2001年6月16日(土)NHKホール(1日目)


 4月からSTARTしたNEVER FADE TOURもいよいよ東京ファイナルを迎える日が来ました。この間参加した神奈県から1週間ちょっとしか経っていたないので、いまいち東京ファイナルだという気持ちが低いんですけど、始まってしまえばこっちのもでしょう(笑)。今回、ママンボが常夏の島へ旅立っているので、珍しく2日間とも一人での参加になりました。1日だけ一人で参加というのはよくあるんですけど、2日間共ママンボが参加できないというのは久しぶりかも。ハワイの土産話とNHKのアルコンの土産話…一体どっちがとっぴょしもないか楽しみだったりします(…なにを期待しているだ、ななんぼ)。



 本日は土曜日だったので開場17:15、開演18:00というスタイルでした。開場は定時に行われた模様。外でアル友さん達とワイワイしていたので、私は会場に入るのがやや遅めだったの…。さすが、東京ファイナルだけあって、花が随分と来ていましたね。「堂本兄弟」とか、「FUN」は番組に出てない時期でもお花くれますよね〜。あと古館さんたら、御馴染みの名前ズラーッとありました。

 ステージのセットの様子は相模大野のレポの方を参照して下さい(この手抜きは最後まで続く…)。


 10分ほど押してSEが流れ、本編がスタート。まず、長谷ぼんと山石さんが定位置に付き、長谷ぼんのドラムソロになると幸ちゃんと桜井さんがステージの下手から登場。今日は1階席の後方の席だったのですが、、高見沢側だったのでこれまた長谷ぼんがとっても良く見えたのだ♪もう、長谷ぼんが見えるか見えないかで、その日のテンションが全然違ってくるよね(笑)。幸ちゃんはグレーのスーツぽい服に黒地でピンク系のプリントがされているTシャツにオレンジのグラサン姿。桜井さんは紫のスーツに黄色のシャツに紫系の柄ネクタイ姿でした。そして、『Lonely Herat』が演奏され、ステージの中央のお立ち台に真っ白なフリルのロングコート(後がすごい何重ものレース仕様になっている)に白のシースルーフリルシャツにチェーンのロングネックレスに、黒のレザーパンツ+シルバーベルトとチェーンベルトの重ね付け姿の通称“花嫁”の高見沢さんが登場!なんか、あの腰に巻かれているチェーンベルトがどんどんヴァージョンアップしてきているように思うのは気のせいか?相変わらずゴージャス花嫁だっ。
 ハンドマイクで『Lonely Herat』を熱唱するタカミー。元気一杯で不必要にクルクル回っておりました。ステージ前に出て来るときは「ハローッ!」とご挨拶。もう1曲目から客席煽られっぱなしです。最後は「Stop the lonley heartーーーーッ!!!!」と超音波状態。
 その勢いのまま『Stand up,Baby−愛こそすべて−』へ。花嫁、所狭しとばかりにステージ左右あっちこっちに動きまくり、とにかく元気です。歌いますっ!叫びますっ!回りますっ!飛びますっ!て感じ(笑)。「こ〜んなに激し〜い♪NHKの夜は、他にな〜い〜♪」ときたもんだ。そして、「もっと〜♪高〜く♪JAMP!JAMP!JAMP!」のところ、高見沢さんテンポ違っていた…。いわゆるウラの方でカウントしていた〜?わざとなのか、天然なのか?振り返って幸ちゃんと顔を見合わせていたので、たぶん後者の推測の方が正しいと思われる。長谷ぼんも「ええっ?合わせませんよ」みたいな顔して高見沢さんを見ていたのが笑えた。
 そして、ステージ中央にスタンドマイクが置かれ『LONG WAY TO FREEDOM』だぁ。1番ではハンドマイクをメインに使っていて、スタンドマイクの横を通る度に、そのスタンドマイクを適当な方向へ投げ飛ばすタカミー。すぐに元の位置のセットし直すスタッフ。また投げ飛ばすタカミー。元に戻すスタッフ…いったい何度繰り返されたことだろう?しまいには、タカミーがスタンドマイクを倒すと、スタッフが元に戻そうとする前に自分でスタンドマイクを取ってしまうという意地悪さに発展。でも、スタッフも負けてないっ。それが何度か繰り返されると、今度はスタッフが素早くスタンドマイクと取りに行き、自分に向かってくるタカミーを上手く交わして元も位置に戻しに行く…さすがだ、ALFEE'S CREW!こんなことで褒められても嬉しくないって?(笑)。最後は「燃える欲望〜♪」と欲望男復活、そして叫びはどんどんエスカレートして行き、「燃っえる〜♪とぉぎゅぅぅぅうううううっ♪」を連発。そして、最後の最後は息の続く限り超音波を披露。最後は力尽きてステージにしゃがみこんでいた花嫁…始まり3曲で、なんかとんでもないことになりました。
「帰って来たぞ!さすがTOKYO!!激しいノリをありがとう!
  Come from TOKYO!! Come from SAITAMA!!
  こんなに最高な気分にしてくれてありがとう!
  激しい夜をどうもありがとう〜。また来るからなぁ〜!!
  元気でなぁ〜!死ぬまで生きろーーっ!!
  どうもありがとう〜!!」
 …と叫んで去って行ったのですが、音を止めていなかったので、また上手から物凄い勢いで飛び出して来た花嫁。その勢いのまま、ドラムセットの台の上に飛び乗ってポーズ!…おっ!その位置だと長谷ぼんも花嫁もワンセットで見れるわ♪と喜んだのも束の間、すぐにドラム正面まで移動して長谷ぼんを隠して(怒)自分も激しくドラムを叩くジェスチャーをする花嫁。なんかドラム叩くっていうよりも和太鼓叩いているようなポーズだった(笑)。そもままジャンッ!と下に着地…がコケて転がる。2回転ぐらい床でしていたわ…。そこでステージは暗転したけど、真っ白な花嫁はブルーのステージライトに反射して倒れていても目立ちまくり。這うように桜井さんのマイクスタンドを掴んで起き上がり、そのまま桜井さんにすがりつくように抱きつくっ♪…桜井さんは逃げ遅れた模様(笑)。そして、下手から上手に向かって去る時も、照明落ちているというのに、声援に応えながらバンザイしていく花嫁…。最後の最後まで存在感バッチリです。
 そして客席は、その花嫁の煽りをモロにくらい、アンコールの嵐へ(笑)。


 続いて幸ちゃんのMCになり
「…はい。盛大なアンコールどうもありがとうございます(笑)。
  楽しい時間はアッという間に過ぎてしまうものです。
  まだ始まったばかりだ…という気もしますが(笑)。
  先程、シースルー…じゃないや(笑)白いレースの花嫁が、
  随分乱暴な花嫁でコンサートの幕を閉じましたので、
  アンコールはアルフィーがやりたいと思います(笑)
  良いなぁ♪アンコールはっ!始まってまだ3曲なのに、もうアンコール。
  ではここで、一時休止ということで、席にお着き下さい。」

 …ここの時点で早くも桜井さんと高見沢さん再登場(でも照明当たらない)。上だけチビTシャツ(表はROCK-Tのロゴと自分のプリント写真・ウラはイギリス国旗)に着替えた高見沢さんは相当息が切れているようで、すぐイスに座るものの、背もたれを抱えるようにして座り客席にイギリス国旗を見せていた。

「今回の春TOUR、21世紀始まって最初のTOURだといいうのに、
  TOUR直前に一人は牛に踏まれて指を骨折したり、一人はぎっくり腰…
  のようなもの(笑)だったりとか、残る一人は花粉症で、もうアルフィー
  ボロボロで一体どうなることかと思いましたが、なんとか始まりまして、
  ずっと全国を周って来まして、やっとNHKに戻って来ました。
  いつもはNHKはもっと早い時期なんだよね。5月だっけ?
  今回はTOUR佳境に入って一番盛り上がるところに来ました!
  この2日間はエンライことになるだろうと予想しますっ!」

「ん?そこの背中向けてる人っ!」
 …高見沢さん、「呼んだ?」て感じで、やっと身体を正面に向ける。明らかに疲労困憊状態。水まで持参で飲んでいるし。
「何か息切れてますよ?」
「はい…?」
「今ね、白い人がこの辺で乱暴に回ってたよ。
  『命在る限り生きてろっ』て、松山千春みたいなこと言ってたけど。」
「あれは高見沢家の家訓です。」
「花粉?」
「花粉じゃなくて家訓!」
「チンチロリン?」
「そうじゃないって。」
「どうしたの?今来た割には息切れてますよ。」
「いや、みんなと一緒に客席で見ていたから。」
「客席に居たの?招待席?」
「いや、ちゃんとPAに居ましたよ。
  『最近音が良くない』とか言われてるからチェックしてた。」
「それで疲れたの?」
「もうね、みんなの気持ちが判ったよ。凄いよっ!みんな跳ぶんだよっ!
  アルフィーのコンサートはみんな跳ぶんだよっ!跳ぶのが大変なんだよ!
  もうダイエットになるよ。こっち(ステージ)の方が楽だって!」
「こっの方が楽なんだぁ?凄いね。」
「…何だか知んないけどな。」 <投げやりな言い方

 …でも、客席の誰もが「一番凄いのはあの花嫁だ」と思っていたはずだ(笑)。あの花嫁が煽り巻くって、あそこまでファンを跳ばせたんだし…。それだけ大暴れした後だけに、高見沢さんはエラクお疲れで、会話もブツブツ切れる。かなり投げやりな会話になっていたわ。そこもまたラブリーっ♪<本気で言っているのか?ななんぼっ!(笑)
 しかし、この間は横に座っている桜井さんにはまるで話が振られない。ちゃんと座っているのに、照明すら当たらない…(苦笑)。

「…なんか、どんよりしてますね。」
 …桜井さん、やっと照明が当たったところで、客席に向かって優雅に手を振る。
「よしなさいって!皇室の人じゃないんだから。」
「やっぱ、桜井はコレじゃないと元気でないよ〜!」とギターを弾き始める
「でたっ!ブルース!」と一緒にギターを弾き始める
「ねぇ、やめようよ〜っ!」
「スピード早い方が良い?」 とテンポアップする
 …それに合わせて首を動かす桜井さん。もう人間と言うよりもオモチャにしか見えないっ。
「スゴーイッ!」
「凄いよっ。こんなことできるミュージシャンは居ないよ!
  世界にただ一人だよっ!」
「そりゃ、ミュージシャンでこんなことする人いないでしょう。
  する必要ないもん。」
「いや、言葉は要らないから世界に通用するよっ。」
「そりゃ言葉は要らないけど、こんなことで日本の外交は動かないでしょう!」
自治体くらいは動くかもよ?
  世界にこんなことする人は他にいないもん。」
「居ますよ。インドの人とかこうやってるもんっ。」<インド人の踊りのマネ?
「あれはミュージシャンじゃないでしょう?(笑)
  やめて下さいよ、桜井さんっ!仮にもアナタはヒット曲も有る
  ミュージシャンなんですからっ!」
「こんな時だけミュージシャンだって持ち上げてっ!
  だったら何でやらせんのっ?」
面白いからっ♪

「ぎっくり腰…のようなもの、が治ったと思ったら、
  今度は膝に水がちゃまっちゃって…ちゃまっ?ちゃまって?」
「最近噛みやすいよね(笑)。」
「うん。最近、僕は変です。今日は特に変です。
  曲間違えたりするかもしれません。先に言っておきます!
  な〜んか変なんだよ〜。なんか間違えそうなの。」
そんなの宣言するなよ。何、楽になろうとしてんの?
  でも、最初に出て来て『あっ、まずいっ』ていうのは私だけです。」
「1曲目だったけ?『シャウトッ!……』」<客席も思い出して笑い出す
「ああっ、もう忘れかけてたのに〜っ!!
  みんなも、もういい加減に大人になろうよ〜っ。」
 …これって、桜井さんが「最初に出て来て…」て自分から振ったんじゃん(笑)。ああ言わなかったら、こっちも忘れたままだったよ。忘れていた方にもおさらい(笑)。1997年の秋TOUR初日の場所は川口リリアだったんですが、その1曲目『Blue Age Revolution』で、桜井さんが歌い出し「シャウトッ……!」と叫んだ直後に歌詞を忘れてしまったというハプニングがあったんですね〜。いや〜、私も生でその歴史的ハプニングを見てみたかったものだ(笑)。初日の1曲目の歌詞を忘れた…ということで、今ではすっかり伝説化し、ことあるごとに2人からツッコミを入れられております(笑)。

「膝に溜まっちゃった水は何用?」
「何用???」
「消火用?断水のときみんなに配る用?」
「言っときますけど、みんなに配るほどねーよ。」
「断水の時に飲むの?断水用に時風呂とかに水溜めておくじゃん。」
「あのね、膝の下に溜まったのよ、ほんのちょっとよ。
  これだけじゃ無理でしょっ。」
「「じゃあ、ココ(顔のエラ辺りを両手で囲み)に溜めればよかったね!」
 …客席、思わずウケてしまう。だって、面白いんだもんっ。
「今、笑った奴、ブッ飛ばす!終わったら楽屋口に来いよ!」
「本当に来るよ。」
「あんまり人数が多かったら…先に謝ります。ごめんなさい。」

「ねぇ、『ぎっくり腰…のようなもの』って医者がそう言ったの?」
「言いましたよ。」
「それじゃあさ、お腹が痛いって病院行って『下痢のようなもの』とか、
  『なんか熱っぽいなぁ』じゃあ『風邪のようなもの』とか診断されるの?」
「下痢のようなもの、だって下痢はしちゃいけないんですよ。
  『ようなもの」なんですから。私だってぎっくり腰じゃないんですよ。
  本当のぎっくり腰というのは痛くて起き上がれない状態なんですから、
  私の場合は痛くても仕事に行っちゃいましたからね。雑誌の撮影で。
  その日撮った写真後で見たら、私だけ全部姿勢が斜めになってました。
  …で、次の日病院に行ったら、『ぎっくり腰のようなもの』て言われたんです。」
「ふーん、そういうもんなの〜?それって、今回のオープニングみたいな感じ?
  アルフィーのようなもの?
「そうっ!(笑)。上手いこと言うね〜、幸ちゃんっ!」

 …確かに言われてみれば、今回のTOURのオープニング3曲て「アルフィーのようなもの」か(笑)。1曲目からしてアルフィーの曲じゃないしね(笑)。でも、メンバーはアルフィーだし、あっ、でも花嫁さんは違うのか?ムムッ!。なんとも複雑怪奇な(笑)オープングだよなぁ〜と改めて思ってみちゃったり。

「でも、ホント、偉いよね。ギターが弾けないからって、
  ハンドマイクであれだけ飛ばして、頭が下がります。
  最初の3曲でエネルギー全部使い果たしちゃったんでしょ?
  今、イギリス国旗なんか着て涼しい顔してますけど、
  あれ、本当は酸素たりないんですよ。」
「今度、桜井やってみなよ。」
「いいですよ〜…」
「やってみようかっ!」 <桜井いじめモードになると元気になる人(笑)
「今度から桜井がやってみよう!」
「さっきダイエットになるとか言ってましたけど、
  私がやったら死ぬかもしれません。」
「乾き過ぎて?」
「せっかく3人居るんだからさ、3分の1ずつにしようよ〜、」
「さっき、この人(高見沢)一人でやったんじゃんっ。」
「さっ!早くやろうよ!S&G!」と言って、急に『Mrs.Robinson』を弾き始める
「エッ?今日は何、やる気でいるんですか…?」と、慌ててギターを弾く
「なんか変な習慣つくっちゃたよねぇ〜」
「今日は何が来るかなって構えてたらS&Gですか…?」
「だってさ、進行表にココだけ?マークが5つ並んでんだよ!

 …いつからこういう流れになったか知りませんが(6/6の神奈県から?)、本来、S&Gを歌うコーナーなのに、某T氏の「飽きた」の一言で歌わなくなり、彼の気分次第で曲を決めるという即興のコーナーになってしまったんですよね〜。しかも、その伝達は幸ちゃんと高見沢さんの間でしか行われない(笑)。桜井さんはタイトルを聞いてからか、ひどい時は前奏から判断しなければならないという、非常にスリリングな(?)コーナーになって、ファンとしては嬉しい。いや、だって、懐かしい曲とか聴けるし。でも、凄いよね。きっと進行表には「1.Lonley Heart 2.Stand up,Baby〜愛こそすべて 3.LONG WAY TO FEEDOM MC 4.?????…」なんて書かれているんだろうね。まず、普通は在り得ないよね。アンコールとかなら判るけど、始まり4曲目が謎になっているんだから(笑)。

「もうどっかに参加した人ー?(半数以上が手を挙げる)
  今日がこのTOUR初めての人ー?(10分の1ぐらいかな?)
  生まれて初めての参加するって人ー?(数人いらっしゃいました)
  高見沢さん、一度は見てる人が多いみたいですよ。」
「そんな振り方したら、何をやからすか判んねーじゃないかっ!」
「じゃあ、『Mrs. Robinson』やろうか。」
 …客席「えー」と不満の声多数(笑)
「エーッ?ってどういうことだよ。」
「昔の拓郎さんのコンサートの帰れコールみたいだね。」
 …ここで、幸ちゃんと高見沢さんがオフマイクで打ち合わせ。もちろん、桜井さんんは聞こえません(笑)。
「では、やりましょうっ!S&Gで『Mrs.Robinson』!」

 …という流れで『Mrs.Robinson』が演奏されました。歌い出しで止めなかったので、「もしかして本当にフル歌うのかな?」と思っていたら、2番に入る寸前に2人が突然演奏も歌も止めてしまい、桜井さんの声だけがちょっと寂しく残る…というオチに。桜井さん、かなり気持ち良さそうに歌っていただけに可哀想に…(本気でそう思っているのか?ななんぼ?)。

「ここら辺にしとくか!」
「『Mrs.Robinson』ていう曲がどういう曲か判れば良いからね。
  もっと歌いたかった?(桜井さんを見る)」
 …桜井さん、歌わないものの、『Mrs.Robinson』を歌っている時のリズムで身体を揺らしている。
「まだノッてるみたいですねっ。」
「ちょっとっ!何がしたいわけ?」
「S&Gを桜井さんの居たコンフィデンスではコピーしていたという話です。
  でも、ずっと『Mrs.Robison』を歌ってきたから、もう全部歌わなくても
  いいだろうってことで…」
 …桜井さん、いじけてピック(?)を食べ始める。(良い子は真似しちゃいけません)
「…一言言って欲しかった。(非常に寂しそうに言う)
  歌に坂崎が入らないから変だなとは思ったんだけど。
  これは、もう、一種の騙しだよね。
  何でもさ盛り上がりでいきなり止められるのって嫌だよね。
  やる方も見る方もさ…。(奥にいるスタッフに向かって右手を上げ)
  すみません!タクシー呼んで下さいっ!
「S&Gに影響を受けたコンフィデンスに高見沢が加入し…」
 …と、突然真面目な声でMCを進行する高見沢さん。あまりに唐突な言い出しだったので、進行役(?)の幸ちゃんもポカンと高見沢さんを見つめる(笑)。とにかく、S&GやCSN&Yなどの曲を3人でコピーしてきて、S&Gなどに影響を受けたオリジナル曲もいくつかあると語っていた。そして、その中での代表的な曲をここでやってみようということになった。もちろん、幸ちゃんとはオフマイクで色々と伝達しております(笑)。なんか、本当にいきなりだったようで、幸ちゃんも全く準備していないようで譜面を慌てて捲り始め、その行動を見た桜井さんがメチャクチャ構える(笑)。なんとか幸ちゃんの譜面を見ようとするが難しいらしい…。

「S&Gに影響を受けたコンフィデンスは、『ボクサー』という曲で
  コンテストに優勝して…(また真面目に語り出すが、横目で桜井さんを見て)
  何の曲をやるのか、まだ桜井は判っていない(笑)。
  非常に楽しいなっ。これはっ♪<意地悪モード炸裂中
  合うかどうか判らないけど、とりあえずやってみようっ!」
 …幸ちゃん、コード進行に自信がないのか、少しずつ音を出してみる。もちろん、桜井さんはその音から何の曲か必死に探ろうとしている(笑)。それが判っているので、幸ちゃんてば
「今も〜♪聞こえる〜♪あの〜、声から〜♪」と、物真似をし始める。
「それS&Gじゃないよ。
  さぁ、まだ何の曲か桜井は判ってないっ♪」
「7カポだよ。7カポ。」
 …幸ちゃんのヒントで判ったらしく、譜面を慌ててめくり始める桜井さん。
「あっ、判ったんだ。でも7カポの曲結構あるから違う曲だったりして(笑)」
「絶対、これだって!はらたいらさんに2000点!」
「そうじゃないって!」
「S&Gに影響を受けて出来た曲はたくさんあるが、その中から今回は
  ……『さよならの鐘』」

 …という紹介で『さよならの鐘』が演奏されるが、なんと桜井さん間違っていたらしく、慌てて譜面をめくりまくるっ(笑)。そんな桜井さんの行動に客席は大爆笑。歌い出しに直前に見つけることができたようで、3人綺麗なコーラスで歌い出された時には歓声と拍手が沸き起こる。『さよならの鐘』なのに、非常に派手な歌い出しである(笑)。個人的には、桜井さんが何の曲を間違って選択していたのか気になる…。

「(高見沢さんに向かって)ここAマイナーだったろ?
  今、頭ん中で転調しながらやったでしょ?」
 …「うん」と苦笑する高見沢さん。どうやら間違えていたらしい。
「このアルフィーの歌本あてになんないなぁ。<ん?譜面が違っていたのかな(?_?)
  しかし、あんなに賑やかに始まった『さよならの鐘』は初めてです!
  (桜井さんに向かって)間にあって良かったね♪」
「ギリギリだったよっ!もう判んないうちに始まっちゃって、
  こっちにも心構えってモンがあるんだよっ!
  徒競走だって『よーい、ドンッ!』だろ?いきなり『ドン!』じゃ走れないだろ?
  それと一緒だよ。前奏で心構えできるんだから…覚えてろよっ!」
「でも、歌始まりの曲とかあるじゃん。ビートルズでもあるっ。」
「そういうのは、歌の前にちゃんとあるだろう?」
「そんな本気で怒るなよ。大人げないよ〜。もうイイ年なんだからさぁ〜」
「お前に言われたくないよっ!(再び奥のスタッフに向かって)
  すみません!ハイヤーにして下さいっ!

「このTOUR、今日初めて見たって人には、一体なんのことだか
  判らないと思うんですけど(笑)、この春のここのコーナーではは、
  結成当時のことを振り返ってきました。
  ’72年の高校3年の時に他のグループに居た僕は、桜井にコンフィデンスへ
  引き抜かれまして、『君が必要なんだ!』って言わちゃ行くしかないかなって…
  (桜井さんは「そんなことは言ってない」とでも言うかのように首を横に振り続ける/笑)
  そして、大学に入りましたら、僕が高見沢と出会いまして、桜井と高見沢は高校が同じで
  古くからの知り合いだった二人でしたが、僕が高見沢をスカウトしまして、
  僕の部屋に連れ込みまして、そこでスカート履かせて…」
「スカート履かないってっ!」
「高見沢くん、このスカート履いてみてくれないかっ?…て、
  そっちの方が相当へんな趣味だよな(笑)」
「お前の部屋にスカートがあったら、その方が変だぞ。」
「ただのアブナイ人だよな…(苦笑)。
  …で、話を戻しまして、今のアルフィーの形になっていきます。
  つまり元となるコンフィデンスを結成した桜井さんが元祖です!
  元祖天才バカボンです!桜井さんが一番偉いんです!
  でも主導権はありません(笑)。」
「次期リーダーです。」
「還暦過ぎたら、桜井さんがリーダーです。」
「そんなにやるつもりなの……?」
「で、'73年にデビューしたんですけど、その辺のいきさつは明日にしましょう。
  まだ、先が長いからね。」
 …客席は「えー」と不満の嵐
「だいたい知ってるでしょ?当時はまだ学生運動の名残があったりして、
  2人は高校から明治学院で、大学とキャンパス一緒だったから、学校に
  機動隊が来たり、校門が封鎖されたりしてたんじゃないの?」
「しょっちゅう封鎖されてましたね。嬉しかったぁ!!
  2学期くらいまで殆ど閉鎖されていたんで、授業がなくてレポート提出でした。
  それで(落第とか)免れました。」
「そんなことがあったんだぁ。
  明学て平和な学校ってイメージだったけどなぁ。」
「結構、過激でしたよ。機動隊とかも入って来たし…。」
「僕のバンド仲間にも当時学生運動とバンドのどっちをとるか、
  なんて言って結局学生運動を選んで音楽辞めた奴も居ました。
  でも、僕は学生運動には興味はなくて学食でギター弾いてました。
  大学行って、高見沢の授業が終わるのを待って一緒に帰って…」
授業に出ようよ(苦笑)
  お前、学校来ていて何で授業出なかったんだよ?」
君を待っていたんだよっ♪校門の前でっ。」
「そ、そうなんだ。待たせてごめん。待っててくれてありがとう。」
「うん。でも、もう許す。<許す許さないの問題だろうか?(爆)
  …で、学校から高見沢と一緒に帰り、その足で銀座に行き、
  中古レコード店のハンターてお店に行って二人でレコードを探して。
  お互い違うジャンルのレコードを買って、それを交換したりして、
  もう当時の僕らは全財産レコードに費やしてましたね。
  食う物も食わず、音楽が全てでした。僕ら二人は!(強調する)。
  その頃、桜井さんは貯金していました。11万円貯めました。
  当時の11万円って言ったら凄い金額ですよ。今の11億くらいに値する…」
「そんな11億もねーよっ!」
「ドラムを買うために貯金していたんですよねっ。
  でも、2人の陰謀にはまりまして、ベースを買わされまして、
  そこから彼はベーシストの道へ行くわけです。」

 …なんかさ、この話を聞いていると、幸ちゃんと高見沢さんが桜井さんに許可もなく(笑)アルフィー(当時:コンフィデンス)に加入して、そして幸ちゃんと高見沢さんの陰謀によってドラムを買う資金でベースを買う羽目になって、桜井さんとしては散々な感じもするけど、今の「アルフィーの桜井賢」という存在があるのも、2人の強引な行動力のお陰なのかなって思っちゃった。いや、いいね〜っアルフィー〜♪

「その当時から3声でハモるのにハマッていまして、その頃、3人で夢中で
  コピーしていた曲をここでやりたいと思います。CSN&Yの曲で
  『Find coast of Freedom』、そして『オハイオ』2曲続けて…」


 という紹介で歌われた『Find coast of Freedom〜オハイオ』でしたが、30年近く歌い続けて来た重みっていうのかな、なんか歌詞のテーマの重さもあるんだろうけど、なんかズッシリとコーラスが響き渡ってきましたね。そのまま『シュプレヒコールに耳を塞いで』に続き、幸ちゃんも高見沢さんもかなり激しくギターを掻き鳴らしていましたね〜。高見沢さんの指の回復が伺えます。特に終わりの方の2人の掛け合いになるところは本当にカッコいいっ!このアコースティックアレンジの『シュプレヒコール〜』は本当に聞き惚れてしまいますっ。
 その勢いのまま『幻夜祭』になり、客席もアルフィーもスタンディング状態。しかし、この時私は、2列ほど斜め前に居た小さなアル中さんに目が釘付け状態でした。まだ幼稚園生という感じのどう見ても一桁の女の子だったんですが、凄いんだよっ、あの変拍子の嵐の『幻夜祭』に拳ガンガン上げてノッているんだよっ。その女の子のあまりのノリの凄さに、ステージのメンバーを見ることほぼ放棄していましたね(苦笑)。いや〜、しかし凄いよ、ホント。負けちゃいかんよ、二桁のアル中さん達っ!頑張ろうっ!(笑)


 …そして幸ちゃんのMCになり
「はい、どうもありがとうございます。
  生ギター2本で、え〜と…(曲目を確認)、Find coast of Freedom、
  オハイオと続けて、そこから『シュプレヒコールに耳を塞いで』、
  そして、山石と長谷川が加わって『幻夜祭』という流れ…綺麗ですっ♪」

「『幻夜祭』は凄いですからね、あの変拍子に無駄なイントロ、無駄な間奏と
  拓郎さんなんかは『なんでこんな無駄なの入れるんだ?』とどうも理解
  できないみたいですが、やってるこっちは楽しくてしょうがないんです♪
  でも、みんなも偉いよね、ダンダンダーン!ダンダンダーン!
  (幸ちゃん、自分でイントロを口ずさみながら拳を上げる/笑)
  断絶っ♪断罪っ♪(…ここでも、いつもみんながノルよに拳を上げる)、
  みんな変拍子に拳で着いて来ますからね〜♪本当に凄いよっ。
  ちょっとやそっとのファンじゃできないよ!
  初心者の方は何?って感じだと思いますけど、家でよくCDを聴き込んで
  行けば…友情っ♪(拳上げ)愛情っ♪(拳上げ)て出来るようになります(笑)。
  もう客席が変拍子でも着いてくるっていうんで、ポール・ギルバートも
  ビックリしてましたからね〜♪(去年の12/23の武道館見に来てたもんねっ)
  海外の人もビックリさせる、さすがワールドサイズのアルフィーです。」<ワールドワイドじゃなくて?

 ・・・この辺のMC内容、ちょっとあやふやなんだけど、とにかく、ギター2本で最初やり始めた3人だったけど、やっていくうちにどんどん「あれもやってみよう」、「これもやってみよう」と音楽に対して欲が出てきて、それが変拍子の嵐とかになっていくらしいですが(笑)、そういう欲が自分達にとって良い方向にいってくれたんだと思うみたいなことを語ってくれたんですよね。確かに「欲」がなければ「成長」しないし、「進化」もしないよね。好きなモノに対して「貪欲」でいること、そういったハングリー精神てすっごく大切だと思うし、そういう精神があったからこそ、アルフィーの音楽が今でも継続されているんじゃないかなって、個人的に思っております。

「いつ頃からかな?20周年を迎えた頃だったかな?いろんなバンドの人に
  『ずーっとTOURをやっていているけど飽きないの?」とか聞かれるようになって、
  インタビュアーにも、『(TOURを続ける)秘訣は何ですか?』って聞かれて、
  秘訣なんて自分達でも判らないよっ!小田さんにも『煮つまんないか?』て
  聞かれて、っ小田さんは煮詰まった一人だったんでしょうか(笑)。
  あっ、外で言わないでよ。ここだけの話だよっ!
  『Love Love』の時にUというバンドの人は…伏せ字で言ってますど(笑)、
  TOURをやっていると煮詰まってくると言ってましたね。
  僕らは3人居るからかもしれないけど、ボーカルが1人居て、それにバンドが居て、
  ずっと同じ曲順で、話す内容も決まってたら飽きると思うんですけどね。
  アルフィーは毎回話す内容違うからね。ちょっとは話すこと考えとけ!ってのも
  あるんですけど(笑)。曲目もその場で変わるしね(爆)。
  このNHKの前に、文京でもあったし、この前は神奈県であったし、
  もう何度も来てる人も多いと思いますけど、そういう人達て会社とかで、
  『またー?またアルフィー?』、『この間も行ったのに、また行くの〜?』とか
  言われるんでしょ?お見通しです(笑)。
  僕が家族だったらそう言います(笑)
  でもアルフィーは違うっ!自分達がやっていて楽しいんだからっ!
  みんなも楽しいに決まっています!ね?飽きないよね?
  文京の時と違うでしょ?もちろん曲も違ってきているけど、同じ曲でも
  その日に体調とか心の問題とかで演奏も、感じ方も、違うと思う。
  もう、全箇所参加しても飽きないっ!……言い過ぎました(苦笑)
  僕達は全箇所参加していますが飽きてないですっ!」

「え〜、先程も高見沢が言ってましたけど、桜井はS&Gから、
  高見沢はビートルズとかもっとハードロックな音楽から、
  僕もビートルズから入ったんだけど途中で日本のフォークに
  行っちゃいましたけど。昔とった杵柄で、今では色々とフォークの
  番組の司会とかさせて頂いてますけど…。
  でもやっぱり洋楽の音楽から入ってきたから、英語の歌に違和感が
  ないんですよね。'98年にNYへ行った時も『アルフィーの英語は綺麗だ。
  変に癖のない英語だからストレートに言葉が伝わる』と言われました。
  歌ってる方が意味が判らないんですが
  聴いている方には判るんですね(笑) ちゃんと通じるんですって。
  音楽には国境がないですねっ!」

 …アルフィーの英語の発音に関しては、私の知人の方も言っていた。ドイツ在住が長かった人なんだけど英語が堪能な方で、アルフィーのCDを聴いてもらったら、「すごく正確に発音している」て関心していたもん。特に幸ちゃんの英語の発音というかイントネーションは完璧だそうです。凄いなぁ〜、本人は意味を理解してないと言うのに(笑)。

「ドイツでも'99年にやりまして、今年はロンドンへ9/27に行って参ります。
  会場はロイヤルアルバートホールという由緒あるホールですからね。
  クイーンもツェッペリンもやった所です。
  高見沢なんかステージ立ったらジミー・ペイジがのり憑っちゃって、
  ギターもこ〜んなに下げてやっちゃうかもしんないっ。
  桜井もフレディ・マーキュリーが降りてきて、こ〜んな衣裳で、
  胸毛もボーボーで歌っちゃうかもしれないっ(笑)
  ですので、お留守番組のみなさんは、ロンドンの空に向かって
  『今、やってんだな』てパワーを送って下さい。」

 …この後、唐突に「3階席!」「2階席?」と声を掛けていたような…。「1階席に負けないようにっ!」と言っていて、1階席には声を掛けてくれなかった…(寂)。

「英語の発音が綺麗な(笑)アルフィーは色々と英語の曲をコピーして
  きましたけど、この曲は小学校の時からこれはやってましたね。
  これはCDにも収録されています。『Ticket To Ride』」


 …という紹介で『Ticket To Ride』が演奏され、その演奏と同時にステージを下がっていた高見沢さんと桜井さんが再登場。高見沢さんは、真っ赤なスーツ(後がマーメイドカットになっている変わったジャケットでした)に黒いスカーフ付きシャツに黒のサングラス姿に着替えておりました。しかも、持っていたギターがヴィーナス・エンジェル・ギターだったので、もう最高にカッコ良かったぞ。あのギターを見ると幸せな気分になるね(笑)。
 高見沢さんがシャウトしてノリノリの勢いのまま『冒険者たち』 へ。この曲の前奏が出た時の歓声は凄かったね。もう、高見沢さんが狂ったようにギターを掻き鳴らして、客席も超ハイテンション状態になりましたっ!この曲て、本当に拳の上げ甲斐がある曲なんだよねっ♪しかも、長谷ぼんがメチャクチャ格好良く叩くのようぅ!
 続いて『クリスティーナ』へ。高見沢さん、ここで白のテレキャスを使っていたんだけど、音がイマイチだったのか途中で同じ白いテレキャスにギターを替えていました。私にはこの2本のギターの違い&音の違いが判らなかった…。ちょっとギタートラブルがあったので、どうなるかと思っていたけど、サングラスを振り落とすほどのノリノリでギター掻き鳴らしていましたね〜。そして、ジャーンッ!…と決まって終わったかと思いきや、ジャジャジャジャジャンッ!と高見沢さんが一人でギターを掻き鳴らし、そのまま『Ccommunication Breakdown』 へっ!桜井さんが一瞬、「きたよ〜っ」て感じで苦笑していたから、これはタカミーの暴走らしい(笑)。でも、そんなリーダーの大暴走には慣れているので、みんなシッカリ着いて行きます!だから、高見沢さんはフル歌いまくり、叫びまくり、ギター弾きまくり、しまいには跳ぶわ、回るわの大暴走で、もうムチャクチャ格好良かったぁ!もう、ロックンローラしてたよっ!!ああいう高見沢さんを見ると、「やっぱり根っからのギタリストだよなぁ」て思うし、確実に指は回復に向かっているんだって思えて嬉しくなっちゃったねっ。


 …そして高見沢さんのMCになり、
「はい、どうもありがとうございます。
  久しぶりの東京なので真っ赤に燃える高見沢王子です。
  いいか、みんなも理性の扉を閉めて!野獣の扉を開いて!
  こっちに来てくれっ!!」

「なんか最近、すっかり"高見沢王子"というのに違和感なく
  溶け込んできた感じじがします(苦笑)。
  先日の『T×2 SHOW』(6/14放送分)で、高見沢王子の
  初めてシリーズで最高視聴率を取りましたっ♪
(拍手喝采)
  …て、ちょっと待てっ!!回転寿司で良いのか!?
  俺も拓郎さんもただ食ってただけだったのに…、
  まぁ、来週は釣り堀です(笑)。」

 …関東では毎週木曜日に放送されている、テレビ朝日の『T×2 SHOW』ですが、6/7から「高見沢王子の初めてシリーズ」と言って、高見沢さんが体験したことがないやつを、この番組を通して体験して頂こう♪というコーナーが登場したんですね。初回は「犬の散歩」でした。ボルゾイという大型狩猟犬を任された高見沢王子は、ボルゾイのジプシー君に引っ張られまくって、公園中を走りまくり、見ている方は非常に面白かったです(笑)。で、高視聴率を取った「回転寿司」のやつは、渋谷の回転寿司へ行って、拓郎さんと高見沢王子が回転寿司とひたすら食べるというやつでした。2人共初体験で、予想外に美味しくしかも安かったことに2人は感激しておりました。いやはや、面白い企画を立ててくれたものだ。しかも、コンサートで、こういう報告があると、なんか嬉しいよね。

「えー。21世紀最初のTOURである今回はTOURタイトルにNEVER FADEと
  付いていますけど、『変わらない』という意味ですが、アルフィーそのもの
  という感じがしてピッタリなんじゃないかと思っています。
  NEVER FADE=変わらない=21世紀になってもTOURやり続ける
  =アルフィー=偉い!…という感じで(笑)。
  そんなアルフィーに根気よく付き合ってくれる君達はもっと偉いっ!!」

「…あのさぁ〜、そこ(客席)にプラカードがあって
  『今年も落ちて』て書いてあるんだけど…

  落ちろ!と言われて落ちる俺ではないっ!
  落ちるな!と言われて落ちるのが俺なんだっ!!
  何の事を言っているのか判らない人は別に…(説明するのを嫌がっている)
  去年そっから(ステージ前から)落ちたんだよっ!
  え〜、TOUR、長いことやっていると、ステージから落ちますし、
  怪我もありますし(左手の人差し指を出す)、本当に長い間やっていると
  骨が折れるというか…別にいいんですけどっ。」

 …しかし、「今年も落ちて」てプラカード持っていたファンてナイスだよねっ!(^_^)b 良い度胸というか…(笑)私は好きだな、そういうノリ。私だったら「今年は落ちたりしないよねっ(ハートマーク)」て書くかもしれないけど…。冷た〜い王子の視線を浴びられそうじゃんっ。(何を狙っているんだ?ななんぼっ!)

「今年は9月にロンドン公演もあるけど、その前に!今年も20回目の
  夏のイベントを8/25,26にやりますっ!場所はさいたまスーパーアリーナ!
  タイトルはオーバーに(笑)Kingdom!もう20回もやっていれば王国です。
  (普通に拍手している客席に向かって)…もっと拍手しろよ〜!
  (大袈裟に拍手する客席)3階の声が一番良く届くなぁ〜!
  よし、もう1回やってみよう!20回もやっていれば王国です!
  (客席、超大袈裟な拍手&歓声)…お前らホント調子良いなぁ。
  俺もかなりのもんだけど、負けるわ。
  25日はアルフィーの27回目の誕生日を盛大に祝って、
  26日は新たな一歩を…(と、大きく片足をドンと一歩踏み出すタカミー♪)
  さいたまスーパーアリーナで、みんなと新しい一歩を(足をドンと踏み出す)
  踏み出したい。二日間共よろしくなっ!」

「さっき坂崎も話していたけど、アルフィーは最初コピーから始まったバンドで、
  デビューしてから曲を作るようになったという不思議なバンドです。
  デビュー曲が人の曲で、かなり派手にデビューした分だけ
  しっぺ返しも大きくて、精神的に特にも…リードボーカルの人は
  『だから言っただろう!?歌ったことねぇのに!』って思ってたんですけど、
  さすがにあの頃はまだそんなことは言えなくて、心の中で思いながらも
  笑顔で歌っていた僕ちゃんでしたが、歌いたいのに弾けもしない
  ギターを弾かされていた桜井はもっと悲惨だったみたいですけど(笑)。
  今では、あれだけ苦手だったハンドマイクも板について、
  花嫁姿でジャーンッとかやってるけど、当時はカチンコチンの姿で
  君の置き手紙〜♪また読み返し〜♪(by『夏しぐれ』)
  …教えて〜♪くだ〜さい〜♪(なぜか『防人の詩』)」

「違うって。それ、さださんだよ(笑)。」

「桜井はギター弾けないから音出てなかったんだけど、
  弾き真似が上手いんだよ。エリック・クラプトンなんかやらせたら
  天下一品だよ!ウチでレコード聴いている時も弾き真似して、
  『こいつはジミー・ペイジか?』と思ったぐらいだもんっ。
  普通ギタリストは感情でギターを弾くんだけど、あいつは顔で弾くんだよ。
  それを見て俺もああいうふうに弾こうと、心に決めた22才の夏…♪」

「僕の美しい原宿のアパートで、タイトルと曲のイメージが合わないと
  非難を受けつつも、いくらでもあの当時は曲が出来ました。
  僕はあの頃の曲を聴いてあの頃に戻りたいと思うことは不思議となくて、
  あの頃の情熱に少し触れたいと思うんじゃないかな…
  その為には、あの頃の曲を聴くのが良いと言いますけど、
  僕らの場合はあの頃の曲を歌うのが一番だなと思っています。
  最初はこの曲にも違うタイトルが付いてました。<「ベルリンの露」でしたね。
  全てはこの曲から始まった気がします。…『メリーアン』」

 …という紹介で歌われた『メリーアン』。やっぱり、この曲は、アルフィーを世間に知らしめた曲なだけに、こう生で聴くとグッとくるもんがありますね。そういえば、桜井さんがジャケット脱いでいて、何故かシャツが紫系の服に変わっていた。始めは黄色のシャツだったよなぁ〜?いつ着替えていたんだろう?全然気付かなかった…。
 続いて『Dark Side Meditation』、鐘の音のSEが流れて『明日の鐘』と続きました。『明日の鐘』では、ステージ頭上のステンドグラスのような屋根のセットが真ん中から左右に分かれて開いていき、ステージの後方に白いスクリーンみたいな布が出てきて、曲に合わせて赤いステンドグラスのような映像や、炎のような映像が映し出されていました。そのせいか、すごい礼拝堂みたいな雰囲気になって曲の荘厳さが増していましたね。ちなみに、終わりの方のだんだん盛り上がっていくような所での長谷ぼんのドラムが大好きだったりします。今回は良く見えて幸せだ…♪
 そして本編最後の曲は『NEVER FADE』。前奏で、ステージ頭上に花火が出る特効が!判っていてもビックリするぞ。客席もガンガンに拳上げてハイテンションの中、本編が終わりました。曲の終わり間際には、ステージ左右から銀テープが飛び出して綺麗だったなぁ♪



 アンコールでは、山石さんと長谷ぼんが先に登場し、上手から豹柄のスーツに青いヘビ柄Tシャツ+サングラス姿の高見沢さんがインカム付けてギターを持って登場。出て来たなり、いきなりギターソロを弾き始める。ブルースぽい曲を弾き始め、次第に耳慣れた音になっていくと、それに重ねるように下手からブルースハープを吹いて幸ちゃん登場!もう、幸ちゃんの格好ビックリよ。一見シンプルな柄のTシャツなんだけど、胸元に豊満な胸のリアルな絵らプリントされている!まるで幸ちゃんが巨乳のように見える(笑)。しかも、七分丈の色んな絵柄がゴチャゴチャ描かれたサイケデリックなパンツに、靴下、黒のスニーカーよっ。外見は実年齢を超越している(笑)。
 アンコール1曲目は『Funky Punky』。前奏に合わせて、ステージ前にスモークの柱が5本ばかり吹き出る特効がぁ!いきなり叫びまくる2人、そして、賢さまも登場。赤いシャツだったのは覚えているんだけど、下は何だったか記憶がない…(すまない)。幸ちゃんも高見沢さんもステージ左右あちこち走り回っておりました。幸ちゃんは、最前のファンからお花を頂戴していた。間奏後には、ブルースハープを客席に投げ、再びステージを駆け回る。とにかくアンコール1曲目からハイテンションっ。

 歌い終わると桜井さんがステージを去り、代わりに幸ちゃんがシルバーのまるでフライングAのような斬新なベースを持って高見沢さんと一緒にステージ中央で演奏。弾く曲はベンチャーズ!最初の曲がなんだか判らなかったんだ。でもベンチャーズなんだよ。そして、『ダイアモンド・ヘッド』へ続き、ノリノリで弾いている二人だったんですが、そこへ下手からブルズギターを持ったホルスタインの賢様が登場!ちゃんと、首からマイクもぶら提げております(笑)。ギターを良く見ると、向かって右側の角の部分に「ゴメス(怒りマーク付き)」と黒テープで文字が貼ってあった(笑)。自分もギターを弾いているかのような熱演振りで2人に合わせて演奏しているフリをするホルちゃん。下手側の客を煽りながら超ノリノリで弾きまくっていたホルちゃんですが、「テケテケテケテケ…!」という所で2人(&バックの2人)が演奏を止めたので、無意味に弾き真似しているホルちゃんの虚しい姿が客席から注目を浴びる…。「あっれ〜?変だなぁ?音出ないなぁ?もう1回!」という感じで再び演奏されますが、またも同じ所でメンバーが演奏を止めてしまい、弾き真似しているのがバレバレのホルちゃんの虚しい動作だけがステージにあったのであった(笑)。

「そこのウシくんっ!」
「あれ?何で?」
「ちょっと、ウシくんっ!こっち来なさいっ。」
 …高見沢さんに呼ばれて、素直にステージ中央に来るホルちゃんっ。
「(幸ちゃんのベースを見て)変な形したベースだね。
  これ、ベースなの?本物?」
「君のギターも凄いよ。そこにゴメスて書いてある!」
「そうだよ。これ、ゴメスだよ。」
「首だけになっちゃったの?」
「そう。タカミーに酷いことしたから…」
「そうなんだ。(ギターに向かって)ごめんね。
  酷いだなんて思ってないよ…」
「嘘ばっかっ!ずっと、ゴメス〜って憎んでた癖に!」
罪を憎んで、牛を憎まずだよ!

 …あまり説得力のなかったタカミーでしたね(笑)。だって、相模大野のアルコンの時に「スーパーで牛肉とかの表示見ると何ッ?とか反応しちゃう」とか言っていたし、「牛肉を食いまくっている」とか言ってたもん。十分、牛ちゃんを憎いんでいる気がするんだが(笑)。それに、確かあの時て転んで手を付いた所を踏まれたはずだから、牛ちゃんにそんな罪はないと私は思う…。まぁ、自分のドジぶりを憎んで、ホルちゃんに八つ当たりっ♪…て感じなんでしょうか?見ている方は楽しいのでOKなんですけど(笑)。
 そういえば、この翌日に、NHK初日の模様の記事がスポーツ新聞の何紙かに掲載されたんだけど、その中に「牛の着ぐるみの桜井をギターの『音』で操ることで、見事にリベンジを果たした…」みたいなことが書いてあって、成る程なぁ〜て思ったね。この記事読むまで、タカミーが桜井さんをからかっているとしか思っていなかったんで…いや、実際にそうなんだけど(笑)。

「(桜井さんの足元を見て)良い靴はいてるね?何革?」
「……牛。」
「どこの?」
「イタリア。」
「君、スペインの牛だろう?ポリシーない奴だなぁ!」
「スペインの牛がスペインの牛の靴履いてたら問題でしょう!
  イタリアの牛だから何とか誤魔化しが効くのっ!」<そうか?
「あ、そうか。……ところでウシくん、
  君、スペインに帰ったんじゃ無かったの?」
「前も言ったでしょ?検疫で引っ掛かったまんまなの。」
「まだ引っ掛かってんの?長いねぇ…」
私の検疫よりもアンタの指の方が長いんだよ!
  だいたい、アンタが指を折らなければ、わざわざスペインから
  日本に来る必要なかったんだからっ!」
「そんなこと言わないでよ〜。君の友情感じるよ。」
「これ(牛の着ぐるみ)よく見てご覧よ。
  これ、牛柄じゃないんだよ?101なんだよ。<ダルメシアン〜♪
  あの人が急に言うから、牛の模様なかったからって、
  101匹ワンちゃんになっちゃったんだよ。
  でも、今はいっぱい牛柄が置いてあるらしいね。」
「今年の流行だって。でも、こっちの方が良いよな。」
「そう?私、最近はたくさん牛柄の物を貰うんだけど、
  好きで着ている訳じゃないから貰っても嬉しくないんだよね〜。」

 …一時期はキティちゃんGOODSを貰いまくっていた賢さまですが(だから、ベルリンへ行った時にスーツケースの中身が全部キティちゃんGOODSだったらしいし/笑)、今度はホルちゃんにちなんで、牛柄のGOODSをいっぱい貰っているんだね。それもファンの愛さっ♪確かに、今、牛柄て流行っているからいろんなのあるんだよね。関係ないが、私のパソは牛柄がトレードマークのGatewayなので、マウスとかパッドとかに牛柄が付いているわっ♪もしかして、ホルちゃんとお揃い?<違うって。

「あのさ、ギターは弾き真似だから、<結局、白状している(笑)
  ちゃんと実力見せたいんだけど、イイ?」
「いいよ。何やるの?」
「ドラムやらせてくれる?」
「よし、やろうっ!」

 …ホルちゃん、幸ちゃんからスティックを渡される。わざとらしく「エッ?2本も使うの?」と言ってみせるが、かなり乗り気である。
「嫌だ嫌だって言っているけどさ、、
  結構この格好(ホルちゃん)気に入ってるじゃん
  終わったらそれ持って帰って良いからねっ♪」
「要らないよっ!こんなの持って帰ってどーすんだよっ!
  でも、なんか愛着沸いてくるよね…」
 …この間、ちょいと暇そうだった幸ちゃんが、いきなりホルちゃんの乳と揉み始める…。セクハラである(笑)。
「コラッ!幸ちゃん!やめなさい!触っちゃダメって何度も言ってるでしょ?
  まったくっ、アナタも何なの?その変なTシャツはっ!
  本当に、ウチのバンドおかしいよ。豹(柄)と牛(柄)が並んでるし。
  豹が隣に居たら、普通噛まれるよな。
  …じゃ、バンドのみなさん(長谷ぼんと山石さんを見る)よろしくね。
  …なんか嫌々って感じだなぁ〜。いくよっ?ベンチャーズ!」

 …というホルちゃんの掛け声に合わせてベンチャーズの曲が演奏されるが、ホルちゃんの見せ場のドラムソロ(?)のところでホルちゃんは、幸ちゃんのパーカッションを和太鼓みたいに叩き始める。なんか、音も変だったぞ。そんなノリノリで叩いているホルちゃんに、スピーカーの裏に隠してあった赤いハリセンを持って叩く高見沢さんっ。長谷ぼんが、それに合わせて「カーン!」て音を鳴らしていた。相変わらず、いいコンビだね(笑)。

「それじゃ、お祭りだよっ!もっとベンチャーズぽく!
  サーフィンミュージックにっ!」
「だって、コレ、こういう音しか出ないよ?変だよ?」
「違うよ、こうやって叩くんだよ。」<幸ちゃんと一緒に叩き方を指導
「あっ、こうやって叩くのね。<斬新な音を出す
  でもこっちの音(さっきの和太鼓のような音)の方が好きだな。
  私の身体に流れてるのはこっちの音だなぁ〜」
「じゃ、秩父音頭いってみようっ♪」
 …客席も合わせて音頭をとり始める。長谷ぼんも調子に乗って叩き始める。ナイスだっ♪
「ええっ?本当に秩父音頭やんのっ?本当に〜?」
 …タカミーや客席の勢いに負けて「正調秩父音頭」を歌うホルちゃん。 すんごい声が出ていて、本当に上手い!着流しじゃなくて、ホルスタインの着ぐるみってところがまた笑いを増長させるんだけどね(笑)。
「上手いなぁ〜っ!!」(客席も大拍手)
「レッツゴー!ベンチャーズッ!ワン・ツー・スリー・フォーっ!」
 …秩父音頭を歌わされて、なんかヤケッパチぽくカウントして再びベンチャーズの演奏に。さっき以上にノリノリでパーカッションを叩きまくるホルちゃんだったが、しだいにパーカッションを離れ、スピーカー、床と移動しながら叩きまくる。ステージ中央の前まで移動しても床を叩きまくっているホルちゃんに、再び高見沢さんが赤いハリセンで「カーン!」という効果音入りで叩く。非常に判り易いオチだ。

「ね〜、ちょっと、今思ったんだけどさ、これ(ステージ前のカメラを指し)
  ビデオだよね?ちょっと止めてよっ!先に言っておいてよっ!
  証拠に残っちゃうじゃんかよっ!!」<ワーイ♪ビデオパンフにはホルちゃん出演確定ね(笑)
「あのさ、夏イベにも来ない?」(客席、大歓声)
「嫌だよ〜」
「スーパーシートで呼んであげるからさっ♪」
「あのね、日本は湿気が多いのよ。これ出てるところが少しだけで、
  本当に蒸れてて、すんごく暑いんだよ!
  …アンタ(高見沢)も暑そうだねぇ。中が蛇で外が豹?
  サイケデリックだね〜。幸ちゃんも凄いよね〜。」
「これ(パンツの柄をジッと見て)何の柄?判んないね〜。」
「アナタもサイケデリックだね〜。」
「でもギュウちゃんが一番サイケデリックだよ♪
「ギュウチャン???あ、牛ちゃんてことね…。
  やっぱドラムはダメだわ。あの時、貯金でちゃんとドラムを
  買っていれば人生違っていたかもしれないけど、もう遅いわ。
  あのさ、悪いんだけど、ブルースにしてくれる?ブルース。」
「OK!ブルースね!ピンクの照明にしてーっ!」<何故???
「ねぇ、ブルースて照明がピンクなの?
  アンタ違う所でブルース聴いてない?(笑)

 …タカミーが何処でブルースを聴いていたのかはともかく(笑)、みんなでブルースを演奏するが、ホルちゃんはみんなに合わせてギターを弾く真似。本編で「桜井は顔でギターを弾く!」と言われていただけに、妙に眉や口を動かして、手とかを引き攣らせていた。そして、絶妙のタイミングで演奏を途中で止める4人。大袈裟にガクッとなるホルちゃんっ♪
「こういうことすると、ぎっくり腰のようなもの…になるんだよっ!
  でもさ、やっぱりこの年代はロックン・ロールでしょうっ!」
 …客席「ヒューッ♪」と盛り上がる
「みんな、ロックン・ロールで”ヒュ〜♪”て喜んでるけど、
  ロックン・ロールだってもう古いんだぜ〜っ?
  歳、ば〜れたっ!<なんかブラック・ホルちゃん
  すみません(スタッフに向かって)スタンド下さい!
  (スタッフ、ステージ中央にマイクスタンドを持って来る)
  OKっ!Let's go! Rock'n Roll !!」

 …というホルちゃんの叫びで『ジョニー・B・グッド』へ。3人横一列に並んで振りを合わせて弾きまくるけど、どうしても幸ちゃんの動作が遅れがちになる…。しかし、何度見ても凄い光景だ。サイケデリックな格好&ベースを持った幸ちゃん、ホルスタインの着ぐるみの賢さま、豹柄スーツのタカミー…初めてアルフィー見た人は何て思うんだろう?間奏では、ホルちゃんが片足あげてギター弾きながら横移動するというチャック・ベリーの奏法を披露。そして、段の上に乗って、ジャーンッ!と曲を終わらせようとしたホルちゃんだが、高見沢さんが終わらさずに、「もう1回っ!」というジャスチャーをする。もう1回ホルちゃんが段の上にのってジャーンッ!と同時に飛び降りたけど、またまた終わらせてくれないタカミー…、3回目を要求されるが、
「ダーメだってぇ!野球は2時間まで!<4時間やって膝に水たまった賢様(苦笑)
  飛び降りるのは2回まで!て医者に止められてるんだからっ!
  あのさ、今、ちょっと気が付いたんだけど、
  俺このコーナー牛じゃなくても良いんじゃないか?
「やっと気が付いた?(笑)」
「何だよ〜!ただ暑いだじゃんかっ!慣れてきたけど…」
「続けていってみようっ!ジュリーーーっ!」

 …という高見沢さんの叫びと共に『勝手にしやがれ』へ。前奏と同時にステージを去って行く高見沢さん。賢様はホルちゃんのまま、ジュリーを熱唱。「ああぁ〜♪ああぁ〜♪」のところでは、またもや自分の乳を触りながらR指定の声を出す…(笑)。でも、最後の決めポーズはバッチリさぁ!格好は牛なんだけど…(爆)

「Thank you TOKYO♪
  とうとう6月のこんな時期まで来てしまいました。
  色んな方に賛否両論言われて来ましたけど、
  批判的な意見の方も『…でも可愛い♪』と…。
  小泉総理よりも、ちょっと低いくらいの支持率で
  牛やってます。 このまま明日も…(落ち込みモードに入る)
  なんとかここまで、皆さんの拍手や声援に支えられて来ました!
  でもビデオに残すことはないんじゃないかと思います!
  今日の企画は明日のことを全く考えていません!そりゃそうです。
  今日死んじゃうかもしれないんですから。<なんかブラックだなぁ〜
  あし〜たが、ある〜♪って歌に水を差すつもりもありませんが、
  明日のことよりも、今日を生きようっ!…という気持ちです。」

「では、皆さんっ!タカミーの指が早くくっつくように…
  本当はもう付いてんじゃねえのか?とか思いますが(笑)、
  いきましょうっ!Are you ready !? Are you ready !? Are you ready!?
  Ok !! Everybody D!D!D! D!D!D! D!D!D!
  (客席と掛け声合戦になるが、掛け声に合わせてチャック・ベリーを
  やったり、妙なステップをしはじめるホルちゃん…崩壊寸前)
  ごめんなさい。こう調子に乗るから腰痛めるだよね〜。」
そんな調子の良い牛いないよぉ。」
 …幸ちゃんは、ホルちゃんの妙なダンスにウケまくりであった。

「(そんな幸ちゃんを振り返って見て、ついでに映っている自分の影を見る)
  この影がな〜。何なんだよな〜。影〜(自分の影が牛の頭の形だもんね〜/笑)
  では気を取り直して、もう1回っ!Everybody D!D!D! D!D!D! D!D!D!
  Thank you TOKYOーーー!! Good-luck !!」

 …と叫びながら去っていたホルちゃんと同時に『D!D!D!』へ。ピンクのカウボウイハットに通販のD!D!D!-Tシャツにピンクのレザーパンツ+赤いサングラス姿のタカミーがインカム付けてステージ奥のお立ち台に登場っ!ステージ中央にはドナルドギターがセッティングされました。歌って、パラパラ踊って、ステージ駆け回っていたタカミーですが、やたら花を貰い、3番ではバラを2本投げ込まれ慌ててキャッチしていた。桜井さんは比較的暇なのか(笑)、妙に長谷ぼんに話掛けていたよね〜。ドラム叩くの邪魔しないのっ!「Super Duck !! Super Duck !!」と叫ぶところで、ギターのドナルドを指し、そして自分の右腕を必死にアピールしていた。良く見えなかったけど、ブレスレットをしていたようで、どうもドナルドが付いていたらしい。もっと大きいのにしてくれ、せめて双眼鏡で確認付くサイズで(笑)。あと、最後も「Super Duck !! Super Duck !!」と叫んでいたが、あまりに花を投げ込まれたので、叫ぶよりも花を拾うことに専念していた…。決めポーズよりも花拾いを取ったタカミーであった(笑)。そして、そのまま…
「ドラムスっ!長谷川浩二ーーーっ!」
 …といきなりメンバー紹介。しかし、ガガガガガガーッ!とドラムを叩きまくっていた長谷ぼんだけど、何か妙に笑いながら高見沢さんを見つめているし、桜井さんも高見沢さんを見つめている、高見沢さんはどんどん長谷ぼんに近づいていて、そこで何か幸ちゃんに言われてる。高見沢さんも「エッ?」て感じで聞き直していて、一応、ドラム音が鳴り響いているんだけど妙な間があって、ジャンっ!と決めて、次は山石さんの紹介に行くかと思いきや…
メンバー紹介ここじゃなかったぁ!ゴメンッ!
 …と叫び、思いっきりステージに転ろがって足をバタつかせる幸ちゃんと桜井さん。気持ちは解るっ!(笑)。長谷ぼんも山石さんも爆笑状態。やってくれたぜっ!タカミーッ!正に「味方の陣地に手榴弾を投げ込むような奴」でございました。
「さぁ!次の曲言ってみよう〜!(笑)」

 …と『希望の鐘が鳴る朝に』になったけど、すごい笑いの中で前奏が始まり、桜井さんと幸ちゃんはやっとのことで起き上がるが、幸ちゃんに至ってはストライクに入ってしまったようで、桜井さんが歌い始めても、まだ顔崩しっぱなしで笑いまくっていた。私も、よく桜井さん歌に入れたよなぁ〜と、違った意味で感動してしまった。この曲、すっごく好きだし、色々と思い入れも強いので、結構ウルッとくること多いんだけど、今回はすっごく笑いの印象が強く残ってしまったわ。これはこれで、良い思い出として残るだろう(笑)。
 そして、本当のメンバー紹介になり(笑)
「ドラムス!長谷川浩二ーーーーっ!!」
 …本日、2度紹介されたオイシイ長谷ぼんっ♪でも、客席もメンバーも笑いまくり。幸ちゃんに至っては、腰砕け状態でステージにしゃがみこんでいた。
「キーボード!山石敬之ーーっ!
  ベース!桜井賢!
  ベース!桜井賢!
  ベース、桜井ま・さ・るっ!
  ベース!……もういいや(笑)。
  We are THE ALFEEーーーーーっ!!
  アルフィー! アルフィー!アルフィー!最高っ!
  さぁ、いくぜ東京ーーっ!まだまだいくぞ〜!」

 …という叫びと同時に『AFFECTION』へ。前奏と同時ステージ左右から、 色んな色の巨大な風船がいくつも出てくる。なんか、客席のあっちこっちに跳ねまくって怖い、怖い。2階席まで行っていたからね。もう、風船が頭に当たらないかビクビクしていて、ステージをあんまり見てなかった(苦笑)。だって、怖いんだもんっ。斜め前の方、風船に気付かずボーンッ!と直撃してビックリしていたし…。あ、でも、桜井さんが幸ちゃんが歌っている箇所の時に、長谷ぼんに向かって感電したようなシビレタ動作をして踊っていたのは見逃さなかったわ(笑)。何、やってたの?賢様…。長谷ぼんの営業妨害しちゃダメだって!

 最後は高見沢さんが「どうもありがとうーーーっ!」と叫んで終わった。
 ステージ前に、メンバー全員出てきてお辞儀。その後、高見沢さんは凄いピックを客席にバラ撒きまくっていた。箱の中にあるもん全部投げたって感じだよ。しまいには、空になった箱まで客席に投げ、元気一杯に両腕をブンブン挙げてステージを去って行きました。



 2回目のアンコールでは、高見沢さんは茶系のサングラスに赤と黒のアニマル柄で胸元に深いカットの入ったドレスシャツと同系のパンツに、長〜い黒と紫のストールだか、マフラーだかを巻いて登場。幸ちゃんは紺地で胸に白い文字がプリントとされたラメぽいTシャツ+黒いレザーパンツ姿で、桜井さんは黒のシャツにダークグレーのパンツ姿で登場。高見沢さんが、不必要なぐらい腕をブンブン振ってファンを煽っていた(笑)。

「物凄いアンコール、どうもありがとうございます!
  いや〜、さすが東京のライブっ!特に遠い席のみんなの声が
  よく響いて来ただんだよな。
  みんなのアンコールは宇宙の木魂のようにこちらまで届きました。
  本当に、この春一番の激しいノリをありがとうっ!
  ラジオのアルフィー、テレビのアルフィーとか色々あるけど、
  やはり我々の道はライブ!ライブ道一直線!…そう感じています。」

「現在、シングルとアルバムの制作に入っていまして、
  もうすぐ……いつになることやら(苦笑)
「おいっ!お前に掛かっているんだからっ!
  他人事のように言わないで下さいよっ!」

「生きていると日常のなかでも色んな事がだって、
  頭に来る事とか色々とあると思いますが、僕も一緒です。
  だからアルフィーのコンサートに来て、こう拳を上げれば
  色んな意味で気が済むんじゃないかと思います(笑)。
  曲を沢山作って来ましたが、まだ伝えきれてない事、
  言い足りないことが沢山あります。だから、今度の
  アルバムは21世紀最初のアルフィーからのメッセージと
  捉えてくれると嬉しいです。
  この2年間、散々レコーディングしてきて、アルバムが2枚くらい
  出せるだけはやったんだけど、やはりそれをそのまま出すわけには
  いかないんで、その中から厳選して、1曲、1曲を1つのテーマにまとめて、
  1つのイメージで、曲もシンプルに…変拍子で行きたいと思います♪」

 …どんなアルバムになるのか謎だけど、9月にはオリジナルアルバムが出るんだって確信できて嬉しかったですね。アルフィーの新曲に飢えている我侭なファンなもので(笑)、かなり気合入ってそうだし、ストレート勝負してくるとのことなので非常に楽しみになってきましたっ♪

「下手に色々と手を加えないで、ストレートなアルバムに
  したいと思っています。
  その前に、8/22にシングル『Juliet』を出しますっ!
  史上最強のラブソングです。とにかく速いです!
  ナンチャラ、カンチャラ♪ヘイッ!(ヘイ!で拳を出すタカミー)
  だからな(笑)。そこしか知らない人も多いと思いますけど。
  番組でもこれだけですから…ヘイッ!(笑)
  ですから、みんなの力によって、この『Juliet』、
  21世紀最初のシングルも盛り上げてくれると嬉しいです!」

 …翌日、この公演の模様を掲載したスポーツ新聞の一つに、「新曲『Juliet』を一部歌うサービスも…」なんて書いた新聞があったんだけど(笑)、このMCのことだったのかしら?私の記憶が正しければ、高見沢さん「ヘイッ♪」しか言ってないんだけど(爆)。まぁ、番組でもそこしか流れていないから、新曲を一部歌うでも合っている…のかぁ!?ついでに、違うスポーツ新聞には、「今度の曲がベスト10入りすると連続ベスト10入りの新記録になるので、その記録更新をファンの前で誓った…」みたいなことも書いてあったんだけど、そんなの誓ってねーよ(笑)。ついでに書くけど、高見沢さんが骨折したのは左手人差し指なのに、「左足の指を骨折」なんて書いてあった新聞もあったとかで…おい!正しい情報を掲載しろっ!スポーツ新聞っ!

「僕らには色んな道が沢山あったけど、残ったのはギターとライヴの道しか
  なかったと思います。今、道に迷っている人、日常と戦っている人の為に
  作った曲です。そんな人達に心を込めて…『The Way』」

 …という紹介で歌われた『The Way』。やはり、最後の方のギターソロが良いんですよね。なんか、それだけでしびれてしまうって感じで…。最後は、3人ステージ前に出てきてアカペラで熱唱。最後の「戦え〜♪」と「え〜」の延ばし方が、賛美歌の「アーメン」の延ばし方に似ていて、やっぱり影響されているんだなぁ〜、ここのハーモニーを聴く度に思うんだよね。
 そして、ステージ中央にスタンドマイクが置かれ『終わりなきメッセージ』へ。高見沢さん、長〜いスカーフをスタンドに巻きつけておりました。もう、後半からは、マイク片手に叫ぶ、跳び回るでもう超エキサイティングっ!最後は「You can change your mindーーーー!!!!」と力の限り叫んで、そのままステージにしゃがんでいた。でも、の終わった時の疲れたけど、満足気でいっぱいな顔が忘れられないなぁ。

 最後は3人前に出て来てご挨拶。でも、幸ちゃん、前に出て来る時にステージの段に足引っ掛けていたわ。なんとか踏ん張っていたけど、気を付けてね。3人とも手をブンブン振りながらステージを去っていき、NHK初日のコンサートが終わりました。


 終わってすぐに終演のアナウンスが流れたんだけど、最後の盛り上がりが凄かったから、みんなアンコールをガンガンにしていたんだよね。そうしていたら、暫くしてから暫くしてマネージャー棚瀬さんのアナウンスが流れ、「みなさんの熱いアンコールは楽屋にいるメンバーに届いていて、メンバーもみなさんのアンコールに応えたい気持ちでいっぱいですが、会館との規定の約束の時間を大きく過ぎていますので、申し訳ありませんが、これ以上アンコールに応えることができません…」 みたいな内容でした。確かに、18時10分ぐらいにスタートしたのに、時計を見たら21時半近かったですからね〜。「大きく時間を過ぎている」というアナウンスに、みんな「大きく…」とどよめいていました(笑)。
 そして、そのまま恒例の三本締めとバンザイ三唱になり、すっごく綺麗に決まって本当に気持ち良かった♪もう、本当に初日とは思えない、怒涛の持ち上がりで、暴れたぁ〜!楽しかったぁ〜!と最高の気分で帰ることができましたっ。
 正直、こんなに盛り上がって、明日はどうなっちゃうの?て思ったもんっ。




■演奏曲目■

Opening18:10
1.Lonely Heart
2.Stand up,Baby−愛こそすべて−
3.LONG WAY TO FREEDOM
  MC 3人
 〜Mrs.Robinson
4.さよならの鐘
  MC 3人
5.Find Cost Of Freedom (CSN&Y)
  〜オハイオ
6.シュプレヒコールに耳を塞いで
7.幻夜祭
  MC坂崎
8.Ticket to Ride
9.冒険者たち
10.クリスティーナ
 〜Communication Breakdwon(レッド・ツェッペリン)
  MC高見沢
11.メリーアン
12.Dark Side Medication
13.明日の鐘
14.NEVER FADE

アンコールT
15.Funky Punky
  〜ベンチャーズ・メドレー
  〜ジョニー・B・グッド
  〜「勝手にしやがれ」
16.D!D!D!
17.希望の鐘が鳴る朝に
  〜メンバー紹介
18.AFFECTION

アンコールU
  MC高見沢
19.The Way
20.終わりなきメッセージ
Ending21:25

※曲順はやや曖昧です(^_^;;;