『 日本スポーツマスターズ 2010 』
[ 日本スポーツマスターズ 2010 三重大会
参戦記 ]
9月18日(土)〜9月19日(日)日本スポーツマスターズ2010の自転車競技に参加するた
め、三重県伊勢市に遠征しました。出場クラスは60歳以上の男子6部です。参加選手は23名で
意外と少なく、自信のある選手が出場している模様で技術レベルはそれなりに高かったのですが、
残念な事に関東地区以北、九州地区の選手の参加は少なかったです。埼玉県からはこのクラスには
増田一人のみでした。私が出場できたのはこんな背景が有るのかもしれません。
さて、9月の連休に開催されたこの大会への遠征は行きも帰りも高速道路の大渋滞にはまり、三重
県伊勢市までは遠かったです。早朝午前6時に埼玉県川越市を出発した私たちは都内を抜けるのに
4時間も掛かってしまい、おまけに東名高速の事故渋滞、三重県に入って東名阪道の自然渋滞で到
着したのは午後6時ごろでした。何と12時間も掛かってしまいました。同じ埼玉から遠征して来
たH氏は上越道経由で順調に来たそうです。南下で即、東名高速という先入観を持たないことであ
る。復路も帰宅したのは日が変わり月曜日になっていました。少しばかり脱線しました。横道に逸
れるのはこれくらいにして本題に入りましょう。
日本スポーツマスターズ2010は自転車競技だけでなく水泳、テニス、野球、バトミントン、ゴ
ルフにボウリング等々の13種目の競技が行われます。自転車競技は35歳以上(5歳別)で年齢
別に1部から6部、女子に区別されます。もちろん若い年齢は走行距離も長くなります。主催して
いるのは(財)日本体育協会、県や市の自治体です。(財)日本自転車競技連盟も含みます。文科
省、(財)日本オリンピック委員会などからも後押しされております。この大会に出場するには
(財)日本自転車競技連盟に選手登録をし、所属都道府県連盟の承認を得なければなりません。ア
マチュアでその年の国体に出場しない選手であるということです。自転車ロードレース経験の浅い
私は上述したように埼玉県からの参加選手が他にいなかったこと、今回埼玉県選手団の監督になっ
たアライレーシングの武田氏の推薦もあり、埼玉県自転車競技連盟の承認を得て出場できることに
なりました。過去の大会は2002年神奈川県平塚の大会から競輪場を使ったTTレース等のトラ
ック種目でした。2006年広島大会からロードレースも開催されてます。来年2011年は9月
17日〜9月19日石川県で開催されることが決定しています。
2010年の自転車ロードレースのコースは伊勢市のサンアリーナという体育施設の周りの広い空
き地にある連絡路を閉鎖して行われました。1周3kmに設定されており、スタート直後に約10
%勾配で距離150mの登坂路が有り、登り切って2/3周回までは平坦路でこの間90度コーナ
ー、緩いS字コーナーの連続が有ります。後半は直角コーナーを含む緩やかな下りとなります。一
番低いところにスタート、フィニッシュラインが設置されており、最終直角コーナーを曲がり約1
50mの直線でフィニッシュとなります。選手には東京から参加している実力ナンバーワンといわ
れる中村仁氏がエントリーされております。他の選手もほとんど顔見知りらしく、スタート前は和
気あいあいと言いう雰囲気でした。一人増田が緊張している様でした。
前日は高速道路大渋滞で受付、試走には間に合わなくてレース本番当日の受付になりました。受付
前に走る支度をして、まずは試走を開始しました。ゆっくりと登坂路を登りコースのレイアウトを
しっかり頭に入れることにしました。試走2周目からは少しずつペースを上げペダリングの感じを
掴むように走りました。体調は比較的良い感じで登りに合わせて何度か心拍数を160拍まで上げ
られました。4周ほど走ったところで受付時間になりましたので試走を切り上げることにしました
。試走で感じたことはスタート直後の10%勾配の登りはレースで10回も繰り返すので脚に来る
予感をしました。
第6部の60歳以上のクラスは午後1時50分からです。それまでの時間は他クラスや同行して頂
いた武田監督のレースを応援するためコースの脇にでました。自分のレースへの参考も頭に入れて
声援を送りました。残念ながら武田監督はレース中盤当たりからトップ集団から離れ入賞圏外にな
ってしまいました。レースの進行はお昼休みの時間もなく淡々と消化され、自分のレースの2時間
前になりましたパワーバー、エネルギージェルや水分補給を終え自転車をローラー台にセットしま
した。このローラー台は武田監督が持参用意してくれました。初めてローラー台でのウォーミング
アップは戸惑いながらです。アップの仕方を教わってペダリング始めました。お昼過ぎで気温が一
番上がった時ですので直ぐさま汗だくになりました。脚の慣らしも大事ですが心拍数も一、二度限
界まで上げておくことでした。体力を消耗しているのではないか、まだアップが必要かと自分に問
いかけながら約45分程でペダリングを終了しました。
スタート時間まで30分ほどです。自転車の検車とヘルメットチェック、走行前サインをするため
受付へ、無事に全て終わり、水分補給をして改めて身支度をしてスタンバイ位置に向かいました。
まだ選手は数人で、私は役員の指示で前列に自転車をスタンバイさせました。前のレース第2部の
選手のフィニッシュを日陰で見届け時間が来るのを待ちました。選手の間で『やあ、久しぶりだね
』とか『元気そうだね』とか声が飛び交う時にコースインの指示がでました。スタンバイの形のま
まゆっくりスタートラインへ移動、後から前に出てくる他の選手はいなくて、そのまま前列にライ
ンアップになりました。やはりどんなレースでもスタート前は胸がどきどきします。
午後1時50分、ピストルの合図でスタートになりました。若干緊張していました。私は何時もペ
ダルにシューズをはめ込むのがへたくそですが旨くいきました。SPDペダルにカチッとシューズ
がはまり、ゆっくりペダリングです。直ぐに10%勾配の坂に掛かりました。ゆっくり入ったつも
りでしたが左右を見ると誰もいません。そのままペースを上げずゆっくり登ったところ、何と先頭
でした。呼吸も全く乱れておりません。そのままギヤーをハイギヤーに入れてペダリング開始です
。スピードが上がり40km/h近くでてます。後を見ると車列は一列になって追従されているで
はありませんか。何とトップ引きの状態です。まずいナーと思うがどうしようもありません。行く
しかないか、頭がモトクロスレースモードに入ってしまい『ホールショット命』という感じです。
再び後ろを見るとぴたり一列です。ペダリングを続けました。約2/3周程で少し足が重くなり始
めスピードが若干落ちたところ東京の中村仁選手がスーッと前に出て下りを利用して逃げの体制に
入りました。後ろから数人が追いかけたので私は4〜5番手に落ちました。下りきった最終コーナ
ーを曲がりホームストレッチでは10番手位の劇的な追い下げになりました。これはまずいぞ思い
ながら集団に付いて1周目のフィニッシュラインを超しました。2周目直ぐに10%勾配の登りで
す。しかし、脚が動かずギヤーを落としても思うようなペダリングが出来ません。脚にきてました
。登りであっという間に集団から千切れてしまいました。息は上がって無く集団は見えているのに
何ともなりません。後悔先に立たず、1周目のトップ引きは全く無謀でした。頭の中は反省の文字
が駆け巡ぐります。
しばらく、落ちてきた選手と前後して走りましたが私が先行し完全に単独走行になりました。登り
は時速15km/hも出てません。平坦路も32〜33km/h程でしか走れません。時間差でス
タートした女子のトップ集団に抜かれてしまいした。その後単独になった女子の選手とも前後して
走りペースを保とうと、もがきましたが登りで左足ふくらはぎに痙り始めの違和感が発生しました
。ペダリングがしっかり出来ずジエンドです。残り4周で周遅れになってしまいました。後は完走
できるかどうかです。残り周回の10%勾配を何とか登り切り1周少ない9周で完走しました。
レース結果は1周遅れの17位でした。平均時速はかろうじて30km/hオーバーの31.
28km/hでした。1位は岡山県から参加した山本章造(64歳)さんで、トータルタイムは4
7分41秒、平均時速は37.74km/hでした。正式結果はこちらを覧てください。
1周目ハプニングのようなトップ引きでした。後ろを振り向き一列になって追従してくる選手を確
認したら少しばかり楽しくなりました。久しぶりにレースをしているんだナーと感じました。この
トップ引きが1周でも2周でも続けられる体力、脚力を付けたいと思います。自転車のレーススキ
ルも身につけなければならないでしょう。トップで逃げられるほど甘くはありません。まして61
歳から始めた自転車ロードレースです。背中に初心者マークを付けて走っているのですから。
時間と費用を掛けて遠征し日本スポーツマスターズのロードレースに参戦したことは良い勉強にな
り、貴重な経験も得られました。私なりに緩斜面の勾配はもがき、苦しみました。心配していた落
車も無く、一緒に闘った先輩選手のレース中の声かけ注意のおかげです。私の弱点は登りの苦しい
時など前を見ず足下のギヤー見る癖があります。またペダリングは膝が外に向く傾向にあることで
す。今回もコース脇の多くの人から声援を頂き、本当にありがたいと思いました。
スポーツ写真サイトのオールスポーツコミュニティで本大会を取材されているようです。レース中
の写真を購入出来ましたら皆様に画像を覧て頂きたいと思います。来年の2011年石川県で開催
されるこの日本スポーツマスターズに向けて更に体力を増強し、ペダリング技術やレース能力を上
げて集団の中でフィニッシュラインを超えることができる様にチャレンジしていきたい。
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