目指せ もてぎ100位以内へ『団塊世代の体力づくり』




[#811 団塊世代のビギナーサイクリストの体力トレーニング記 ]


《はじめに》  
  • 2008年10月1日に還暦を迎え長年勤めてきたホンダレーシングコーポレーション(HRC)を定年退職した。   退職後は『しばらくは充電期間を取りたい』と表明し家でゆっくりすることを選択しました。とはいえ何もせず、家   の中にこもってごろごろするのは心身共に健康的ではない。退職前に時間の使い方のウォーミングアップ期間を取り   入れたいと仕事に区切りを付け有給休暇を取得しました。休みを取っている間は比較的自由な時間が得られたことで   ジョギングを主体に、2時間余り身体を動かすことを日常の生活の中に取り入れました。身体を鍛えたい『さぁやろ   う』という意識を持ってジョギングするのは何年ぶりだろう。おそらく20歳代後半から30歳代の始めアメリカで   モトクロス全米選手権レースに出場していたとき以来、ほぼ30年ぶりだと思う。


  • 《走り始め》  
  • 幸い近くには広い公園が有り、そこまで往復するだけでも約5kmになります。ジョギングを始めた頃はまだ体力トレ   ーニングという代物ではありませんでした。それどころかジョギングを始めて1km位で足は動かなくなりしばらく   テクテクと歩き、また走り出すという散々たる具合でありました。20歳代、30歳代のモトクロスライダー時代は   毎日バリバリと体力作りに励んでいましたし、現役を退いたのちHRCに入っても出来るだけ時間を取り体力トレー   ニングを行っていました。しかし、30数年後足腰の衰えは確実にやってきていました。そして、モトクロスライダ   ー特有のものと思う慢性の腰痛も有り、ジョギングコースに設定した1周コース約5.3kmの距離はつらいもので   した。走っては歩きを繰り返し1時間かけて回って来る有様でした。
      それでも、『継続は力なり』で少しずつ走れる距離が伸び、ほぼ一ヶ月後には歩くことなく5.3kmコースを早歩   きほどの遅いペースでも走りきれる様になりました。こうなると自然と歩かず走り続けようと意欲が沸いてくるので   した。また、遅いペースでも長い距離を走ることに挑戦し二ヶ月後には公園の中にも足を伸ばし約10kmの距離を   走破できるようになりました。10kmコースは公園の中のアップダウンを走るため途中で苦しくなってしまいます   。こんな時は無理をせず1分〜2分位歩き、気持ちと息を整えた後に走り出す様な状態もありました。ジョギングを   始めてから一貫して団塊の世代還暦ライダーは『頑張らないことが継続に繋がる』と自分に言い聞かせて無理をせず   走っています。2009年からジョギングの距離を万歩計で算出し、それを記録することでさらに継続意欲が沸いて   きました。


  • 《足の故障》  
  • 問題も発生しました。これだけの距離を走るには、やはり自分の足に合ったシューズが必要でした。ある日突然左足の   指先にしびれが発生したのでした。それを我慢をして走っていたところ、しばらくして足を着けられない激痛が襲っ   てきました。とうとう2009年3月20日にジョギングが出来なくなってしまいました。柔軟性の弱い靴で、靴の   ひもを締め過ぎていたため血行が悪くなっていたようです。全く走れなくなった悔しさと焦らずに治すという複雑な   気持ちで一ヶ月半走ることをやめました。結果的に足の具合はだいぶ良くなりかろうじて5月のロシアンラリーに参   加できる状態になりました。そして、三ヶ月後の6月の半ばには、ほぼ痛みも引き少し走れる予感がしました。今度   は自分の足に柔らかくフィットするクッション性のあるジョギングシューズを購入してジョギングを再開しました。   再開後は足のしびれはなく順調に走れました。また、ジョギング中の腰痛対策としてモトクロス時に使うウエストバ   ンドをして走ることにしました。慣れるまではちょっと苦しい感じでしたが、腰痛には効果ありました。


  • 《ターニングポイント その1》   
  • 2009年11月のツインリンクもてぎで行われた7時間エンデューロ(サイクルロードレース)に参加して他のサイ   クリストにあれよあれよという間に抜かれ、集団にも付いていけず自分の体力の無さを実感しました。これまでのジ   ョギング効果は健康志向で、あまり負荷を上げず、優先順位を継続が一番としていました。もちろん、レースに参加   することを決めた後一ヶ月余実車でのトレーニングも平行して行いました。しかし、所詮にわか仕立てでは初心者が   太刀打ち出来るものではありませんでした。また、目標のチーム100位以内の成績も未達に終わり悔しいの一言で   す。この大会後に次回の目標達成のリベンジを誓い日頃のジョギングに力を入れ始めました。と言っても無理は禁物   で走りはマイペースを維持しておりました。2009年12月からは公園に隣接した1周5.3kmのジョギングコ   ースの周回路を所要タイムを気にして走る事を心がけてきました。それでもタイムは35分がやっとでちょっと気を   抜いた走りや根性なしの走りでは40分も掛かってしまいます。


  • 《ターニングポイント その2》  
  • 2010年の正月の実業団のニューイヤー駅伝や箱根往復駅伝競走を見てアスリートの皆さんの走りに感銘を受け、恐   れ多くも自分のジョギングのイメージに何としても入れ込みたいと願うのでした。アスリートは1kmを3分前後、   5kmを15分前後で疾走します。私とほぼ同じ距離のジョギングコースを私の倍以上のスピードで走り抜けると思   うと、本当に速いのだなぁーと改めて感じます。私が走るコースは高校生や本格派のランナーも走っており、ちょっ   ぴり息が上がって苦しいときに勇気づけられます。そして、30分を目指す気力が生まれてきます。今年になって時   間を意識しながら、リズムを取って少しでも速くという気持ちになりました。意識を強くもち身体と相談しながら走   った1月の末、何と30分を切り自己最高の28分台を出すことが出来ました。


  • 《体力作りの効果》  
  • ジョギングに段々欲が出てきました。区間タイムとゴールタイムです。ストップウォッチを持ち要所の角の通過タイム   を記録して一喜一憂しながら走ることを覚えました。併せてこれまで行ってきたジョギング前のウォーミングアップ   に若干の筋トレを取り入れ足腰の補強に努めました。その結果、この一ヶ月で能力が若干レベルアップしました。昨   年まではジョギングコース1周35分がやっとでしたが、1月21日には31分台が出て、翌々日は何と29分台が   記録できました。こうなるとしめたもので1月31日には28分台に達しました。月が変わりタイムの意識は上がり   2月3日には27分46秒41の自己ベストが出ました。次の日も27分台でした。思えば1年半前にジョギングを   始めたころは1時間あまり掛かっていたのが、今はその半分で走れる能力が備わりました。駅伝選手の走る速度の半   分で走れる能力になったということです。全日本マスターズ陸上競技会の5000mの60歳クラスのタイムは何と   17分〜18分台で走っています。私のジョギング能力はこれに遠く及びません。これからは少しだけタイムを気に   しつつ、長く続けていくという初心に返り無理をしないジョギングで体力を付けていきたい。腰痛に対し背筋と腹筋   を鍛えることにしました。ただし、『目標は高く、努力を怠るな、チャンスを生かせ、』をモットーにしている私は   本当はタイトルに『目指せ ジョギング5km/25分以内へ 』を掲げようと思っていました。


  • 《#811 61歳の体力トレーニング》  
  • 私は大学などで正式な体育学を学んでいない。30数年前スズキのモトクロスライダー時代に当時のスズキ実業団陸上   競技部の監督や部員の皆さんに教わったり、スポーツ本などを読み独自でトレーニング方法を勉強してきました。現   役を退いた後はHRCのワークスモトクロスチーム監督時代に筑波大学の先生とHRCの共同によるモトクロスライ   ダーの因子分析などの、特別研究も立ち会わせて頂いた事もありモトクロスレースの運動強度やライダーの必要体力   を勉強出来ました。さらに、東海大学の先生による指導でHRCモトクロスライダーの体力づくりの合宿にも立ち会   う機会を得ました。このような場に巡り会え分かったことは現役時代にやっていた自分の体力トレーニングはあなが   ち間違ってはなかったと認識しました。近頃はスポーツジムに行けば近代的な器具で効率的に体力トレーニングが出   来ます。現役時代、監督時代の体力トレーニングの知識を会得出来たことで、還暦を過ぎた今の私は費用をかけなく   ても身近な環境で自分の年齢に合った体力作りを行えます。『自分の最大酸素摂取量とは』『心拍数は』を知ること   から始めた自己流トレーニングを紹介しよう。
      1.最大酸素摂取量     ・エアロビクス的な運動を行うには筋肉の活動を持続させなければならない。そのためには酸素が必要である。      最低の必要量を基礎代謝量といわれる。就寝中でも代謝は行われる。     ・代謝量は酸素1リットルが4.9カロリーの熱量を発生することから換算される。     ・安静時には安静時代謝量、運動時には運動代謝量といわれる。     ・運動時の代謝は酸素摂取量によって表される。     ・運動を激しくするほど体内の酸素の需要は増大する。     ・運動強度と酸素摂取量との関係は運動強度が高まるにつれて酸素摂取量とほぼ比例的に増大する。     ・酸素の運搬は血液中のヘモグロビンによって運ばれる。     ・しかし、体内への酸素摂取量には各個人によって自ずと限界がある。     ・安静時には動脈血1デシリットル中20ミリリットル含まれ、末梢から戻る静脈血には15ミリリットルの酸      素が含まれる。運動時静脈血の酸素含有は少なくなる。 これを動静脈酸素交差という。     ・心臓が1分間に全身に送り出す血流量を心拍出量という。安静時は5〜7リットル、激しい運動時25〜30      リットルになる。a. 心拍出量=1回拍出量 x 心拍数 (1分間あたり)     ・末梢で使用された酸素量はb.酸素摂取量=心拍出量 x 動静脈酸素交差で表される。     ・b式にa式を当てはめると、 酸素摂取量=1回拍出量 x 心拍数 x 動静脈酸素交差 となる。     ・すなわち、最大酸素摂取量とは三つの働きが総合的に発揮されたときの最大値をいう。      ◎その人にとって体内への酸素を取り入れる事が出来る最大限界が最大酸素摂取量 VO2max という。       最大酸素摂取量は1分間あたり何リットルの酸素を体内に摂取出来るかという事であり リットル/分の単       位で表される。この値が大きければ大きいほど呼吸循環機能が優れているといわれ『持久力に優れている』       ということになる。      ◎最大酸素摂取量を正確に測定する方法は二通りあります。       直接法:トレッドミルやエルゴメーターで最大運動を数分間持続した時に呼吸を採取し分析する。           呼吸ガス分析器やその他測定装置も必要であり、運動負荷が大きいため危険性もある為大学の研究           室や専門の測定場所で行われる。       間接法:最大に至らない運動での心拍数の変化から最大酸素摂取量を間接的に推定する。一般的にトレーニ           ングジムにある自転車エルゴメーターで測定できる。脈拍とペダル負荷を合わせてコンピュータで           自動的に計算され表示される場合が多い。私はHRC在職中ほぼ15年間昼休みにエルゴメーター           を漕いできた。そのとき測定したVO2maxは55ml/kg/分でした。      ◎モトクロスライダーのVO2max値は60ml/kg/分以上なければならない。       国内一流のマラソンランナーは80ml/kg/分前後の値を保持する。
      2.心拍数     ・運動を行う場合自分の心拍数を目安にすることが必要である。     ・心拍数が高いということは不利なのである。筋力エネルギーを使うとき、心拍数が高いと機械的効率を低下さ      せてしまう。モトクロスレースでは心臓血管系及び呼吸系の循環器系である心肺機能のタフネスが大切です。      ◎運動すると脈拍は速くなっていきます。運動負荷(きつさ)が大きければ心拍数は段々と速くなっていき限       界となる状態が来ます。限界である最高心拍数は年齢で決定されます。ただし、個人差もあります。便宜的       に以下の式を当てはめて求める。絶対的なものではないが、ギンギンのアスリートでない私は、この値を参       考にして体力トレーニングしている。       A.220−自分の年齢 = 最高心拍数、で求めます。       私の場合 220−61=159 となります。      ◎常に自分自身の最高心拍数を基準に運動の強度を調節しながら行うことが必要です。
      3.運動強度と最大酸素摂取量(間接法)     ・運動をしている時の心拍数より運動強度を知り体力作りの参考にしている。        B.最高心拍数に対する割合 %HRmax =(運動心拍数−安静時心拍数)÷(最高心拍数−安静時心拍数)X100         この割合は現在行っている運動(自分がジョギングしたとき)強度にほぼ等しい      ◎上述で計算した値が最大酸素摂取量の割合の負荷で運動していることになる。
        ・私の場合       ◎安静時心拍数=朝ベッドから起きる前に心拍数を計測します。 54です。      ◎ジョギングを終えた直後 136 であった。      ◎最高心拍数は上述Aの式で 159 である。      ◎これらの値を上述Bの式に当てはめると      (136−54)÷(159−54)x100=78.0%         私の現在行っているジョギングの運動強度はちょっと高めの最大酸素摂取量の約78%となっている。       持久力エアロビック系と無酸素アネロビクス系の境界のトレーニングを行っていることになる。ジョギング       中はもう少し心拍数は低いかもしれない。ゴール前の最後の追い込みでペースを上げる為、若干心拍数が高       くなるようだ。正確なデーターを求めるなら心拍計測可能なコンピュータ付腕時計を着ければ良いのだが、       今の私レベルでは、そこまでしなくても手を添えれば脈拍はカウントできる。何しろ無料だ。      ◎体力向上の目安としては最大酸素摂取量の数値を向上させる様な運動すること、       その運動は持久力的なもので、最大酸素摂取量の65%〜70%の負荷で1回15〜20分間を週3回行う       のが効果的である。(アスリート・スポーツマンはさらに負荷が高い75〜80%で)
            4.実際に負荷を上げたジョギングを行った結果(減量)     ・体重減を実現しました。 昨年末の体重は65.0kgでした。現在は63.3kgです。     ・ボディマス指数(BMI)は23.5で標準値です。       BMI(Body Mass Index)とは体重を身長の2乗で割った値で肥満度を表す指数     ・体脂肪も16.3という値となりました。(自宅の体重計による)


  •  『体力トレーニング』   
  • 若い頃のモトクロスライダー時代は全身くまなく筋力トレーニングを行っていたが、さすがに、還暦を過ぎると同じメ   ニューを出来るわけない。近くの公的な体育施設に行けば近代的なトレーニング機器があり比較的安く、効率的には   出来る。しかしながら、器具の順番待ちなどの無駄な時間や自分のリズムでメニューをこなせない場合もあり見合わ   せることにした。考えた結果、住居の前のちょっとした広場とベンチを利用することにした。以下は1月より始めた   1時間コース+ジョギング(30分)のメニューです。   1.ウォーミングアップ(冬期)     ・その場足踏み            400回     ・その場ジャンプ           100回     ・両腕をクルクルと回転させる動作    60回     ・両腕を横に広げる動作(腕を振る)   60回     ・身体を左右にねじる動作(腕を振る)  60回      ◎全身に暖かみが出てきて少し汗を感じる状態
      2.ストレッチ     ・肩、腕、背中、胸    時間:40〜50頭の中でカウントする。(約30秒)     ・体側、腰ねじり        以下同様     ・腰前屈、背そらし     ・骨盤、肩、腰     ・太もも、腰     ・太ももの裏(ハムストリングス)      ・股開き     ・ふくらはぎ     ・鉄棒ぶら下がり、肩のばし      ◎額や背中に汗が出てきて運動の準備が整う、ポカポカする感じ。
      3.負荷の軽い筋力トレーニングアンクルウェイトは1個 1kg)     ・背筋   アンクルウェイト2kgを着け片方の足を後ろにスローで水平まで上げる     左右 20回     ・太もも  ウェイト2個を持ちスロースクァット(ハムストリングス)              20回     ・腕    ウェイト2個を首に乗せてスロー腕立て伏せ                     20回     ・腹筋   ベンチに仰向けから頭起こし(クィックで)オールアウト               30回     ・太もも  ウェイト2個を着けスローで膝の曲げ伸ばし(片足ずつ)               20回     ・腹筋   ウェイト1kgを両足に着けベンチに座り足を伸ばした状態で上下げする        20回     ・ふくらはぎ 片足でつま先立ち後踵を上げ下げする(体重+2kgが負荷加重)オールアウト 左右 60回     ・ベンチ上がり 50cmの高さのベンチを上がり下りるを繰り返す体重+2kgが負荷加重) 左右150回     ・ふくらはぎ、背筋、バランス アンクルウェイト1kgを両足に着け大股で前進、                    膝を伸ばし片足立ち、このとき後ろ足は水平に           20歩     ・太もも  アンクルウェイトを両足に着け歩行 膝を直角に上げた後伸ばし1秒静止        20歩
        4.ジョギング     冬場は5.3kmの周回コースを1周、タイムを気にしながら30分を目指して意識して走る。     夏場は10kmの公園コースを走る。立ち止まりも気にせず、距離を走りきる意識を持つ。


  • 『スペシャルストレッチ』 
  • ストレッチはウォーミングアップなどをして身体を温めたあと行わなければなりません。風呂の後で身体が温まってい   る内に行うのも効果的だと思います。現在ジョギングする前にストレッチをしていますが、朝の寒い時間ですのでじ   っくりとはいきません。やはり、夜寝る前にストレッチするのが最適であると考えました。しかしながら、汗をかき   にくい冬場はいっそのこと風呂の中でやってしまえば時間の節約にもなりそうだと思い実行しました。風呂場であら   ぬ格好となりますが誰にも見られることないのでじっくりやっています。温めの38℃〜40℃で湯船の中で約1時   間で太もも、腰回りを中心にストレッチを行います。汗がドバッと出てくるためコップ1杯の水を補給して入ります   。風呂から出るときは冷たいシャワーで身体を冷やし、汗を抑えます。   1.まず肩までつかり、額に汗が滲んでくるのを待ちます。     ・腕を伸ばし両手の手首のストレッチをします。          時間:40まで数えます。(約30秒)      その逆もおこないます。     ・肩のストレッチ、片手を首の後ろへ片方の手で肘を後ろに押す。     以下同様      その逆も行います。      ・腕を伸ばす手のひらは上向き、片方の手で肘を手前に引く      その逆も行います。    2.両膝を曲げ横に右側に傾けます、浮かび左肩を下に腰をねじります。(狭いのでちょっと窮屈です)               その逆も行います。   3.浴槽の角に両足をのばして揃えて上げ(つの字姿勢)て姿勢保持太もも、背中を伸ばします。   4.辺の長い方に向き、あぐら姿勢から片方の足(左足)を湯槽の上部の角に上げて、頭を近づける。     その逆も行います。   5.体操座りから足を交差(左足を横にして)左手で右脛をてこに身体を右にねじります。      その逆も行います。   6.エビぞり、伏臥状態、湯槽の辺の短い側に両膝を曲げて、対面の辺に腕をたて身体を反らします。   7.仰向けに湯船につかり湯槽の辺の短い側の角に首を乗せ左右に頭を振ります。(首の筋肉をほぐす)   8.再びエビぞり状態になり、身体を左にねじる。      その逆も行います。   9.湯槽につかり首の前後・左右・斜め前左右のストレッチをする。  10.辺の長い方に向き足の裏を合わせ上部の角に持ち上げます、両手で湯槽の上部をつかみ引きつけ身体を支えます。      顔を足先に出来るだけ近づけ太ももを伸ばします。  11.洗い場で身体を横に曲げます。左右行います。  12.洗い場でいすに座り足を伸ばした状態で身体を曲げます。太ももを伸ばします。      この後身体を石鹸で洗いきれいにします、  13.もう一度湯槽につかり息を整えます。(3分間)  14.冷水シャワーを浴びて、終了です。  15.風呂から出たら、冷たい牛乳200mlにプロティンパウダーを入れ飲みます。


  • 『最後に思うこと』
  • 小学校の頃からかけっこが好きでそれも長い距離を得意とした。中学の頃は陸上、体操部と身体を動かすことを憶え、   高校生の頃からバイクに接してました。背は165cmと小さくても丈夫に育ったようだ。後にこの育ち方が役に立   ったと思っている。田舎の16歳の高校生が初めて見たモトクロスレースに憧れ、必ずやワークスチーム入りして外   国に行くぞと大きな『夢』を持ち続けました。私を支えてくれた多くの方々や友人のおかげでカワサキ、スズキ、ホ   ンダのバイクに乗り若い頃の『夢』を実現しました。バイクに乗るときはもちろん、体を鍛えるためのトレーニング   している時も16歳のときの『夢』を抱いた気持ちを忘れません。苦しいときは誰もが苦しいのであって粘ることも   『夢』というエネルギーが燃えて前に進みます。60歳を過ぎた今、新しいことに、これまでやってきたバイクのこ   とにも更なる『夢』を持って、人生の最終コーナーに向けて自分のペースで楽しみたいと思います。


    。。。。

    [ツノダ号はもうすぐ長い眠りから目覚めます。] 
  • 昨年の12月より、サイクリング車ツノダ号の蘇りを計るべく、自転車専用ツールなども入手しツ  ノダ号を慎重にオール分解をしてきました。各部のパーツも細かく丁重にバラシして洗浄、磨きも  してきました。これまでツノダ号は、雨風をしのげるベランダに保管とは言え屋外であったため二  十数年の歳月でかなりのダメージを受けてました。前回のトピックでお知らせした様にスポークや  サドルは朽ち果ててちょっと無残な感じでした。フォーク、フレームのチェーンステイ部やシート  ステイ部のメッキは月日が経った頑固なさびのため、さび取り溶剤やコンパウンドで出来る限り除  去しました。しかし、さびは取り難く必死に研磨を重ねたため残念な事にメッキの下地が出てきて  修復は不可能な状態に。フレームの再メッキは大事になるため、ツノダ号に申し訳ないが磨きを絶  やさずに、これ以上さびない様に現状を維持して行きたいと考えます。  バラシ磨き作業をしている間に、交換するパーツをどのように入手するか思案し近隣の自転車店に  出向こうと思いましたが、年老いたツノダ号パーツが揃うだろうかと心配になりつつ、得意の?イ  ンターネットで情報を得るべくパソコンのSWを入れました。Webを検索したしたところ、蘇ら  したいツノダ号に合うパーツが手に入りそうなお店を見つけました。元祖自転車通販の千葉県松戸  市の『サイクルサービスおおやま』さんでした。新しいスポークを希望サイズで希望数を製作して  くれました。昔のサイズ26.2mmのシートポストや昔タイプのシマノIGチェーンも手に入り  ました。ツノダ号に合わせたダブルレバー用ブレーキ・シフトケーブル類等々も問題なく発注でき  ツノダ号の再組立ての準備が出来ました。サドルは考えた結果現代風にしました。インターネット  通販は余り経験が無く心配な面がありましたが、『サイクルサービスおおやま』さんとはパーツを  注文してから確認のメールを一二度やりとりして直ぐに発注パーツが届き安心しました。  新しいスポークが届いたところでハブ、リム、スポーク、ニップルの難しいホィール組みに挑戦し  、もちろん振れ取りにも挑戦しました。私は振れ取り台を持ってないため思案した結果、新しく組  んだホィールをフォーク、フレームにセットして振れを取ることにしました。フロントホィールは  バイスに挟んだフォークにセットしニップルを均等に締めていき、スポークに張りが出てきた頃、  自転車専用の丸いスポークレンチで四分の一回転ずつ締めたり弛めたりしながら2時間ほどの作業  で何とか縦横の振れが目視0.5mm以内に収まったと判断し良しとしました。リヤーホィールは  ギヤーがセットされるためホィール中心でなくハブオフセットでリム中心を右にずらさなければな  らない。フロントよりは難しいスポークの締め付け作業となりました。リヤーホィールも時間は掛  かりましたが振れもフロントと同じように出来ました。前後ディレー(変速機)は分解しグリスを  塗りスムーズな動きを保持できる様になりました。前後ブレーキも細かく分解しコンパンドで磨い  た後、センターの回転部分にグリスを塗り組立て直しました。自転車のほとんどのパーツは良く見  るとボルト(ネジ)、ナットで直列的に組み立てられており、弛むと事故に繋がる事になるため締  付け作業は慎重さが要求されます。二ヶ月あまり自転車のオール分解と磨き、そして各ベアリング  や回転部にグリスを注入し、新しいパーツも手元に届いたためいよいよ組み立ての時がやって来ま  した。昨年の分解始めからしばらく経っており、各部の原理原則を考えながら間違いをしない様に  確実に組立てなければと思います。蘇ったサイクリング車ツノダ号のペダルを踏めるXデーはいつ  の日になるだろうか。本当に楽しみだ。次回は試乗の結果をお知らせしたい。


  • 【参考文献】  別冊宝島 スポーツ科学・読本

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