SPDIF Signal Monitor (01/16/2000)


東芝製デジタルオーディオ用送受信IC(TC9245,TC9271)を使ってSPDIF信号の内容?を見る物を作って見た。そもそも、これを作るきっかけは,例のCIM−8338搭載のサウンドカードのデジタル出力がまともに動かないので(外部の機器がロックしない)、CIM−8338が吐き出すSPDIF信号がどうなっているのか確認したかったからである。年のせいか、製作に取りかかってから完成させるのに6ヶ月以上もかかってしまった。(集中力の欠如か?)

基板は、2枚ともガラエポの片面基板で、EDA TOOLを用いて回路図入力からレイアウトまで、このソフトでやってみた。ソフトを使いこなすまでに相当の時間がかかったが,なれると非常に便利な物だと実感した。

ICのスペック上、受信できる信号は、16Bit(32K、44.1K、48K)に限られる。

光、同軸入力は基板上のジャンパーピンで切りかえる。出力の方は同時出力である。受信部では、サンプリング周波数、エンファシス・ビット、コピー・ビットおよびエラーの有無が確認できる。送信部では、受信部で受けた信号を再びSPDIFフォーマットに変換して送り出す。DIPスイッチによりICの各種設定が出来るが、詳しい事はICのデータシートと回路図から理解できるはず。 

受信部の回路図(SPDIF_TC9245.PDF)  (PLL部分の定数を変更しました:02/02/2000)

送信部の回路図(SPDIF_TC9271.PDF)