クモハユ Home へ戻る         鉄道のページ へ戻る        そこを見たい! へ戻る

DD14ロータリー式除雪車


 国鉄→JRのロータリー式除雪機関車の代表形式。昭和36年〜54年までに43両製造。
 DD13を基本に、冬はロータリー式除雪車、夏はロータリーヘッドを外して入換用として
使用されるよう、設計・製作されました。しかし実際にはロータリーヘッドを外して入換用と
して使われる事は少ないようで、ロータリーヘッドの無いDD14の写真は殆ど見ません。
特に近年はJR化により機関車の運用が限定されているため、年中ロータリーへッドをつけ
夏は庫で寝ているようです。

←DD14 317 新津の展示にて

 正面から見てロータリーヘッドと向かい合うと、窓が4枚並んでいます。その一番右側
(ロータリー車として走る場合の進行方向左側)が運転席となります。残りは保線の人が
ロータリーのかき寄せ翼を調節したりする場所となります。
 ココでポイントとなるのは「運転席が横向き」というコト。
「夏はロータリーヘッドを外して入換用」ということから、このようなレイアウトとなっています。
しかし、この運転席からロータリーのつかない側に進むのは勇気がいりそうです。ロータリー
ヘッド無し(即ち、入換に使用中)のDD14の写真を殆ど見ないのもナットクです。

 

運転室の写真は「その2」にあります。まずは、会津若松運輸区のDD14 314と331の写真。

ロータリーヘッド(ココでの左右は、ロータリーとして走った場合の進行方向です)
        
左側の写真。                      機関車本体とロータリーヘッドとの
ちなみに、運転席はこちら側です。        接合部。写真ほぼ中央にある灰色の
機関車本体からロータリーへ動力        軸が機関車本体からロータリーへ動力
を伝える軸が、ロータリーヘッドに        を伝える軸です。
対して横に貫いています。              ほかも結構複雑な構造をしています。

 

          
右側です。                        同じく接合部。複雑ですが、軸が無い
                             分、シンプルに感じてしまいます。

                     
正面から見たもの。手前にかき寄せ羽            後ろです。至ってシンプルです。
その後ろに投雪用の回転羽。上方には          お化けの一つ目小僧の如くライトだけ。
掻き込み状況を見るために鏡があります。        現在は重連使用が原則で、こちら側は
尚、この写真は機関庫の中で待機中の          他の機関車との連結面となるので、
写真のため、掻き寄せ翼が開かないよう         先頭になるコトは、現在では皆無に
手前に見える黄色い棒で固定してあります。       等しいです。

 

その2へ続く                                             その2へ続く

 

クモハユ Home へ戻る         鉄道のページ へ戻る        そこを見たい! へ戻る