曲/高見沢俊彦)


 「受信料払ってる?払ってない?」の歌い方が可愛かったね。背中をそっくり返したり、前屈みになったり、なんか「あっち向いてホイ」をやっているような感じで、3人がお互いを指し合ってたりして、完全に3人が楽しんでいました。ま、この渋谷も基本的にはオチは桜井さんっ♪てことでっ!


 「NHKーーーーーっ!」と高見沢さんが叫んだ勢いのまま、『風曜日、君をつれて』が演奏されました。こうして、文面だけで見るとかなり強引な展開のように感じるんだけど、コンサート中はちっとも違和感を覚えなかったところがアルフィー・マジックというやつか!<違うって。
 続いて、高見沢さんはステージ前に出て来て『閃光』へ。テンガロン・ハットを投げ飛ばすほどに頭を振りまくる高見沢さんは、もう誰にも止めれない!客席も拳ガンガン、飛び跳ねまくりで、もう凄い状態になりました。ホント、暴れ甲斐のある曲だわっ。もう、筋肉痛の腕なんてどうでも良くてよっ。

 「どうもありがと〜〜〜っ!!」と高見沢さんが叫んで、アンコールも終了。5人前に出て来て、それぞれがお辞儀。山石さんは黒のラメ地のドレススーツぽい衣装で、何気に高見沢さんよりもカッコ良かったぞぃ。


 2度目のアンコールでは、高見沢さんは赤っぽいラメ入りTシャツに赤のタータンチェック柄のパンツに、スパンコールでアメリカ国旗を象った飾り付きのデニム帽子+茶系のグラサン姿で赤いギターを持って登場。幸ちゃんは白の透かし模様入りのシースルーシャツ(なんとなくSMAP新曲『freebird』のPVで吾郎ちゃんが着ていたのと似ている/笑)にベージュぽいパンツ姿。桜井さんは薄いピンク系のシャツにモスグリーンぽいパンツだと思ったが、2日目の混同しているかもしれない(汗)。

「熱いアンコールをどうもありがとうっ!
  みんなの熱いアンコールに、思わず情熱の赤を着てきてしまった。
  これなら牛に勝てるかもしれない。
  (懲りてないタカミーに客席がブーイング)
  ダメ?(客席「ダメ!」)ダメですね。」<この辺の素直なところが好き〜♪

「毎回言っていると思うけど、NHKの盛り上がりは凄いっ!
  だから、NHKはいつも予期せぬことが起こるのかな…。
  イリュージョンなんてもんもありましたが……
  あれが武道館だったら私は今ここに居ません。」

「このNHKホールのある渋谷はライヴハウス時代からの思い出とか
  色々ある街ですけど…屋根裏とかね。あと吉祥寺とか…。
  こうやり続けていくとライヴハウス時代の感覚は薄れていくみたいなこと
  言っている人もいますが、僕らはやはりあのライヴハウスの頃と根本的には
  変わっていないと思うし、あの頃があったからこそ今の自分達のステージが
  あるんじゃないかと思います。
  みんなも色々とあると思うけど、疲れたら休んでもいいから。
  僕たちはずーっとステージに立っていますから…」

 (高見沢さんの言葉を受けて、後の台に座って休む桜井さん)

「お前はダメだよっ!休むなよ!
  …ねぇ、ライヴハウスでやってた頃は無意味にデカイ桜井のベースアンプを
  運ぶのが大変で。あれは重かった。若かったから運べたんだよね…。
  本当に無意味にこーんなに(両手を広げる)デカくて、別にあの大きさじゃ
  なくても良かったんじゃないのか?あれ、すっごい重かったよなぁ。
  こーーーーんなに(さっきより大きく両手を広げる)デカくて、桜井と2人で
  運んで…。とにかくこーーーーーーーーーんなにっ!」

「僕も運ぶの手伝ったけど…」

「お前は運んでないだろっ!!
  自分だけコードをクルクル振り回して…まったく…!!」

 この間はずーっと桜井さんくつろぎっぱなし。高見沢さんは、ライブハウス時代に運んだ無意味にデカイ桜井さんのベースアンプの苦労話を切々としていたのと対照的で面白かったです。でも、そのアンプは本当にただデカイらしくて、ボリュームも「1」だったらしい。「なんであんなデカイの買ったんだよ?」と、かなり昔のことなのに、今更ならがに怒っていた高見沢さんであった。…ちゃん、ちゃん。

「NHKのみんなとは、8月の西武ドームで会えることを楽しみにしています。
  もう渋谷区民はみんな参加するようにっ!(…イマイチ、反応が薄い客席)
  渋谷の人間は少ないのか?(苦笑)
  じゃ、江東区!足立区!……」

「全部やるの?」

「えー、日本国民の義務として28回目の夏イベに参加して下さい!
  まだ参加したことがない人も是非。野外は良いぞ〜。
  星空の下で歌う『星空のディスタンス』!
 (今回の西武ドームは屋根付きなので「星空は見えない」と客席がブーイング)
  なんだよ星空ぐらい、俺が星になってヒラヒラ飛んでやるよ!

「(星の形をした服着て)ヒラヒラ飛ぶの?
  それじゃ、星じゃなくてヒトデだよ。」

「………やっぱり止めます。今の発言はなしっ!」

 …と前言撤回をしたけど、このNHKホールに参加したファンは忘れないわっ。この発言は是非守って頂こう。個人的にも、せっかくの夏イベだというのに2年連続で屋根付きの会場で、ちょっとガッカリしていたんだよね。だから、こういうガッカリしてしまったファンを楽しませる為にも、夏の屋根付きの天井をタカミー・スターで飾って頂きましょうっ!しかし、「オバQ音頭」発言といい、「俺が来年花火になってやる」発言といい、夏イベに関しては妙に暴言にちかい公約を発言してしまう人だなぁ〜。まぁ、今回の公約(?)は比較的実現しやすいと私は思います。

「今年の28回目の夏は西武ドームで迎えるわけですが、
  丁度20年前の1982年に夏イベの母体となる初の野外イベントを
  同じ所沢でやりました。
  まぁ、あの時は3人共とんでもない格好でしたが…
  あれはあれで一生懸命考えた結果だと思います。
  あの日の為に作った曲があります。このNHK初日に来てくれたみんなへ
  その歌を最後に捧げたいと思います。『A.D.1999』」

 という高見沢さんの紹介で歌われた『A.D.1999』でしたが、この曲が所沢航空記念公園の時のイベントの為に作られたって、もしかしたら初めて聞いたかもしれない。雑誌とかで、そういうエピソードを読んでいたかもしれないけど、なんかこの言葉が新鮮に感じましたね。とにかく、超音波を出しまくってシャウトする高見沢さんはカッコ良かったぞ〜っ!途中でサングラスを投げ飛ばしていたからね〜。初日とはいえ、もう拳振り上げろ!叫べっ!飛べっ!…て感じで、とにかく熱い熱いステージだったっ!!

 最後は幸ちゃんの投げkissもありで、楽しい楽しいOne Night Dreamでした。


■演奏曲目■
OPENING 18:12
1.Beat pop generation
2.Hysteric Psychedelic∞
3.Funky Dog!
4.Crimsom Kiss
5.Beginning of the Time
6.Count Down 1999
 MC 幸
7.OッDORANAI
8.Weekend Shuffle-華やかな週末-
9.For the Brand-new Dream
 MC 幸&桜井
10.風よ教えて
11.Moonlight Fairy
 MC 高見沢
12.Caoseの世界
13.Dark Side Meditation
14.運命の轍 宿命の扉
15.LIBERTY BELL
16.Haert of Justice

アンコール1
17.ツイスト&シャウト〜Juliet
 〜メンバー紹介
18.ロックンロール・ナイトショー
19.悲しみをぶっとばせ!
 〜ハーモニーコーナー(渋谷の歌)
20.風曜日、君をつれて
21.閃光

アンコール2
 MC 高見沢
22.A.D.1999

注:曲順はやや曖昧です(^_^;