Thinkpad x31へのVineLinux2.6r4のインストール
2004年 6月 7日
1.ことの起こり
かみさんが古いThinkPadでポストペットを使っていたんですが、最近のV3を使い
たい、ということで
ポストペットのベンチマーク
を行いました。そうしたら、なんとベンチマークソフトが動かない。(^^;
起動するんですが、画面が真っ黒になってしまって描画がまともにできない感じ
です。
で、私が使っていたs30で試してみると、とりあえず動きました。というような
ことで、結局、このs30を譲って新しいThinkPadを手に入れようということにな
りました(かみさんはメールくらいしかやらないので新品はもったいない)。
どれにしようかと考えたんですが、やはり持ち運ぶことを考えるとx31かx40しか
ないですよね。重さ的にはx40の方が軽いのですが、CPUパワーとのコストパフォー
マンスを考えると、安くなっているx31も魅力的です。
あれやこれや悩んだ末に、コストパフォーマンスを優先してx31を選択してみま
した。折しも、秋葉原の有名激安ショップでx31がかなり安く出ていましたので、
在庫を確認して購入に出かけました。全部入りの
PHJ
が約19万ですから、文句ないでしょう。他にもバッテリやウルトラベースなども
一式揃えました。
帰ってきてから起動してみますと、右下に一か所液晶の不具合(赤い点がポツっ
と一つ)があったのは残念ですが、まぁ、これくらいは仕方ないでしょう。
2.HDDの入れ替え
正常な起動を確認したら、まずはHDDの交換ですね。今回はバックアップソフト
付きの
I/Oデータの60GBのもの
を使いました。
まぁ、Linuxでしか使わないというのなら、バックアップは必要ないですけどね。
バックアップは、この付属のバックアップソフト、60GBのHDDをセットしたウル
トラベースで行います。実際にはさらにUSBのHDD、ウルトラベース用CD-ROM、
CD-Rが焼ける母艦まで動員しました。
まずはバックアップソフトで付属のHDDの内容をウルトラベースの60GBのHDDへバッ
クアップします。次にこのバックアップしたデータをUSBのHDDで母艦へ移動。こ
こで付属のバックアップソフトでデータを分割し、CD-Rに焼きました。母艦の方
がスピードが速いということもさることながら、どうもPCMCIAカード経由のCD-R
では焼くことができなかったためです。
さて、CD-Rが焼けたらHDDの入れ替えです。x31は簡単ですね。さらにウルトラベー
スにCD-ROMをセット。CD-Rを順次セットしてリカバリ開始。ひたすら、CD-Rを入
れ替えて終了。
なお、起動デバイスの切り替えは、BIOSを起動してスタートアップデバイスの選
択から行います。
BIOSを起動するには、電源を入れて、"Access IBM"ボタンを押します。
さて、ということで再起動...。起動しないじゃん。(泣)
仕方なくネットで検索。どうやらMBRを書き換えないと駄目みたい。そこで、手
持ちの窓98の起動ディスクを使い、s30で使っていたUSBのフロッピードライブで
起動。おなじみの"FDISk /MBR"を行い、再度HDDから起動させたところ、見事に
起動できました。
3.Linuxのインストール
やっと、本題です。まずは、パーティションを切らなくてはなりません。これは、
超手抜きで
s30のとき
と同様、Partition Magicで行いました。
あとは、Vine2.6r4のCD-ROM(FTPで取ってきて焼いてもいいし、雑誌にも付録で
付いてきます)で、インストールするだけ。
ポイントは、NTローダを使うので、LILOはMBRではなくてルートパーティション
の先頭にインストールすることと、起動ディスクを作らない(作れないので)こと
でしょうか。
いよいよ、NTローダの設定です。これも、以前に
Vine2.6をs30にインストール
したときのように、
Bootpart
を利用します。
単に"bootpart"と実行すれば、パーティションの番号とファイルシステムを表示
します。そこで、
bootpart <パーティション番号> <ブートファイル名>
とすれば、LILOのブートセクタから作られたファイルが、ブートファイル名出指
定された名前で作成され、さらにこの情報がboot.iniに書き込まれます。
これで、再起動すればデュアルブートが可能になります。
さぁ、これから設定だ。(笑)
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Last modified: Mon Jun 7 20:30:06 JST 2004