2000年8月12日(土)CLASSIC NIGHT |
20世紀最後の夏イベとなる今回、神宮球場を「AUBE STADIUM」という名にして行われました。しかも、今回は2日間本当にまるっきり違うメニュー。この初日は「CLASSICNIGHT」と題され、アルフィーの楽曲とクラッシクの融合を野外で再現しようというものでした。また、ギネスブックにも掲載されている「世界一高価な衣装」の作り手である久保田一竹先生の「辻が花」を高見沢さんが着る、というのも大きな話題を呼びました。 しかし、なんとこのイベントの土日に向かって「台風9号」が突如現れ、「雨が降ったら管弦楽器も着物もヤバイじゃないか!」と多く者を不安に陥れたのでした。ハッキリ言って、こんなに天候にドキドキしたのは初めてかもしれない。だって、この日は特に雨が降ったらヤバイという感じの構成だったしね・・・。 最初にGOODSの先行販売で買ってしまおうっ!と、昼前にお友達とイベント会場へ向かったのですが、去年一昨年と非常に歩かされたのとは全然違い、さすが東京のド真中にあるだけに交通アクセスが良かったです。こんな苦労しないで会場辿り着いたのって久しぶりでしたね。しかし、会場へ着いたら想像以上に人が並んでいてビックリしてしまいました。 GOODSの販売に並んでいる最中は、とても台風が接近しているとは思えない良い天気で青空も見ているほどでしたが、冷たい風&雷の音が聞こえたりして「やっぱ降っちゃうかなぁ〜」という雰囲気はその時からありました。並んでいる時、開場内からリハーサルの音が聞えてきて、それだけで嬉しい気分になりましたが、管弦楽の音とかを聴くと「頼むから、雨降らないでくれ〜!」と思ったのでした。 さてさて、会場には開場時間を1時間ほど過ぎてから行きましたが、本当に何処からでも交通アクセス良いんですよね。新宿から行ったんですが、「大江戸線」という都営の地下鉄がありまして、4月下旬に国立競技場前まで開通したばかりなので、利用する人も少なく空いていて、駅も綺麗だし、とにかく快適でございました。 今回は何故かクラッシクなのに入場の際にあピンク色のサイリウムが配られました。しかし、何処で使って良いかの指示はナシ。ペンライトの持ち込みは禁止されているだけに、こういうのが配られるとは思っていなかったので(しかもクラッシクだよ)、なんかビックリしちゃいましたね。また、客席はスタジアムということで、スタンドには備え付けのイスがあるし、アリーナにもパイプイスが並べられていて、久しぶりに「ちゃんと座れる」会場でもありました(笑)。 で、ステージなんですが、去年の「ベルリン公演」の再現だけあって、ステージはベルリン公演の時のセットとかなり似ていました。
始まる前は雲行きは怪しかったのですが、まだ雨は降っていませんでした。もう、みんなの気持ちは「降るなよ、降るなよ」という気持ちでいっぱいだったんですよね。 そして、時報のように開演時間通りに夏のイベントがスタート! まず山石さん、長谷ぼんが両サイドから入って来て、続いて服部先生も登場。 左右の花道のトランペット奏者4,5人並び、オープニングのファンファーレが鳴り響く。そして白い噴煙が上がり、アルフィー3人が黒ぽい衣装で登場!高見沢さんは、白のすごいフリル付きの開襟シャツにグリーンの豹柄スカーフを首に巻き姿にオレンジ色ぽいサングラス。幸ちゃんは白いシャツに蝶結びのリボン姿。桜井さんはちゃんと確認できなかったんだけど、黒というよりグレーに近いスーツだと思う。 『レクイエム〜孤独の美学』 が1曲目の曲でした。一瞬客席は立つべきかどうか非常に迷うのですが、「クラッシクだ」と認識して座りモードになる。合唱団もちゃんと入っているので、コーラスの部分もド迫力ものでした。続いて『ワルキューレ騎行〜ジェネレーション・ダイナマイト』へ続きました。この時、なんとステージの右側に巨大な虹がクッキリと空に浮かび上がったのでした。もう、それに気がついた客席騒然。だって、本当に綺麗でクッキリして半円の虹だったんですよ。ちゃんと七色確認できちゃうぐらい。客席はステージよりも虹を見て「虹!虹が出てるよ!」と空に向かって指を向けていたのでした。アルフィーのクラッシクサウンドを聴きながらの虹鑑賞。なんて、贅沢なんでしょう。もう虹は見事にセットの一部と化していました。『ジェネレーション・ダイナマイト』が終わった瞬間、客席は「虹ー!虹ーっ!」とアルフィーに向かって空を一斉に指し必死のアピールをしたのでした。最初は何のことだかサッパリわかっていなかったメンバーも、高見沢さんがステージの前方に出てきて虹を確認すると、「おおっ!」というような態度を取りました。特に高見沢さんはとても虹が気になるらしく、チラチラ空を見上げるようになったのでした。そんな騒ぎの中『禿山の一夜〜幻夜祭』へ。しかし、虹がクッキリ綺麗に見える・・・ということは、その部分は雨が強く降っているということで、『幻夜祭』ぐらいから霧雨の雨足が強くなってきました。みんな慌てて雨合羽を羽織はじめるのでした。しかし、虹はますますクッキリして二、三重に見えるほどで本当に美しい自然現象でしたね。『幻夜祭』の最後には、ステージ前方に数本の炎が上がりビックリしてしまった。 幸ちゃんのMCになり 幸「どうもこんばんは。ALFEE CLASSIC NIGHTへようこそ。 オープニングからハードなナンバーを立て続けにお送りしましたけど、 みんな立って良いのか座ったままか迷っていたみたいで(笑) まず1曲目は、『ベルディの「レクイエム」より(怒りの日)〜孤独の美学』 (なんかカンペは見ているは、すごい棒読みなのであった/笑) 続て、『ワーグナーヴアルキューレの騎行〜ジェネレーション・ダイナマイト』、 そして、『ムソルグスキー交響詩「禿山の一夜」〜幻夜祭』を送りしました。 ご静聴ありがとうございます。」 幸「19回目の夏です。今夜は豪華に、華麗に、ハードにお送りしたいと思います。 どうか、20世紀最後の夏、楽しんでいってください。 雨がちょっと心配ですが・・・・・(空を見上げる)、 さすがのアルフィーも神宮球場をドームにするほど予算がありませんでした。 まだ虹出てる?(客席『出てる〜!』) 虹が出ておりました。 (そこに遅くれて来た方がアリーナ席に入って来て)いらっしゃいませっ。 今来るんじゃないかってみんなで噂してたんですよ。」 幸「次の曲は(カンペを凝視)ホルスト、組曲「惑星」作品32より木星〜星空のディスタンス。 なんで昔の曲はこんなに長いんでしょうね? 作品32て言われても判らないですよね? 実はこの曲、ベルリン公演のとき時間の都合でカットしてしまった曲なんです。 1年ぶりにお披露目できます。この曲を地元東京で出来るとは感慨深いですね。 続いて、バッハ管弦楽組曲第2番、ロ短調、BWV1067よりLOVE。<超棒読み(^_^;; なんのこっちゃっ。(服部)先生、こんなんで良いんですか? ロ短調て・・・?BWV1067なんて必要なんですか?サッパリわかりませんが・・・。 で、ケッヘル、ピアノ協奏曲第21番、ハ長調、KV467よりLIBERTY BELL。 あ、これは判りますね。Cですね、ハ長調! では続けてお送りしたいと思います。」 『ホルスト組曲「惑星」〜星空のディスタンス』辺りから空が暗くなり、ステージの照明が映えるようになってきました。『バッハ管弦楽組曲第2番〜LOVE』では、再び合唱団のコーラスも入りなかなか重厚な雰囲気に。私、この『LOVE』のクラッシクヴァージョンて大好きなので、霧雨が降る中とはいえ、この野外という空間&フルオーケストラの演奏で聴けて感動もんでしたね。続いて『モーツアルト ピアノ協奏曲第21番〜LIBERTY BELL』へ。なんとなく拳上げたくてウズウズしてしまう自分が居た(笑)。 続いて管弦楽の演奏と高見沢さんのギターソロで『A.D.1999』が演奏され、なんとそのまま高見沢さんが歌いはじめた!煽るように歌って来たので、これで客席も総立ち状態に。7曲目にして、メンバーの歌声をちゃんと聴いたという感じでしたが、まさかCLASSIC NIGTHでこんな普通に歌ってくるとは思わなかったのでビックリ。当然、客席は拳上げ状態でした。ここで、高見沢さんの手がオーロラビジョンに大映しされ、爪に黒いネイルを付けていることに気がつきました。 歌い終わったと同時にメンバーは一旦ステージが去り、同時に客席も着席。オーケストラのみで『希望の鐘が鳴る朝に』が演奏されました。当然のことながら、クラッシクヴァージョンは初めてでしたが、とても良い感じでした。我、求む!CD化(笑)。続いて『Promised Love』がオーケストラのみで演奏されました。 『Promised Love』の演奏の後、少し間があいたんですが、少ししてからオーケストラは『オーソレ・ミーオ』の演奏を・・・!思わず歓声と笑いが起きる客席。そして、ステージの左端からシルバーグレイスーツにグレーのネクタイ、白いシャツという一張羅姿のパパロッディ・賢様が登場!そのまま『オーソレ・ミーオ』を熱唱。本物のオーケストラの生演奏での熱唱っ。もう、こんな素晴らしいパフォーマンスあっていいのかっ!鳥肌モンの感動でございました。歌い終わったと同時に、客席は大歓声&拍手の嵐! 桜「グラッツェ♪ Hellow,TOKYO. あいにくの天候の中、あたし来ちゃいました。 昨日までお呼ばれなかったんですけど、 昨日、急に棚瀬さんが『出ないか?』って。 こんなに日が迫ったときに言われても 私にもスケジュールってモンがあるんだよと言ったら、 指揮はあの世界の服部だよって言われて、 六つ返事で来ました。 (桜井さんは服部先生の反応を伺いますが、先生楽譜直していて見ていない) 先生忙しいみたい・・・。 (言われてちょっと前を向く先生ですが、桜井さんが振り返った時は戻っていた) マジで忙しいみたいです。でも様になりますよね。後ろ姿って男を感じます。」 この時は、可笑しいぐらい桜井さんと服部先生の意思疎通がなかった(笑)。桜井さんが後ろ向けば先生は後ろ向いているし、先生が前を向けば桜井さんも前向いているし・・・。いや〜、客席から見ていて面白かったです。 桜「どういう訳か、すぐ近くにタイフ〜ンがいますけど、 みんなのパワーでぐーっと押しのけて、今停滞してます。 皆様の・・・(しばし間が空く) スミマセン、つい他のことを考えてしまいました。 さぁ!私も昨日船でやって参りましたけど(アリーナから『どこから?』の声) どこから来たかって?海から。 みなさん船はお好きですか?(反応がバラバラ) ・・・実はコンコルドで来ました(自爆)。 くれぐれも言動に注意するように!」<自分に言い聞かせる 桜「それでは最後の曲になりました。(客席「エーーーッ!」) 嬉しいじゃ、あ〜りませんかぁ♪嘘でも『エーッ』て言われると。<嘘じゃないよ(^_^;;; ただの間違いでも。20世紀に思い残すことはもうありません!(客席「エーッ!」) いつまでもエーッ、エーッて言ってんじゃないのっ! こっちのも都合ってもんがあるんですっ。 その代わりに精一杯、心を込めて歌います。 私のレパートリー数に限りがありますからから みなさん、ある程度は予想はついてると思いますが・・・、 タイタニックの愛のテーマ。ご存じですか?Do you know? タイタニック愛のテーマで『My heart will go on』を」 オーケストラの生演奏による『My heart will go on』はもう絶品でした。欲を言えばフル聴きたかった。賢様も思いっきり気持ちよさそ〜に歌っておられましたね〜。そして、長谷ぼんのスネアドラムが鳴り響きマーチング曲になり(『ラデッキー行進曲』ぽかったんだけど・・・)、それに合わせて、お色直しをした高見沢さんと幸ちゃんが行進してきました。高見沢さんはブルーグレーぽいロングベストに白いパンツを着ておりました。幸ちゃん白っぽいシャツに黒いパンツ姿でした。 そのスネアドラムの音から『Flower Revolution』へ。客席は総立ちになり、同時にみんなしてピンクのサイリウムを手にするのであった。私はプラスチックの止める部分を壊してしまって輪っかにできず(涙)。クラッシクヴァージョンだろうが、みんな飛び跳ねますっ!私の記憶が正しければ、ここでステージ上で花火がバーンッ!と出る特効があったはず・・・。とにかく、先ほどまでの雰囲気が嘘みたいに、みんな人格変わっておりました(笑)。 2度目の幸ちゃんのMCになり 幸「先ほどは(桜井さん)素晴らしい喉を披露してくれましたね。 本物のオーケストラですからね〜。気持ちよかっただろうな〜。 『Flower Revolution』は、90年の花博のテーマソングでした。 この曲がきっかけでクラシックとアルフィーの融合という、 アルフィークラシックスが生まれたんですよね〜。 それにはこの方の存在が無くては出来ませんでした。 指揮者、服部克久先生ーーっ! そして管弦楽、神奈川フィルハーモニーオーケストラのみなさんです。 コンサートマスターはゴトウ ユウイチロウさん。 実は『希望の鐘がなる朝に』のレコーディングでも弾いていただきました。 ウチに帰ってバイオリンの音をじっくりと聴いてみてください。 コーラスは、ミュージッククリエーションのみなさんです。 そしてドラムス、鶴ヶ島ドラミングスクールの・・・て、 そんなの無い?長谷川浩二ーーーーっ!! 高田馬場軽音楽クラブ代表(笑)キーボード、山石敬之! 総勢100名でお送りしております。」 幸「アルフィークラシックでオーケストラを演奏するようになってから、 高見沢がクラシックを意識した曲を作るようになりました。 では、次はそういう曲を・・・ヴェルディの歌劇「イル・トロヴァトーレ」第2幕より ジプシーの合唱『朝の光がさしてきた』〜愛こそ力〜Power for Love〜。」 『ヴェルディの歌劇「イル・トロヴァトーレ」〜愛こそ力−Power for Love』の前奏の段階ではみんな座っていましたが、幸ちゃんのヴォーカルが入ったと同時総立ちという感じ。もちろん拳上げしちゃいました。あはっ。続いてオーケストラの後方に白い幕が降りてきて、そこに今回のイベントのイメージ画像が映し出されます。そして演奏は『Nouvelle Vague』へ。立ってノル人と座って聴く人と、とにかく迷っている人と客席の反応はまちまちって感じでした。続いて『AUBE〜新しい夜明け』へ。客席はどう反応すれば良いのか、悩む曲が続いたのであった・・・。まぁ、霧雨も降っていたし、勢いで立ってしまった方が楽だったかもしれない。まぁ、どう聴こうと自由です、自由っ!続いて本編最後の曲となった『ムソルグスキー組曲「展覧会の絵」〜 Symphony Of The Alfee』へ。『DNA Oddyssey』でのサビ(高見沢さんのソロパート)を、コーラスの女性の方ががソ歌って拍手が沸き起こりました。CDに収録されている歌い方とは少し違っていて、変に高見沢さんの歌い方を真似ているのではなく、オペラソロっぽく歌い上げていらっしゃいました。 演奏終了後、メンバーと服部先生が前に出てきて一礼して退場。オーケストラと、コーラス隊はそのままステージに残っていて、そのまま客席はアンコール状態。 アンコールでは『剣の舞』の演奏が始まり、客席は大歓声と同時に総立ち!幸ちゃんと桜井さんは『剣の舞』の前奏中にステージに登場。服装はハッキリ覚えていないんですが、「さっきの雰囲気はどこ?」て感じのラフな格好だった気がします。そして、みんなの期待通り『ハチャトゥリアン舞踏組曲「ガイーヌ」より『剣の舞』〜MASQUERADE LOVE』になったぁ!なんと、高見沢さんはステージ中央の前に下からせり上がってくるように登場。インカムマイクを付けていて、白のノースリーブシャツに白いパンツ姿に、「アンタは山で熊でも倒して来たのかい?」とツッコミ入れたくなるような、エンライ存在感のある白ぽい毛皮のロングブーツ。その上からあの5000万円の真っ赤な久保田一竹先生の辻が花(「富士』の柄)をコートように羽織っていました。しかも、ギターも着物と同じ絵柄が彫られた一竹氏モデルのNewギターを出してきました。さすがに私の位置からだと、赤ぽいギターにしか見えないんだけど、丁寧に彫られているせいか、すごいヴィンテージギターに見えて迫力を更に増していました。そして、どんどん中央のステージがせり上っていき、どの位置からも高見沢さんのお姿が見えて、もう 客席は大歓声を通り越して、どよめきまくっていました。もうね、ホント、信じられないんだけど合っているんだよ。一竹先生の辻が花を羽織ってガンガンにギターを掻き鳴らす高見沢さんは20世紀最高のカッコ良さでした!スゴイ迫力っていうか、もう圧倒されちゃいましたね。豪華な衣装に全然負けていない、高見沢さんの存在感っていうか・・・。マジにシビレテしまいましたっ。「スゴーイ!スゴーイ!」て言葉しか出てこない。ただ着物羽織っているんだけなんだけど、それだけでスゴイカッコイイの。また、その姿でギターで掻き鳴らしている姿が最高にカッコ良くて、もう高見沢さんは客席を煽り捲るし、オーケストラも負け時と迫力ある演奏をしていて、クラッシクとは思えない怒涛のノリでした。あんなに迫力ある『MASQUERADE LOVE』は、もう二度と見られないんじゃないかってぐらい、もう凄かったのよ。これしか書けないね。しかし、良く見ると、あの熊を倒して来たようなロングブーツの左足は、なんと着物の裾を思いっきり踏んづけていたのだぁぁぁぁ!!い、いいのかぁ〜!?マズイじゃないかぁ〜?でも、カッコイイから良いかぁぁぁーー!!(<そういう問題じゃない) 中央に立ったまま高見沢さんのMCになり、 高「日本の伝統美と、西洋音楽の伝統美と、 日本の音楽の伝統美アルフィーの3つが融合しました(笑) 日本を代表する織物師、久保田一竹先生の一竹辻が花と言います。 今夜の為にお貸しいただきました。 (後ろにメインの柄が織り込まれているので、客席から「後ろを見たい」のコールが) 後ろですか?(両手を広げて後ろを向く素直なタカミー)非常に美しい着物です。 これは桜井の乗っている、赤いイタリアの馬のマークの車が2台買えます。 坂崎の大好きなライカのカメラが・・・(幸ちゃんにライカの値段を聞く為に後ろを向く) ・・・いっぱい買えます。すっごい買えますっ。 今日は我々のために。自分の為に貸して頂きました(笑)。 今日は一竹先生もお見えになっていると言うことで、みなさん一つ大きな拍手を! 暑いので脱ぎます。 」 と、本当にアッサリ着物を床に脱ぎ捨ててしまう高見沢さんっ。ギネスブックにも載っている国宝級の着物だっていうのに、なんて扱いっ!もうその大胆不敵ぶりに、客席も思わず悲鳴を上げてしまう。さすがにスタッフも慌てて、白い手袋をはめて走って回収しておりました。こっちがヒヤヒヤしちゃうよ。ただでさえ、霧雨降っているから着物濡れてしまっているのに〜・・・。ドキドキじゃっ。しかし、高見沢さんは、そんなスタッフや客席の様子を気に留める様子もなく、フツーにしていました(爆)。そういえば、知らないうちに黄色のロングコートぽいのをを着ていたなぁ。 高「先日、ある新聞にもの凄く大きくアルフィーの記事が載りました。<毎○新聞 みんなも見たと思うけど、なかなか素晴らしい記事でした。 評論家の先生が色々分析して、非常に的確に書かれていました。 3人の素晴らしい特徴は、まず坂崎のアコースティックギターの技術。 桜井の歌唱力。そして高見沢の往生際の悪さ! これって 褒め言葉なのか?ちょっとムッとした自分が居ましたけど。 でも辻が花を着て判りました。往生際悪く年相応にいかないっ! 年を重ねるにつれ、普通は渋くなって行くであろうけれど、 年と共に髪は長くなり赤くなり、衣装は派手になり・・・、 暑く燃え続ける男、高見沢俊彦46歳っ!もう、このまま行くしかないっ! ステージに立つ限り行ってやりましょう! 還暦目指してロックンロール!」 桜井さん、ちょっと「ええ〜っ?」てジェスチャーしておりました。でも、暴走タカミーは誰にも止められない。 高「色んな季節を三人で過ごしてきたけど、僕らが出会った東京で クラシックでコンサートをやっている2000年の夏のアルフィーが僕は好きです。 挫折は明日へのエネルギーだと何度も言いましたれど、 諦めないでやり続けてきたからこそ、夢が叶うんだと思います。 今夜は、この為にみんな全国から集まってくれて本当にありがとう。」 高「守るモノは沢山あるけど、俺たちの誇りはやっぱり歌うこと、 歌い続けること、決して諦めないこと、そして3人で居ることだと思います。 僕達がここまで歩いて来た想いを込めて、19回目の夏に、 この曲を捧げたいと思います。」 そして歌われたのが『Pride』 。オーケストラの生演奏が入ると、一段と重みを増すっていうか・・・。本当にジックリと聴かせて頂きました。最後は3人ステージの前に出てきて、マイクなしでアカペラで熱唱。歌い切ったと同時に大歓声と拍手になりました。もう、それだけ良かったですね。そして、最後は『SONG OF JOY(「第九/歓喜の歌」)』 。左右の花道に続々と現れる合唱団の方々。もう前奏が始まってだいぶ経ってもまだまだ、一体何人いるんだっ?て思うぐらい出てきた。軽く100人以上はいらっしゃいました。ベルリン公演と同じく、桜井さんの美声、幸ちゃんのギターソロ、高見沢さんのロック的なギターソロと続いて、最後は全員で大合唱。ものスゴイ人数だったので、もう押し迫るような圧倒的な感じがしましたね。後方の白い幕には、ブランデングルグ門を模った映像と宇宙の映像が重なっていて、本当に1年前のベルリン公演のシーンと重なりましたね。こんなカッコイイ第九はないぞっ!ホント! 最後はステージ後方から花火が上がって終わり。クラッシクぽく、丁寧にお辞儀をして去って行くアルフィー。去り際に バンマスと握手していく高見沢さんの姿が何故か印象に残っております。しかし、花火はステージの真後ろで上げていた為、煙がすぐ客席の方まで来て煙かったのであった・・・。ちょっと霧雨を有難く感じてしまった(笑) しかし、終わったら間一髪入れずに終演のアナウンスが入ってしまった。 もうちょっと余韻に浸りたかったなぁ〜・・・。 でも、本当に良かったよ。特に本編の『LOVE』、『希望の鐘が鳴る朝に』は感激ものでしたね。あと何と言ってもアンコール!あんなに怒涛の迫力があるクラッシクてあるかぁーー!?てぐらい凄かったです。特に『MASQUERADE LOVE』は、今まで見て来た中で一番のカッコ良さと迫力でございました。やっぱりスゴイぞ、アルフィー・・・!という気持ちを再認識させられましたね。 また、気になっていた雨も土砂降りになることなくて良かった。終わりなんて止んでいたしね。ホントに、これはみんなのpowerだねっ!
*13日の「ROCKDOM NIGHT」のレポを読む。 |