2000年8月13日(日)ROCKDOM NIGHT |
20世紀最後の夏イベとなった「Rockdom Night」ですが、前日の不安定な天候を引き摺り、見事に朝から雨模様でした。これも全て、優柔不断な台風9号のせいなんですよね〜。コロコロ向きを変える割には、速度が遅くて、結局同じような所をウロウロしているという・・・。もう、どれだけのアル中の怒りと恨みを買っていたことかっ。ハッキリ言ってこの日は、雨合羽着用で土砂降りの雨の中の夏イベを覚悟しておりました。腹は据わった・・・て心境ですね。<大袈裟? 開場時間を過ぎても不安定な天候は変わらず。霧雨が降ったり止んだりという状況でした。しかし、思っていたよりも軽い雨というか、土砂降りということはありませんでした。しかし、油断は禁物。天気予報では「18時〜21時までが一番降水確立が高い」と出ていたんでね。 で、ステージなんですが、一応昨日のClssic Ngihtと同じセットなのですが、そのセットに金の太陽ぽい形をしたモニュメントがステージ後方に置かれていて、ステージ上にも金のモニュメントが追加されていました。ステージ中央は階段のようになっていて、左右に長谷ぼんのドラムセット、山石さんのキーボードセットが置かれていました。あと、ステージの左右にそれぞれ、柱のようなものが1本づつ置かれていて、その上には3,4個の小さいモニターが飾られていました。基本的に前日とセットは変わらないんですが、ちょっとモニュメントと追加するだけで、だいぶ雰囲気がが違って見えましたね。
幸運にもアリーナ席(Cブロック)の通路際だったのですが、行ってビックリ!席に横に水溜りがっ!まぁ、昨晩から雨が降っていたから、水溜りはあちこりに出来ていたのですが、よりにもよって私の席の横かいっ!もう、自分の席に着くのに、抜き足差し足で歩かないと、自分の席の所まで溜まった水が流れ込んでくるのであった・・・。「あ〜あ、これじゃ、飛び跳ねらんないじゃん」とガックリきたななんぼであったが、まぁ飽くまで始まる前の気持ちであって、始まってしまえば人格は変わるわな(笑)。 開演前の時点で霧雨がパラついていたし、私もそうだだったけど、始まる前から雨合羽を着込んでいる人や、すぐ雨合羽が着られるように準備している人達が多かったですね。もう、「大雨、降らせるもんなら来てみろっ!」て感じで、みんなの覚悟を出来ておりました。 そして前日同様、時報のように開演時間通りにRockdom Ngihtがスタート! まず山石さん、長谷ぼんが両サイドから入って来て、『ヴァルキューレの騎行』のSEが流れスモークが炊かれる中、アルフィー3人が登場!高見沢さんはサングラスに黒ぽいノースリーブシャツに黒パンツスタイルで、黒のパンツの上にゴールドのシースルーのロングスカートぽいのを着ているっていうか巻きつけておりました。そのゴールドの服がスゴイんだわ。なんか裾が広がっていて、シャンデリアの骨組みたいだった(妙な表現でスマン)。でもって、腕に黒のリスバンドぽいのを付けておりました。幸ちゃんは黒のパンツにピンクのシースルージャケット姿。桜井さんはスカイブルーぽいスーツを着ておりました。3人共かなり涼しげな格好という印象でした。 で、SEの『ヴァルキューレの騎行』から、高見沢さんが「Come on,TOKYOーーーーー!!」と叫んで『ジェネレーション・ダイナマイト』へ!昨日も演奏された曲目だけど、こちらは王道のロックヴァージョン!さすがRockdom Ngiht、1曲目から飛ばしますっ。高見沢さんはインカムマイクを付けていたので、初っ端からステージをあちこち動き回っておりました。続いて、『鋼鉄の巨人』。もう、飛ばす、飛ばす。ななんぼも我を忘れてノリまくり、すぐに足元の横にある水溜りの氾濫に合い、もう始まって2曲目で足上浸水になってしまいました。どーせ、雨降るんだろうから、今から足元が濡れたってお構いなしだぁ!のノリのまま、『SWEET HEARD DREAMER』へ。ここまで続くと「エエーッ?」て感じで、かなりビックリでしたね。でも、この怒涛のロック攻撃は止まらない、幸ちゃんがハンドマイクを手にして『恋の炎』へ。高見沢さんと共に、左右の花道を歩き回っておりました。この辺から雨足が強くなってきたけど、気にする奴なんていないわさ。ガンガンの勢いのまま『American Dream』へ。幸ちゃんが叫んで煽れば、客席はさらにヒートアップ状態で、本当にこのバンドは昨日同じステージでクラッシクを演奏したバンドなのかーーっ!?と言いたくなるほどの、立て続けに攻めてきました。ラストは、ステージ中央に3人並び、桜井さんと高見沢さんの太ももの所に幸ちゃんが足を乗っけてピラミット型に立つという、懐かしいスタイルを披露してくれました。(Victory TOURの時によくやっていたスタイルです)。しかし、まだまだ怒涛のロック攻撃は終わらず、なんと『Count Down1999』の前奏がぁーーー!さすがに、これには客席も「エエ〜ッ?まだやっちゃうの〜!?」て感じでどよめきまくってしまいました。エレキギターが加わると同時にステージ上で爆竹が鳴る特効がっ!エエーイ!ここまで来たら最後までノリ切ってやるーーっ!て気分でしたね。雨が降ろうが、このガンガンに振り上げた腕と熱気の方が圧倒的に勝ってたっ。でもって、そのまま『悲劇受胎』へ続きまして、もうアルフィーも客席もブチ切れ状態。こんな曲順で壊れないわけないだろうっ!! 怒涛のハードロック7曲連続演奏に、さすがのアルフィーさんもグッタリ。『悲劇受胎』が終わったと同時にステージに倒れる桜井さん、続いてひっくり返る幸ちゃんと高見沢さん。倒れたままでもギター&ベースは掻き鳴らす(笑)。しかし、なかなか起き上がれない・・・。桜井さん、なんとか起き上がるが横の2人がまだ倒れているので倒れ直すし(笑)。今度は幸ちゃんが起き上がるが、左右の2人がまだ倒れているので倒れ直すし(笑)。やっとこさ高見沢さんが起き上がり、「いい加減に起き上がれ」と2人に命令するのであった。やっぱ、リーダーが決定権持っているのね(笑)。最後は高見沢さんの「He--y!!」という叫びと同時にキメ!過去に例のない、冒頭から連続ハードロック7曲演奏が終わったのでした。 高見沢さん、本当に疲れていたのか、ステージそでにとっとと消える。 幸ちゃんのMCになり 幸「ようこそ、ALFEE ROCKDOM NIGHTへ。 昨日とはうって変わってハードなアルフィーです。 みんな、ついて来られたーーー!? まだまだ平気?ダメなのはこっちか(笑)。 アリーナのみんなは近いけど、スタンドは遠いなぁ・・・ スタンドーーッ!!(「オオーッ!」という歓声がスタンドから上がる) イイなぁっ! 神宮でホームラン打つとこんな感じなのかな? 正面の方はかなり遠いですけど・・・。上の方のみなさんも、横のみんなも、 最後まで盛りあがっていきましょうっ! ねっ、桜井さんっ!・・・て放心状態ですか? 大丈夫ですか?桜井さん!気分悪い?」 (桜井さん、かなりフラフラしながらマイクスタンドの所まで出てくる。) 桜「一つ提案なんですけど、歌う順番は交互にしません? なにも最初から3曲続けなくても・・・恨みでもあんのっ? (確かに、『ジェネレーション・ダイナマイト』、『鋼鉄の巨人』、『SWEET HEARD DREMER』の 連続3曲はキツイというより厳しいわな・・・。スゴイぜっ、賢様っ!) もう昨日とはうって変わって360度違うステージ・・・じゃない、180度か!」 幸「360度じゃ一周しちゃうよ。元戻っちゃうじゃんっ。」 桜「まだまだいけますよっ。あと7曲くらいだったら、あと4〜5年は。 よく『またオールナイトをやって』と言われるんですけど、 もう体力的に限界だと思います。7曲連続でこれですよ。」 幸「そう?まだまだいけるんじゃない?」 桜「アナタ途中で寝ちゃうでしょ?」 幸「寝ながらでも演奏しちゃうとか・・・」 桜「ドクターストップかかるかもしれないよ(笑)。 でも、こんな雨が降るってわかっている中、台風が来てるんですかね、 みんな集まってくれて嬉しいじゃないですかっ! テレビつけたら台風は変な所をウロウロしているし・・・。 サッサと行けばいいのに・・・お前はポリシーないのか!? でも、方向はいつもこっち向いているんだよね・・・。 それを知っていてこんなに沢山の方が駆けつけて来てくれて・・・。 20世紀最後の夏だからって、台風まで駆け付けて来ちゃって。 さっきから歌っていて思ったんだけどさ、歌詞の中に”風を起こせ”とか、 ”嵐が近づいてる”とかあるから、本当に嵐が来ちゃったよ。 (MC中も強い霧雨が降り続いていたので・・・) なんかサングラスにワイパー付けたい気分だね。 あれ塗ってくれば良かったよ。ホラ、車とかに塗るやつ、ワイパーいらないで 雨の中走れるやつ・・・て、あれ走ってないとダメなのか(笑)。」 幸「じゃ、走りながらやる?」<んな、ムチャな(^_^;;; 桜「無理だよ(苦笑)。 昨日のCLASSIC NIGHTでも、台風で危なかったけど、 なんとかお湿り程度で済んで良かったです。 でもオーケストラの人達は楽器を庇うようにして弾いてましたからね。 雨が降き込んでくると”あらやだ”って感じで楽器を庇って、 ステージの後で花火がバーンッ!て上がると、すっかり段取り忘れているんでしょうね、 ”ギャ ー!”でビックリして、思わずビーーンッ!て弾いちゃう音が聞こえて。」 (*幸ちゃんがラジオでも言っていましたけど、オーケストラの方々の楽器て非常に高価なものをお持ちらしい。さすがプロだ。幸ちゃんが聞いたところによると、チェロやヴィオラだと4桁だそうだっ!ヒエ〜っ!「3人の楽器を合わせても及ばない」て言っていたほど。しかも、弓だけでも、高見沢さんのレスポールが買えるのもあるそうで・・・。雨降ったら、身体張ってでも庇うよね。) 幸「聞えたの?」<意地悪さん 桜「だてすぐ後ろに居るんだもん。 ヴァイオリン人のの持つやつ、何でしたっけ?あ、弓ですね。 その弓が勢い余って、隣の人の鼻の所に刺さっちゃって”ギャー”とか・・・」 (悪ノリの賢様である・・・苦笑) 幸「あのね、ちゃんとした音楽教育を受けた人が、 そんな桜井さんみたいな小ネタをやるわけないでしょ(笑)」<その通りっ(爆) ここで衣装チェンジしてきた高見沢さんが再登場。なんかマントのような白の袖の広がりまくったロングコートに、白っぽいパンツ、白の太いバンダナを額に巻いている・・・という全身白っの出で立ちなので、客席から歓声が上がるのであった。 桜「なんかスゴイねー、お前。ゴテゴテしてるよ〜。 けどお前、俺達がうだうだ話している間に一人着替えてきたのかよっ! その間に俺達は喋りっぱなしでずぶ濡れだぞっ。 (高見沢さん、”ゴメン”て感じjに手を桜井さんに向けるのであった) でも、それイイなぁーーっ。ねぇ、今度俺にもそういうの貸してよ。」 幸「それでは、今こうして19回目の夏のイベントをしていますが、 もうすぐ21世紀がやって来てしまいます。 来る21世紀が僕らにとって明るい未来でありますように、 新しい明日の為に、この歌を送りたいと思います。」 というMCの紹介で歌われたのが『Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯〜』。この辺りから空も暗くなって、ステージの照明がとても綺麗になってきました。左右の花道の先端にあるオーロラビジョンも最初から映っていたんだけど、ようやく見やすくなってきた感じ。続いて『希望の鐘が鳴る朝に』へ。前日にオーケストラのみの演奏で披露されていましたけど、やっぱバンド演奏がイイですよね〜。高見沢さんの「ジャジャジャジャ〜ン♪」というギターの前奏がスゴク好きっ。これだけで「ウワーッ♪」て気分になるんだな、単純だな自分(笑)。続いて『Just Like America』へ。なんか久しぶりっ・・・と思ってしまったなぁ。この曲も良いですよね〜。この曲の時は特に照明の色がコロコロ変わって、とても綺麗だったなぁ〜。 そして高見沢さんのMCになり、 高「はい、どうもありがとうございます。 スタンドのみんな平気かーー!? 2階スタンドも元気かーー!? <何処の位置を言われたのかわからず客席戸惑う。 アリーナもーーー! 雨に負けるなよ〜ーーっ!! 今年で19回目の夏ですが、19回全部見てる人はいるのかな? (「ハーイ!」と数人の人が声を上げる)・・・素晴らしいっ! じゃぁ、10回以上見た人!(半数以上が手を上げる)オォーーッ! じゃぁ、今夜初めての人!・・・(数人が「ハーイ!」と手を上げる) やっと会えたねっ。これからが長い付き合いです(笑)。」 高「19回もやっていると色んな気象条件がありました。 今日よりももっとヒドイときもありました。 雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ。この詩はアルフィーの為にあるようです。 思えば'82年から野外コンサートを始めたわけですが、 その頃は丁度中ホールキャパのコンサートが盛り上がってきた頃で、 バンドがその勢いに追いつくのに必死でした。 それからどんどんコンサートの規模も大きくなって、バンドも大きくなって、 同時にプレッシャーも大きくなって、それに負けないように突っ走ってきました。 ここまで来るのに色んな事がありました。決して順調ではなかったです。 でも、そこで途中で投げ出していたら19回目の夏も、神宮もなかったから、 やり続けていて良かったなと思います。 そこの(ステージ向かって左側に日本青年館が場所によっては見える) 日本青年館で初めてのホールコンサートをしました。 隣の明治公園ではよく3人で練習をやっていました。 あの頃、、隣にあるこの神宮球場でいつかやれたらいいなって 夢に思っていましたが、今こうして夢が叶って本当に実感しています。 やってて良かった!本当にありがとうございます。」 高「思えば、初めてのスタジアムコンサートの時も雨でした。 あの時はしゃぎ過ぎて、転んでギターで肋骨折っちゃって。 あの頃は大した事なかったけど、今はね・・・。<ヴィーナス・エンジェルギターでぶつけたら複雑骨折? 坂崎、気をつけろよっ!再起不能になっちゃうからなっ! (幸ちゃんに向かって)しっかりカルシム摂れよ!魚食えっ!」 幸「食べてるんだけどね・・・」<しかし、卓球やらギター落下やら、骨折事故多し(^_^;;; 高「君んとこのネコちゃんと一緒に食いなさいっ!」 幸「はーーい。」 高「えー、19回、アルフィーは野外コンサートをやって来ましたが、 BAY−AREAや日本平と色々なところで色んなことをしてきましたが、 全てはこの曲からアルフィーが加速していったんだと思います。」 という紹介で歌われたのが『メリーアン』。なんか高見沢さんの神宮球場への想い入れを聞いたせいなのか、『メリーアン』にグッとなにか込み上げてくるような感情が沸きましたね。続いて、大ヒット曲の『星空のディスタンス』。またもや、イケーッ!てノリになり、その勢いのまま『AFFECTION』へ。前奏でちょっと花火みたいのなのがステージから出ていた。 そして大盛り上がりの中、幸ちゃんのブルースハープの音色が響き渡り、「わぁ・・・」という歓声の中『夜明けのLANDING BAHN』へ。もう何でだか判らないんだけど、涙がジワ〜ッと出てきてしまいましたね。もう、その涙を煽るかのように『Rockdom〜風に吹かれて』が続いて、もう涙ボロボロでしたね。2番の歌詞のラストで、高見沢さんが「Oh,you------ng!!!!」て叫んだと同時に、ステージにいくつもの炎が上がって圧倒されてしまった。3番の、桜井さんとハモるところなんて最高にカッコ良かった。最後は客席も合唱し、高見沢さんが叫んでキメました。そして、その勢いのまま長谷ボンのカウントで『SEWAT&TEARS』だぁ!前奏に合わせてステージ上にVの花火が上がり、もうアルフィーも客席もボルテージは最高潮になりましたぁ!しかし、花火はステージの真後ろで上げているみたいで、煙がモロ客席の方に流れてきまして、一瞬ステージが煙で真っ白になって見えなくなってしまったほど(笑)。しかも、煙い、煙い。霧雨降ってくれていて良かったと、ちょびっとだけ思ったのであった。ハッハッハッ。 高見沢さんはインカムマイクだったので、花道を左右歩き回りながらの熱唱。下手に走って転ばないでね・・・と思ったファンも少なくないだろう(笑)。ラストは、メンバー3人がステージの前に出てきて、あっちこっち動きまくり。高見沢さんは、ステージ後ろの中央の階段を登って行って、そこのお立ち台(?)ぽいところで早いテンポに合わせてギター掻き鳴らし、頭振り回しを披露。しかし、スグに右手を上げて終わりのポーズ。だが、それに気が付かない長谷ぼんっ!高見沢さん、もう一度長谷ぼんに向かって手を上げて合図を送るが、またもや見ていない長谷ぼんガンガンにドラムを叩きまくる。焦った高見沢さん、今度はギターをウィーンと鳴らし「終わるよ〜」という合図を右手を振りながら長谷ぼんに向ける。ようやく気が付いた長谷ぼん・・・(笑)。ちゃんとリーダーの立ち位置は確認しようね、長谷ぼんっ。 ようやく終われた高見沢さん(笑)、「THANK YOU TOKYOーーー!」と叫ぶが、客席の声がイマイチ小さいのか、もう一度「 THANK YOU TOKYO−−−−!」と叫ぶ、しかしまだ納得していんばいようで煽るように叫び、「THANK YOU TOKYOーーー!!!どうもありがとうーーーー!!」と満足の叫びを上げ、同時にステージ後方から花火が一気に上がり本編は終了。 とても煙い中、メンバーは去って行くのであった。 アンコールでは、何故か琴のような和風ぽいSEが流れる。でもって、グリーンのレーザー光線がステージから幾つも発せられてとても綺麗な感じ。そんな中を、グリーンのTシャツぽい衣装を着た幸ちゃんと、赤ぽいチェック柄のシャツを着た桜井さんが登場。そして、ステージ中央のせりが上がって来て、そこから一竹辻が花姿の高見沢さんが登場。両手を広げて後ろ向きになっていて、着物がとってもよく見える感じで登場してきてなんかカッコイイ。しかし、下には黒のベスト、黒の皮(?)パンツ、黒のロングブーツという、非常にロッカーな衣装であった。しかも、手に付けているのはピンクのグローブっ!ま、まさか、その格好でアレをイッちゃうのか〜いっ!? 高「さぁーっ、19回目の夏!約束のピンク・タイフ〜ンッ! 20世紀最後の夏、神宮球場をピンクに染めるぞーっ!! では世界一豪華な衣装で行かせていただきます!! 恥も、人間も、全部捨ててーっ!! 初めての人も、死ぬほど見てる人もも、関係者の皆さんもっ! 野獣となってーっ!辻が花の祈りと共に行くぜーーっ!! Hey, D!D!D!」 高見沢さんとの掛け合いのまま『D!D!D!』へ。前奏と同時にステージ左右に巨大なネズミ花火のようなクルクル回る花火がいくつも出ていた。微妙に煙かった(笑)。しかも、左右のオーロラビジョンには「ポチ&タマ」が浜辺で戯れる映像がっ!うぉ〜っ!一体どっちを見ればイイんだ〜!?しかも、周囲を見渡せば、みんなピンクのグローブを付けていて綺麗っ。今回はせりに上がっているのでギターソロはなく、その間中は「死ぬ気でダンシングだっ!イエーイッ!」と客席を煽りまくっていた高見沢さんであった・・・。でも高見沢さん!あの一竹辻が花を纏って、魅惑の腰振りで、しかもピンクのグローブをして、合ってんだか合ってないんだか判らないっ。こんな派手な人に煽られて踊っている私達て一体・・・。 『D!D!D!』が終わると、今回もアッサリ着物を床に脱ぎ捨ててしまう高見沢さんっ。さすがに客席はヒヤヒヤしてしまう。でも、後日談なんですが、幸ちゃんがラジオで言っていましたが、「パッと後ろに脱ぎ捨ててしまうのが正しい脱ぎ方」なんだそうです。ギネスにも載っている高価な着物なだけに、絶対に素手では触ってはいけないようで、「触らないように後ろに脱ぎ捨てて下さい」と高見沢さんも関係者の方に言われていたそうです。「高見沢の名誉の為に言いますが、あの脱ぎ方が正しいんですよ」て幸ちゃんもフォローしていました。でも、初日は幸ちゃんも何も知らなくて、あまりに高見沢さんがアッサリ床に脱ぎ捨てたので、「オイッ、いいのかよっ?」とドキドキしたそうです(笑)。 で、レポに戻りまして(笑)、高見沢さんは黒いカウボーイハットをかぶって、間一髪入れずに『Wings Of Freedom』へ。客席慌てて、ピンクのグローブを外してフラッグに持ち替える。しかも、この時、ちょっと風も強めでなんか上手くフラッグは振れなかった・・・。まぁ、そのままにしておいても勝手に風で靡いていたんだけど(笑)。 そして、3人が幸ちゃんのマイクスタンドに集まり、幸ちゃんのギターに合わせて『私たちが望むものは』を歌いはじめ、そのまま『EVERYBODY NEEDS LOVE GENENATION』へ。何でだかわかんないんだけど、私、この曲の時の記憶がございません(笑)。曲をやったことだけは覚えているんだけどね。自分がどんなふうにノッたとか、メンバーがどんなふうに歌ってたとか全然憶えてないの。 続いて『ラジカル・ティーンエイジャー』へ。この曲を夏イベで聴くと、あの「10回目の夏」の時を思い出しますね。スゴイ土砂降りの雨の中、みんなで歌ったんだよなぁ〜って。今回はあの時に比べたら、全然大したことないんだけど、'84年の横浜スタジアムの時といい雨の似合う曲になってしまったなぁ〜としみじみ思っていました。そして、そのままメンバー紹介になり、 高「ドラムス、長谷川浩二ーーっ! キーボード、山石敬之ーーっ! We Are THE ALFEEーーーっ!!最高ーー、TOKYOーーーっ!! どうもありがとうーーーっ!!」 と、高見沢さんが叫んでアンコールが終わりました。 後ろの長谷ぼんと山石さんも前に出てきて、メンバー5人でご挨拶。しかし、何故か長谷ぼんは桜井さんと幸ちゃんに遊ばれているのであった。長谷ぼんお辞儀して頭を上げようとすると、桜井さんが「まだ下げてなさい」とばかりに頭を抑えて、また長谷ぼんが上げようとすると、今度は幸ちゃんが同じことをするのっ♪終いには2人から突つかれていたみたいだし、何であんなに遊ばれていたんだ?長谷ぼんっ!白のシースルーのノースリーブシャツを着ていてカッコ良かったのにぃ。あの姿は笑いを誘った・・・。 2度目のアンコールはかなり早くにステージ上に登場したメンバー。そのせいか、高見沢さんは着替えていなかった。でも、幸ちゃんがブルーぽいTシャツを着ていたことしか憶えてない。ごめん、サクリン・・・。(サクリン言うなって?) すぐに高見沢さんのMCになり・・・ 高「この20世紀最後の夏に、この雨の中わざわざ来てくれてありがとう。 こうしてアルフィーというバンドを捜しあててくれたみんなに 出会えたことを心から感謝します。 ”昨日は歴史である。明日は不思議な未来である。”とよく言いますが、 来年の21世紀、20回目の夏にまた逢いましょうっ!」 そして歌われたのが『君に出逢ったのはいつだろう』 。あまりに久しぶりに歌われた曲だけに、前奏が鳴り響いた時点で歓声が沸き起こりました。本当に久しぶりに聴いたよな〜。高見沢さん、もの凄く感情を込めて歌ったせいか、途中声に詰まってしまう場面もあって、グッときてしまいましたね。 そしてステージが暗いまま幸ちゃんのギターの音色が鳴り響き、おおっ!『See You Again』だぁ!客席も照明に照らされ、もう最後は客席も大合唱状態。高見沢さんが「焼き付けようぜーっ!神宮球場の全てをーーーっ!!」て叫んだ時は、もう涙ボロボロになっちゃいましたね。最後は高見沢さんが、「Thank you TOKYOーー!!See you againーーーーーっ!!!」て叫んで全てが終わりました。 終わってメンバーは前に出てきて、まずむかって右手(上手)側の花道の先端まで行き、そこから客席に向かって深々とお辞儀。そして、今度は反対側の花道に向かったのですが、何故か途中から走り出す高見沢さん・・・釣られて走る2人。霧雨のせいで、ステージ上が濡れているので、「転んだらどうするっ!ムチャするな〜!」と思うファン多数(笑)。でも、客席の思惑を他所に、桜井さんを追い抜いて一番に反対側の花道に辿り着いた高見沢さん、かなりご満悦。そこでも深々とお辞儀をして、今度はステージ中央に戻る。この時、桜井さんは妙な格好で走り、客席の笑いと取っていたのであった・・・。賢様〜っ。そして、3人ステージ中央に並び、深くお辞儀。同時に、ステージの後ろから花火が上がってスゴク綺麗だったのだぁ!その花火に客席が見蕩れている間に、ステージ後方の階段を所をくぐるように静かに去っていくアルフィーさんの後姿がありました。 最後にステージ中央にモニターが降りて来たんだけど、雨で電飾がやられてしまったのか上手く表示されず、花道左右のオーロラビジョンに「See You Again In summer of 21th century」と表示されていました。 しかし、昨日同様に(いや昨日以上かもしれん)、終わった途端に間一髪入れずに終演のアナウンスが流れたのでした。もう「アンコールをさせるものか」というぐらいの素早さ・・・。だから、客席はすぐに三本締めをして拍手で、この19回目の夏のイベントを終わりにしました。2時間半ちょっとと、通常のイベントに比べて短かったけど、それだけ内容度は濃かったと思います。スゴク充実したイベントだったなぁ・・・と実感しております。 【後日談】 後から知ったことなんですが、このRockdom Ngihtの曲順は、1984年からの夏イベで思い入れのある曲を演奏していったとかで・・・。まさに19回分のイベントの思い出全部を積め込んだんだなって思いました。それにしては『夢よ急げ』がなくて残念だったけど、アルフィーの場合、思い入れのある曲を上げていったらキリがないもんね。 それから、都心にある神宮球場なだけに、やはり騒音に対するクレームが来ていたようで・・・。そりゃ、そうだよね。すぐ近くに公団住宅だっていっぱいあるんだもん。野球の歓声と、コンサートの大音響じゃ全然違うからね。そういうギリギリの状況下の中で、アルフィーさんはやれることを全てやり尽くしてくれたんだなぁ〜って今更ながら感じてしまいます。それに神宮球場て、六大学が野球試合として使う場所なだけに、野球以外の催しをやるときは六大学側もかなり厳しいことを言ってくると噂に聞いているので、まさに神宮球場で夏イベが出来たって奇跡に近いんだよね。しかも、あの天候っ!初日は虹が出るわ、2日目は台風向かって来ているのに霧雨程度にしちゃうわっ。この2日間、アルフィーも、スタッフも、ファンも信念が一つになったって気がします。 正直言っちゃうとね、Rockdom Nightはちょっと呆気なかったかなぁ〜・・・て終演直後に思ったの。前日のClassic Ngihtが凄いインパクトあったせいかもしれないんだけどね・・・。あと、2日間とも30℃を越さなかったせいもあるかもしれないけど(いつも夏イベの時は、信じられないくらい暑いからね)。ただ、こうして思い出しながらレポを書いていたら、なんか凄い内容が濃いし、1曲、1曲に凄い思い入れあったりして、「なんか凄い充実した夏を過ごしたなぁ〜」て今は思えるの。怒涛の2日間だったけどさ、ホント参加して良かったよ。
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