2000年11月15日(水)府中の森芸術劇場



 コンサートホール規模のTOURとしては今日が東京ファイナルになるだけに、今回の府中はとっても楽しみにしておりました。しかも、私は半分お仕事でしてロビーでCDを売っておりました。丁度、夏イベのDVDが前日出荷で入って来ていたんだよね。そのDVDはもちろんだけど、ポニーキャニオン時代のオリジナルアルバムも売れていましたね〜(特に『ALFEE』が売れていた)。この時声を掛けて下さった方々どうもありがとうございました。ちゃんと挨拶できなくてごめんなさい。


 CDを並べる時間とかもあったので16時半ぐらいにはロビーに居たのですが、既にリハーサルは終わりかけだったようで「音が鳴っている」という感覚でしたね。会場の準備は早い段階で完了していたようで、あとはステージの映像チェックのみだった為、17時半の時点で「17時50分にロビー会場にします」という報告がありました。
 で予定通り開場しまして、客席も定刻には入れたみたいだしスムーズだったんじゃないのかな?開演時間も5分押し程度だったような気がします。私は1曲目の音が出て少ししてから入ったので正確な時間はちょっとわからないんですけどね…。


 客席に着いて時点で『AUBE〜新しい夜明け』が終わりかけていていました。衣装は高見沢さんは、このTOURずーっと着続けている全身白の着物のような衣装で、幸ちゃんは茶系だったのかな?開襟シャツ姿にレザーのパンツ。桜井さんは紺系のスーツにワインレッドのシャツに紺のネクタイだったような…(あまり覚えていない)。今回の席は1階席の後ろから数えた方が早い位置だったのですが、高見沢さん側ですっごく長谷ぼんが良く見えたのだぁ♪もう、ななんぼ感激っ♪
 2曲目の『星空のディスタンス』になった時点で、ようやくアルコンのテンションに切り替われたような気がします。今まで気が付かなかったけど、後ろのビジョンは音に合わせて蒼い光がチカチカしていたんだけど、ちゃんと一つ一つが星型になっているという凝りようでした。続いて『幻想飛行』では、高見沢さんがクルクル回る回る。ノリノリ〜って感じでしたね〜。あんまり回るもんだから、着物のように長い袖を踏んづけてしまいそうになっていた…。でも、マントみたいな衣装なだけに回るとフワッと衣装が舞ってカッコイイんだよね〜。その勢いのまま『THE AGES』が演奏されて、もう客席のテンションも本当に高くなっていました。

 最初の幸ちゃんのMCで
「はい、どうもこんばんはー!
  雨の中をようこそいらっしゃいました。
  まだ降ってました?僕が来た時は大丈夫だったけど…。
  20世紀の最後のTOURです。東京でのこういうホールは
  これで最後になっちゃうのかな?後は武道館だけだもんね。
  こういうホールTOURの関東でのファイナルになります!
  TOUR始まってもう半分過ぎているのかな…?
  もう何度かご覧になった方も多いと思いますけども…。
  いつも言ってますが、日頃の嫌なことは忘れて、1階の皆さんはもちろん、
  2階のみんなも負けるずに…2階ーーーっ!<「ワァー!」という歓声を上げる
  男も負けずに…男いるか?男ーっ!<「ウォーッ!」という野太い歓声が…
  女に負けるなよーっ!(「ウォー!」という低い歓声)うわ〜気持ち悪ぃ(笑)」

「それでは、21世紀の我の未来の為に、この地球の為に、
  アルフ ィーの新しい曲をお送りしたいと思いますっ。
  『Wake up〜Good-bye 20th century boy』!」

 力強いドラムの音で始まる『Wake Up〜』は本当にカッコイイ曲だよね!神奈県のレポで聴けば聴くだけ好きになるって書いたけど、本当にその通りなんだよね〜。個人的には『NEVER FADE』よりも好きかもしれない。なんかわからないけど、元気よく拳上げながらも目頭がジーンと熱くなってくるものがあるんだよね〜。だってさ、本当にこの歌詞の通り、自分達は20世紀から21世紀に突き進んでいくんだよね〜。そして間一髪入れずに『恋人になりたい』へ!これには客席大歓声でございましたっ♪3番の「君こそエンジェル〜♪誰にもわたしはしない〜fu〜♪(作詞/高見沢俊彦)」で幸ちゃんが頭をシェイキングするところを、なんと高見沢さんも「fu〜♪」と一緒に頭をシェイキングっ!可愛かったわ〜♪。しかし、テンポが若干いつもより速くなかったかい?長谷ぼん…(笑)。続いて『CATCH YOUR EARTH』へ。この曲の英語の歌詞でハモる部分てすごく好きなんだよね〜。最後の方には後ろの電飾の壁には地球が映し出されていました。


 続いて2度目の幸ちゃんのMCへ。
「はい、ありがとうございます。
  ではここで、またしばらくの間お座りになって頂いて…
  みなさんお席の方へお着き下さい。ちょっとの間ですけど…、
  どうせすぐに立っちゃうんだけどね(笑)。」

「20世紀最後の府中ですね〜。
  このTOURが始まって1ヶ月以上経つのかな…?
  今日は11/15・・七五三だ。だよっ!!
  みんな七五三やった?僕もやったの覚えていますね。
  女の子が3と7で男が5だっけ?何なの?七五三って?
  よくわかんないのにやっていましたけど…。
  僕なんか大人になってからおめかしすると
  "七五三みたい"
て言われますけど(笑)。」

「ホントに今日がど真ん中なんだな〜だ。今年もあと1ヶ月半か。
  あと1ヶ月半で終わりですよ。早いですよね〜。
  今年は年末は凄い賑やかなことになりそうですけど…。
  ツアーであちこち回ってきて、最初は東京近郊だったから
  もう既に何度か来た人もいると思うんですけど…。
  もう既にどっかに参加した人ー!<8割近くが手を挙げる
  じゃあ、このTOUR今日の府中 が初日の人!<2割近くかな?
  おー…いらっしゃいますね〜。1ヶ月半お待たせしました。
  では毎回府中に来てるって人ーーっ!<半分近くかな?
  結構いますね。みなさん府中の人なの?(笑)
  そんなことはないよね。調布だとか国立、国分寺…仙川とか。
  言っているとキリがないけど(笑)。
  では初心者はいるかな?今日も何処かに潜んでると思いますが…
  今日が生まれて初めてのアルフィーのコンサートだと言う人!
  遠慮しないで手を 挙げてください…。<さすが激戦区なだけに少ない
  ああ、でもいらっしゃいましたね♪この激戦区の東京でようこそっ!
  20世紀の最後の最後に出会うことができましたね。
  何がキッカケで来ることになったのおか聞きませんが…。
  意外に本人も判ってないかもしれないし(笑)
  友達に連れて来られたとか色々と理由はあると思います。」

「やっぱり生のアルフィーは違いますよ?(笑)
  高見沢さんあの衣装どうなってるのかしら?…とかね。
  僕にもよくわかんない(笑)
  裾があーなって袖がこーなって…(高見沢さんの衣装を着るフリをする幸ちゃん)
  一度着てみればわかるんだろうけどね…俺はいいよっ!)
  第一、体のつくりが違うから(苦笑)。
  高見沢のジャケットなんか着たら俺なんか…コートになっちゃうよ(苦笑)。
  あと…桜井さんがどういう仕掛けで動いてるのかしら?…なんてね。
  電池かな?ゼンマイかな?桜井さんをお呼びしましょうかっ!
  桜井さん、お呼びですよ〜♪
  マサルチャン!マサルチャン!<甲高い声で呼ぶ
  はい、これが桜井です、動く桜井ですよー♪」

「こんばんは。桜井賢です。
  …ちゃんと動きます。」<すごい渋い声でご挨拶
「何?電池?」
「……ふっ(笑)」<何かを言いかけて自爆(^_^;;;
「単三じゃないでしょ?」
「単一だから(頭が)重いのよ〜♪
  だけど人より良く動くも〜ん♪<首を回す賢様」
「中に何が入っているの?ネジ???」
「中にベアリングが入ってるんです♪<更に頭を動かす賢さま
  ……人の身体をオモチャ扱いにしやがって!!

「もうすぐ冬ですね…。<唐突に話題を変える
  今日は府中ですよ。府中の森ですよ。」

 …ここでタイミング悪く唐突に客席から声が掛かるが誰も聞き取れない。

「はぁ???」
「ああいうのもタイミングが大事ですね。歌舞伎みたいに決まると
  カッコイイんだけど…。」
「ヨッ!武蔵屋っ!!…とか?」
「ヨッ!太傳治商店!…とか言い難いけど(苦笑)。
  やっぱ成駒屋っ!とか。」
「でもあれって声を掛ける一流の人っているらしいね。
  素人とかいちげんさんとかが勝手に言っちゃダメみたいなの。
  こう歌舞伎とかで見栄を切った時に…ヨッ!て感じにいかないと。
  でも、どうして歌舞伎の人て見栄を切るとき寄り目なんでしょう?」

「ところで今日は七五三なんですって?」
「やったお宅の所は?なんか盛大そうだよね〜。
  秩父は何でも大掛かりだもんね〜。
  お葬式も三日三晩やるんでしょ?」
「まぁ地域によりますけどね…。
  七五三と言えば、私は秩父幼稚園に通っていまして。」
「まんまじゃんっ!」
「それが秩父市内にあったんで電車で通っていたんですよ。」
  幼稚園のあの黄色バックにデッカイ定期券をぶら下げて通いました。
  なんせ当時の秩父線というのはドアの開閉が手動でしたからね。
  自分で開け閉めしなくちゃいけないっ!
  まぁ、小さいなりに何とか自分で開けたりして通ってましたけど、
  中には悪い大人がいるもんで、走行中に鉄橋の上で開けちゃう奴とか
  居たんですよ〜。」
「鉄橋の所で開けちゃうの?危ないなぁ〜!」
「だっていつでも開いちゃうんだもん。
  今思えば、よくそんな危ない電車に親も一人で通わせたもんだ。
  今だったら絶対に考えられなことですよね。
  でもそのお陰でどういう人が行けない大人のかよーく判りました。
  ああいう大人にはなるまいと、社会勉強にもなりましたね。
  お酒飲む大人にはならない……(急に口篭もる)

「(幼稚園は)お寺だったんですよ。」
「ウチもお寺だったよ。」
「七五三の時はココ(眉の上)に赤いのつけて…」
「そうそう、やった、やった。4/8のお釈迦様を祝うってやつで…
  それって七五三じゃないじゃん(笑)
「花祭でしたね…。七五三じゃなかった…。
  でもあれも、昔は子供の死亡率も高かったから長生きできるように…」

…ここで遅れて入って来たお客様が。

「あ、どうそ、お席おわかりですか?お座り下さい。」
「話の腰がカクンと折れちゃった(笑)。
  昔は小さい子が3歳5歳7歳でよく育った、ということで
  七五三のお祝いをしたんですよ。」<知識人賢さま
「桜井さんの所はお祝い、お祭、好きですからね〜。
  秩父祭、原人祭…原人祭はなくなるかもしれないけど。」
「原人祭は本当になくなるかもしれませんね〜…。」
「でも、あれにはガッカリだったよね。
  男のロマンて言うのかなぁ〜。裏切られた気分だよね。」
「あの…何でしたっけ?藤井…なんとか…て人!。
  男のロマンを踏みにじりやがって!」
「藤井フミヤじゃないぞ(笑)。もうこうなったら原人いなくてもさ、
  ビデオ(夏イベのビデオパンフ)見せて
  私が原人ですって言えば?

 …桜井さん笑い逃げながらベースを取りに行く(爆)。

「この府中が終わった後は、またちょと旅に出て、
  今度は武道館か。盛り上がるんだろうな〜。
  このTOURではもう色んな曲をやってきたんですけど、
  さっきも『恋人になりたい』は、このTOURでは初でしたね。
  それでは、ここからは愛の歌を中心に演奏しているんですが、
  この曲は東京でやるのは久しぶりかな?」

 …そこへ衣装替えをしてきた高見沢さんが登場。
全身ゴールドでグリーンのラメ入りロングベストを着用されております。

「あ、高見沢さんのお召し物が替わりましたよ。<ジーッと衣装を見つめる幸ちゃん
  …僕は着たくないですけど(苦笑)。桜井も着たくないでしょう。
  そういえば昔『夜ヒット(CXの『夜のヒットスタジオ』という音楽番組)』で、
  高見沢の自前の衣装を借りて桜井が演歌歌った事がありましたね。、
  みんな自前だって判らなくてユーミンが大笑いしていたんですけど(笑)。
  それでは、東京で歌うのが何年ぶりかは判らないですが、そういうことは
  あとでマニアの方に調べて置いてもらうとして(笑)。
  お送りしたいと思います。『Loving You』」

 という紹介で『Loving you』が演奏されました。まさか歌われるだなんて思ってもいなかったしビックリしてしまいましたね。生で聴いたのは久しぶりなような気がするな…。ちょっと高見沢さんの声の調子が悪そうだったんだけど、心込めて情感たっぷりに歌い上げてくれました。最後「Loving you…」と囁くところを「I Love you」と替えていましたね…。あの最後のギターソロとドラムの絡みも凄く好きで、本当にうっとりと聴かせて頂きました。続いて『愛こそ力−Power for Love−』が演奏され、この曲で客席は総立ち。高見沢さんも先ほどの曲とは別人のようにノリノリ♪そして『Brave Love』へと続きました。汽笛の音が鳴り響いたSEと重なるように、飛行機が飛び立つSEが流れて『哀愁は黄昏の果てに』が演奏されました。今回のTOURでは、高見沢さんはAUBEエンジェルギターと新しいギターの「シンクロちゃん」を多用していますが、やはりこの曲の時に使用されているヴィーナスエンジェル・ギターが一番インパクトありますね。1998年の武道館で登場してきた変形ギターだけど、なんかベルリン公演の印象が残っているんですよね。だから、このギターで『哀愁は黄昏の果てに』を歌われるとグッときてしまいますね。


 珍しくテレキャスを持った高見沢さんのMCになり、
「はいっ、ありがとうございます。
  『哀愁は黄昏の果てに』、『Brave Love』、『Power For Love』、
  そして久しぶりに『Loving you』をお送りしましたが、
  全部ラヴソングだけど、ALFEEにはいろんなラヴソングがあります。
  ハードな物から、バラードな物まで……
  モノって言い方も…う〜ん。ま、いっか。」

「色々な想いを表現する一番の方法として歌にして来たわけですが、
  さっき画面でもあったように『哀愁は黄昏の果てに』というのは、
  ベルリンがテーマになっている曲でして、。作っていた時は、
  まさか実際にあそこでやることになるとは思ってもみなかったし、
  これも形のない歌が歌い続けることで形になっ た物の一つ
  なのかなと思います。」

「愛には形がないからね、だからこそ人は愛を求めると思うんですけど…。
  僕らの間にも長い年月が流れてきて、確かに愛はあります。
  どんな形の愛なのか想像すると気持ち悪いですけど
  男と女の愛だけではなくて、色んな愛があると思います。
  その中で僕らが形にしていける愛があるとするならば、
  やはりこういうコンサートTOURのステージじゃないかなと思います。」

「今までコンサートにいろんな名前を付けてきたけど…
  て、名前じゃないな、タイトルだよな(笑)。
  名前を付けててどうするんだよな。<自暴自棄なタカミー
  "1992年桜井賢TOUR"とか(笑)
  昔は"フォークソング紀行"とか…<「行ったよー」と声が上がる
  本当かぁ?<「ホントだよ…」と何故か元気のない声で言う(^_^;;;
  そうか〜、ありがとうございます。長年見に来ていたでだ…あれ?
  使い慣れない丁寧語使うと舌が回らなくなるからな。
  そんな感じで昔は判り易いタイトルでしたがハードになってくると、
  タイトルも横文字になって、印象深い物と言えば"OVER DRIVE"とかね。
  あそこでアルフィーがいきなり変わっちゃったと思った人も多いみたいですが、
  僕らはそうは思わなかったんですけどね…。変わってはいないし。
  アコースティックなイメージから変貌を遂げたのが"OVER DRIVE"でした。
  どうして"OVER DRIVE"とつけたのか……判りません(笑)。
  次の年が"FLYING AWAY"。
  どうしてFLYING AWAYとつけたのかは……判りません(爆)。
  気がついたら付いていたんだよ。<そんなことはないだろーっ!
  色んなTORUをやって来ました。個人的に思い出もあると思います。
  あのTOUR時の桜井さんの1曲目の衣装が素敵だった…とか(笑)。
  3人でヘビメタの格好していたときとかもありましたしね。」

「そんな色んな事をやってきた20世紀に思いを込めて、
  ここからはTOURタイトルや、そのTOURの印象に残った曲を
  続けてガーッやっていこうと思いますっ!
  まずは1994年!"DREAMS TOUR"秋の1曲目!
  …覚えているかな?『まだ見ぬ君への愛の詩』」

 という高見沢さん紹介で歌われた『まだ見ぬ君への愛の詩』。あの紹介で「ああ、これってTOURの1曲目だったっけ」と思い出していた私。しかし、未だにこの曲を聴くと「三ツ矢●イダー」のCMソングか、プロモーションビデオで最後のシーンで高見沢さんが崖っぷりに佇んでいるシーンを連想してしまう私て一体…。いや、あのプロモーションビデオてインパクトあったんだよ。だって、最後に崖っぷちよ〜…!(言い訳)。続いて『夢よ急げ』へ。3番では桜井さんが「Everybody come on!!」と煽って客席と合唱状態。その勢いのまま『AFFECTION』へと続き、もう客席もアルフィーもブチ切れ状態でございました。熱い、暑いっ!!そのノリのまま『ARCADIA』、『Count Down 1999』へと続いて、もう拳ガンガンでしたね。理性ブッ飛び、大暴れ状態とはこのことか…!!
 そして、本編最後の曲の『LONG WAY TO FREEDOM』。ステージの前にスタンドマイクが置かれ、高見沢さんがステージ前に飛び出して来たァ!「いくぞ!FUCHUーーーーー!!」と叫び、超ハイテンションで歌いはじめたのだぁ!!ホールTOURは東京ファイナルになってしまうだけに、高見沢さんのテンションの半端ではなかったぁ!もう間奏では「Hey!Hey!Hey!」とスタンドマイクを振り回しながら、飛び跳ねまくって客席を煽るタカミー。しかしっ!そこでハプニングが起きたのだぁ!!あまりにも激しくハンドマイクを振り回したもんだから、マイクが折れてしまったのだぁ!もう見事に手で持つ部分とマイクのスポンジのような部分の間が外れてしまったようになってしまって、本当にマイクがクタ〜ッとしてしまった感じ。これには高見沢さん一瞬「あ?」と唖然。後ろで二人はひっくり返っちゃっているし…もう客席も笑うしかないっ!私思わず「ウキャキャキャ」とその場でピョンピョン跳ねてしまった。だって、ホントにヤル気のないマイクに見えたのよ。面白かったんだよ〜(悪魔?)。マイクがプランプラン状態になってしまったので、そおっとマイクを持って歌う高見沢さんだったけど、接触が悪くなってしまって声が音飛び状態。なんとかスタンドマイクにはめ込んで、見た目はOKという状態になって、マイクに触らないようにそおっと歌うタカミーも可笑しいし、それを見て後ろでまだ爆笑している二人も可笑しい・・・。こんな『LONG WAY TO FREEDOM』でいいんだろうか?途中、スタッフがマイクを回収にきて、スタンドだけで歌うことになったタカミー。もうヤケ起こしてスタンドだけで生歌を披露しまくり叫び捲り。これに幸ちゃん大爆笑で、しゃがみ込んでしまう…しかもそのまま演奏はしているし(笑)。しかし、最後の最後でスタッフがマイクを持って来て声が復活!演奏は既に終わりにさしかかっていたのに、「燃える欲望、欲望、欲望、欲望男〜!!!」と腕をブンブン振り回しながら叫び捲るタカミー。欲望男だけは叫びたかったらしい…。
 最後は「Oh,Yhaaaaaaaーーーーーーーーっ!!」と高見沢さんが叫んで本編終了。こんなに笑いながらノッた『LONG WAY TO FREEDOM』も珍しかったぞ。客席もアルフィーも「やったぜぃ!!」て感じのノリというか一体感があって、本当に楽しかった♪



 最初のアンコールでは、キーボード・ソロから『冒険者たち』が演奏されて、前奏でメンバーがステージに登場して来ました。
 高見沢さんはエメラルトグリーンぽいロッカーの絵がプリントされたチビTシャツに、ブルー系のレザーパンツにオレンジ系のサングラス姿。幸ちゃんは白地のシャツに赤い花柄の半袖シャツに黒で側面にオレンジのラインが入ったパンツ姿でグリーン色の縁のサングラスを付けておりました。桜井さんはピンクの開襟シャツに、茶系のパンツだったような…。もうこの1曲で一気に本編同様のテンションになってしまった。だって、間奏のギターソロでは高見沢さんはオーバーアクションでギターを弾くんだけど、なんと幸ちゃんも高見沢さんの真似して、右腕ブンブン振り回しながら弾いているんだもんっ♪続いて間一髪入れずに『暁のパラダイスロード』へ。何気にオーバーアクションの山石さんが、またもや目についてしまった…。はっはっはっ。後奏では、桜井さんがステージを下がり幸ちゃんが替わりにベースで演奏。

 『暁のパラダイスロード』の演奏が終わった途端に唐突に『オリーブの首飾り』のBGMが流れ、ロープを持ってマジシャン賢が登場!ちゃんと首からハンドマイクぶら下げているのは健在。そしてステージ前で、幸ちゃん・賢さま・タカミーという順にロープを横に持ったまま並び、賢さまだけロープを後ろに通すような形になってBGMに合わせて軽やかにラインダンス♪高見沢さん、相変わらず横の二人のリズムに付いて行くのに必死のご様子でした…。ご愛嬌♪賢さまが「ドラムロール!」と長谷ぼんに催促して遂にマジックスタート!「ハイッ、1・2・3ーー♪」の合図で見事にロープが賢さまの身体を通り抜けて前に出たのでしたぁ!

 続いて、高見沢さんがスタッフが持って来た派手は箱を手にすると、それをステージ前の真中でしっかり抱えるように持って立った。その箱は筒のようになっていつので、そこの幸ちゃんが右腕を通します、そして賢さまが金属板を2枚用意すると、「これで切っちゃうよ〜」みたいなジェスチャーをしてから、1枚ずつ箱の上から金属板を刺していくマジックを披露。詳しくは神奈県のレポを見て(笑)。しかし、箱に板を刺す時に、「幸ちゃん、幸ちゃん、幸ちゃ〜ん」と念じるように叫ぶマジシャン賢さまであった。しかも、念を入れるように、後からザクザク刺し捲る助手のタカミー…。「たぶん痛いからやめなさい」とマジシャン賢さまに窘められてしまうのであった(笑)。
 そして箱の中を開けて、幸ちゃんの腕が切れちゃってま〜すと披露。客席は冷静に関心する。
「なんか反応が低いね…」
…高見沢さん、なにやら賢さまに耳打ちする。
「あ、何度も見ているからか。」
と妙に納得。
 板を引き抜き、幸ちゃんの腕が無事に出てきて、このマジックも終了。これで二人は下がって、後は賢さまのオン・ステージ。

 山石さんが『オーソレ・ミオ』の前奏を弾き始め、賢さまは歌いながらマジックを披露っ!数々のマジックを美声を聞かせながら披露してれるんだけど、今回は白紙のノートに上から描いて、全ページに絵が描かれているという新しいマジックを披露していた。さすが賢さま、新ネタを仕入れるのに余念がない(笑)。
 『オーソレ・ミオ』を歌い切ると、予め用意されていた台の上のステンレス製の器と蓋の所に行き、おもむろにその器を手にして、それを頭に被ってコサックダンスを披露し(笑)、中身が空であることを確認させる。そして、その器に蓋をして、長谷ぼんのドラムロールが鳴り響き、山石さんがピンクのグローブをはめ…!
「…ずーっと使っていると壊れてくるんだよね〜。
  でも、一生懸命やらさせて頂きます!ハーイッ!!」
 と蓋を開けると、中からクタッとしたドナルドダックのぬいぐるみが登場っ!「Mr.ドナルド・ダックーーーッ!」と賢さまが叫んだと同時に『D!D!D!』の前奏が!ステージ左右の花道から銀テープがバーンと飛んできて、電飾の壁や柱にはポチ&タマの映像まで登場して、ピンクのアニマル柄のカウボウイハットにフリルのシースルーシャツに着替えてきた高見沢さんもインカム付けて叫びながら飛び出して来て、もうとにかく賑やか〜っ!!て感じになったのだぁ!あのポチの映像をよくみると、水着姿でお尻をフリフリしているし、タカミーに負けじとお色気を披露していたのであった(笑)。3番の「迷わず、I Love you〜♪」のところでは、「アイッ、ラヴッ、ユ〜〜っ♪」と色ぽく囁いたタカミーであった♪しかし、『LONG WAY TO FREEDOM』の余韻が残っていたのか、とにかくステージ所狭しと飛び跳ねまくるタカミーなのであった。もう元気爆発!
 歌い終わった後、高見沢さんはハットをジュリーのように桜井さん側へ投げ飛ばすと、その勢いのままギターを持ちソ『恋の炎』の前奏がぁ!ステージ前に白煙の柱が何本が上がる特効あり、そこから幸ちゃんがハンドマイクを持ってステージ前に登場。思わず高見沢さんが投げ飛ばしたハットを被る幸ちゃんだったけど、似合わないと思ったのかすぐに外して投げてしまっていた。もう2人して花道を左右に歩き回っていた。本当にテンション高くて、2番で高見沢さんが「獣になれ〜♪アオーン、ワン、ワン!!」と遠吠え。獣じゃなくて、犬になってしまっていたタカミーであった。もう超音波だったから、ホントに犬笛だよ、府中の森の犬がやって来る(笑)。そして、3番の途中では高見沢さんがステージ中央の階段上の所まで走って行き、「自由に、愛を演じる〜、ナルシストよ〜♪(作詞/高見沢俊彦)」と、ブワ〜ッとものすごい強い風に靡かれながら歌うタカミー!案の定の展開の客席大喜び!、賢様は手で高見沢さんを煽いじゃって、長谷ぼんと顔見合わせて「やってるよ〜」て感じに笑い合っているし、幸ちゃんはハンドマイクで客席を煽っているしもう凄いことになってしまった。
 そのままメンバー紹介になり、
「ドラムス、長谷川浩二ーーーーっ!!」
…と幸ちゃんが紹介すると、高見沢さんはステージ中央の階段上の位置のまま、"次ぎは桜井が言え!"みたいなジェスチャーをする。幸ちゃんもハンドマイクを桜井さんに向けるが、桜井さんはまた高見沢さんに横取りされることを察知していて、なかなか言うような感じには見えなかったけど、2人から催促されて
「キーボード…」
「山石敬之ーーーーっ!!」
と見事に横取りしたタカミー。意地悪さん。桜井さんは案の定の展開にいじけてしまい、スピーカの中に埋もれていこうとするのであった。そこへ高見沢さんが…
「ベース、桜井賢!ベース、桜井ま・さ・る!」
と叫び、幸ちゃんがスピーカーに埋もれている桜井さんのシャツを引っ張ってステージ前に出して来た(笑)。さすがの賢さまもヤケっぱちになり、タカミーのガンガンのギターに合わせて、珍しく幸ちゃんのパーカッションを叩きはじめたのであった。桜井さんのパーカッション姿で貴重だぞ、おい。
「We are THE ALFEEーーーーーっ!!
  アルフィー!("チャチャチャ"と客席が合いの手を入れる)
  アルフィー!(上の同じ)アルフィー!(上に同じ)
  どうもありがと〜〜〜!!!!」
 と高見沢さんが叫んだ後も桜井さんはパーカッションを調子に乗って叩いていた為、「どうもありがとう〜〜〜!」の後もテンテケテンと間抜けなパーカッションの音が残ってしまったのであった。思わず「ゴメン」と苦笑する桜井さんにウケるタカミー。あまりの間の悪いパーカッションの音にひっくり返る幸ちゃんなのであった。そんな幸ちゃんの所に行って、足を開いて股間に自分の足を押し当てる(いわゆる電気ドリルってやつ?/笑)をする賢様。もう何でもアリって感じ。どうも本編に続いてアンコールも笑いの中終わったのであった。
 最後はメンバー全員が前に出てきてお辞儀。長谷ぼんと山石さんも手を振りながら前に出て来てお辞儀。山石さん、幸ちゃんがタオルやスティックを投げて、愛嬌振りまきながら賑やかにステージを去って行きました。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんはアコースティックギターを持ち、黒のプリントTシャツに黒のアニマル柄のパンツに黒のカウボウイハット姿。幸ちゃんは上下真っ黒の揃いの服で、パンツは1回目のアンコールの時と同じ。桜井さんは…ごめんなさい、覚えてない。

 幸ちゃんと高見沢さんが音合わせをして、そのまま『過ぎ去りし日々』が演奏されました。この曲良いよね〜。なんか一番楽しかった青春の時代を思い出させてくれるっていうか、一瞬のうちに楽しかった学生時代の頃に戻してくれるというか…。久しぶりに聴いたせいもあるかもしれないけど、なんかこの曲に初めて出会ったことなどを思い出してしまいました。こういう思いになれるからイイよねっ♪アルフィーの音楽ってさ。

 高見沢さんのMCで
「はい、どうもありがとうございます。
  『過ぎ去りし日々』をお送りしましたが、これは僕らがまだライブハウスで
  やっていた頃から歌っている曲です。
  時間が経てば悔しいことも辛いことも時の彼方へ消えていく…。
  そういうものをエネルギーにしていた頃もありますが、26年経って…
  出会ってからはもっと経っていますが、ライブを続けて経験を積んできても、
  少ないお客さんの前でやって来た頃と今とでは、歌うということや
  前へ向かっていく気持ちはあの頃と今も同じです。
  僕はこの曲を歌うと、個人的に当時のこととか思い出してグッと来るような
  ものがあるんですが、そういう自分でいつまでも居たいと思いますし、
  みんなも20世紀中に僕らの歌を見つけてくれて、そういう思い出のある
  曲があることだと思います。」

「12月6日にアルフィーは新曲を出します!
  ラジオとかで既に聞いている人も多いと思いますが、
  20世紀最後のシングルは僕らの想いを歌にしました。
  20世紀にみんなに出会えてステージを続けてこられた
  僕らからのみんなへの20世紀最後のメッセージソングです。
  『NEVER FADE』!!」

 という紹介で演奏された新曲『NEVER FADE』。アルフィーと出会ってから随分長い月日が流れてきたけど、この曲が20世紀最後のアルフィーからのメッセージソングになるんだと改めて思うと、なんか重いっていうか何というか…。「まだまだこれからなんだっ!」て気分になるんですよね。アルフィーと出会ってからだいぶ経つけど、まだまだこれから先も一緒に歩いて行けるって、そう確信させてくれる歌っていうか…。そういう確信があるから、思いっきり拳を振り上げられるのかもしれない。なんか、そんなことをしみじみと思ってしまいましたね。

 最後は高見沢さんが「どうもありがとうーーー!」と叫んで終了。ホントはメンバーがステージを下がるまで居たかったんだけど、売り場に戻らないと行けなかったので、後ろ髪を引かれる思いで客席を後にしました。う〜、やっぱ最後まで残っていたいよなぁ〜。

 なかなかアンコールが鳴り止まなかったようで、棚瀬さんのアナウンスが入り「次ぎは武道館でお会いしましょう」みたいなことを言っていたのかな?その後、三本締めとバンザイ三唱をして、20世紀最後の府中の熱い夜が終わりました。


 今回は長谷ぼんも良く見えて、色々と印象にのこったシーンとかあったはずなのに、マイク壊れ事件や、桜井さんのパーカッションがあったせいか、見事にブッ飛んだね。ホントに「何故だぁ?もっと長谷ぼんを見ていたはずなのに〜!どっかで桜井さんと談笑していたのに〜!なんで覚えてないんだ自分〜!!」と叫びまくりたい気分だよ。やはり、予想外のハプニングがあるっているのが、アルコンの醍醐味なのかしらん。とにかく心の底から楽しめたアルコンでした。



■演奏曲目■

Opening 18:35過ぎ
 〜SE:映画『2001年宇宙の旅』テーマ曲
1.AUBE〜新しい夜明け
2.星空のディスタンス
3.幻想飛行
4.THE AGES
 MC坂崎
5.Wake up〜Good-bye 20th century boy
6.恋人になりたい
7.CATCH YOUR EARTH
 MC坂崎&桜井
8.Loving you
9.愛こそ力−Power for Love−
10.Brave Love
11.哀愁は黄昏の果てに
 MC高見沢
12.まだ見ぬ君への愛の詩
13.夢よ急げ
14.AFFECITON
15.ARCADIA
16.Count Down 1999
17.LONG WAY TO FREEDOM

アンコールT
18.冒険者たち
19.暁のパラダイスロード
 〜Mr.桜井の手品&オーソレ・ミオ
20.D!D!D!
21.恋の炎
 〜メンバー紹介

アンコールU
22.過ぎ去りし日々
 MC高見沢
23.NEVER FADE
Ending21:25ぐらい

※曲順はやや曖昧です(^_^;;;