2001年11月15日(木)
府中の森芸術劇場どりーむホール



 今回の府中は半分仕事でロビーでCD等を売っておりました。丁度、夏イベのビデオとDVDとCD「ALFEE CLASSICSV」が前日出荷で入って来ておりまして、かなりの出荷数で並べるのも一苦労でした。特に「ALFEE CLASSICSV」のCDは完売になりまして、買って下さった方々ありがとうございました。買えなかった方々ごめんなさい。そして、この時声を掛けて下さった方々どうもありがとうございました。なんかバタバタとしておりまして、ちゃんと挨拶できなくてごめんなさい。

 今回はCDを並べる時間とかもあったので16時半ぐらいにはロビーに居たのですが、この時間だと多少リハーサルしている音とかロビーに漏れてくるんですけど、今回はその時間の段階でリハーサルは終了していたようで静かなもんでした。そのせいか「開場時間を17:45(本来は18:00)に予定しております」という報告がイベンターさんからあったぐらいでしたからね。ですから、開場は定刻よりも早かったですね。



 開演は5分押し弱でほぼ定刻通りに音が出ました。1曲目は『Change the Wind』、2曲目は『ARCADIA』と続いていました。私が客席に入ったのは3曲目の『Wake Up〜Good-bye 20th century boy』からです。ですから、それまでのレポはできません、ロビーに居たもんで。
 ステージのセットはよこすか芸術劇場のレポを見て下さい(こういう手抜きはいつまでも続ける/笑)。高見沢さんは、ライオンの鬣のように髪のトップを立ち上がらせていましてライオン丸のようだった。衣装は、夏イベの2日目に来ていた赤紫の薔薇柄のスーツに赤いラメのフリルシャツ姿。幸ちゃんは茶系のスーツに青っぽいネクタイ姿で、桜井さんは上から下までグリーンのスーツ&靴&ベースでございました。今までと違って、長谷ぼんと山石さんの位置が逆になっているので、高見沢さんと長谷ぼんをいっぺんに見られる…なんて幸せなアングル(笑)。
 3曲目の『Wake Up〜Good-bye 20th century boy』からちゃんと参加できたんですが、府中で初めて気付いたんですが、この曲で幸ちゃんと桜井さんが歌うところ…“どれほど激しい風が…”のところ、長谷ぼんがカッコいいのだぁ♪特に左腕の振り上げ方っ!あの叩き方最高だねっ♪もう、ずーっと長谷ぼんを見ていたよ。それに、この曲は拳の上げ甲斐があるので、もうこの1曲でノリノリ状態になってしまいました。続いて、『AFFECITON』が演奏され、この秋TOUR初だったので、客席も大いに盛り上がりましたねっ。しかし、3番のとことで高見沢さんは何か勘違いしていたみたいで、ギター掲げてポーズしようとしたらドラムの音がとてもそんな感じの音じゃなくて、それで長谷ぼんのドラムの入り方がおかしいと思ったらしくて「違うんじゃないの?」て感じで長谷ぼんの方を見たんだけど、長谷ぼんは普通にしていたし、他の3人も普通に演奏していたので、「え?オレが間違えたの?」て感じで一瞬目をまん丸にして???な顔で桜井さんの方を見て、そんな高見沢さんの慌てぶりを見て苦笑している桜井さんがツボだった。

 4曲演奏後は高見沢さんと桜井さんがステージを下がり、幸ちゃんのMCになり、

「はい、どうもこんばんはっ!そーだ府中だ、府中、府中っ。
  もうTOURが始まって折り返しになるのかなぁ〜?
  始めの方はかなり詰め込んでやっていたんで、本数的には
  もうかなりこなしていると思うんですけど…。
  聞いてみよかな…。もう既に何本か参加した人?(半数以上かな?)
  では、この秋TOURは府中が始めてだと言う人?
  おお〜、結構いらっしゃいますね〜。
  ちなみに今演奏した『AFFECTION』はこのTOUR初でした。
  まぁ、今日が始めての人には『だからどーした』って感じ
  かもしれませんが(笑)。全部このTOUR初なんですからねっ。
  誰だって初めての時があるからいいんですよっ。」

「えー、9月に『GLINT BEAT』を出しまして、もう皆さん
  このTOURの為に予習しまくって挑んでくれたと思いますが、
  本当にアルフィーファンはコアなファンが多いというか、
  コンサートでアルバムの曲が演奏されて前奏で判らないと
  納得いかない!…とか、2番の歌詞が歌えないと納得いかない
  とか、完璧に頭に叩き込んでおかないと納得できない方々が
  多いようで…。もう皆さんバッチリなのかな?ダメ?
  僕の方はもうバッチリですよ!当たり前だって?(笑)
  僕達は演奏するんですからね、ちゃんとできないと…。
  そっちはいいんですよ、完璧にしなくても…。」

「しかしアルバム引っ提げてのTOURというのは、こっちも
  初めて演奏する曲が多いので緊張感があるというか、
  まだ自分のものにしていないだけに、いつものTOURとは
  違った感じがします。
  それとは関係ないんですが、僕が今一番気になることは
  足の裏にガムテープがくっついていることです
  なんかね〜、さっきから演奏していて気になって…
  (しきりに右足をジタバタさせている幸ちゃんっ♪)
  どうも地面とのくっつきがさっきから良いんですよね〜。
  なんかこういうのって気になっちゃうとずーっと気になっちゃって、
  ミュージシャンの性分なんでしょうけど……いいです!
  後で高見沢が歌っている時にでも取ります。」

「え〜、最近はテレビのニュースを見ても嫌な事件ばかりで、
  みなさんもロクなことありませんけど(断言するし…/苦笑)
  …あ、言い切っちゃいけませんね。でも、ロクな事がない人の方が
  多いと思いますよ。まぁ、私は幸せだって人もほんの数%ぐらいは
  いらっしゃるかもしれませんけど、色々と悩んでいる人も多いと…
  (ここでステージに出て来た高見沢さんが、ギターをジャンッ!と鳴らす)
  …どうもありがとうございます。(高見沢さんに向かって会釈)<話が纏まらなかったらしい(^_^;;
  では次の曲にいきたいと思います。久しぶりにシングルヴァージョンで
  歌っています。『もう一度君に逢いたい』」

 という紹介で歌われた『もう一度君に逢いたい』。このドラマチックな前奏がなんとも堪りませんね〜♪しかし、MCのせいで、幸ちゃんの右足が気になって気になって(笑)。この曲の時のは取れなかった模様です…て、何を観察してんだか。続いて、幸ちゃんと高見沢さんのアコギの演奏から『Saved by the Love Song』に続きました。最後の「時代を〜♪掴め〜♪」と歌うところでの幸ちゃんの地を這うような低音が凄く好きだったりする。そして、高見沢さんがステージ前に出て来て、ガンガンにギターを掻き鳴らしながらて『SWINGING GENERATION』へ、いつもは高見沢さんが頭をガンガンに振ってクルクル回る曲なんだけど、今回は何故が足を開いたり閉じたりしながらジャンプするという立てノリ!なんかムチャクチャ元気だぞ、タカミー♪しかも、足を閉じた時にギターソロになって、上半身はガンガンに掻き鳴らしているのに、足はピシッと閉じてまっすぐ立っている…という妙にアンバランスな感じになっておりました(笑)。もちろん、途中からいつものようになっていましたけどね。しかし、さすが府中ていうか、もう怒涛の盛り上がりで暑かったぁ!


 続いて2度目の幸ちゃんのMCになりました。高見沢さんと桜井さんは、一旦ステージを下がります。

「はい、ではここで少しの間ご着席下さい。
  まだまだ後半戦がありますからね〜。
  疲れた身体を休めて、後半バリバリに行く為に
  栄養補給をしちゃって下さい。」

「あ、そういえば、今日七五三だ。七五三。
  女の子が五歳?あ、七歳と三歳か…。
  七五三だって人いる?(…声は聞こえなかった)
  僕もやりましたよ、七五三。写真撮った撮った。
  丁度こんな(今の衣装みたいな)服着て(笑)
  千歳飴てあんまり美味しくないんだよね。知ってる?千歳飴?
  今はミルキーになっているけど、昔の千歳飴は伝統的な感じで
  味はフツーていうか美味しくなかったんですよね。
  未来の千歳飴はどんなのになっているんでしょうね。」

「さっきも聞いたけど、また聞いてみようかな…。
  アルフィーのコンサートに参加するのは今日が生まれて
  初めてだと言う人ー?(「ウヘーイ!」という妙な声が挙がる)
  いいですね〜「ウヘーィ!」て言い方…。
  (ここで遅れて来た方が席を探しながら入って来る)
  お待ちしておりましたよ、今来るんじゃないかってみんなで
  話しておりました。お席はお判りですか?への5番。
  …なんて勝手に言ってますけど、本当にへの5番があった
  会場が前にあったんでビックリしてしまいましたよ。
  ここの会場はないよね?(ありません)」

「まぁ、初めての方はどのアルバムから聴いたらいいのか
  迷うかもしれませんけど、まぁ『GLINT BEAT』は持っている
  ことでしょうから(笑)。持ってなかったら後で聴いて下さいね。
  その後は思い切って『メリーアン』ぐらいまで遡ってみて、
  更に『メリーアン』より前はもっと深いアルフィーを知ることが
  できますからね。アルフィーの魅力に浸ることができます。
  但し、ジャケットは見ないように…
  自分達でも変わったなんて思わないし、久しぶり会う人とかに
  『変わらないね〜』なんて言われること多いんですけど、
  明らかに変わっています。
  この間発売したDVD見た時も…て、あ、16日発売か。
  言っておいた方がいいですね、東芝さん(笑)。
  夏イベのビデオとDVD、あと『ALFEE CLASSICSV』が
  明日16日に発売します。
  まぁ、こっちの方(桜井さん)はそうでもないんですけど、
  この2人(高見沢さんと幸ちゃん)は明らかに違いますからね。
  昔の高見沢は髪があんなに立ち上がってないですからね〜。
  いいよね、立ち上がる髪がある人は…。」

 …なんか哀愁漂っていたわ〜、幸ちゃん。客席はどう反応していいべきか迷っちゃうって…。でも、あんなに髪を立たせるのもどうかと思うのも多いから安心して(何を安心しろと言うだ?)。高見沢さんてもともと頭大きいから、ああいうパンクのように髪を立たせちゃうと凄い頭部に重心がいっちゃって全体のバランスが変になっちゃう…と感じるのは私だけだろうか?すごい肩幅のある服やマントが広がっているボリュームある服を着ている時はいいだけど、オープニングの服は派手な色だとはいえ形は普通のスマートなスーツ姿なんで。…て、話が逸れまくり。戻りましょう。

「まぁ、アルバムはどんどん遡っていて聴いていって欲しいです。
  今日聴いて判らない曲があっても、前後左右のベテランそうな人に
  年齢じゃないですよ(笑)、聞いてみて下さい。
  さっきも言いましたけど、アルフィーファンにはコアなファンが多い
  ですからね。あの曲は○○○てアルバムのB面の何曲目に入っている
  ○○て曲で4分28秒ですよ…てところまでいきますから。
  もう、アルフィーファンでイントロクイズとかやったら凄いだろうなぁ〜。
  (ポロロ〜ンとちょびっとギターを弾き)はいっ!『GAME OVER』!
  ていきそうだもんなぁ。(うん、確かに判っていたよっ♪)
  高島忠夫もビックリ。イエ〜イっ!て感じになりそうですが。」

「まぁ、みなさんがどこからアルフィーにハマッたのかは知りませんが、
  こう色の白い人が良いのか、ゼンマイ仕掛けの人が良いのか(笑)、
  色んなアルフィーがありますけど、テレビやラジオでのアルフィーて
  こう何か媒体を通して見たり聞いたりしているわけですからね。
  コンサートは本物が見れます!ホラ、触れるよ!
  (自分の身体のあちこちをポンポン叩く幸ちゃん可愛い♪)
  本物ですからね。本物のアルフィーが見られるのはコンサートだけ!
  本物の白さを見られますからね。あと原田泰造と桜井さんは
  どこが違うのか?とか。似ているようで全然違いますからね。」

 …ネプチューンの原田さんはテレビ番組『笑う犬』の「ジアフィ」というコントで桜井さんの物真似してますからね。かなり「似ている!」と評判です。ちなみに、ウッチャンナンチャンのウッチャンが高見沢さん、同じネプチューンの堀健が幸ちゃんの物真似していて、それぞれ雰囲気掴んでおります。

「2階のみんなも元気か?
  アルフィーには良い席・悪い席はない!と名言を言った奴が
  あっち(向かって右側)にいます!
  前の方の方は視界いっぱいに桜井の顔!もうパノラマ状態です。
  でも2階席1階席の後ろの方は、ステージの全体の雰囲気や
  アルフィーのフォーメーションを見る事ができます。
  スポーツとかでもそうですけど、例えばサッカーとかをテレビで見てと
  ボール中心に映っていて、実際に見に行くとあそこで選手がサボってるとか、
  歌の時にアイツ(桜井)がサボってるとか、よく判ります。」

「それでは、『GLINT BEAT』の中から1曲やりましょう。
  このアルバムはスピード感があって、車に乗っている時に聞くといい感じで、
  思わずスピード出したくなっちゃって、ついつい250km/hぐらいっ。
  まぁ、出ない車は出ないですよけど…。
  ダメですよ、ちゃんと法定速度は守ってくださいね。
  そんな感じで非常にスピード感溢れる曲ばかりなんですが…」

 …ここで高見沢さんが衣装を着替えてステージに登場。白のフレアのついたパンタロンパンツに白のフリルシャツ、その上に今年の夏イベの2日目のオープニングで着ていたブルーの薔薇が肩とかに着いた派手なブルーのマントを纏って登場。客席からも「おお〜っ♪」て感じで歓声が上がる。高見沢さんも歓声に応えうように、衣装を見せびらかすように何回か回ってくれる。個人的に、この夏イベ2日目のオープニングのブルーの薔薇衣装は大好きだったので、こうしてTOURにも着て来てくれて嬉しいぞぅ。すんごい服なんだけど、似合っているんだよね〜。

「凄いでしょ〜。本物ですよ。白いでしょ〜?
  別に粉とか(自分の手を叩きながら)塗ってませんよ(笑)。
  じっくり観察してみて下さいね〜。
  …では、『GLINT BEAT』から1曲やりたいと思いますが、
  次の曲…本人歌い難いでしょうね〜♪」

「当たり前だろっ!まとめろっ!」

「本当に白いもんね〜。服と肌の区別が付かないもん。
  粉とか付けてないんだよね?
  高見沢は赤ちゃんの時も白かったんでしょうかね。
  普通赤ちゃんは赤いから赤ちゃんなんですけど、
  高見沢は白かっただろうから…。
  見て見たかったなぁ、赤ちゃんの高見沢…」

「生まれつきだってーのっ!
  オレは赤ちゃんの時は赤子だったよ!」

「白い赤子???」

だから早く次やれよっ!(怒鳴り)

「は〜い、巻いてますね(苦笑)。
  『GLINT BEAT』からやりたいと思います。」

「オレ、歌えないよ〜…(泣)」

「じゃ、曲変える?(笑)
  (進行表をチェックして)やっぱりダメ、却下!
  やっぱり『GLINT BEAT』から演奏します!
  アルバム『GLINT BEAT』を持っている人ー?
  (客席のほとんどが「ハーイ!」と手を上げるが…)
  4割かなぁ〜…(客席「エエ〜ッ?」とどよめき)
  もう1回、『GLINT BEAT』持っている人ーーっ?
  4割8分てところかな…(一体、どっからそんな数字が/汗)
  そろそろ、流れが切れたかな?
  では、スピード感がある『GLINT BEAT』ですけど、
  ミディアムな曲もいくつかあります。その中から1曲、
  『Fariy Dance』」

 かなり強引な展開で曲紹介へ持っていきましたが(笑)、なんとか『Fariy Dance』が歌われたわれました。この曲の時のステージの照明というか、映像効果がすごく綺麗なんでステージに見惚れてしまいます。しかし、高見沢さんは強引な展開にヤケになったのか吹っ切るためか判らないけど、歌いながら両手でマントを持ってヒラヒラさせて本人は妖精のつもりになっているんでしょうけど、見ている客席にはジュディオングか巨大な青白い蝶々みたいになっていて、歌が歌なだけに客席は笑いを堪えるハメに…。そんなことするから、2番の歌詞の途中がブッ飛んでしまったんじゃないだろうか…。見事に歌詞を忘れておりました。
 続いて高見沢さんがハンドマイクを持って『君が通り過ぎたあとに』へ!この曲がくるとは思ってもいなくて、嬉しかったなぁ♪前に出て来た高見沢さんは、マントの衣装をフル活用するかのように、フワ〜ッと何度か回りながら熱唱。ハンドマイクだったので、ステージも左右あっちこっちにゆっくりとでしたが動きまわっておりましたね。何度か背中を向けていたので、マントには薔薇の透かしが入っているのが判ったり、その衣装の派手ぶり凝りぶりがバッチリ堪能できました。
 そして、『Complex Blue−愛だけ哀しすぎて』が続いて演奏されたましたが、やっぱりこの曲の前に入る「雑踏」のSEは曲に合っていないと思うので不満。なんかせっかくの綺麗な音の流れが切れちゃう感じがするんだけど…これは個人の好みの違いってやつなんでしょうね。山石さんのキーボードも良かったし、桜井さんの澄んだ声は鳥肌モンでした。そしてなんと言っても、最後の風付きの高見沢さんのギターソロ!私はこのギターソロ大好きなんですよ、長谷ぼんが盛り上げるようにドラム入ってくるし…。しかし、今回はマントなだけに風に煽られて、バックの照明がマントの透かしの薔薇の柄を浮き彫りにした時はカッコイイ〜ッ!て思いましたね。ヤバイですよ、タカミー・マジックにハマッているぞ、自分っ!


 続いてコートを脱いだ高見沢さんのMCになり、開口一発…
(歌詞が)抜けたな…
  たまにやっちゃうんだよ…(客席「エーッ?」)
  いや、良くあるんだけど(苦笑)。
  なんか急に抜けちゃうんだよなぁ〜。
  みんなもあるだろう?カラオで急に歌詞忘れたりさ…
  て、あれは歌詞が画面に出ているか(笑)。
  またやってしまって本当に悔しいです。(もう1回やって!と客席)
  もう1回?やり直さないよっ!
  間違えてしまって、申し訳ありませんでした。
  どんな歌詞だったのか…アルバム聴いて下さい(笑)。」

「そういえば、この間、TOURで札幌から秋田て周って、
  坂崎は仕事(堂本兄弟)で先に帰っちゃったんだけど、
  桜井とふぐを食いに行ったんだよ、美味しかったよ。
  それだけのことなんですけど(と話を終わらす)。」

 …もっと桜井さんとのふぐ料理話しをしてくれるかと思いきや、アッサリ終わっちゃったので客席も「そんだけ?」ともっと話しを聞きたいと訴えたんだけど流されてしまった。しかし、札幌でふぐじゃなくて、秋田でふぐなんだ?(無知でごめん)。それ以前に、話があっちこっちに飛んで収集がつかない状態になっていたような。

「毎日、良い事や悪い事と色々とあるのが日常だと思います。
  僕達にとっては、こうしてステージで歌っていることが日常だし、
  ギターを弾いていることも日常だし、曲を作ったりすることも
  僕個人の日常です。でも、みんなも知っている通り
  僕は最初から曲を作りたかったわけじゃなかった。
  学生時代はバスケをやっていて、当時はスポーツ刈りだよ。
  髪が耳にかかるだけでうざったい!っと思っていた
  人間がいまではこのザマです(笑)。」

「いろんな夢をみんなも持っていると思うけど、
  ああなりたい・こうなりたいと思う中で、出来ること出来ないことに
  夢が振り分けられて行くけれど、これだけは!という変わらないモノを
  見つけて心に持っていくことで、この先自分が生きていく上で、
  日常で何か答えを見つけるキッカケになってくれると思います。
  僕も昔はいろんな夢を見ました。なりたかったのはジェットパイロットや
  電車の運転手…全然違うじゃないかって感じですけど。
  あとマンガとか読んでゴジラになりたいとか。
  あとオバQになりたいとか!」

「なれているじゃんっ。」

「なってないよっ!俺達はアルフィーだろっ!」

「でも、(オバQにも)なれているよ。」

「Qちゃんじゃないって!唇が厚いだけだよっ!」

その厚い唇の下のホクロが可愛いよ♪

…ちょっと嬉しい♪
  まぁ、こんな感じで27年間仲良くやって来ましたが、
  基本的なものは3人共全然変わっていません。
  そりゃ昔は、電車の席や寝台車の場所取りで
  揉めたこともありましたが、そんなことを繰り返して
  今ではこんな立派な王子になりました。」

「今回のアルバム『GLINT BEAT』は、アルフィーを27年
  やってきて、個人的にはあっという間という感じなんですが、
  その27年間のことを考えて作ってみたものです。
  このアルバムから新たなるスタートという気持ちでいます。
  では、そのアルバムの中から…『運命の轍 宿命の扉』!」

 高見沢さんの曲紹介と同時に客席はスタンディング、一気に客席のテンションも上がりますっ。この曲は本当にノリが良いんで、もう客席も拳の嵐で熱い、暑い!続いて『Boy』が歌われたんですが、横須賀の時は桜井さんの声があんまり良く出ていないと思ったんですが、今回の府中は凄く良く伸びていてホントに痺れたぁ♪て感じですね。次の曲は「GLINT BEAT」からではなくて『真夜中を突っ走れ!』へ、ステージ前に出て来て妙にノリノリで弾いていた高見沢さんが印象的。続いて『Beat Pop Generation』が歌われまして、やはりサビで拳を上げる感じに腕を振り上げる高見沢さんでしたが、やっぱり手拍子がイイ感じだよね〜。この時の照明効果て凄く好きですね。「Beat Pop Generation」という文字が映像画面に出るんですが、そのタイミングといいカッコイイんだなっ。
 そして、本編最後の曲となったのは『閃光』。恐ろしいまでに立てノリで激しく歌いまくる高見沢さんっ。客席も拳ガンガンで立てノリさぁ。本当に激しい曲だぁ。もう絶対にアルバムに収録されているヴァージョンよりも、テンポが速くなっているように感じるのは私だけ?もうこの曲だけでも「ノッたぜ!暴れたぜいっ!」て、すっごく達成感がある(笑)。しかし、ホントに怒涛の盛りあがりだぞ、府中っ!最高だぁ!!高見沢さんが「Thank you !! Allright!!」と叫んで本編が終了しました。

 ステージを去る際に、何故か桜井さんは右手だけを出して会釈して行きました。まるで、報道陣の前を去る小泉総理のようでした。しかも、裏に入る寸前にわざとコケて客席からしっかり笑いを取るという、根ッからの芸人である賢さまでした。



 アンコールでは、高見沢さんは髪を後ろで一つに束ねて、スパンコールのイギリス国旗が付いている黒のタンクトップに、赤いチェック柄のスカーフを腰に巻き、ついでにチェーンや迷彩柄のポケットも巻きつけ、同じチェック柄のパンツという、超イギリスかぶれのファッションに黒に黒いサングラスという出で立ちでした。右の二の腕にバングルを付けていましたねっ。真っ白い腕が眩しいっ!でもって、インカムを付けていたので、出て来た早々からステージあちこち歩き回っていた…。幸ちゃんはフェイクレザーの黒のタンクトップに茶系のパンツだったかな?高見沢さんと同じく、幸ちゃんは左の二の腕にバングルを付けていました。やっぱり腕が眩しいわぁ♪桜井さんは青いシャツに黒のパンツだったのような…。とにかく、高見沢さんと幸ちゃんが揃ってタンクトップ姿だったので、腕が眩しくて眩しくて…。

 幸ちゃんの演奏でアコースティックヴァージョンで『NEVAR FADE』のサビの部分から歌われ、そのまま長谷ぼんや山石さんも加わってバーンっ!て感じで始まりました。本当に拳の上げ甲斐のある曲だっ!何気に立てノリしている高見沢さんもツボっ♪ただ、最後の「Never Fade Love〜♪Never Fade Dream〜♪」と歌う場所、幸ちゃん1回多く一人で歌っちゃって「間違えちゃったぁ」て感じで、舌をペロと出していて可愛かった。桜井さんも思わず苦笑い。続いて、桜井さんにだけライトが当たり、映画『ロミオ&ジュリエット』のテーマを歌い上げる賢様…カッコいいです♪幸ちゃんも桜井さんに向かってパチパチと拍手しまくっていましたからね。そのまま『Romeo〜Cosmic☆Picnic』に続きダンスフロアのようなノリになりました。こういう雰囲気好きだなぁ〜。

 歌い終わると桜井さんはステージを去り、代わりに幸ちゃんがベースを持ち、高見沢さんと一緒に『Romeo〜』の後奏を担当。そのまま『おもちゃの兵隊さん』の曲が流れ、イギリスの兵隊さんの格好をした賢さまが英国国旗持って登場。ちゃんとマーチに合わせて行進しております。音に合わせて国旗を振ったり、ヒップを振ったり(笑)、笛を吹きながら余計な動きが妙に多い兵隊さんでしたが、動き過ぎたのか音が消えていくと同時に動きも止まってしまいます。そして、客席に背を向けたまま首を中途半端に傾けた妙な姿勢で完全に動きが止まってしまった所に、高見沢さんが「大丈夫かぁ?」て感じに近づいて行きます。

「毎回、毎回、よく止まるなぁ〜…。
  しかも、これ、おもちゃの兵隊ちゃんの割には随分老けてんなぁ〜。
  え〜と、ちゃんと直す方法があるんだよ。
  取説(取扱説明書)がどっかにあるんだよなぁ。
  (桜井さんのポケットからイギリス国旗マーク入りのカードを取り出す)
  あった、あった!取扱説明書っ。
  え〜、(読み上げる)1955年製!Made in Chihibu!
  おもちゃの兵隊…の割りには老けているよなぁ。
  え〜と、おもちゃの兵隊の『近衛ちゃん』。
  ちょっと、坂崎!今から読み上げるからやってっ」

 …幸ちゃん、高見沢さんに呼ばれて、静止状態の賢さまの真正面に立つ。顔を覗き込むように、かなり至近距離まで近づけていましたね〜。

「まず、肩を叩く。」

 …幸ちゃん、指示通り肩を叩くが、ビクともしない。

「ダメか。次、鼻をつまむ。強くつまむ。」

 …幸ちゃん、鼻をつまんでいるみたいだけど、なんせ賢さまは客席に背を向けている状態なので、幸ちゃんがどういうふうに賢さまの鼻を摘んでいるのか、それで賢さまがとんな表情をしているかは見えない状態です。しかし、さすがに鼻を摘まれて息苦しかったのか、ちょいと動いてしまい、高見沢さんから「オイ、動くなよ!」と注意されていた賢さまでした。

「頭を揉む。(幸ちゃん、帽子の部分も揉む)
  なんかお前、手つきがイヤラシイなぁ〜。」
「モミモミモミ…(賢さまが付けているマイクに声が拾われる)」
「ダメだなぁ。どっかにゼンマイなかったかなぁ?
  あ、あそこ、パーカスの裏にあるからっ!」

 …幸ちゃん、巨大な銀のゼンマイを取って来る。

「じゃ、いつも肩にやっているから、今日はおヘソにやろう。
  (幸ちゃん、おヘソより下にゼンマイを位置する…)
  そこじゃないてっ!!(笑)
  そうそう、ちゃんとおヘソに押し当てて…強く押す!
  (賢さま、かなり頑張っています/苦笑)
  やっぱダメだな。背中にしよう。
  背中に回って…(賢さまの耐えている状態を見て)
  なんか首が辛そうだな(笑)。」

「お前ら、後で覚えてろよっ!」

「オイ、喋るなよっ!コントを無視するなっ!
  いいか、俺達は3人でアルフィーなんぞっ!」

 …と、高見沢さんからお説教された賢さま。ちょっと理不尽かもっ。

「じゃぁ、今回は6回巻こう。いいか?
  い〜ち、に〜、さ〜ん……(耐えてる賢さまを見て)ハハハッ、
  血管浮いてきてるよっ(鬼…)。し〜、ご〜、ろ〜くっ!
  これをロック巻きと言うらしいからなっ!<ウマイッ!
  さぁ、これでロックな近衛ちゃんになるよ〜♪
  じゃ、スイッチ…オン!(と背中を指で押す)」

 スイッチオンと同時にQueenの『We will rock you』の前奏が流れ、そのリズムに合わせて踊りだす賢様、「Everybody come'on !!」と近衛ちゃんが叫ぶと、そのまま『We will〜』を熱唱っ。うぉ〜、やっぱりカッコいいぞぅ!!

「Thank you !Hellow, FUCHU------!!!!
  I'm came from London. My name is KONOE-HE-----っ!!!!
  Hey、みんな〜〜っ、ノッているか〜〜〜〜い!?
  (「イエーイ!」と客席拳上げてしまう)ふちゅ……(苦笑)」

 どうやら近衛ちゃんは「ノッているか〜い!?府中〜〜〜!!」と続けて叫びたかったみたいだけど、「ノッているか〜い!?」で、客席が「イエーイ!」と言ってしまったので、「ふちゅう…」という声が抜けてしまった。このタイミングの悪さに、思わず拳上げてしまった客席も立場ナシで苦笑状態。近衛ちゃんだけでなく、見ていた幸ちゃんと高見沢さんも思わずズッコケて爆笑。客席もメンバーも苦笑するしかないって。はっはっはっ…。

「そうだよなぁ〜。『ノッるか〜い?』て聞かれたら、
  『イエーイ!』て言いたくなっちゃうよなぁ〜。
  別にいいんだよ、気の利いた洒落を言うつもりじゃなかったから。
  もう、洒落ならポンポン湯水のように湧いて出るからね〜♪
  出ない時は全然出ないんだけどね(苦笑)
  でも、そろそろ冷え込みが厳しくなってきたからね〜。
  みんな寝る時はお腹出して寝ないようにね〜。
  みんな寝相は良い?私1回だけ身体縛って寝たことあるけど、
  すんごい怖い夢見るよ〜。(高見沢さんバカ受け)
  (高見沢さんに向かって)ハッハッハッじゃないよっ!」

「私が何で府中に来たのかというと、大事なお仕事に来たんです。
  皆様ご存知の通り、世界が大変なことになってます。
  そのせいで、アルフィーはロンドン公演を中止しました。
  参加しようとしてくれた人もいるとおももわす…(舌が回らない)
  スイマセンッ!ゼンマイ巻いてください!(笑)
  ロンドンに参加しようと思ってた人!?(4割近かったかな?)
  meny meny people……お金、戻って来たでしょ?プールしてね。
  使っちゃダメだよ。(前の方で「もう使っちゃった!」と声が)
  何っ?もう使っちゃったぁ?わかったよ、また貯めろ。
  行けなかった人も…って、みんな行けないんだよ!(自滅)
  私達は夢を諦めない! いつかロンドンの落とし前は付けるっ!
  世界は必ず平和になるっ!その時はみ〜んなでロンドン行こうじゃないか!
  み〜んなでロンドンブリッジ渡ろうよ〜ぅ!!
  ロ〜ンドブリッチ〜♪ドーンッ!なんてね(笑) 」<ブラックだなぁ。

「みんな明日も会社?じゃぁ、バリバリ働いて、
  毎日百円ずつでもいいから、貯金貯金だよ!
  使っちゃわないようにパンツに入れるとか…
  …スミマセン!下ネタ絶対ダメでしたねっ!
  諦めないで、一緒にロンドン行こうよ!
  楽しいロンドン、愉快なロンドンだよ!
  では、みんなのために、パワーの出る歌をプレゼントします♪」

 …『We are the Champion』の前奏が流れスタッフがQueen用のハンドマイクを持って来て英国国旗と交換したけど、歌う寸前に先ほどロンドン公演の返金されたお金を「使っちゃった」と言った人に向かって、「使っちゃったのぅ?」と一言釘刺してから歌に入った近衛ちゃん激ツボでした。あの、言い方最高。よくああいう振りの直後に渋く『We are the Champion』をムード感バッチリに歌えるなぁ〜と、妙に関心してしまいました。まぁ、ホルスタインの着ぐるみの格好で『タイタニック・愛のテーマ』を熱唱できる方ですからね。

「Thank youー!FUCHUーーーっ!ロンドンで会おうね〜♪
  バイバ〜〜イっ♪」と腕を回しながら去っていく近衛ちゃんだった。

 近衛ちゃんが去って行ったのと同時にステージ前に出て来た高見沢さん、そのままメンバー紹介になり、
「キーボード、山石敬之ーーーーっ!!
  ドラムス、長谷川浩二ーーーーーっ!!
  ベース、坂崎幸之助ーーーーーっ!!(桜井さんのベース持ったままだったので)
  We are THE ALFEEーーーーーっ!!
  さぁ、まだまだ行くぞーーっ!
  Come on! Rock'n roll !!ジャンビング・グルーピー!」

 と高見沢さんが叫んで『絶狂!ジャンピング・グルーピー』へ。歌に入る前に、スタッフがステージ中央の所に歌詞カードを置いたぐらいなので、サビの部分とギターソロのところはステージを左右にあちこち動き回っていた高見沢さんだったけど、他は歌詞カードのある所にへばりつき状態。サングラスしていても、カンペ見ているとバレバレだっだぞ〜。そして、知らないうちに普通の格好をした(笑)桜井さんもステージ再登場しておりました。
 歌も終わりの方に近づき、「グッ♪グッ♪グッ♪」の所で一旦演奏を止めて、高見沢さんが客煽りに入る。

「さぁ〜行くぞっ!グッグッグッ!!(客席もやる)
  全然ダメっ。理性を棄てろ!
  もう1回、グッグッグッ!ダメだなぁ〜っ!
  理性を棄てろ!人間を棄てろっ!
  獣になって俺に襲い掛かって来いっ!!
  行くぞっ!グッグッグッ!!」

「では、みなさんお待ちかね!
  全国年齢別選手権の時間がやって参りました!
  まずは…15歳以上っ!
  どうだ?ホッとしたろ?(笑)
  いくぞ、15歳以上っ!グッグッグ♪…素晴らしい!
  では、次は20歳以上!行ってみよー!グッグッグ♪
  次は25歳以上っ!いいか?行ってみよー!グッグッグ♪
  …さぁ、ここからが運命の別れ道っ!
  まさに『運命の轍 宿命の扉』(笑)」

 …幸ちゃん、思わず『運命の轍 宿命の扉』を弾き始める。

「やらなくていいから(苦笑)。
  じゃぁ、今夜は細かく行ってみようかな。
  28歳以上、29歳未満の人!(何だ、そのエラク限定された数字は…)
  一体何人ぐらい居るかな?行ってみようっ!
  28歳以上、29歳未満っ!グッグッグッ♪
  意外に居るなぁ。ありがとうございます。
  それでは、ここからが面白い年代ですっ。
  自分に嘘を付くなよっ!30歳以上っ!グッグッグッ♪
  (客席の半数以上がやったので)そ、そんなにいるのかぁ!
  よし、35歳以上!行ってみよう!グッグッグ♪
  (一気に減ったので)おっ、ホントか?
  次、細かくいこうっ。38歳以上!グッグッグ♪
  だいぶ減ってきたなぁ。
  じゃぁ、次は45歳以上行ってみよう!グッグッグ♪」

 …何気に幸ちゃんと桜井さんもやっていたりする(笑)。でもって、客席にも何人かいらしたので、 拍手が上がりましたね〜。

「え〜、我々はこれでも長年やって来てますので、
  非常に幅広い年齢層の方が見にいらしてますっ!
  そういうことで、ここは50歳以上!行きたいと思います。
  我々の人生の先輩として、今ここに居る若者共も
  いつかその年代に突入しますので、是非ともその時の
  鑑になっていただきたいっ!いいですね?行きますよ?
  …ちょっと、みんな(声が聞こえるように)静かに。
  行きます!50歳以上!グッグッグ♪」

 …ここまで全然やっていなかったママンボもななんぼに脅されて(笑)ちゃんとやりましたよぅ♪それに、丁度高見沢さんサイドの前列の方に50歳以上も方が数人いらしたようで、それを見つけた幸ちゃんが高見沢さんと一緒にそこの前まで行ってお辞儀しておりました。

「意外にたくさんいらっしゃって…有難いです。
  どうもありがとうございます。素晴らしい!
  みんな拍手っ!!」

 …その後、桜井さんの方に移動しながら、桜井さんに向かって「次は古典で4を取った人」だったか、「46歳の人」だか言ったんだけど、早口で桜井さんも聞き取れなくて、「はぁ?」て感じに聞き返してきたんだけど、面倒くさくなったのか「数が悪いからいいやっ!」と勝手に自己完結していた高見沢さんであった。

「じゃあ、最後にみんなで行くぞーっ!グッグッグッ♪」

 そして歌に戻ってジャーンッ!となるが、ここでちょっとしたハプニングが…。何が起きたのか謎だけど、高見沢さん、桜井さん、幸ちゃん、山石さんが一斉にお互いの顔を見合わせる妙な間が出来てしまいました。高見沢さんは山石さんを見ていたけど、山石さんも苦笑いしながら見ていて、桜井さんが高見沢さんのことを指していた。幸ちゃんは桜井さんと高見沢さんの顔を交互に見ていたし、みんなして責任転嫁しているみたいで、一体誰が何を間違えたのかは判りませんでした。ホント、妙な間だったなぁ。長谷ぼんは、「早く次の合図下さ〜い」て感じで、高見沢さん見ながらドラム叩いていたけどね(笑)。

「まだまだ行くぞー!Next Song 『Juliet』!」
 …と叫んで『Juliet』へ続きました。もう、ここまでくれば、客席も狂ったようにノルわさ。高見沢さんもギター掻き鳴らしまくり、飛び跳ねまくり、とにかくインカムであることをいいことに暴れまくっていた。そして、最後に高見沢さんが「どうもありがとうーーーーっ!」と叫んでアンコールも終了。5人前に出てきてご挨拶。紫地に赤い花柄のブラウスなんぞ着てい山石さん、何気に派手だったわっ♪でもって、幸ちゃんも桜井さんも高見沢さんもピック投げまくりでした。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんはシルバー地に黒のゼブラ柄のカウボウイハットを被って、黒のサングラス、黒の光沢のあるフリルシャツに、黒のレザーパンツかな?それにチェーンベルトというメチャカッコイイ姿で登場。幸ちゃんが茶系のジージャンのようなハーフジャケットに白Tシャツ、黒パンツ+黒い太いターバンを頭に付けていましたが、ハーフジャケットの右胸のところには妙に光るブローチみたいなのを付けていました。桜井さんは青っぽいのシャツにブルーグレーぽいパンツだと思ったけど、もしかしたら違うかも。
 高見沢さんのMCで
「最後まで熱い熱いノリをどうもありがとうございます。
  2階席のみんな、そして1階の後ろの方のみんな、
  最後まで本当にどうもありがとうっ!」

「さっきも言ったけど、アルフィーはデビュー27年になるけど、
  確かに順調な道のりではなかったけど、アッという間の
  27年だったように感じています。
  まぁ、27年もやっていると色んなことがって、みんなも色んな
  アルフィーを目にすると思うけど、こうしてステージに立って
  歌い続けている僕らが真実の姿だと思うし一番素直になれる場所です。。
  それでは、ここで、そんなアルフィーを長年続けてきた
  創設メンバーの桜井さんに締めのお言葉を頂きたいと思います。」

 …と、いきなり話を振られて焦る桜井さん。「オレ?」て感じに高見沢さんに聞いていた。

「締めろよ、締めだぞ!」

「みなさん、本日はどうもありがとうございました。
  では、一本締めでいきたいと思います。」

「そういう締めじゃないよっ!」

「ヨーーオッ!(パーン!と綺麗に決まる)」

「なんだ〜。そういう方が綺麗に決まって良いなぁ。
  みんなもそういう方が良いんだろう?
  なんか喋るの嫌になっちゃったなぁ〜(不貞腐れる)。
  じゃあ、もう喋らないっ!(客席「エーッ!?」)
  いいんだよ、話したいことは全部歌で歌っているから、
  喋らなくたっていいの…!」(と客席に背を向ける)

「…では、代わりに喋りたいと思います。
  坂崎さんはいつも喋りが長くて困ります!
  ハイ、すみませんでしたっ!
  いつまでもベラベラ喋り過ぎなんだよっ!
  ハイ、判っています、すみませんっ!
  いつも無駄話ばかりしてっ!ハイ、ごめんなさいっ!」

「(笑)何、お前、いつも無駄話してんの?」

「…いえいえ(苦笑)、そんなことはございません。
  こう皆さんがリラックスできるようにね、心をくすぐるような話を…
  本当にくすぐっちゃマズイですけど(笑)
  だから、ベラベラ喋り過ぎだっ!はい、もう喋りません!」

「どうもありがとうございました。
  この府中が終わると、この辺だと12月の武道館かな?
  あと1,2回ぐらいはみんなとステージで会えると思います。
  まだ歌い始めた頃なんてまさか自分がこんなに長く
  やっているなんて想像もできなかったけど、高校とか
  大学の頃コピーした曲は今では簡単に弾けたりして、
  こう身体に染みついているんだなぁ〜と思います。
  今でもあの頃いろんな曲をコピーした情熱は忘れません。
  みんなもアルフィーにいつ出逢ったのかは判らないけど、
  幾つになっても、どの世代になっても、グッグッグ♪だぞ!
  俺達も腕が上がらなくなるまで拳を上げていくからなーっ!
  みんな着いて来いよー!『Never Ending Dreamーーーーっ!!』」

 という叫びの紹介で『Never Ending Dream』にいったので、みんな「こんな流れでいいんだろうか?」て感じにどよめいておりました。なんか2回目のアンコールのMCは3人とも暴走していて楽しかったわ。しかも、この前向きなメッセージがすっごく良かったというか、こういう世界情勢だからこそ「頑張るしかないさっ!」ていうのをアルフィー自身が見せ付けてくれると、本当に勇気持てるっているか「なんとかなるさ♪」て気分になれるから不思議だよね。

 しかし、このまま終わることはなく、高見沢さんの「まだまだ行くぞーっ!府中ーーーっ」という叫びの中『SWEAT&TEARS』だぁ♪もう高見沢さん弾けてたね〜っ!しかしっ!この曲の時はある人物に注目しなくてはならないのだぁ!高見沢さんの飛ばしっぷりも捨て難いが、曲に合わせてその場で脚踏みしている桜井さんっ!なんかアンコールの近衛ちゃんがまだ残ってる?幸ちゃんもそんな桜井さんのパフォーマンス見てウケてたわ…。しかも、高見沢さんがギターソロに入ったら、グリーンのピックを口の中に食べる動作まで加わってしまい、それを見た幸ちゃんが真似し始めてちゃって、そんな幸ちゃんの反応を見た桜井さんがポンッ!と自分の後頭部叩いてピックを口から出す…なんて小ネタを披露しちゃうんだもん。幸ちゃんじゃなくたって笑うよっ!まるで曲と関係ないんだけど、一人は横で高見沢ワールドでギター掻き鳴らしているし、一人は真中でギター弾きながら客席煽りながら桜井さんの小ネタにウケているし、、一人はピック使って小ネタ披露しているし…ああ、この好き勝手に盛り上げている空間がなんともアルフィーらしいと、笑いを通り越して感動すら覚えてしまうほど…。なんか、『SWEAT&TEARS』で、こんな笑いながら拳上げたのって久しぶりだなぁ〜♪本当に楽しかったよっ。
 最後には高見沢さんがサングラスとハットを振り落として(ハットの方は幸ちゃんが拾って被っていた)、狂ったように頭を振っていたけど、もうそれだけでは気が済まない程テンションは上がりまくっていて、しまいにはギターをステージに叩きつけるように放り投げてしまったっ!もう「やっちまったぜいっ!」て感じで勝ち誇ったような高見沢さんの笑顔が印象的だったねっ。そして、ステージに放り投げたギターのネックを再び掴むと、今度はブンブン振り回しはじめちゃうし…!こんなハイテンション・タカミーを見るのは久しぶりだぁ!!もう客席「もっとやっちゃえ〜っ!」って感じでガンガンに拳振り上げて、とんでもない盛り上がりになったよっ!こんなの滅多にないぞ、ホントっ!
 ラストは高見沢さんがマイクを使わずに「どうもありがとうーーーーーっ!!」と叫んで、この府中のコンサートが終わりました。


 帰り際に、なんと幸ちゃんは客席に向かって投げキッスをしちゃったりして、もう客席は最後の最後までアルフィーに煽られっぱなしでした。しかし、私はすぐに仕事場所に戻らないといけなったので、後ろ髪を引かれる思いで客席を出ました。もう、本当に凄い盛り上がりだったので、客席の「アンコール!」はかなり続いていて、しばらくしてから棚瀬マネージャーの終演のアナウンスが流れていましたね。ああ〜っ!こんなに盛り上がったアルコン、三本締めに参加できなくて悔しかったなぁ!!



 もう何度も書いているけど、本当に最高に盛り上がって楽しいアルコンでした。だって、コンサート終わった後に「早くレポを書きたい!」て思ったもん。こんな風に思えたのは久しぶりだね。横須賀も良かったけど、それ以上のPowerがあったし、本当にメンバーが前向きでさ。ハッキリ言って、今年は高見沢さんの骨折に始まり、せっかくのロンドン公演も中止になったりで、アルフィー自身あまり良い事もなかったのに、「アルフィーは夢を諦めないっ!」て凄い前向きでさ、そんな姿を目の当たりしたら自分もいつまでも落ち込んでいられない、自分自身前向になって良い事を呼び込まなくちゃ!て気分になれたんだよね。本当にアルフィーて言動が一致しているよね。もう、ホント「アルフィー最高ーっ!」とガッツポーズをしたくなるほどのステージで大満足でした。ホント、この府中のアルコンに参加できた自分は幸せ者だよっ!断言できるねっ!もう、この夜ほど拳を振り上げていて気持ちいことなったし、とにかく心から笑ったし、高見沢さんが「ステージの上でが一番素直になれる」て言っていたけど、この府中のアルコンに参加して凄く素直に楽しめたっ。もうね、ななんぼsanは頑張れちゃうよっ!




■演奏曲目■

Opening 18:35
1.Change the Wind
2.ARCADIA
3.Wake up〜Goodbye 20th century boy
4.AFFECTION
 MC坂崎
5.もう一度君に逢いたい
6.Seved by the Love Song
7.SWINGING GENERATION
 MC坂崎
8.Fariy Dance
9.君が通り過ぎたあとに
10.Complex Blue−愛だけ哀しすぎて
 MC高見沢
11.運命の轍 宿命の扉
12.Boy
13.真夜中を突っ走れ!
14.Beet Pop Generation
15.閃光

アンコールT
16.NEVER FADE
17.『ロミオとジュリエッ』トのテーマ
  Romeo〜Comic☆Picnic
 〜おもちゃの兵隊さんの近衛ちゃんコント
 〜Queenメドレー
 〜メンバー紹介
18.絶狂!ジャンピング・グルーピー
19.Juliet

アンコールU
 MC高見沢+桜井+坂崎
20.Never Ending Dream
21.SWEAT&TEARS

Ending21:40ぐらいかな?

※曲順はやや曖昧です(^_^;;;